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山花郁夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山花 郁夫
やまはな いくお
法務副大臣就任時に公表された肖像写真
2012年 撮影)
生年月日 (1967-01-18) 1967年1月18日(57歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都調布市
出身校 立命館大学法学部卒業
前職 LEC東京リーガルマインド講師
所属政党民主党→)
民進党→)
旧立憲民主党→)
立憲民主党近藤G
称号 法学士(立命館大学・1989年
親族 祖父・山花秀雄(元日本社会党副委員長)
父・山花貞夫(元日本社会党委員長
公式サイト 山花郁夫 やまはないくお 立憲民主党 衆議院議員

選挙区東京22区→)
比例東京ブロック→)
東京22区
当選回数 5回
在任期間 2000年6月26日 - 2005年8月8日
2009年8月30日 - 2012年11月16日
2017年10月23日 - 2021年10月14日
2024年10月27日 - 現職
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山花 郁夫(やまはな いくお、1967年1月18日 - )は、日本政治家立憲民主党所属の衆議院議員(5期)。法務副大臣野田第3次改造内閣)、外務大臣政務官菅直人第1次改造内閣菅直人第2次改造内閣)等を務めた。

父は日本社会党委員長政治改革担当大臣旧民主党副代表等を務めた元衆議院議員の山花貞夫。祖父は元日本社会党副委員長の山花秀雄

来歴

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2010年11月19日国際協力機構理事長緒方貞子(左)と
2011年6月20日経済産業大臣海江田万里(左)、在ウィーン国際機関政府代表部特命全権大使中根猛(右)と

東京都調布市生まれ[1]晃華学園小学校早稲田高等学校立命館大学法学部卒業[1]。大学卒業後、1999年まで10年間、LEC東京リーガルマインド専任講師を務め、公務員志望者を対象に憲法学の講義を担当していた[1]

2000年、議員在職のまま死去した父・山花貞夫の地盤を引き継ぎ、第42回衆議院議員総選挙東京22区から民主党公認で出馬。6人が立候補した混戦を制して初当選した[1]。当選後、男性国会議員では初めて産休を取得した[1]2002年民主党代表選挙では、現職の鳩山由紀夫代表ではなく、同じ東京都選出の菅直人東京18区選出)を支持したが、菅は鳩山に敗れた。同年12月、執行部人事等をめぐり党内の混乱を招いた鳩山代表が引責辞任したため、再度代表選に立候補した菅の推薦人に名を連ね、菅は岡田克也を破り民主党代表に選出された。

2003年第43回衆議院議員総選挙では、東京22区で自由民主党前職の伊藤達也(前回は比例東京ブロック単独で立候補し、当選していた)を破り、再選(伊藤も比例復活[1]。なお、父の山花貞夫は1996年第41回衆議院議員総選挙で、新進党公認の伊藤に敗れた。

2005年第44回衆議院議員総選挙では現職の金融担当大臣である伊藤に東京22区で敗れ、重複立候補していた比例東京ブロックでも復活できず、落選した[1]

2009年第45回衆議院議員総選挙では、東京22区で自民党前職の伊藤を破り、4年ぶりに国政に復帰した[2][1]

2010年第1次菅直人改造内閣外務大臣政務官に任命され、第2次菅直人改造内閣まで務める[1][3]

2011年8月26日、菅直人首相が民主党代表辞任を正式に表明[4]。菅の辞任に伴う代表選挙(8月29日実施)では海江田万里の推薦人に名を連ねた[5]

2012年9月の民主党代表選挙では赤松広隆の推薦人に名を連ねたが、赤松は現職の野田佳彦首相に敗れた[6]。代表選後に発足した第3次野田改造内閣法務副大臣に任命されるが、同年12月の第46回衆議院議員総選挙では東京22区で伊藤に敗れ、比例東京ブロックでの復活もできず落選した[7][1]

