お座敷列車 (名古屋鉄道管理局)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
お座敷列車(おざしきれっしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)・東海旅客鉄道(JR東海)が1983年(昭和58年)から1999年(平成11年)まで保有していた鉄道車両(和式客車)で、ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種である。編成独自の愛称はなかったが、配置区であった名古屋車両区の略称から、ファンの間では「ナコ座」とも呼ばれた。
[編集] 概要
国鉄名古屋鉄道管理局が、老朽化したスロ81系お座敷列車の置換え用として、1983年に登場させた、車内を畳敷きにした和式客車である。いずれの車両も12系客車より改造されており、両端の車両はスロフ12形900番台、中間の車両はオロ12形800番台である。改造は名古屋工場が担当した。これまでの車両と異なり、両端のスロフ12形は開放式展望車となったため、800番台ではなく、900番台の車号が付与された。車両番号の下二桁は、従来の編成からの通し番号である。両端車の後位側半室はフリースペースの洋間となっておりソファーが置かれ、その部分の側窓は固定式に改められている。種車では展望デッキの位置に設置されていた車掌室は、前位出入り台と客室の間に移設された。大きく構造の変更された両端車と異なり、中間車は先行する静岡鉄道管理局の和式客車「いこい」と同じ構造である。外板塗色は12系客車の標準色のままであるが、展望デッキ部にはステンレスの帯板が巻かれている。
各車の愛称は、名古屋局管内の旧国名から採られている。全車両がグリーン車扱いである。
- 1号車 スロフ12 915「近江」定員44人(スハフ12 29)
- 2号車 オロ12 829「飛騨」定員46人(オハ12 251)
- 3号車 オロ12 830「美濃」定員46人(オハ12 312)
- 4号車 オロ12 831「伊勢」定員46人(オハ12 192)
- 5号車 オロ12 832「尾張」定員46人(オハ12 287)
- 6号車 スロフ12 916「三河」定員44人(スハフ12 89)
[編集] 沿革
名古屋車両区に配置され、主に名古屋地区の団体臨時列車として運用されていた。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||