JR東海の車両形式
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JR東海の車両形式は、東海旅客鉄道(JR東海)に在籍する、あるいは在籍した鉄道車両の一覧である。
在来線車両では塗色の特徴として、オレンジ色の帯、または湘南色と呼ばれるオレンジ色と緑色の帯を巻くことが多い。これらは東海色と呼ばれている。ただし、旧国鉄から引き継いだ車両には、国鉄時代のオリジナル色で使われている車両もある。
JR化後の新形式は、ステンレス車両が多くを占めている。ステンレス車は用途を問わず、全形式とも鋼製の先頭部でコーポレートカラーのオレンジ帯が巻かれているのが最大の特徴である。
新幹線車両では使用する塗装の種類は旧国鉄時代の100系以来変わらないが、300系以降、純白の車体に窓下部分の太い青帯が全車共通している。ただし、300系に対し、700系及びN700系を比較すれば、太い青帯と細い青帯の上下配置が逆転している。また、JR発足以降、JR東海保有の新幹線の老朽取替周期が最も短く、平均寿命は約15年であり、全国の鉄道会社の中で最も早く省エネ対応のVVVFインバーター制御車への置換えを完了したことになる。
会社発足以降登場した新型電車のほとんどは電子音の警笛が搭載されているが、JR東海の在来線では西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同開発した285系電車を除いて電子音の採用が認められず、空気笛の警笛しか使用できない構造である。
目次 |
[編集] 機関車
[編集] 電気機関車
[編集] ディーゼル機関車
[編集] 新幹線電車
[編集] 新幹線電車とその変遷
JR東海保有の新幹線車両について変遷を以下に示す。
| 形式 | 営業最高速度 | … | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | 備考 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0系 | 210 km/h* | 0系(1964年 - 1999年) | *のちに220km/h | |||||||||||
| 100系 | 220 km/h | 100系(1985年 - 2003年) | ||||||||||||
| 300系 | 270 km/h | 300系(1992年 - ) | ||||||||||||
| 700系 | 270 km/h | 700系(1999年 - ) | ||||||||||||
| N700系 | 270 km/h | N700系 | 2007年より運行 | |||||||||||
| 保有事業者 | 国鉄(1987年まで) | JR東海(1987年移管) | ||||||||||||
[編集] 各形式概説
JR東海所有の新幹線営業車両について概説する。詳細については各車両記事を参照のこと。
- 0系
- 1964年の開業時に国鉄が投入した車両。1986年までの20年以上にわたって3,000両あまりが製造された。このため、製造年度によって様々な仕様がある。登場時の最高速度は210 km/h。のちに100系に合わせ220 km/hに引き上げられた。
- 全電動車方式を採用し、普通車・グリーン車のほか、ビュフェと称する軽食サービスを行う車両を組み込み、12両編成で登場した。その後、1970年の大阪万博輸送に対応するため16両編成が登場。1975年には、山陽新幹線全線開業に合わせ、食堂車が組み込まれた。
- 晩年はもっぱら「こだま」に用いられ、指定席を一列4人掛けとするなどの車内改良が実施された。1999年に後継車両への置き換えにともない営業運転を終了。西日本旅客鉄道(JR西日本)では2008年まで用いられた。
- 100系
- 1985年、長期にわたり製造され陳腐化した0系の置き換えを目的に、新幹線初のモデルチェンジ車両として登場した。
- 営業運転速度はこれまでより10km/h速い220km/hにとどまったものの、モーターの出力増強・新しいブレーキの採用により、16両編成のうち4両を付随車(モーターを持たない車両)として製造コスト削減。車内もアコモデーションアップが図られ、座席間隔の拡大により3人掛け座席をはじめて回転可能とした。また、グリーン車や食堂車などに2階建車両を2両組み込んだことが大きな特徴であり、個室も設けられた[1]。
- 国鉄時代に112両が製造され、JR移行後は全編成がJR東海に移管した。さらにJR東海では1992年までに800両の増備を実施したほか、JR西日本でも増備が行なわれた。
- 2003年にJR東海道の営業運転を終了。「のぞみ」の大増発にともない、東海道新幹線全列車の最高速度を270km/hに引き上げたための措置であった。一部はJR西日本に譲渡され、山陽新幹線で「こだま」の運用を継続中である。
- 300系
- 東海道新幹線の高速化を図るため、JR東海が開発した車両。最高速度は270km/hに引き上げられ、この車両とともに「のぞみ」が登場。東京・新大阪間を従来より約30分速い2時間30分で結び、大幅な時間短縮を達成した。JR東海のほかJR西日本でも製造され、1998年までにその数を約1,000両とした。
- 車体はこれまでの鋼製に代わりアルミニウム合金が採用されたほか、車内にも樹脂製部品が積極的に用いられ、徹底した軽量化が行われた。また、インバータ制御を用いた交流モーターを採用し、旧来の直流モーターに比べ小型化・高出力化が図られた。一方、利用の減少が続いていた食堂車や、軽量化・低重心化の障害となる2階建車両は組み込まず、普通車・グリーン車のみによる16両編成とした。
