温水洗浄便座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
温水洗浄便座の一例 (INAX)
洗浄水の操作ボタン(TOTO)

温水洗浄便座(おんすいせんじょうべんざ)とは洋風便器に設置して温水によって肛門を洗浄する機能を持った便座のことである。しばしばこの温水洗浄便座を「ウォシュレット」や「シャワートイレ」などの呼称で総称している場合があるがウォシュレットはTOTO、シャワートイレはINAXLIXIL)のこれら商品に対する商標でありメーカー名や商品名を特定する場合でない限りは温水洗浄便座と呼ぶことが望ましい。日本ではこの温水洗浄便座を装備した便器が増加しており、現在の普及率は70%程度に達する。

目次

[編集] 歴史

温水洗浄便座は、アメリカで医療・福祉用に開発された。日本では1964年に東洋陶器(現:TOTO)がアメリカンビデ社(米)の「ウォシュエアシート」を輸入販売開始したのが始まりとされる。その後、ライバルの伊奈製陶(ina)[1]1967年に国産初の温水洗浄便座付洋風便器「サニタリーナ61」を発売(1976年にはシートタイプ(便座単体タイプ)の「サニタリーナF」を発売)、TOTOも1969年に国産化に踏み切った。

しかし初期のこれら商品は温水の温度調節が難しかったことから温水の温度が安定しないために火傷を負う利用者もいたほか、価格も高く普及には程遠かった。もっとも1970年代以前はまだ和風便器も多く採用されていた上、下水道の普及もすすんでいなかったのも一因である。

1980年、TOTOは独自に開発を進めてゆき「ウォシュレット」の名称で新たな温水洗浄便座を発売した。このウォシュレットでは温水の温度調節、着座センサーの採用、さらにビデ機能の搭載などが盛り込まれ改良が年々進んだ。日本人の清潔志向の高まりとウォシュレットの積極的なCM展開が普及へとつながることになる。なお、ウォシュレットに限った歴史についてはウォシュレットの記事も参照されたい。

1980年代半ばには伊奈製陶が「サニタリーナ」に代わって「シャワートイレ」の名称を前面に出すようになり、また電機メーカー各社も松下電工(現:パナソニック電工)を始めに参入、一部はOEM供給によってしのぎを削るようになる。

1990年代には日本の新築住宅で多くが温水洗浄便座を採用することになる。さらにオフィスビルや商業施設ホテルといったパブリック用途にも採用が広がり、2000年代には住宅/パブリック問わず採用されるのが一般的となってきている。さらに鉄道駅[2]鉄道車両[3]のような不特定多数の利用がある場所でも、一部で採用されるようになった。

[編集] 機能

温水洗浄便座はノズルから噴出する温水によって肛門を洗浄するという基本的なものからビデ機能によって女性の局部を洗浄する、脱臭、乾燥、暖房便座の機能、室内暖房、さらには便器の自動洗浄や音楽再生まで様々な機能が盛り込まれている。また、操作もユニバーサルデザインの観点から本体ボタンからリモコン操作式に変わりつつある。こういった機能は日本が特に進んでおり、海外から来日した人が驚くこともあるという[4]

電子部品で多く構成されサイズのコンパクト化という指向もあり、メーカーは年々改良を続けている。近年は海外での生産・販売も行われるようになった。

[編集] 洗浄機能

肛門の洗浄は、一般的に「おしり」と書かれたボタンを押すことによって温水がノズルから噴出する。温水は温度や噴出量を調整できるのが一般的である。近年は噴出位置の調整も可能になっている。ノズルの角度はTOTOが43度なのに対し、INAXは70度とメーカーによって差がある。噴出量は商品によって差がある。

ビデ洗浄は、「ビデ」と書かれたボタンを押すことで[5]、女性の局部へ温水が当たり洗浄する。肛門洗浄とは温水の噴出角度が異なるため、TOTOでは1本のノズルで対応する場合ではノズル内に別の配管を設けて53度の角度で噴出する。INAXやパナソニックは別のノズルを設置して噴出するタイプとなっている。このあたりはメーカーによる考え方の違いでもある。なお、ビデは欧州で使われているビデとは機能的には異なるので注意されたい。またパブリック用の男性用便座(TOTO、INAXのPシリーズ)にはビデ機能は不要なので省略されている。

[編集] 温水供給の方法

温水洗浄便座にて重要なのは温水をどのように供給するかである。

基本的には便器洗浄用の配管から分岐させて温水洗浄便座に接続、本体で温水を作り噴出させるようになっている。温水の作り方は、貯湯式(ちょとうしき)と瞬間式の2タイプに大別される。

