ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター

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ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター(ゲゲゲのきたろうのとうじょうキャラクター)は、水木しげる漫画作品およびそれを原作とするアニメ、映画『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する架空のキャラクター(その大半は伝承上の妖怪で占められている)の一覧。

貸本劇画版である『墓場鬼太郎』に登場した人間・妖怪などについては墓場鬼太郎の登場人物を参照。

鬼太郎シリーズはアニメや映画といった映像化作品それぞれで設定が異なる上に、原作においても別の話と矛盾する設定が出てくる場合が多いため、全メディアのシリーズを通しての共通の設定というものはあまり存在しない。

1話限定の総称の設定やそのシリーズ限定の総称の設定は、#総称を参照。

鬼太郎とその仲間たち[編集]

鬼太郎ファミリー[編集]

鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎、墓場鬼太郎)
本作の主人公。幽霊族最後の生き残り。
目玉おやじ(目玉の親父)
鬼太郎の父親。(正確にはその分身)
ねずみ男
鬼太郎の悪友。トリックスター。半妖怪。
猫娘
鬼太郎の幼馴染、本作のヒロイン。半妖怪。
砂かけ婆
鬼太郎の仲間。砂を撒き散らす。奈良県出身。
子泣き爺
鬼太郎の仲間。石化して重くなる。徳島県出身。
一反木綿
鬼太郎の仲間。空を飛ぶ布の妖怪。鹿児島県出身。
ぬりかべ
鬼太郎の仲間。巨大な壁の妖怪。福岡県出身。

以上のキャラクターについて詳細はリンク先のページを参照。

隣人妖怪[編集]

鬼太郎父子と共通コミュニティでの在住(妖怪アパート、ゲゲゲの森、妖怪横丁など。同居も含む)描写がある妖怪たち。

呼子(よぶこ)/ 山彦(やまびこ)/ 山小僧(やまこぞう)
声 - 富田耕生(第2作)、杉山佳寿子(第3作)、上村典子(第4作)、中山さら(第5作)
山で音声を反響させる妖怪。わら頭巾をかぶった顎や前歯が大きい男児の姿で、眼や足は1つだったり2つだったりする。話によって上記の様に3つの呼称がある。大声でショックを与える、音波攻撃を反射する(『妖怪千物語』)、声真似、かなり遠くからでも「ヤッホー」と呼ばれると相手と場所を特定でき、また自分の声はあの世までも届く(アニメ第5作)など、音に関係した術が得意。
音関連以外の能力では「若返りマッサージ」(『死神』にて死神の息で老化した鬼太郎に施した、ただし砂かけの台詞のみで直接描写は無い)、霧の発生(『鬼太郎ベトナム戦記』)、仲間の名を呼んで分身させる「山彦の術」(第3作79話)、一息で数人分の空気を供給できる肺活量、携帯電話に呼びかけると助けを求めている人にメールが届く(第5作49話)、などを有している。
つるべ火(つるべび)
老人の様な顔がある火の玉。鬼太郎の助っ人として時々登場し、敵妖怪を焼き払ったり照明(朝日に偽装できるほど明るくなれる)になったりする。アニメ第2,4,5作では群れで登場したこともある。初登場は原作『モウリョウ』、アニメでは第1作第1話でねずみ男よりも先に登場。第1作の第1話と第39話では喋っている。
アニメ第3作では炎の妖怪五人衆の一員。
妖怪ランプ
アニメ第1作のみ登場。つるべ火と似ているが、つるべ火と比べて小さいため火力が弱く、主に家の室内照明となっていることが多い。だが初登場である第2話『夜叉』ではとどめを刺し、第12話では現場写真から消えていたぬらりひょんの姿を炙り出す、第18話『魔女人形』では魔女の箒に火を放つなど活躍。第14話『水虎』では水力に負けつるべ火に交代している。話す場面がないのもつるべ火と異なる点。他に第29話に登場。
お歯黒べったり
声 - 中友子(第5作)
目鼻がなくお歯黒を付けた口のみの顔をした女妖怪。
初登場はアニメ第1作7話『ゆうれい電車』で、妖怪ショーに参加したが乱暴な2人組に落書をされてしまった。
第5作では妖怪横丁で銭湯を営む。
ろくろ首
声 - 木下しのぶ(第3作)、豊嶋真千子(第5作・本編)
伝承でも知名度の高い妖怪ながら、原作・アニメ共に長らく群衆扱いされ続けてきたが、アニメ第5作から砂かけ婆の妖怪長屋の住人・容姿端麗な美女としてレギュラー入りを果たし、ネコ娘に次ぐヒロイン的位置付けとなった。首は伸縮自在で、伸ばさなければ人間の女性と変わらない外見だが、長時間首を縮めると肩が凝る。人間界では「ろく子」と名乗ってネコ娘と共に働く。その際知り合った人間の青年・鷲尾誠と交際している。
元来ろくろ首の伝承には、首が分離して人間を襲うものもあるが、本作に登場するのは首が長い伝承の方(首が分離するものについては「ぬけ首」を参照)。アニメ第1作1話の「ろくろ兵衛」、『相撲の巻』の「ろくろ山」など、男性のろくろ首も別個体で登場している。週刊実話版『ろくろ大合戦』では敵として、老婆のろくろ首が登場。
2007年の実写劇場版では「和江(かずえ)」という名のろくろ首が登場。妖怪の溜り場「墓の下倶楽部」の常連で、輪入道の妻でもある。輪入道が唯一頭の上がらない妖怪。
かわうそ
声 - 山本圭子(第1作)、小宮山清(第3作)、柏倉つとむ(第4作)、丸山優子(第5作)
初登場は『オベベ沼の妖怪』およびそのアニメ化作品第1作第40話。オベベ沼に住む妖怪で、通称オベベ。貧しさ(アニメ3,4,5作では寂しさ)から人間を騙して金儲けをしていた。人間に化けることが出来、水鉄砲を発射し攻撃する。アニメ第4作第79話,80話では傘化けと共に中国妖怪チーとの戦いに応援に駆け付けたが、チーの妖術で反物にされてしまう。川魚が大好物で、魚を焼く匂いを嗅ぐと変身がとけてしまう。最後は反省して、正式に鬼太郎達の仲間に入った。原作やアニメ第1作では鬼太郎の旧友とされているが、3,4,5作ではオベベ沼の事件が初対面となっている。アニメ第5作から砂かけ婆の妖怪長屋の住人としてレギュラー入りを果たし、途中から登場したアマビエとコンビを組む形で鬼太郎ファミリーの一員となった。
花子
声 - 小串容子(第1作)、荘真由美(第3作)
『げた合戦』(初アニメ化第1作第44話)に登場した花の妖精。原作やアニメ第1作では気位が高く、普段は鬼太郎やねずみ男を軽蔑して口も利かないが、丸毛に貯金を盗まれて捜索を依頼して来た。1980年代『最新版』では第1話で後姿のみ登場。アニメ第3作第52話ではねずみ男をも疑わない純真で優しい性格に変更され、彼が逆柱から奪還したリモコン下駄を受け取って鬼太郎に届けた。花吹雪を放つ術を使う。
化けガラス(ばけガラス)
一見大きめのカラスにしか見えないがれっきとした妖怪。人語を話す事もでき、事件の発生を鬼太郎たちに知らせるなど連絡係として活躍、戦闘では大勢のカラスを率いて集団戦術を行う。また武器の「封じフン」は鳥もちのように相手にへばりついて身動きを封じる。
原作初登場は『妖怪大裁判』、アニメ初登場は第2作第2話『妖怪反物』。
また普通のカラスにも鬼太郎の友は大勢おり、情報活動(手紙の配達、偵察など)や空輸力(多数で各々ロープの端を持ち、吊り下げて飛ぶ。「カラス船」または「カラスヘリコプター」と呼ばれる)で活躍する。
油すまし(あぶらすまし)
声 - 塩屋浩三小林通孝(第3作)、中井和哉(第4作)、平野正人(第5作)
地蔵の様なすまし顔に蓑を着た妖怪。初登場は『妖怪大裁判』だが、当時は敵側の群衆扱い。
1980年代以降の原作では鬼太郎や仲間の妖怪が住む「ゲゲゲの森」の村長として頻繁に登場する。大の将棋好きで、デザインも髷が加えられた。鬼太郎達に加勢する事も多く、体から油を出す術や、敵の術を破る術、逆用する術などを駆使する。原作「地獄編」並び、アニメ第3作『地獄編』では地獄の旅に同道、地獄に関する知識で一行を支えた。また『鬼太郎国盗り物語』でも目玉親父に次ぐブレーンとして戦いの旅に参加するなど、原作では子泣き、砂かけと並ぶレギュラーとして活躍する。
アニメ第4作では妖怪アパートの住人、第5作では妖怪横丁の町内会長。
井戸仙人(いどせんにん)
声 - 北川米彦(第2作)、青野武(第3作)、八奈見乗児(第4作)、矢田耕司(第5作)
井戸に漂うメタンガスを吸って幾千年を生きる仙人。中国出身でユーラシア大陸方面の妖怪や術に詳しく、また妖怪医術や薬学にも長けている。初登場は『妖怪反物』およびアニメ化作品。第3作劇場版(『最強妖怪軍団日本上陸!』)の予告では、体が赤く見た目も若干異なっていた。
第3,4作では度々鬼太郎たちに協力していた。第5作では妖怪横丁の井戸に住むが、目玉おやじとは仲が悪く、やたらと口が悪い。
つるべ落とし
声 - 江川央生(第5作)
突然樹上から目の前に落ちて驚かすとされる、巨大な頭のみ(小さな足が描かれることもある)の妖怪。本作では禿頭ひげ面に厚い唇、左右非対称な目となっている。敵を大頭で押さえつけたり口に収めたりする。
初登場は『釜なり』(初アニメ化第2作19話)で、多くのアパート仲間と共に釜なり退治に参加した。
第5作では妖怪横丁で雑貨屋を営む。
かみきり
カラスの様な顔で両手が鋏状の妖怪。原作「釜なり」で妖怪アパートの住民として初登場。
「まぼろしの汽車」では目玉親父の呼んだ汽車にいつの間にか乗り、吸血鬼化した鬼太郎とねずみ男を「体が痺れる網」で捕らえた。
アニメ第3作63話では穴ぐら入道が操る蜘蛛の糸を鋏で切る。
「国盗り物語」では吸血花ラグレシアの茎を猫娘や傘化けとのトリオ攻撃でぶった切った。
第4作40話では妖怪運動会で短距離走に出場。夜行さんに負け2着になった。
天井なめ(てんじょうなめ)
声 - 田中和実(第3作)
長い舌で天井を嘗め染みを作るという妖怪。原作「釜なり」で妖怪アパートの住民として初登場。
「豆腐小僧」(アニメ化第3作106話)ではカビを好んで食べ、豆腐小僧が蔓延させたカビを取る為に呼ばれた。多人数にカビが生えた為彼には食べきれず、胃液を水で薄めてカビ消し薬を作る。
第4作87話では倉ぼっこの迷い家を荒らす人間を懲らしめるのに協力する。
雪姫(ゆきひめ)
1980年から翌年まで月刊少年ポピーに連載された『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』のみのレギュラーで女の赤ん坊。鬼太郎の妹だというが真偽は不明(「そういう血統書が付いていた」とねずみ男が拾って来た)。白雪姫に倣って目玉親父が命名。
序盤では普通の赤ん坊の様だったが、中盤から念力やテレパシーなどの超能力を使い、言葉も話すようになる。鬼太郎を超能力でサポートする一方、ドラキュラ達にさらわれ売り飛ばされそうになったり、大蛸に見初められたりと彼女が標的になる話もあった。
モデルは水木の娘。アニメには未登場。かわいいキャラクターをとの編集者の要請によって創作された。
シーサー
水木しげるロードに設置されている「シーサー」のブロンズ像
声 - 山本圭子(第3作・第5作)、鉄炮塚葉子(第4作)
沖縄の著名な獅子の妖怪(まだ子供なので小犬サイズ)。本作では頭頂部で跳ね上がる鬣と口から覗く2本の牙が特徴(第4作ではそれぞれの牙が二又になっている)。ドリルの様に高速回転して地中を掘り進むのが得意。アニメ第4,5作では怪力を持つ成獣形態になることもできる。成獣幼獣問わず二足歩行が可能。
色はシリーズ毎に明る目や赤黒い、基本の色調が異なるなど差がある。水木による画とアニメ第3作では肌色や黄などを基調とするが、後年の作品では濃緑の毛髪と髯、黄土色や茶色などの身体をしている。体全体が薄赤で金の体毛のシーサーもいる。成獣形態の方もデザインに差異があり、第3作で見られた先代の模造品は青黒い体に青灰色の毛色、第4作では臼歯が見え、鼻が大きくて全体的に黒々しく(置物のシーサーに近い)、第5作では緑と黄のより明るい色調で唐獅子らしさを増した風貌だった。
アニメ第3作後期や当時の原作でレギュラーとして活躍[1]。初登場は1980年代『最新版』第1話『大妖怪がしゃどくろ復活』、少年マガジン『妖怪大百足』とそのアニメ化作品第3作第73話『シーサー登場!!沖縄大決戦』(描かれたのは『がしゃどくろ』が先だが、鬼太郎との出会いは『大百足』で描かれた)。気のいい妖怪で、ねずみ男の口車に騙されることも多い。
原作では突然やって来て、遠足に出かける鬼太郎ファミリーに同行。出先で遭遇した大百足戦の功績を認められ下宿する。地獄編では命がけの大活躍をし、勇敢な所を見せた。『鬼太郎国盗り物語』では沖縄に帰っていて、両親と共に登場(父親は置物に近く、母親は息子を大きくしたようなデザイン)。
アニメ第3作では先代(父親)の姿と声を模した変装(ハリボテの土人形)に入って行動していた事もある。キジムナー曰く、先代のように頼り甲斐のある存在ではないらしい。鬼太郎の力を試すために攻撃を仕掛けた事もあるが、その後は鬼太郎を慕って下宿している子分的存在。
第4作63話「メンソーレ!妖怪ホテル」でも登場したが、当初は鬼太郎と戦って和解をするものの、後に仲間として再登場する様子も見られなかった(救援に来られるような場面でも登場しなかった)。ただし気の良い性格は変わらず、開発により住処の森をキジムナー共々追い出された為、地元の観光ホテルに入り浸っていた。後にホテルの運営復興に助力する。人間に化けたり幻惑を見せる能力も持つ。
第5作では、25話の運動会に薄赤色で金髪の個体が南チーム代表として出場。アカマタの沖縄における唯一無二の親友でもある。94話ではキジムナーを人質に吸血樹に操られてしまい、アカマタを追放した後に沖縄の妖怪四十七士を装って鬼太郎たちをおびき寄せて襲うが、アカマタに毒を抜かれて元に戻る。「共に沖縄のために戦おう」とアカマタの四十七士覚醒を祝福した。ガジュマルの林に囲まれた御嶽らしき場所に住む。見た目は以前のシリーズと似ているが、口から竜巻状のすさまじい黒紫色の暴風を吐いたり、天候を狂わせ広範囲にわたって嵐や雷、地震を引き起こす、島中に点在するシーサーの置物(子供の手作りの工作を含む)等に呪いをかけることもできる強力な妖怪になっている。霊毛ちゃんちゃんこを跳ね除け指鉄砲や体内電気を無効化、逆に体内電気を口から収束して撃ち返し、暴走すれば沖縄全土を崩壊・滅亡させてしまうほどの力を持っていた。
アマビエ
声 - 池澤春菜(第5作)
熊本出身で鳥のような口をした幼女風の人魚(首から下が鱗に覆われている)。「ひらめき」で近い未来の出来事や隠されたものの在処などを知ることができるが、大抵は悪い出来事の予知(しかも近過ぎてほとんど手が打てない)や誰でもわかることばかりひらめく。他には空中に浮いたり海水を吐いたりする能力がある。
初登場はアニメ第5作第26話『妖怪アイドル!?アマビエ』。高飛車な性格で近隣住民と揉めていた所を蒼坊主と出会い、人付き合いを学ぶために横丁に行き鬼太郎に会うよう言われたが、なぜか横丁のアイドルになれと言われたと勘違いした。ぬらりひょん達に「皆殺しの矢」で射られて暴走した砂かけを救う為、予知能力を駆使して鬼太郎やかわうそと協力し、以来横丁住民の一員となった。その後しばらく鬼太郎を気に入って付き纏い、猫娘を嫉妬させた時期もある。62話では、その予知能力を生かして占い師を開業(顔半分をベールで覆い、両腕を露出しない服装で人間に変装)。
第5作が初登場であるが、制作中「予知能力を持つわがままなキャラ」を加えようと案が出て登場となった。なお、「鬼太郎マガジン VOL.1」によれば他に後述のくだんが候補に上がっていた。
かわうそとは迷コンビである。
白坊主(しろぼうず)
足の無いのっぺらぼうの様な姿の妖怪。大阪府出身。
アニメ第5作では輪入道が営む運送屋に火車と共に勤める。90話で火車が冤罪を晴らすために鬼太郎と入れ替わったことを知り、輪入道に伝えて共に畑怨霊戦の応援に駆け付ける。顔から放つ光線で姿を隠した畑怨霊を見破り、この戦いで輪入道や火車と共に妖怪四十七士に覚醒した。
白狐
声 - 大本眞基子(第5作)
白い毛色を持ち、人々に幸福をもたらすとされる、善狐の代表格。
原作・アニメ共にこの名称で直接は登場していないが、第5作の収録DVDの「ゲゲゲ組」製作の特典映像で、オリジナルとして登場。妖怪横丁近くに住んでいる。

その他の仲間妖怪[編集]

マンモス男
- 屋良有作(第3作)
マンモスの胴と四肢の様にずんぐりした毛むくじゃらの巨人。あまりに毛深いため目鼻立ちや頭と胴の境目はわからない(マンモスの様な耳・鼻・牙は見えない)。
初登場は「おばけナイター」。同話の妖怪達では唯一名が出ている。外野手を務め、長身ゆえにホームラン級の打球も楽に捕球。日光が苦手で、夜が明けると真っ先に逃げ帰った。初アニメ化の第1作1話では「むく邪羅(むくじゃら)」と呼ばれた。
アニメ第3作26話のナイターでは審判として登場、最初妖怪のルールで審判して人間側の不興を買った。その後も敵妖怪の住む洞窟を岩で塞ぐなどの力仕事で活躍。ここでは昼間も平気で行動している。
「雪姫ちゃん登場」には敵としてマンモス男に似た「マンモス殿下」が登場。ねずみ男に子供を誘拐させ、彼らの頭髪を食べていた。鬼太郎をも体毛で絡め取るが、目玉親父に火をつけられ特大ステーキと化した。
海じじい
声 - 北川米彦(第3作)
老いた浦島太郎の様なスタイルの妖怪。「妖怪獣」の終盤にて、大なまずを氷流しにして自分ごと凍らせた鬼太郎の溶液を極地で発見し、玉手箱に詰めて目玉おやじの元に連れ帰った。アニメ第3作では「昔鬼太郎に助けてもらった(詳しい経緯は不明)から今度は自分が助ける番だ」と言って鬼太郎の溶液に息を吹きかけ復元する。
天火(てんか / てんぴ)
顔が不明瞭で長い尾を引く火の玉。原作では貸本「地獄の散歩道」に名前のみ登場、アニメは第3作35話初登場で炎の妖怪五人衆の一員。94話で過熱したぬけ首につるべ火と海月の火の玉が胴体を戻す際は、頭の炎に吸収される前に彼らを引き離す命綱の役を務めた。
座敷童子(ざしきわらし)
声 - 加藤みどり(第1作)、山本圭子(第3作)、柏倉つとむ(第4作)、広橋涼(第5作)
東北地方に住む子供の妖怪。大人には見えないが子供や妖怪には見え、住み着いた家を栄えさせる。坊主頭に、常に眠そうな目をした色白の男児の姿をしている(アニメ第5作のみ少女の姿)。
初登場は「笠地蔵」(初アニメ化第1作第60話)。冬越しに入った家の老夫婦の貧しくも情け深い様子を見て、鬼太郎達に相談して贈り物をした。
ガマ仙人
声 - 永井一郎(第1作)、青野武(第3作)、八奈見乗児(第4作)
かつて邪魅をガマに変えた多彩の術を使う仙人。森の奥の木の家に住む。初登場は「妖怪関ヶ原」(初アニメ化第1作50話)。
異次元光線を放つ妖怪キノコを入れたランプを使い、特殊空間「妖怪関ヶ原」(アニメ第4作では「異次元の森」)への扉を開く。この空間にいる間はガマ仙人は無敵になれるが、術に必要なキノコは現在彼の住む樹でしか採れない。邪魅の毒で邪悪になった鬼太郎を異次元空間へ誘い出し、その攻撃を無効化し捕えた。そして鬼太郎に化けて邪魅を騙し、再びガマにすることで鬼太郎を助けた。
原作「妖怪世界選手権」では中国代表として登場。遠泳で船に化けて他選手を閉じ込めた上に凍らせたが、サシペレレに腹を蹴破られ脱落。
スィームルグ
「鬼太郎のベトナム戦記」で活躍した霊鳥でトルコ出身。ベトナム戦争時に空中戦力として鬼太郎に招集された。小柄だが、子泣き爺が石化した状態で背に乗っても空を飛べるほど力が強い。偵察に使われた事もあるが、嘴攻撃(かみ砕き)や糞攻撃などで、敵の航空戦力の減少や戦闘車両の無力化などの戦果を上げている。
 なお、伝承に伝わるスィームルグとはミトラ教神話に登場する神鳥である。世界の始めに存在した生き物で、すべての鳥の王(または女王)。鳳凰に似た性質を持ち、ありとあらゆる鳥よりも巨大な体を持つ。人語を話すだけでなく、類まれなる知恵を有する。ミトラ神や最初の動物の誕生にも関わった。シームルグとも表記し、他にも呼称が数多く存在する。「王書シャー・ナーメ」(叙事詩)、ブンダヒシュン、マインヨー・イ・カルド、アヴェスターなどにも登場するほか、キルギス民話などにもその影響が見られ、中東地域の文化において広く見られる霊鳥である。「スィームルグ時代」や「スィームルグ文化」といった言葉も生まれた。
姥ヶ火(うばがび)
詳細は「日本妖怪」の姥ヶ火の項を参照。
アニメ第3作では炎の妖怪五人衆の一員。
化け火(ばけび)
声 - 田中亮一(第3作)
坊主顔が三つあり、それぞれ分離行動もできる火の玉。原作には「妖怪危機一髪」で登場。アニメ第3作では15話「冷凍妖怪雪ん子」から登場、炎の妖怪五人衆の一員。単体での活躍も多く、鬼太郎の腹に入り熱放射や口からの火炎連弾といった合体技を使ったり、つるべ火と共に妖怪戦車のヘッドライト兼火炎放射になったりした。反面、西洋妖怪軍や亡者の吹き溜まりに臆して逃げ去る場面もあった。
がんぎ小僧
声 - 永井一郎(第3作)、千葉一伸(第4作)
河童に似ているが皿はなく、やすり状の鋭い歯を持った水棲妖怪。その歯はライフル銃をも噛み砕く。
アニメ第3作26話「おばけナイター」で妖怪野球チームの一員として初登場。32話や43話では百々爺やさら小僧に付いて鬼太郎に敵対した事もあったが、他では特に水中戦や水力戦で頻繁に鬼太郎に加勢した。
第4作42話では股旅姿で登場。行き倒れた所をねずみ男に救われた事があり、以来彼を「ねずみ男の兄い(あにい)」と呼び慕っていた。河童の領分争いに巻き込まれた際にねずみ男を庇って命を落としたが、「ぺったらぺたらこ」禁断の4番(ねずみ男がさら小僧の声を録音したテープ)で2人が再会する場面まで時を戻されて生き返った。『妖怪千物語』でもこの姿で登場している。
海月の火の玉
声 - 小野坂昌也(第3作)
海月(クラゲ)の化身。アニメ第3作のみの登場で第35話初登場、炎の妖怪五人衆の一員。劇場作品最強妖怪軍団!日本上陸!!でも、後述の妖神(紙の精)への対抗策として、鬼太郎の招集につるべ火天火姥ヶ火と共に招集された。
倉ぼっこ
声 - はせさん治(第3作)、松野太紀(第4作)
倉に住み着いて栄えさせる妖怪。初登場は原作「吹消婆」(群衆扱い)。
アニメ第3作では恐山妖怪病院の医師、第4作では迷い家の主。
『妖怪千物語』では住んでいた旧家の倉が取り壊されるのを悲しんで工事機材などを操って暴れた。だが鬼太郎の仲介で家の主人父娘が幼い頃に倉ぼっこと遊んだ事を思い出し、新築した家の子供部屋に移住する事で和解した。
風の神(かぜのかみ)/ 風神(ふうじん)
声 - 田中和実(第3作)
袋を持った風を司る鬼神。
初登場はアニメ第3作14話。さざえ鬼達の住む海を汚した工場を、排煙を逆流させ懲らしめた。その後も何回か風力で鬼太郎達を支援する。
第4作16話では雷神(電気妖怪かみなりとは似ているが別個体)とのコンビで風雨を起こし、巨大化した白うねりの汚れを洗い流した。劇場版「おばけナイター」では野球チームに参加。打席では球を風で飛ばして反則になりアウト。
第5作25話の運動会では障害物役を務める。
黒髪切り(くろかみきり)
声 - 滝口順平(第4作)
歯並びのいい口と円らな目、全身真っ黒の妖怪。
初登場は「妖怪危機一髪」でソーセージにされた鬼太郎の担架をあかなめと共に担いだ。
「カニ妖怪」では父親と子供で登場。髪を材料にした洋服店「黒髪屋」を営むが、ねずみ男の紹介で来た客=アメリカのカニ妖怪に父親が拉致される。
アニメは第4作112話に登場。300年前に悪事を働いた鬼髪を封じた。髪を食べて妖力の源とするが、悪党とはいえ仲間を封じた負い目から断っており、復活した鬼髪との再戦に臨み鬼太郎たちから髪(子泣きと油すましは眉。一反木綿と呼子は毛がないので気持ちだけ)を貰って力を付ける。鬼髪に組み付いて取り込まれた人々を分離した後、鬼太郎に「清めの炎」で自分ごと焼き払わせ、この世から消えた。
小右衛門火(こえもんび)
1980年代版「吸血鬼ラ・セーヌ」にて、油すましが援軍に連れて来た火の玉妖怪。球状で顔らしいものはないが話せる。叩かれると分裂する性質があり、次々に増えてラ・セーヌ配下のコウモリ軍団を圧倒した。
岩魚坊主(いわなぼうず)
声 - 広中雅志(第3作)、佐藤正治(第4作)、辻親八(第5作)
年経たイワナが化けた僧形の妖怪で、死者の霊を導いたり悪霊を封じたりする法力を持つ。
初登場は第3作53話。鬼太郎が押さえたモウリョウを、経を唱えて石に封じ込めた。
第4作59話ではオバリヨンと親しかった少女の死期を知り、その魂の昇天を一日遅らせて姉と会わせた。103話では旧鼠を生み出す元になった廃寺の不浄霊を浄化する。
第5作92話では浪小僧に弟子入りを志願され、当初は断ったものの目玉親父の勧めもあり入門させる。気が短いところがあるため、大らかな性格の浪小僧との相性が心配されており、一度は誤解から浪小僧を破門させるものの、訳も聞かずに怒ったことを反省し、猛霊八惨と浪小僧の対決に加勢、強い絆で結ばれた師弟は共に四十七士に覚醒した。物や妖怪を岩に変える力を持つ。イワナが好物。100話では浪小僧と共に天狗大本堂を訪れ、群馬県の温泉街で松明丸と戦った。
くだん
『鬼太郎国盗り物語』第17話に登場。予知能力を持つ人面の子牛。伝承では母牛から産まれるとすぐ予言を一つ遺して死ぬが、本作では生き続けて幾つも予言する。沖縄で辻占いをしていた所をゴルゴーンに拉致されるが、助けに来た鬼太郎の勝利を予言し的中した。
化け鯨(ばけくじら)
体長数百m超に及ぶ巨体を持つ、クジラの骨格を模した姿の妖怪(ヒゲクジラに牙が生えたような風貌で、胸鰭と尾びれにもパーツが存在する。水木による描画とアニメでは尾びれの形状が異なる)。厳つい容姿だが、一見すると微笑んでいるようにも思える眼窩が特徴(初登場話の鬼太郎たちとの邂逅前では怒っているように見える場面もある)。
多数のクジラの魂の集合体とも言われるが正体は謎。骨鯨とも呼ばれ、日本海に出現した時は多数の妖怪魚を引き連れていた。
アニメでは4作第18話「深海の奇跡!化け鯨」で初登場。「象の墓場」ならぬ「鯨の墓場」の守護神であり、強大な妖気と体躯に見合った怪力をもつ。尾の一撃は、西洋妖怪四天王の一角で巨体のブイイ(後述)を海中深くに沈めるほど。その反面、仲間を傷つけないように繊細な力と海水のコントロールが可能。第104話「恐怖!吸血妖怪の島」では、海水に弱い吸血樹を潮吹き等で殲滅したことも。また、伝承によればすり抜けて攻撃を受け付けないらしい。北陸から東京湾まで数時間で到達するほどの猛スピードで海面を泳ぐことや、凍らされた仲間を体内で溶かすこともできる。しかし、必要以上の攻撃はしないようで人間を無暗に襲ったりすることはなく、警告程度に済ますようである。鯨らしく知能が高く寛大なようで、嵐の中で命を落とした鯨の研究者の魂を(彼が鯨を愛していた事も全て見通した上で)引き取り、多数の鯨の霊と共に「クジラの墓場」で安住させていた。背中に乗せた者達が眠るのを邪魔しないように静かに泳ぐなど親切な妖怪でもある。
クジラの霊の安息の聖地である周辺海域を汚した人間に対する警告と、鬼太郎および上記の鯨研究家の娘を呼ぶために暴れ、親子の再会を許したと共に、聖地を荒らすなというメッセージを鬼太郎たちに託した。その後は第98話「試練・妖魔城への道!」および第99話「決戦!妖怪王対鬼太郎」など、何度か鬼太郎の助っ人に現れて一行の絶体絶命のピンチを救ったりしている。
妖怪千物語では、半魚人との戦いで鬼太郎に協力した。
モノワスレ
声 - 谷啓
実写劇場版オリジナル。目玉親父の旧友で、老人の姿をした自然と草花を愛でる妖怪。花(忘れ草)を媒体にして人間の記憶を消す能力を持つ。実花と健太から鬼太郎の記憶を消し去った。
蒼坊主(あおぼうず)
声 - 古川登志夫(第5作)
青い衣を着た青年行脚僧の姿をした妖怪。普段は笠で隠しているが、額には一本角(瘤?)と第三の目(通常は閉じている)がある。初登場はアニメ第5作17話『さすらいの蒼坊主』。
人間の行脚僧として振舞いながら生活しているが、実は悪妖怪の封印を巡視する役目を持ち、日本各地を旅している(その割には方向音痴で、目的地とは列島の反対側に行ってしまう事もある。緊急時には呼ばれれば場所がわかる呼子が迎え役となる)。妖力を暴走させた幼い頃の鬼太郎を鎮めて以来、「蒼兄さん」と呼び慕われる兄貴分。猫娘から青いお守りを貰った。
戦闘では六尺棒を振るう。また第三の目を開くと見た者を幻覚に陥れたり、健康状態を調べたり出来る。
伝承上の青坊主をモデルとしてはいるが、役目や能力についてはあくまでアニメ第5作オリジナルの設定である。
(ぬえ)
声 - 野田圭一(第5作)
数多の妖怪からもその存在を知られ、時代と共に恐怖や尊敬の対象とされてきた京の大妖怪。後世では、伝説として広く知られる姿(キメラ型)で言い伝えられてきたが、実際は黒雲に身を包み目が緑に輝く麒麟龍馬のような姿を持つ。独特の鳴き声が特徴。騒動の終結後も、広まった誤解や嘘のイメージを放置し(百鬼夜行復活に喜ぶ妖怪たちを、自分の姿や声を懸念した上で怖がらせたくないとしたため)、それよりも妖怪と人間双方に平和が訪れた事を何よりも喜ぶなど温和で麒麟同様に徳の高い心を持つ。実際に麒麟族と関わりがあるかは判断ができない。
アニメ第5作57話「伝説の大妖怪鵺!!」に登場。化け灯籠の策略によって捕らえられ妖力を奪われたが、残りの能力を振り絞って鬼太郎を千二百年前の平安京に召喚した。化け灯籠によって嘘の情報が広められ、妖怪・人間の双方から恐れられていたが、暴走した化け灯籠の落とした雷で発生した大規模な火事を、残り少ない妖力ながら瞬時に鎮火したことで妖怪と人間の心に留まり、歴史改変後の後世では妖怪族の憧れのヒーローとして語り継がれていた。なお、現代の京都・鵺寺に飾られていた絵も変化したが、鬼太郎が共に描かれていたにも関わらず、ねずみ男と猫娘は気にも留めていなかった。
羅城門の鬼(らしょうもんのおに)
声 - 平井啓二(第5作)
千二百年前の平安京にて、化け灯籠に操られた陰陽師たちによる妖怪狩りから他の妖怪や付喪神などを匿っていた。鬼太郎も一時厄介になる。なぜ、妖怪避けの結界が張られていた羅城門に住んでいられたのかは謎。

