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== 歴史 == |
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[[File:Shinagawa Station in early Meiji era.jpg|thumb|260px|開業初期の品川駅。跨線橋は木製で屋根が無い。]] |
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[[ファイル:JGR-Shinagawa Station.jpg|thumb|260px|1889年(明治22年)頃、八ツ山橋から見る品川駅と海。跨線橋は1882年(明治15年)設置<ref>三浦彩子 |
[[ファイル:JGR-Shinagawa Station.jpg|thumb|260px|1889年(明治22年)頃、八ツ山橋から見る品川駅と海。跨線橋は1882年(明治15年)設置<ref>{{Cite journal|和書|author=三浦彩子 |author2=小野田滋 |title=明治期における鉄道跨線橋の沿革に関する研究 |date=2009-06 |publisher=日本建築学会 |journal=日本建築学会技術報告集 |volume=15 |number=30 |naid=40016793253 |pages=577-580 |doi=10.3130/aijt.15.577 |ref=harv}}による。同論文では『各省所管官有財産目録』(貴族院、1896年)、[http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/846793 『鉄道線路各種建造物明細録』](鉄道庁、1896年)を典拠としている。この2冊は[http://kindai.ndl.go.jp/ 国立国会図書館近代デジタルライブラリー]で閲覧可能。</ref>の物か。]] |
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[[File:Shinagawa Station circa 1897.JPG|thumb|260px|1897年(明治30年)頃の品川駅。構内が大きく変わっている。]] |
[[File:Shinagawa Station circa 1897.JPG|thumb|260px|1897年(明治30年)頃の品川駅。構内が大きく変わっている。]] |
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品川駅の西口側は[[三田 (東京都港区)|三田]] - [[高輪台]]に跨る台地の裾野に位置する。開業当初、線路は海岸線に沿って建設され、線路よりも東側は海だった。[[港南 (東京都港区)|港南]]側の大部分は明治時代以降に埋め立てにより造成された土地である。 |
品川駅の西口側は[[三田 (東京都港区)|三田]] - [[高輪台]]に跨る台地の裾野に位置する。開業当初、線路は海岸線に沿って建設され、線路よりも東側は海だった。[[港南 (東京都港区)|港南]]側の大部分は明治時代以降に埋め立てにより造成された土地である。 |
2012年5月13日 (日) 14:54時点における版
品川駅 | |
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高輪口(2011年5月15日) | |
しながわ Shinagawa | |
所在地 | 東京都港区 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細) 日本貨物鉄道(JR貨物) 京浜急行電鉄(駅詳細) |
品川駅(しながわえき)は、東京都港区高輪三丁目および港南二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・京浜急行電鉄(京急)の駅である。
乗り入れ路線
JR東日本の在来線各線(後述)、JR東海の東海道新幹線、京浜急行電鉄の本線が乗り入れるターミナル駅となっている。京急の駅には「KK01」の駅番号が付与されている。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東海道本線と山手線の2路線で(詳細は路線記事および「鉄道路線の名称」を参照)、そのうち東海道本線を当駅の所属線とし、山手線は当駅が起点となっている。また、東海道本線は川崎駅経由の本線と武蔵小杉駅経由の支線(通称:品鶴線)とが当駅で分岐している。この中で東海道本線東京駅方面を除く3方向ではJR貨物が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っている。一方、旅客列車の運転系統としては次の4系統となっており、それぞれ専用の線路が割り当てられている。旅客案内でも以下の系統名称が使用される。
- 東海道線 : 東海道本線東京駅方面 - 当駅 - 川崎駅方面の列車線を走行する中距離電車および特急列車
- 山手線 : 東海道本線東京駅方面の電車線と線路名称上の山手線渋谷駅方面の電車線とを直通運転する環状路線
- 京浜東北線 : 東海道本線東京駅方面 - 当駅 - 川崎駅方面の電車線を走行する近距離電車
- 横須賀線 : 東海道本線東京駅方面の地下線と品鶴線武蔵小杉駅方面とを直通運転。大船駅より線路名称上の横須賀線に乗り入れる。大船駅発着の特急「成田エクスプレス」もこのルートで運転される
JR東日本・JR東海の駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。
2027年に開業する予定のJR東海中央リニア新幹線の首都圏側の始発駅になることも正式に決まっている。
駅構造
西側から京急、JR東日本、JR東海と大きく分けて3つの部分で構成される。