前者は温水を作ったあと本体内蔵のタンクに溜めておき、使用する際にはタンクから温水をノズルに供給する方式である。本体にタンクが必要なため以前はサイズが大きくなりがちであり、温水を保温する関係で電力消費量では不利である。ただ一度に噴出する温水の量が豊富にできること、コストが安いため比較的多くの機種で採用されている。

一方、瞬間式は使う瞬間に水を温めて噴出する方式である。噴出する温水の量は貯湯式よりも少ないため、少ない温水で効果的に洗浄できるように工夫がなされていることが多い。使う時の瞬間消費電力は大きくなるが、温水を溜めておく必要がないためトータルの電力消費量は抑えられる。上位機種やタンクレストイレ一体型に比較的多く使われているタイプである。

ホテルのユニットバスに設置可能なタイプでは、浴槽や洗面に使う給湯配管を使って湯水を混合して適温になるようにしたタイプも作られている。この場合、電源を電池式としたり、さらには電源を必要としないものも存在している[6]

[編集] 多彩な機能

当節の冒頭にも書いた通り、「おしり」「ビデ」の他にも様々な機能が搭載されている。

[編集] 暖房便座

温水洗浄便座の場合、便座カバーを取付けても温水で濡れる可能性があるため便座カバーは取付けないことも多い。冬場など便座がむき出しの場合、冷たさを感じるため便座を温める機能が一般的に付いている(前述したホテル用の無電源タイプには搭載していない)。節電に対応すべく使用する時に限り温める機能を持った商品も存在する(パナソニックなど)。なお、温水洗浄機能がない「暖房便座」もメーカーでは発売している。

[編集] 脱臭

どうしても気になるのが、用便時の臭気である。これを取るために脱臭機能が付くタイプがある。オゾン酸素による脱臭が一般的で脱臭カートリッジで臭気を吸収する。また、INAXの製品ではシャープの開発した「除菌イオン」を使った脱臭が行われている。

[編集] 乾燥

洗浄機能使用後に乾燥させることが可能な機種もある。ただ、乾燥の機能だけでは短時間に乾ききらないのが一般的で紙で一旦ふいてから「仕上げ」に使う人もいる。

[編集] 自動洗浄

便器を使用後に自動洗浄する機能を持たせた機種もある。センサーで便座から人が離れたことを感知し、使用時間に応じて大洗浄もしくは小洗浄をする。リモコンによって任意に行うこともできる。便座を上げている場合は男子小洗浄としてさらに水を減らして流す機種もある。

パブリック用(オフィスや商業施設、公共の場所のトイレ)では便座ではなく、フラッシュバルブにその機能が付いていることが多いが、温水洗浄便座と連動しているものも存在する。

[編集] 便蓋・便座開閉

便蓋や便座を人感センサーで自動開閉する機能。便座の前に立つと自動的に蓋が開き、立ち去ると自動的に閉まる。リモコンのボタンで開閉も可能。

[編集] 音楽

INAXやTOTOの上位機種では音楽を再生する機能を持たせている。INAXの場合、「リラックスミュージック」と称したクラシック音楽や自然の音をSDカードMP3形式収録して本体に搭載し使用時に再生する。TOTOではリモコンに同様の機能が取付けられており(やはりSDカードに収録)、ケンウッドとの提携によるスピーカーを搭載している。

[編集] 擬音装置

パブリック用に用意されており、ボタンを押すと一定時間、便器の洗浄音を流す。流しながら用便されるのを防ぎ、節水に役立つ。利用率の高い女性用温水洗浄便座に装備される。

[編集] その他

INAXの製品などでは、便器部分を照らす「ほのかライト」機能を持った機種がある。便座にLED照明が組み込まれており、深夜にトイレを利用した際に室内照明の代わりに使用することで目をさましにくくする効果があるとしている。

[編集] 問題点

[編集] 感電、漏水などの事故

近年、温水洗浄便座による火災や感電、漏水などの事故がしばしば起きるようになった。

これは、長年使用していることによる老朽化が一因とされるものが多い。温水洗浄便座は電化製品の一つとして、メーカーおよび業界団体では10年以上使用している製品については点検や取替えを勧める告知をしている[7]

[編集] 洗浄水の衛生面

東海大学の研究グループが一般住宅や公共施設の計108カ所の温水洗浄便座の洗浄水を検査したところ、洗浄水から厚生労働省の水道水質基準を超える一般細菌が検出された。大学の研究者は「ノズルの先端やすき間から細菌が侵入し、タンク内の温水で増殖したのではないか。タンク内は塩素が揮発され、菌に適した環境下にあったと思う」と推測している。