かつて敵だった味方の妖怪[編集]

ここでは重要な敵役として登場し、戦いの末に降参または和解、そして後に鬼太郎の味方として活躍する者を挙げる(ただし、原作重視)。

敵対した事はあっても群衆扱いだった者は前項を、“敵と味方で別個体と思われる(封印したのに再登場したなど)者”や“原作では倒されたが一部のアニメなどで味方になった者”は後述の「日本妖怪」を参照。

傘化け(かさばけ)
声 - 兼本新吾(第2作)、小林通孝平野正人(第3作)、草尾毅(第4作)、小西克幸(第5作・第49話まで)、高戸靖広(第5作・第53話以降)
古びた傘が魂を持った妖怪。ゲゲゲの森の住人。
殆どの技は一本足を軸にした回転に由来し、飛行・催眠術・丸鋸式に切断・攻撃の跳ね返し・強風と多彩。
他に必殺武器として、目から放つ高出力熱線を持つが、消耗が激しくて多用できないのと、鏡に反射されてしまうのが欠点。
小豆洗い(あずきあらい)/ 小豆とぎ
声 - はせさん治(第1作)、田中和実(第3作)、西村知道(第4作)、小西克幸(第5作)
河原で歌いながら小豆を磨ぐ妖怪。ゲゲゲの森の住人。
原作「小豆連合軍」では敵として登場。工場廃水で小豆畑を汚染された報復に仲間の小豆はかり・小豆婆と共に工場の機械を壊し、人間の顔から養分を小豆として搾り取る術をかけた。ゲゲゲの森に畑を持つことで鬼太郎達と和解した。
アニメ初登場は第1作第7話「ゆうれい電車」で、第3,4期にも登場し、特に第4期では現代社会に生きる善良妖怪の哀愁漂う姿が細かく描かれている。
アニメ第5作では妖怪横丁で饅頭屋を営んでいる。
小豆はかり
声 - 塩屋浩三(第3作)、里内信夫(第4作)、小形満(第5作)
小豆連合軍の一人。太鼓を叩いて、人間の顔から小豆を搾り取った。
小豆婆(あずきばばあ)
声 - 青木和代(第3作)、宇和川恵美(第4作)、上村典子(第5作)
小豆連合軍のリーダー的存在。鍬を振るって鬼太郎と戦った。
丸毛(まるげ)
声 - 八奈見乗児(第1作)、はせさん治(第2作)、塩屋翼(第3作)、沼田祐介(第4作・第5作)
毬藻のような体の小妖怪。逆柱に子供たちを人質に取られ、貯金箱に化けて金を盗み集める奴隷にされていた。鬼太郎により解放されてからは仲間として活躍。『妖怪反物』では目玉親父と共に中国妖怪の根城に侵入し、箱の中から反物にされた鬼太郎たちを助け出した。しかし『妖怪大裁判』では百々爺たちの圧力でかわうそと共に鬼太郎に有利な発言をすることができなかった。
初登場は『げた合戦』およびアニメ化作品第1作第44話。
のっぺらぼう
声 - 永井一郎(第1作)、安西正弘(第3作)、山口勝平(第4作)
顔がなく口だけのどこか間の抜けた感じのする妖怪。
初登場は原作『のっぺらぼう』およびアニメ第1作第45話。墓地で人魂を捕えて天麩羅にし、それを食べさせた相手から顔を奪い取る能力を持つ。
「人魂の天麩羅を食べさせ顔を奪う」構想は『のっぺらぼう』以前に鬼太郎以外の水木作品『なまけの与太郎・顔ぬす人』でも描かれている。そこでの「顔ぬす人」の姿はねずみ男だった。
普段は、田舎で野良仕事をしている。
ひでり神(ひでりがみ)
声 - はせさん治(第3作)、立木文彦(第4作)、小野坂昌也(第5作)
一眼の狒々の様な姿の妖怪(一腕一足とされる伝承と違い、手足は2本ずつある)。口から熱風や火炎を吐き、高温に晒されるほど強くなる。
初登場は『ひでりがみ』(初アニメ化第1作43話)。
毛目玉(けめだま)
声 - 矢田耕司(第2作)、はせさん治(第3作)、田の中真弓(第5作)
目玉親父に毛が生えた様な姿の妖怪。
初登場は『鬼太郎のベトナム戦記』で、ベトナムで百年眠っていた目玉親父の従兄弟という設定だった(幽霊族との関連性には触れられていない)。
『髪さま』(単行本にて『髪の毛大戦』と改題、初アニメ化第2作第9話)では離島を支配する髪様の忠実な僕として登場。第2作で「(目玉親父とは)関係ない」と言っていることから、ベトナムの毛目玉とは別個体。
鬼太郎に髪様が敗れてからはしばらく登場しなかったが、『妖怪危機一髪』では鬼太郎の仲間として登場、役割上は『妖怪反物』での丸毛と一緒で、この時は目玉親父と共にヒ一族のアジトに潜入した(親類である原作とは異なり、アニメ第3作および第5作では髪様の部下である)。
だるま
鳥取県境港市水木しげるロードに設置されている「だるま」のブロンズ像。
声 - 北川国彦(第1作)、滝口順平(第3作)、田中信夫(第4作)、麦人(第5作)
文字通り手足の生えただるまの妖怪。別名「おばけだるま」。
初登場は原作「だるま」およびアニメ第1作第59話。
腹から大量の子だるまを出す。その内の青い(サングラスをかけた黄色い)子だるまが本体の心臓部。
夜行さん(やぎょうさん)
声 - 大竹宏(第3作)、掛川裕彦川津泰彦佐藤正治(第4作)、楠見尚己(第5作)
1つ目の髭を蓄えた鬼。首切れ馬に乗っている。
初登場は1980年代『最新版』第2話で、百鬼夜行衆の大将。当初はぬらりひょん一味だったが、第6話で鬼太郎に敗れ、部下共々鬼太郎ファミリーに入った。
地獄編「最後の出会い」では餓鬼道の番人。他シリーズの夜行さんと似た姿の部下多数を、鉄の皮膚を持つ大将が率いている。
アニメ第3〜5作では妖怪発明家という設定で妖怪戦車などを製作し、第5作では妖怪横丁に研究所を構える。
首切れ馬(くびきれうま)
夜行さんが乗る頭部の無い馬。『最新版』6話、「最後の出会い」、アニメは第3作113話、第4作37話に登場。第5作では「妖怪横丁ゲゲゲ節」の歌詞に名が出ているものの、本編未登場。
地獄童子(じごくどうじ)
声 - 堀川亮(第3作)
閻魔大王の従者兼用心棒として現れた謎の少年。正体は鬼太郎と同じ幽霊族の血を引く半妖怪。長いエリマキが武器で、ロープとして、また妖力で硬直させて剣としても使用する。はじめ鬼太郎とは敵対するが、和解して共闘した。原作では貸本時代のエピソードを元にした「妖怪水ころがし」にて溶けてしまう。後日談的な内容の3部最終作SFC版でも彼の最後的な内容の終わりがある(その最後は敵妖怪に肉体を乗っ取られたのか殺されたのか真意は定かではない)。
登場は原作『最新版』およびアニメ第3作『地獄編』のみ。原作・アニメとも幽子(ゆうこ)という名の亡者の少女を恋人にしている。
考案者は1980年代当時に水木プロで『最新版』を作画していた森野達弥。1994年に森野はスピンオフ作品「地獄童子」を発表している。
葵(あおい)
声 - 園崎未恵
アニメ第5作77話で初登場した雪女。ポニーテールの髪形をした巨乳の美女。後述する雪女・真白の親友で、彼女に次ぐ実力者。彼女を死なせた鬼太郎をどうしても許す事ができず、猫娘を人質にして鬼太郎を呼び出し、殺そうとした。鬼太郎に対抗する為の修行で、雪女郎や真白を超えるほどの妖力を身につけている。自分の怒りと悲しみを正面から受け止めた鬼太郎命がけの説得で改心し、妖怪四十七士の山形県代表となった。
本来は明るく快活な性格で他者への思いやりが強く、同族に逆らって鬼太郎と戦うことの罪深さを自覚していた。地獄の炎を怖れずに鬼太郎を助けた勇気ある行動が、四十七士に選ばれた理由であると鬼太郎は考えている。
和解直後に猫娘に恋の宣戦布告をしたり、95話でバレンタインデーを前に人間界の服を新調して鬼太郎を象った冷凍チョコを持参したりと鬼太郎に好意を寄せる言動をしている(毎回、猫娘には「からかっただけ」と述べている)。
毒娘(どくむすめ)
体内に猛毒を持つ女性の妖怪で、古いネコイラズ屋「元祖ねこいらず・猫毒屋」の店長。『国盗り物語』に登場。口から毒の息を吐き、相手を病気にさせたり、呪いのかかった品を無力化したりできる。猫娘とは知り合いらしい。
色気仕掛けで旧鼠王を騙し、日本銀行から大量の大金盗ませた上で毒殺する。ダンプで逃亡を図るが、それに気付いて追ってきて鬼太郎振り切ろうとして事故に遭い、計画は失敗し、重傷を負った。その後鬼太郎の家で治療をうけているうち改心しはじめる。ラグレシアとの戦いをで、ラグレシアを倒すために自らの毒の血を捧げ犠牲となり、息を引き取る。その後南方の島に彼女の墓を立てられた。

人間の関係者[編集]

原作やアニメ第2作までは人間の登場人物は主に怪事件の被害者・依頼人で一回きりの登場だが、アニメ第3・4作では依頼人から鬼太郎の友人に進展してレギュラー出演する者達が登場する。また第5作でも準レギュラー的に出演するキャラクターが登場する。

水木(みずき)
鬼太郎の育ての親。墓から生まれた鬼太郎を育てるが、夜中墓へ出歩くようになったため、鬼太郎に退去を命じる。結果、鬼太郎は水木の家を出ることになり、これが鬼太郎の放浪の始まりとなる。
ガロ版の夜話では鬼太郎親子を警察とともに追い詰めるが、目玉親父の誘い込みによって地獄に落とされてしまう。
それ以降の水木、ないしは墓場鬼太郎における水木は墓場鬼太郎の登場人物を参照。
原作者のペンネームと同姓だが、後に登場する原作者のキャラクターとは無関係。
メリー
1960年代マガジン版の最終回に当たる『その後のゲゲゲの鬼太郎』のヒロインで、ニューギニア近海にあるとされる「幸福の島」の酋長の娘。
幸福の島は近くにある死者の領域「死の島」との間を誕生と死によって往来する独特の輪廻転生システムをとり、戦いに疲れて船旅に出た鬼太郎達はそこに漂着して島の掟で定住を余儀なくされる。鬼太郎はそこでメリーと出逢い恋に落ちたが、酋長に取り入って保安官になったねずみ男にキスシーンを目撃されてしまう。彼女に気があったねずみ男は鬼太郎が島民の経済格差を解消する革命に加わった事も調べ上げ逮捕、鬼太郎は死の島に流され肉体を失う。だが鬼太郎は死の島の霊魂達の協力を得てメリーの胎内を借りて復活(後に目玉親父はメリーの妊娠について疑問を口にしたが、鬼太郎は赤面して回答を拒んだ)、革命に成功。初代自由酋長となってメリーと暮らす。そのため、資料によっては彼女を鬼太郎の「妻」と記しているものもある。
その後「死神大戦記」では幸福の島にいた鬼太郎が事件を知って行動を起こし、戦いの後はまた島に戻る形をとっているがメリーは登場しない。更に後に舞台は再び日本に戻るが、鬼太郎がいつなぜ日本に戻ったかも謎である。
天童夢子(てんどう ゆめこ)
声 - 色川京子
アニメ第3作目に登場した人間の女の子であり、猫娘に並ぶもう一人のヒロイン。通称ユメコちゃん。人間と妖怪の共存共栄を重点に置いた第3作目ならではのレギュラーヒロイン。父母や弟との四人家族の小学生である。アニメ第3作第2話「鏡じじい」で家族共々初登場、鏡じじいに狙われて姿を奪われたが、鬼太郎たちに救出され、それをきっかけに鬼太郎たちと友達になり、やがてゲゲゲの森に出入りするようになる。美しい外見に、自分を襲った妖怪をも思いやって改心させるほどのキレイな心を持ち合わせているがゆえ、妖怪の目標にされることも少なくない。だが事によっては「鬼太郎の力になりたい」と猫娘に頼まれてねずみ男などの自分への好意を利用して御したりもする一面もある。おしとやかな性格で、普段はあまり積極的な言動をすることはないが、自身を救ってくれた鬼太郎を愛するようになり、アニメ第3作49話ではキスをせがむといった積極的な行動に出ている。一方でねずみ男にも惚れられて付き纏われ、ねずみ男が夢子のクラスメイト達の前で平気で大きな声で彼女の名前を呼ぶなどしたため怖がって、ねずみ男との関係をきいた教師に「全く知らない人です。」と言って隠れるなどしたこともある(アニメ第3作第3話)。
猫娘とは恋敵であると同時に親友でもある。また、意志が強く勇気もあり、第108話で鬼太郎を助けにいく猫娘たちについていったように、自ら危険な所に行くこともあり、さらに、劇場版の「激突!!異次元妖怪の大反乱」に於いて、敵妖怪である火車・山童を、猫娘と共にゴルフクラブで殴って戦闘不能に陥れたように、自ら戦うこともある。また、鬼太郎を強く愛しており、第41話で邪魅に襲われた時に至っては、ねずみ男がユメコたちを置き去りにして瞬時に逃げ出したにも関わらず、目玉おやじと二人だけの状況の中、「逃げません!鬼太郎さんを助けるまでは!」と言い、自分よりはるかに強大な敵である邪魅に対し、たった一人で立ち向かった。
アニメ第3作第100話では、鬼太郎を狙う八百比丘尼(やおびくに)に洗脳されて般若の面を被せられ、操られるがままに鬼太郎を襲う「鬼巫女」にされたが、鬼太郎により正気を取り戻した。将来の夢は絵本作家。
原作『最新版』砂男の回に彼女らしき人物が登場している。少なくとも中学生か高校生になっており、二人の関係が最終的にどうなったかを暗示させていた。
アニメの後日談的な内容のスーパーファミコン版『ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王』では、大人になった未来のユメコが80年代の鬼太郎へ1999年の鬼太郎の危機を報せる手紙を時を越えて送るシーンがプロローグとなっている。
実写映画第1作のノベライズ版では、健太が鬼太郎の話や妖怪ポストの場所を知っていたのは、ユメコの親類に当たる少年から聞いたという流れになっている。
身長138cm、体重32kg→身長143cm、体重39kg(設定変更の為)
天童 星郎(てんどう ほしろう)
声 - 高坂真琴
ユメコの弟で腕白な小学生。第2話で姉が行方不明になった時は、彼が鬼太郎への依頼を提案した。この時は鬼太郎を「日本のゴーストバスター」だと両親に説明している。姉共々ゲゲゲの森に出入りし、鬼太郎を尊敬している。成績はあまり芳しくなく、優等生の姉と比べられることをコンプレックスにしていて、それをたくろう火に利用されたことがある。登場話のほとんどは姉と共演だが、95話のみ単身で登場。
天童 優子(てんどう ゆうこ)
声 - 川浪葉子
ユメコと星郎の母。彼女の母「おはなちゃん」が鏡じじいを守護神と崇める村に育ち、鬼太郎たち妖怪にも理解がある。彼女が妖怪の被害を受けたケースは全て家族ぐるみで、単身で直接被害を受けたことは無かった。
天童 正夫(てんどう まさお)
声 - 佐藤正治
ユメコと星郎の父。厳格な雰囲気の会社員で頭が固い。震々など妖怪の被害を受けてもなお、なかなか妖怪の存在を信じなかった。典型的な仕事人間だが、妖精ニクスにストレスを抜かれて会社をサボってしまったことがある。
若杉(わかすぎ)先生
ユメコの学級担任を勤める若い女性教師。第3話初登場。前期はユメコ同様妖怪がらみの受難が多かったが、後期はあまり出番がなかった。実家はオベベ沼の近くの農家。
村上 祐子(むらかみ ゆうこ)
声 - 前田このみ
身長138cm、体重33kg
アニメ第4作にセミレギュラーとして登場した小学生三人組の紅一点。通称祐子ちゃん。三人で一番目立っている。エンディングで妖怪に追いかけられている三人組のうち、左側の女の子である。第1話で見上げ入道に神隠しにされたことをきっかけに鬼太郎と知り合う。おかしな事件に巻き込まれて悩む級友に鬼太郎を紹介することもあった。大人しく見えるが行動的で度胸もあり、鬼太郎を助けるべくカラスヘリに乗って現場に駆けつけたり、草薙の剣を巡ってぬらりひょんと対決するといった活躍もあったが、次第に登場話数も減少していき、4期2年目はほとんど登場しなくなった。カナヅチで泳げない。
谷本 淳(たにもと じゅん)
声 - 沼田祐介
アニメ第4作の小学生三人組の一人。第1話で神隠しにされた祐子を見つけるべく翔太とともに妖怪ポストを探し出し、鬼太郎を呼び出す。エンディングで妖怪に追いかけられている三人組のうち、右側の男の子である。割とずぼらで学校の成績もあまりよくないが運動は得意で、三人組では唯一浮き輪なしで泳げる。祐子のことは「祐子」と呼び捨てにしている。27話で0点のテストを野づち塚に捨て野づちの封印を解いてしまう。妖怪や伝承の類にも詳しく、29話では祖母からダイダラボッチの言い伝えを聞いており、そのことを鬼太郎に教えた。
鈴木 翔太(すずき しょうた)
声 - 松井摩味
アニメ第4作の小学生三人組の一人で眼鏡をかけた男の子。エンディングで妖怪に追いかけられている三人組のうち、真ん中の男の子である。気が弱く怖がり。祐子のことは「村上さん」と呼ぶ。鏡爺の鏡に翔太参上という落書をして捕らえられた事がある。祐子同様カナヅチで泳げない。
鷲尾 誠(わしお まこと)
声 - 草尾毅
アニメ第5作に登場する青年。
21話での初登場時は鴉山大学の理工学部3年生で、大学の購買部で猫娘とバイトしていたろく子(ろくろ首)と出会う。おどろおどろに操られた女子大生達に襲われて古い倉庫に逃げるが床が抜けて転落、足を怪我してしまう。その時、一緒にいたろく子が首を伸ばして助けを呼んだため彼女が妖怪だと知った。それでもろく子を1人の女性としてみており、テレビの人探しでその気持ちを彼女に伝え、正式に交際を始める。34話で逃走中のギャングの車から子供を庇って轢かれ意識不明の重体となったが、幸いにも間もなく意識を取り戻した。43話でろくろ首が商店街の福引きで引き当てたミステリートレインの旅に彼女や鬼太郎達と同行。鬼太郎達は事件に巻き込まれていたが、鷲尾とろくろ首は事件にすら気付かず展望デッキで二人の世界に浸っていた。以上1年目の出番において、鬼太郎達と面識はあるがろくろ首以外との会話は殆どなく、また正体を現した敵妖怪とは一度も対面していなかった。
少々天然な面が見られるが学業成績は優秀(後述のOB曰く『特待生の天才児』)で、2年目では大学院に進み、ろく子との結婚生活を夢見て就職活動にかかる。また、この事から作中では少なくとも2年が経過していることが分かる。91話まで約1年ほど登場場面がなかったが、スタッフブログによると、シナリオ段階では度々登場していたものの都合でカットされたとのこと。
91話でOBが務める会社の見学に行った際、周囲に自分を人間と思い込ませて働く一つ目小僧(一つ橋)に出会うが、すでに妖怪が存在すると知っていた彼には術が効かなかった。またこの話では一つ目小僧や鬼太郎に劣らずメインととれる扱いであり、妖怪横丁に初訪問、バケローの連絡先を知っている、初めて妖怪に襲われるなど、かなり妖怪慣れしている。
シリーズにおいて人間のレギュラーでは初の青年男性である。
風祭 華(かざまつり はな)
声 - 小林沙苗
アニメ第5作劇場版「日本爆裂!!」のみに登場する少女で、劇場版のヒロイン。第3作に登場した天童ユメコをオマージュしたキャラクター。勉強もスポーツも得意な優等生で、呼子は「完璧な美人」と評価している。心優しいに関わらず、周囲からはきつく冷たい性格と思われて友達がいない。

猫の友達[編集]

クロ
声 - 豊嶋真千子
アニメ第5作に登場する黒猫。鬼太郎とは別の意味でのネコ娘の相棒として活動する。普段はネコ娘のアルバイトの手伝いをする事もあり、妖怪の事件を目撃した際は先ず彼女に情報を提供する。首輪には鈴ではなく勾玉がついている。特徴は白い眉毛があり、その雰囲気からしてに見える。表情は人間並みで二本足で直立もできる。人語は喋れないが理解する事ができて、潜入調査も得意。妖怪横丁にもよく出入りし、目玉おやじを頭に乗せて移動手段となる時もある。
猫楠(ねこぐす)
声 - 永井一郎
本来は別作品で南方熊楠(みなかた くまぐす)を描いた伝記漫画『猫楠-南方熊楠の生涯-』に登場する猫。見た目は雑種で虎のような縞模様である。体格は寸胴でやや太め。熊楠に命名される。熊楠の友人・喜多幅(きたはば)の経営する医院で飼われていた「花子猫(はなこねこ)」という猫をガールフレンドとしている。「猫楠」のラストシーンで、普通の猫ではなく大昔から人間の幸福の観察者として暮らしていた事が判明。以後他の水木作品にも花子を連れて登場。原作やアニメの「鬼太郎」本編には直接姿を見せていないが、鬼太郎と仲間たちの集合図や児童向けの絵本等の挿絵では度々一緒にいるように描かれている。
NHK連続テレビ小説・『ゲゲゲの女房』に、猫楠らしき猫が登場。トイレにいた水木しげるに妖怪「いそがし」にとり付かれたことを教える。

アニメオリジナルの仲間妖怪[編集]

古今東西妖怪大図鑑(ここんとうざいようかいだいずかん)
通称「古今(ココン)」。アニメ第5作で、バンダイの関連商品「DX妖怪大図鑑」のタイアップとして登場したキャラクター。意志を持った書物で、第17話より飛騨の天狗から蒼坊主を通して鬼太郎父子に贈られた。
多くの妖怪についての情報が記されており、しかもその内容は風の便りを受けて自動追加されていく。また、その情報を元に特定の妖怪を封印する御札を作り出せる。表紙の丸窓部分が顔、また錠前に付いた綱を手足の様に使って動ける。人語は話せない様で「ココーン」としか言わない。
下心に敏感で、着いて早々ねずみ男のそれに反応して逃げ出し、目玉親父がどうにか宥めて連れ戻した事がある。以降、鬼太郎の家でのペット的存在だが、時々近いサイズの妖怪達と遊びに行ったり放浪の旅に出たりして留守の時もある。
ミウ
声 - 浅野真澄(ミウの母も担当)
アニメ第5作に登場するアマミ姉弟の姉。西洋妖怪の侵略から自分たち姉弟を救った鬼太郎に想いを寄せ、彼を人生の師と仰ぐ。
瀕死の母から体内に秘宝・『地獄の鍵』を託されたことで、ミイラ男バルモンドの執拗な拷問を受けた。その際、命がけの駆け引きで敵を牽制して島民を守り、自分も生き残るという困難な課題を見事に達成した。西洋妖怪への恐怖心や母親を殺された恨みなどといった個人的感情に流されず、自分の命と引き換えに島民を守ることで鬼太郎への愛を示そうとした一連の勇気ある行動は、彼女を殺して地獄の鍵を回収しようとした地獄の高官・五官王の心をも動かした。
猫娘やドラキュラ三世が見とれるほどの美人で、鬼太郎が好む女性のタイプを知っている猫娘からは、ライバル視される。子ども好きで、子ども達の前では笑顔を絶やさない。猫娘とは51話の東京見物で知り合い、入ったビルが災害に遭った際、皆を救う為の互いの行動を讃え合った。母親を亡くした体験から他者の命を守ることには命を賭けている。
妖怪としての能力は強力な治癒(鬼太郎のちゃんちゃんこなど物も瞬時に修復できる程)とテレパシー、一族由来の水中能力であるが、攻撃用に爪を鋭く延ばすことが可能。陸の幽霊族と海のアマミ一族と称されるように幽霊族とは近い系統の種族であるため、また、仮にも『地獄の鍵』の守護を地獄から任命されていたこともあり、穏やかな感情で封じてはいるが鬼太郎と互角以上に張り合える戦闘力をもつようである。鬼太郎の体内電気すら通用しない。使用する機会と武器としての使用が知識にも心にもなかったために『地獄究極奥義』を使用した事はない。
カイ
声 - 下野紘
アマミ姉弟の弟。姉思いの優しい少年。
西洋妖怪の全貌を、負傷しながらも命がけで広い海を泳ぎ渡って鬼太郎に伝えた。東京見物ではガイド役の猫娘を姉のミウと引き合わせた。ビルの倒壊事故では、姉の指示のもと負傷者の救助に当たった。鬼太郎より背が高く、大人びていて高校生のような風貌をしている。85話で姉が連れ去られた際には彼に関する描写が無く、その後も登場していない。作中で見られた泳法はドルフィンキック。
オソレ
声 - 鈴木清信
アニメ第5作54話と79話に登場。恐山にある妖怪大病院にいる凄腕の妖怪医者で、4眼に大きな2本角、ウナギの様な尾を持つ老人の姿。金にがめついがそれ以上に新鮮な天然アユに目がなく、鬼太郎の治療で最初1億円以上要求しても、かわうそが獲って来るアユで承諾してしまう。
バケロー
声 - 田中秀幸
アニメ第5作第55話「百目の呪い」から登場。古今同様、バンダイ関連商品「DX携帯妖怪 BAK600(バケロー)」のタイアップとして登場したキャラクターである。
元は妖怪百目の杖だったが、百目が鬼太郎に倒された時に壊れ魂だけとなった。その後色々な物に取り憑いて生き延びてきたが、携帯電話に取り憑いた時に人間の少年(声:置鮎龍太郎)に買われ、現在の体である携帯電話の型番「BAK600」をもじって「バケロー」と名付けられた。隆と一緒に過ごすうちに彼に情が移ったらしく、百目の魔手から守り、鬼太郎に百目をもう一度倒すように頼んだ。百目との戦いで壊れるが妖怪横丁で直してもらい、目玉おやじとも仲良くなって鬼太郎の仲間に加わった。
ワンセグ(目玉親父がテレビを見る場面もある)、GPS、ネット検索やメール、計算といった近年の携帯電話の機能を揃えている。また、霊界電波を送受信できるので地獄との通話や特殊空間のGPS探知も可能。