JR東日本
JR東日本 品川駅 | |
---|---|
ファイル:Shinagawa-station-concourse.jpg コンコース(2006年5月21日) | |
しながわ Shinagawa | |
所在地 | 東京都港区高輪三丁目26-27 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
電報略号 | シナ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 8面15線 |
乗車人員 -統計年度- |
321,711人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1872年6月12日(明治5年5月7日) |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 |
■東海道線* (東海道本線列車線) |
キロ程 | 6.8 km(東京起点) |
◄新橋 (4.9 km) (11.4 km) 川崎► | |
所属路線 |
■山手線* (山手線電車線・東海道本線電車線) |
キロ程 | 0.0 km(品川起点) |
◄田町 (2.2 km) (2.0 km) 大崎► | |
所属路線 |
■京浜東北線* (東海道本線電車線) |
キロ程 |
6.8km(東京起点) 大宮から37.1 km |
◄田町 (2.2 km) (2.4 km) 大井町► | |
所属路線 |
■横須賀線* (東海道本線地下別線・品鶴線) |
キロ程 | 6.8 km(東京起点) |
◄新橋 (4.9 km) (3.6 km) 西大井► | |
備考 |
みどりの窓口 有 東京山手線内・東京都区内駅 |
構内の中央に位置し、山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線のホームがある。島式ホーム7面14線と単式ホーム1面1線で構成され、西から1番線 - 15番線と並ぶ。東海道線は5・11番線が本線である。京浜急行電鉄と1・2番線ホームの間には山手線の留置線が数本ある。また、東海道下り本線にある電留線(札の辻群線3~22番)や洗浄線(白金群線)などは当駅構内の所有である。よって、本線からの到着以外のルート構成は品川駅にある高輪信号所が扱っている。
改札内コンコースは、駅の北側と南側にそれぞれ東西に伸びるものがある。中央にある改札外のコンコースで分断され、直接にはつながっておらず、両コンコース間をホームや改札を通らずに行き来することはできない。
南側の改札内コンコースの西側には京急のきっぷうりばや京急連絡改札口があり、京急の下りホームに直結している。構内には駅ナカ商業施設として「ecute 品川」と「ecute 品川サウス」がある。かつて当駅にはチップトイレが存在していた(2011年5月30日現在)。便器の一部に温水洗浄便座が使用されている。
1番線の東京寄りに、山手線の0キロポストがある。
7 - 9番線は臨時ホームであり、東海道線が早朝・深夜に設定している当駅発着の列車が臨時ホームを使用している他、当駅終着の「湘南ライナー」も到着する。時折行われるジョイフルトレインなどの鉄道車両の展示イベントの他、東海道線や横須賀線のダイヤ乱れ時にはこのホームが使用され、湘南新宿ラインが大崎駅ではなくこのホームに発着する事もある。団体列車などの臨時列車の発着にも使われる。この付近では現在、東北縦貫線(宇都宮線・高崎線・常磐線)直通列車用折り返し設備の工事が行われている。15番線が完成するまでは横須賀線の早朝始発電車も臨時ホームから発車していた。
臨時ホームの駅名標は、両隣の駅が川崎駅・新橋駅と東海道線に準拠した表示になっている。また、下り方は東海道線以外に横須賀線(西大井方面)・山手貨物線(渋谷・新宿方面)の発着が各番線で可能である。
戦前、国鉄では品川 - 東京間に複線を増設し、京浜東北線の一部と横須賀線を走らせる「京浜急行線計画」が存在していた。その計画では、1番線が山手線内回り、2番線が山手線外回り、3番線京浜東北線北行、4番線が「京浜急行線」北行、5番線が京浜東北線南行、6番線が「京浜急行線」南行、7・8番線が東海道線上り、9番線が横須賀線上り、10番線が横須賀線下り、11・12番線が東海道線下りとなる予定であった。臨時ホームはこの計画に基づいて建設されたものである。これは当駅に乗り入れている「京浜急行電鉄本線」とは関係はない。
1950年頃は京浜東北線と山手線のホーム配置が現在と異なっており、合わせて3面5線で、1番線が山手線内回り、2番線が山手線出庫用、3番線が山手線外回り、4番線が京浜東北線北行、5番線が京浜東北線南行であった。このため、京浜東北線横浜方面から山手線渋谷方面への乗り換えは同一ホームで可能だった。同一方向での同一ホーム乗り換えは北隣の田町駅で行われており、これは現在も同じである。また、この関係は現在の代々木駅と新宿駅における山手線と中央緩行線の関係に近い。
新幹線が東海道新幹線しかなく、高速道路網も未整備で鉄道輸送のシェアが大きかった1960年代まで、旧盆や年末の最混雑時に奥羽本線や磐越西線方面を主として東北方面へ向かう下り臨時急行列車が当駅臨時ホーム始発・山手貨物線経由で運行されたことがあった。乗客は提灯に導かれて駅の東側に回り、多数張られた白いテントの中で列車を待った。当時の東北方面へのターミナル駅である上野駅の混雑を緩和する目的で設定されていた[1]。
2008年3月15日のダイヤ改正より、横須賀線13・14番線ホームと新幹線21・22番線の間に新設された1面1線の単式ホームである15番線の使用が開始された。これにより横須賀線列車の当駅折り返しが可能になり、「成田エクスプレス」始発・終着列車・横須賀線(総武快速線直通)の終着列車が新設された。2004年10月16日のダイヤ改正で湘南新宿ラインを大幅に増発して以降、横須賀線東京 - 品川間の運転が減少傾向にあったが、この15番線ホームの使用開始で改善された。また、湘南新宿ラインのダイヤが乱れた時に臨時ホームで折り返す事で東海道線の遅延を招いていたが、14番線(一部は15番線)ホームを使用することで他線区への影響を抑制することができる。
