オートレース

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オートレースとは日本におけるモータースポーツの1つで、プロオートレース選手達が競走車(現在では二輪車のみ。過去には四輪車もあった)によって行う公営競技である。

目次

[編集] 主催者など

監督省庁は競輪と同じく経済産業省小型自動車競走法に基づいて財団法人JKAが運営し、指定自治体がパリミュチュエル方式により勝車投票券(車券)を販売する。

川口市船橋市伊勢崎市浜松市山陽小野田市飯塚市の1県・6市が主催している。

[編集] オートレース場について

[編集] 競輪との統合等について

オートレースはこれまで日本小型自動車振興会が運営してきたが、2005年(平成17年)の閣議決定「行政改革の重要方針[1]」、及び、2007年(平成19年)6月13日に公布された「自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律」に基づき、2008年(平成20年)4月1日を以って解散し、同日を以ってオートレースに関する業務は財団法人JKAへと承継された[2]

この財団法人JKAは、日本自転車振興会が日本小型自動車振興会を統合し、新たにオートレース事業を開始するにあたって名称を変更したもので、事実上競輪とオートレースは同一の法人によって運営されることとなった。 また、これに併せて各地の「自転車競技会」及び「小型自動車競走会」も、それぞれ2008年4月30日までに公益法人に移行した。

[編集] 競走

オートレースの競走(レース)は通常1日12レース行われる。1競走の出走数は通常8車で、1周500メートルオーバルコースを規定の周回数走行することで行われる。スタートラインはゴールラインの100m後方に存在し、走行距離が100mプラスされる。

一般レースは6周回(3100m)、G1・G2は優勝戦が8周回(4100m)。SGは準決勝戦が8周回、優勝戦が10周回(5100m)で行われる。

開催は3日、4日、5日間の連続開催、勝ち上がり方式で行われレースは一般戦、予選、準決勝、優勝戦で構成される。 選手間に技量差があるためレースの大半がハンデレースで行われる。近況の着順やタイムを参考に番組編成委員によって距離によるハンデが選手へ与えられる。スタートラインを0線(通称ゼロせんまはたゼロハン)と呼び、以下10m毎に最大110mまでのハンデが選手へ課せられる。このため、ハンデレースは有力選手による後方からの追い上げ、比較的軽いハンデ位置からの逃げ切り、2つのレース展開が同時進行する。

選手の技量差が僅差のレース(主にグレードレース)は、0mまたは10m線から8車横一列でスタートするオープンレースで行われる。 オープンレースは主にスタート力に優れた選手が逃げ切る展開が多い。 SG「日本選手権オートレース」は、全レースがオープンレースで行われる。

  • グレード開催の種類

他の公営競技同様グレード制の競走体系をとっており、年5回行われるスーパーグレード (SG)はその頂点にある。その他、G1・G2と呼ばれるグレードレースが存在する。詳しくはオートレースの競走一覧を参照。

[編集] レースまでの流れ

[編集] 試走

選手が枠番順に隊列を組んで走り、競走車の調子等を見せる。主催者が全力で走行していないと判断した場合は、当該選手のみ再試走を指示される。試走後は主催者より試走タイムが提示されるが、再試走を行った選手は試走タイムに「再試走」と表示される。

[編集] レース

各選手が所定のスタートラインに前輪を合わせる。ゲートなど車体を固定する機器は使われず、係員が前輪位置を確認する。走路外右側に設置された発走合図機(大時計)が発走10秒前に緑色の合図灯が点灯、5秒前から針が回転。正立位置で全選手が一斉にスタートする。万一、大時計やフライング監視の為のセンサーなどスタート制御のシステムに不具合が発生した場合、係員による黄色と白色の手旗発走で代替される。

スタート後は規定周回数走行し、ゴールとなる(周回数は上記参照)。

主な規定は以下の通り。

  • スタート時にフライングした場合は再発走となる。フライング発生時には、大時計の赤ランプが点滅してフライングであることが観客にも伝えられる。予選・準決勝戦の場合、当該選手は優勝戦へ出走できない(失権)。再発走で同じ選手が再びフライングした場合は欠車(当該選手に関する車券は返還)となる。
  • 追い抜く際は原則として外側から追い抜く。ただし十分なスペースがある場合のみ、内側からの追い抜きが可能。
  • 良走路で3着以内に到達したとき、レース本番の上がりタイムが試走タイムよりも短くなった場合は、「タイムアップ」として「参加解除(即日帰郷)」および「次節休場」の処分となる。

落車転倒などで競走車・部品がコースに残留した場合や、競走車のギアボックス等の破損でコース上にオイル類が散ってしまった場合は、安全性や公平性の観点から即座にレースが中止(赤旗)となり競走不成立となる。不成立となった競走の車券は、全額返還される。

[編集] イメージキャラクター

選手で元SMAPメンバーの森且行[3](25期、川口オートレース場所属)がテレビCMやポスターに登場している。歴代のイメージキャラクターは小倉優子菊川怜藤岡弘赤井英和吉田拓郎岡本夏生である。また、オートレース場独自のイメージキャラクターが存在し、伊勢崎オートレース場ではマスコットキャラクターとして「キラットくん」が、浜松オートレース場では「ブンブンボーイ」がイメージキャラクターを担当。川口オートレース場では、2006年4月から2008年3月までGacktが務めていた。

芸能人でオートレース好きの草分けは、作曲家平尾昌晃である。川口オートの常連で年間ボックスシートを持ち、また同レース場のテーマソング『ぶっちぎりの青春』の作曲も手がけているほど。

[編集] 歴史

[編集] 近況

25期には元SMAP森且行選手、29期にはMotoGP125ccクラスの元世界チャンピオン青木治親選手らが活躍している。2011年には全日本ロードレース選手権GP250元チャンピオン、青山周平選手に加え、44年ぶりに女子選手2名が誕生した[4]

しかし、レジャーの多様化等公営競技全体の売り上げが低迷する中、オートレースも例外ではなく開催日削減、選手の賞金削減、競走会統合による組織のスリム化、一部業務の外部委託等ここ数年間で合理化が進められた。

過去年間最高賞金記録は、2004年高橋貢伊勢崎オートレース場所属)による148,124,255円。ただ、同じ公営競技ながら既に2億円プレイヤーが誕生している中央競馬、競輪、競艇と比べると低い。その理由は、オートレース場自体の数が少なく開催日も少ないことが要因の一つとされる。

[編集] 放送での中継

  • 放送媒体では、スカパー!と一部のケーブルテレビ局にて配信している「ベターライフチャンネル」(ch216)、「240スタイル(Shop240)」(ch240)において実況中継を行っている。
  • また地上波では群馬テレビが伊勢崎オート場のレース実況を主にナイター競走分で随時、テレビ埼玉では「バッハプラザ」内にて川口オートレースのレース結果、展望を開催前日から毎日放送している。
  • 特別競走(SG・プレミアムカップ)では、BS11による優勝戦の放送が行われることがある。
  • オフィシャルサイト内「オートレースネットスタジアム」、ライブ配信サイトUstream「第2オートレースCHANNEL【1】・【2】」にて全レースインターネット生中継&オンデマンド配信されている。

[編集] 脚注

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  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ オートレースの実況等ではジャニーズ事務所の意向もあり元SMAPのフレーズは使われていない
  4. ^ このうちの1人である坂井宏朱はデビュー半年後の2012年1月に練習中の落車事故で死亡した(女子オートレーサーの坂井宏朱さん激突死…練習中に落車 - スポーツニッポン 2012年1月16日)。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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