地獄関係者[編集]

作品世界では日本(仏教)における地獄界は存在しているが、その他の文化圏に見られる地獄やそれらに相当する世界は描写が少ない。西洋文化中で地獄と関係を持つ悪魔や、アニメ第2作35話のイースター島の地獄の使者、原作「霊魂爆弾」のエジプトの冥界は登場している。

鳥取県境港市水木しげるロードに設置されている「閻魔大王」のブロンズ像。
閻魔大王(えんまだいおう)
声 - 永井一郎(第1作)、柴田秀勝(第2作・第4作)、郷里大輔(第3作・第5作)
言わずと知れた地獄の最高権力者である東洋の地獄神。鬼太郎たちが見上げる程の圧倒的な巨体の持ち主。鬼太郎親子の力を高く評価しており、彼らに助言や協力をしたり、逆に地獄と現世に跨る様なトラブルの調査・解決を依頼したりする。
名の初出は貸本『アホな男』で、鬼太郎親子を訪ねて来た記述がある。姿の初出は『死神大戦記』。
アニメ第1作は20話、第2作は34話に登場。鬼太郎親子と親しい描写はない。
第3作では特に出番が多く、鬼太郎達だけでは為す術がなくなった際に助言や協力をしてくれた。
第4作でも鬼太郎親子とは親しい様子。また目玉おやじ曰く彼が怒るとこの世では雷となって地上に伝わる。
第5作では、五官王が代理人としてサブレギュラー出演している関係で出番が少なくなっている。地獄の盟主なだけあって、鬼太郎同様に「地獄究極奥義」を繰り出せる模様。その威力と規模は鬼太郎の比にならないほど強大。閻魔大王の場合、奥義の発動に「地獄の鍵」を必要としない。
五官王(ごかんおう)
声 - 広瀬正志
『鬼太郎の地獄めぐり』では嘘をついた罪を裁くと解説されている。
アニメ第5作では十三王の一柱で閻魔大王の副官。最初は鬼太郎を快く思わなかったが次第に認めていく。
剣術を主に戦うが、バリアーや雷と共に飛来する能力等を披露している。「地獄の鍵」とその使用法にも詳しいが、彼含め十三王(閻魔以外の十二柱)自身が奥義を使用できるか否かは知られていない。
下記の宋帝王と共同で、閻魔大王不在の場合代わりに地獄の保持を司ることも可能。
宋帝王(そうだいおう)
声 - 竹本英史
『鬼太郎の地獄めぐり』では異性を騙した罪を裁くと解説されている。
アニメ第5作では十三王の一柱で閻魔大王の副官、五官王と双璧をなす。武骨な五官王と対照的に穏やかで物腰の柔らかい人物である。
秦広王(しんこうおう)
十三王の一柱。大柄な白髪の初老男性の姿。
都市王(としおう)
十三王の一柱。赤ら顔の巨漢。両端が三日月状の鎖を持つ。
平等王(びょうどうおう)
十三王の一柱。長い金髪の青年姿。
初江王(しょこうおう)
十三王の一柱。黒い眉と口ひげを伸ばした中年姿。鉞を背負う。
変生王(へんじょうおう)
十三王の一柱。黒髪の女性。双身の刀を持つ。
泰山王(たいざんおう)
『鬼太郎の地獄めぐり』では死者の裁きの最後に控えると解説されている。
アニメ第5作では十三王の一柱。小柄な白ひげの老人姿。
五道転輪王(ごどうてんりんおう)
声 - 小西克幸
十三王の一柱。眉毛を生やした両生類の様な顔。
祇園王(ぎおんおう)
声 - 真殿光昭
十三王の一柱。口ひげを生やしたカエルの様な顔で、88話の地獄一クイズ大会で慈恩王・五道転輪王と共に司会を務めた。
蓮華王(れんげおう)
十三王の一柱。顔の殆どを布で覆った小柄な女性。丸盾に鎖分銅を付けた様な武器を背負う。
慈恩王(じおんおう)
声 - 中友子
十三王の一柱。蓮華王の頭に乗るほどの小柄でリスの様な顔をしている。「〜ちゅうに」が口癖。
又五郎鬼(またごろうおに)
声 - 西尾徳
「奪衣婆」(アニメ化第3作39話)に登場した、地獄の鬼の一人。太目の体格でギョロ目と大きな前歯が特徴。
原作では名の読みは「またごろうき」。現世に現れた奪衣婆の事を地獄へ調べに来た目玉親父と会い、奪衣婆が盗んだ「万有自在玉」を壊す「金剛針」を渡した。
牛頭(ごず)と馬頭(めず)
牛と馬の獣人の様な姿をした地獄の兵士たち。大王庁の護衛や侵入者を排除したり罪人の刑罰を担当している。また、地上で人間が悪事を働くと彼らに目をつけられる。

日本妖怪[編集]

ぬらりひょんと関係者[編集]

ぬらりひょん
日本妖怪の総大将。一般には、忙しい暮れに勝手に他人の家に上がり込み、家人の様な顔をして飲み食いをするなどと言われる。
卑怯で狡猾な手口で悪事をはたらく。基本的に他者を利用するのが得意な悪参謀タイプ。だがどこか間抜けな面がある。強い妖怪を雇ったり騙したり、あの手この手で鬼太郎達を倒そうと画策する。シリーズを通して登場するが、シリーズによって若干性格や位置づけが異なる。本来は「1960年代マガジン版初出」に分類されるが、多数のシリーズで「鬼太郎の宿敵」の代表格となっており、特に第3期以降は準レギュラーとして登場シーンも非常に多いため個別記事にて記述する。
朱の盆(しゅのぼん)
声 - 小林通孝(第3作)、郷里大輔(第4作)、小西克幸(第5作)
朱の盤とも書く。赤ら顔の鬼の妖怪で朱塗り盆の化身。初登場のアニメ第3作4話『妖怪ぬらりひょん』以降、第4,5作でも、ぬらりひょんの子分として登場した。のんびりとした性格で、人間に化けて突然正体を現し驚かすくらいしか術がない(伝承ではそれで人間をショック死させているが、ユメコは驚かなかった。第4作・第5作では化けてすらいない)。人間の大人7人を突き飛ばす力がある(第3作60話)が、妖怪同士の闘いでは殆ど無力。シリーズを通して間抜けな小悪党的キャラクターであり、ぬらりひょんの下で悪事に精を出しているが決して邪悪な性格というわけではない。そのため、第3作第58話ではぬらりひょんの命令でユメコをさらい人質にしたが、人を脅かすことしか能がないことをユメコに慰められ、励まされたことがきっかけでユメコに対して心が開き、この回に於いては最終的にぬらりひょんを裏切り、ユメコを脱出させ、解放する。そして、この時以来、朱の盆はユメコを「天使」と思い、感謝している。また、第三作の最終回となった第115回(地獄編の第7回)では、ユメコの優しさを目の当たりにしてついに改心。ぬらりひょんを裏切り、ユメコに永遠の別れの言葉として感謝の心を伝え、「親分の始末はわしにまかせろ!」と言い、一反木綿に飛び乗ってぬらりひょんに突撃。一人でぬらりひょんに飛びかかり、自分ごとぬらりひょんを地獄の劫火に転落させ、消えていった。
ぬらりひょんに極めて忠実で、彼の登場するシーンには必ずと言っていいほど付き従っている為ぬらりひょん同様準レギュラー的存在であり、登場シーンは多い。
実写劇場版第1作では大裁判の原告団の一人として、群衆扱いで登場。第2作には登場せずぬらりひょんとは無関係。
蛇骨婆(じゃこつばばあ)
声 - 麻生みつ子(第1作)、山本圭子(第3作)、津田延代(第4作)、鈴木れい子(第5作)/ 演 - 佐野史郎
伝承では首に蛇を巻いた老婆の姿で、夫が眠る蛇塚を守るとされる妖怪。
原作「妖怪ぬらりひょん」で初登場。ぬらりひょんの仲間で医療・知恵袋的な立場で登場する。(丁度鬼太郎側で言えば砂かけ婆の役割であり、実写映画では彼女達は古くからの仇敵でもある)。他のぬらりひょんの部下とは違い、ぬらりひょんに対して同格の言葉遣いをする。
ぬらりひょんが鬼太郎の宿敵として準レギュラー化した第3作では、ぬらりひょんの参謀的キャラクターとして登場。4話ではぬらりひょんに依頼されて共に鬼太郎を謀殺しようするも、逆に鬼太郎に出し抜かれてぬらりひょん、朱の盆と共に先史時代に送られてしまった。
第4作では78話『ぬらりひょんと蛇骨婆』で登場。それまでは何らかの理由により壺に封じ込まれていたようだが、本作ではその封印が解かれており、以降はその壺を自身の懐に隠し持っている。自身特製の妖怪コンクリートでぬらりひょん、朱の盆と協力して鬼太郎を生き埋めにする。しかしリモコン下駄だけは埋めそこなっており、ぬらりひょん等と共に下駄を破壊しようとするも歯が立たず、一か八か自分が隠し持っていた壺に下駄を封じ込めようと躍起になる。その際、白髪の生えた大蛇という正体を現し、襲って来たリモコン下駄を咥えて捕獲するもぬらりひょんに下駄もろとも封印されそうになり、結果下駄は難を逃れ彼女のみが再度壺に封印されることとなった。この時、なぜか鬼太郎の生い立ちを知っており、ぬらりひょんに詳細に語って聞かせた。106話『悪夢!妖怪地獄』にて再登場を果たしているが、これは鬼太郎を「妖怪ノイローゼ」に陥れた百々爺の妖術で作られた幻だった。
第5作でもぬらりひょんの一味として登場。登場シーンは朱の盆等より少ないものの、準レギュラー的存在に位置している。ぬらりひょんの一味が座敷で酒宴を催すシーンではぬらりひょんの横に控えているなど、他の部下よりも地位の高い様子も伺える。蛇を使役して戦闘しており、催眠術や蛇の目を利用して映写のようなことも行える。バックベアードから譲り受けた「皆殺しの矢」を射て攻撃を行った。
狸ばやし
雷獣
#1972年以降初出を参照。
狐者異(こわい)
声 - 銀河万丈(第3作)
本所七不思議の妖怪の一体で燈無蕎麦に出現。漫画では炎の体で鬼太郎に抱きついて焼こうとするが、ちゃんちゃんこに川の水をかけられ消えた。アニメでは爪で襲い掛かったが、逆にオカリナ鞭でバラバラにされた。
おいてけ堀
本所七不思議の妖怪の一体で幽霊の様な姿(アニメの設定画では一本足)で堀から手を伸ばし鬼太郎を引き込むが、雷獣から受けて体内にためていた電気をプラスして威力を倍にした体内電気を喰らって消滅した。
板鬼
草かまいたち
声 - 戸谷公次(第3作)
本所七不思議の妖怪の一体で片葉の葦に出現。伝承通りのかまいたちの姿で、葦の葉手裏剣と両手の鎌で鬼太郎を攻撃。漫画では火炎を浴びて取り押さえられ、目玉親父の監禁場所を白状して逃亡。アニメでは目玉おやじの居場所を白状せず、オカリナ鞭で木に叩きつけられて消滅した。
送り提灯(おくりちょうちん)
声 - 川浪葉子(第3作)
本所七不思議の妖怪の一体でアニメのみの登場。提灯を持った女の姿で、鬼太郎を足洗邸に誘導した。
足洗い(あしあらい)
声 - 銀河万丈(第3作)
本所七不思議の妖怪の一体で目玉親父が監禁された足洗邸に出現。天井から巨大な足を振り下ろし、連戦で消耗した鬼太郎を踏みつける。だが鬼太郎親子を助けに来た多数の仲間達に押さえ付けられ全体を現す。漫画ではぬりかべの体内に塗り込まれた。アニメでは闇の中では実体がなく攻撃が突き抜けるが、破れた屋根から入った朝日の光を浴びて消滅した。
鉄鼠(てっそ)
鉄より硬い体を持つ大ネズミ(人間サイズ)の妖怪。
漫画初登場は80年代『最新版』の「世紀の妖怪アイドル、幽子」。猫妖怪の五徳猫を妻にしており、彼女の妖術で亡者の少女・幽子を現世に召喚して歌手デビューさせ金儲けを企む。それで幽子の恋人・地獄童子や鬼太郎と争いになり、鬼太郎に角を折られて猫の本能に戻った妻に襲われ、夫婦でもつれ合い玉になった。だがこれで幽子も地獄に戻される。この時点ではぬらりひょんと無関係だったが、後に彼が復活した際に蘇らせて貰い、その礼に霊界から歴史上の美女を妃として呼ぼうかと胡麻をすっていた。
アニメでは幽子の話をアレンジした地獄編4話に登場。婚約者の五徳猫と共にぬらりひょんに雇われ、幽子を人質にして地獄童子にユメコを捕らえさせ鬼太郎を葬ろうとした。その一方で親戚筋のねずみ男(彼には叔父と名乗る)と猫娘は丸め込んで結婚式の立会人にする。幽子を返す約束を破った為に地獄童子に裏切られ、漫画同様に鬼太郎と地獄童子のタッグに敗れる。
「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょんの部下として登場。経典の巻物で敵を縛る術を使う。
辻神(つじがみ)
声 - 岩崎ひろし(第5作)
伝承では丁字路に面した家に入り込むとされる一種の疫病神。一反木綿に角と牙の生えた口を付けた様な姿。
百々目鬼(どどめき)
声 - 桑島法子
盗みをやめられなくなった人間が妖怪化したもの。普段は人間の姿をしているが、妖怪形態は全身に眼がつき、カエルの様に口が裂けた姿である。元が盗人の為、妖気等の気配を断つのがうまい。人間が妖怪となったものなので、正確には人間の姿が正体。
アニメ第5作8話でぬらりひょんの手下の一人として登場。ひとみという人間の姿で鬼太郎を油断させ、ちゃんちゃんこを奪い、弱体化させた。しかし鬼太郎に敵だと知られても自分を案じてくれた事に人間だった頃を思い出して改心、ぬらりひょんの攻撃から鬼太郎を庇い息絶えた。その後の妖怪大裁判では、ねずみ男により霊体として登場し鬼太郎を弁護する。
火取り魔(ひとりま)
声 - 楠見尚己
上半身が炎で下半身が人間の姿で、夜道を行く人の灯火を奪う妖怪。アニメ第5作17話では火だけでなく電気なども吸収でき、ぬらりひょんは街のエネルギーを吸収させ、池も蒸発するほどの熱で鬼太郎を焼き殺そうと企む。鬼太郎を呑み込んだが調子に乗ってエネルギーを吸収し過ぎ自爆寸前となる。妖怪横丁の面々に取り押さえられ、蒼坊主によって古今の封じ札で封印された。
片車輪(かたしゃりん)
アニメ第5作30話に登場する、燃え盛る車輪の妖怪。今作では炎と鬼面が本体で、車輪の様に回る部位がある物に乗り移る。蛇骨婆の儀式で封じ絵から復活し、古い車輪→オートバイ→トラックと移動、暴走の末にちゃんちゃんこ包みで倒されたかに見えた。だが模型自動車に移り逃げ延びて目玉親父をさらい、そのまま遊園地の巨大遊具に移って人間の街を焼き払おうとする。父を助けに向かう鬼太郎の姿をぬらりひょんは「鬼太郎は人間に味方して同胞である妖怪を攻撃する裏切り者」であるかの様に放送するが、夜行さんの応援要請を受け鬼太郎の行動を見抜いた天狗ポリス、雪女族、河童族が駆けつける。河童の水鉄砲+雪女の冷気+天狗の風による氷のミサイルで片車輪は大打撃を受け、ちゃんちゃんこで回転を封じられて河口に落ち消えた。

その他の日本妖怪軍団の長[編集]

たんたん坊(たんたんぼう)
声 - 緒方俊也(第1作)、田中康郎(第3作)、立木文彦(第4作)、チョー(第5作)
妖怪城に棲む妖怪たちのリーダー格。巨大な頭のみの姿をしている。口から吐き出すタイヤ状の青痰が武器(第1作では青痰から目脂に変更され、第3作では口から吐く痰を「粘着トリモチ液」と呼称)。誘導ミサイルのように敵を追い、膠の様に張り付き、体中の穴を塞いで窒息死させる。目からの怪光線や、その巨体で押し潰すなどの攻撃もする。
初登場は原作『妖怪城』およびそのアニメ化作品・第1作第3話。
少年マガジンの巻頭特集では、アニメ第1作の内容を意識してやにやに坊という名前で紹介され、青痰ではなく目脂を飛ばす妖怪とされていた。
大かむろをモデルにした創作妖怪。
刑部狸(ぎょうぶだぬき)
八百八狸を参照。
百々爺(ももんじい)
声 - 柴田秀勝(第2作)、今西正男(第3作)、松尾銀三(第4作)、西村知道(第5作)
陰険な手段を行う卑劣漢の妖怪。鼻のでかい禿げた老人姿である。「鼻毛針」や、幻覚ガス入りの鼻ちょうちんで分身を見せる「鼻もんもの術」を操る。
初登場は『妖怪大裁判』(初アニメ化第2作3話)。鬼太郎に濡れ衣を着せ冤罪に陥れようとしたが、最終的に失敗し、天狗ポリスに身柄を拘束された。アニメ第4作と妖怪千物語ではぬらりひょんに利用されていた。
第4作ではカラスの糞だらけにされた恨みを糞で返そうと、井戸仙人から妖怪医学書を盗み、鬼太郎に匂いを染み込ませた手紙を出して妖怪ノイローゼに陥れたが、恐怖心を克服した鬼太郎の反撃を受け、自分が臭いガスを嗅いでしまい、迫りくる妖怪たちの幻覚に怯えながら足を滑らせ恐れが淵に落下。
第5作では妖怪大裁判で登場。妖怪世界では慈善家として知られているが、本性は狡猾且つ卑劣な性格。鬼太郎が地獄の鍵の無断使用で投獄されたことを知り、自分の名声を高めるために鬼太郎が妖怪の秘湯を人間にバラしたと偽の情報を流して彼を裁判にかける。しかし賄賂で味方に付けていたねずみ男に裏切られ、金を渡して協力させていた人間のカメラマンも黒鴉に捕えられたことで全ての悪事が露見してしまう。その後は鬼太郎と交戦するもぬらりひょんの横槍で失敗した。

八百八狸[編集]

八百八狸(はっぴゃくやだぬき)は四国山中の地下に封じられていた化け狸一族。首長・刑部狸は強力な妖術使いであり、他の狸は岩に化ける程度の術しか見せていない(アニメ第1作版)が、脅威の部隊能力はそれを補って余りある。
ユーモラスな外見だが人食いの怪物で、その凶悪さに一度は寝返ったねずみ男が恐れおののき、八百八狸が勝利したら自分たち他の妖怪にも未来はないと判断し、再び鬼太郎達に味方するほど。政治家に直接交渉をしかけるだけの知識もあり、その行動と施策はナチスを彷彿とさせるものだった。最終的に日本を実力で制圧、国民を奴隷化してしまう。圧倒的な強さを見せた狸軍団に鬼太郎が実体を失い、一反もめんも一時死亡するなど被害を受けるが、最終的には目玉のおやじとネズミ男の活躍で再封印された。
しかし、彼らの活躍は人間達に知られることなく、むしろ一度政権を奪われた失態から当時の内閣閣僚達に役立たずと罵られ、報いられることはなかった。
登場話『妖怪獣』は週刊少年誌連載作中、全10回と最も長い。初アニメ化は第1作21,22話で、更に第3,4作と計3作品でなされているが、全て前後編構成になっている。アニメ第5作には登場しなかった(刑部と団三郎のみ四十七士に名を連ねている)。
刑部狸(ぎょうぶだぬき)
声 - 富田耕吉(第1作)、柴田秀勝(第3作)、仲木隆司(第4作)
八百八狸の長。登場した敵役妖怪の中で最もスケールの大きな者の一人。
抜群の統率能力を持ち、配下の八百八狸の大軍勢、蛟龍(こうりゅう)や大なまずといった妖怪獣を縦横に操る。妖怪獣や触れた物全てを石に変える巨石・要石(かなめいし)を操る念力、特定の人物に毛を植えつけ、苦しめたり支配する呪術を用いる。
アニメ第三作では人間による開発が誘発した飲料水の不足と落盤事故による部下の死傷に激怒したことが決起の直接理由になっており、鬼太郎父子も「やり方は間違っていたが、言い分には一理ある」と事件後に同情的な感想を述べている。
玄蕃狸(げんばだぬき・第1作)/ シルクハット狸(第3作)/ タキシード狸(第4作)
声 - 野田圭一(第1作)、千葉繁(第3作)、増谷康紀(第4作)
刑部狸の側近の一匹で理知的な雰囲気。
お富狸(おとみだぬき・第1作)/ 着物狸(きものだぬき・第4作)
声 - 坪井章子(第1作)、田中一成(第4作)
刑部狸の側近の一匹。第1作では「このおたんこなす!」が口癖だった。
団三郎狸(だんさぶろうだぬき・原作・第1作)/ 団十郎狸(だんじゅうろうだぬき・第3作)/ 鉢巻狸(第4作)
声 - 北川国彦(第1作)、西尾徳(第3作)、川津泰彦(第4作)
刑部狸の側近の一匹で気性が荒い。一反もめんを褌にしようとして逆に絞め殺されてしまった。
飛脚狸
声 - 大塚芳忠
第3作のみに登場。飛行兵姿の伝令役。
竹切り狸(たけきりだぬき)
声 - 草尾毅
原作では「竹切り狸」に登場し、八百八狸とは無関係。親類である万年竹の復讐に鬼太郎を狙う。
アニメは第4作のみに登場。刑部狸のやり方に反対し、鬼太郎達に協力した。
実写映画「千年呪い歌」では高尾山に住む夫婦が登場。こちらも八百八狸とは無関係。
「異聞妖怪奇譚」にも登場した。

妖狐族[編集]

天狐(てんこ)
声 - 内海賢二(第1作)、増山江威子(第3作)、川村万梨阿(第4作)/ 演 - 小雪
日本の妖狐族の総元締め。人間の様な髪を生やし着物を纏った姿。悪事は働かず、滅多に姿を見せない。
「天狐」(初アニメ化第1作49話)に登場。人間の地下駐車場建設が彼らの領域に触れた為に部下達が事故を引き起こす。鬼太郎との交渉の末、稲荷神社に油揚げを絶やさない条件で工事を許可した。
アニメ第3作では鬼太郎と直接対決、一族の安全のために敢えて負けを選んだ。
第4作では善狐としての性格を強めた。全ての稲荷の統率者であり、狐たちが悪さをしない様に監視もしている。自分が眠っている間に無茶をした空狐を止める為に姿を現した。女性的で非常に徳が高く、冷静で穏やかなど高貴な性格をしており、目玉おやじ含め妖怪たちからも高く尊敬される存在である。ある有力デパートの社長一族を、初代の頃から相談や日々の報告に耳を傾け、次期社長の誕生と成長を共に喜ぶなど昔から見守ってきた。騒動の発生時は地下の世界で10年間の眠りの最中であったが、鬼太郎を飲み込んだ空狐と体内電気で対抗する鬼太郎の両者が共倒れになるのを絹糸のような物で包んで止めさせた。念力の他、空狐や他の狐たちが引き起こした大規模な騒動(デパートや客の紛失)を容易く元に戻す力も持つ。稲荷神社は自分たちの力を信じる人間の善意で作るものと考えており、狐への尊敬の念を知らぬ次期社長に激昂し無理矢理作らせようとした空狐を「誇り高き狐族の名を汚すのか」と厳しく諭した。
実写映画版では空狐をただの狐に変える能力を持つ。人間と親しい鬼太郎を見込んで、妖怪石を大天狗に返すことと、人間に全国の稲荷神社に油揚げをお供えさせることを頼んだ。

本作では天狐の下に以下3階級の妖狐が存在する。

空狐(くうこ)
声 - 関智一(第4作)
天狐に次ぐ位。地水火風を自在に操る。天狐との面会を申し出た鬼太郎に、試合で空狐の代表に勝ったら認めるとしたが、なかなか負けを認めないため天狐に叱られた。
アニメ第3作では5人衆、第4作では普段は小さな狐だが真の姿は五尾の狐として登場し天狐が眠っている間に自分たちを大事にしない人間たちを独断で天狐の世界へと連れ込んだ。
アニメシリーズでは天狐に忠実だが、実写劇場版では人間に報復しない天狐に痺れを切らして下克上を企てる。
気狐(きこ)
変化能力を得た妖狐。
野狐(やこ)
変化能力すらない最下級の妖狐。人間同様に二足歩行して手を使い、話す程度はできる。

死神[編集]

声:あずさ欣平(第3作)、塩沢兼人(第4作)

本作に登場する死神は、人間の寿命である「命の灯」を見届け、死人をあの世へ渡す役目を担う。ドクロを擬人化したような顔をしている。ねずみ男同様、他の水木作品にもたびたび登場する。ゲゲゲの鬼太郎第4作における最後の敵である。

初登場は原作『死神』、アニメ化作品第2作第30話(アニメ2作目の死神については後述)。地上支配を狙い、魔女(アニメ第3作では亡者「花子」、第4作ではヒ一族の巫女)と結託、ねずみ男にも生き別れの兄(第3作では父)と偽り懐柔、鬼太郎を倒そうとするが敢え無く敗北した。

個別の名称がある者は、後述。

42号
声 - 神山卓三
サンデー版鬼太郎『死神』の敵役と、水木の別作品『サラリーマン死神』シリーズの主人公・死神106番を元にしたキャラクター。アニメ第2作ではサンデー版『死神』を元にした第30話の後、『サラリーマン死神』同様に、業績(死者の魂の回収数)不振で人間界へ追放された設定で、魂集めのために色々な妖怪と組んで鬼太郎との対立を繰り返す、準レギュラーとして活躍した。妻の青子と息子の骨太の三人家族で、家族を養うために魂集めに努力する人間くさい個性が魅力的。ここでは死神は不死と設定され、しぶとさの反面、死神のノルマに永劫縛られる悲哀も帯びている。最終回の45話でアラブの死神パシャが持っていた魂を手に入れ、妻子と共に地獄へ帰る。名前番号の「42」は「しに」から。
99号
声 - 田中秀幸
アニメ第5作第35話に登場。妖怪横丁の住民で事務所も現世にある。元々彼は優しい性格なので魂がうまく取れず、家族は貧しい生活を送っている。家族の名前など、アニメ第2作の42号の準レギュラーとしての設定や『サラリーマン死神』シリーズを原作としている。
青子(あおこ)
声 - 小原乃梨子(第2作)、上村典子(第5作)
水木の別作品『サラリーマン死神』シリーズの主人公である106番の妻。
アニメ第2作45話でも『サラリーマン死神』シリーズと同様の設定で、42号の妻として登場する。
第5作では、42号に近い設定の99号の妻として登場。第2作より逞しく、夫を尻に敷いている。
骨太(ほねた)
声 - 坪井章子(第2作)、桑島法子(第5作)
水木の別作品『サラリーマン死神』シリーズの主人公である106番の息子。
アニメ第2作45話では父42号とパシャが「直接人間を殺してはいけない」死神の掟を破ろうとするのを知り、彼らが抜いた鬼太郎の魂を返し父を止めるよう頼む。
第5作では、42号に近い設定の99号の息子として登場。父の不甲斐なさを案じ、マヒマヒとねずみ男の魂集めに協力する。だが親しく話した老夫婦の魂を奪うのを躊躇してマヒマヒに見限られ、父の気持ちを理解した。なお、99号夫妻には骨太の下にもう一人子供(赤ん坊)がいる(この赤ん坊に該当するキャラクターは原作「涙ののるま」では母の胎内にいる間に父に誤って殺されてしまう)。
100号
声 - 竹本英史
アニメ第5作第35話に登場。嫌味たらしいエリートの死神。

外国の死神については#外国の死神を参照。

天狗[編集]

本作に登場する天狗は、天狗ポリス(警察)という組織を形成しており、その他にも裁判官をつとめるなど、法に関わる部署についている者が多い。ただし、『妖怪大裁判』やそれを元にした話では天狗ポリスは濡れ衣を着せられた鬼太郎を捕らえる立場にあり、黒雲坊などの邪悪な天狗もいるため、仲間であるとは限らない。