当駅の横須賀線上りホームの案内は、直通先の「総武線(快速)」のみである。
臨時ホーム(7 - 9番線)を除く全ホームに東京圏輸送管理システム(ATOS)が導入されており、基本的に自動放送は奇数番線が女声(担当:向山佳比子)、偶数番線が男声(担当:津田英治)となっているが(後に3番線と4番線の声が入れ替わった)、2011年現在、当駅の東海道線と横須賀線はすべて奇数番線が本線のため、これらの路線で男声放送を聞く機会は少なくなった。
横須賀線・総武快速線を走行する特急「成田エクスプレス」は、横浜駅・大船駅始発・終着列車の全列車と新宿発13号と池袋行48号が停車する。
2011年10月2日より、10番線ホームの供用を開始し、下り「湘南ライナー」が発着するようになった。同時に11番線ホームの停止位置目標が100m程横浜寄りに移動し、12番線が工事のため使用停止になった。
田町駅との間には新駅(泉岳寺駅付近、現在の田町車両センター周辺)が建設される計画があり[2]、2013年度にはその周辺の再開発に伴い着工される見通しである[3]。
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ■山手線(内回り) | 東京・上野・駒込方面 | |
2 | ■山手線(外回り) | 渋谷・新宿・池袋方面 | |
3 | ■京浜東北線 | 東京・上野・大宮方面 | |
4 | ■京浜東北線 | 蒲田・横浜・洋光台方面 | |
5・6 | ■東海道線(上り) | 新橋・東京方面 | |
7・8 | ■臨時ホーム | 早朝の東海道線下り列車 (当駅始発) |
|
9 | ■臨時ホーム | (定期列車の使用なし) | 主に日光方面への修学旅行団体列車に使用される |
10 | ■湘南ライナー(下り) | 小田原方面 | |
11 | ■東海道線(下り) |
川崎・小田原・熱海・伊東方面 | 特急「踊り子」「スーパービュー踊り子」含む |
12 | (工事のため)使用停止 | ||
13 | ■横須賀・総武線(快速) | 錦糸町・船橋・千葉・成田空港方面 | 特急「成田エクスプレス」含む |
14 | ■横須賀・総武線(快速) | 錦糸町・船橋・千葉・成田空港方面 | 一部の列車 |
■横須賀線 | 鎌倉・逗子・久里浜方面 | ||
15 | ■横須賀線 | 鎌倉・逗子・久里浜方面 |
-
JR東日本構内施設「エキュート品川」開設を記念して設置された郵便ポスト(5・6番線階段付近)
-
エキュート品川
-
駅開業130周年の安全祈念碑(5・6番線東京寄り先端)
JR東海
JR東海 品川駅 | |
---|---|
東京方面ホーム | |
しながわ Shinagawa | |
◄東京 (6.8 km) (22.0 km) 新横浜► | |
所在地 | 東京都港区港南二丁目1-78 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■東海道新幹線 |
キロ程 | 6.8 km(東京起点) |
電報略号 | シナ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
23,800人/日(降車客含まず) -2006年- |
開業年月日 | 2003年(平成15年)10月1日 |
備考 |
駅長配置駅(管理駅) みどりの窓口 有 東京山手線内・東京都区内駅 |
東側に位置する島式2面4線のホームで、S字状に緩くカーブしている。東京寄りに引き上げ線が3本あり、列車の折り返しが可能である。新幹線ホームやその東側は、1990年代半ばまで品川機関区や貨物取り扱い施設、新幹線の車両基地があった。
駅上部のビルには、JR東海東京本社が入居する。
東海道新幹線品川駅の構想自体は日本国有鉄道(国鉄)時代から存在し、国鉄分割民営化時にJR東海に継承された。JR東海がJR東日本から新幹線ホーム建設用地を購入する際、時価売却か簿価売却かで一悶着あった。駅舎等の設備は1997年5月26日に着工し、6年4か月かけて2003年9月15日に完成した。東海道新幹線の駅としては最も新しい駅である。
東海道新幹線品川駅が建設された理由として、当駅折り返し列車の設定による東海道新幹線の輸送力増強が大きな目的とされ、東京駅から東京第一車両所・東京第二車両所に出入りする回送列車との競合を回避することで、毎時4本の増発が可能であるとされた。2003年10月1日の開業以降しばらくの間当駅折り返し定期列車が設定されていなかったが、2007年7月1日実施のダイヤ改正において同日に営業運転を開始したN700系による当駅始発列車「のぞみ」99号博多行(6時00分発)が新設された。
ホーム上には売店などの店舗はない。売店等はホーム上のコンコース・改札内に出店している。改札内の待合室を兼ねるコーナーには一部に無線LANコーナー(電源付き)がある。新幹線ホームは駅舎の内側にあるため、地下駅のようになっている。上下線とも外側が本線(通過線)となっており、転落防止のためにホームドアが設置されている。また内側は副本線(待避線)であり、固定柵が設置されている。
2008年3月15日実施のダイヤ改正から全営業列車が停車するようになった。これにより一部相互発着という手法で列車を入線・出発させている。改正前日までは「のぞみ」の約6割と新大阪駅始発・終着の「ひかり」全列車が停車し、広島駅・岡山駅始発・終着の「のぞみ」と一部の「ひかり」は原則通過となっていた。
東海道新幹線の駅で初めて、開業当初からフルカラーLED式発車標が設置されている。
新幹線北乗換窓口が新幹線メンテナンス東海に委託されている他は直営である。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
