国府津駅
| 国府津駅 | |
|---|---|
駅舎(2008年3月8日)
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| こうづ - Kōzu | |
| 所在地 | 神奈川県小田原市国府津四丁目1-1 |
| 所属事業者 | ■東日本旅客鉄道(JR東日本)* ■東海旅客鉄道(JR東海・乗入れ) |
| 電報略号 | コツ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 3面5線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
6,441人/日(降車客含まず) -2010年- |
| 開業年月日 | 1887年(明治20年)7月11日 |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 | ■JR東日本 東海道本線 |
| キロ程 | 77.7km(東京起点) |
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◄二宮 (4.6km)
(3.1km) 鴨宮►
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| 所属路線 | □JR東海 御殿場線 |
| キロ程 | 0.0km(国府津起点) |
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(3.8km) 下曽我►
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| 備考 | * 会社境界駅(JR東日本管轄駅) みどりの窓口 有 |
国府津駅(こうづえき)は、神奈川県小田原市国府津四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)の駅である。
JR東日本とJR東海の境界駅・共同使用駅であるが、当駅構内はJR東日本の管轄である。同社の横浜支社がホーム・駅舎の管理及び駅業務を行っている。
目次 |
[編集] 乗り入れ路線
所属線となっている[1]東海道本線と、当駅を起点とする御殿場線の2路線が乗り入れている。1987年4月の国鉄分割民営化までは両路線とも日本国有鉄道の路線であったが、この分割民営化によって東海道本線の当駅を含む東京駅 - 熱海駅の区間はJR東日本、御殿場線はJR東海の管轄となった。
東海道本線に関しては、東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ラインの列車が停車する。運転形態の詳細については「東海道線_(JR東日本)」を参照。
[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の合計3面5線を持つ地上駅。単式ホームに隣り合って設置された駅舎はコンクリート造り4階建てとなっている。ホーム間は地下道及び跨線橋で結ばれており、原則として1・2・4・5番線をJR東日本の東海道線、3番線(一部は2番線)をJR東海の御殿場線が使用している。また、1番線の事務室付近にJR東海沼津運輸区の詰所がある。
御殿場線の線路は駅の小田原寄りで東海道線の上り線を高架橋で跨ぎ、御殿場方面につながる。御殿場線は当駅と下曽我駅の中間までJR東日本国府津車両センターへの出入庫線が並行するため、ここまでの間は複線のように見える。なお、同所所在のために一部当駅を始発・終着とする普通列車がある。また、これとは別に御殿場線の線路から駅構内で東海道貨物線へ接続する貨物線もあるが、これは高架橋ができる前の御殿場線のルートを流用している。同線の定期貨物列車がない今では東海道貨物線経由列車の出・入庫に使用されている。
有人駅で、JR東日本が経営するみどりの窓口(営業時間6:30 - 20:00)・指定席券売機(営業時間 5:20 - 23:50)とSuica対応自動改札機・自動券売機が設置されている。券売機にはJR東日本線とJR東海線を区別する機能は付いておらず、券面はすべて「東日本会社線」と表示され、両社線に共通で乗車可能である。なお、TOICAは東海道線に乗車する場合は利用可能であるが、同線の熱海駅 - 函南駅間と御殿場線の当駅 - 御殿場駅間は未導入のため、Suicaとも利用できない。
駅舎は鉄筋コンクリート4階建てのかなり大規模なものであるが、旅客用のスペースは小さい。
他のJR東日本とJR東海との在来線境界駅(熱海駅や甲府駅や塩尻駅)とは異なり、JR東海線(御殿場線)の発車標や一部の案内サインにはラインカラー・コーポレートカラーともに配されておらず、JR東日本の路線と区別されている。
当駅の東京寄りにあった機関庫は、鉄道関係のものとしては日本で最初の鉄筋コンクリート建造物とも言われる歴史的に貴重なものであったが、解体され、現在は存在しない。
| ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1・2 | ■東海道線 | 下り | 小田原・熱海・伊東・沼津方面 | |
| 3 | □御殿場線 | - | 松田・山北・御殿場・沼津方面 | 一部は2番線から発車 |
| 4・5 | ■東海道線 | 上り | 大船・横浜・東京方面 | |
| ■湘南新宿ライン | 渋谷・新宿・大宮方面 | 大宮から高崎線へ直通 | ||
- 大部分の上り快速「アクティー」と通勤快速(平日下りのみ)の前を走る普通列車は当駅で待避を行う。
- 御殿場線で313系を使用する列車の中にワンマン運転を行うものがあるが、その場合は列車接近時の放送は流れるものの、発車メロディを使わない(代替として車両からの乗車促進音が流される)。
