ジョイフルトレイン
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ジョイフルトレイン (Joyful Train) とは、主にJRグループが団体専用列車や臨時列車(イベント列車・行楽輸送列車など)などに向けて保有している鉄道車両、あるいは列車そのもののことである。
目次 |
[編集] 車両の定義
主に団体専用列車用に使用される、外観や内装が一般の車両とは大きく異なる車両で編成されたものを指す。
内装としては以下の特徴がある。
和式車両やサロン車両の多くはグリーン車扱いとなっている。
JR東日本ではもう少し広く定義しており、外観や内装が他の一般車両と大きく異なる車両であれば、団体専用列車用でなくてもジョイフルトレインと呼称している。[1]
[編集] 現状
バブル崩壊以降、小人数での旅行やバスでの旅行が主流となった現在では団体専用列車を使う機会は減り、JR各社では大人数に対応したお座敷列車や欧風列車といったジョイフルトレインは減少傾向にある。
その先駆けとなったのはJR九州で、国鉄末期から1990年代までに気動車や客車など数多く存在していたが、特急列車のグレードアップや運転方法の改善に伴い、1994年6月をもって一部を除いて全ての団体用ジョイフルトレインが廃止となった。このうち1993年8月に登場したキハ58系「しらぬい」に至っては登場から1年も経たずに廃止されている。
2000年代に入るとJR東日本では客車の老朽化や機関車の付け替え時にかかる手間を省くため、余剰となった485系を改造した電車型ジョイフルトレインが登場し、客車編成に代わって運用されている。相次ぐ客車ジョイフルトレインが廃止される中、最後まで残っていた「ゆとり」が2008年3月に廃止されたことで、JR東日本から客車編成が消滅した。JR西日本においては一部の編成が室内・外観塗装をリニューアルされた上で引き続き運用されていたが、やはり車両の老朽化や利用者の減少により、近年では相次いで廃止されている。
[編集] ジョイフルトレインの一覧
[編集] JR北海道
- 気動車
- 「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」
- 1989年に登場したキハ183系気動車5100番台の4両編成。キハ183 5101・5102、キハ182 5101、キサロハ182 5101 で構成。苗穂運転所に所属。
- 「ノースレインボーエクスプレス」
- 1992年に「アルファコンチネンタルエクスプレス」の置換え用として登場したキハ183系気動車5200番台の5両編成。キハ183 5201・5202、キハ182 5201・5251、キサハ182 5201で構成しており、苗穂運転所に所属。
- 「お座敷列車(キハ400形)」
- 1998年に登場したキハ400形気動車500番台の3両編成。キハ400 501 - 503で構成。苗穂運転所に所属。
- 車両紹介も参照。
[編集] JR東日本
JR東日本が「ジョイフルトレイン」と呼称する車両について記載するため、団体専用列車用以外にも一般の臨時列車に充てられる特殊な外観や内装の車両を含む。
[編集] 和式列車
- 電車
- 基本的には全国のJRの電化区間なら走行できるが、信号などの制約がある津軽海峡線は走行できない。
- 「宴」
- 「華」
- 1997年4月に土崎工場(現・秋田総合車両センター)で改造された485系電車ベースの6両編成。クロ485-2、クロ484-4、モロ485-4・5、モロ484-6・7 で構成。大宮支社が保有、小山車両センターに所属。
- 12系和式客車「なごやか」の老朽置換え用として誕生した。室内は全車掘ごたつ式になっている。団体列車で運用されることが多いが、次項で解説の「ニューなのはな」と共に臨時列車の運用も多い。
- 「ニューなのはな」
- 1998年2月に大宮工場(現・大宮総合車両センター)で改造された485系電車ベースの6両編成。165系改造の和式電車「なのはな」の置換え用。クロ485-3、クロ484-5、モロ485-6・7、モロ484-8・9 で構成。千葉支社が保有、幕張車両センターに所属。
- モロ484形の低屋根部を除いて畳敷とボックス型クロスシートの転換が可能な構造を持ち、行楽シーズンには座席に仕立て臨時列車に充てられることが多い。なお、座席に仕立てている場合は普通車扱いとなる。このためグリーン車マークは差札式になっている。
- 2006年8月26日、27日の二日間富士急ハイランドイベント「氣志團万博2006」専用列車「極東NEVERLAND EXPRESS」として使用、千葉駅から新宿駅を経由し富士急行富士急ハイランド駅まで乗入れた。
- 「やまなみ」
- 「ハイグレードな日本調空間」をコンセプトに1999年6月に郡山工場(現・郡山総合車両センター)で改造された登場した485系ベースの4両編成。12系和式客車「くつろぎ」の置換え用。クロ485-4、クロ484-6、モロ485-8、モロ484-10 で構成。高崎支社が保有、高崎車両センターに所属。
- 「せせらぎ」と併結運転が可能。当初は臨時列車しか見られなかったが、現在では団体列車で主に運用されている。
- 「せせらぎ」
- 「日本の四季を巡る空間」をコンセプトに2001年3月に大宮工場(現・大宮総合車両センター)で改造された485系電車ベースの4両編成。12系客車「やすらぎ」の置換え用。クロ485-5、クロ484-7、モロ485-9、モロ484-11 で構成。高崎支社が保有、高崎車両センターに所属。
- 「やまなみ」と併結運転が可能。
- 気動車
[編集] カーペット車
- 電車
[編集] 座席車
外観などが大きく変化したにもかかわらず、改造後も車両番号が変わっていないものが多い。
- 電車
- 「きらきらうえつ」
- 「彩野」
- 2003年に登場した189系電車改造の6両編成。クハ189-2・モハ188-43・モハ189-43・モハ188-45・モハ189-45・クハ189-511で構成。改番はされていない。大宮支社が保有し、小山車両センターに所属していたが、現在は大宮総合車両センターに所属。
- 日光方面への臨時列車の他、京葉線方面への臨時列車として東京(舞浜)発着列車にも充当された。現在は485系を使用する東武線直通特急の予備車(検査等での車両不足を補う場合や東武鉄道100系「スペーシア」の乗入れが不可能なJR線区間を発着する臨時増発列車用)となり、車体の塗装を東武鉄道100系「スペーシア」色に塗分けている。
- 「四季彩」
- 「彩(いろどり)」
- 長野支社が保有、長野総合車両センター所属。老朽化した14系客車改造の和式客車「浪漫」の後継車両として485系電車6両編成1本を改造し、2006年12月に登場した。「浪漫」とは異なり、座席車である。内装は1, 6号車が座席車、2, 3, 5号車が簡易コンパートメント車、4号車がイベントカーで、車内構成がJR東海の欧風列車「ユーロライナー(引退)」に似ている。