21・22 | 東海道新幹線(上り) | 東京方面 |
23・24 | 東海道新幹線(下り) | 名古屋・新大阪方面 |
京浜急行電鉄
京急 品川駅 | |
---|---|
ホーム(2004年3月7日) | |
しながわ Shinagawa | |
◄泉岳寺 (1.2 km) (0.7 km) 北品川 KK02► | |
所在地 | 東京都港区高輪三丁目26-26 |
駅番号 | ○KK01 |
所属事業者 | 京浜急行電鉄(京急) |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 0.0 km(品川起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
250,414人/日 -2010年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)3月11日 |
当駅は起点であるが正式には当駅 - 泉岳寺駅間の1.2kmも京急本線であるため、書類上は途中駅になる。 |
構内の西側に位置し、2面3線のホームを有する高架駅である。駅番号はKK01。東側(JR品川駅側)に単式ホーム(1番線)、西側に島式ホーム(2・3番線)が配置されている。横浜・羽田空港方面(1番線)のホーム上に中間改札があり、JRのコンコースに直結する。この中間改札はPASMOとSuicaのみ利用可能であり、PASMO以外のSuicaと相互利用可能なICカードは利用できない。
各ホームには「京急ウィング号」の着席整理券自動券売機が設置され(改札外にも設置)、跨線橋にはJR東海のエクスプレス予約乗車券類受取機が設置されている。
2番線に到着した当駅終着列車は、泉岳寺寄りにある引き上げ線に入って折り返し、1番線に転線する。一部列車は3番線に入線し、そのまま折り返す。ただし、ダイヤの乱れで引き上げ線が使用できない場合は、3番線に入線した電車が一旦北品川方面への本線へと転線し、そこから1番線へ入線する場合もある。
1・2番線のホーム有効長は12両編成分、3番線は8両編成分である。
当駅は途中駅ながら本線の起点という扱いである。泉岳寺駅も京急の駅で、当駅と泉岳寺駅の間も京急本線だが、支線の扱いとなっている。支線へ直通する列車は、当駅から「普通」または「快速」「通勤特急」「アクセス特急」など、京成電鉄の種別に変更される。ただし泉岳寺行きは種別は変更されず、都営浅草線内「エアポート快特」で運転する種別は押上駅で京成の種別に変更される。
1番線のみ自動放送が導入されている(アナウンサーは大原さやか)。早朝やダイヤ乱れ時は簡易放送に変更される。当駅では下り列車の今度の発車案内放送を流すが、羽田空港行以外の場合はその発車時刻が最後に放送される。2008年11月18日より、羽田空港行列車の入線時の案内放送の冒頭に羽田空港旅客ターミナルで使用されているチャイム音をアレンジしたものが追加された。なお、同行先の列車案内では英語放送も実施される。
列車が接近した際には他駅と同様に発車標より「レントラー舞曲」が流れていたが、2008年7月に行われた京急駅メロディの一般公募では羽田空港駅(現・羽田空港国内線ターミナル駅)と同一のくるりの楽曲「赤い電車」(京急CMソング)が選出され、2009年2月下旬に発車標が交換された際に使用を開始した。
発車標は、1998年までは京急川崎駅などに設置されている反転フラップ式発車標より一世代前の反転フラップ式の発車標が使用されていたが、1998年に3色LED式へ交換、そして2009年2月にフルカラーLED式へ交換された際には「駅メロディ」も開始された。最初は2・3番線のものが交換され、その次に1番線のものが交換された。この発車標は日本語・英語以外にも中国語・韓国語も表示されるようになった。また同時にLCD式の乗車位置案内も設置された。なお、1階改札前の発車標も2009年2月にLCD式へ交換された。
京急の駅では、スルッとKANSAI 3day (2day) チケットを発売している。京急の駅としては他に羽田空港国際線ターミナル駅・羽田空港国内線ターミナル駅でもこの乗車券を発売している。
開業当初の番線は山側(上りホーム)から付番され、6番線(4線)まであった。旧1・2番線は3番線と同様に泉岳寺方面は行き止まりであった。またホームは行先別に使用されており、旧1・2番線番線が穴守線(現:空港線)直通列車、旧3・4番線(現3番線)が黄金町行列車、旧5番線(現2番線)が湘南線直通列車(浦賀方面)、旧6番線(現1番線)が団体臨時列車用であった。また、旧5・6番線を除き奇数番線は降車ホーム、偶数番線は乗車ホームであった。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■本線 | 羽田空港・京急川崎・横浜・浦賀・三浦海岸方面 |
2 | ■本線 | 新橋・東銀座・浅草・成田空港方面 |
3 | ■本線(「京急ウィング号」乗車ホーム) | 京急久里浜・三崎口方面 |
■本線(平日朝ラッシュ時の下り普通車) | 北品川・鮫洲方面 |
-
本線の0km距離標
-
品川駅から泉岳寺方面を見る、奥に2本の引き上げ線があり、その両脇を地下に下る路線は、都営浅草線泉岳寺駅に繋がる路線である
貨物取り扱い
JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取り扱い駅となっており、定期貨物列車の発着はなくなっている。ただし、JR東日本の甲種車両輸送列車が年に数回発着している[4]。
1994年までは定期列車として紙輸送列車が発着しており、日本製紙が使用していた倉庫の専用線があった。列車は石巻港駅や伏木駅などを発駅とし、有蓋車(ワム80000形)で列車は編成されていたが、コンテナ化されて廃止になった。なお、倉庫は改修され、田町CKビルとなっている。
