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東京都第24区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東京24区から転送)
日本の旗東京都第24区
行政区域 八王子市21区に属しない区域)
(2024年1月1日現在)
比例区 東京ブロック
設置年 1994年
2017年2022年区割変更)
選出議員 萩生田光一
有権者数 382,039人
1.685 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2023年9月1日)
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東京都第24区(とうきょうとだい24く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域

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現在の区域

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2022年令和4年公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2][3]。一部は21区に移行した。

2017年から2022年までの区域

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2017年平成29年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[5][6][7]2015年平成27年)の国勢調査で八王子市内の日本国民の人口が人口最少選挙区の人口の2倍を上回るため[8]、2017年の区割り変更により一部が21区に移行した。

  • 八王子市(21区に属する東中野大塚以外の地域)
    • 横山町、八日町、八幡町、八木町、追分町、千人町1〜4丁目、日吉町、元本郷町1〜4丁目、平岡町、本郷町、大横町、本町、元横山町1〜3丁目、田町、新町、明神町1〜4丁目、子安町1〜4丁目、東町、旭町、三崎町、中町、南町、寺町、万町、上野町、天神町、南新町、小門町、台町1〜4丁目、中野町、暁町1〜3丁目、中野山王1〜3丁目、中野上町1〜5丁目、大和田町1〜7丁目、富士見町、緑町、清川町、東浅川町、初沢町、高尾町、南浅川町、西浅川町、裏高尾町、廿里町、下柚木、下柚木2・3丁目上柚木、上柚木2・3丁目、中山、越野南陽台1〜3丁目堀之内、堀之内2・3丁目鹿島松が谷、鑓水、鑓水2丁目、南大沢1〜5丁目松木別所1・2丁目、並木町、散田町1〜5丁目、山田町、めじろ台1〜4丁目、長房町、城山手1・2丁目、狭間町、椚田町、館町、寺田町、大船町、大楽寺町、上壱分方町、諏訪町、四谷町、叶谷町、泉町、横川町、弐分方町、川町、元八王子町1〜3丁目、下恩方町、上恩方町、西寺方町、小津町、川口町、上川町、犬目町、楢原町、美山町、尾崎町、左入町、滝山町1・2丁目、梅坪町、谷野町、みつい台1・2丁目、丹木町1〜3丁目、加住町1・2丁目、宮下町、戸吹町、高月町、小比企町、片倉町、西片倉1〜3丁目、宇津貫町、みなみ野1〜6丁目、兵衛1・2丁目、七国1〜6丁目、北野町、打越町、北野台1〜5丁目、長沼町、絹ケ丘1〜3丁目、高倉町、石川町、宇津木町、平町、小宮町、久保山町1・2丁目、大谷町、丸山町

2017年以前の区域

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1994年平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[9]

  • 八王子市

歴史

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創価大学など創価学会関連の施設が点在する八王子市のほぼ全域で一つの選挙区をなす。小選挙区制移行後初の選挙となった1996年第41回衆議院議員総選挙では、東京都議であった自民党公認の小林多門が、公明党から新進党に合流した高木陽介旧民主党公認の新人阿久津幸彦らを破り、初当選を果たした。高木は党の選挙方針で比例重複を行っていなかったため落選し、次回の第42回衆議院議員総選挙以降は、比例東京ブロックの単独候補に転出した。

2000年の第42回衆議院議員総選挙においては、民主党公認の阿久津が小林を破り、初当選した。2003年の総選挙では、自民党の公認を得た小林と同じ都議出身の萩生田光一と民主党前職の阿久津が大接戦を繰り広げ、およそ2,000票差で萩生田が競り勝った(阿久津も比例復活当選)。2005年の総選挙では萩生田が阿久津に4万票以上の差をつけ当選し、阿久津は比例復活も出来ず、議席を失った。2009年の総選挙では、全国的な民主党圧勝の波のなか、阿久津が萩生田に約2万7000票の差をつけ選挙区で返り咲き、萩生田は比例復活も出来ず、議席を失った。その後、2012年の総選挙では、自民党大勝を受けて萩生田が返り咲き、阿久津が落選。ここまで萩生田・阿久津がほぼ交互に小選挙区で当選してきたが、2014年の総選挙からは萩生田が小選挙区で連勝している。

萩生田は清和会であり政治資金問題を受けた2024年の八王子市長選では推薦候補の初宿和夫が野党系候補(滝田泰彦 元東京都議会議員:立憲民主党、共産党、社民党、地域政党の生活者ネットワークが支持)の猛追を受けた。その滝田は続く都知事選と同日実施の都議補選で当選し、萩生田の推した候補は落選した。

2024年の総選挙では萩生田は政治資金問題の影響で非公認となり、立憲民主党から立候補した有田芳生に迫られたが勝利した(阿久津は2021年の選挙から東京11区から出馬していたが、同様の理由で非公認となった下村博文を破り小選挙区で当選した)。

選出議員

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選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 小林多門 自由民主党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 阿久津幸彦 民主党
第43回衆議院議員総選挙 2003年 萩生田光一 自由民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年 阿久津幸彦 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 萩生田光一 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年
第48回衆議院議員総選挙 2017年
第49回衆議院議員総選挙 2021年
第50回衆議院議員総選挙 2024年 無所属

選挙結果

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第50回衆議院議員総選挙2024年(令和6年)10月27日 東京都第24区