- クロ481-1503(1号車 : 紫)・モロ484-1024(2号車 : 黄)・モロ485-1024(3号車 : ピンク)・モロ484-1007(4号車 : 水色)・モロ485-1007(5号車 : 紫)・クロ481-1502(6号車 : ピンク)で構成。いずれも新潟車両センターに所属していた元快速「くびき野」の車両(T21, T22編成)である。改造時に余ったクハ481-333・1507は廃車されている。
- 狭小トンネル区間である中央本線・篠ノ井線への入線対策として、改造時に運転台上のヘッドライトの撤去、静電アンテナの移設。パンタグラフもシングルアーム式のPS32形に変更された。ヘッドマーク掲出部は市販の40インチ液晶テレビをそのまま使用し、表示情報はDVDやCD-Rで読取る仕組みとなっている。2007年1月21日より営業運転を開始した。
- 気動車
- 「リゾートしらかみ」
- 「びゅうコースター風っこ」
- 2000年に登場したキハ48形気動車を改造したトロッコ列車。キハ48 547・1541で構成。。
- 車両紹介を参照
- 「うみねこ」
- 2002年に登場したキハ48形気動車を改造した車両。キハ48 555・1549 で構成。
- 車両紹介を参照。
- 「Kenji」
- 1988年に登場したキハ58系気動車を改造した3両編成。キハ58 650・1505・キハ28 2010 で構成。盛岡支社が保有、盛岡車両センターに所属。
- キハ58 1505以外の2両はかつて新潟支社に配備されていた「サロンエクスプレス アルカディア」である。同車両は1988年3月30日、越後中里駅 - 岩原スキー場前駅間で火災を起こし、被災した2両のうちキロ59 508が全焼してしまい除籍になっていた。焼失を免れた2両はその後盛岡支社に転属。1992年に再改造を受け、同時にキハ58 1505を新たに改造して3両編成のジョイフルトレインとして復活した。形式・番号は「アルカディア」改造前のものに戻された。愛称名は詩人・宮沢賢治の名を取ったもの。外観塗装は白をベースに明るい青色のいでたちであったが、2005年4月に「義経北行伝説号」の運転開始を機にグリーンを基調に金帯を配した外観に変更。
- 団体臨時列車に使用されるほか、近年では盛岡支社内で「さんりくとれいん○○」など臨時快速列車にも使用されている。
- 「こがね」
- 「みのり」
- 客車
- 「ばんえつ物語」
- 12系客車改造の7両編成。スハフ12 101・オハ12 313・オハ12 314・オハ12 1701・オハ12 316・オハ12 315・スハフ12 102 で構成。新潟支社新潟車両センターに所属。
- 1969年10月12日より31年間新津第一小学校に保存された後、1999年に現役復帰を果たしたC57 180が牽引する新津駅 - 会津若松駅間(当時)の快速列車「SLばんえつ物語号(現・SLばんえつ物語)」の専用編成として、6両編成で登場。改番はされていない。2000年12月よりイベント車を兼ねたハイデッカー形展望車1両(オハ12 1701)を増結したのを機に、運転区間を新潟駅 - 会津若松駅間に変更している。
- 2007年4月からは塗装を「オリエント急行」をイメージした青系に変更し、座席を交換、車内販売スペースを5号車に移設(5号車の定員は36名減)といったリニューアルを行った。
- なお、機関車を含めて、高崎線・上越線(上野駅 - 水上駅間)の快速「ELSLみなかみ物語」号や、信越本線(長岡駅 - 直江津駅間)の快速「SLえちご日本海」号、白新線・羽越本線(新潟駅 - 村上駅)の快速「SL村上ひな街道」号などで使用されることもある。
[編集] JR東海
- 2005年4月以降在籍なし。(後述)
[編集] JR西日本
- 電車
- 「スーパーサルーンゆめじ」
- 1988年に登場した211・213系電車の3両編成。クモロ211-1・モロ210-1・クロ212-1001で組成されている。岡山支社が保有、岡山電車区に所属。ジョイフルトレインの中では珍しい新製車である。
- 211系の車両紹介の項を参照。
- 気動車
- 「ほのぼのSUN-IN」
- 1987年に登場。キハ58系気動車改造の2両編成。キロ29 551、キロ59 551で組成されている。米子支社が保有、後藤総合車両所に所属。
- 車内は「ふれあいSUN-IN」に似ている。山陰地方を拠点として運転することが比較的多い。
- こちらも「ふれあいSUN-IN」と同様、タブレットキャッチャが設置されたままである。
- 客車
- 「サロンカーなにわ」
- 「あすか」
- 1987年に登場した12系客車と14系客車改造の7両編成。マロフ12 851・852、マロ12 851 - 854、オロ14 851で組成されている。大阪支社が保有、宮原総合運転所に所属。余部鉄橋事故で全車廃車となった7両編成の14系800番台和風列車「みやび」(1986年4月登場→同年12月28日事故廃車)の代替車両。
- JR西日本となって初めて登場したジョイフルトレイン。車体は灰色をバックに扇形が描かれている。1996年 - 1997年にかけて、リニューアルを行い、客室内では、トイレの増設、更新。展望室のデフロスタ取り付け、展望室およびラウンジへのカーテン新設が行われた。外観は、ベース色のシックグレーがウォームグレーになり、103系体質改善工事N40で行われた雨樋の一体化が行われている。
- 「奥出雲おろち号」
- 1998年に登場した12系改造の2両編成。スハフ12 801、スハフ13 801で組成されている。米子支社が保有、後藤総合車両所に所属。
- 木次線で運転される臨時列車「奥出雲おろち号」で運用されているほか、団体専用列車として広島駅まで入線したことがある。
- スハフ13 801には運転台が設置されており、この運転台から牽引機のDE15形を制御できるため、客車列車ではあるが機回しは不要である。
- スハフ13 801はトロッコ風車両に改造されている。
- 専用機関車にはDE15 1558が塗色変更され運用されている。この機関車は冬期にはラッセルヘッドを取り付け除雪作業を行うこともある。
- 「SLやまぐち号」
- 1988年に登場した12系改造の5両編成。「レトロ客車」と称する。オハフ13 701「展望車風客車」、オハ12 701「欧風客車」、オハ12 702「昭和風客車」、スハフ12 702「明治風客車」、オハ12 703「大正風客車」で組成されている。広島支社が保有、山口鉄道部に所属。
- 山口線で運転される快速列車「SLやまぐち号」専用の客車。各車両とも内装が異なる。SL列車のほか団体列車や臨時列車としても使用されたことがある。
[編集] JR四国
- 気動車
- 「アイランドエクスプレス四国II」
- 1999年8月に登場したキハ185系気動車キロハ186改造の2両。キロ186-4・8 で構成されている。2両とも中間車で運転台・トイレが無いので、キハ185形2両(主に-11・12)が牽引にあたる。
