スピードミントン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
屋上でプレーされるスピードミントン

スピードミントンSpeedminton、として日本で知られるようになったが、スピードミントンはドイツスピードミントン®社の登録商標である。このスポーツの名前はSpeed Badmintonスピードバドミントンと、表記されるのが正しい。)

このスポーツの一番の特色はネットが要らないので、どこででもできること。2人のプレーヤーが12.8メートルの距離を挟んでそれぞれ5.5 x 5.5 メートル四方のコートに向かい合わせに立つ。スピーダー®と呼ぶボールを相手コートに向けて打ち合う。1セットは16点までですべての得点をカウントする。先に2セットを取ったほうが勝ち。


歴史[編集]

スピードミントンは、バドミントンを屋外で行うためのバリエーションを試行していたベルリン在住のBill Brandesによって考案された。通常のバドミントンを屋外でプレーしようとするとバドミントンシャトルコックが軽いためによってプレーに支障が出てしまうためである。

スピードミントンシャトルボールは重さとデザインが違うためゲームのテンポも速い。

このニュースポーツに考案者が最初につけた名前はシャトルボール(shuttleball)であったが、2001年にスピードミントン/スピードバドミントンと改名されている。

2003年にはドイツ国内で競技人口が約6,000人にものぼった[1]。ただし、ドイツでの競技人口は増えたが近隣諸国を含めた国外での普及度は低い。これは、Speedmintonが特許により独占されており、Speedmintonも登録商標登録されていて自由に使えないことが普及を妨げている。

2005年には最初のチャンピオンシップがベルリンで開催されている。

欧米を中心として約20カ国でプレーされており、日本では2005年から行われるようになった[2]


スピードミントン®株式会社は2006年に設立された。それから5年後の2011年、全世界をカバーする国際組織ISBOが設立され、29カ国から373人の選手が参加し、第一回世界大会が開催された。2013年には第二回世界大会が開催され、2014年にはヨーロッパ選手権大会がポーランドワルシャワで行われました(7月24日〜26日)。日本からは2名の選手がアジアから初めてゲスト参加し、ドイツチャンピオンチームと親善試合を行った。隔年で、地域大会と世界大会が交互に行われる。スピードミントン®ジャパンは2020年のアジア選手権東京大会・2021年世界選手権東京大会開催を目指している。

2014年7月から日本代理店が営業を開始。日本でのスピードバドミントンの普及を目標に用具の販売と、活動の支援をしている。

コート・用具[編集]

スピードミントンのコート図

コートはサイドにある5.5m(18 ft = 5.4865 m)四方の正方形のエリア(以下スクエアと称す)二つからなる。スクエア間の最短部の距離は12.8m(42 ft = 12.8018 m)で、テニスコートを縦に半分にした広さでプレーできる。コートは場所を選ばず、芝生、砂浜、雪上ありとあらゆる場所でプレーされる。

ラケットはスピードミントン専用のものを使う。ラケットのデザインはバドミントンのものとは大きく異なる。ラケットボールのラケットやテニスの変形デカラケ(wilsonの杓文字型ラケット)に似ている。スカッシュのラケットより柄がかなり短い。シャトルボールはバドミントンのものより重くデザインも違う。スピーダーSpeeder)と呼ばれるもの。倍近い9グラムの重さで頭の部分がゴルフボールのようにディンプル加工されており、最高で時速280キロ以上ものスピードが出る。スピードミントン®社のイベントではスピードチェックという機械で速度を図るゲームも可能。

Speedminton speedset.jpg


この写真の商品はかなり古く、現在販売されていない。 日本でのスピードミントン®社製品の販売は、正規代理店より2014年9月半ばから開始予定。

ルール[編集]

ゲームの目的は相手側のスクエアにシャトルコックを直接打ち入れることである。

  • サーブを失敗した時
  • シャットルコックが相手のスクエアに届かなかった時
  • コートに着いてから打ち返した時
  • 二度打ちした時
  • シャトルが体に当たった時

以上の場合は、相手の得点となる。

ゲームはどちらかが16点を取れば1セットとなる。ただし15点もしくはそれ以上のスコアで同点となった時は2ポイント差がつくまで延長して行う。5セット制でどちらかが3セット取れば勝ちである。1セットごとにサイドを交代する。

サーブはアンダーハンドで行い3点入るごとに交代する。ただし、スコア15対15以上になった時は交互に行う

バリエーション[編集]

  • ダブルス : ダブルスもシングルスコートの中に2人ずつ入って行う
  • スピーダー®Speeder : スピードミントンより重量のあるシャットルコックを用いて、さらに速くしたもの。
  • ブラックミントン: 蛍光材を使った用具で夜にプレーするスピードミントン。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

スピードミントン社日本代理店の公式ホームページ

日本スピードバドミントン協会の公式ホームページ http://www.speedbadminton.jp スピードミントン®社ドイツホームページ http://www.speedminton.de/home/ ISBO インターナショナルスピードバドミントン協会 http://www.isbo-speedbadminton.com/

  • Speedminton - スピードミントンのプロデューサーによるサイト。ビデオ、写真、その他このニュースポーツに関する情報がある。
  • Speedminton Gekkos Berlin e.V. - ベルリンにある最初の公式スピードミントンクラブ (ドイツ語)