これに対して業界団体の温水洗浄便座協議会は、「これまで約4000万台が生産されているが、感染症などの健康被害は一件も報告されていない。タンクに水が逆流することは構造上ありえず、タンク内で菌が繁殖する危険性は低い。研究ではノズルにもともと付着していた汚物から菌が検出されたのではないか」と疑問を呈した[8]

[編集] 各社の温水洗浄便座

[編集] TOTO

衛生陶器業界最大手のTOTOは「ウォシュレット」の製品名で発売。詳細はウォシュレットを参照されたい。

[編集] INAX

業界2位のINAX(LIXIL)は「シャワートイレ」の名称で発売する。便座単体(シートタイプ)と温水洗浄便座一体型便器が発売されている。同社はTOTOより先に製造を開始しており1967年に温水洗浄便座一体型便器の「サニタリーナ61」を発売、1976年にはシートタイプの「サニタリーナF1」を発売している。

ウォシュレットとの相違点としてはおしり洗浄ノズルの角度が70度と真下からの洗浄に近く、このためビデ用のノズルは別個に設けられている点が大きい。同社では「レディスノズル」と称してアピールしている。リモコン付きモデルには、ペーパーホルダーに取り付けできる「インテリアリモコン」がオプション設定されている。一部は便器自動洗浄にも対応する。

TOTOとINAXは、総合カタログにも掲載される一般の工事店向けと掲載されない量販店向けがラインナップされている。また、デベロッパー向けの製品もあるが[9]ここでは省略する。

[編集] シャワートイレシートタイプ

  • 瞬間式
    • PASSO(パッソ) Wタイプ E77・75・74グレード(上位機種)
      PASSOはリモコン操作タイプ。2009年にE50型からモデルチェンジしたが、それまで設定されていた音楽再生機能付のモデルは廃止された。2011年にE70型に再モデルチェンジ。
    • スリムタイプ E55Aグレード
      旧パッソのうち、E55のみパブリック向けに存続している。
  • 貯湯式
    • PASSO E73・71グレード(下位機種)
      下位機種も2011年にモデルチェンジした。
    • スリムタイプ E61Aグレード
      旧パッソのうち、E61のみパブリック向けに存続している。
    • Kシリーズ(現行はK47・45・43・41グレード)
      大型の本体スイッチが付いたタイプ(リモコンもオプション対応)。貯湯式の中でもとりわけ多い温水量を誇るシリーズ。2003年9月に限定商品として、阪神タイガースのロゴマーク入りモデルが発売されている。Kシリーズはアイシン精機に生産委託[10]される。
    • KB11タイプ
      本体スイッチ式のベーシックタイプ。
    • PASSO RXタイプ(量販店専用)
      PASSOには、量販店向けもあり、部品の一部がパナソニック製品と共用とされる。
    • アムゼット(量販店専用)
    • RSシリーズ(量販店専用)
    • RYシリーズ(量販店専用)
    • パブリック用Pシリーズ
    • ホテル用US・UH
  • 湯水混合式
    • U・U3Eシリーズ
      温水は給湯・給水配管から直接給水する。なお、U3Eシリーズは無電源タイプで暖房便座機能はない。

[編集] シャワートイレ一体型便器

サティスとPitaの上記機種は瞬間式、他は貯湯式。一部にオプションで便座のべたつきをなくした「さらっと便座」も選べる。一部製品の便器部は2006年以降、洗浄水量を大6L・小5Lに改良した「ECO6」となり注目された。

  • レジオ
    INAXのフラッグシップモデル(2008年6月発売)。温水は貯湯式。
  • サティス
    ダイレクトバルブ(TOTOのシーケンシャルバルブに相当)洗浄を採用したタンクレスタイプ。上位機種では室内暖房・音楽再生機能を搭載。瞬間式。便器の洗浄水量は2009年のモデルチェンジで大5L・小4Lに、2011年には大4L・小3.3Lへと節水化が進んでいる。
  • サティスアステオ
    サティスと同デザインのタンク付モデル。貯湯式。
  • エレシャス/Pita(ピタ)
    収納一体型。シャワートイレはPASSOを使用(グレードはPASSOに準じるので上位機種は瞬間式、下位機種は貯湯式)。なお、便座別売タイプも発売されている。2011年より一部モデルチェンジにより「エレシャス」になった。
  • アメージュZシャワートイレ
  • アメージュVシャワートイレ
  • アメージュCシャワートイレ
  • センサー大便器(パブリック用)
    サティスと同じダイレクトバルブ洗浄。大6L・小5L洗浄(床上排水は大8L・小6L)。パブリック向けのため、女性用は擬音装置やビデ装備、男性用はそれらが省略される。貯湯式。