- 老朽化により廃車となった50系客車改造の「アイランドエクスプレス四国」の後継車。列車定員は60名。車内は先代からの発生品の360度回転リクライニングシートが1+2配列で1280mmのシートピッチがあり、AV機器なども設置。
- 団体専用列車で運転されている。2001年に土讃線の高知駅 - 土佐山田駅間をC56 160牽引による臨時列車「SL土佐龍馬号」として運転された。その際はマイテ49 2が連結された。
- 客車
- 名称なし
- 「アイランドエクスプレス四国」が好評だったためにジョイフル車両第2弾として1988年5月、波動輸送用として高松運転所に配置されていた12系のうち、スハフ12形2両(3・6)、オハ12形4両(5・6・9・10)の計6両をグリーン車に改造した。オロ12 6・9は車内がカーペット敷きとなり、他の4両は座席がシートピッチ1400mm、2+1列配置、読書灯・足置き付きのリクライニングシートに取り替えられた。番号は「ハ」を「ロ」に変更したのみである。
- 改造後は高松-大歩危間の臨時列車「秘境・大歩危」号や団体列車として使用されたが、「ムーンライト高知」に転用するために6両とも高知運転所に転属し、2008年冬まで臨時快速「ムーンライト高知」・「ムーンライト松山」に使用されていた。
[編集] JR九州
[編集] 過去のジョイフルトレイン
[編集] 国鉄
- 国鉄時代に旧型客車改造による「和式客車」が存在した。
- 1960年、盛岡鉄道管理局でスハシ29形を改造して登場したスハ88形が国鉄和式客車の嚆矢である。好評を博し、翌1961年にはオハ61形を改造したオハフ80形0番台が増備された。この2両は主に定期列車に増結されて運用されたが、1969年には名古屋鉄道管理局に6両編成の和式客車オハ80・オハフ80形2000番台がオハ35形・オハフ33形を改造して誕生した。1970年には長野鉄道管理局に6両編成1本が増備された。1972年にはスロ81系の登場によりグリーン車に形式変更が行われたが、車両構造上振動が激しく、冷房取付も不可能であったことからこれら形式は1974年から1975年にかけて全車廃車された。
- 一方、1972年には金沢鉄道管理局にスロ62・スロフ62形を改造種車とした初の冷房付和式客車スロ81・スロフ81形6両編成が登場した。以後1980年までに7編成42両が登場し、金沢・静岡・門司・長野・名古屋・大阪・東京南の各鉄道管理局に1編成が配備された。これらは大多数が国鉄分割民営化までに、12系または14系客車改造車に置換えられて廃車となった。最後まで残った東京南鉄道管理局所属のスロ81-2125 - 2128・スロフ81-2113・2114編成(いわゆる「シナ座」)は、「江戸」の投入により1986年に水戸鉄道管理局→JR東日本水戸支社に転属。「ふれあい」と名を変えて、晩年は茶色に白帯に塗装変更されて活躍するも老朽化著しく、1990年に廃車となってスロ81系客車は形式消滅した。
- これらのほか、形式称号の変更を伴わずに和式に改造されたものとして、金沢鉄道管理局で改造されたオハフ61-436(1970年改造、半室和式)とスロフ53-2025(1971年改造、全室和式)がある。これらの車両は、七尾線・能登線で1970 - 1973年に蒸気機関車牽引で運行された臨時急行「ふるさと列車おくのと」に使用された。これらの車両にはカウンターと簡単な供食設備がついており、郷土料理などが提供されていた。
- 「みやび」
[編集] JR北海道
- 気動車
- 「くつろぎ」(1973 - 1998年)
- 「アルファコンチネンタルエクスプレス」(1985 - 1995年)
- 通称「アルコン」。1985年に登場したキハ56形・キロ26形気動車改造の4両編成。キハ59 1・2・101、キハ29 1 で構成されていた。1995年に廃車された。
- 「フラノエクスプレス」(1986 - 1998年/廃車2004年)
- 「トマムサホロエクスプレス」(1987 - 2002年)
- 通称「トマサホ」。 1987年に登場したキハ82系気動車改造の5両編成。
- キハ84 101・キハ83 102・キシ80 501・キハ83 101・キハ84 102で構成されていた。それぞれ種車は、キハ80 160・キハ82 80・キシ80 29・キハ82 86・キハ80 166 であった。
- 1988年にキハ83 102、キシ80 501 を挿入し5両編成となった(登場時は3両編成であった)。1999年にその2両を脱車し再び3両編成とし「マウントレイク大沼」用として塗装を変更した。2002年引退を前に再び登場時の塗装へ戻された。食堂車であるキシ80 501が苗穂運転所に保留車として在籍していたが、2007年6月6日付で廃車された。
[編集] JR東日本
- 電車
- 「なのはな」(1986 - 1998年)
- 1985年に登場した165系電車改造の6両編成。クモロ165-1・2、クロ165-1・2、モロ164-801・802で構成されていた。旧千葉鉄道管理局→千葉支社が保有していた。初の和式電車であった。
- 各車両ごとに千葉県に咲く花の愛称名が付けられており、1号車から「すみれ」(クロ165-1)、「あやめ」(モロ164-801)、「きんせんか」(クモロ165-1)、「すいせん」(クロ165-2)、「あじさい」(モロ165-802)、「ゆり」(クロ165-2)で構成していた。
- 6両編成が基本であるが、3両単位での分割運用も可能である。しかし実際は6両編成での運用がほとんどであった。外観は房総半島をイメージした塗装が施され、また登場当初の前面は原形ライト(通称「デカ目」「出目金」)を保っていたがのちに前面強化工事によりシールドビームへ改造された。
- 老朽化と、直流区間しか走れなかった事により1998年2月に後継車両である交直両用485系多目的車両「ニューなのはな」の登場後も暫らく活躍していたがこの年の8月に房総地区で運転された「さよなら運転」をもって引退した。引退後、6両編成のうちクロ165-1が千葉県内某所で保存されているが場所は非公表であり、ネット上にも情報は少ない。
- 「パノラマエクスプレスアルプス」(1987 - 2001年)
- 1987年3月に登場した165系電車改造の欧風列車の6両編成。クモロ165-3・4、クロ165-3・4、モロ164-803・804 で構成されていた。旧東京西鉄道管理局→八王子支社が保有していた。先頭車は展望車となっており、先頭車のみ構体が新製されている。
- 団体列車のみならず、中央本線臨時急行としても運転された。
- 山梨観光キャンペーンの一環として中央本線で運用された際には、中間に167系アコモデーション改善車4両編成を挟み込み、10両編成で運転された事もある。この運用の為に、挟み込まれた167系は、アルプスと同一の塗装が施された。
- 1997年9月30日をもって廃線となった信越本線横川駅 - 軽井沢駅(碓氷峠)の最後の団体臨時列車としても活躍。