- 2番線から発車する御殿場線は、E231系を使用する山北行の2本(日中の国府津始発と夜の東京からの直通列車)のみである。
- 当駅で付属編成の増解結をする列車が存在する。解結を完了した付属編成は東京寄りの留置線に入る。
[編集] 駅弁
1888年7月に足柄下郡国府津村で旅館業を営んでいた飯沼ヒデが、国府津停車場構内で販売した「竹の皮に包んだ握り飯に沢庵を添えたもの」が東海道本線最初の駅弁とされる。以後、明治時代には次のような駅弁が売られたという。
- 上等御弁当 - 献立:玉子焼、魚類、蒲鉾、鳥肉、香ノ物三種、ご飯
- 御弁当(並) - 献立:玉子焼、魚類、蒲鉾、黒豆、白タキ、椎茸、香ノ物、ご飯
- サンドウィッチ
- 小鯵おし寿し
- 御鯛飯
- 洋食御弁当 - 献立:魚フライ、冷やし牛肉、ボイルド・ハム、バター、ポテトチップ、生野菜、ソース、パン
飯沼ヒデは、現在小田原駅などで駅弁を販売する会社「東華軒」(神奈川県小田原市)の初代経営者とされる[2]。なお、東華軒は2・3番線ホームの売店で構内営業を行っていた2007年に廃止された。現在でも大型時刻表には国府津駅の項に駅弁取扱のマークが付いているが、売店があるのは改札外(駅前広場向かい)だけとなっている。
販売する主な駅弁は下記の通り[3]。
- こゆるぎ茶めし
- たいめし
- 桜海老とじゃこの海物語
- デラックスこゆるぎ弁当
- 特選小鯵押寿司
- 金目鯛炙り寿司
- 小田原小町 陸海ちゃん
[編集] 利用状況
- JR東日本 - 2010年度の一日平均乗車人員は6,441人であった。近年の推移は下表の通り。
| 年度 | 一日平均 乗車人員 |
|---|---|
| 1998年 | 7,500 [4] |
| 1999年 | 7,298 [5] |
| 2000年 | 6,998 [5] |
| 2001年 | 6,820 [6] |
| 2002年 | 6,702 [6] |
| 2003年 | 6,527 [7] |
| 2004年 | 6,492 [7] |
| 2005年 | 6,464 [8] |
| 2006年 | 6,571 [8] |
| 2007年 | 6,634 [9] |
| 2008年 | 6,575 [9] |
| 2009年 | 6,489 [10] |
| 2010年 | 6,441 [11] |
[編集] 駅周辺
当駅は小田原駅付近から延々と続く市街地の東端に位置している。南側には現代の東海道たる国道1号線や西湘バイパスが走っており、西湘バイパスには国府津インターチェンジもある。駅の南方には海があり、かつては国府津海水浴場であった砂浜が広がっているのを見ることができる。当駅と下曽我駅の中間にはJR東日本の国府津車両センターが広がっている。
国道1号線沿いの駅前商店街には、洋館や看板建築、「出桁(だしげた)造り」の建物が多く見られたが、商店の衰退とともに姿を消しつつある。
駅裏手から御殿場線方面に沿って伸びる丘陵は、みかん栽培が盛んであった。現在でもみかんの花が咲くと駅構内でも香りでわかる。
国府津という地名は、昔大磯町西部(国府本郷・国府新宿付近:異説もあり)に相模国国府があって、それに近い港ということで付けられたといわれる。
- 小田原市役所 国府津駅前窓口コーナー
- 国府津駅前郵便局
- 小田原市立国府津小学校
- 小田原市立国府津中学校
- 国府津保育園
- 国府津インターチェンジ - 西湘バイパス
- 国道1号
- 神奈川県道72号
- 神奈川県道717号
- 小田原シティーモールクレッセ(鴨宮駅との中間)
- 日立グローバルストレージテクノロジーズ 小田原事業所
- ライオン 小田原工場
- 第一三共 小田原工場
- 国府津館(文人ゆかりの宿)
- のんき亭 - 1940年創業の老舗料理屋。とん汁やうなぎが有名。
- 井上 - 冷凍みかんの元祖とも言われている。
- 真楽寺
- 光明寺
- 安楽院
- 法秀寺
- 常念寺
- 長泉寺
- 菅原神社
- カトリック国府津教会
- 国府津キリスト教会
[編集] バス路線
国府津駅
- 神奈川中央交通、箱根登山バス、富士急湘南バス
小田原市は2007年度に国府津駅前広場の整備工事を行った。東側にバス専用の進入路を新設して、バスとタクシー・一般車を分離した。
[編集] 歴史
1887年、初代横浜駅(1915年以降は桜木町駅)から当駅までの鉄道路線の開通に伴い、国府津駅は開業した。その2年後の1889年には当駅から御殿場駅・沼津駅を経て静岡駅までが開通したが、国府津駅から御殿場駅までの区間は勾配がきついため、列車を後押しする機関車を連結することとなり、当駅は機関車の基地として重要な役割を有することとなった。1888年には、駅前から小田原・湯本までを結ぶ小田原馬車鉄道も発着するようになったが、後に小田原電気鉄道と社名を改め、1900年には日本で4番目の電気鉄道(路面電車)となった。1925年には、横浜駅から当駅までが電化され、電気機関車と蒸気機関車を付け替える駅としての役割も担うようになる。
しかし、御殿場回りのルートは勾配がきついため、速度向上のネックとなっており、また、トンネル掘削技術が向上したことにより、熱海を経由する新しい路線を建設しようとの機運が高まった。まず、1920年に熱海線として当駅から小田原駅までが開業。これに伴い小田原電気鉄道線は廃止された。熱海線はその後、1922年には真鶴駅まで、1924年には湯河原駅まで、1925年には熱海駅までと次々に延伸が重ねられた。1934年12月になると丹那トンネルが完成し熱海 - 沼津間が開通、これを期に新線と熱海線が東海道本線に編入され、東海道本線は御殿場駅経由から熱海駅経由に変更された。