[編集] パナソニック・パナソニック電工

パナソニック(旧:松下電器産業)の商品名はビューティ・トワレパナソニック電工(旧:松下電工)の商品名はクリーンシャワレ。パナソニックブランドであるが、クリーンシャワレはビューティ・トワレに統合される形で、ナショナルブランドの時代に廃止された。また、1980年代半ば以前の旧松下電工の製品はクリーンベンザの商標を用いていた。

多くは電器量販店での販売であるがシェア的には小さいものの便器も発売しており、一体型も発売されている(パナソニック電工が製造)。ノズルはINAXと同様の2本ノズル式が主流であったが、最新機種は1本ノズル式になっている。ビューティ・トワレでは近年の機種ではノズルがステンレス製になっている。クリーンシャワレシリーズではお湯だけでは落ちにくい油分の汚れを落とせる洗剤を噴出する、おしりシャンプー機能を備えた機種も発売されていた。

  • ビューティ・トワレ WAシリーズ
  • ビューティ・トワレ MAシリーズ
  • クリーンシャワレ
    「おしりシャンプー」機能付の機種のみ2007年まで販売されていた。それ以外の機種は2004年2005年にかけて製造停止されたが、ホテル用の一部機種は現在も、旧松下電工系のクリーンシャワレを継続販売している。
  • 温水洗浄便座一体型便器
    • エシェルS・Mシリーズ
    • シャワレインシリーズ(C・A・S・トレスなど)
    • マイドルフィン(電器産業が販売、便器部分はアサヒ衛陶が製造)
    • アラウーノ
    2006年12月1日発売。便器の材質は陶器ではなく有機ガラス系の新素材。便器洗浄水に洗剤を混ぜて汚れを落としやすくする「激落ちバブル」機能を搭載。

[編集] 東芝

東芝クリーンウォッシュの商品名で2006年7月現在、3機種が発売されている。ノズルは一本ノズルだが、おしり洗浄とビデ用は位置を変えた2段ノズル式となっているのが特徴。

かつては松下電器産業「ビューティ・トワレ」のOEM品を細々と販売しており一時撤退していたが、近年になりサムスン電子からのOEM供給により韓国製の廉価商品を発売。価格の割に多機能であることから人気を呼びシェアを伸ばしている。しかし韓国製であることから品質、性能が若干劣るとの声もある。

[編集] 日立

名称はファミレット日立化成グループの日立ハウステックが製造している。ノズルは2本方式である。貯湯方式・リモコン付き(本体にも操作部はある)モデルで6機種が発売される。2007年現在、ジャニス工業(サワレット)、積水化学(ウォッシー)、ノーリツ(ハートレア)のほかアサヒ衛陶にも「ファミレット」のブランドでOEM供給されている。

2003年頃、日立製作所ではトイレビアンというブランドで韓国、サムスン電子製の温水洗浄便座を低価格で販売していたものの品質不良、トラブルの多発で短期間で販売を終了している。

[編集] アサヒ衛陶

衛生陶器メーカーのアサヒ衛陶は、サンウォッシュの商標で発売されている。同社が得意とする簡易水洗便器にも装着可能である。

以前、一部商品は松下電器産業からのOEMであったが数年前より日立ファミレットをそのままの名称で販売しており、現在は東芝クリーンウォッシュも販売している。

一体型の「アミーゴ」は兄弟機の松下電器産業「マイドルフィン」が廃盤になってからも継続販売されていたが、現在は在庫限りとなっている。ただし旧来から松下電器産業の便器はアサヒ衛陶が、アサヒ衛陶の暖房便座・温水洗浄便座は松下電器産業がそれぞれ製造して相互にOEM供給していたため両社の製品の組み合わせであるアミーゴとマイドルフィンの場合はどちらがOEM元かは判断しかねるところである。マイドルフィン亡き今、「アミーゴ」は唯一の冷房機能付便器である。

  • DLSシリーズ
  • 温水洗浄一体型便器「アミーゴ」
  • ファミレット
  • クリーンウォッシュ

[編集] ジャニス工業

同じく衛生陶器メーカーのジャニス工業は、サワレットの商品名で発売している。また、温水洗浄便座一体型の「ジーナ プリモ」も2005年4月から発売。

同社の温水洗浄便座は以前より日立ファミレットのOEMであったが現在は韓国メーカーから製品供給を受け販売しており、製品には東芝クリーンウォッシュとの類似性が見られる。また、同社のOEM供給先であるタカラスタンダードも同様な製品を販売している。