- 長らく団臨や多客臨等で活躍していたものの、車両の老朽化などにより2001年9月に引退し、富士急行に譲渡。現在は富士急行2000形電車として「フジサン特急」で使われている。
- 「アルファ(←シャトル・マイハマ)」(1990 - 2001年)
- 「シルフィード」(1990 - 2001年)
- 1990年8月に登場した485系電車の3両編成。クモロ485-1、クロ484-1、モロ484-1 で構成されていた。新潟支社が保有し、新潟車両センターに所属していた。
- 1988年に火災により廃車・転属となった「サロンエクスプレス アルカディア」の実質の後継列車である全席グリーン車のジョイフルトレイン。
- 「485系」ではあるが、車体は当時計画されたものの、結局は中止となった「187系特急形電車」用に確保されていた、189系電車のグリーン車サロ189形のものが改造されている。2001年1月に3両とも普通車に格下げされたのち同年6月24日に運用終了し、カーペットカーに改造されて「NO.DO.KA/のどか」と改称された。
- 気動車
- 「おばこ(←こまち)」(1984 - 2004年/2006年廃車)
- 「エレガンスアッキー」(1985 - 1997年)
- 「サロンエクスプレスアルカディア」(1987 - 1988年)
- 「エーデルワイス」(1988 - 2001年)
- 1988年に登場したキハ28・58形気動車改造の3両編成。改造にともなう改番はされずJR東日本初の普通車ジョイフルトレインとなった。内装は洋風仕様で、当初は明るい塗装だったが1991年に落着いた外装に変更。多客臨時列車としても活躍したが2001年に廃車。
- 「グラシア」(1989 - 2003年)
- 1989年に登場したに登場したキハ28・58形気動車改造の3両編成。キロ59 510・511、キロ29 506 で構成されていた。仙台支社が保有していた。
- 当初はグリーン車扱だったが普通車扱いに変更(キロ59 → キハ59、キロ29 → キロ59・車番は同じ)。2003年5月を最後に「グラシア」としては引退し同年7月に「こがね」としてリニューアルされる。
- 客車
- 「なごやか」(1981 - 1997年)
- 「お座敷列車(カヌ座)」「サロン佐渡」(1981 - 2002年)
- 1981年9月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 805・806、オロ12 809 - 812 で構成されていた。旧国鉄新潟鉄道管理局→新潟支社が保有していた。
- 各車には新潟の山にちなんだ愛称名が付けられた。1985年に内装が洋風仕様のサロンカー「サロン佐渡」(オロ12 706)を新たに連結し7両編成となる。
- 1996年に深緑色を基調に金帯に変更され、かつての「白樺」「海・山編成」(後述)を彷彿される外観となる。1999年には元「サロンエクスプレス東京」のオロ14 702を「サロン佐渡」として組込み最大8両編成へと増強した。
- 2000年から「サロン佐渡」を除く6両が普通車扱いとなった(スハフ12 1805・1806、オハ12 1809 - 1812 に改番)が長く続かず「サロン佐渡」を含む3両が廃車され晩年は5両編成に短縮された。2002年2月のさよなら運転をもって現役を引退した。
- 「白樺」(1983 - 1996年)
- 1983年8月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 819・820、オロ12 837 - 840 で構成されていた。スロ81系の老朽置換え用。旧長野鉄道管理局→長野支社が保有していた。
- 各車には中部6県の県花にちなんだ愛称名が付けられた。両端部には展望室はないものの2人掛リクライニングシートを配したサロンルーム構造となっている。外観塗装はクリーム色を基調に窓周りに黄緑を配色されていが、1986年にやや濃い緑を経てその後も塗装変更を続け最終的に深緑を基調とし金・赤帯を配したシックな外観に姿を変えた。老朽化により1995年11月に14系座席車改造の「浪漫」へと置換えられ廃車された。
- 「くつろぎ」(1983 - 1999年)
- 1983年に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 821・822、オロ12 841 - 844 で構成されていた。旧国鉄高崎鉄道管理局→高崎支社が保有していた。
- 各車には高崎局および周辺の山にちなんだ愛称名が付けられた。3・4号車の一部に、ソファテーブルを配したサロン風のコーナーが設けられていた。登場当時の外観塗装は青を基調に太い白帯をまいて登場したが、1987年3月からぶどう色を基調に車体中央に白帯・窓周りと車体裾が金のシックな塗装とされ、これにあわせ電気機関車EF64 1001が牽引指定機としてぶどう色に白帯の塗装に変更されている。のちに登場する「やすらぎ」との併結運転もしばしば見られたが、老朽化により485系電車改造の「やまなみ」に代替される形で1999年9月29日に蒸気機関車D51 498牽引によるさよなら運転を行った。
- スロフ12 822とオロ12 841の2両は、「碓氷峠鉄道文化むら」で休憩施設を兼ねて静態保存されている。残る4両も横川駅構内に留置されていたが、2006年1月に解体されている。
- 「ふれあいみちのく」(1986 - 2002年)
- 1986年8月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 823・824、オロ12 845 - 848 で構成されていた。旧国鉄盛岡鉄道管理局→盛岡支社が保有していた。
- 両端は洋風・和風の展望室で和風仕様ではいろりが設けられている。老朽化により2002年5月に臨時列車としてさよなら運転を実施した。この編成の引退によりJR東日本に所属していた12系改造の和式客車は消滅した。
- 「江戸」(1986 - 2000年)
- 「やすらぎ」(1986 - 2001年)
- 1986年4月に登場した12系客車改造の和式客車の6両編成。スロフ12 827・828、オロ12 853 - 856 で構成されていた。旧国鉄高崎鉄道管理局→高崎支社が保有していた。
- 各車には高崎局管内の川の名前が愛称名として付けられた。「江戸」と同様に1・6号車の両端が展望サロンになっている。「くつろぎ」と同じように老朽化により485系電車改造の「せせらぎ」に代替される形で2001年3月31日にさよなら運転を行った。
- 現在はわたらせ渓谷鐵道に譲渡され、スロフ12 827・828、オロ12 853の3両が「サロン・ド・わたらせ」に再改造されて使用されている。また、オロ12 855は二つに切断され、半分は栃木県にある「スーパーカーミュージアム」に展示、もう半分は群馬県安中市で飲食店に利用されている。なお、電気機関車EF60 19がこれと同色の、白地に赤・青の細帯の専用塗装とされていた。
- 「オリエントサルーン」(1987 - 2000年)