時の内閣:石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:37万9672人 最終投票率:56.48%(前回比:減少0.29%) (全国投票率:53.85%(減少2.08%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一61無所属79,216票
38.65%
――自由民主党八王子総支部推薦×
比当有田芳生72立憲民主党71,683票
34.97%
90.49%社会民主党東京都連合推薦
浦川祐輔31国民民主党24,653票
12.03%
31.12%
佐藤由美52日本維新の会18,501票
9.03%
23.36%
與倉さゆり40参政党8,678票
4.23%
10.95%
畑尻文夫69無所属2,251票
1.10%
2.84%×
第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日 東京都第24区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:46万3096人 最終投票率:56.77%(前回比:増加1.56%) (全国投票率:55.93%(増加2.25%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一58自由民主党149,152票
58.55%
――公明党推薦
佐藤由美49国民民主党44,546票
17.49%
29.87%
吉川穂香26日本共産党44,474票
17.46%
29.82%
朝倉玲子62社会民主党16,590票
6.51%
11.12%
  • 阿久津は立憲民主党公認で東京11区から立候補したが落選。
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 東京都第24区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:46万468人 最終投票率:55.21%(前回比:減少0.18%) (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一54自由民主党122,331票
49.32%
――公明党推薦
高橋斉久44立憲民主党61,441票
24.77%
50.23%
吉羽美華37希望の党39,892票
16.08%
32.61%
飯田美弥子57日本共産党24,349票
9.82%
19.90%
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 東京都第24区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:45万6057人 最終投票率:55.39%(前回比:減少6.83%) (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一51自由民主党126,024票
51.69%
――公明党推薦
阿久津幸彦58民主党71,212票
29.21%
56.51%維新の党都総支部推薦
市川克宏40日本共産党32,887票
13.49%
26.10%
藤井義裕39次世代の党13,680票
5.61%
10.86%
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 東京都第24区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:45万5220人 最終投票率:62.22%(前回比:減少6.25%) (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一49自由民主党121,433票
44.22%
――公明党推薦
阿久津幸彦56民主党60,784票
22.13%
50.06%国民新党推薦
小林弘幸40みんなの党40,922票
14.90%
33.70%
藤井義裕37日本維新の会30,042票
10.94%
24.74%
峯岸益生64日本共産党21,448票
7.81%
17.66%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 東京都第24区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:44万8401人 最終投票率:68.47%(前回比:増加1.69%) (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
阿久津幸彦53民主党148,719票
49.45%
――
萩生田光一45自由民主党121,867票
40.52%
81.94%公明党推薦
長谷川暁37日本共産党26,392票
8.78%
17.75%
小野沢智子55幸福実現党3,762票
1.25%
2.53%
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 東京都第24区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日
当日有権者数:43万4174人 最終投票率:66.78%(前回比:増加6.69%) (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一42自由民主党150,552票
53.15%
――
阿久津幸彦49民主党106,459票
37.59%
70.71%
長谷川暁33日本共産党26,233票
9.26%
17.42%
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 東京都第24区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日
当日有権者数:42万5377人 最終投票率:60.09%(前回比:減少1.28%) (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
萩生田光一40自由民主党108,843票
44.29%
――
比当阿久津幸彦47民主党106,733票
43.43%
98.06%
藤本実34日本共産党21,407票
8.71%
19.67%
石橋薫48無所属8,762票
3.57%
8.05%×
  • 藤本は2011年7月に行われた山梨県大月市議会議員選挙に立候補し当選。
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 東京都第24区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日
当日有権者数:41万1640人 最終投票率:61.37%(前回比:増加2.72%) (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
阿久津幸彦43民主党106,292票
44.49%
――
小林多門57自由民主党95,102票
39.81%
89.47%
藤本実31日本共産党37,492票
15.69%
35.27%
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 東京都第24区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 最終投票率:58.65% (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
小林多門53自由民主党75,061票
33.99%
――
高木陽介36新進党64,730票
29.31%
86.24%
阿久津幸彦40民主党50,067票
22.67%
66.70%
武山健二郎67日本共産党30,965票
14.02%
41.25%
  • 高木は第42回以降、公明党の比例東京ブロック単独候補に転出。

脚注

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  1. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第210回国会 制定法律の一覧 >公職選挙法の一部を改正する法律 法律第八十九号(令四・一一・二八)”. 衆議院 (2022年11月28日). 2023年2月22日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
  2. ^ 東京都”. 総務省. 2023年1月9日閲覧。
  3. ^ 区割り変更地図_東京都八王子市”. 総務省. 2022年12月2日閲覧。
  4. ^ 東京都 衆議院小選挙区 区割り変更 25から30に 勧告案の詳細 | NHK”. NHK首都圏ナビ (2022年6月16日). 2023年1月5日閲覧。
  5. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第193回国会 制定法律の一覧 >衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第五十八号(平二九・六・一六)”. 衆議院 (2017年6月16日). 2021年10月1日閲覧。地名は2017年(平成29年)当時のものである。
  6. ^ 東京都”. 総務省. 2021年10月1日閲覧。
  7. ^ 区割り変更地図_八王子市”. 八王子市. 2021年10月1日閲覧。
  8. ^ 第18回衆議院議員選挙区画定審議会 (2021(令和3)年12月10日). “令和2年国勢調査人口(確定値)に基づく計算結果の概要”. 総務省. p. 2. 2022年1月4日閲覧。
  9. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年10月1日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。

関連項目

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