また、1980年に廃止されるまで駅南東には広大な貨物ターミナルが広がり、コンテナホームや海上コンテナの荷役作業に用いるクレーンなどが設置されていた。
駅弁
主な駅弁は次の通り[5]。過去には常盤軒が駅弁販売を行っていたが、2010年に撤退した。
- 鳥めし弁当
- 深川めし
- 30品目バランス弁当
- しらす弁当
- 五目わっぱめし
- 中華弁当
- 鯵鯖よくばり弁当
- こだわりのとんかつ弁当
- 鯵の押寿司
- 牛すき重
- 鮭いくら寿司
- 特上鯵の押寿し
- 幸福べんとう
- 季節の吹き寄せ弁当
- 八戸鯖棒寿司
- うなぎ弁当
- 北海味メッセ
利用状況
- JR東日本 - 2010年度の一日平均乗車人員は321,711人[1]で、同社の駅の中では第6位。
- JR東海 - 2006年度の一日平均乗車人員は23,800人(平成20年版 都市交通年報)。
- 京浜急行電鉄 - 2010年度の一日平均乗降人員は250,414人[2]で、同社の駅の中では横浜駅に次ぐ第2位。「京急ウィング号」も含めた全種別の列車が停車する駅の中では第1位である。
- 東京都統計年鑑によると、2005年度の乗車人員は年間44,497千人(一日平均121,910人、うち定期69,737人)、降車人員は年間42,568千人(一日平均116,625人)、両者を合わせた乗降人員は一日平均238,534人だった。
近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。
年度 | JR東日本 | JR東海 | 京浜急行電鉄 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1992年 | 215,477 | 114,805 | [6] | |
1993年 | 219,071 | 115,077 | [7] | |
1994年 | 227,460 | 86,805 | [8] | |
1995年 | 233,197 | 115,478 | [9] | |
1996年 | 234,699 | 112,359 | [10] | |
1997年 | 231,668 | 109,581 | [11] | |
1998年 | 233,959 | 111,337 | [12] | |
1999年 | [3] 247,564 | 115,678 | [13] | |
2000年 | [4] 253,575 | 119,238 | [14] | |
2001年 | [5] 257,361 | 120,252 | [15] | |
2002年 | [6] 264,815 | 121,101 | [16] | |
2003年 | [7] 283,705 | 121,473 | [17] | |
2004年 | [8] 295,949 | 122,578 | [18] | |
2005年 | [9] 302,862 | 121,910 | [19] | |
2006年 | [10] 308,681 | 23,800 | 123,112 | [20] |
2007年 | [11] 324,253 | 125,822 | [21] | |
2008年 | [12] 328,439 | 126,233 | [22] | |
2009年 | [13] 321,739 | 124,142 | [23] | |
2010年 | [14] 321,711 |
- JR貨物
近年の車扱貨物の年間発着トン数は下記の通り。2006年度以降は実績なし。またコンテナ貨物の取扱はない。
年度 | 総数 | 車扱貨物 | コンテナ貨物 | 出典 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
発送トン数 | 到着トン数 | 発送トン数 | 到着トン数 | 発送トン数 | 到着トン数 | ||
1990年 | 1,684 | 198,162 | 1,684 | 198,162 | [24] | ||
1991年 | 5,211 | 187,078 | 5,211 | 187,078 | [25] | ||
1992年 | 2,802 | 148,886 | 2,802 | 148,886 | [26] | ||
1993年 | 1,937 | 138,975 | 1,937 | 138,975 | [27] | ||
1994年 | 1,151 | 66,681 | 1,151 | 66,681 | [28] | ||
1995年 | [29] | ||||||
1996年 | 1,200 | 1,200 | [30] | ||||
1997年 | 800 | 800 | [31] | ||||
1998年 | 1,600 | 1,600 | [32] | ||||
1999年 | 800 | 800 | [33] | ||||
2000年 | 2,000 | 2,000 | [34] | ||||
2001年 | 2,800 | 2,800 | [35] | ||||
2002年 | 3,200 | 3,200 | [36] | ||||
2003年 | 800 | 800 | [37] | ||||
2004年 | 4,000 | 4,000 | [38] | ||||
2005年 | 1,200 | 1,200 | [39] | ||||
2006年 | |||||||
2007年 | |||||||
2008年 | |||||||
2009年 |
駅周辺
西側(高輪口)
駅ビルと呼べるほどの施設はないが、京急グループの複合商業施設「ウィング高輪EAST」が併設されている。長距離バスの始発点である品川バスターミナルにもほど近い。第一京浜沿いのビジネス街に並んでいるほか、高輪、御殿山などの高級住宅街を背後に控えている。
1977年1月4日に発生した青酸コーラ無差別殺人事件は、当時の品川スポーツランド(現:品川プリンスホテル本館)前にあった電話ボックスで発生した。