大天狗(だいてんぐ / おおてんぐ)
声:富田耕生(第2作)、屋良有作(第3作)、笹岡繁蔵(第4作)、楠見尚己(第5作)
天狗ポリスの長と妖怪法廷の裁判長を務める最高位の天狗。強力な神通力で突風を起こす。
アニメ第2作・第3作・第4作では真剣な態度を持った裁判長として登場。
アニメ第5作では目玉おやじと100年以上前からの知り合いで酒豪(目玉の方が多く飲める)。本名は赤嵐坊(せきらんぼう)。他シリーズに比べ豪放な性格。仇敵・黒雲坊の遺児である黒鴉を引き取って育てた。
カラス天狗
カラスに似た顔と背の翼を持つ天狗。多くの者が天狗ポリスとして従事しているが、中にはぬらりひょんの配下(「魔笛エロイムエッサイム」「鬼太郎国盗り物語」)や黒雲坊の様に悪の勢力に属している者もいる。名前や住処などの判明している者を以下に列挙する。
鞍馬山のカラス天狗
「悪魔ベリアル」(初アニメ化第1作30話)に登場。ベリアルの来日時にそれを察知し、魔力を封じ込めた。魔力を取り戻したベリアルに不意を突かれ家ごと地中に封じられ、危険を知らせる蚊文字を放つ。目玉親父をして「彼をこの様に封じられる者は日本にはおらぬ」と言わしめるほどの実力の持ち主。ベリアル退治後に鬼太郎の逆魔法で救出されたが、家が全壊したため一時砂かけのアパートに入居する。なお、天狗ポリスの面々と共に姿は見られたことがない。
アニメ第3作では一族の長老。
鳥目(とりめ)
1980年代の『最新版』に登場した3眼のカラス天狗刑事。脱獄囚しょうけらの捕縛や復活したぬらりひょんの暴動の際に鬼太郎に協力を要請した。人間界では頭巾で顔を隠す。第三の目からは妖怪を人間に変える光線を放つ描写がある。
黒鴉(くろからす)
声 - 緑川光
アニメ5作目に登場する天狗ポリスのエースにして武術の師範。群馬県榛名山出身で、年齢3000歳(見た目は青年)。5期における鬼太郎の協力者。羽根手裏剣という羽根を撃ち出す技を持つ。常に敬語で礼儀正しい誠実な性格。鬼太郎の仲間であることを誇りにしている。100話にて悪天狗・黒雲坊の遺児であった事が判明、実父の魂に操られて天狗大本堂を襲撃したが、大天狗や鬼太郎達の説得で自分を取り戻し四十七士に覚醒、大天狗を「本当の父」と呼ぶ。黒雲坊にとどめを刺した。猫娘から黒いお守りを貰った。
ヒゴモ
天狗ポリス鹿児島派出所の所長。太い眉が特徴。第5作73話で一反木綿を辻神と間違えて逮捕してしまい、素直に謝罪した。その後も積極的に辻神の捜索に参加、辻神の尾からの邪気により倒れた人間達の救助や、成層圏で辻神と戦う鬼太郎と一反木綿を手から松明丸を噴射して援護した。最後は一反木綿を鹿児島代表妖怪として称えた。
リンゴロウ
天狗ポリス青森派出所の所長。リンゴの様に赤く丸い頬が特徴。第5作85話で津軽海峡に出現した妖怪城を迎撃すべく黒鴉や鬼太郎達と共闘した。
黒雲坊(こくうんぼう)
声 - 大塚周夫
アニメ第5作において、3000年前に「天狗は邪悪であるべき」と主張して赤嵐坊(現・大天狗)と対立、敗れて封印された悪天狗。第5作における最後の敵。36話からその存在を匂わせていた。100話で魂を息子・黒鴉に乗り移らせ、使い魔(松明丸・水竜丸・天狗傀儡)を操り天狗大本堂を襲撃、大天狗を殺そうとした。だが大天狗や鬼太郎達の説得で自分を取り戻した黒鴉によって魂を羽毛の剣で貫かれ滅びた。
雨ふり天狗
声 - 山田俊司(第2作)、阪脩(第4作)
「雨ふり天狗」(初アニメ化第2作4話)に登場。風を操るが、雨が降ると石になる。風人峠に住んでいたが、自動車道が開通して食糧のに排気が混ざり、怒って運転手達を風化(風と化して何処かへ消し去る)させた。妖怪自動車で調査に来た鬼太郎と対決、指鉄砲で片目を潰され逃走する。数日後村に現れ目医者に目玉親父を移植してもらうが、帰途で雨が降って化した石から目玉は脱出。鬼太郎は排気の及んでいない深山に妖怪保護区を設けてもらって天狗を移住させ、風穴に捕われていた人々を救出した。
めんこ天狗
声 - 塩谷翼
「めんこ天狗」(アニメ化第3作105話)に登場。丸顔の少年型天狗で、めんこの修業で天狗になったと言われる。人間の子供とめんこで遊ぼうとしたが、時代遅れと笑われて怒り、子供達をめんこに変えてしまう。鬼太郎をも激戦の末に隙を突いてめんこに変えるが、めんこのまま脱出した鬼太郎は猫娘に自分を使わせめんこ勝負で子供達のめんこを奪う。最後は天狗自身がめんことなって鬼太郎めんこと一騎討ち、敗れて鬼太郎や子供達を還元した。
山天狗(やまてんぐ)
声 - 岸野幸正
「木の子」(アニメ化第3作89話)に登場。木の子達が一緒に暮らしていた人間の少女・モモコを連れ帰られたくないあまり呼び寄せた。鬼太郎を天狗礫や天狗倒し、鼻毛針などで苦しめ、一度倒したかに見えたが、その報酬にモモコの生き胆を要求する。復帰した鬼太郎に止められ、下駄や指鉄砲で目鼻を塞がれ降参。
アニメでは封印されていたのを木の子達が解いてしまう。羽団扇で鬼太郎の鼻を伸ばして動きにくくするが、シーサー達が奪った羽団扇で元に戻った鬼太郎により再封印された。
鬼太郎作品における主犯格の天狗では珍しく、信念ではなく欲望で犯行に及んだタイプである。
風の又三郎
声 - 難波圭一
アニメ第3作69話に登場。季節風を導く役目を持つ、西洋妖精風の少年型天狗。大ガラスの姿にもなれる。季節風の精の休み場所である「風の谷」が自動車道建設で潰されそうなのを抗議して暴れ、近くの村の少女・風子をさらう。風子と意気投合し、彼女を旅に連れて行こうとするが、風子の両親が心配しているのを見て帰した。また自動車道は鬼太郎達の尽力で、風の谷を避けてトンネルが通された。
当時のコミックボンボンのアニメ解説頁では、この69話の解説に雨ふり天狗の絵が描かれ、「雨ふり天狗」のアレンジであるような描写になっている。
天狗の使い魔
松明丸(たいまつまる)
天狗火の一種で、普段は小さな松明だが集合して巨大な火の鳥になる。第5作36話では独自に動き連続放火を引き起こす。妖怪横丁で合体して子ぬりかべの一体を取り込んだが目玉親父の活躍で救出され、松明丸は鬼太郎・蒼坊主・黒鴉の一斉攻撃で砕け池に落ちて消えた。100話では数体が黒雲坊に操られて天狗大本堂を襲う。
水竜丸(すいりゅうまる)
水で出来た竜の姿をした、天狗の使い魔。第5作100話で鉄砲水を起こして群馬県の温泉街を襲った。
天狗傀儡(てんぐくぐつ)
第5作100話に登場。天狗を象った、動く土人形。面が制御装置で、それを割られると崩れる。

1960年代マガジン版・アニメ第1作初出[編集]