- 「サロンエクスプレス東京」(1983 - 1997年)
- 通称「SET」。1983年8月に登場した14系客車改造の欧風客車の7両編成。スロフ14 701・702、オロ14 701 - 705 で構成されていた。この列車がジョイフルトレインの原点となった。
- 改造工程の都合で、当初は暫定的に5両編成で登場、のちに7両編成化される。5両編成時には大井川鉄道(現・大井川鐵道)にも入線している。団体臨時列車のほか多客臨時列車としても活躍した。大井川鐵道をはじめとするSLによる牽引運転も少なくなく、JR東日本では1996年9月にD51 498牽引による臨時列車も運転されている。
- 本列車は団体列車のほか多客期の臨時特急としても使用されたことがある。
- またジョイフルトレインとして初のブルーリボン賞を受賞した。
- 1997年1月を最後に欧風列車としての運行を終え、リニューアルをかねて和式車両に改造するとともに、オロ14 702を抜いた6両編成で新たに「ゆとり」と改称する。オロ14 702は、「サロン佐渡」に改造された。
- 「ゆとり」(1997 - 2008年)
- 1997年に欧風個室列車だった上述の「サロンエクスプレス東京」から1両(オロ14 702)脱車のうえ和式車両にリニューアルして登場した14系客車の6両編成である。スロフ14701・702、オロ14 701・703・704・705で組成されている。東京支社が保有し、尾久車両センターに所属していた。スロフ14-702も軽食コーナーやソファーも撤去され畳敷きとなった。
- 晩年は485系改造の和式列車の登場で稼働回数が低下していた。臨時列車での使用は、毎年春に運転される「ELSLお座敷ゆとり」(SLは上越線高崎駅 - 水上駅間でD51 498牽引)、2007年は9月の運転となり列車名は「お座敷ゆとり水上」、高崎駅 - 水上駅間はEF60 19牽引、2007年12月1, 2日は「お座敷ゆとり碓氷」として上野駅 - 横川駅間でEF60 19とEF64 1001牽引であった。それ以外は団体専用列車として使用されていた。
- 2008年3月9日をもって引退し、31日に中間車オロ14 705が、10月23日にオロ14 701・703・704が土崎工場へ廃車回送された。
- 「スーパーエクスプレスレインボー」(1987 - 2000年)
- 通称「SER」。1987年3月に登場した12・14系客車改造の欧風列車の7両編成。スロフ14 705・706、オロ14 711 - 715、オロ12 715で構成され、オロ14 711・714はリクライニングシートが並び、オロ14 712・713は3.6人用のコンパートメント室になっている。またオロ12 715はサンルーフを新設したイベントカーで赤い車体には大きく「RAINBOW」が白文字で描かれている。
- 牽引専用電気機関車としてEF65 1019(1987 - 1998年)・1118(1997年 - )、EF81 95(1987年 - )が赤い車体に白文字でそれぞれの形式が描かれている。客車が廃車された現在でも寝台・臨時・工臨などで活躍している。このうちEF81 95に関しては「レインボー」牽引実績は少ない。
- 本州だけでなく北海道・西日本・四国・九州(編成を4両に分割し24系25形寝台車「夢空間」3両と併結や14系寝台車との併結)まで遠征実績がある他、1997年9月には多客臨として「さよなら碓氷峠レインボー号」としても、信越本線横川駅 - 軽井沢駅(碓氷峠)を走行している。
- 車両の老朽化や機関車の牽引速度、機回し等で時間と手間がかかるなどの理由により12系和式客車「江戸」とともに2000年3月31日に引退し、暫らく保留車となっていたが、2001年7月15日付で廃車された。
- 「ノスタルジックビュートレイン」(1990 - 1996年)
- 1990年に登場した50系客車を改造・改装した五能線の観光列車。
- オハ50形を改造した眺望客車のオハフ50 2501・2502と一般型車4両で構成される。眺望車は1989年に土崎工場で改造され、オープンデッキを設けて測窓を大形複層ガラスに取替えた。車内は難燃処理した秋田産天然ナラ材を使用してレトロ調にまとめている。床下にはAU34形冷房装置と電源装置を搭載している。
- 1991年7月には「アメリカントレイン」に使用していたオニ50 2306・2314をリクライニングシート取付などの改造を施して指定席用車オハ50 3001・3002が登場している。
- 上記「スーパーエクスプレスレインボー」と同様の理由によりキハ40系眺望気動車「リゾートしらかみ」に置換えられることになり、1996年11月で運転を終了。使用車両のうちオハフ50形2500番台は高崎運転所に転属して、SL列車などのイベント列車に使用されたが、2001年6月に廃車となった。
- 「浪漫」(1995 - 2007年)
- 1995年11月に登場した14系客車改造の和式客車6両編成。12系客車改造の「白樺」の置換え用として登場した。スロフ14 801・802、オロ14 801 - 804で組成されていた(リニューアル前は増結車としてオハ14 62もあった)。車号は、同時期に存在しなかったが、旧国鉄の「みやび」と重複する。長野支社が保有、長野総合車両センターに所属していた。2000年に畳の張替えなどを受けたリニューアルと同時に塗装を変更。当初の車体塗装は紺色 + ゴールドであったが、塗装変更の際に紺色の部分がワインレッドに変更された。
- 上記の「ゆとり」では通れない青函トンネル、関門トンネル対応型となっているので、北海道から九州まで運用できた。そのため、長野地区周辺の団体列車のほか、長野地区 - 全国各地、とりわけ特に北海道への団体列車として運転され、日本一行動範囲の広いジョイフルトレインであった。北は網走、南は鹿児島中央駅までの乗り入れ実績がある。21世紀に入ると、数回ほどD51 498によって牽引された「ELSL浪漫」も運転された他、2000年には磐越西線でC57 180によって牽引された経歴を持つ。また、24系25形寝台車と併結された状態(浪漫は2 - 3両に減車)で運転されたこともある。
- 編成内容としては、1・6号車は展望車、4号車はサロンカーとなっており、一般客室は掘ごたつ式となっていた他、各車両にテレビモニタが設置され、カラオケを楽しむことができた。
- 牽引専用機関車は特に無かったが、2006年になってEF64 41が中央本線での旧型客車を使用したイベント列車の牽引も兼ねて茶色に変更され、その後は浪漫を頻繁に牽引し、2007年1月に運転された「お座敷浪漫碓氷号」でも牽引機として使用されたことから専用機のような存在となっていた。なお、この「お座敷浪漫碓氷号」が同車の一般営業最後の運転であった。
- 車両の老朽化のため、485系改造の「彩(いろどり)」に置き換えられ、2007年3月4日をもって引退となった。正式なさよなら運転は行われなかったものの、最後の運用時にはお召し列車牽引機であるEF58 61が牽引し、ファンを喜ばせた。その後同月下旬、長野総合車両センターでEF64 42とともに廃車・解体となった。