駅周辺には大規模なシティホテルが多い。
- 麺達七人衆 品達ラーメン(フードテーマパーク)
- 品達どんぶり五人衆(同上)
- ウィング高輪EAST・WEST
- SHINAGAWA GOOS(旧・ホテルパシフィック東京)
- 高輪京急ホテル
- 品川バスターミナル
- 東横イン 品川駅高輪口
- 高輪東武ホテル
- ザ・プリンスさくらタワー東京
- グランドプリンスホテル高輪
- グランドプリンスホテル新高輪
- 品川プリンスホテル
- エプソン 品川アクアスタジアム
- ユニ・チャーム本社
- 国道15号
- 品川税務署
- 品川駅前郵便局
- 駐日ロシア連邦通商代表部
- 駐日アイスランド大使館
- 物流博物館
東側(港南口)
従来、工場や倉庫などが広がる地帯で、駅構内からこちら側に出るには延々と長い地下通路を経由する必要があった。
平成に入ってから貨物ターミナルや新幹線車両基地(旧東京第一車両所、1992年移転)の跡地が再開発され、その頃の駅周辺で名だたる企業はファッションアパレルメーカーのJUN本社程度で数分も歩くと荒野が広がっていたが、1994年に品川インターシティ、さらに2001年 - 2002年頃より再開発によるタワーマンションと超高層ビルの建設が始まり、2003年には港南地区におけるタワーマンションの先駆けである品川V-TOWERを含む品川グランドコモンズがオープン、以降はタワーマンションの建設ラッシュが相次いだことで「湾岸戦争」と揶揄されるようになった、こうして2000年代後半には都内でも有数のオフィス街およびマンション街へと劇的な変貌を遂げた。これらの再開発事業はバブル景気以降の不景気に起因する負債圧縮のため企業が数多く所有していた工場や倉庫などの敷地を不動産業者へ売却処分したためとされる。さらに新幹線の駅が開業し、中京圏・近畿圏とのアクセスが向上したこともあって、企業の本社などの集積が進んでいる。
朝ラッシュ時は駅通路や歩道が港南口方面の企業へと出社する大勢の会社員で混雑するため、港南口からJR線・京急線を利用する場合、日中に比べ改札口に到達するだけで数分ほど余計に時間が掛かる場合がある。
また、東京湾アクアラインを経由する高速バスのうち品川駅 - 袖ケ浦バスターミナル - 木更津駅東口線、品川駅 - 袖ケ浦バスターミナル - 袖ケ浦駅 - 長浦駅北口線が発着しており、木更津市や袖ケ浦市といった房総半島西部への玄関口ともなっている。これらの路線は定期券の導入・深夜バス運行などにより、東京地区への通勤路線の一端を担っている。
- JUN本社ビル
- JR東海品川ビル - JR東海東京本社などが入居。
- JR品川イーストビル - アトレ品川やゼンショー、ココスジャパン、ゼンショーホールディングス本社が入居)
- 品川グランドコモンズ
- 品川イーストワンタワー - 大東建託本社、ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
- 太陽生命品川ビル - 太陽生命保険本社、他にもバンダイナムコホールディングスなどが入居。
- 品川グランドセントラルタワー - 日本マイクロソフト本社が入居、旧・品川三菱ビル(三菱商事品川本社など)
- 三菱重工ビル - 三菱重工業本社
- キヤノンSタワー - キヤノンマーケティングジャパン本社
- コクヨショールーム
- 品川フロントビル - 中日新聞東京本社→東京新聞品川分室跡に建設。豊田通商東京本社などが入居。
- 品川インターシティ(A棟・B棟・C棟)
- アレア品川(NTTデータ)
- 品川ツインズ 品川ツインズアネックス - 東日本電信電話(NTT東日本)東京支店、NTTコムウェア本社
- ソニーシティ(ソニー本社)
- 三菱UFJ信託銀行港南ビル - 三菱UFJトラストシステム本社など。
- NTTドコモ品川ビル
- 港港南郵便局
- 東京労働局 ハローワーク品川(公共職業安定所)
- 東京都下水道局 港南水再生センター
- 東京都中央卸売市場 食肉市場
- 東京海洋大学 海洋科学部
- 東京都交通局 品川自動車営業所
バス路線
- 一般路線バスでは、都営バス・東急バス・京浜急行バス・東京空港交通・フジエクスプレスなどが運行。その他、東口の港南口からJR東海道新幹線沿いに、品川区の大井埠頭方面などへ向かう企業輸送向け専用バスが発着する(ワールド自興・中日臨海バスなど)。
西口(高輪口)
品川駅前
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- 7番乗り場
品川駅西口
- [ちぃばす高輪ルート] 三田駅前方面/品川駅東口行(フジエクスプレス)
品川プリンスホテル、グランドプリンスホテル高輪他
- [リムジンバス] 成田空港行(東京空港交通)
品川バスターミナル
- [夜行高速バス] 弘前・五所川原・宮古・山田・仙台・四日市・伊賀上野・名張・京都・大阪梅田・福知山・舞鶴・岡山・倉敷・鳥取・倉吉・米子・徳島・新居浜・今治方面(京急および共同運行会社)
- ※詳細は品川バスターミナルを参照。
東口(港南口)
品川駅東口
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- 7番乗り場
- 8番乗り場
- こうなん星の公園前乗り場
- ちぃばす乗り場
歴史
品川駅の西口側は三田 - 高輪台に跨る台地の裾野に位置する。開業当初、線路は海岸線に沿って建設され、線路よりも東側は海だった。港南側の大部分は明治時代以降に埋め立てにより造成された土地である。
国鉄→JR
- 1871年(明治4年)9月10日 - 品川駅舎工事着工。
- 1872年(明治5年)
- 1885年(明治18年)3月1日 - 日本鉄道品川線(現在の山手線)が乗り入れ。
- 1898年(明治31年)4月1日 - 貨物の取り扱いを開始。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