二口女(ふたくちおんな)
声 - 千々松幸子(第1作・第3話)、小串容子(第1作・第7話)、梨羽雪子(第3作)、鈴木麻里子(第4作)、金月真美(第5作)
妖怪城に住む妖怪の一人。顔とは別に後頭部に巨大な口を持ち、獲物を見つけると蛇になっている髪で捕え、食べてしまう。その髪は二百メートルも伸びる上に起重機の様な力も備えており、鬼太郎をもそれで捕らえ食べようとしたが口に胡椒を撒かれ、怯んだ所を城から投げ出されて墜落死した(アニメ第3作第1話では砂かけ婆に砂を撒かれて視界が利かなくなり城から転落、第1・4作では転落後も生存、城ごと封じられるまで暴れた)。
第1作では顔が大口側だけの大口女(おおぐちおんな)として登場。
第4作のみ、表の顔と後頭部の口とで、別人の様な声と喋り方になるという、独特の描かれ方がなされた。
見上げ入道(みあげにゅうどう)
声 - 緒方俊也(第1作)、北川米彦(第2作、第4作・第1話)、田中康郎(第3作)、川津泰彦(第4作)、郷里大輔(第4作・第96話)、大川透(第5作)
伝承では山道などで現れ、見る見る巨大化していく妖怪。本作では一つ目の法師姿(鳥山石燕画の妖怪青坊主が原型)。空気を吸う(本人は“食べる”と表現)事による巨大化能力を持ち、逆に吐き出す事で小さくなったり、強風や空気の糸、炎などを吐いたりして攻撃する。炎の輪で敵を空へ巻き上げ、この世から消す秘法「霊界流し」を使う。全て呼吸による術なので、喉を塞がれると使えないのが弱点。
初登場は原作『見上げ入道』およびそのアニメ化作品・第1作第9話。
月曜ドラマランド版にも登場。こちらは伝承通りの存在で、鬼太郎に「見越し入道見越した!」と言われて即座に退散している。
三虫(さんちゅう)
「猫娘とねずみ男」(初アニメ化第1作20話)に登場。人間の体内に棲むとされる虫のような魔物で、宿主の悪行を閻魔大王に報告するなどして寿命を縮める。
ねずみ男はそれを利用して「長寿教」を興し、病人や老人に三虫を弱らせると言ってインチキ薬を売りつけたり、悪事で儲けた財産を浄化すると言って寄付を巻き上げたりした。そのため財産を失ってのたれ死んだり、偽薬を飲んで更に体を壊し死んでしまう老人が続出する。そのため、ねずみ男の体内にいた三虫がこの悪事を報告、閻魔から処罰指令を受けた鬼太郎は猫娘に協力を頼む。
さら小僧(さらこぞう)
声 - 内海賢二(第1作)、古谷徹(第3作)、高戸靖広(第4作)、松野太紀(第5作)
初登場は「さら小僧」(初アニメ化第1作34話)。350年生きている河童系の妖怪。鬼太郎親子も恐れるほどの実力者で、頭から飛ばす水皿が武器。自分の歌である「ぺったらぺたらこ」(第3作のみ「闇夜に気をつけろ」)を他人に歌われるのを極端に嫌う。
天邪鬼(あまのじゃく)
声 - 内海賢二(第1作)、峰恵研(第3作)、田中和実(第4作)、平野正人(第5作)
初登場は原作『天邪鬼』(初アニメ化第1作47話)。その昔、悪さを働いて狛犬の中に600年も封じ込まれていた根性曲がりの妖怪。太平洋戦争で家族を失って意地悪になってしまった老人(第4作のみねずみ男)により封印をとかれ、現世に復活し、町に下りて再び大暴れした。
自ら千人力と称するほど怪力の持ち主であり、戦闘車両も撃退したことで、事態を重く見た自衛隊から要請された鬼太郎と戦う。さとりの怪とも呼ばれ、相手の妖気を素早く察知する(第3作では考えまで読む)事が出来る。また自分のアジトに燻製窯を作るほど燻製好き。
第4作では心を読まない代わりに、鬼太郎でも手も足も出ないほどの圧倒的な怪力を誇る。自らが「自由」であることにすさまじい意志と信念を持ち、「必死」になって抵抗した。
第5作では手の目とコンビを組む。妖怪大裁判で初登場、百々爺の指揮の下で鬼太郎を窮地に追い込む為、手の目と組んで妖怪横丁のつるべ火を盗んだが、横町の住民達に発見されて取り押さえられる。88話でまたコンビで鬼太郎暗殺を企み、無間地獄の上で鬼太郎の命綱を手の目の眼光で切ったが仲間達が支えたため失敗、さらに一部始終を閻魔大王に見られていたため、手の目共々釜茹でにされた。
猫仙人(ねこせんにん)
声 - 大竹宏(第1作)、青野武(第3作)、矢田耕司(第4作)
「猫仙人」(初アニメ化第1作17話)に登場。不老不死の秘術を見つけ、猫塚と呼ばれる祠に1200年も生き続けている仙人。その秘術とは自分の肉体と魂を分離し、魂は普段猫の中に宿らせ(アニメ第3作では命の水が入った宝の玉に吹き込んでいた)、肉体は猫塚の中で冷凍保存して非常時以外はなるべく使わない様にすると言うもの。幹線道路工事の為、猫塚が破壊された事に怒り、工事現場と麓の村を猫の大群に襲わせ、村を占領して人間達を奴隷の様に扱っていた。
伸縮自在の体を持ち、また猫に限らず、魂を生物から生物へと乗り移らせる事が出来る。一度は鬼太郎に敗れた様に見せかけ、村の少年(第1作ではねずみ男、第3作ではユメコ)に乗り移って、油断している鬼太郎を毒殺しようとしたが、見破られて魂金縛りの術で石の中に閉じ込められてしまう。
第4作では改心。その他に、第64話「激争!妖怪ラリー」でも、青木ヶ原樹海での妖怪ラリーに参加している姿が見られた。全てはぬらりひょんの仕組んだ罠であり、のっぺらぼう共々、凶暴化する電磁波の粉末の影響で暴力的になり通常の判断力を失っており、鬼太郎を迷わず轢こうとしたほど。参加の動機は、願いを叶える霊石の効果で猫達の生活を楽にしようとしたため。危険極まりないレースにも関わらず、車両の後部座席には段ボール箱に入れた大勢の猫たちを乗せていた。レース途中での分岐路(一方は落とし穴)で他の参加者共々立ち往生しており、そこを魚屋の輸送トラックを盗んでレースに参加したねずみ男が魚の一匹を罠のある方の道路に投げ、後部座席に載せていた猫たちが勝手に走り出し、止めようとして猫たち共に溶岩に落下した。その後、鬼太郎が優勝して霊石を使って、参加者全員を復活させたために事なきを得た。
のびあがり
声 - 田中康郎(第3作)、立木文彦(第4作)、津久井教生(第5作)
「吸血木」(初アニメ化第1作19話)に登場。地中深くに棲む半透明でゲル状の体と無数の腕を持つ妖怪。地震によって千石岩にできた龍宮穴から地上に這い出してきた。人間を眠り花の花粉で眠らし、血液を養分とする吸血木の芽を植え付けて吸血木にしてしまう。原作では妖怪ではなく、地上の生物とは違う発達をした地下生物という設定だった。また巨大な目は相手を催眠状態にさせ、飛行機を次々に墜落させた。
調査に来た鬼太郎にも芽を植えつけて、吸血木にするも驚異の生命力で鬼太郎は木になった実から復活。水中で鬼太郎と格闘するも体内電気で感電、逆に吸血木の芽を植え付けられ、大木となってしまった。
蛟龍(こうりゅう)
巨大な妖怪獣。一反木綿の説明では「70年生きた蛇が蜃気楼の中で産んだ卵が孵り、地下で数百年育った後に天に昇って蛟龍になる」と言う。本作では巨大な目と大きく裂けて鋭い歯が並ぶ口を持ち、全体の形は蛇や龍というよりデフォルメされた類人猿にも見える。目からは蜃気楼を起こす光線を出す。
『妖怪獣』にて刑部狸に操られて登場。最初偽の月の中に収まっていたが、人間のミサイル攻撃によって月が破壊され地上に出た。圧倒的な破壊力で日本を制圧し、鬼太郎を巨体で踏み潰すが、何でも溶かす鬼太郎の強力な胃液が体にかかり、ドロドロに溶解して倒れた。
1985年の劇場版ではぬらりひょん配下として登場。南方妖怪チンポの船に攻め込む鬼太郎の筏に海中から襲い掛かった。一反木綿に両目を塞がれ、鬼太郎のオカリナ剣で脳天を刺され暴走、チンポの船に激突して共に轟沈した。
大なまず(おおなまず)/ なまず神(なまずがみ)
地震を起こす、巨大なナマズの姿をした妖怪獣。『妖怪獣』で登場。要石によって封印されていたが、八百八狸によって解放された。陸上でも活動可能で、地震や天候を操る力と不死の生命力で米軍艦隊をも蹴散らす。鬼太郎をも呑み込むが脳を支配され、極地に向かって冷凍された。
ぐわごぜ
声 - 高橋和枝(第1作)、千葉耕市(第3作)、くじら(第4作)
初登場は『朧車』(初アニメ化第1作第58話「おぼろぐるま」)。怪気象を使って日本全土の占領を企んだ、妖怪の国の初代総理大臣。ねずみ男のようなガウンを纏った姿の妖怪で、妖気定着装置である朧車を操って、まず調布一帯を怪気象で覆い尽くし、調布市街にある水木しげる(アニメ第4作では木水)の家を国会議事堂にするべく占拠。目玉親父を人質に取ったが、彼を呑み込んだために脳を支配されて妖気定着装置を逆回転させられ、怪気象共々消えていった。カロリーヌ(声:三輪勝恵)という一人娘がいる。
雪ん子(ゆきんこ)
声 - 白石冬美(第1作)、山田栄子(第3作)、三輪勝恵(第4作)
初登場は原作『雪ん子』(初アニメ化第1作48話)。少女の姿だが、吹雪や冷たい息で人間を凍らせ、アイスキャンデー状になった魂を取って食べる恐ろしい冷凍妖怪。雪女や雪男と組んで大雪山系の洞窟を根城にし、近隣住民を凍らせて魂を集めた。捜索に訪れた鬼太郎も凍らせようとするが、逆に熱放射(アニメ第3作では化け火が助力)で溶かされる。3人の溶液が集まり氷の巨人になって逆襲するが、さらなる高熱を浴びて蒸発した。第4作では第58話「冷凍妖怪・雪ん子!」に登場。両親(雪男、雪女)と共に山の動物たちを殺した人間を氷漬けにしたが、殺しはせず、人間によって殺された動物たちを一頭ずつ地蔵を作って供え物も用意して弔うなど優しい性格をしている。動物を殺したことのない鬼太郎の心と経歴を見抜いたため、両親に逆らってでも鬼太郎を助けた。鬼太郎の吐く熱光線で溶かされた雪男に駆け寄った事で、光線の余熱で溶かされてしまったが、目玉おやじいわく妖怪なので死なない。いずれまた両親と共に復活し、人間たちが動物に手を出さなければ現れないとする。
雪男(ゆきおとこ)
声 - 佐藤正治(第3作)、宇垣秀成(第4作)、平井啓二宮崎寛務(第5作)
初登場の原作『雪ん子』、アニメ第1、3、4作で雪ん子や雪女と組んで登場。外観はUMAとしての雪男よりもむしろなまはげ(アニメ第1作では原始人)に似ている。原作では冷たい息を吐くだけだが、アニメではつららを振るったり雪崩を起こしたりと力技を披露する。第4作第58話では雪女の夫で雪ん子の父親。冬の山の管理者であり、動物たちの守護者でもある。大雪崩や氷柱を弾丸にして飛ばすなどの能力を持つ。強行的な行動を取ったが、人間らが山の動物たちを殺さなければ暴れない。
水虎(すいこ)
声 - 緒方俊也(第1作)、田中和実(第3作)、大友龍三郎(第4作)、掛川裕彦(第5作)
体が水状の妖怪。そのため殴る・切る等の物理攻撃が通用せず、霧状になることも可能。生物の形も取れるが基本の形はシリーズによって異なる(原作とアニメ第3作では幽霊の様、第1,4作は人獣型(雄)や四肢の細い虎型(完全帯)、第5作では日本伝承風に虎の性格が入った河童、妖怪千物語では中国伝承風に虎顔の半魚人)。後述の長江の水虎とは別の存在。
初登場は原作『水虎』(初アニメ化第1作14話)。雄と雌とが別の壺に密封され埋められていたが、雄の壺が少年達に掘り出されてその一人が飲んでしまったことで、その少年は雄の水虎に操られ雌を掘り出し始めた。鬼太郎は少年を水責めにして水虎を追い出し、逆襲してきた際に雪の積もる場所へ誘い出し、自分の体内に誘い込むと雪中に潜って水虎を凍らせ再封印した。
第3作では9話「不死身の妖怪水虎」に登場。猫のような目を持ち、雲外鏡のような煙に身を包む。少年に取り憑き、古い塚で雌を探させていた折に鬼太郎が発見する。鬼太郎によって憑依は解かれるが、つかみどころのなさを利用して逃走する。その後、作戦を練った鬼太郎が水虎に条件を付けて(寒い雪の日に)再度の対決を申込み、慢心していた水虎は了承。当日、わざと水虎を自分に取り憑かせて負けを演じ、雪の中に引きずり込んで冷凍して倒し封じた。
第4作56話「水変化!妖怪水虎」では、雪国の温泉宿の一人息子が友人たちの目の前で恰好をつけたいが為に洞窟の封印を解いた(本人は水虎の事を知らなかった)。目玉おやじですら存在を知らなかったが非常に強力な妖怪とされ、古代には数多の妖怪たちが協力して夫婦を割き各々を別個に封じ込めていた。妻である雌(赤いスライム状)の封印された壺は巻物に記してあった。雄単体では、人間より二回りほど大きくて、下半身が不完全な獣人型だったが、妻と合体した事で空も自在に駆ける巨大な虎になった。洪水や雪崩、口から激しい渦巻く水流を吐くなど水全般に関して高い能力を持つ。妻の封印されていたダムを決壊させようと企むが、水中で鬼太郎と対決。雪雲で冷気を取り込んだ鬼太郎が妖怪冷凍の術を発動し、わざと水虎に飲み込まれて体内からダムの貯水ごと水虎を凍らせた。凍らされた水虎は片手で持ち上げられるほど小さくなっていた。
第5作では1話「妖怪の棲む街」の敵として登場。変幻自在の体を持つ。子供が封印を解いたことで騒動が発生する。同じく体内に入った鬼太郎の体内電気が通じなかったが、砂かけ婆の用意した「竜の息」を含んだ砂をかけられていたことで電撃が強化され倒された(竜の息の効果で、炎や電気などを強める)。
毛羽毛現(けうけげん)
声 - 永井一郎(第1作)、大竹宏(第3作)、八奈見乗児(第4作)、村松康雄(第5作)
「墓場〜」から「ゲゲゲ〜」に改題しての初エピソード「妖怪毛羽毛現」(初アニメ化第1作55話)に登場。太古から生きている毛むくじゃら・・・というより毛そのものの妖怪で、大の文明嫌い。妖術で相手を恐竜に変える(原作やアニメ第1,3作では魂を抜いて化石に移すことで蘇らせている。第5作では眼光で相手の体を変化させる)ことができる。
アニメ第4作では動物の羽毛が集まって現れた、彼らの代表意思の様な存在。住処の森が利権絡みの道路工事で荒らされた為、がしゃどくろを操って妨害した。恐竜化の術は使わない。
第5作28話「鬼太郎恐竜 現る!」でも白い毛並の毛羽毛現が登場。次なる住処を探している最中に行き倒れとなり、妖怪横丁近辺で衰弱している所をランニング中の目玉おやじに保護された。発見当時は鬼太郎も青ざめるほどひどく汚れていたが(人間の街に誤って入り込んで汚染された結果)、親子の介護で回復、目玉とは親友になった。しかし、次なる住処には完全な自然環境を求めており、横丁の喧騒を人間世界と大差ないと見て失望する。森に妖怪達を誘い込んで恐竜に変え、横丁を妖怪恐竜たちに蹂躙させた。鬼太郎に踏みつぶされ負傷した目玉は、仕方なしに犬猿の仲であった井戸仙人に助力を請うが叶わず、単身毛羽毛現に挑んだが、操っていた鬼太郎に食べられそうになる。間一髪で目玉は井戸仙人に救われ、井戸仙人の助力もあって鬼太郎も元に戻った。戦いの後、横丁に居を構えるチャンスを与えられるが、あまりの強情ぶりから拒絶し自ら去っていった。
目玉おやじの発言から、太古より複数の毛羽毛現が存在していた模様。生存個体がいた事は目玉おやじにとっても意外なことであったようである。常日頃より、地球や生物は太古の姿に還るべきと信じており、「恐竜拳」なる独自の健康法も編み出していた。恐竜を使役せずとも素の状態で鬼太郎が倒せないほどに実力はある。
ふらり火(ふらりび)
牛馬サイズのニワトリ型妖怪で毛羽毛現の空飛ぶ乗り物。原作とアニメ第1,3作に登場。逃げ惑う鬼太郎達に鳥モチのような糞を落とした。
海座頭(うみざとう)
声 - 内海賢二(第1作)、大竹宏(第3作)、沢木郁也(第5作)
「海座頭」(初アニメ化第1作26話)に登場、海に住む琵琶法師姿の妖怪。沈没船員達の魂を奪って船幽霊にし、更に船を襲わせ、そこに積まれた財宝を納めさせていた。また、大鮫を使役している。鮫を倒して船員の魂を解放した鬼太郎に襲いかかり、魂を奪おうとしたが、逆に精気を吸い取られて海底に消えた。
アニメ第3作では源平合戦で戦死した武士の亡霊たちを静めるために現れた。鬼太郎とは禅問答のような会話を交わしただけで戦ってはいない。
第5作では朱の盆に唆され、子供を食べようと襲っていた。琵琶の音色で船幽霊を生み出し、水を操る。
『新妖怪千物語』では海神島(人食い島)近辺の漁場をねずみ男に紹介したが、(上海かに坊主に操られた)人食い島が起こした嵐に巻かれ漁師達と共に捕われる。
ぶるぶる
声 - 中谷ゆみ(第3作)、沢海陽子(第4作)
「峠の妖怪」(初アニメ化第1作23話)に登場。暗闇などで人の背筋を震えさせる妖怪。封じ絵の中に閉じ込められていたが、大掃除の際に焼かれ、解放された。その姿は妖怪メガネでしか見る事ができず、その体は鬼太郎の霊毛でしか固定する事ができない。またぶるぶるが体内に入ると、その人間は徐々に体温が下がり、しまいには凍死してしまう。しかし一方で熱には弱く、風呂などに入られると抜け出ていく。峠を行く車を狙っては運転手を震えさせて事故を起こさせていたが、鬼太郎によって最初は髪の毛針で木に縫い止められるが、それをキクラゲの干物と勘違いしたねずみ男に食べられ解放されてしまう。その後、ねずみ男を凍死寸前に追いやるが、風呂につかり身体を温めた彼の体内から追い出され、風船の中に閉じ込められ、大空へ追放された。
アニメ第3作では、ネズミ男ではなくユメコに取り憑くが鬼太郎が彼女を入浴させることで追い出され、鬼太郎と化け火に追い詰められ岩に封じられた。
モウリョウ
声 - 永井一郎(第1作)、増岡弘(第3作)、松尾銀三(第4作)、田中大文、川津泰彦、森岳志(第5作)
死体から死体に乗り移って生きている妖怪とそれに付きまとう妖怪達の総称。
初登場は「モウリョウ」(初アニメ化第1作31話「もうりょう」)。乗り移っている死体が古くなると、新しい死体を求めて墓を暴く。死体に乗り移ったままでも姿を現せるが、これは幻の様な物で、現在乗り移っている死体を完全に焼いてしまえば消滅する。墓を暴いている所を墓守をしていた少年・玉吉(たまきち、声 - 小串容子)に目撃され襲ったが、鬼太郎の呼び寄せたつるべ火に死体を焼かれて消えた。
アニメ第3作では未練を残した死者の体に入って操る。
第4作では火葬が普及して入る死体がないため、生者を死に追いやって乗り移ろうとした。ただし、相手が生きたいという未練があれば体を奪うことは不可能。実体がないため攻撃が一切通用しないが、鬼太郎の体に取り憑いたことで実体化したためちゃんちゃんこで絞め殺された。
第2作6話「死人つき」にも登場するが、こちらは原作は鬼太郎ではなく、ロシア民話をベースとした短編『妖怪 魍魎(もうりょう)の巻、死人つき』に準拠。女性の死体に取り付き、それに引かれて数多なモウリョウが集まってくるという内容。日光に弱く、原作では朝になったことに気付かず自滅する。
 第5作64話「もうりょうの夜」では魑魅魍魎の名称で登場した。鹿羽村(しかはむら)に特有の現象として恐れられてきたが、若くして有能な病院の院長の息子泰造(たいぞう)は、しかばねむらと呼ばれ続けてきた自分の故郷の現状を憂い、迷信として一連の現象を否定しようとした。死人つきが起きる時節には妖怪が方々から引き寄せられ、半妖怪でありながらもねずみ男も鹿羽村に行き倒れていた。なお、女性の死体に取り付いた魍魎は第2作では牛頭鬼の様な正体で暴れたが、第5作では取り付いたまま滅びたので正体は見せておらず、「(仲間の待つ)山に帰りたい」と繰り返していた。
鬼太郎は50年前にも対決したことがあり、一番鶏を鳴かせず、カラスたちで窓を覆って日光を遮断する(夜中と勘違いさせる)など、周到に策を練って対処している。
土精(どせい)
声 - 竹本英史(第5作)
魑魅魍魎中唯一名前が明らかな妖怪。他の魑魅魍魎では知覚できない結界内を見る事ができるが、瞼が大きく重いため仲間に持ち上げて貰う必要がある。第2作や元ネタの『妖怪 魍魎(もうりょう)の巻、死人つき』では一眼だが、第5作では二眼となっている。
おどろおどろ
声 - 富田耕吉(第1作)、北村弘一(第3作)、佐藤正治(第4作)、西村知道(第5作)
長毛に覆われた鬼面の獣の様な姿。毛を突き刺して人間の血を吸う。
初登場は『おどろおどろ』(初アニメ化第1作27話)。科学者が自らの体で「毛生え薬」の人体実験を行い、その薬の副作用で妖怪になった。子供を誘拐して血を吸い、証拠隠滅の為に霊界輸送機で霊界に送る。実は正太郎しょうたろう、声 - 朝井ゆかり)という息子がおり、正太郎は人間に戻る研究をしているのでおどろおどろを殺さない様に鬼太郎に頼んだ。しかし、科学者当人は人の心を無くしており、秘密を知った者を全て葬る気で霊界に送った子供を帰す気は無かった。鬼太郎をも血を吸って殺そうとして逆に吸い返され死亡した。
純粋な吸血鬼として登場する場合もある。墓場鬼太郎「下宿屋」のリメイクであるマガジン版「おどろおどろ対吸血鬼」では夜叉の代役として登場。ドラキュラ四世と相打ちになった。
アニメ第5作では原作とは異なり完全な妖怪として登場。「関谷教授」に化けて大学に入り込み、恋をする女学生の血を好んで吸っていた。血を吸われた相手は操られる。なおこの「関谷教授」の姿はマガジン版で相打ちになったドラキュラ四世そのものだった(意識したのか「ドラキュラなどという青っ白い西洋妖怪ではない」と発言する)。
逆柱(さかばしら)
声 - 北川国彦(第1作)、矢田耕司(第3作)、高木渉(第4作)、稲田徹(第5作)
「げた合戦」(初アニメ化第1作第44話)に登場する、古い木材の妖怪。
丸毛の子供を人質にして親丸毛に盗みをさせていた。丸毛を捕まえて調査に乗り出した鬼太郎のリモコン下駄を偽物とすり替え、それを履いた鬼太郎や触れたねずみ男をくっつけたまま踊り狂わせた。だが目玉親父に解放された本物の下駄に偽下駄を破壊され、しかもその下駄が本体だった為即死。
80年代「最新版」では電気を帯びた樹木の妖怪。野衾軍団を率いてその電撃で朦朧となった人間を集め、呑み込んで一人から二人の複製人間(実体は棒切れ)を部下として作り出した。鬼太郎達も複製したが(鬼太郎は自力で脱出して自分の複製と戦う、砂かけ婆と子泣き爺は同時に呑み込んだ為「子泣き婆」「砂かけ爺」が誕生)、根切り虫に根を齧られ根の塊の本体を現し(地上部は尾に過ぎない)、本物達を吐き出した後に湖に落ちて自分の電気で自滅。
アニメでは伝承通り上下逆の柱が本体で、偽下駄は自分の一部で作った物。弱点は木材なので燃える事と、本来の向きに直すとただの柱に戻る事。
あまめはぎ
声 - 杉浦宏策(第1作)、槐柳二(第3作)、上田敏也(第4作)、飛田展男(第5作)
「こま妖怪」(初アニメ化第1作第35話)に登場したコマ回しが得意な妖怪で、頭にキノコを生やしている。子どもの足の裏の皮を食べるのが好きで、その妨げになる鬼太郎を倒そうとする。一度はコマ試合に敗れ引き下がったが、ねずみ男にイイナリ茸を食べさせて操り、鬼太郎を妖気消滅地帯に誘き出して術を封じ痛めつけた(あまめはぎのコマ技は妖気を必要としない)。だが脱出されて敗北、もう子供を襲わないと誓う。
第4作では子供好きで足の皮は食べないが、コマを粗末にする子供達に怒ってコマに変える。鬼太郎への術封じにはコマの結界を使用。鬼太郎に敗れると、コマ神木で眠りに就いた。
アニメ第5作第31話にも登場、キノコを餌に子供達を襲う。鬼太郎にキノコを植え付け苦しめた。
また、彼と外見が全く同じ妖怪「物の怪」が「墓場」に登場しており、ねずみ男と組んでせこい金儲けに奔走している。
手の目(てのめ)
声 - 富田耕吉(第1作)、銀河万丈(第3作)、石塚運昇(第5作)
『手の目』(アニメ化第1作37話)に登場。顔ではなく両の掌に目がある妖怪。その眼光を浴びた相手の手を一日に数時間操れる(アニメ第1作ではねずみ男の意識も操っている。第3,5作では眼光は破壊光線に変更)。人間の青年「山田」の手を操りサラリーマンを殺させ(アニメ第1作では重傷を負わせ)現金を強奪した。鬼太郎にも手を操ったり幻覚を見せたりして苦しめたが、彼と砂かけ婆に目を2つとも潰され、強盗殺人の真犯人として警察に突き出された。
アニメ第3作ではまず妖怪大裁判で百々爺の取り巻きとして登場。77話では餓鬼と共に洞窟に封じられていたのが人間が侵入して封印が解け、近隣の村人を捕らえワイン漬けにして食おうとした。飛ばす眼球はちゃんちゃんこをも突き破る。
第5作では天邪鬼とコンビを組む。妖怪大裁判で登場、百々爺の指揮の下で鬼太郎を窮地に追い込む為、天邪鬼と組んで妖怪横丁のつるべ火を盗んだが、横町の住民達に発見されて取り押さえられる。88話でまたコンビで鬼太郎暗殺を企み、無間地獄の上で鬼太郎の命綱を眼光で切ったが仲間達が支えたため失敗、一部始終を閻魔大王に見られていたため、天邪鬼共々釜茹でにされた。
人食い島(ひとくいじま)
声 - 青野武(第4作)
「人食い島」(初アニメ化第1作42話)に登場。和歌山県佐々岡村の沖に千年も前から住み、海神として毎月二人の生贄を村に要求し続けてきた。逆らうと嵐や大波を起こす。生贄は海神の住処と思われていた島の洞窟に送られていたが、その島こそが海神の正体である巨大な人間型生物「人食い島」だった。嵐や大波は島の凄まじい呼吸力による物。洞窟は口であり、そこから入った生贄は胃腸に送られ徐々に消化されてしまう。鬼太郎達に同行した村長は死んでしまったが、チャンチャンコの守りで消化を免れた鬼太郎に体内で胃液を撒いたことで、逆に消化された。
第3作では元々は大人しく、村人から島神として祀られていたが急に生贄を要求。実は肺に寄生した海和尚の仕業で、鬼太郎が海和尚を倒すと元に戻った。消化力は全シリーズ最強で、鬼太郎も一度は消化され大便になってしまう。
第4作では動いたり話したりもできる。千年前「生贄は自分で最後にして欲しい」と身を捧げた女性に心打たれて食人をやめていたが、彼女の形見の首飾りをねずみ男に盗まれて暴れ出す。鬼太郎が首飾りを返すと鎮まった。消化液は人間には効くが妖怪には効かない。
『新妖怪千物語』では昔は暴れ者だったが今は封印されて大人しくしている。封印の祠を上海かに坊主に悪用されて操られ、鬼太郎に助けを求めた。
おりたたみ入道(おりたたみにゅうどう)
声 - 内海賢二(第1作)、大竹宏(第3作)、川津泰彦(第4作)
『おりたたみ入道』(初アニメ化第1作第38話)から登場したビックリ箱のような妖怪で、むじなの背負うつづらの中にいる。水木しげるオリジナルの妖怪。
大きな口で何でも飲み込んでしまう。つづらの中に入ると無敵だが、体内からの攻撃に弱く、鬼太郎に襲い掛かった際に毒まんじゅうを食わされて(アニメ第3作では一反木綿につづらから切り離された上に子泣き爺に押し潰され、第4作では食べた鬼太郎の体内電気を食らった後、霊毛ちゃんちゃんこで締め付けられて)倒される。
アニメ第1作のみ、正体が案山子とされており、育つのに100年掛かるらしい。原作同様毒まんじゅうで倒されるが、山の妖気で復活。再び鬼太郎を襲うも、また倒されて案山子に戻った。
妖怪千物語ではむじなとは無関係で、ねずみ男を唆して背負わせる。体内から外道殱封で妖界の大気に封じられた。
むじな
狸またはアナグマの異称とされる、人を化かす獣。
『おりたたみ入道』(初アニメ化第1作第38話)に初登場。ねずみ男そっくりに化け(服の模様は違う。アニメ第1作ではヒゲが少ない)子供たちから金を騙し取り、本人と鬼太郎に見つかるとおりたたみ入道をけしかけ、入道が倒されるとねずみ男の弟と名乗ったが、裾から尾が出ていて(第1作では2戦目で味方したねずみ男がちゃんちゃんこを燃やそうとした際、その煙で苦しみ)正体を見破られ逃げ去った。
第3作ではねずみ男の家から物を持ち去ろうとして鬼太郎に見つかり正体を現し戦う。まず眼光による幻覚を使い、見破られると陰嚢を部屋一杯に膨らませ鬼太郎を潰そうとするが、髪の毛短剣で破裂させられてしまう。砂かけに縫合してもらい感謝反省し、鬼太郎の頼みで一泊して山へ帰るまでねずみ男の弟を演じた(ただし後に死神が父と名乗った際、ねずみ男は真相を知っていた)。
妖怪千物語ではおりたたみ入道を使わず、西洋妖怪との戦いに加勢した日本妖怪の中にいた。
雲外鏡(うんがいきょう)
声 - 杉浦宏策(第1作)、大竹宏(第3作)、田中亮一(第4作)
「鏡合戦」(初アニメ化第1作29話)に登場。二千年以上経った銅鏡から生まれた妖怪で、少女の姿に化けて鬼太郎に近付き、鏡の中に閉じ込めた。聖なる鏡「照魔鏡(しょうまきょう)」の光を当てられると術が破られる。銅でできているため塩水に弱く、バケツで海水をかけられて赤錆と化した。
化け猫(ばけねこ)
声 - 永井一郎(第1作)、京田尚子(第3作)、青野武(第4作)
猫妖怪の総称としても使われるが、「ばけ猫」(アニメ化は第1作41話)では自動車に轢殺された猫達の亡霊として登場。自動車への復讐としてトラックに化けて突進、それで事故を起こした運転手はムチ打ち症ならぬ「猫うち症(いわゆる猫憑き)」に罹ってしまう。鬼太郎はねずみ男の運転する車でトラックを追跡して霊界に入るが、亡霊猫の群れに包囲される。ねずみ男が焚いたマタタビの煙(第4作では砂かけ婆の着物の袖に仕込んであったマタタビ香)で猫を眠らせ逃げ帰り、慰霊碑を建てて猫の霊を鎮めた。
アニメでは猫の霊が集合して巨大な猫の姿になる。第1作では鬼太郎との格闘の末に足場が崩れ落石に潰される。鬼太郎に慰霊塔を建ててくれるよう言い残して絶命した。第3作では身を投げ出した鬼太郎に「君達を悼んでいる人間もいるんだ、僕を責めて気が済むならやってくれ」と言われ引き下がる。
第4作62話「怪奇!ばけ猫街道」では、交通事故に遭う猫達の守護者的存在で、犯人の人間たちを強く憎んでいた。人間が呪い殺される事で世間に広め、交通事故を減らす考えであった。事故を起こしていない存在には何もする気がないなど、本来ならば心根の優しい存在である事が伺えるが、人間共への憎悪が激しく鬼太郎親子の説得にも耳を貸す余裕はなかった。高い呪力や運動能力、リモコン下駄を弾き返したり霊毛ちゃんちゃんこを軽く引きはがす、石化した子泣き爺を簡単に遠くへ放り投げる、口から毛針を跳ね返すほど強い息を吐いたり巨大化するなど、妖怪としても強い部類に入る(目玉おやじもかなり手強いと評している)。だがマタタビには弱い。なお、ねずみ男も化け猫トラックに遭遇して事故を起こしているが、アニメ第4作以外は猫打ち症になっていない(第4作で猫の安否を気遣う運転手を邪魔してそのまま半ば強制的に放置させたのはねずみ男である)。第1作では同乗した鬼太郎が着けさせた幽霊族の品に守られたとされる。化け猫トラックによる事故を起こしても乗り手や車両に損傷はないが、妖怪自動車は最初ガードレールを突き破って河川敷に落下させられ、その後追突の形で猫の霊界に連れ込まれた。猫打ち症になると、三日三晩「猫踊り」を踊らされた挙句に霊界に引き込まれる。猫娘が砂かけ婆たちを説得して、轢かれた猫の飼い主だった農家のトラクターを借りて化け猫ダンプをおびき寄せた。なお、化け猫ダンプと直接体や車体が触れていないと猫の霊界には引き込めない(道路に落ちた砂かけ婆がタイヤの間を蹲ってやり過ごした)。マタタビ香で無力化された後は追撃もしてこなく、人間たちやねずみ男の症状も治り事件も終結した。
「妖怪大裁判」では大猫の姿で登場。百々爺率いる原告団に参加した。第3作以降は裁判後に登場したため参加していない。
姑獲鳥(うぶめ)
声 - 高橋和枝(第1作)、杉山佳寿子(第3作)、三田ゆう子(第4作)、山崎和佳奈(第5作)
「姑獲鳥」(初アニメ化第1作第46話「うぶめ」)に登場。出産直後に亡くなった女性が化けた、巨大な鳥の姿をした妖怪。赤ん坊をさらって自分の子として育てるのを生業としている。また干してある布団に足形を付け、その布団で寝た子供におねしょをさせるが、こちらはただの趣味である。元は姑獲鳥石という石像だったが、ねずみ男に羽毛をかぶせられて鳥になった。言い伝えによれば、更に羽毛を拭うと女怪になるという。武器はヘッドライトの様な眼光と溶岩の様な糞で、巨大な口は相手を一飲みにしてしまう。つるべ火に羽毛を燃やされ、石に戻った。
アニメ第4作では人間の女性に化けて、保育を請け負う振りをして子供をさらった。
第5作にも第65話に登場。復活した理由は今までと同様だが、他のシリーズと全体的な設定が大幅に異なっており、子供をさらう理由が子育てのためでは無く、生前亡くした自分の赤ん坊を探すためで、「赤子返りの術」で子供のいる家に足跡を残しては、その家の子供を赤ん坊にしてさらっていた。身体が千年石で出来ており、外部からの攻撃は一切通じない。赤子返りの術で鬼太郎(の精神)まで赤ん坊にするが、猫娘の一喝で解け、最後は猫娘の猫騙しで怯んだ隙に鬼太郎に体内に入られ、弱点の羽根を体内電気で燃やされて倒される。その後成仏し、亡くなった赤ん坊と再会した。
邪魅(じゃみ)
声 - 内海賢二(第1作)、銀河万丈(第3作)、郷里大輔(第4作)、竹本英史(第5作)
初登場は『妖怪関ヶ原』(初アニメ化第1作50話)。
毒気を出して人を狂わせる妖怪で、ガマ仙人の封力によって百年もの間ガマの姿に変えられていた。鬼太郎を騙して封印の石を動かさせ、元の姿に戻った後は、毒気で鬼太郎を狂わせて子分にし、銀行強盗を働かせた。ガマ仙人に復讐するため家に放火しようとしたが、相手の知略にはまり、再びガマに変えられてしまった。
アニメ第4作ではぬらりひょんの入れ知恵で鬼太郎を誘き出した。
アニメ第5作では、黄泉の国の亡者の怨念から生まれた凶悪な妖怪。鬼太郎に引けを取らない力を持っており亡者達も恐れている。元々は地上で死体を食べていたがいつからか生きている人間を襲って食べる様になり地獄に幽閉されていたが、何者か(宋帝王に化けた初代ドラキュラ伯爵)によって解き放たれた。その後、ネズミ男が霊石を地獄の非常口に戻したため地獄に戻された。悪知恵のあった過去作品と違い、怪獣の様に描かれる。
後神(うしろがみ)
声 - 池田昌子(第3作)、江森浩子(第4作)、土井美加(第5作)
『後神』(初アニメ化第1作61話)に登場。
二つの目だけが付いた真っ黒な顔を持つ女の妖怪。サボテン好きな少年に妖怪サボテン(愛称サボちゃん)を売り、そこの家族を始末して家を乗っ取ろうと企んだ。調査に来た鬼太郎達もサボテンに捕食させるが、サボテンを内側から倒されると自身に大した力はなく、鬼太郎のチャンチャンコで捕えられ、そのまま捨てられた(アニメ第1作では逃げ込んだ木ごと落雷で燃え尽き、第4作では影の化身である為つるべ火の光で封印の壷に追い込まれた)。
アニメ第3作では鬼太郎一派の男性が纏めてメロメロになるほどの美女で植物の世話が得意。一緒に花屋を開く約束をした人間の男性を捜して人里に現れた。事情を知った鬼太郎達は彼氏の捜索を手伝うが、悲報を届けることになった。
第5作では住処の祠を失い、ある少女の家にたまたまあった妖怪サボテン(ねずみ男がゲゲゲの森に生えていたのを売った)を利用して家を乗っ取った。鬼太郎にサボテンを倒され、仕返しに取り憑くもそれが仇となり体内電気で敗北。その後は家購入の費用を稼ぐため、妖怪横丁の大風呂屋敷で住み込みで働く事にした。
陰摩羅鬼(おんもらき)
声:北川国彦(第1作)、北村弘一(第3作)、佐藤正治(第4作)、中尾隆聖(第5作)
『陰摩羅鬼』(初アニメ化第1作64話。原作の雑誌初出時とアニメ第1作では「いんもらき」と読まれた)に登場。
三つ目の鳥のような姿の妖怪。魂と肉体を分離でき、魂は死体に乗り移って操れる。地下五メートルの古墳状の家に太古から住んでいたが、上に人間の家を建てられて怒り、そこを相続した青年・哲夫(てつお、声:市川治[2])を殺して肉体と家を乗っ取ろうと企んだ。哲夫の急死した恋人・大下啓子(おおした けいこ、声:桂玲子)に憑いて機を窺っていたが、鬼太郎の霊紙と霊筆を使った魂かなしばりの術にかかり、魂を焼き殺される。残った肉体がねずみ男の魂を奪ったものの、逆にねずみ男に使われてしまい、鬼太郎に眠り薬を飲まされて眠らされた。
アニメ第3作ではユメコの叔父・伊集院を狙う。住処の上に館を建てられたといった怨恨の描写は無く、単なる結婚詐欺の悪党として描かれる。正体を暴かれ、魂を身体に戻して逃げようとしたが鬼太郎に撃墜された。
第4作では後継者の絶えた寺の供養不十分な霊の無念から生まれ、寺の娘だった小池小百合(こいけ さゆり、声:三浦雅子)を蘇らせ操り、寺を潰した村人を襲う。小百合はねずみ男を婿に迎え寺を継いで貰おうとするが、陰摩羅鬼が封印されると彼女も現世には居られず、二人は哀しい別れをしてしまう。
第5作では祠の上に館を建てられた復讐に、まず通りすがりの美術大学生・綾野杏子(あやの きょうこ、声:雪野五月)を利用すべく呪い殺した。杏子の体を乗っ取って、館を相続した青年・中川邦夫(なかがわ くにお、声:森川智之)に近付き、婚約に至った頃に邦夫を殺そうとしたが鬼太郎に正体を暴かれる。邦夫が杏子への未練から封印術を妨害した隙に鬼太郎を負傷させるが、杏子の霊に説得された邦夫に封じ絵を完成されて倒された。同時に杏子は元の死体に戻ってしまった。
ほうこう
声 - 永井一郎、北川国彦杉浦宏策、富田耕吉(第1作)、玄田哲章増田均岐部公好、稲田徹、増谷康紀(第4作)
「妖怪ほうこう」(初アニメ化第1作65話)に登場。漢字では彭侯と書く。般若と天狗が混ざった様な顔をした妖怪。漬物が好物でねずみ男を騙して村中の大根を盗ませ漬け込み、捜査に来た鬼太郎をも毒牙を打ち込んで痺れさせ漬物に漬け込んで食おうとした(アニメ第4作では自らの妖力を高めるために鬼太郎をおびき出し漬け込む作戦だった)。しかし、目玉おやじ達の機転や、裏切ったねずみ男の手により失敗に終わる。直後、地水火風の四つの姿に分裂して襲い掛かるも復活した鬼太郎により、火と水、地と風という相反する者同士をぶつけ合わされ、無と化した。その正体は二千年以上経った巨大な縄文杉であり、長い年月の間に生命の本源である地水火風を操る力を持つ様になった。
『妖怪千物語』ではぬりかべを騙して、すねこすりを漬物にする為の漬物石にした。
なお、地水火風を操る能力は本作独自のものであり、伝承のほうこうにその様な能力を使う設定は無い。
泥田坊(どろたぼう)
声 - 永井一郎(第2作)、塩屋浩三(第3作)、増田均(第4作)、大場真人(第5作)
「泥田坊」(初アニメ化第2作1話『妖怪復活』)で登場。体が泥でできた隻眼の妖怪。
本来は水田に住む大人しい妖怪だったが、田が少なくなった為ヘドロに住む様になり凶暴化した(田を奪われた理由は原作で基地建設、アニメ第2,4作で減反政策、第3作で新幹線開通、第5作で宅地造成とシリーズにより様々)。口から粘着性の熱い泥を吐く。真水によって再生するらしく、一度は鬼太郎により粉々にされたが、雨が降った際に復活した。逆に乾燥には弱い。原作では基地建設で弾圧された農民達の怨霊だった為その慰霊碑を建て直し、アニメでは住む水田を人間の有志が確保する事で鎮まった。
『妖怪千物語』の妖怪大裁判編ではぬらりひょん配下。呼子を人質に横丁住民が鬼太郎の弁護をしない様に脅迫し、凶悪な妖怪の雰囲気を出していた。しかし、宴会の席に怒りの横丁住民達が攻めて来るとあっさり逃げ出した。
ベビー泥田坊
声 - 鈴木麻里子(第4作)
アニメ第4作22話に登場した泥田坊の子供。一見、全身隈なく泥を被った人間の子に見える。人間の少年と仲良くなり、二人で親達の衝突を止めようとした。
土転び(つちころび)
声:槐柳二(第3作)、古谷徹(第4作)
毛むくじゃらで丸い身体をした妖怪。
「土ころび」(初アニメ化第2作11話)で初登場。原作では本来の土ころびは絶滅していたが、人間が工業排水混じりの水を飲んで変化。石油や電気などを食糧とするため、近隣の村から象の様な鼻で吸い盗んでいた。ねずみ男に唆されて鬼太郎の妖力を狙い彼を吸い込むが、妖力が大き過ぎて爆死した。
アニメ第2作では滅んでいた者が工業排水の作用で復活したとされる。猫娘から妖力を奪って老化させたり、火を吹いたりする。
第3作では住んでいた祠がダムに水没し、怒って電気を奪っていた。最後は祠をダムから引き上げてもらい和解。
第4作73話「爆進!怒りの土ころび」でも、既に肉体を失って魂のみが祀られた存在として登場。ありとあらゆるエネルギーを栄養源にする。本来は旅人を脅かして楽しむだけの、人間好きで親切な愛らしい妖怪で、人間の傍にいたいが為、肉体が滅びた後も魂だけで山の中の祠に留まり人間を見守り続けてきた。その後、祠の一帯が開発され、祠自身もダムの水中に沈んだ(この時点では、水中に沈めば人間を見守る事ができなくなるが、それでも人間の生活の方が大事だと身を引いていた)。しばらく水中で眠っていたが、日照りで水底が露呈し目覚め、魂だけでしばらくぶりの人間社会を観察しに出かけた。そこで、人間共の電気の浪費ぶりと有難味を持たない心、自分がどんな想いでダムに沈んだで葛藤し、怒りが爆発して、人間に灸をすえる意味も含めて大切なもの(電気)を奪う事を決意。ちょうどその折、日照りにも関わらず発電量を上げるように要求されたダムの発電所職員(所長)が、困り果てながらも電気を浪費する人間に怒りを覚ていた事に目を付けて憑依、人間の体を借りて実体化し、野球場や空港、遊園地や都心部など人間社会の方々で停電を起こして大騒動に達した。電線から大量の電気を吸い取り巨大化した。なお、土ころびの体内では所長と土ころびのそれぞれの意識が共存し協力して行動していたが、まだまだ怒りの収まらない土ころびと十分に人間に罰を与えたとする職員側とで相違が発生し、体から追い出そうとする所長にやけを起こした土ころびが所長の意識を眠らせて体を乗っ取った。地方の火力発電所まで鬼太郎たちを引きずり回し、そこでファミリーと交戦、発電所の炎や鬼太郎のゲタを食べたり鬼太郎の下半身に食らいつき、それぞれのエネルギーと妖力でさらに巨大化。だが、自らの想いを曝けた土ころびに鬼太郎が更なる妖力を送り込み、所長の意識も説得するが固執し続け、耐えられなくなった土ころびは体内から電気や炎を吐き出しながら破裂した。その後、痩せ細った職員が発見され、土ころびの魂も山へと帰っていった。憑依された所長は土ころびを「さん」付けして尊敬し、大量の死傷者を出す寸前に事態を発展させた事を目玉おやじに叱責されるが、同時に同情もされた。
新編の「土転び」では一眼と触角を持つ姿。食糧として育てたドングリ林を人間に伐採された事を怒り、跡に植えられた杉林や村を潰し回った。鬼太郎親子も押し潰されて球体に吸収されそうになったが、リモコン髪で触角を結んで平衡感覚を奪う。土転びは鬼太郎を分離して触角を解いてもらい、人間側を説得してもらう事で鎮まった。
髪さま(かみさま)
声 - 北川米彦(第2作)、野本礼三(第3作)、掛川裕彦(第5作)
髪の毛のみの姿の妖怪。八咫の鏡の神通力によって、人間や妖怪の髪の毛を奪う事ができる。
原作やアニメ第2作第9話では離れ小島の洞窟に住み、島民に生贄を要求していた。
第3作・第5作では村人に恩恵をもたらしていたが、村人に忘れ去られた(第3作では過疎化、第5作では不景気が原因)と嘆いて復讐しようとした。また、髪の毛の中に一つ目があるデザインに変わり、名前の表記も「髪様」となった。第5作では力が弱まり過ぎて髪を奪う事すら出来ず、部下の毛目玉に役を喰われてしまっている。
『新妖怪千物語』では毛目玉に坊主頭の少年を騙させ、人々の髪の毛を奪いそれをエネルギー源にして、人間界征服を企む妖怪として登場。毛柱で人を髪ごと集めたが、少年に鏡を壊されて力を失ってしまう。
鏡を割られた時、原作やアニメ第3作・第5作では妖力が弱まって降参したが、第2作と千物語では完全に動けなくなった。
あしまがり
『妖怪あしまがり』(単行本では『妖怪花』に改題、初アニメ化第2作5話)に登場。太鼓を持った狸の姿をした妖怪で、無類の大酒飲み。取り込んだ者を消化してしまう雲状の気体生物を飼い慣らしており、持っている太鼓で操ることが出来る。
妖怪花の生息地を開発しようとした人間側(アニメ第3作では妖怪花と共存していた業者を乗っ取ったぬらりひょん)に雇われ、開発を止めようとする鬼太郎と闘う。一度は鬼太郎を気体生物に取り込んだが、リモコン下駄で太鼓を逆用され、鬼太郎と入れ替わりに自分が取り込まれてしまった。「あしまがり」とは四国の方言で、「足にまとわりつく」という意味。
カロリーヌ
ぐわごぜの娘。詳細はぐわごぜ、および墓場鬼太郎の登場人物の項を参照。
アニメ第3作では心優しい娘で、父親に従いつつも悪事を悲しんでいた(こちらの詳細はねずみ男の項を参照)。

1960年代マガジン版・アニメ第1作初出(味方としても登場した者)[編集]