2014年第47回衆議院議員総選挙にも民主党公認で東京22区から出馬したが、自民党前職の伊藤に敗れ、比例復活もできず再び落選した[8]

2017年9月27日、前原誠司民進党代表が、民進党を事実上解党し、希望の党からの衆院選立候補を容認する方針を明らかにした[9]。10月2日、枝野幸男が新党「立憲民主党」を設立すると表明[10][11]。同日、山花は「安保法制の白紙撤回を求めてきた立場で(希望の党とは)距離がある」として希望の党への公認を申請せず、立憲民主党から出馬する意向を表明[12]。10月3日、希望の党は衆院選の第1次公認192人を発表。同党が東京22区に弁護士の金ヶ崎絵美を擁立したことが明らかとなった[13][14]。10月22日に行われた第48回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補し、選挙区では自民党前職の伊藤に敗れたが、比例東京ブロックで復活し、5年ぶりに国政に復帰した[15]

2020年9月15日、旧立憲民主党と旧国民民主党は、2つの無所属グループを加えた形で新「立憲民主党」を結成[16]。山花も新党に参加。

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙は、山花、自民党前職の伊藤、れいわ新選組櫛渕万里NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の4者の戦いとなり、伊藤が当選した。立憲民主党は比例東京ブロックで4議席を獲得。5番目の惜敗率(85.566%)だった山花は比例復活もかなわず、議席を失った[17][18]

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、伊藤を僅差で破り小選挙区で当選した[19]

政策・主張

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2010年11月18日国際連合ボランティア計画事務局長フラビア・パンシエーリ(左)と

活動

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2011年4月19日、日本駐箚パラグアイ特命全権大使ナオユキ・トヨトシ(左)と
  • 名古屋刑務所受刑者が高圧放水によって死亡した事件について、2003年3月、消防用ホースを用いた再現実験を山花、永田寿康の2名で行った。しかし実際の水圧は実験のものの10分の1程度にすぎなかったため、民主党は謝罪に追い込まれた[21]
  • 2003年8月、静岡空港建設反対の国会議員署名活動で署名者に加わった[22]
  • 衆議院憲法審査会では国民投票法の審議に対し「CM規制」を求める立場をとった[23]。2021年6月11日改正憲法国民投票法成立の際は、CMなどの規制について「法施行後3年をめどに検討を加え、必要な法制上の措置を講ずる」と付則に明記させることで賛成に回った[24]

所属団体・議員連盟

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選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第42回衆議院議員総選挙 2000年06月25日 33 東京都第22区 民主党 10万4132票 38.85% 1 1/6 /
第43回衆議院議員総選挙 2003年11月09日 36 東京都第22区 民主党 11万3931票 45.91% 1 1/4 /
第44回衆議院議員総選挙 2005年09月11日 38 東京都第22区 民主党 10万7417票 37.21% 1 2/4 21/6
第45回衆議院議員総選挙 2009年08月30日 42 東京都第22区 民主党 15万4904票 50.58% 1 1/4 /
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 45 東京都第22区 民主党 6万6210票 23.00% 1 2/6 10/3
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 47 東京都第22区 民主党 8万14票 31.50% 1 2/4 7/3
比当 第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 50 東京都第22区 立憲民主党 9万1073票 35.76% 1 2/4 4/4
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 54 東京都第22区 立憲民主党 11万2393票 40.10% 1 2/4 5/4
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 57 東京都第22区 立憲民主党 9万9790票 40.24% 1 1/4 /

