湘南ライナー

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185系による湘南ライナー

湘南ライナー(しょうなんライナー)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)管内の東海道本線を運行するホームライナー愛称。また、湘南新宿ラインと同様に東海道貨物線山手貨物線を介して新宿駅に乗り入れるおはようライナー新宿(おはようライナーしんじゅく)・ホームライナー小田原(ホームライナーおだわら)についても本項で詳述する。

目次

[編集] 運転区間

「湘南ライナー」の運転区間は東京小田原間。一部品川駅止まりや東京駅総武地下ホーム着(市販の時刻表には「品川~東京間は横須賀線回りで運転」と表記)の列車もある。

「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」の運転区間は新宿~小田原間である。

なお、新宿駅発着の列車はかつて「湘南新宿ライナー」という愛称だったが、2001年12月に運行開始した湘南新宿ラインと紛らわしいことから、2002年12月のダイヤ改正より愛称を変更し、小田原行を「ホームライナー小田原」、新宿行を「おはようライナー新宿」とした。

新宿発着の列車および品川・東京発着列車の一部は、東海道貨物線の活用により混雑を緩和するという目的を兼ねて設定された。このため、藤沢駅茅ヶ崎駅では貨物線に10両分の旅客ホームが設置され、この列車の発着ホームとなっている。なお、「ホームライナー小田原」号と「おはようライナー新宿」号にE351系が1往復充当されていた当時は12両編成のため、同ホームでは1~3号車をドアカット扱いとしていた。

215系で運転される上り「湘南ライナー」は横須賀線経由で新橋駅の地下ホームに停車し、東京駅総武地下ホーム終着となる。また同車両で運転される下り「湘南ライナー」は貨物線経由となっていたが、その座席構造により敬遠される傾向にあり、利用客が減少したため、2006年3月18日のダイヤ改正より、停車駅を増加させるために旅客線経由に変更された。

全列車平日のみの運転だが、2008年3月15日のダイヤ改正以前は「湘南ライナー」は下り5・9号と上り14・16号のみ土曜・休日にも運転されていた。

朝の6・8号は乗車前日の16時頃にはライナー券が完売する程の人気列車である。また2号は早朝に運転されるライナーのうち唯一旅客線経由で運転されるため、貨物線にホームのない辻堂駅大船駅等では前日早々に完売する。

2008年3月15日のダイヤ改正では、「おはようライナー新宿」、「ホームライナー小田原」をそれぞれ1本減便した。これは湘南新宿ライン増発の影響もあるが、新宿駅の配線の問題がある。「おはようライナー新宿」に充当するE351系とE257系は、新宿到着後に中央本線の特急列車に使用されるが、新宿駅では5・6番線に発着するため、山手線や中央通路などから距離があることや(ホームライナーになる列車も同様)、ラッシュ時に中央快速線の上り本線をまたぐ、といった問題があった。

JR東日本では2007年11月25日より中央本線の特急列車を9・10番線発着に変更したが、この改正により5・6番線発着の列車がなくなり、ボトルネックが解消された。なお、当該の列車はそれぞれ2本あったが、減便された列車は各1本で、もう1本は車種を185系に変更した上で存続した。

[編集] 停車駅

停車駅一覧
列車名 東京駅 新橋駅 品川駅 新宿駅 渋谷駅 大船駅 藤沢駅 辻堂駅 茅ヶ崎駅 平塚駅 二宮駅 国府津駅 小田原駅
湘南ライナー 1号 = =
3号・5号・9号・11号・13号・15号・17号 = =
7号 = =
2号・14号 = =
4号・12号   = =
6号 = =
8号 = =
10号   = =
16号 = =  
ホームライナー小田原 21号・23号・25号  
おはようライナー新宿 22号・26号
24号


基本的に発車順に記載。但し停車駅が同じ列車は同一に記載。
記号凡例
●:停車(乗降可能、ライナー券不要)、乗:停車(乗車専用、ライナー券必要)、降:停車(降車専用)、←・→:矢印の方向に通過、=・無印:経由せず
経路
:東海道本線経由
:東海道貨物線経由
:山手貨物線経由
:横須賀線横須賀・総武線)経由

[編集] 乗車方法

  • グリーン車は全車自由席で、満席の場合でもグリーン車内に限って立席乗車が可能であり、その場合もグリーン券が必要となる。
  • 普通車については、他のライナーと同様に定期券または普通乗車券の他にライナー券が必要となる。購入方法は「ライナー券」の記事を参照のこと。なお、東京方面行のライナー券については、1か月単位として発行し、乗車券と組み合わせるライナーセット券を販売している。
  • 上り列車は大船または藤沢までの停車駅が乗車専用駅で、上りライナー券売機が設置されている。品川・新橋・東京・渋谷・新宿は降車専用駅である。下り列車は東京・品川・新宿・渋谷駅が乗車駅で、下りライナー券売機が設置されている。

[編集] 使用車両

[編集] 現行

  • 185系(運転当初より使用、2004年3月13日から2008年3月14日までは東京・品川発着のみ。2008年3月17日より新宿発着に復帰)
  • 215系(1992年4月20日から使用。東京駅で横須賀線地下ホームに到着する列車には原則として当系列が使用される)
  • 251系(新宿発着のみ、2004年3月15日から使用、それまでは185系を使用)

[編集] かつて使用された車両

  • 183・189系(2002年6月まで使用)
  • E351系(新宿発着のみ、1996年3月18日から2008年3月14日まで使用)
  • E257系(2002年7月1日より2008年3月14日まで使用)

[編集] 運転の経緯

以前より東海道本線を走行する列車は普通列車にもグリーン車が2両連結されており、グリーン定期券を使用することにより通勤時間帯の着席乗車は可能であった。

しかし、運行区間である藤沢駅~小田原駅付近における宅地化が進み、かつ通勤時間帯の利用客の増加によってグリーン車での着席すらも困難な状況となって来たため、サービス低下を招いていた。この状況を打開し、着席サービス向上のために1986年昭和61年)より運行を開始した。

この列車のダイヤにおいて画期的であったのは、寝台特急を含めすべての列車が停車していた横浜駅を通過した点にある。

東京駅から横浜駅までは東海道本線の普通列車が途中新橋・品川・川崎にしか停車しないため、この区間のみを利用する乗客が多く、加えて横須賀線への乗り換えを至便である戸塚駅ではなく横浜駅で行う乗客も多かったので、同駅自体も通勤時にパンク寸前まで混雑してしまっていた。そこで「横浜駅を通過」し、同時に「東京駅まで速達する列車を運転」する、という一挙両得を狙って運行に踏み切ったといえる。見事にこの目論見は成功し、ライナー券を販売する自動券売機には常に行列ができる程の人気ぶりとなった。

また、運行開始当初より使用していた185系では1編成当たりの座席定員が不足することから、2階建電車である215系を製造した経緯がある。これは、登場以来最混雑列車に使用されている。

付け加えて東京発の下りを見ると、当初19時30分発から1時間毎に23時40分(後年23時30分発に変更)まで5本であったものが、現行のダイヤでは18時34分から21時30分までは26~30分毎の7本、以降は23時30分まで1時間毎に2本の計9本が運転されている。この他に19時50分から22時50分まで211系E217系E231系E233系による「通勤快速」が「湘南ライナー」と同様に品川~大船間をノンストップ(それ以外の区間は「快速アクティー」と同じ)で運転している。

また、運行開始当初から1988年頃までは一部の列車で車内販売の営業が行われていた。

変わったところでは1989年4月から半年間、通勤しながら英会話という触れ込みで、英会話レッスンを行う車両を設定したことがあった。

[編集] 関連項目

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