ハンモック

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ガーデンハンモック
布によるハンモック

ハンモック: hammock 日: 釣床)は、元は南米熱帯地方で先住民が使っていた寝具の1種である。

尚、保護帽における衝撃緩和のための部品もハンモックとよばれる。

概要[編集]

丈夫なまたはの両端を纏めて壁や柱、野外では立木の間などに吊して、その上で寝たりくつろいだりする。

両端付近に木の棒を入れて広げて使うとハンモックが丸く身体をくるむようにならず、使い心地がいい。また身体をハンモックの向きに対して斜めにすると比較的背中が曲がらないので寝心地がいい。

艦船の設備として[編集]

第二次世界大戦頃までは船舶の乗組員の寝床として広く用いられ、特に軍艦の寝床として多く用いられた。

ハンモックが船舶内での寝床として便利だった理由は、ハンモックは船の左右の運動と同調して動くので、寝ている間に床に落ちる危険がないためである。特に帆船が主流だった時代には、帆船は風向きによっては船体が斜めに傾いたまま進むため、常に船内の床が左右のどちらかに傾いている時間が非常に多かった。このため、寝床の水平を保つために必要だった。

しかし、近代的な蒸気走行の船が登場すると、船体は常に水平を保つようになり、ハンモックを使うメリットが減少してきた。そのため、次第に造り付けの寝台(ベッド)が主流となり、第二次世界大戦以降に建造された艦船には装備されなくなった。日本海軍の大和型戦艦では最初から3段ベッド式の寝台を備えている。

その他[編集]

日本海軍航空母艦「赤城」の艦橋に固縛されたマントレット

艦船用の榴弾が発達した19世紀-20世紀前半には戦闘時に砲弾の破片を吸収させる防御具(これをマントレットという)として、固く巻いて縛ったハンモックを指揮所などの露天配置の周囲に縛り付けることが行われた。

関連項目[編集]