ローラースケート
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ローラースケート(roller skate)とは、普通4個の合成樹脂製の車輪を靴底に取り付け、地面を滑走できるようにしたもの。またそれを履いて行う競技も指す。アイススケートのように靴ごとスケート専用に作られたものが一般的だが、ベルト固定式で普通の靴に装着するタイプのものもある。
自動車のように車輪を四角形に配置するクワッドスケート(Quad skate)と、全ての車輪を縦一列に並べたインラインスケート(Inline skate)の2種類がある。後者はローラーブレードと呼ばれることもあるが、これはインラインスケートの草分け的存在である、ローラーブレード社の商品名から発したものである。
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[編集] ローラースケートの起源
十八世紀のイギリスまたはベルギーにて演劇のアイススケートの場面を再現する為に作られたものがローラースケートの原型だとされるが、これが広まる事はなかった。
1863年のアメリカにて最初のクワッドスケートが発売されて広まる。
1979年のアメリカにてローラーブレード社のインラインスケートが発売される。
[編集] 日本におけるローラースケート
日本では1952年(昭和27年)にローラースケート同好会が発足している史実を日本ローラースポーツ連盟の歴史から確認することができるためそれより数年前からローラースケートがスポーツとして広まり始めたことが伺える。
日本でのローラースケートブームは度々発生しており特に1970年代頃より始まった「ローラーゲーム」と呼ばれるローラースケートを使った競技が存在し子供達の間で一躍ブームとなった。 その後も沖縄を発祥の地としてローラーディスコがブームとなる。
日本では、道路交通法の関係上交通量の多いところでローラースケートをすることは禁止されており、また公園でも設備が傷む・やすらぎの場としての風紀を乱す等の理由から禁止されていることが多い。その為、アメリカと比較するとやや窮屈な思いをしなければならない一面もあるが、一部のスポーツ公園やボウリング場などにおいてローラースケートリンクが併設されていることもあるので、存分にローラースケートを楽しみたい人はそこを探してみるのもいいであろう。また、アグレッシブインラインスケートはスケートパークで楽しめるところがある。
[編集] インラインスケートの登場
元々のローラースケートは自動車の車輪のように前方・後方にそれぞれウィル(タイヤ)を2個ずつ配置するタイプのものだったが、1970年代に入るとアイススケートの滑る部分(ブレード)のように、ウィル4個を縦に一直線に配置したタイプのもの(インラインスケート)が現れた。旧来のウィルの配置は足と地面の接地角度が悪いと足首に大きな負担がかかるものだったが、足幅の中心線にウィルを並べたこの配置は体重を支えやすく、現在ではこちらが主流になっている。なお、多様化した現在のインラインスケートのシューズではウィルの数は4個とは限らず、5個や2個のものなども存在する。
クワッドスケートとの違いとしては、ブレーキの役目をするゴム製のストッパーが従来ではつまさき側についていたものがインラインスケートではかかと側についているといったことがあったり、スキーのブーツを思わせる専用のスケートシューズ固定式で、主にバックルなどを使って固定する方式になっているなどの違いがある。
インラインスケートはクワッドスケートより直進性に優れ、スピードが出やすい特性を持つ。その特性を生かして、ロードレース、マラソン競技などがインラインスケートになってから盛んになった。
ローラーブレードと呼ばれることもあるが、ローラーブレードはローラーブレード社の商標であり、本来はローラーブレード社製のインラインスケートのみを指す。
スキーなどのオフトレなどにも活用されている。スノースキーに比べて横ズレを起こさないため、より正しい荷重をしないとターンが出来ない。
[編集] ローラーシューズの登場
スニーカーの底に格納式のウィルを備えるなどして、簡易型のローラースケートとして使える靴「ローラーシューズ」が登場する。2000年代には踵にだけ一つのウィルを埋め込み、より手軽に使える「ヒーリーズ」が登場し、日本で子供を中心に人気を集めた。
[編集] ウィルについて(Wheel)
ローラースケートに使用するウィルは、スケートをする場所によって様々に使い分けると快適なスケーティングが楽しめる。一般にウィルの硬度は「(数字)A」で表される。レーシング用には縦に5つウィルが付いたものを利用する事で速度を向上させることができる。ホッケー用には縦に4つ並んだそれぞれ大きさの異なるウィルを用いることが多い。
[編集] アグレッシブインラインスケート
アグレッシブインラインスケートとは専用のインラインスケートを使用して、ジャンプ台を利用してジャンプする「エアー」、階段の手すりなどに飛び乗り滑り降りる「グラインド」などを行うジャンルである。 エクストリームスポーツ(X-SPORTS),アクションスポーツのカテゴリーの中のひとつとしても知られている。 同種のスポーツであるスケートボード、BMXと併せてB3と呼ぶことがある。
過去「スタント」としてクワッドスケートの時代から存在したジャンルであるが、ギアがインラインスケートになり、よりスピードが出るようになり、安定性がましたため飛躍的に進歩した。1990年代前半ごろ、インラインスケートで普通に平地をすべるのに飽きたスケーターたちの中で、ジャンプをしてみたり、手すりに飛び乗ってみたりという遊びが流行するようになり、それがジャンルとして定着した。