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j プロフィール - 衆議院議員 山花郁夫 | やまはないくお 立憲民主党 東京22区” (2024年6月29日). 2024年11月12日閲覧。
  2. ^ “東京 小選挙区:総選挙2009:YOMIURI ONLINE(読売新聞)”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/kaihyou/ya13.htm#k022 2018年9月5日閲覧。 
  3. ^ 法務副大臣 山花 郁夫(やまはな いくお)│野田第三次改造内閣 副大臣名簿
  4. ^ “菅直人首相が退陣を正式表明、民主代表選が事実上スタート”. ロイター. (2011年8月26日). https://www.reuters.com/article/idJPJAPAN-22883120110826 2021年11月27日閲覧。 
  5. ^ 2011年8月29日投票 民主党代表選挙 推薦人一覧”. 江田五月 - 新たな出発. 2021年11月27日閲覧。
  6. ^ “民主代表に野田首相再選、24日までに党執行部人事”. ロイター通信. (2012年9月21日). https://jp.reuters.com/article/t9e8kj003-dpj-noda-idJPTYE88K04V20120921 2018年9月5日閲覧。 
  7. ^ “2012衆院選 東京22区”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_ichiran.html?aid=A13022 2018年9月5日閲覧。 
  8. ^ “2014衆院選 東京”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/47shu/ichiran.html?aid=A13001&st=tk#022 2018年9月5日閲覧。 
  9. ^ “衆院選:民進党、事実上解党 「希望の党」に合流へ”. 毎日新聞. (2017年9月28日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170928/k00/00m/010/120000c 2017年11月18日閲覧。 
  10. ^ 関根和弘 (2017年10月2日). “民進の枝野幸男氏、新党「立憲民主党」を結成”. ハフポスト. https://www.huffingtonpost.jp/entry/yukio-edano-new-party_jp_5c5a5055e4b012928a300c6a 2019年6月20日閲覧。 
  11. ^ “枝野氏、新党「立憲民主党」結成を表明”. 日本経済新聞. (2017年10月2日, 17:09). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21781280S7A001C1000000/ 2019年6月20日閲覧。 
  12. ^ “【衆院選】民進元職・山花郁夫氏が枝野氏の立憲民主党へ 「安保の白紙撤回求めてきたので」希望に申請せず”. 産経新聞. (2017年10月2日). https://www.sankei.com/politics/news/171002/plt1710020103-n1.html 2018年9月5日閲覧。 
  13. ^ “【衆院選】希望の党・第1次公認リスト(192人)(2/4ページ)”. 産経新聞. (2017年10月3日). https://www.sankei.com/article/20171003-NK7P4VUV5BN6FHCY22UVSGOJMY/2/ 2022年2月2日閲覧。 
  14. ^ 金ヶ崎絵美(小選挙区・東京都) 【衆議院選挙2017】”. 読売新聞社. 2017年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月2日閲覧。
  15. ^ “衆院選2017:立憲・末松氏ら、比例復活当選 希望・伊藤氏も/東京”. 毎日新聞. (2017年10月24日). https://mainichi.jp/articles/20171024/ddl/k13/010/215000c 2018年9月5日閲覧。 
  16. ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
  17. ^ 衆議院選挙2021 東京(千代田区・港区など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  18. ^ 【2021年 衆院選】東京ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  19. ^ 東京22区で立憲民主党の山花郁夫氏が当選”. 読売新聞オンライン (2024年10月28日). 2024年11月12日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g h i “第48回衆院選 立憲 東京22区 山花 郁夫”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/47shu/ichiran.html?aid=A13001&st=tk#022 2018年9月5日閲覧。 
  21. ^ 国会会議録検索システム”. kokkai.ndl.go.jp. 2024年11月12日閲覧。
  22. ^ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会(2009年3月7日時点のアーカイブ)”. web.archive.org (2009年3月7日). 2024年11月12日閲覧。
  23. ^ “「まずCM規制の議論を」 立民・山花郁夫 党憲法調査会長”. 日本経済新聞. (2019年8月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48563430U9A810C1PP8000/ 2023年2月11日閲覧。 
  24. ^ 【政策】国民投票法改正Q&A 山花郁夫憲法調査会会長が解説”. 立憲民主党 (2021年6月16日). 2023年2月11日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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公職
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次代
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先代
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