かまいたち
声 - 富田耕吉(第1作)、大竹宏、広中雅志(第3作)、鈴木琢磨(第4作)、菊池正美(第5作)
旋風と共に現れ人肌に斬り付ける妖怪。本作では短髪で口の尖った男に描かれる。
初登場話『妖怪城』(第1作第3話)では妖怪城に住む妖怪の一人で、呼吸で風を操り鬼太郎を苦しめた。
『妖怪万年竹』では鬼太郎の味方として登場。両手の鎌で妖怪竹を斬ったが、万年竹本体には逆に鎌を折られてしまう。その後も日本妖怪が集結する際には参戦した。
アニメ第3作では高速で飛び回り、その時起こす風で物を切り裂く。その力で鬼太郎を追い詰めるが一反木綿に取り押さえられ、妖界へ逃げ帰った。その後74話『妖怪万年竹』などで鬼太郎側に付く。劇場版ではチーに秘薬を飲まされ、妖怪反物にされてしまう場面が見られる。
4作以降は風の能力と両手の鎌の両方を使う。
5作では、ぬらりひょんに世話になった事があり、39話ではフリーの殺し屋をしていた。実は萌え系少女漫画マニア。ねずみ男に幻の少女漫画「乙女坂ころり」で買収され、ぬらりひょん脱獄に力を貸した。しかし本は偽物だったため激怒し、ねずみ男を殺そうとするが鬼太郎に妨害され、決闘を挑むが、敗北。プライドを傷つけられ鬼太郎を激しく恨み、ぬらりひょんの勧誘を受け一味に加わった。作中でも屈指の実力者で、鬼太郎とほぼ互角に戦える。天狗ポリス6人を一瞬で斬り捨てた。鎌の術と格闘戦も得意。
鏡爺(かがみじじい)
声:永井一郎(第1作)、宮内幸平(第3作)、丸山詠二(第4作)、石塚運昇(第5作)
古い鏡の中に潜む老人姿の妖怪(鳥山石燕画の百々爺が姿の原型)。若い女性や少女が鏡を用いる際に鏡の中から覗き見たり、いかがわしい真似を働くやや好色な面がある。他方、アニメ第3〜5作では女性や子供を守る紳士的な面もある。
原作「鏡爺」(初アニメ化第1作8話)では少女の姿を奪い鏡に閉じ込める(被害者の実体は透明になる)。「形が無い故に鬼太郎の必殺技が通じない」と言う特性で鬼太郎を苦しめたが、本体である鏡に戻った際にその鏡を破壊されて退治された。
アニメ第3作では2話から登場。天童ユメコを襲い、彼女が鬼太郎と知り合うきっかけを作る重要な役回り。元々はある山村で少女達の守護神とされた鏡だったが、過疎化で村ごと捨てられて屈折していた。多数の鏡を操って囲い込む術や分身能力で鬼太郎を苦しめたが、ユメコが大事にしてくれた女性の孫と知って改心。その後70話で雲外鏡に騙された鬼太郎達に妖怪漆喰で封じられるが、無実を信じるユメコに助言、磯女の協力も得て雲外鏡の魔手から鬼太郎達を救った。この時、ユメコは鏡爺を「ちょっとエッチでロリコンだけど優しい妖怪」と語っている。
第4作では、全ての鏡の向こう側に通じる「鏡の世界」の住人として登場。佑子達の学校にある大きな鏡の中に住む学校の守り神とされていたが、校長の判断で鏡が粗大ゴミとされた事に激怒。子供たちを誘拐し、「鏡の世界」に閉じ込めた事で鬼太郎と対峙する。鏡の世界では無敵を誇る鏡爺の猛攻に鬼太郎は苦戦するも、砂かけ婆の「合わせ鏡の術」で鏡の世界からの脱出に成功。深追いした鏡爺は鬼太郎と砂かけ婆の連携攻撃に倒れ、降参した。後にネズミ男が作中で開催したお化け屋敷にて、幼少時のトラウマから失語症になった少年を笑わせてくれるよう父親が鬼太郎に懇願した際、子泣き爺や砂かけ婆らと共に少年を笑わせるのに協力している。
第5作では劇場版に登場。つるつるして姿が映る物ならおかまいなしに移動する。大きさも自由自在に変えることもできる能力も加わった。大蛇女に唆されて風祭華をさらい、永遠に少女のままにしようとしたが、騙されたと知ると鬼太郎の霊界符と風祭家の鏡を繋ぎ、ヤトノカミに消されていた華と母親の絆を取り戻させた。
『パチスロ版』では、鬼太郎のコピーであるブラック鬼太郎を誕生させる。
輪入道(わにゅうどう)
声 - 銀河万丈(第3作)、郷里大輔増谷康紀(第4作)、三宅健太(第5作)/ 演 - 西田敏行
炎を纏った車輪に、厳つい入道顔が付いた妖怪。
原作「ダイヤモンド妖怪」が初出。以後、そのアニメ化(初アニメ化第1作第36話)エピソードなどに登場する。炎を操る他、口から炭素化光線を吐き、生物をダイヤモンドに変えて喰らう(アニメ第3作では砂かけに懲らしめられ千年眠っていたが、ダイヤ目当てに出入りする人間に目を覚まされた。アニメ第4作では喰うのは魂でダイヤは抜け殻、欲深い魂ほど美味でダイヤも大きいと言う)。その戦いでは最後に、光線を鏡で返され自滅した。
その後の作品では、後述する妖怪車両の車輪や「UFO宇宙突撃隊」「妖怪危機一髪」「決戦!箱根城!!」などで複数登場することもある。アニメ第3作や当時の『最新版』では、妖怪車両以外はぬらりひょん側として群衆扱いの登場が多い。
アニメ第4作の妖怪王編では鬼太郎に加勢。入道の炎を纏ったリモコン下駄が妖怪王ぬらりひょんへの決定打となる。
実写劇場版では子泣きの旧友。必要な車輪の数の分身を出して車両と合体できる。鬼太郎の頼みで妖怪機関車を動かした程の実力者だが、妻の和江(ろくろ首)には頭が上がらない。
『妖怪千物語』では西洋妖怪との戦いで鬼太郎に加勢した。その後、19話「炎上!輪入道」では敵として現れたが、電撃が弱点で体内電気スパークで消滅。そして、29話「妖怪大レース」で鬼太郎の妖怪自動車として登場。
アニメ第5作では妖怪横丁の住人として登場、敵対する話はない。火車、白坊主と共に運送屋を営んでいる。街で次々に餅が盗まれる事件が発生した時、鬼太郎達と協力して畑怨霊を退治して事件を解決した。そしてその後、妖怪四十七士に覚醒した。火車の「火輪奔り」など炎の技を受けると何倍にも強化して撃ち出せる。
輪入道が車輪となる妖怪車両を以下に列挙する。
妖怪自動車(骸骨型)
車体は恐竜の頭蓋骨、ヘッドライトは鬼火。車輪となる入道は4体。初登場は少年マガジンの特集記事「大妖怪ショッキング画報」。
物語への初登場は水木プロ原作の「最新版」で、夜行さんとの戦いに備え目玉おやじの設計図に基づき改造、「ゲゲゲマシーン」と名付けられる。車輪は炎の輪だけで入道顔はない。
アニメ初登場は第4作37話。夜行さんの発明。輪入道は邪念を封印されているものの、ねずみ男などだまし易い対象を見つけると口車に乗せて封印のキーを抜かせ暴走させようとする。だが、第62話「怪奇!ばけ猫街道」では、疑いを掛けられた事に怒り、共に捜査に協力した。ハザードランプに当たる部分から火の玉ミサイルを発射したり、車輪から直接火炎を放って敵妖怪の炎を相殺するなどの能力がある。入道が車体から分離しての攻撃も可能で、後述の中国妖怪、妖神(紙の精)を瞬殺した。分離時には若干大きくなる。
『妖怪千物語』29話では鬼太郎の車としてレースに参戦。水虎にガソリン爆弾を投げられるが輪入道と鬼火で爆炎をおいしく吸収。終盤ベアードの光線で大打撃を受けるが、鬼太郎の体内電気を注入してのハイブリッドパワーで逆転優勝した。
妖怪戦車
アニメ第3作にて劇場版「激突!!異次元妖怪の大反乱」やテレビ78話、92話に登場。夜行さんの発明。車体は先述の自動車同様恐竜の頭蓋骨に似たデザインだが、ボンネットバスの様に大きい。車輪となる入道は6体で空も飛ぶ。ヘッドライトのつるべ火や化け火はビルを貫き巨木を焼き払う火炎放射、野づちの大砲で敵を吸い込んだり地中を掘り進んだりできる。
妖怪機関車
ヨミの国へ行ける蒸気機関車型の乗り物。輪入道は左右の前輪と動輪に計4体の分身を付け、本体は前方の罐蓋に付く。
雪女(ゆきおんな)
声 - 小原乃梨子(第1作)、坪井章子(第3作)、中友子松井摩味(第4作)
吹雪や冷たい息を放つ、日本の氷雪妖怪の代表格。初登場の原作『雪ん子』、アニメ第1、3、4作で雪ん子や雪男と組んで登場(第3作では後に復活し、94話で雪ん子やつらら女らと組み、過熱したぬけ首を冷ますために鬼太郎と協力した。)。
アニメ第4作でも第58話で家族(雪男と雪ん子)と共に溶けたが後に復活、第98話・第99話でつらら女と組んで、ぬらりひょんや西洋妖怪に挑む鬼太郎に加勢した。家族同様、山の動物たちを想い庇う心の持ち主で、氷漬けにした人間たちも殺しはしなかった。雪ん子に助けられて蘇った鬼太郎が、彼らの秘密を知ったことから生かしておけないとしたが、鬼太郎の心を知った雪ん子が庇い、山で一緒に暮らすのなら許してやってもいいと発言したことも。
『妖怪千物語』第25話では水虎と戦う鬼太郎の味方として登場した。
アニメ第5作では空も飛べる。多数の個体が存在し、独自のコミュニティーを作っている。先述の葵の他に、名前の判明している限りは以下の者々が登場。
真白(ましろ)
声 - 佐藤ゆうこ
第7話に登場(ただし名は第77話で判明)。人間を愛した姉が雪入道に処刑されたため、人間と親しい妖怪を嫌い凍らせる。不意討ちとはいえ火の妖怪たちを凍らせるほどの強敵だったが、最後は地獄の炎を得た鬼太郎に倒され溶けて消えた。実はぬらりひょんに唆されていたことが、8話の鬼太郎の発言で明らかになっている。第47話の妖怪大裁判では、百々目鬼、がしゃどくろと共に霊体としてねずみ男に呼ばれる。鬼太郎を弁護する側だったが、何も言わなかった。また葵が鬼太郎に報復しようとした時も、彼女の前に霊体で現れ止めた。生前は同族の中で最強と格付けされていたため利用された節がある。
雪女郎(ゆきじょろう)
声 - 笠原留美
雪女の元締め。左目の辺りに傷の様な赤い模様がある。真白がぬらりひょんに唆されて暴れた事を承知していて、彼女を葬った鬼太郎を咎めず、河童や天狗ポリスと共に片車輪との戦いに協力した。
77話では四十七士の捜索にも協力を申し出る。
85話の妖怪城との決戦には、お黒と共に葵を補佐するため参戦した。最終回は松明丸戦に参戦。
お黒(おくろ)
声 - 中友子(第5作)
お歯黒べったりと顔と声が瓜二つの雪女で、性格も良く似ている。雪女の城でねずみ男のガイドについた。ねずみ男を気に入っている。85話で葵の補佐役として妖怪城の戦いに参加した。
磯女(いそおんな)
声 - 麻生美代子(第1作)、山口奈々(第3作)、上村典子(第4作)、真山亜子(第5作)
初登場は『磯女』(初アニメ化第1作56話)。半人半蛇の狂暴な海の妖怪で、縄張りに踏み込んだ子供をさらおうとした。常に赤ん坊を抱いているが、実はそれが本体で相手に抱きつき石の様に重くなったり、強力な吸引力で鬼太郎を飲み込もうとしたが、空気ポンプの術で倒された。
アニメ第3作では鬼太郎と対戦後和解、協力して住処を乱開発しようとする人間を懲らしめる(この時赤ん坊と子泣き爺とのコンビで、船を沈めた)。その後、鬼太郎の海の仲間として親子で再登場した。
第4作では空気ポンプの術で破裂後も生存。本体の赤ん坊の姿に再生して戦いを挑み、伸縮自在の腕で鬼太郎達を苦戦させるも、猫娘の機転でねずみ男の屁を掛けられて苦しんでいる所を、ちゃんちゃんこ包みで倒された。
『国盗り物語』では他の海妖怪達や鬼太郎と集まって、ムーの海底基地への偵察に参加する。
『妖怪千物語』では、妖怪獣タコ男爵を生み出すために子供を集めてきた。水を槍状にして攻撃する能力をもつ。
アニメ第5作の赤ん坊は言葉を話せた過去作品と違い、精神的には人間の赤ん坊と大差ない。母親はこの子がぐずると縄張りに踏み込んだ者をおしゃぶりにした。鬼太郎は空気ポンプの術で赤ん坊を抑え、今後人間を縄張りに入れないと約束して捕われた者達を解放させた。
かみなり
声:郷里大輔(第3作・第4作)
通称電気妖怪。自由に雷を操ることが出来る。初登場は「電気妖怪」(初アニメ化第1作第25話)。空中に浮かぶ巨大な岩に住んでいたが、相次ぐドライアイスによる人工雨の実験(アニメ第3作では雷から電力を作る実験、第4作では積乱雲にミサイルを撃ち込む実験)に怒り、調査に来た雨山博士の乗っているヘリコプターを墜落させ、博士をさらった(更に、アニメ第1作では山奥の村に1年間も雨を降らせないようにし、第3作では雷を吸収する装置と合体して町の電力を奪った)。
背中の太鼓は蓄電池になっており、これを使って鬼太郎を感電死させようとしたが、逆に電気を吸収された上に、放電されて焼死した。
学年誌版では空を独占しようと人間の飛行機を何度も撃墜。止めようとする鬼太郎を原作同様電気で焼き殺そうとするが、電気を吸収されて褌も履けないほど痩せてしまい、恥ずかしくて岩の中に逃げ帰った。
第3作・第4作は、鬼太郎のおかげで人間と和解し、空へと戻っていった。第3作では後に串刺し入道との戦いや、豆腐小僧の住む山を荒らす人間を懲らしめる際などに鬼太郎に助力している。
朧車(おぼろぐるま)
声 - 大友龍三郎(第4作)
牛車に大きな鬼面が付いた姿の妖怪。
初登場は「朧車」(初アニメ化第1作58話)。ぐわごぜの命令により、怪気象を発生させていた。目から石化光線を放つ。その正体はお化けハマグリだった。
『国盗り物語』では鬼太郎の仲間として登場。ゴーストカーによる失踪事件調査のため、鬼太郎達を乗せ出動。車妖怪同士と言う事でゴーストカーとの交渉も受け持った。ここのみ鬼面は牛車本体ではなく、牛を繋ぐ部位に前輪と共に付いている。
第4作では数百年前の遺跡から発掘された木片が博物館で牛車に再現されたことで現代に蘇った。何百年も自分が眠っていた丘を人間達が壊そうとするのに怒り、夜中に市内を暴走して、多数の交通事故を発生させた。最後は鬼太郎の制止を振り切り工事車両に必死の体当たりをするも、衝撃で自ら大破してしまった。
枕返し(まくらがえし)
声 - 北川米彦(第1作)、屋良有作(第3作)、肝付兼太(第4作)、石塚運昇(第5作)
寝ている人間の枕を移動させ睡眠妨害をする妖怪。夢を操る力と目に入った相手を眠らす砂(アニメ第5作のみ、この砂は砂かけ婆から盗んだ物)を持ち、塩に弱い。
初登場は原作「まくら返し」(初アニメ化第1作28話)。この原作やアニメ第1,4期では自分の領域に入った子供を夢世界に連れ去って食べようとした。原作と4期では塩で溶かされ、1期では動物園のバクに食われる。
原作「羽衣」ではねずみ男に雇われ、彼と天女を取り合っていた鬼太郎に、彼女に近付くと不運に見舞われる夢を見せ敬遠する様にした。
第3期では夢世界の番人として登場。19話でユメコの魂を使って廃れてきた夢世界を復興しようとし、彼女を守る鬼太郎達には各々の弱点を突いた悪夢で苦しめた。だが獏に悪夢を食われ降参して妖怪証文に悪事をしないと誓約、またユメコの励ましで心から改心。後に86話で封じられた妖怪を復活させる「妖怪香炉」をぬらりひょんに盗まれ、夢世界の異変を感じて助けに来た鬼太郎達と共に戦う。
第4期では子供を再びさらいにきた時、第3期とは逆に鬼太郎達に願望の夢を見せ惑わした(鬼太郎の夢が亡母がらみなのは前作と共通)。
第5期では子供の夢を壊す妖怪として登場。夢世界では彼の思ったことが本当になり鬼太郎も大苦戦したが、荒野となっていた夢世界が動物園を経営する夢を持つ子供と友人達の力で復活し、出現した動物園の獏に食べられた。その後、妖怪大裁判に霊体で現れ鬼太郎に不利な証言をした。
「妖怪千物語」では人間を眠らせ自分の夢世界に引きずりこみ魂を食べる妖怪として登場。夢世界において、無力の鬼太郎を痛め付けるが、兄を救いたいという少年の勇気で蹴ったサッカーボールが当たりそのショックで霊力が戻った鬼太郎に体内電気で倒される。目玉親父曰く、枕返しはイタズラ好きだが本来は大人しい妖怪らしい。その後ぬらりひょんに利用され、妖怪大裁判で鬼太郎に不利な証言をした。最終的に妖怪横丁の住民達の逆襲でさっさと逃げ出した。
(ばく)
夢を食べるという幻獣。本作では夢世界の妖怪をも食べる。初登場は「妖怪大裁判」(群衆扱い)で、アニメ化は第1作第28話「まくら返し」(動物のバクと同一視)。
「鬼太郎のお化け旅行」第1話では夢を持った魂を食らう妖怪。世界遠征の夢を抱いた鬼太郎の魂を狙い、寝ている間に繭で包み魂を呑み込む。だが目玉親父の魂に腹へ入り込まれ、鬼太郎の魂を奪還された。
アニメ第3作19話では枕返しとの戦いで鬼太郎に呼ばれ、悪夢を食いつくし見事に枕返しを捕らえた。86話でも妖怪香炉から生じた悪夢の軍団を吸い取る為に呼ばれたが、多数の妖怪の怨霊でもある軍団は吸い切れず破裂してしまった。
第5作では子供の夢の中の動物園で、枕返しが壊した檻から出た数頭のバク(動物)が獏(幻獣)に変化。枕返しを食べてしまった。
さざえ鬼(さざえおに)
声 - 北川国彦(第1作)、千葉順二(第3作)、松野太紀(第4作・第5作)
300年生き長らえたさざえが変化した妖怪で、千葉の天狗岩に出現した。細胞を自由に変えられ、他人に変身することが出来る。ユーモラスな外見の反面、性格は獰猛。また体を潰されても平気で、腕も伸縮自在。鬼太郎を食べて更なる妖力を得よう(アニメ第1作では更に、壷焼きにされた仲間の復讐に人間を壷焼きにする企みだった)と、鬼太郎に化けて街中で人魚の子を売り歩き、鬼太郎の誘き出しを謀った。一度は鬼太郎を食べる事に成功するも、毛穴から抜け出した鬼太郎に、本体である目の付いた舌を締め上げられ絶命する。
初登場は原作『さざえ鬼』とそのアニメ化である第1作第33話。また原作『妖怪大裁判』では、鬼太郎が裁かれる事にうれし涙を流して喜んでいた。
第3作では海洋汚染の犠牲者として描かれ、最後は鬼太郎に助けられる。裁判では原作のかわうそ達の様に百々爺達に睨まれて鬼太郎を弁護できなかったが、後半で堪えかねて鬼太郎に加勢した。以降は鬼太郎の仲間として度々登場した。
第4作と第5作にも登場。第5作では体から出る粘液を操作して潤滑性や粘着性を持たせる事が出来る。
赤舌(あかした)
声 - 屋良有作(第3作)、増谷康紀(第4作)、飯塚昭三(第5作)
長毛犬とゴリラの身体が合わさった様な姿をした巨大な妖怪。高波を起こすなど水を自由に操る。巨体相応のパワーは勿論、機動性においても水の車輪を履いて疾走したり雲を纏って飛んだりと優れる。好物は人間や妖怪の水分。獲物は腹中で水の触手で絡めとり、水分を抜かれて石の様な糞と化すが、妖怪なら(アニメ第3,5作や千物語では人間も)湯をかければ復活する。
初登場話『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)では審判として登場。競技結果に文句をつけたベアードを一喝した。
『赤舌』(初アニメ第2作31話)では、地上支配を企む悪の妖怪として登場。骨女を部下にしている。12人の人間を呑み込んで水分を吸い取り(アニメ第2作では鬼太郎のおかげで未遂。第3作では多数の被害者が出るが、先述の様に湯をかけられ生き返った。)、鬼太郎達もアパートごと呑んで石にするが、そこに残っていた鬼太郎の胃液を飲んで溶けてしまった。
アニメ第3作では子泣きが石になって脱水を免れ、仲間に湯をかけて復活させる。鬼太郎は炎の妖怪五人衆を引き連れ逆襲、赤舌を体内からあぶって蒸発させた。
第4作では優しい妖怪で普段はマリモぐらいに小さく大人しいが、親しかった少女・清滝涼子(きよたき すずこ)が事件に巻き込まれたと知って巨大化して助けに向かう。暴走して海に飛び込み、淡水生なので死滅するかと思われたが元に戻った。
第5作82話「命カラカラ!赤舌温泉」では水の守り神として青森で祭られていたが、温泉の乱開発を繰り返し赤舌の住処の沼にも手を付けるなど水を粗末にする人間に怒り、水源を涸らした上に次々と鬼太郎たちや人間を飲み込み石に変えていった。浄水能力で鬼太郎の体内電気を無効化した(純水は電気を通さない)が、アマビエに海水をかけられて絶縁を破られ制止された後、説得されて人間をもう一度信じることにし、妖怪四十七士として覚醒した。第85話「鬼太郎絶叫!!妖怪城の切り札!!」の津軽海峡上での妖怪城戦にも参加。
なお4,5作では彼の行動に骨女は関与していない。
妖怪千物語では弱点が熱。鬼太郎の体内電気電熱スパーク(電気を逆流させて鬼太郎自身が電熱器化)で蒸発。その前に妖怪大レースで、名前は出てこないが、司会・実況をしている。
ぬっぺらぼう / ぬっへふほふ / ぬっへほふ
声 - 永井一郎(第1作)
顔の様な皺のある肉塊に手足が生えた姿の妖怪。
本来は日本本土の妖怪だが、初登場の「朝鮮魔法」およびそのアニメ第3作版の66話では韓国、初アニメ化の第1作57話「隠形魔法」では沖縄の妖怪とされた。3人兄弟が歌声で獲物を魅惑して若さを奪い、抵抗する者を“魔法”で叩き潰す。鬼太郎も若さを奪われ、“魔法”に立ち向かったぬりかべは腹を蹴破られた。だが鬼太郎が悪臭の息を“魔法”にかけると蝿の大群が集って巨大なぬっぺらぼう(透明かつ巨大な4人目の兄弟)の正体を現し、蝿を食べに集まった雀の群れに突かれ、その傷からの出血で集まった蛭の群れに血を吸い尽くされて倒される。追い詰められた残りの3人はエキスにして集めた若さを返し逃げ去った。
アニメ第3作では4人目は蜜をかけられ蜂の群れに集られて正体を現し拘束される。若さを返した後は農耕で暮らすと約束し4人とも許された。
「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味だが、処刑用毒井戸の実験台にされる悲惨な役。
第5作では妖怪横丁の住民(群衆扱い)。
穴ぐら入道(あなぐらにゅうどう)
声:北川国彦(第1作)、石森達幸(第3作)、屋良有作(第4作)、中博史(第5作)
「穴ぐら入道」(初アニメ化第1作51話)に登場。穴の中に住む妖怪で、虫の生態に詳しい。廃坑で食用のクモを飼い静かに暮らしていたが、「マンガ一家」というヤクザの親分(声 - 富田耕吉)が新しい家だと騙して冷蔵庫に閉じ込め、見世物にしようとした(ここでは冷気や水滴、大声などの攻撃手段を持つが、常人でも小道具で防げる程度)。説得に来た鬼太郎にもヤクザたちはシラを切るが、鬼太郎がある祠から「良心カビ」を出して吹き付けた(アニメ第5作では、鬼太郎に付いていた「いやけ虫」が入道を連れ出そうとする人間に乗り換えた)為に改心、入道は元の穴に返された。
アニメ第3作64話ではテレビ局まで連れ出され、照明に驚いて地下鉄に逃げ込み大グモを放って立てこもった。連れ出した一味の女性が改心、入道を庇って負傷し、彼女の手当てのために撃たれる覚悟で投降。間一髪で一反木綿が良心カビを撒いたので、包囲していた人間達に無事保護され山へ戻って行った。
第4作107話では開発による環境破壊で住処を追われ続けた事に怒り、病虫(びょうちゅう)や大百足を操って工事現場を襲う。その最中に水が噴出する事故が起き、大百足と共に石化してせき止めたがその気持ちは殆どの人間には通じなかった(特に工事責任者・古野国権造の態度は酷く、鬼太郎に殴られた)。
第5作69話にも登場。トンネルの奥底の祠に邪鬼と共存している。狭いところを好む。「誰さんかの?」と聞いてくる。これは禅問答の様な物で、名前や肩書きを名乗るだけでは駄目。答えられない者には容赦なく、口から大量の虫を吐きかける。その反面、逆に自身の事を聞かれるのには弱い。突飛な行動が目立つが知性は高いとされる。頭髪や鼻毛などはある程度纏まった束になっており、それぞれが毛穴から這い出るなど生き物の様に動き回る。
邪鬼(じゃき)
アニメ第5作に登場。穴ぐら入道の穴ぐらの前に住んでいる。人間に取り憑いて凶暴化させる(この時は赤色に変色し、液体状の体内に長時間いると鬼太郎達ですら溶かされてしまう)。合体して巨大化すると、手がつけられない。
野づち(のづち)
頭部が大きな口だけで全身毛に覆われた、寸胴の大蛇の妖怪。強力な吸引力で掃除機のように何でも吸い込む。知性があり、妖怪同士なら対話可能。普段は野づち塚で冬眠している。
初登場は「ひでりがみ」(初アニメ化第1作43話)。暴れるひでり神を鬼太郎が塚に誘導した事で目覚め、ひでり神を吸い込む。そのままでは野づちが街で暴れてしまうため、鬼太郎は説得して鎮め、衰弱したひでり神を吐かせた後で野づちを再び眠らせた。
煙羅煙羅」では暴走する煙羅煙羅を捕える最終手段として呼ばれる。彼を吸い込み体内で毒素との分離に成功するが、その毒で腹を壊した。
アニメ第3作ではひでり神戦の後も何度か登場。劇場版のチーとの戦いではチーを乗せた画皮と対決、画皮の吐き出す黒風と吸引力が災いして秘薬を飲まされ、巨大な妖怪反物にされてしまう。元に戻った後は夜行さんの作った妖怪戦車の何でも吸い込む主砲兼掘削機としても活躍した。
第4作では古代の神が決死の想いで野づち塚に封印したとされる。ひでり神とは対決せず、知性も見られない。体色は赤で毛の色は黄緑。体内で空間のねじれが発生して異次元空間に繋がっているので、無限に物を吸い込める。全シリーズでも最大の大きさ。冬眠していても少しずつ物を吸うので皆が色々不都合な物を塚に捨てていた(砂かけも四百年前、出し損ねた恋文を青春の思い出と共に捨てた)。ねずみ男が廃棄物処理業と称して大量のゴミを捨て、封印の注連縄を捨てたため目覚め暴れる。鬼太郎は異次元の腹中に入り、ちゃんちゃんこで起こした旋風「妖怪竜巻」で空間の歪みを直して中の物を吐き出させた後、野づちに自身の尾を吸わせて動きを止め再び塚に封じた。
牛鬼(ぎゅうき)
声 - 斎藤志郎(第5作)
頭部は牛の角や耳を備えた鬼、胴は蜘蛛に似た怪獣サイズの海の妖怪。
原作初登場はガロ版「鬼太郎夜話」で、貸本版「下宿屋」の夜叉とほぼ同じ役回り(夜叉の項を参照)。
マガジン版「牛鬼」(初アニメ化第2作15話)では、昔に迦楼羅様によって封印されていたが、人間に塚が荒らされて復活。本体は細胞を変化させる目に見えない生きた気体で、他の生物の体を乗っ取って牛鬼の姿に変え、宿主が死ぬと最も近くの生物に乗り換える。殺された場合は加害者が新しい宿主となり、前の宿主を倒した分強いので、更に手に負えなくなる。前の宿主を倒した鬼太郎に寄生するが、目玉親父達の祈りに応えて現れた迦楼羅様によって鬼太郎の体から離され、再封印された。
原作「牛鬼」やアニメ第2〜4作、『妖怪千物語』では知性が見られず、怪獣のように暴れた。第4期では、牛鬼と化した鬼太郎がねずみ男などの仲間たちを次々に喰らうという展開もあった(牛鬼が封じられると喰われた者たちは復活)。
第5作では知性があって宿主の記憶や能力を利用し、また獲物を糸で絡めその恐怖心を吸い取り食糧とする。おごり高ぶった村長の息子らに金で雇われたねずみ男が復活させ、その後はねずみ男に憑依、村人等を襲った後に強い妖力を持つ鬼太郎をおびき寄せるために暴れた。ねずみ男の身代わりとして鬼太郎が憑依されるが、最後は牛鬼の意思を負かした鬼太郎の意志で自ら火山の火口に身を投げ、完全に燃え尽きて消滅した。鬼太郎は迦楼羅様に助けられ、残された気体は迦楼羅様によって回収、封印された(鬼太郎は助けられた記憶がない)。ちゃんちゃんこの柄が体表に表れ、毛針や大規模な体内電気を使うなど戦闘力も上がっている。瀬戸内海の島々を滅ぼした過去があるらしい。
サンデー版や1980年代のマガジン版では鬼太郎の仲間として登場し、仲間内では一番の怪力を誇る。呼称が「ぎゅうき」ではなく「うしおに」とされている。
百目(ひゃくめ)
声 - 大竹宏(第3作)、稲葉実(第5作)
全身に多数の目を持つ妖怪。その目玉で多彩な術(飛ばして偵察、機関銃の様に打ち出す、金縛りの眼光など)を使う。
アニメ第1作1話で百目の子が「悪魔くん」の者と同様の姿と性格で登場。妖怪バットを失くし仲間妖怪に怒られると嘆いて鬼太郎に相談した。また、この原作「おばけナイター」の審判は少年マガジンの特集記事「墓場の鬼太郎 妖怪大作戦」にて「百目の親方」と呼称される。
第3作では婆尻刑務所の囚人を唆して脱走させ「警察が追って来ない場所」=地獄へ送る。50人集まるごとに自分の複製を1体作り、仲間を増やそうとした。鬼太郎との格闘の末に風船の様に膨らみ飛んで逃げるが、金霊に乗った鬼太郎に腹を破られ墜落した。
「国盗り物語」では妖怪大相撲の行司を務める。
第4作では百目の子(第1作とは違う姿)が妖怪アパートに預けられる。ぬらりひょんが妖怪樹兵器を作っている所を偶然目撃して人質に取られたが、金縛り能力を開眼して脱出に成功した。親は妖怪屈指の実力者で、「子供に何かあったらえらい事になる」と砂かけ達は心配し通しだった。
原作「鬼太郎霊団」では鬼太郎の仲間として登場、奉連想配下の大入道に目玉機関銃を喰らわせた。
第5作ではこの世を支配しようと企む悪の妖怪として登場。過去に鬼太郎に倒され壷に封印されていたが金儲けを企んだねずみ男に出され、逆にねずみ男を家来にした。封印前に鬼太郎にかけた呪い(全身に目の模様が浮かび苦しめる)も復活する。封印されていた後遺症で長く体を保てずすぐ崩れそうになってしまう。優秀な人間を集め目玉を交換し力を得ようとしたが、部下だった杖(バケロー)に裏切られ、鬼太郎との長期戦の末に力尽き体が崩れてしまった。
雨降小僧(あめふりこぞう)
声 - 大竹宏(第1作)、塩屋翼(第3作)、田中一成(第4作)、小野坂昌也(第5作)
和傘を被った男児姿の妖怪。原作では群衆扱いのみだが、アニメでは以下の様な設定で登場。
アニメ初登場でもある第1作第20話「猫娘とねずみ男」では悪い人間を地獄へ送る指令書を閻魔から受け取ったが、怖くて猫娘に代行を頼む弱気な妖怪。
第3作第83話ではメキシコの雨神ユムチャックから理想郷の門番に任命されたが、財宝を狙う悪人に唆されて背任。傘化けでも防げないほどの豪雨や落雷で鬼太郎達を苦しめた。
第4作第40話では運動会を中止にしたい少年と雨を降らせる約束をし、見返りとして魂を奪おうとした。だが前夜の妖怪運動会中に降らせ始めて妖怪達に抗議され、少年も対価について知らなかったことから、鬼太郎の仲介により自分も運動会に参加させる条件で契約を白紙に戻した。「おばけナイター」では客席から人間チームに「魂をくれ」と脅かす。
第5作でも運動会の話(25話)に登場。運動会好きだが引っ込み思案で気が弱く、自分がいると雨が降るからと妖怪大運動会の参加を自粛していた。地獄のクイズ大会で再登場、地獄なら雨が降らないと張り切るが、第二関門極寒地獄(かき氷の早食い競争)で脱落。
『妖怪千物語』では西洋妖怪との戦いで鬼太郎に加勢した。
半魚人(はんぎょじん)
『かまぼこ』(初アニメ化第2作13話)に登場、餌にしようとした亀を巡って鬼太郎と対立した半魚人。巨大なイカを飼い慣らしており、鬼太郎を襲わせて喰わせてしまう。更にはイカの意思を乗っ取った鬼太郎を騙して散々かまぼこ用の漁獲に酷使した挙げ句、ダイナマイトで鬼太郎イカを爆死させ、肉をかまぼこにして売るという狡猾で残忍な性格をしている。人間の生活に憧れてかまぼこの売り上げで豪邸を建てるが、目玉親父達が買い占めたかまぼこから復活した鬼太郎は女中に化けて彼を言い包め人間の体に改造してしまう。人間の生活で待っていたのは納税などの煩雑な義務、そしていつか訪れる老いと死であった。
第3作第20話では、人間の女性に恋をする、純粋で内気な妖怪として登場する。ねずみ男の協力で、結婚式までこぎつけるが失敗。後に第100話で女王人魚と結婚、彼女を鬼道衆から救うため鬼太郎と共闘する。
アニメ第4作60話「ぬらりひょんの陰謀!」ではぬらりひょんと結託。海難事故の増発と海難者を装って鬼太郎を海上におびき寄せ、毒液を顔にかけて海中に引きずり込んだ。その後鬼太郎を100年間待機させた妖怪イカに喰わせ(ぬらりひょん曰く妖怪イカは強く、体内に入れば二度と出てこられない)、妖力を妖怪真珠の中に封じ込めた(ぬらりひょんは地元にある妖怪灯台の灯にして世界中の妖怪を支配しようと企む)。この時、鬼太郎は食べられたというよりも体内でイカの妖力に囚われており(本人はイカにされたと言っており、ある程度はイカの操作も可能だった)、イカの胴体にはちゃんちゃんこの模様が浮かび上がっていた。その後、反撃に来た鬼太郎イカはぬらりひょんの居合切りでバラバラにされり。が、半魚人もぬらりひょんに裏切られ、仕返しに真珠を奪って割り、鬼太郎を助け出した。ぬらりひょんに何度も切られて傷を負うが鱗に守られており、海中に消えたが目玉おやじ曰く無事に生きており、鬼太郎も半魚人を赦した。
新妖怪千物語では海の暴れ者。釣り少年と契約し、予告通り魚が釣れる代わりに1年後に命を取ろうとした。止めに入った鬼太郎を妖怪イカに食わせてかまぼこに変え売ろうとする(高値にし過ぎたので売れなかった)。鬼太郎一派に突き止められると鬼太郎かまぼこを食べて力を得ようとするが毛穴から脱出される。イカは髪の毛槍で岩壁に貼り付けられ、自身は少年の釣竿と髪の毛網で捕らえられて北極へ氷流しにされた。
山爺(やまじじい)
一眼一足、頭の大きな老人妖怪。
初登場はアニメ第1作10話。群衆扱い(鬼界ヶ島解放軍候補者)だが点呼に応えていた。伝承や後のシリーズと違い大きな両目を持つ。
1980年『最新版』第1話ではゲゲゲの森の宴会に参加。鬼太郎が連れてきた少年の茶碗に酌をしていた。
第4作113話ではぬらりひょんに雇われた「三匹の刺客」の1名。常にボーッとしており、何を考えて行動しているのかもはっきりしない。鬼太郎への攻撃もドングリを投げ付けただけだった。
サトリ
声 - 槐柳二(第2作)
他者の思考或いは未来を読む力を持った妖怪。以下3種が登場(「さとりの怪」の異名をもつ天邪鬼を入れれば4種)。
初登場は『妖怪反物』で猿人の様な姿。反物化の薬を飲まそうと話しかけて来た中国妖怪チーに対し、その企みを読んで即座に逃げ延び、鬼太郎達に知らせる。戦闘にも参加し、負傷して包帯だらけになるもチーを封印するまで戦い続けた。井戸仙人への協力要請を提案したのも彼である。この話はアニメ第2〜5作で制作されたが、サトリの本編登場は第4作のみで、第3作劇場版では予告編に顔が出ていたのみ。「妖怪千物語」では釜鳴りの話に、より長身長毛の猿人型(鳥山石燕の絵に近い)が登場。
アニメ初登場は第2作34話(「サラリーマン死神」最終話「ねたみ」が原作)で顔の赤い老人姿。親戚である死神42号に協力し、周囲の“ねたみ”の視線で健康を害したエリート会社員の一家を死に追いやろうとした。企みを知った鬼太郎をも予知能力を駆使して事故死させたかに見えたが、仲間達の動向までは読めず一家と鬼太郎の死は阻止される。鬼太郎ファミリーのねたみの視線で苦しんで崖から転落、降参した(原作の死神106番とサトリはエリート会社員の魂獲得に成功している)。
映画『千年呪い歌』では人面鹿の姿。濡れ女の封印に使われた楽器を探す鬼太郎を襲う。読心能力で鬼太郎を翻弄するが、ちゃんちゃんこが独自に動けることを知らず敗北。