登場当初には使用するインラインスケートは通常の地面を滑るインラインスケートと区別はなかったが、ジャンルが進化するに伴い、技をより容易かつ安全に行えるようにアグレッシブインライン専用の製品が開発され、各メーカーから発売されるようになった。アグレッシブインラインを通常滑走用の製品で行うことは、非常に危険であり絶対に避けるべきである。
アグレッシブインラインをするための場所として各地にスケートパークが作られている(実際にはスケートボード、BMXなどと合同で使う形式のものが大多数である)。
アグレッシブインラインスケートの技術を競う大会も開催されている。 プロスケーターによるワールドプロツアーも米国、欧州、アジアなど各国で開催されている。 日本からも安床兄弟(安床栄人、安床武士)、金島総一郎などが積極的にプロツアーに参戦し、好成績を収めている。
大会は通常は各地のスケートパークを会場として行われるが、 プロ戦など大きな大会では、スタジアムなどを貸切って特設スケートパークで行われることがある。
大会の競技種目は広い敷地にジャンプ台やレール(手すり)を配置したコースを使用して競う「STREET(PARK)」競技と、ハーフパイプ(半円のジャンプ台)を使用して競う「VERT」競技が主な種目。
採点の基準は各大会によって若干異なるが、
- 「エアートリック」…空中でのジャンプの高さ・難易度・形、回転トリックの難易度・形
- 「グラインドトリック」…レール(手すり)やカーブ(縁石)に乗って、スケートの車輪以外の部分で滑るトリックの難易度・形
- 「ルーティン」…すべる際のラインの選び方や技のつながりなど
- 「スタイル」…独自性
- 「インパクト」…意外性
などが主な採点基準である。
ただし、アグレッシブインラインはこのような大会向け競技種目の側面だけでなく、スケートボードのようなストリートカルチャーとしての側面も併せ持つ。具体的には、主に街中(ストリート)においてゲリラ的にグラインドなどを行ったりする「リアルストリート」というジャンルが確立されている。
[編集] トリックスラローム
トリックスラロームとは直線上に等間隔で並べたパイロンを、インラインスケートでスラロームで通過していくジャンルである。 通過していく際に様々な「トリック」を織り交ぜていくためこの名が付いた。
[編集] パイロンの配置
トリックスラロームでは直線上に等間隔のパイロンを並べるが、日本ではなぜか150cm間隔で並べるが、世界的に"スラローム"の標準であるフリースタイルスラローム(FSS)では、120cm、80cm、50cm間隔である。 個数の規定は様々で、パイロンの間隔に合わせて12個~20個が一般的。
[編集] 基本トリックとコンビネーション
トリックスラロームにはいくつかの基本的なトリックがあり、これらを組み合わせたコンビネーション・トリックでルーティンを構成する。
- 「クロス」…足を「X」形に交差させてを跨ぐ。
- 「スネーク」…足を前後に開き、蛇がくねる様にS字に通過する。
- 「ワンフット」…片足だけでパイロンを通過する。
- 「オープン」…つま先を外方向に開いたままで滑る。
- 「クローズ」…つま先を内方向に閉じたままで滑る。
- 「Bスピン」…パイロンの間で1回転のスピンをする。
- 「Oスピン」…パイロンを跨いだまま1回転のスピンをする。
基本トリックは進行方向によって「フォワード:F」「バック:B」の接頭詞を付けて呼ばれることが多い。(例:Fクロス、Bスネークなど)
コンビネーション・トリックはこれらの基本トリックを組み合わせた「ルーティン」であり、「飛燕」「不知火」「大蛇」「龍旋」などの和名のほか、「Volte」「Crazy」などの洋名のついたコンビネーションもある。
[編集] トリックスラロームに適したスケート
アグレッシブのような「専用」という製品はなく、どのようなタイプの製品でも可能。 ただし「トリック」を行うには素早い荷重移動に耐えられるものが操作性、安定性に優れるため、剛性の高いものが好まれる。
その他、操作性を高めるために、ウィールの直径は80mm前後、さらに一般的には4つのウィールのうち一番前と後ろの二つのウィールをやや小さめにする(ロッカリング)などの工夫がなされている。
[編集] 主な大会
[編集] インラインスケート
国際インラインスケート 岐阜長良川大会(通称:ぎふ長良川カップ) - 1995年から1500人以上が参加して岐阜市の長良川公園で行われている国内最大規模の大会。
- 毎年11月上旬に開催される。
- 開催競技
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- インラインクロス
- インラインホッケー
- ロードレース
JASPA(Japan Aggressive Skating Public Association) - アグレッシブインラインスケートの全日本選手権大会。前述のプロスケーター「安床兄弟」が所属する(株)グッドスケートが主催している。上位に入賞したアマチュア選手には米国で開催されているアマチュア世界選手権への出場権が与えられる。
- 毎年7月~9月に開催される。
- 開催競技
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- VERT(ハーフパイプ)
- STREET(PARK)