- 最高速度の向上により大幅な所要時間短縮を達成した300系であったが、後継車両の投入が相次いだことにより2001年には「のぞみ」の定期運用を外れている。その後は、「ひかり」「こだま」の運用が主となり、2007年にN700系の投入が始まると一部編成の廃車も始まった。
- 700系
- JR西日本との共同開発により、1999年に営業運転を開始した車両。最高速度の低い0系や100系の置き換えを目的として製造された。
- JR西日本は1997年に独自の500系を開発し、山陽新幹線での300km/h運転を実施していた。しかし、製造コストが高く、線形条件の劣る東海道新幹線においては300系と同等の270km/hに留まり、コストに見合った性能が発揮できなかった。そこで700系では費用対効果を重視し、東海道・山陽新幹線全体の底上げを図るとともに、乗り心地・快適性の改善に主眼が置かれた。最高速度は500系より若干抑えた285km/hとし、先頭形状はカモノハシに似た独特の形状が採用された。この形状は、車内空間への影響を最小限に留めつつトンネル微気圧波を抑制するものである。
- JR東海は「のぞみ」用16両編成として960両を製造した。このほか、JR西日本でも16両編成および山陽新幹線専用の7000番台(8両編成)を製造。派生車種として台湾新幹線用の700T型、九州新幹線用の800系や後述のN700系など、本系列をベースとした車両も多い。
- N700系
- 700系を基本に『最速・快適・環境への適合』[2]をキーワードとして、さらなる性能向上を目指した車両。JR西日本との共同開発により、2007年に営業運転を開始した。
- 軽量化、空力性能の改善およびモーター出力の増強により、500系以来となる山陽新幹線での300km/h運行を可能とした。東海道新幹線での最高速度は従来と同じ270km/hに留まるものの、加速性能の向上、新幹線初となる車体傾斜装置の導入により、所要時間の短縮を達成している。外観は700系に準じるが、エアロダブルウィングと称する先頭形状、空気抵抗を低減する連結部の全周ほろ、小さな窓、大型のフルカラーLEDによる行先表示等が特徴となっている。また、車内は全席禁煙とされ、喫煙者向けに喫煙ルームが設けられた。
- 500系・700系に代わり「のぞみ」への投入が続いており、2011年までに総計約1,280両の投入を予定している。
以上の新幹線営業車両の諸元をまとめ下表に示す。形式によって複数の仕様を持つものは、断りのない限り代表的な値を示した。
| 形式 | 0系 | 100系 | 300系 | 700系 | N700系 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新製時の編成 | 12両・16両 | 16両 | 16両 | 16両 | 16両 | |
| 最高速度 (km/h) |
東海道 | 220 ( 210*) | 220 | 270 | ||
| 山陽 | 270 | 285 | 300 | |||
| 編成質量(16両) | 967 t | 839 t | 711 t | 708 t | 700 t | |
| 車体材質 | 普通鋼 | アルミニウム合金 | ||||
| 編成出力 (16両編成時) |
11,840 kW(16M)* | 11,040 kW(12M4T) | 12,000 kW(10M6T) | 13,200 kW(12M4T) | 17,080 kW(14M2T) | |
| 電動機 | 直巻整流子電動機 | かご形三相誘導電動機 | ||||
| 製造初年 | 1964年 | 1985年 | 1992年 | 1999年 | 2007年 | |
| 製造両数 | (3,216両*) | 912両 | 976両 | 960両 | (約1,280両*) | |
備考
- 0系の最高速度は国鉄時代の1986年まで210km/h。
- 0系の製造量数は国鉄時代の総数。
- 編成出力におけるM・Tは、それぞれ編成中における電動車(モーター付車両)・付随車(モーターなし車両)の両数を示す。
- N700系は増備継続中。製造両数は2011年度までの予定数量。
[編集] 事業用車両
[編集] 在来線電車
[編集] 特急形
- 285系(3000番台・「サンライズエクスプレス」。JR西日本へ管理委託)
- 371系(ワイドビューあさぎり)
- 373系(ワイドビューふじかわ、ワイドビュー伊那路、快速ムーンライトながら、ホームライナー、普通列車)
- 381系(廃系列)
- 383系(ワイドビューしなの、ホームライナー)
[編集] 急行形
- 165系(廃系列)
[編集] 近郊形
[編集] 通勤形
- 103系(廃系列)
[編集] 旧形
- クモハ12(廃形式)
[編集] 事業用
[編集] 気動車
[編集] 特急形
[編集] 急行形
[編集] 一般形
[編集] 事業用
[編集] 客車
いずれも臨時列車・イベント用
[編集] 特急形
- 14系(廃系列)
[編集] 急行形
- 12系(廃系列)
- ユーロライナー
- お座敷列車
- トロッコファミリー号
[編集] 旧形
[編集] 事業用
[編集] 貨車
- ワム80000(名古屋駅のゴミ輸送用・廃形式)
- トラ90000(トロッコ列車用・廃形式)
- チキ5200(レール輸送用長物車)
- チキ5500(レール輸送用長物車)
- チキ6000(レール輸送用長物車)
- ホキ800(バラスト輸送、撒布用ホッパ車・廃形式)
- ヨ8000(車掌車・廃形式)
- ケ10(検重車・廃形式)
- ソ80(操重車・廃形式)