[編集] JR東海
- 電車
- 「ゆうゆう東海」(1989 - 1999年)
- 1989年7月に登場した165系電車改造の3両編成。クモハ165-701、モハ164-701、クハ165-701で構成されていた。静岡運転所に所属していた。同年8月3日に運転された「ゆうゆう東海森林浴列車」で営業運転を開始した。
- 両先頭車は大形曲面ガラスとなっていた。客室設備はハイデッキ構造で2人掛のリクライニングシートで構成。2号車の中央部にはイベントステージが完備され、鉄道車両では初めてボディソニックシステムを採用している。団体のみならず静岡地区の多客臨、晩年にはホームライナーにも運用されていた。しかし、車両の老朽化や団体需要が減ったことにより、1999年11月11日に運転された急行「静岡葵博号」を最後に引退した。
- 気動車
- 「リゾートライナー」(1988 - 1995年)
- 客車
- 「いこい」(1982 - 1997年)
- 1982年に登場した12系客車改造の和式客車の6両編成。スロフ12 811・812、オロ12 821 - 824で構成されていた。沼津運輸区→名古屋車両区に所属していた。
- JR東海の和式客車は他の編成とは違い、引退するまで12系客車塗装のまま活躍。1997年2月に最終運用を終え、3月に廃車となった。
- 「お座敷列車」(1983 - 1999年)
- 1983年4月に登場した12系客車改造の6両編成。スロフ12 915・916、オロ12 829 - 832で構成されていた。名古屋車両区に所属していた。同年4月10日から営業を開始。
- ジョイフルトレインとしては初めて、窓ガラスのないオープンデッキの展望車を連結したことで知られる。展望車は、のちの改造車では車掌室を連結面側に方向転換のうえでトイレ・洗面所部分を台枠から切断して、そこに新規に製作した構体を接合させる工法をとっていたが、この車では車掌室を後位出入台部へ移設させて、元の車掌室部をデッキに改造する手法をとっていた。そのため発電機関の排気管がデッキに立ち上がっているなど、少々苦しいレイアウトとなっていた。一部から「ナコ座」とも呼ばれるが、正式な愛称はなかった。1999年度に廃車となった。
- 「ユーロライナー」(1985 - 2005年)
- 1985年に登場した12系客車改造の欧風客車の7両編成。スロフ12 701・702、オロ12 701 - 705で構成されていた。名古屋車両区に所属していた。
- 両端の車両は開放室の展望車、中間車のうちの4両は4人用・6人用個室で、4両目(一番真ん中の車輌)にはビュフェとホールがあった。スキーの収納スペースが設けられ、テーマソングが車内で流されるなどの特徴があった。臨時列車としては、冬に「シュプール号」として名古屋駅 - 妙高高原駅を運転していたほか、中間個室車がスハフ12形(電源用)、マニ44形とともに「カートレインユーロ名古屋」として運転など、編成を崩しての運転も多く見られた。2005年4月の団体臨時列車を最後に廃車されている。なお、ユーロライナーにあわせて塗装された専用塗装の機関車 EF64 35・EF64 66(2両ともに廃車)、EF65 105・EF65 106・EF65 112(3両ともに廃車)、DD51 592・DD51 791・DD51 1037(3両ともに廃車)が存在したのだが、2008年4月に最後の専用塗装となっていたEF64 35が運用を終え、廃車となったため現在は専用塗装機は全て消滅した。
- 「ユーロピア」(1990 - 2004年)
[編集] JR西日本
- 気動車
- 「ゆぅトピア(和倉)」(1986 - 1995年)
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- 1986年に登場したキハ65形気動車改造の2両編成。キロ65 1・1001 で構成されていた。
- 外観は先に登場した「アルファコンチネンタルエクスプレス」に似たデザインのハイデッカー式で、デビュー当時は、大阪駅 - 金沢駅間は、同区間で運転されているエル特急「雷鳥」の後部に併結されて無動力で牽引され、当時の未電化区間であった金沢から和倉温泉までは自力走行して運転された。この運転方法があとに登場する「ゴールデンエクスプレスアストル」「エーデル丹後」にも受継がれる。しかし1991年に金沢駅 - 和倉温泉駅間が電化され「雷鳥」との併結運転は終了した。その後はもっぱら団体臨時列車として運転されてきたが、団体臨時列車運転中にエンジンの不具合が発生し、エンジン修復されず1995年3月31日に廃車された。
- 「リゾートサルーン・フェスタ」(1988 - 2001年)
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- 1988年に登場したキハ28・58形気動車改造の3両編成。キロ59 552・553、キロ29 553 で構成されていた。広島支社・広島運転所に所属していた。
- 1988年7月に落成し、23日にデビュー。先頭車が魚の顔のようになっており、開閉する口の部分にはLEDの電光掲示板が設置されているのが特徴だった。また、スピーカーが付いており、デビュー当時は「はじめまして、僕はフェスタです・・・」等と喋っていた。2001年11月11日の「快速さよならフェスタ号」の運転をもって引退。2001年8月にタイ国鉄へ無償譲渡されることが決定していたが、予想以上に老朽化が進んでいたことや、タイ国鉄の幹部交代による方針変更などを理由にタイ側から最終的な調整の話が得られず破談。2003年7月25日に廃車となり、2004年3月までに解体され、特徴的な前頭部の一部が主な走行区間であった山口県長門市の民家に保存されている。大阪・朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」で取上げられたことがあった。
- 「ビバ・ウエスト」(1989 - 1999年)
- 1989年8月に登場したキハ58・28形気動車改造の2両編成。キハ59 501、キハ59 501 で構成されていた。なお、この車番は「おばこ」の普通車扱となったあとのものと重複していた。「ふれあいパル」と同じく小郡運転所に所属していた。
- 団臨のみならず多客臨としても運転されていたが1999年3月に廃車された。
- 「セイシェル」(1989 - 2005年)
- 1989年11月に登場したキハ58形気動車2両、12系客車1両を改造した3両編成。キロ59 554・555、キサロ59 501(12系客車からの改造車)で構成。通常の58系の2両編成に客車を挟んだのでやや出力不足ぎみとなっており、他の一般車を伴って運用されることも多かった。