サンデー版・アニメ第2作初出[編集]

釜鳴り(かまなり)
声 - 田中康郎(第3作)、青野武(第4作)、木内レイコ(第5作)
『釜鳴り』(初アニメ化第2作19話)に登場。使い古された釜に住む妖怪で、伝承では釜を被った毛むくじゃらの獣の様な姿だが、本作では一つ目の影の様な姿で描かれている。釜の中は異次元になっており、吸い込んだ者の生気を吸い取ってしまう。そのため2作ではほとんどホラー映画のような展開になっていた。鬼太郎に不意打ちをしかけて髪の毛を奪い、妖力を強化させて暴れた。アニメ第3,5作では自分達を粗末に扱う人間への復讐を狙っていた。
第4作95話でも登場し、下駄やちゃんちゃんこまで奪って鬼太郎に化けた。本物と違い目が赤いのが特徴で、本物同様髪の毛針、リモコン下駄などを使用可能で、猛威を振るうが、同じ幽霊族の目玉親父には通用せず、しかも後から来た本物に髪の毛などを全て奪い返され、弱点の目を攻撃されて倒され、ただの釜に戻った。
第5作22話ではさらに鬼太郎の髪の毛やちゃんちゃんこ、下駄どころか衣服も全て奪って鬼太郎をにした。4作目同様本物と違い目が赤いのが特徴で、本物と同じ能力を使用可能(しかも本物より上手く使いこなす場面が複数ある)。最後は鬼太郎から奪い取ったもの全てを目玉親父に奪い返され、髪の毛針で目玉を攻撃され、絶叫。観念して大人しくなり、最後は鬼太郎父子の手により、神社らしき場所に奉納される。暴れた理由は先述の通りだが、人間側には被害者たちの見た夢だったと処理されたため、それは伝わらなかった。
「妖怪千物語」では粗大ゴミとして捨てられた釜が妖怪になり、鬼太郎の髪の毛を奪い、山の妖怪を次々に吸い込み暴れた。巨大器物は鬼太郎のリモコン下駄も効かない。鬼太郎を釜に吸い込むが、妖怪達のお芝居作戦でおびき出されて髪の毛を奪い返され、体内電気で消滅。
ふくろさげ
声 - 青野武(第3作)、徳丸完(第4作)
『ふくろさげ』(初アニメ化第2作20話)に登場。洞窟内の壺に隠されていた不定形の妖怪。近付く妖怪のエネルギーを貪欲に吸収する為、大昔の妖怪達によって封印されていた。2人組の泥棒が隠し場所の地図を盗み出し、彼らと組んだねずみ男が開封したが半分エネルギーを抜かれ退散。人間には忠実で、どんな所にも穴を掘って通れる力がある為、泥棒達はそれを利用して金庫破りを繰り返した。エネルギー補給のためにねずみ男の紹介で鬼太郎を誘き出して吸収を図るが、鬼太郎の膨大なエネルギーを無理に吸収してふくろさげは破裂した。
アニメ第3作では葉の帽子を被った狸のような姿という水木氏の絵に近い姿で登場している。携える袋は獲物に被せてエネルギーを奪う他、エネルギーを射出したり物を吸い込んだりもできる。原作や第2作と違って自我が強く、自分を封じた妖怪たちへの復讐を考えていた。原作同様エネルギーの吸い過ぎで破裂して再封印されたが、ヒ一族との戦いで呼ばれた悪玉妖怪の中にいて、鬼太郎たちと一時共闘する際にリーダー格を務めた。
第4作では欲望を持つ者を袋に取り込み消化する。本体は狸で袋は陰嚢。ぬりかべに袋を破られ、霊毛ちゃんちゃんこで妖力を奪われ豆狸に退化した。
骨女(ほねおんな)
声 - 小原乃梨子中西妙子(第2作)、松島みのり弥永和子(第3作)、山崎和佳奈(第4作)、沢海陽子(第5作)
長髪を生やした骸骨の姿の女妖怪。伝承では美女に化けて男を誑かすとされるが、本作でこの能力を用いたのはアニメ第3,4作。体の骨を分解して撃つ攻撃手段を持ち、それ以上にねずみ男顔負けの弁舌と策略で強者に取り入るのを得意とする。
初登場は原作では『赤舌』、アニメでは第2作第26話『大首』。原作では初め赤舌の部下として現れ、ねずみ男が骨壷を盗んだと警察官に嘘の密告をして呼び出し、赤舌の餌となる人間を集めさせた。赤舌が倒された後は真の主人・大首の食糧となる霊魂を集めるがまたも鬼太郎に阻まれ、大首が倒されると彼の念力で動いていた骨女もただの骨に返った。アニメ第2作は各話の内容はほぼ原作と同じだが、順序が逆転している。
第3作では自分の生命を持ち、大首が倒れた後も健在。第92話で家鳴と組み、住宅難に喘ぐ人間達を人食い家の餌にしようと企む。ここではねずみ男に惚れていて、強引に企みに誘っていた。鬼太郎達やユメコ曰く、とてもお似合い。ねずみ男は迷惑がって逃げ回っていたが、彼女が一時ただの骨に戻った時は涙ぐんで悲しんでいた。
第4作では第82話のみ登場。大首になった王に仕えていた巫女で、王国再興の為に二人で妖怪化して生き続けてきた。策士より忠臣としての面が強調され、最後は大首と共に眠りに就いた。
第5作ではねずみ男に惚れていると偽って近づき昔の悪党ぶりを思い出させ、凶悪な妖怪舞首を復活させるために必要な人間の魂を集めさせた。骨でダシをとったスープを飲むと魂が抜ける。最後はねずみ男の見事な裏切りぶりに本気で惚れてしまった。
新妖怪千物語では赤舌に付いて失敗した後、豆腐小僧のカビ豆腐能力を見て無理矢理養子にして利用しようとする。
大首(おおくび)
声 - 今西正男(第2作)、石森達幸(第3作)、屋良有作(第4作)
『大首』(初アニメ化第2作26話)に登場。頭部だけの空を飛ぶ妖怪。風を操り敵を吹き飛ばし、また念力で骸骨を操る。縄文時代から霊魂を食べて生きてきた。
生者から霊魂を奪った為に鬼太郎達に嗅ぎつかれ、一度は強風で撃退するが、鬼太郎に霊食キノコを植えられ石の様になって滅びた。
アニメ第4作では元は古代人の王で、王国再興の為に人骨を食べて生き続けてきた。だが鬼太郎が骨女に放った言葉で、自身のやっている事の間違いに気付き、そして人外の者として生きるのに倦み疲れ、最後は骨女と共に眠りに就く。
「異聞妖怪奇譚」ではギーガの配下として登場。一人称は「我」で語尾に「なり」などの古風な喋り方をする。死魂を捕食し、どんなにダメージを受けてもすぐに回復する不死身の肉体を持つ。
ダイダラボッチ
『ダイダラボッチ』(初アニメ化第2作29話)に登場。日本妖怪最大級の巨体を持つ、雲突く背丈の大巨人。地形を簡単に変えるほどの力を恐れられ、千年前に解体封印されていた。信奉者達によって封印の鍵が発見され、目、鼻、口、足、胴と頭、手の順に封印が解かれ復活。封印された復讐に日本列島を食い尽くそうとした。脳だけ地下に残して遠隔操作していた為にどんな攻撃も通じなかったが、鬼太郎が脳の在処を突き止め破壊、体も崩れ去った。
第3作では創造と破壊の二面性を持つとされる。ぬらりひょんが自然環境の回復を願う人々を騙して復活させ、鍵で脳を操り兵器として利用した。脳を体に取り込ませる前に鬼太郎がぬらりひょんと鍵を撃ち落とし、正気に戻ったダイダラボッチは自ら眠りに就いた。
第4作ではねずみ男に封印を解かれ復活。争いを収めると伝えられるが、それは争う者達を喰らうという意味。鬼太郎の争う振りをする策略でおびき出された隙に猫娘らに竹槍で封印が解けていない脳を刺され海へ沈んだ。野づち同様、古代の神自身が対応せざるをえないほどの存在。96話ではウーストレルに操られ魔境の鏡を探している際に再登場を果たしているが、これは妖怪王になったぬらりひょんに作られた幻だった。106話にも鬼太郎を妖怪ノイローゼに陥れようとした百々爺に作られた幻影妖怪の1人として登場しているが、こちらはなぜか巨体ではない。エンディング曲『カランコロンの歌』『イヤンなっちゃう節』にも登場している。
いやみ
声 - 大竹宏(第2作)、飯塚昭三(第3作)、松尾銀三(第4作)
女の着物を着ているが、顔は爺という妖怪。強欲な性格。
初登場は少年サンデー版『いやみ』(初アニメ化第2作27話)。人間が住処に迷い込んだ為に冬眠から覚め、世の中の楽しみをエキス化して奪い独占し、日本中をうつ状態にしてしまった。吸った者を色ボケにしてしまう「イロ気」を吐き、また手足は伸縮自在。色ボケになったねずみ男は女の子(第2作ではいやみを起こした少女・春子、第3作ではユメコ)を誘拐、助けに来た鬼太郎も色ボケにされ彼女を取り合って喧嘩する破目に。イロ気の抜けた鬼太郎に頭部を蹴り落とされると首から下の、単眼の巨大な頭から直接手足が生えたような本体を現し襲い掛かったが、力の源である睾丸を打ち砕かれ無力化、再封印された。
第4作ではイロ気は吐かない。自分の神社に来た売れない落語家に取り憑き、「いやみ亭いやみ」の芸名で人間の振りをして街の人間のショウ気(正気または笑気とも書く)を吸い集めた。ショウ気を吸われた者は、本性がむき出しになったり、笑いを忘れて凶暴化してしまう。集めたショウ気は落語の時に放って客を笑わせるのに使った。鬼太郎はグータラ毒を吹き込まれ無気力になるが、後に清めの泉に入れられ復活。再戦の際に落語家と分離し、原作と同様の姿をした正体を現すが、ちゃんちゃんこで倒された。
『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』シリーズではドラキュラたちに雪姫をさらうため雇われた。妖気を悟られない衣服と、相手の念力や怒りを炎にする舌型ライターで武装する。サンデー版とは逆に頭が本体で、ねずみ男の悪戯で胴を失いドラキュラたちから体の部位を借用。雪姫を捕らえると儲けを独占するためにドラキュラたちを焼き殺したが、鬼太郎に不意を突かれてライターを奪われ、自分も火葬された。訛りのある喋りが特徴[3]
『セクハラ妖怪いやみ』ではある電機メーカーに雇われ、ライバル社にイロ気を充満させセクハラ問題で打撃を与えようとした。他にも机を妖怪化したり、美女の姿をしたしもべ(乳房や陰茎を撃ち出す)を多数作り出したり、陰毛を伸ばして締め付けたりする術を使う。
ヤマタノオロチ
日本神話で名高い八頭八尾の大蛇。
初登場はアニメ第2作12話(水木の別作品「やまたのおろち」が原作)。呼子(鬼太郎の仲間とは別個体)が持つ宝石(ダイアモンド)の中に住み、彼が呼び寄せた人間を引き込んで食う。鬼太郎も引き込まれたがオロチを気絶させ脱出、ねずみ男と入れ替わっていた呼子を元に戻させた。
第3作79話でも偽呼子が持つ宝石に住む。呼子並びに「オロチが倒れれば自由になれる」と考え、寝返った偽呼子の助力で分身した鬼太郎の猛攻の末に首が絡まり、心臓をオカリナ剣で貫かれ倒れた。
第4作74話ではぬらりひょんが草薙の剣で復活させ地上で暴れる。鬼太郎は佑子達が奪った剣をオロチの中枢の頭に刺し再封印した。96話で妖怪王となったぬらりひょんが魔鏡を探す際に再登場。
第5作では第一夜オープニングで鬼太郎がヤマタノオロチらしき影に立ち向かう映像があるが、そのオープニングが使われている間には本編での対決はならず、代わりに劇場版『日本爆裂!!』にヤマタノオロチに良く似た姿をしたヤトノカミが登場した。
猛霊八惨(もうれいやっさん)
海で死んだ人間の霊が化けた、船幽霊と同系統の妖怪。一反木綿を厚手にして足をつけた様な姿(アニメ第2,3作では主によって遺体を圧延されている為)。集団で渦潮を横にした様な大波「妖怪水車(ようかいすいしゃ)」を起こす。
初登場はアニメ第2作39話(水木の別作品「妖怪水車」が原作)。神主の様な服装の「八惨の主(やっさんのぬし)」に率いられ、主は八惨を作る儀式を目撃した少年を呪い殺そうとしたが、鬼太郎のちゃんちゃんこで倒された。主の正体は水死者の霊毛の集まりだった。海底には猛霊八惨の世界があり、少年はそこで父母と束の間の再会をする。
第3作98話では八惨の主は水精の翁(すいせいのおきな)。八惨(ここのみ「はっさん」と読む)を慰める祭の本義を人間達が忘れた事を怒り、妖怪水車で村を襲う。水車は鬼太郎が呼んだ水棲妖怪達に防がれ、翁は小型水車を放って鬼太郎と化け火の火炎連弾との衝突の末、急所である鼻を焦がされ退散した。
第5作92話では主や八惨の世界は登場せず、人間や霊を海に引き込んで仲間に変える。浪小僧の両親の仇であり、彼が師事する岩魚坊主が封じた悪霊を解放して仲間に加え、妖怪水車を起こす。だが浪小僧の大波を岩魚坊主が石化した堤防で防がれ、その隙に鬼太郎の体内電気で倒された。
モデルは千葉県銚子市での船幽霊の異称「モウレンヤッサ」。
貧乏神(びんぼうがみ)
声 - 宮内幸平(第2作)、青野武(第3作)
住み着いた家を貧乏にする神。
初登場はアニメ第2作42話「死神と貧乏神」(「サラリーマン死神」の「枯葉」が原作)。日本経済が豊かになってやりにくいため死神と組む。自動車会社・シンシン工業で新製品紹介と称して公開殺人めいたショーを行い、倒産に追い込んで失業者や自殺者を出そうとした。止めに来た鬼太郎もそのショーに使った車・「ゆりかごから墓場まで」で火葬するが、復活した彼に追い詰められ、自分達が「ゆりかごから墓場まで」に閉じ込められて警察に突き出された。
原作「野球狂の巻」では墓の下高校の経理担当。
第3作12話では気の優しい老夫婦の家に住み着いていて、座敷童子や鬼太郎達に追い出され「悪事で儲けている奴の所に行け」と言われる。55話では猫娘達に呼ばれてインチキ宗教で儲けたねずみ男の家に来る。
マンモスフラワー
第2作・第3作・第4作に登場。正確には妖怪でなく植物。
初登場はアニメ第2作第8話「マンモスフラワー」。ゴミの山の夢の島に突如現われ花を咲かせ、種を飛ばし東京中に数を増やした。政府は現代の科学技術では太刀打ちできないので鬼太郎に頼んだ。やがて鬼太郎はあかなめが真犯人と知りその住処に向かうが、あかなめはゴミ大量時代への警告を発するために汚れを養分にするマンモスフラワーを出現させたと告げた。それを知った鬼太郎は政府に助言して街を綺麗にさせ、その結果汚い所にしか生えないマンモスフラワーは姿を消した。
アニメ第3作第78話では、ねずみ男が宝探しの最中に冬眠中の山男を見つけ起こしてしまい金儲けのために街に連れてきたところ山男が街を耕しマンモスフラワーの種を蒔いたことで大量発生した。花粉を吸った人間達は野生に還る。このままでは人間社会が崩壊してしまうため、鬼太郎は夜行さんの妖怪戦車でマンモスフラワーを焼却、吸引した。余談だが、この山男は水木の短編『原始さん』が元である。
アニメ第4作第65話では、第2期に似た形状だが妖怪がこの世に栄えだした頃に生えていた太古の植物として登場。植物であるが自ら動く、攻撃されると痛みを感じる仕草をとる、触手で物を感知するなど動物の様に行動をする。現在では大きくなり過ぎた為絶滅したと思われていたがカンブリア紀島で種の化石が発見されそれをある二人組が盗み出し植物学者の黒洋(くろなだ)に無理矢理、復活させた。しかし、その種をバイト中のねずみ男が食べ物と勘違いし食べてしまい、やがて彼の首から芽を出し急激に成長しその全身をも飲み込み完全に成長した。鬼太郎達が黒洋の指示で結実の準備を施し、カラスの超大群で元の島に植え替えるとやがて結実して枯れ、後には新しい種と元通りのねずみ男が残った。
バリバリ
声 - 田中真弓(第5作)
アニメ第2作第21話「心配屋」、第5作第60話に登場(原作はねずみ男を主人公とした、鬼太郎の登場しない短編『心配屋』)。人間の体内に入り、強い意志と非凡な行動力を与える妖怪。
第2作ではこの卵を人間の体に埋め込むと、バリバリは体温によって孵化し、その人間は自身の才能を伸ばされ、ベートーヴェン聖徳太子のような大天才となってバリバリ働き出す。ただし伸ばすのはあくまで「本人の才能」なので、時にはヒットラーのような、恐るべき危険人物をも生み出す可能性がある。目玉おやじの説明によると、人間と妖怪世界とのバランスが崩れそうな時こそバリバリの活躍の場だという。
凸凹製薬株式会社の無気力な御曹司・凡太に埋め込まれたが、非凡になり過ぎて業界の存在意義を揺るがすような研究を始めた為、ねずみ男の垢を丸めた下剤で排出され、空気に触れて消滅。凡太は元の無気力に戻ってしまった。
第5作では、前作では不明だった外見のデザイン(棘状の突起に覆われた球体)が登場。宿主はバリバリに養分を奪われながら休まず働く為、放って置くと衰弱死してしまう。今回は被害者が多数(鬼太郎親子なじみの高木洋菓子屋の息子のシンジ、酒屋の息子、野球選手、サッカー選手)おり、シンジの体内では入り込んだ目玉親父の説得によって自ら体外に出る(第2作とは異なり、外気に触れても死ぬことは無い)。その個体は他のバリバリを追い出す下剤作りに協力、その後は放浪の旅に出た。また、シンジはバリバリが抜けても完全に元の木阿弥ではなく、前進の兆しが見られた(これは店長が猫娘に厳しくするプレッシャーが原因と指摘されたため)。

サンデー版・アニメ第2作初出(味方としても登場した者)[編集]