- 1914年(大正3年)12月20日 - 京浜線(後の京浜東北線)運転開始。
- 1945年(昭和20年)5月24日 - 太平洋戦争による空襲で被災。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - コンテナ貨物の取り扱いを開始。
- 1976年(昭和51年)10月1日 - 総武快速線が当駅まで乗り入れ。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 総武快速線と横須賀線の運転系統が統一され、直通運転を開始(SM分離)。一般向けコンテナ・車扱貨物の取り扱いを全廃。駅南東に広がっていた貨物ホーム撤去。これに伴い、横須賀線は東海道線ホーム発着ではなくなった。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化、国鉄の駅はJR東日本・JR貨物が継承。
- 1994年(平成6年)12月3日 - 貨物列車の設定がなくなる。
- 1998年(平成10年)
- 3月26日 - 構内のJR貨物品川機関区が川崎貨物駅構内に移転、川崎機関区(現・新鶴見機関区川崎派出)に改称。
- 11月1日 - 東西連絡通路(レインボーロード)が完成、橋上駅舎化。
- これ以前には、当駅には線路を越えて東西を結ぶ自由通路が設置されておらず、東口方面と西口方面を歩いて行き来するには入場券を購入して駅の改札内を経由する必要があった。その関係で当駅には定期入場券を購入する利用者が多く存在していたが、東西連絡通路の完成で解消されることとなった。
- かつての品川駅には、西口改札を入って左にある階段を降りたところにJR線の各ホームへ向かう連絡通路が設置されていた。この連絡通路は地下にあったため豪雨で冠水することがあり、これが原因で列車の運行に支障をきたしたこともあったが、駅の橋上化により解消された。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2003年(平成15年)10月1日 - JR東海の東海道新幹線品川駅が開業。開業記念セレモニーの一環で、ソニーの「QRIO」が当駅から静岡駅まで「ロボットの乗客としては初めて」新幹線に乗り込んだ。
- 2004年(平成16年)3月3日 - 港南口駅ビル(JR品川イーストビル・アトレ品川)が開業。
- 2005年(平成17年)10月1日 - ecuteが開業。大宮駅に次ぐ2例目。
- 2008年(平成20年)3月15日 - この日のJRグループのダイヤ改正により、東海道新幹線は全列車停車となる。また、横須賀線新ホームの使用を開始し、当駅始発・終着列車が新設される。
京急
- 1904年(明治37年)5月8日 - 品川駅(現:北品川駅) - 八幡駅(現:大森海岸駅)開業。
- 1905年(明治38年)12月24日 - 品川(現・北品川) - 神奈川駅間開通。
- 1924年(大正13年)3月11日 - 京浜電気鉄道の高輪駅が開業。
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 高輪駅が現在地に移転、品川駅に改称。横浜駅以北を改軌 (1372 mm → 1435 mm) し、当駅 - 浦賀駅間直通運転開始。湘南電車品川駅乗り入れ、高輪駅廃止。
- 1942年(昭和17年)5月1日 - 東京急行電鉄の駅となる。
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 当駅 - 黄金町駅間および横浜駅 - 浦賀駅間に運転系統を分離。
- 1948年(昭和24年)
- 1952年(昭和27年)7月6日 - 当駅 - 逗子線逗子海岸駅(現新逗子駅)間で「海水浴特急」運行開始。
- 1968年(昭和43年)6月21日 - 当駅から泉岳寺駅までが開通。都営地下鉄1号線(現:浅草線)と相互乗り入れ開始。主に特急・急行が乗り入れ。
- 1992年(平成4年)4月16日 - 「京急ウィング号」運行開始。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 空港線の羽田駅(現・天空橋駅)開業に伴い、同線直通列車の運行を開始。
- 1995年(平成7年)4月1日 - 快速特急の最高速度を当駅 - 横浜駅間120km/h、横浜駅以南110km/hに引き上げ。特急は全線110km/hで運行。
- 1997年(平成9年)10月4日 - 都営浅草線直通特急の12両運転区間が当駅まで延長される。空港線へ直通する特急が登場し、都営浅草線直通列車を大幅に増発。
- 1998年(平成10年)11月18日 空港線羽田空港駅(現・羽田空港国内線ターミナル駅)開業に伴い「エアポート快特」・「エアポート特急」運行開始。
- 1999年(平成11年)7月31日 - 京急線の白紙ダイヤ改正が実施される。
- それまでの快速特急について略称として定着していた「快特」を正式名称とした。
- 京成線および都営浅草線からの直通急行がすべて羽田空港駅発着になり、通常時のダイヤから当駅発着がなくなる。
- これに伴い京急本線は、平日朝に運行されていた通勤快特および京急蒲田駅以南横浜方面新逗子駅以北の急行の運転を廃止し、金沢文庫駅で快特に種別を変更する特急として運行。京成電鉄・北総開発鉄道(現:北総鉄道)運用車の入線は廃止され、代替として普通が増発される。また、「エアポート特急」を「エアポート快特」に統合。
- 都営浅草線直通の横浜方面発着の特急を日中は全列車、ラッシュ時も一部列車を快特に格上げ。
- 金沢文庫駅で快特と増・解結を行い、当駅 - 新逗子駅・浦賀駅を結ぶ列車を設定。当初は休日のみであったが、後に平日にも拡大。
- 2002年(平成14年)10月12日 - 日中の横浜方面 - 羽田空港間直通運転開始に伴い、品川方面快特と羽田空港方面特急の分割・併合が行われるようになる。また、品川方の引き上げ線は下り本線から直接進入できるように改良される。また、日中の当駅発着快特を泉岳寺駅発着に延長、浅草線に連絡する。