[編集] ナスラック

不動産業の東建コーポレーション傘下にある住宅設備機器メーカー・ナスラック(旧・東建ナスステンレス)はシャワレッシュの名称で韓国製品のOEM品を発売していたが、2008年より一部を除きパナソニック・ビューティトワレのOEMに切り替わった。

なお、同社では上記ジャニス工業からのOEM供給により便器も発売している。

[編集] その他

  • ネポン プリティシャワー(INAXシャワートイレのOEM)
  • ロンシール機器 マルチシャワー(INAXシャワートイレのOEM)
  • ダイワ化成 カルチュア(INAXシャワートイレのOEM)
  • カクダイ ネオウォッシュ(ジャニスサワレットのOEM)
  • 積水化学 ウォッシー(日立ファミレットのOEM)
  • 三栄水栓製作所(SAN-EI) シャワンザ(パナソニックビューティトワレの姉妹品。スペックや機能は同じだが袖などのデザインが異なる)
  • タカラスタンダード(ジャニスサワレットのOEM。ブランド名がない)
  • DURAVIT センソウォッシュ(ドイツ製。日本の便器に取り付けられるかは不明)
  • アイクール ジャパン オートビデシャワー(操作部が小型になっている)

[編集] 販売終了

  • 三洋電機 ki・re・i(三洋電機がパナソニックに吸収合併したため販売終了)
  • ノーリツ ハートレア(日立ファミレットのOEM。2008年12月販売終了)
  • 喜多村合金(MYM) はればれ(喜多村合金が廃業のため販売終了)
  • フジクリーン工業 モア(現在は絶版)
  • 三菱電機 シャワーリリカ(現在は絶版)
  • アイワ アクアレット(現在は絶版)

[編集] 類似の機能を持った商品

[編集] 和風便器用

TOTOが1996年に和風便器用の機種「ウォシュレットW」を発売した。しかし、和風便器では温水が命中しないなど使用しにくいことや洋風便器への移行が進んだことから普及せずに2003年ごろに生産が終わった。こちらは2003年放送のフジテレビ系バラエティ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(現在は終了)でも紹介された。

[編集] 携帯用

旅行先など温水洗浄便座のない場所で使用できるよう携帯タイプとしたもの。本体に温水を入れて使う。以前はINAX、松下電池工業(現:パナソニック株式会社 エナジー社)なども発売していたが現在はTOTO、パナソニックのみ。

[編集] その他

海外において用便後の洗浄方法を水のみで行う文化圏では、洋式便器を取り入れているトイレには洗浄用のノズルを用意しているケースを漫画家のマミヤ狂四郎が自身の旅行記漫画で紹介している。

[編集] 普及率

内閣府の消費動向調査によると日本における温水洗浄便座の世帯普及率は1992年には約14%だったが2000年には約41%、2008年には約68%、2010年には71.3%に達した。温水洗浄便座における世界のシェアは大部分は日本の企業だがアメリカヨーロッパなどではコンセントが便所に無い場合が多いこともあり、日本以外での普及率は高くない。

[編集] 注釈

  1. ^ 社名は1985年のCIによるINAX(イナックス)を経て2011年の合併でLIXIL(リクシル)に。ブランド名としてのINAXは当面存続するため本項ではINAXとする。
  2. ^ JR東日本西武鉄道大阪モノレールなど
  3. ^ 新幹線E5系電車のグリーン車や近鉄22600系電車など
  4. ^ マドンナが「日本の温かいトイレシートが恋しかった」と発言した、という報道がされた事もある(マドンナを虜にしたホット便座は日本名物か?(エキサイトニュース))。
  5. ^ 1998年頃までのINAXなど一部のメーカーでは「ビデ」と呼ばず「チャーム」など別の名称を使っていることがある。
  6. ^ ただし、無電源タイプでは便座の暖房機能は装備できない。
  7. ^ INAXは、ご使用開始から長期間経過した温水洗浄便座をお使いの皆さまへ 安全と安心のための呼びかけをしていきます。(INAXウェブサイト内告知 2008年11月26日
  8. ^ 温水洗浄便座は清潔なのか? 過剰な不安には及ばずも…
  9. ^ デベロッパー向け製品は、INAX:GINZA(ショールーム)で見ることが出来る。
  10. ^ アイシン精機>製品・事業 > 住生活関連 > 住宅設備機器

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス