アスリート

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ジム・ソープ (1912年夏のオリンピックにて)

アスリート(athlete)とは、英語で運動選手スポーツマンなどという意味の言葉である。スポーツ選手とも。競技会、コンテストの参加者を意味するギリシャ語の「アスレーテース(άθλητὴς, athlētēs)」に由来している。この語は「競技」意味する「アスロス(ἂθλος, áthlos)」「アスロン(ἂθλον, áthlon)」からの派生語である(eg.トライアスロンバイアスロン)。英国英語では意味はギリシャ語の語源と同根の陸上競技(athletics)の選手を差す。主として陸上競技水泳球技などの選手を言う[1]

もともと日本では「スポーツ選手」と言うのが一般的であったが、1990年代後半から英語の「アスリート」が使われることが増えた。[2]

稀に、人だけでなく、競走馬や競技馬を含むこともある。『20世紀の北米トップアスリート100選(ESPN)』では、競走馬も3頭(35位、84位、97位)がランクされた。

トップアスリート[編集]

アスリートの中でも一流と認められる者は「トップアスリート(top athlete)」と呼ばれる。一般的にはオリンピック世界選手権出場レベルの者や、各競技の世界ランキング上位者などを指す。しかし、高校生であれば全国大会出場レベル、大学生社会人であれば日本選手権出場レベル以上のことを指すこともある。

選手人生の短さ[編集]

一般にスポーツ競技者の職業人生は、他の一般的な職業に比べると非常に短い。

一般的な職業が20歳前後から55~60歳程度まで続けられ、職種によっては70歳80歳でも働き続けられるのに対して[3]、スポーツ選手の場合、一般に、長い人生で、一線のスポーツ競技者でいられる時間はあまりに短く、その後の人生のほうがはるかに長いのである。

例えば、Jリーガー(J1、J2の選手)は2013年2月の時点で1142人いるが、毎年100人以上が新規契約され、ほぼ同数が契約解除されている。統計的に見ると、Jリーガーの50~60%程度が、入団後3年のうちにJリーガーでなくなっている[4]。つまり例えば、たとえ18歳でJリーガーになったとしても、大半は選手は21歳で次の人生を始めなければならないのである。Jリーガーに対してアンケート調査を行ったところ、90%が「引退後の人生に不安を感じている」と回答した[5]

引退した人のうち一部は当該スポーツのコーチになったり監督になったりするが、そのポストの数は非常に限られており、そう望んだとしても、なれるのはごくごく一部の人にすぎない。ほとんどの選手は、それまでの競技とはまったく異なった職業人生を歩まざるを得ない。

そのため、米国のメジャーリーグベースボールなどでは、現役選手に対してオフシーズンなどに選手引退後の人生に役立つような職業訓練を行っている。選手らは引退後、大工になったり、カーディーラー営業マンになったり 等々等々、様々な職業人生を歩む。

日本の野球界では、選手の将来のための職業訓練は行われていない。日本では野球選手は引退すると例えば飲食店アルバイトをしたり、あるいはその後に小さな飲食店を開店したり、実家に家業がある場合、実家に戻り家業を継ぐ人もいる。だが引退後の仕事がうまくゆかず、生活が破綻してしまう人もいる。

脚注[編集]

  1. ^ 大辞泉
  2. ^ なお、英語の「athlete」と日本語の「アスリート」では、強勢の位置が違なり、英語の「athlete」の強勢は一番前に有り「スリート」、日本人は「アスリート」と発音する傾向があり、日本人が日本語式の発音をしても英語のネイティブに通じない可能性が高い。
  3. ^ 企業に勤務するサラリーマンの場合、一般に55~60歳程度で定年が設定されている。そして、その後も再雇用や契約社員という形で、給料は安くなるものの、自分が馴染んできた職業を続けられることも多い。自営の医師などは、定年は無く、何歳でも続けられる。
  4. ^ JリーグCSC調査
  5. ^ 1999年Jリーグ選手協会 調査

関連項目[編集]

外部リンク[編集]