- キロ59形は長い連続窓で構成され、前面は改造車種であるキハ58形1100番台のままで貫通扉に小型の表示板が付いていた。2号車であるキサロ59形は、1両のみで構成するスハフ12形701号車「いこい」から再改造された車両で、室内は「くつろぎコーナー」というコーナーが設置されていた。
- 所属区は当時、福知山運転所(現、電車区)だったがのちに豊岡鉄道部に転属。団臨以外にも多客臨時列車にも使用されていたが、2005年1月の団臨を最後に引退、3月31日付で廃車になった。
- 「ゴールデンエクスプレスアストル」(1988 - 2006年)
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- 1988年に登場したキハ65形、キハ28形気動車改造の3両編成。キロ65 551・1551、キロ29 552の3両で組成されていたが、1998年のリニューアル時にキロ29 552は廃車、代わりにキロ28形改造のキロ29 554が新たに連結された。金沢支社が保有、金沢総合車両所に所属していた。
- 車体は「ゆぅトピア」に似ていて、先頭車前部にフリースペースの展望席を有し、キロ29形を外せば485系電車の後部に連結されての運転が可能で、「ゆぅトピア」が検査のときに「ゆぅトピア和倉」で運転されたこともある。1998年に外観塗装も含めリニューアルを受けた。
- 2006年11月5日・12日・26日の日曜日に金沢駅 - 猪谷駅間に運転された臨時快速列車「ありがとうアストル号」を経て、同年12月8日をもって運用を離脱、2007年3月8日付けで廃車となった。
- 「ふれあいパル」
- 「ふれあいSUN-IN」
- 1986年に登場したキハ58系気動車改造の3両編成。キロ29 503、キロ59 505・506で組成されている。米子支社が保有、後藤総合車両所に所属。
- 和式列車だが、各車両にはソファーが設けられている。名前の通り、山陰地方を拠点として運転することが比較的多い。車体の塗装のデザインは、側面から見ると片側は赤い塗料、反対側は青い塗料で「SUN-IN」と描かれている。
- 下記の「ほのぼのSUN-IN」と連結して4 - 5両で走行することもあった。
- 使用する機会はなくなっているのにも関わらず、タブレットキャッチャが設置されたままである。
- 2007年7月にキロ29 504、キロ59 506が廃車解体となった。
- 残ったキロ59 505は「ほのぼのSUN-IN」と編成を組んで3両で活動していたが2008年7月に検査期限切れとなり、2009年1月に車両事故を想定した救助訓練に使用されて(一部の窓を破砕され、車体をエンジンカッターで切断された)走行不能となる。同年2月に、その他の窓ガラス、貫通扉、方向幕、ヘッドライトなどが外された状態で発見されているため、そのまま廃車になる模様。
- さよなら運転などは行われなかった。
- 客車
- 「ホリデーパル」(1984 - 1997年)
- 「ジョイフルトレイン」(1981 - 1989年)
- 「いこい」(1985 - 1989年)
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- 1985年4月に登場したスハフ12形客車改造車で、スハフ12 701の1両のみで構成される。
- 車内はアコーディオンドアで仕切られ半分が和式、半分が洋式と和洋折衷となっていた。定期客車列車に増結や気動車に挟まれての運用があった。1989年に「セイシェル」の中間電源車キサロ59形に再改造されている。国鉄 - JR東海の和式客車「いこい」と同じ愛称を名乗るが、同車とは、種車が12系客車であること以外関連はない。
- 「「お座敷列車」(サワ座)→わくわく団らん」(1982 - 2006年)
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- 1982年に登場した12系客車改造のお座敷列車。旧国鉄金沢鉄道管理局→金沢支社・金沢総合車両所に所属していた。
- 1993年末にリニューアルされ、編成両端に展望室を新設し、「わくわく団らん」の愛称が与えられた(愛称が決まるまではテールマーク掲出部に「JR」の文字が入っていた)。マロフ12 853(イベントカー)、スロフ12 814(展望室)、オロフ12 801(展望室)、マロ12 825・827・828 で組成されていた。マロフ12 853のみ、塗り分け方が異なっていた。
- JR西日本に所属するジョイフルトレイン客車の中でも稼働率が比較的高かったが、末期には老朽化もあってか度々トラブルを起こし、金沢支社は修理に必要な部品を調達することができないことから引退を発表。2006年12月14日をもって運用を離脱、2007年3月8日付けで廃車となった。
- 「いきいきサロンきのくに」(1989 - 2007年)
- 「きのくにシーサイド」(1999 - 2007年)
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- 1999年に登場した12系・24系客車改造の4両編成。同年に開催された「南紀熊野体験博」にあわせて登場した。スハフ12 128、オハフ13 27、オハ12 228、オハ25 57 で組成されていた。和歌山支社が保有、新和歌山車両センターに所属していた。
- オハフ13 27には運転台が設置されており、この運転台から牽引機のDE10形を制御できるため、客車列車ではあるが機回しが不要となっていた。
- 12系の座席にはクロ380形のアコモ改造の際の発生品が使用されていた。
- きのくに線の快速「きのくにシーサイド」で運用されていたが、山陰本線で運転された客車快速「湯巡り山陰」・「萩・長門ブルーライナー」等でも使用された。ほかにも「呉線100周年記念祝賀列車」、「下関ふくふく号」(このときの牽引機はEF65形)、四国・琴平までの入線実績もあった。
- 専用牽引機関車にはDE10 1152が塗色変更され運用されていた。
- 2007年8月26日の「さよならきのくにシーサイド号」を最後に運用を離脱し、同年11月5日付で廃車された。
- 「旅路」(1981 - 2007年)
[編集] JR四国
- 気動車
- 「旅立ち」(1988 - 1992年)
- 「レインボー」(1988 - 1992年)
- 1988年3月に登場したキハ58系気動車改造の4両編成。キハ58 464・649、キハ28 2490・2491 で構成されていた。高松運転所に所属していた。
- 内装を改良され、座席はリクライニングシートに交換され、カラオケも搭載された。塗装は白の車体にピンクと水色の曲線ラインだった(このデザインは、その後同社自動車部門の貸切バス・高速バスのデザインにも使用された)。「旅立ち」と同様に本四備讃線用の無線アンテナを持っていたため本州方面にも団体列車、臨時列車として運転されたり、四国内で急行・普通列車、団体列車で運用された。
- 客車
- 「アイランドエクスプレス四国」(1987 - 1999年)
-