国府津 - 沼津間全通までは、「つばめ」や「さくら」といった当時最速とされた列車でさえも機関車連結のために停車していたが、東海道本線のルートが熱海経由になったことにより当駅は本線の後押し機関車の連結駅としての役割を終え、また新ルートは当初から電化されていたため機関車を付け替える駅としての役割をも終えることとなった。
国府津 - 御殿場 - 沼津のルートはこの時に御殿場線として分離され、1943年には戦時中の金属供出により単線となった。以後、国府津駅は東海道本線から御殿場線の分岐する小さな接続駅としての役割のみを持つ駅となった。また、1968年の御殿場線無煙化により、国府津機関区は車両無配置となった。
1979年には、下曽我駅寄りに開設されていた国府津機関区電車基地に湘南電車が配属されることになった。また、1987年の国鉄分割民営化により、東海道本線の東京駅から熱海駅までがJR東日本の管轄、御殿場線がJR東海の管轄となり、当駅は両者間の分界駅ともなった。
[編集] 年表
- 1887年(明治20年)7月11日 - 旧・横浜駅 - 当駅間開通と同時に開業。一般駅。
- 1888年(明治21年)7月1日 - 構内で駅弁販売開始(東海道本線初の駅弁とされる)。
- 1889年(明治22年)2月1日 - 当駅 - 御殿場駅 - 静岡駅間が東海道本線の一部として開業。
- 1920年(大正9年)10月21日 - 熱海線 当駅 - 小田原駅間が開通。
- 1925年(大正14年)12月13日 - 横浜駅 - 当駅間が電化され、電化・非電化の境となる。
- 1934年(昭和9年)12月1日 - 丹那トンネルの完成により熱海駅から沼津駅までが電化複線で開業し、従来の熱海線とあわせて東海道本線とされ、御殿場経由のルートは御殿場線となる。
- 1970年(昭和45年)
- 1980年(昭和55年) - 国府津運転所が発足。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR東海の分界駅(JR東日本管理)となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
- 2004年(平成16年) - 組織改編により国府津電車区が国府津車両センターに改称。
- 2007年(平成19年) - 駅前広場整備工事開始。これに伴い、移動自転車置き場があったところに駐輪所を移転。
[編集] 鉄道唱歌での登場
1900年5月10日に第1集東海道篇が発表された『鉄道唱歌』(大和田建樹作詞、多梅雅作曲)では、12番に国府津が小田原電気鉄道との接続点であったことから「国府津おるれば電車あり 酒匂小田原とおからず…」と歌われているが、初版では歌い始めが「国府津おるれば馬車ありて」となっていた。これは、発表がちょうど小田原電気鉄道が馬車から電車へ動力を改めた時期に一致したため、急遽書き直されたからである[12]。
[編集] 当駅が登場する作品
- 小説 菊池寛『真珠夫人』(1920年) - 冒頭に登場人物が湯河原に居る妻に会いに行く途中、当駅で下車する。だが、乗り換える予定の「湯本行の電車」(小田原電気鉄道)を見て、その電車と小田原駅で乗り換える軽便鉄道(熱海鉄道)ののろさを思い出し、急ぐあまり気が変わり、駅前からタクシーを利用する。そのタクシーは軽便鉄道の汽車に出会ったために事故を起こしてしまう。
- 漫画 浅田弘幸『I'll』(1996年 - 2004年) - 主人公らが通う「国府津高校」(架空)の最寄り駅として度々登場。単行本第5巻収録の第22話では、国府津駅の伝言板を通した謎の少女との文通がストーリー展開の軸となっている。
[編集] 隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- ■東海道線
- 「湘南ライナー」「ホームライナー小田原」「おはようライナー新宿」停車駅(「ホームライナー小田原」以外は一部通過)
- 東海道貨物線
- 東海旅客鉄道
- □御殿場線
-
- 国府津駅 - 下曽我駅
-
[編集] 脚注
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 『小田原市史ダイジェスト版 おだわらの歴史』小田原市立図書館、2007年、p.151
- ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)151ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)220ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度)222ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成15年度)220ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成17年度)222ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成19年度)224ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成21年度)238ページ
- ^ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ^ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ^ 交通博物館・交通科学館編 『鉄道唱歌の旅』 交通文化振興財団、1983年、第4版、p. 25。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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