シールドビーム

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シールドビーム (sealed beam lamp) とは、レンズおよびリフレクター(反射板)を組込んだ白熱電球を言う。発光フィラメントと不活性ガスを充填した点では従来の白熱電球と同じ構造であるが、光線を一方向に向ける為に電球の一部に反射板を設けたものである。

特徴 [編集]

従来の(レンズおよびリフレクターを組込んだ「ランプハウス」と共に用いる)電球に比して、以下の様な特徴がある。

長所
  • 大型の電球そのままと言える構造から、長寿命・高輝度になる。
  • 電球以外の部品が簡素化されることによりその分大量生産されると安価になる。自動車・鉄道車両などでは前照灯尾灯などに使用する際の覆いとなるランプハウスと置き換えを図ることができ、車両コストダウンに寄与する。
  • (ランプハウスの部品である)レンズの曇りのうち、内部の曇りがなくなる。
  • 自動車などに利用されているシールドビームを交換する際の付け外しは樹脂レンズ仕様の車と比して容易な場合が多い。
短所
  • レンズおよびリフレクターが一体化しているため電球寿命による交換時には必然的にそれらを含めた交換となる。従来のランプハウスでは安価に部分交換できたレンズやリフレクターの破損でも全交換に該当し、場合によっては修繕代が高くついてしまう。

用途 [編集]

自動車向け
自動車の前照灯改良の過程で商品化されたため、主に自動車のそれに用いられることが多かったが、規格化されたことで大きさ・形状が決まってしい車両デザインの幅が狭まったことや、より高輝度・長寿命な白熱電球等が出来たことにより自動車用のそれは新車では用いられなくなっている。また、ハロゲンランプに比べ、輝度が低いことなどから、保安基準に適合しなくなって来ており、日本国内メーカーでは生産中止となり、入手が困難な事例も発生している(代替として、外部形状は同じで、バルブのみハロゲンバルブに交換するタイプや、シールドビーム・ハロゲンと呼ぶ一体式があり角型ランプに多い)。
鉄道車両向け
鉄道車両では、列車の高速化に伴い標識灯として従来の電球よりも輝度を確保できることから、1970年頃になって普及したが、2000年頃にはHIDLED等の普及により、新型車両では少なくなってきている。