- 1987年に登場した50系客車改造の5両編成。オロフ50 1 - 3、オロ50 1・2 で構成されていた。専用塗装のDE10形ディーゼル機関車(1014・1036・1148号機)が3両存在した。高松運転所に所属していた。
- 1987年、国鉄分割民営化と同時に登場した四国初の本格的なイベント専用列車。列車定員は128名、各種AV装置を搭載、床は絨毯敷で360度回転式リクライニングシートが並んでいた。1995年末に大幅なリニューアル工事を施工。1999年5月31日にさよなら運転を行い、同年度中に廃車となった。その後キハ185系キロハ186形改造の「アイランドエクスプレス四国II」が登場している。
[編集] JR九州
- 気動車
- 「BUNBUN」(1987 - 1994年)
- 「らくだ号」(1983 - 1987年)
- 1983年登場したキハ58系気動車改造の2両編成。1984年と1986年に2両ずつ増備された。キハ58 140・190(1983年改造)、キハ28 2420・2436(1984年改造)、キハ58 1131、キハ28 3015(1986年改造)で構成されていた。鹿児島運転所に所属していた。
- 座席はその頃廃車が進行していた481系普通車の回転クロスシートを流用し、カラオケ装置も設置した。愛称名の「らくだ」とは、当時の国鉄の「トクトクきっぷ」のイメージキャラクターであったラクダからの命名である。1986年に 185系電車を模した斜めストライプを車体の両サイドに配した塗色に一新されている。
- 団体列車のほか定期普通列車にも使用されたが、一部車両は「ゆ〜とぴあ」「吉四六」に再改造され、残存車両は室内を近郊型仕様に改造されて普通列車用となったが、2007年までに全廃されている。
- 「ゆ〜とぴあ」(1987 - 1993年)
- 1987年3月にキハ58系気動車改造の「らくだ号」のうちのキハ58 140、キハ28 2436 を再改造した車両。外観は「ふれあいパル」に酷似している。改造による改番はされていない。鹿児島運転所に所属していた。
- 洋風と和式の各1両で構成されていた。主に団体用として運用されたが、1993年にジョイフルトレインの整理・見直しによりキハ28 2436と「ジョイフルトレイン大分(旧吉四六)」のキハ58 190を組合せた「しらぬい」に再改造され、キハ58 140は廃車になった。
- 「吉四六(→ジョイフルトレイン大分)」(1987 - 1993年)
- 1987年3月にキハ58系気動車を改造した2両編成。キハ58 190・キハ28 2487 で構成されていた。大分運転所に所属していた。
- 外観は鳥と花をデザインしたものが採用されていた。キハ28形の客室は半室和式・半室座席に分かれ、元「らくだ号」のキハ58形の客室は全室和式仕様になっている。この改造による改番は行われていない。
- 1989年に「ジョイフルトレイン大分」へ改称され塗装も変更されたが、1993年にキハ58 190が「しらぬい」に再改造され、キハ28 2487 は廃車になった。
- 「しらぬい」(1993 - 1994年)
- 1993年8月に「ゆ〜とぴあ」のキハ282436と「ジョイフルトレイン大分」のキハ58190の2両を再改造して登場した。JR九州の最後のジョイフルトレインだった。熊本運転所に所属していた。しかし、1994年6月のジョイフルトレイン全面廃止にともないわずか1年足らずで廃車された。
- 「サウンドエクスプレスひのくに」(1986 - 1994年)
- 「ふれあいGO」(1988 - 1994年)
- 1988年10月に登場したキハ58・65形気動車改造した2両編成。キハ58 8002・キハ65 8001 で構成されていた。筑豊気動車区に所属していた。
- 車体は、白を基調にそよ風が舞うようなデザインだった。和洋折衷の室内が特徴で、JR九州ジョイフルトレイン全面廃止の1994年6月まで活躍した。
- 「サルーンエクスプレス」(1988 - 1994年)
- 1988年に登場したキハ58・65形気動車改造の2両編成。キハ58 7001、キハ65 7001 で構成されていた。熊本運転所に所属していた。
- 室内は山小屋風に改造されているのが特徴でダミーのペチカのあるロビーも完備され、客室からの展望を良くする為、座席は通路よりやや高くしている。側窓は固定され、照明式のヘッドマークが設置されている。団体臨時列車のほか臨時列車にも活躍し、晩年は普通列車として運用されるも1994年3月に廃車された。
- 「ジョイフルトレイン長崎(→ジョイフルトレイン熊本)」(1988 - 1994年)
- 1988年にキハ58・65系を改造した2両編成。キハ58 7002、キハ65 7002 で構成されていた。長崎運転所→熊本運転所に所属していた。
- 白を基調に大きく描かれた龍(ドラゴン)が特徴。1992年に長崎から熊本に転じたが外観はそのまま維持。1994年3月に廃車となった。
- 「アクアエクスプレス」(1988 - 2002年)
- 客車
- 「「お座敷列車」(海編成)」(1980 - 1994年)
- 「「お座敷列車」(山編成)」(1983 - 1994年)
- 「パノラマライナーサザンクロス」(1987 - 1994年)
[編集] 私鉄・第三セクターのジョイフルトレイン
一部の私鉄や第三セクターに於いても、増収を目的として呼称方は違うが、「ジョイフルトレイン」に類似した車両を保有している会社が存在する。
- 近畿日本鉄道 : 20000系団体専用電車「楽」
- 和歌山電鐵 : 2270系「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」
- 三陸鉄道 : お座敷気動車「さんりくしおかぜ」、レトロ調気動車「さんりくしおさい」
- 会津鉄道 : AT-401形気動車「風覧望'」
- わたらせ渓谷鐵道 : 和式客車「サロン・ド・わたらせ」(元「やすらぎ」)
- 鹿島臨海鉄道 : 7000形気動車「マリンライナーはまなす」
- 大井川鐵道 : ナロ80形和式客車、スイテ82形展望車
- 南海電気鉄道 : 2200系「天空」[5]
[編集] 関連項目
- ドイツ国鉄ET91形電車
- 臨時列車
- 団体専用列車
- トロッコ列車
- ミステリー列車
- 宝くじ号
- ファンタスティックバス : バスにおいて、通常と全く異なるアレンジを車体に施したもの。
[編集] 脚注
- ^ JR東日本車両図鑑ジョイフルトレイン
- ^ [展望型電車「四季彩」号のさよなら運転を行ないます http://www.jreast.co.jp/hachioji/info/090611/press_sayonara_shikisai.pdf]
- ^ 1号車「有明」、2号車「西海」、3号車「玄海」、4号車「周防」、5号車「日向」、6号車「錦江」
- ^ 1号車「桜島」、2号車「高千穂」、3号車「九重」、4号車「阿蘇」、5号車「雲仙」、6号車「開聞」
- ^ 南海電気鉄道 2008年8月29日のニュースリリース 南海・高野線で「観光列車」を導入!PDF