- 2007年(平成19年)3月18日 - ICカードPASMOを導入、Suicaとの相互利用開始。同時に首都圏の私鉄としては初めての試みとして全駅構内(売店、飲食店、自動販売機)でPASMO電子マネーを導入。
- 2010年(平成22年)5月16日 - この日のダイヤ改正により新設された「エアポート急行」の停車駅となる。同時に「エアポート快特」は当駅 - 羽田空港駅間のノンストップ運転となる。
将来
- JR東海が2027年の開業を目指している中央リニア新幹線について、当駅は東京側の始発駅になる可能性が高まっている。当初から社長の松本正之は「始発は東京駅か品川駅」という見解を示していたが、横浜・羽田アクセスや東京駅付近の地下使用状況などを考慮している。JR東日本も協力的で[41]、同社がボーリング調査を施した[42]。これを受け、JR東海は同線の始発駅を品川駅とする方針を固め、JR東日本と東京都に伝えた[43]。
- 2011年6月7日に開かれた記者会見において、品川駅は中央リニア新幹線の首都圏側の始発駅となることが正式に発表された[44]。
- 東北縦貫線開業に向けて、同線列車の折り返し設備の整備が現在当駅付近で行われている[45]。
駅名について
- 所在地は東京都品川区ではなく東京都港区だが、駅名は品川駅である。これは開設当時、目黒川河口付近が「品川」と呼ばれていたこと、また、品川駅計画時点ではこの地域が「品川県」であったことによる。
- 当駅の南にある京急本線の駅が「北品川駅」となっているのは、古来からある宿場町としての品川よりは北に位置していることによる。
隣の駅
※東日本旅客鉄道の特急(「踊り子」「スーパービュー踊り子」「成田エクスプレス」)ならびに「湘南ライナー」の停車駅は各列車記事を、「ホームライナー逗子」「おはようライナー逗子」の停車駅は横須賀線を参照のこと。
- 京浜急行電鉄
- ■本線
関連項目
脚注
- ^ 『列車ダイヤの話』阪田貞之、昭和39年、中公新書
- ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第1巻 東京駅-横浜エリア』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-1{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
- ^ 山手線、40年ぶりに新駅…品川-田町間 - 読売新聞、2012年1月4日
- ^ JR貨物による貨物輸送となる、JR東日本管轄外の地域にある鉄道車両メーカーなどと、当駅に近接する田町車両センターとの車両輸送(甲種輸送)があるため。
- ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊) 148ページ
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年度) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年度)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年度)
- ^ 第42回東京都統計年鑑 222ページ
- ^ 第43回東京都統計年鑑 228ページ
- ^ 第44回東京都統計年鑑 222ページ
- ^ 第45回東京都統計年鑑 232ページ
- ^ 第46回東京都統計年鑑 218ページ
- ^ 第47回東京都統計年鑑 236ページ
- ^ 第48回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第49回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第50回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第51回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第52回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第53回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第54回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第55回東京都統計年鑑 252ページ
- ^ 第56回東京都統計年鑑 248ページ
- ^ 第57回東京都統計年鑑 266ページ
- ^ 三浦彩子、小野田滋「明治期における鉄道跨線橋の沿革に関する研究」『日本建築学会技術報告集』第15巻第30号、日本建築学会、2009年6月、577-580頁、doi:10.3130/aijt.15.577、NAID 40016793253。による。同論文では『各省所管官有財産目録』(貴族院、1896年)、『鉄道線路各種建造物明細録』(鉄道庁、1896年)を典拠としている。この2冊は国立国会図書館近代デジタルライブラリーで閲覧可能。
- ^ リニア、品川始発の公算大 JR東、東海の調査に協力へ(2009年1月29日 朝日新聞)
- ^ リニア始発駅、品川駅の直下に=6月から調査実施-JR東日本社長(2009年7月2日 時事通信、記事のリンク先はgoo マネー 経済ニュースに掲載された記事)
- ^ 朝日新聞夕刊2010年8月9日第4版を閲覧
- ^ “リニア中間駅は1県1駅 JR東海、計画案発表”. フジサンケイビジネスアイ. (2011年6月8日) 2011年6月9日閲覧。[リンク切れ]
- ^ JR東日本プレスリリース「2010年度設備投資計画について」 (PDF) より
外部リンク