猫又(ねこまた)
歳を経て妖怪化した猫で、尾が二股に分かれている。初登場はアニメ第2作7話(詳細後述)。
「猫町切符」(初アニメ化第4作28話)では「猫町」の元締め。原作では人間が猫になる猫町切符を発行。アニメと新妖怪千物語では猫町に来た人間を連れ戻そうとする鬼太郎と争いになる。最後に鬼太郎達は逆猫町切符をもらって元に戻ったが、元から猫族の猫娘以外は猫町の記憶を失った(原作では猫娘は登場しない)。
更に修学を積んで無限の寿命を得た猫又は猫ショウとなる(詳細別項)。
名が判明している猫又を以下に挙げる。いずれも人間に飼われた経歴があり、飼い主に付けられた名である。
ジーダ
第2作7話(水木の別作品「猫又の恋」が原作)に登場した、南方の島に住むシャムネコ風の猫又。飼い主が「娘に祟って嫁入りの邪魔をしているので始末して欲しい」と鬼太郎に依頼したが、実は別の妖怪・妖孤から娘を守っていた。老僧に化けてそれを伝え、最期は自分を犠牲にして妖孤を倒す。
三毛(ミケ)
「雪姫ちゃん登場」に登場。誘拐事件が起きた村の少年の家に、少年の祖母の代からいる雄猫。少年達に鬼太郎を紹介し、捜査の間は雪姫の子守を引き受けた。
ノラ
声 - 島田敏
第5作に登場。人間に育てられた猫が成長した。富山県出身で薬の専門家。97話にて人間を恨んで猫ショウになった兄弟を救いたい一心で妖怪四十七士に覚醒した。
あかなめ
声 - つかせのりこ難波圭一(第3作)
浴室に現れて長い舌で湯垢を舐めるという妖怪。ザンバラ髪で両生類めいた肌をした子供の姿で描かれることが多い。
『あかなめ』(初アニメ化第2作28話)では人間が捨てたゴミが集まり変化した巨大あかなめが出現、触れた物全てを自分の体と同化させる。東京を占領してゴミや害虫の王になろうとし、鬼太郎をも吸収した。進化した蝿・ブン太の入れ知恵でねずみ男が古代植物の種を探し出し、猫娘を騙して植え付けさせたため体の養分を全て取られ東京湾に倒れ緑の島になった(『妖怪千物語』では猫娘と目玉親父が種を探し出して植えた)。『釜なり』『傘ばけ』などでは妖怪アパートの住人としてあかなめの姿が見られる。
アニメ第2作8話には老人姿のあかなめが登場。汚れを浄化する力を持ち清潔好きな性格で、人間の環境汚染に怒って汚れを養分に育つマンモスフラワーを繁殖させた。
第3作では敵味方両方で頻繁に登場。33話でゴミの化学物質を食べ巨大化した時は獲物を舌で捕らえ呑み込んでいた。古代植物の力で元に戻った後は完全に鬼太郎側に付き、舌でくすぐる位しか能力は見せなかったが集団戦では工事用保護帽と角材で武装するなど奮闘した。
アニメ第4作ではねずみ男の家に白溶裔と住み着き、白溶裔が植えたカビをあかなめが掃除するというインチキ商売をさせられていた。
火車(かしゃ)
声 - 平野正人山本圭子(第3作)、梁田清之(第4作)、岸尾だいすけ(第5作)
葬式や葬列で死体を盗んでは自分の仲間にしてしまう妖怪。『逆モチ殺し』(初アニメ化第2作第23話「逆餅殺し」)に登場。
妖怪の中でも五指に入る実力者(第2作より)で、目玉親父も鬼太郎が火車と対戦するのを止めたほど。昔から火車は皮を残して内臓をとるといわれ、自分と相手との魂を入れ替える術で相手の体を乗っ取ってしまう。またが大好物で、相手を餅と一緒について食べる「モチ殺し」は、それに遭うと大抵生きては帰れないという。鬼太郎の体を乗っ取り、目玉親父も「モチ殺し」で始末したかに見えたが、目玉親父の秘術「逆モチ殺し」で退治された。
アニメ第4作では人情深い妖怪で、ある3兄妹が母親の葬式に行かなかった事に怒り、彼らを攫い魂を餅に混ぜて食べようとした。だが、母親の魂から本当の気持ちを聞くと怒りが収まり自身の母親のことを思い出し涙ながら去って行った。ここでは魂を入れ替える術は使わず、格闘中に自分と相手の位置を入れ替える。
第5作では島根県出身。以前は悪党で鬼太郎すら一方的に倒してしまうほどの強さを持っていたが、目玉親父に懲らしめられて改心(本件は目玉おやじの「七つの最強伝説」とは別)[4]。以来妖怪横丁に住み、更生のため目玉の紹介で輪入道の運送屋に預けられ白坊主らと共に働いている。その為、目玉おやじには頭が上がらず、常日頃から感謝している。その為、後述の事件の際に親父からも疑われた際には泣くほどショックを受けてしまい失踪した。粗暴で暴走しがちだが、自分の過去を卑下してしまうほど日頃より反省しており、恩や仁義を一貫して通すなど、今では強い正義感を持つ。本作では炎の渦を撃ち出す「火輪奔り」など炎を操る能力や、鬼太郎の攻撃を弾くほどの赤い電撃を放ち、原作同様に相手と体を交換して操る秘術「魂入れ替えの術」も持つ。「火輪奔り」を輪入道に撃つと威力が何倍にも上昇する。原作同様餅が大好物であり、餅が大量に盗まれる事件が起きた際、横丁住人らに自ら買い貯めた大量の餅を見られて犯人と疑われたが、目玉おやじによって禁じられていた「魂入れ替えの術」で鬼太郎に成り済ましてまで自力で無実を晴らそうとした。その後、横丁の住人達を引き連れて雷門で真犯人の畑怨霊と交戦し、輪入道・白坊主の助力で援軍にきた鬼太郎(火車の姿)と力を合わせて解決し、輪入道、白坊主と共に妖怪四十七士に覚醒した。鬼太郎の姿でいる最中も、妖怪アンテナなど能力を上手に使えず、口調や素行で何度も仲間妖怪達から正体を怪しまれた。鬼太郎とはデコピン対決を始めてしまうなど噛み合わない事が多かったが、これは疑われた事に対して激昂した火車の乱暴さが形に出てしまっただけであり、後に鬼太郎に素直に告白と謝罪をした事で和解し、見事なコンビネーションを発揮するなど親友になった。
目目連(もくもくれん)
声 - 永井一郎(第2作)、銀河万丈(第3作)、佐藤正治(第4作)、中井和哉(第5作)
『目目連』(初アニメ化第2作32話)に登場。多数の目だけの姿で、他の物体に擬態または憑依する。光の粒子になって移動する為、暗闇では行動力が鈍る(アニメ第3作・第5作では逆に光が苦手)。
住処の廃屋を工事で潰されたため、工事関係者に襲い掛かった。鬼太郎やねずみ男にも衣服に憑いて締め上げたり幽素を吹き付けて石にしたりして苦しめたが、レンズで一点に集められ妖怪カメラでフィルムに封じられた。
第3作ではぬらりひょん配下。朱の盤と組んでユメコを誘拐し、妖怪城(たんたん坊達の城とは別)で鬼太郎を待ち受ける。
第4作2話では目連の里に住む優しい妖怪だったが、姉弟の父親が別荘を建てたことに怒り、仕返しに来た。最後は反省した父親が里を元に戻すと約束。玉葱と線香が苦手。13話ではねずみ男の妖怪屋敷で妖怪を侮る人間を脅すのに協力、ぬりかべと組んだので「百目ぬりかべ」と言えそうな姿になった。
第5作ではベアードの協力で海外逃亡し、城を乗っ取った。城に住む婦人を苦しめていたが、鬼太郎にコップに閉じ込められ、最後はベアードに見せしめの様に消滅させられた。
ヤカンズル
伝承ではやかんの姿で樹上からぶら下がる妖怪。
「悪魔ブエル」(初アニメ化第2作33話)ではカバの様な胴体にラッパ状の口だけの頭部を付けた姿で、辺りの物を無限に食べ続け別世界の胃袋に収める。天の岩戸に封じられていたが悪魔ブエルの軍団を倒すために出された。悪魔軍団を食い尽くした後も食べ続けるため、鬼太郎親子はヤカンズルに食べられて体内から操縦して岩戸に戻す。体内からヤカンズルを倒さねば出られず、最低7年はかかる形でサンデー版は連載終了となった。
アニメでは鬼太郎が食べられた理由が微妙に異なり(第2,4作では封印を解いた者を食べると岩戸に戻る。第3作ではブエルの部下にされたり後から呑まれたりした人間達を救うためで、ヤカンズルは気球を呑ませて岩戸へ引き戻した)、鬼太郎は胃の中でブエルを倒して脱出し放送は続く。
第5作では伝承通りやかんの姿で登場。妖怪四十七士の長野県代表(一斉覚醒)。
すねこすり
犬か猫を丸っこくした様な、夜道で人のすねに擦り寄る妖怪。
初登場はアニメ第2作14話。犬妖怪の扱いで、仲間である犬達が自動車にひき殺されるのを怒り、人食い藻クズで作った怪自動車に人間を乗せて車を持たないよう脅す。
劇場版「激突!異次元妖怪の大反乱」では怪気象の妖怪で、妖怪皇帝や朧車の部屋のドア係。
「妖怪千物語」ではゲゲゲの森に何体か住んでいる。猫妖怪の扱いで、人語は話せないが猫娘と会話可能。

アニメ第3作初出[編集]

一本ダタラ / 雪入道
声 - 増谷康紀(第4作)
一本足、一つ目の妖怪。年に一度12月20日にしか現れない。
初登場はアニメ第3作劇場版「激突!! 異次元妖怪の大反乱」で、ぬらりひょんの配下として登場。警官に変装して水木家に押しかけたが返り討ちに遭う。その後、国会議事堂で他の妖怪達と共に現れるが、妖怪戦車の野づち砲で吸い込まれた。テレビ版第91話のヒ一族との戦いでは一時的に鬼太郎達と共闘した。
アニメ第4作51話では鬼太郎父子とは顔見知りらしい。冬眠していたが、冬眠中の熊と間違えた子達の悪戯で起きてしまい、彼らを食べようと追い掛け回した。その後、子狐達を探しに来た鬼太郎に餅を2個貰うと大人しくなり、再び冬眠した。
アニメ第5作では雪入道の名で、雪女(真白)の姉を処刑した凶暴な妖怪として登場。雪女が様付けで呼んでいた事や、目玉親父が「強力な妖怪」と称した事から分かるように、雪女より格上の妖怪である。雪女(真白)を倒した直後、突然鬼太郎達の前に現れて全員凍らせようとするが、雪女(真白)と同じく地獄の炎で溶かされた。実はぬらりひょんと結託していたらしい。
奪衣婆(だつえばばあ)
声 - 増山江威子(第3作)
賽の河原で亡者の衣を奪い、罪を量るという鬼女。初登場は「死神大戦記」。
「奪衣婆」(アニメ化第3作39話)では人間界の新聞で老婆と青年のデートを見て真似たくなり、閻魔大王から「万有自在玉(ばんゆうじざいだま)」を盗んで人間界に来て、美女への変装と玉の力で盗んだ宝で男を誘おうとした。誘ったねずみ男が与えた宝を売って警察沙汰になった事を怒り、彼や鬼太郎を玉の力で消してしまう。目玉親父は地獄へ調べに行って又五郎鬼から「金剛針」を借り、それで玉を壊すと奪衣婆は無力化し鬼太郎達も元に戻った。婆は地獄へ強制送還される。
地獄編の「血戦三途の川」では閻魔大王の命令で鬼太郎一行の地獄侵入を阻む。相棒の懸衣爺と組み、霧を吐いて一行を分断した後に三途の川の大蛇や十鬼(じっき)を率いて襲う。最後は全てを食い尽くす地獄蟻を琵琶の音で操って鬼太郎達を追い詰めるが、目玉親父に脳操縦されて自分を襲わせる曲を弾かされ自滅した。
アニメ第3作では初めから婆で娘時代の思い出が無いことを嘆き、万有自在玉で地獄への通路を開いて若い男を誘い込み、エキスを取って若返ろうとした。追って来た鬼太郎たちには玉の力で鬼や地獄犬を操って対抗。だが猫娘によって又五郎鬼から借りた針で玉を破壊された上、閻魔大王によって地獄を追放され人間に転生する罰を受ける。被害者たちは閻魔が特別手配した霊界列車で帰された。後に地獄編2話でぬらりひょんによって復活。子供の亡者に化けて鬼太郎を欺き、武器を奪い大蛇に食わせようとしたが、大蛇を撃退されて逃げようとした所を地蔵菩薩の光で消された。
懸衣爺(けんえじじい)
原作「血戦三途の川」に登場する奪衣婆の相棒の鬼(アニメでは第3作39話の解説画に少し映ったのみ)。刀で鬼太郎を襲うが指鉄砲とリモコン手に敗れた。
狸ばやし(たぬきばやし)
何処からともなく聞こえて来る狸の腹鼓。
原作「狸ばやし」ではねずみ男が音の源を探って掘り当てると、瓢箪に封じられていた大狸が復活して暴れ出す。ねずみ男や鬼太郎も、狸を瓢箪に封じ込めるのに失敗して逆に閉じ込められた。更に狸は目玉親父を呑み込むが、脳操縦されて鬼太郎達を解放し自分から瓢箪に入る。入りきる前に尻から出た目玉は鬼太郎達に瓢箪を元通り埋めさせた。
アニメ第3作108話では本所七不思議の一員として音だけ登場。鬼太郎を誘い出し、その隙に朱の盤が目玉親父をさらった。
ツカイ手のばばァ
「つきもの」に登場。多数のつきものを飼い、それを人に憑かせて操る老婆。金に困った男に「つきものを憑ければつく(運が向く)、対価はそのつきを半分くれればいい」と騙してつきものを憑け、操って横領をさせた。そのつきものを追って来た鬼太郎と格闘の末逃げ、その隙につきものを皆殺しにされ力を失った。
つきもの
ツカイ手のばばァが操る、犬か狐を細長くしたような妖怪。人間に憑いてその思考に割り込み操る。
板鬼(いたおに)
木の板の両端に多数の鋭い角が生えた姿の妖怪。普通の板に化けて隠れ、獲物に飛びかかり角で斬りつける。
漫画では1980年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎの巻」に登場。送り拍子木を鳴らしながら鬼太郎を襲うが、指鉄砲で粉砕された。
アニメ第3作では本所七不思議の話である第108話ではなく、第101話で百々爺の部下として登場。何人も辻斬りで殺し、鬼太郎の剣とも渡り合える程だったが、彼らに冤罪を着せられた老猫の魂に火を点けられ、百々爺ごと井戸の底に消えた。
土蜘蛛(つちぐも)
声 - 田中和実(第4作)
巨大な蜘蛛の妖怪。
アニメ初登場は第3作劇場版「激突!! 異次元妖怪の大反乱」で、虎の様な顔。ねずみ男とユメコが怪気象から避難しようと乗っていた地下鉄を襲うが、居合わせたカロリーヌを庇ったねずみ男の屁を口中に喰らい逃げられる。後に国会議事堂前の戦いでがしゃどくろと共に鬼太郎に襲い掛かるが、駆けつけた妖怪戦車の野づち砲に吸い込まれた。
アニメ第4作では第85話「魔境・土蜘蛛の山!」にメインで登場。第3作とは違い言葉を話すなど知性がある。人間の大人4人分程の大きさで昆虫の様な顔。口から吐く糸を自在に操り、人間を糸玉に小さく閉じ込めたり糸で妖力を吸い取るなど多彩の攻撃方法を持つ。さらに人間の子供(声 - 桑島法子)に化ける能力を持ち巨体でありながら非常に俊敏に動ける。800年前から蜘蛛ノ巣山という山を住処にしており、山に迷い込んだ人間を襲って食らいながら暮らしていた。偶然、山に逃げ込んだ2人組の強盗犯に銃撃され深手を負い、その強盗犯達と彼らを追う刑事、そして強盗犯が盗んだ金塊を狙ったねずみ男を襲って彼ら4人の体と金塊で新しい体を作ろうとした。一時は鬼太郎をも妖力を奪い取って飲み込む程追い詰めたが、体内から反撃され遂に身体の限界を超えこの世に存在できなくなり敗れた。そして土蜘蛛と共に蜘蛛ノ巣山も消えた。
妖怪万年竹(ようかいまんねんだけ)
歳を経たの妖怪。枝で襲うかタケノコを食べさせることで人間および妖怪の生気を奪って竹人間に変えて操り、本体は非常に硬く人間の工具はおろかかまいたちの刃でも切れない。
1980年代マガジン版第1話「妖怪万年竹」(初アニメ化第3作74話)に登場。富豪の屋敷工事で住処の竹薮が切り崩されたため、人間を竹人間に変える。原作や妖怪千物語では本体は動きも話しもしないが先述の硬さの為に切り倒せなかった(百年前に暴れた時は火で焼いたが、住宅が密集している現代では大火災になる危険があるため使わなかった)。操っている竹の精を鬼太郎に突き止められ、彼女が降参したため活動停止、根元に貯めていた生気が解放されて竹人間達は元に戻った。
アニメ第3作では竹の精と同一存在で女性として描かれ、屋敷の地下から巨大な姿を現し暴れる。硬さと多数の竹人間で鬼太郎を苦戦させたが、根が柔らかいことに気付いたシーサーに齧られ、更に鬼太郎のオカリナ剣で唐竹割りに両断されタケノコに退化した。
第4作10話では男性として描かれる。親しかった少女・エリが幼くして死んだことを哀しみ、彼女の住んでいた屋敷に近付く者を竹人間に変えていた。エリが生前の望み通り自分のそばで若竹に転生すると目玉親父に諭され、竹人間達を解放する。
竹の精(たけのせい)
竹薮を切り崩す富豪の屋敷に女中(原作や第3作、異聞妖怪奇譚では中年女性、千物語ではメイド服姿の少女・香織)として潜入、工事の中止を進言したが聞き入れられず、万年竹を操って人間を襲った。鬼太郎達に正体を突き止められると降参(第3作では万年竹となって戦い敗れ)、タケノコになって鬼太郎達に保護された。
第4作には直接登場しないが、代わりに屋敷を買い取ろうとして万年竹に襲われる良子というお金持ち風の女性が竹の精によく似たデザインで登場している。
竹人間(たけにんげん)
万年竹に生気を奪われた人間や妖怪が変化したもの。万年竹の命令で人間を襲って生気を奪い、その生気は万年竹本体に送られる。犠牲者は新たな竹人間になって増え続けていく。鬼太郎はわざと竹人間(鬼太郎竹)にされて様子を窺い、敵の本質を見抜いた。
ねずみ男は竹人間(ねずみ男竹)になっても手癖が悪く、生気と同時に財布まで奪った。第3作では一反木綿も竹人間(?)にされ、笊状に編んだ様な姿に「自分の場合みっともないからやめて欲しかった」とこぼした。
猫魈(ねこしょう)
声 - 島田敏(第4作)、櫻井孝宏(第5作)
猫又が修学を積み、より強い妖力と無限の寿命を得た者。アニメでは「猫ショウ」と表記される。
原作「妖怪猫魈」(初アニメ化第4作108話)では、ある学者が発見した「若返り法」の論文を盗んで食べた猫又が猫ショウになる。その方法は他者の生気を奪うことであり、人間や妖怪の生気を吸って最強の妖怪になろうとした。鬼太郎の生気も吸ったが、更に呑み込んだ際に逆に生気を吸い取られ死亡。
第4作では最初に若さのエキスを吸い返した鬼太郎は使い方を知らず赤ん坊(精神は本来のまま)になり、呑み込まれた際に腹中の論文を読んで改めて猫ショウから若さのエキスを奪い普通の子猫に戻した。
第5作では猫又ノラの生き別れの兄弟で、人間に冷遇されてきた恨みから猫達(猫娘やクロも含む)を操り復讐を企んだ。鬼太郎とノラに野望を阻止されて妖力を失うと自決して怨霊になろうとしたが、彼らに生命力を分与され子猫に戻る。ノラはその子猫を引き取りアサと名付けた。
五徳猫(ごとくねこ)
声 - 伊倉一恵(第3作)、堀川亮(第4作)
頭に五徳状の角が生えた化け猫。
漫画初登場は80年代『最新版』の「世紀の妖怪アイドル、幽子」で、死者を生者同様に現世に現す妖力を持つ。ネズミ妖怪の鉄鼠を夫にしているが、角が折れると猫の本能に戻って夫を食べようとする。アニメ初登場の地獄編4話もほぼ同様。鉄鼠の項も参照。
『鬼太郎国盗り物語』ではシーサーが四十九日前の墓に猫を連れて泊まった為、その猫に死霊が入って変化。シーサーを奴隷にし、鬼太郎にも5体分身と麻痺ガスで苦しめた挙句に魂を奪うが、シーサーの両親と寝太郎の協力で死霊を抜かれてただの猫に戻る。
アニメ第4作113話ではぬらりひょんに雇われた「三匹の刺客」の1名。内職暮らしの貧乏妖怪。風が吹けば倒壊するほどの掘っ立て小屋に住んでいる。竹筒から強力な火を吹くが、風に煽られ鬼太郎に届かず自分自身を焼いてしまう、特徴の五徳角もない、標的が鬼太郎だと知って最後まで敵前逃亡をしようとし続ける等、他シリーズにない小物ぶりだった。邪な性格ではなく、バイト代と食事欲しさにねずみ男に騙された。その後は事情が鬼太郎ファミリーに知られ、温泉饅頭をもらって号泣していた。原作や3作目と違い、男性として描かれている。
大百足(おおむかで)
声 - 大森章督(第3作)
巨大なムカデの姿をした妖怪。塗り壁を溶かすほど強力な毒をもつ。人間が、仲間のムカデ達を油を作るために大量に殺したため、怒って人間や家畜を襲いだした。天敵の大蛇を退治してほしいと鬼太郎達を騙して洞窟に閉じ込め、その間に人間の村に攻め入ろうとしたが、シーサーの助けで脱出した鬼太郎によって、何でも溶かす胃液を体内に流し込まれて倒された。
アニメ3作では鎧武者の人形を操って沖縄を荒らす。最期はシーサーによって毒液袋に穴を開けられ、自分の毒で自滅。
アニメ4作では、穴ぐら入道に操られて登場。多数の病虫が合体したもの。生命力が強く、胴体が千切れてもすぐにくっついてしまう。最期は崖から溢れた水を防ぐため、穴ぐら入道と共に石化し人間達を救った。
アニメ5作では体が節ごとに分裂して行動でき、さらに分裂した個体にも毒牙をもつ。ただし日光には弱く、夜にしか活動しない。後に1体に合体して巨大怪獣の様に暴れたが、塗り壁一家の合体攻撃により粉砕された。
煙羅煙羅(えんらえんら)
声 - はせさん治(第3作)
『煙羅煙羅』(アニメ化第3作107話)に登場した、煙状の体で煙を食べる妖怪。山奥の炭焼き小屋に住んでいたが、そこの主人が亡くなって飢えていた所をねずみ男の誘いで都会に出る。最初は煙突掃除をしていたが調子に乗ったねずみ男は煙を吹かせて火事場泥棒をし、煙羅煙羅は更に煙を食べて大きくなり、また都会の煙の毒で暴走し始め煤や毒煙を撒き散らした。
原作では野づちに吸い込まれ、体内でヘドロやタール分と分離されて元に戻る。しかしこれで野づちは腹を壊し、大騒ぎの元になったねずみ男は裁判にかけられた。
アニメでは砂かけ婆の捨て身技「大砂塵」で諸共にタール化し、妖怪病院で遠心分離機にかけられ元に戻る。その後は子泣き爺(炭焼き小屋の主人と友達だった)と共に元の小屋に戻った。
串刺し入道(くしざしにゅうどう)
声 - 峰恵研(第3作)
生物を串刺しの標本にして集めるのを好む妖怪。人間をも標本にしようとしたため鬼太郎と対立。むくろという動く死体を操る能力を持つ。更に、自らの頭を胴体から抜いて独自に動かすことができ、頭の下の巨大な針で相手を突き刺そうとする。頭部が金属質のため、電気には弱い。
アニメ第3作では、標本にした生物の能力を自分のものにする妖力を持つ。また、首に付いた針以外にも多数の針を投げて攻撃する。
こそこそ
『こそこそ岩』に登場。岡山県にあり声を立てるという石「こそこそ岩」に潜む、女の姿をした石妖怪。石の手刀と石化眼光、相手をくすぐって眠らせる術を得意とする。岩の裏の洞窟に眠る太古の魔物達を蘇らせて世界征服を企み、復活に必要な「青い血」を持つ少女を拉致。虫の知らせで少女を助けに来た鬼太郎も手足や仲間達を石化されてしまう。鬼太郎は最後の手段で胃液を吐きかけて溶かすが、こそこそは溶け切る寸前に少女の血を吸い取り魔物にかけて蘇らせた。だが青い血は魔物を封じた神々によって錯乱作用が付加され、魔物達は同士討ちで落盤を起こし永久に埋もれる。その直後青い血の雨が降り、少女はそれを吸収して生き返った。
80年代『最新版』では地獄の岩で女の姿は取らない。夜行さんが鬼太郎に課した特訓で、重量挙げの重石になった。
化け草履(ばけぞうり)
声 - 田中康郎(第3作)、橋本晃一(第4作)、諏訪部順一(第5作)
九十九神(付喪神)の一種で、古くなった草履に魂が宿った妖怪。捨てられた履物に宿った霊を整理する。
アニメ第3作99話、第4作43話、第5作53話に登場。履物や古道具を粗末にする人間を恨み復讐しようとする。第5作ではエンディングテーマを歌っていたスワベジュンイチ諏訪部順一が声を当てた。
黒坊主(くろぼうず)
声 - 大友龍三郎(第5作)
クロヒョウに似た頭部をもった、霧の様な妖怪。百年以上前、美人画の中に封じ込められたが、長い年月のうちに封印が解けた。生き物の生気を吸って生きる妖怪で、絵を買ったねずみ男達の生気を吸い取った。弱点は水。
アニメ5作では、黒い煙の姿で人間を襲っていた。鬼太郎も敗北寸前に追い込むほど強力な妖怪だったが、妖怪うわんが自らを犠牲にして永遠の闇の中に封じ込めた。その後、妖怪大裁判で枕返し、おどろおどろと共に霊体で現れたが、鬼太郎に不利な証言をする事は無かった。
黒雲主(くろくもぬし)
80年代『最新版』末期に登場した、黒坊主が産業廃棄物を吸収して巨大に変異した者。ぬらりひょん配下。天狗ポリスの一隊を襲ってまとめて生気を奪うほどだったが、鬼太郎に三原山火口へ誘き出され、ぬらりひょん諸共噴火に呑まれた。
ゲーム「妖怪軍団の挑戦」では不死身とされる。
逆さ首(さかさくび)
稲生物怪録」にも記された、上下逆の生首姿の妖怪で元来は中国の出だと言う。本作の「逆さ首」では金髪の三姉妹で、旧家・山田家の倉に住み、栄えさせる代わりに倉を覗いた少女の生血を捧げさせていた。生贄に選ばれた孤児の少女・よし子のことを虫から聞いた鬼太郎は助けに向かうが、上下逆の顔を利用した催眠術にかかり逆さ吊りにされ、マムシの巣に落とされる。毒に耐えた鬼太郎は再戦で逆立ちして催眠術を封じ、カメレオンの術で消えて下駄とちゃんちゃんこを戦わせた隙によし子と入れ替わって化けた。マムシの毒が貯められた彼の血を吸って逆さ首は死に、鬼太郎は山田の殺人未遂を内密にする代わりに屋敷を孤児院として寄付し世話役になるよう命じた。
桂男(かつらおとこ)
「月の妖怪桂男」に登場。に住む、雲で出来た巨人の様な姿の妖怪。物を体内に取り込み大きさを変えられる。地球人が月探査機などで月を侵害するのに怒り、地球に来て虫や小動物を巨大化させ暴れさせた。邪魔になりそうな鬼太郎は小さくし、餅に入れて食べようとした。だがひでり神に熱気を浴びせられて縮み、鬼太郎達にかけた術も解け降参。鬼太郎達に人間を説得してもらうことになったものの、縮んで飛べなくなったので一反木綿に月まで送ってもらった。
アニメでは第4作93話に登場。主人の月女が地球にいられる最後の夜になっても月への舟を飛ばすための月光が集められず、邪魔な人間の照明を巨大化させた虫で壊そうとした。鬼太郎達の協力で月女だけ帰せる分の月光が集まり、桂男も地球に残れば消える運命だったが、「月女様を無事帰せれば十分だ」と言って彼女を見送り消えて行った。
霊兎(れいと)
原作での桂男の部下で、いわゆる月の兎。小さくなった鬼太郎を餅に搗き込み、桂男への捧げ物にした。
月女(つきめ)
アニメでの桂男の女主人。800年前に月を愛でる地球人のために渡来した月の使者。地球上では800年以上生きられず、それまでに月に帰らないと消えてしまう。鬼太郎達の協力と桂男の献身で、最後の夜に月に帰って行った。
手長足長(てながあしなが)
「手長足長」(アニメ化第3作81話)に登場。妖術に長けた手長を格闘に長けた足長が肩車しているコンビ妖怪。300年前に海の生き物に悪さをしたため、大ダコによって要石で塚に封印されていたが、その塚が工事で崩されて復活、復讐にタコたちの上半分を他の動物に変えてしまう。ねずみ男に見世物にされていたタコたちから話を聞いて鬼太郎は立ち向かうが歯が立たず、目玉親父(アニメでは加えて猫娘、砂かけ婆、ユメコ)の首から下をタコの足に変えられてしまった。鬼太郎はシーサーに塚の跡から要石を掘り出させ再挑戦、そこへ現れたねずみ男は彼らを封じたら見世物ができなくなると鬼太郎から要石を奪って手長足長に渡すが、「手長が要石を両手で掴む」ことが封印の発動条件だったため、彼らは液化して術を掛けられた者たちは元に戻った(原作ではタコたちは他の動物の姿になっている)。“意志”に反した“石”の渡し方をしてしまったねずみ男は、溶液を壺に納める後始末をさせられた。
第5作では25話の運動会で、輪入道転がしの北日本代表として登場。
第2作のオープニングでも手の長い妖怪と足の長い妖怪が運動会に参加しているシーンがある。
玉(ぎょく)/王将(おうしょう)
「妖怪王将戦」に登場した将棋の精。将棋の駒に手足が生えた部下を率いているが玉自身は火の玉の様な姿。大仙人によって壺に封じられて人面岩に埋められ、部下は只の巨大駒と化していたが、地震で出た壺を宝物と誤認したねずみ男が開けて復活、近くの村を占領した。鬼太郎ファミリーは苦戦の末に主力の飛車角を倒して駒を捕えたものの、玉に組み付いた鬼太郎ら数名が吸収されてしまう。ねずみ男の相談を受けた油すましが妖力を出し合っての対局・妖怪将棋を挑み、敗れて油になったかに見えたが玉がとどめとばかりに火を放った際、油すましは妖力を奪い返して玉を吸収し仲間を解放。玉は油すましの腹中で暴れ出すがねずみ男は封印の壺に吐き出させ、コンクリートで固めて再封印した。
けらけら女(けらけらおんな)
けらけら笑う巨大な女妖怪。
原作「けらけら女」では子供達を自分の「ケラケラ学校」に集め笑い方を教えようとした。
アニメ第3作95話「笑い妖怪ヘンラヘラヘラ」では、暗い顔をした子供に笑いを提供しようと、ヘンラヘラヘラと入れ替え「笑いの世界」に連れて行った。
笑い虫(わらいむし)
原作でのけらけら女の手下。攻撃されると笑い粉を撒き散らし、共食いして巨大化する。
ヘンラヘラヘラ
アニメ第3作でのけらけら女の手下。ヘラヘラ笑って宙を飛び回る、子供達の複製。
元は水木の別作品「ヘンラヘラヘラ」に登場。公害病の犠牲者が新生命に生まれ変わったかと思われたが、実は公害で霊魂まで変質してあの世に行けなくなったものだった。
皿数え(さらかぞえ)
「皿合戦」(アニメ化第3作97話)に登場。皿を操り、下半身が多数の皿に分離する女妖怪。また皿に乗った者を眠らせたり、皿の音で踊らせたりする。街中の皿を操って食べ物を盗み、調べに来た鬼太郎達をも呑み込んで皿に変える。しかし皿のままで反撃され、夫の大入道を人質に取られ降参した。
大入道(おおにゅうどう)
巨大な男(とは言え本作では数メートル程度)の妖怪。
「皿合戦」(アニメ化第3作97話)ではトンスラ頭で僧形の巨漢。皿数えの夫で、皿ばかり食べる。
「鬼太郎霊団 阿部の奉連想」では『怪談百鬼図会』にあるような真っ黒な姿。小錦にとりつき、奉連想の部下として登場した。
たくろう火
声 - 龍田直樹
髑髏の様な顔の炎の妖怪。
「妖怪クリーニング」では四次元から来た妖怪。ねずみ男と組んで「火で洗うクリーニング」を開業するが、洗う際に服に妖力を吹き込み、着た人間を仲間に変えることで世界征服を企んでいた。それを突き止めた鬼太郎がねずみ男の洗濯機トラップで脱水されると、その妖力を奪い取ろうとした。だが逆に支配されて被害者達を還元され、負けを認めて退散した。
アニメ第3作85話では楽しい場所を占領する悪党妖怪。顔が三つあり分離行動可能。互いの境遇を羨む天童星郎と河童の子・三吉に体を入れ替えてやると持ちかけ、瓶に隠れた自分を河童の隠れ里に持ち込ませ占領した。三吉に話を聞いて駆けつけた鬼太郎やユメコを河童達を盾に取って焼き殺そうとしたが、応援に来たかわうそ達水妖怪が降らせた雨で火力を弱められ、オカリナ鞭で水中に引き込まれ消滅。同時に星郎と三吉は元に戻った。
吹消婆(ふっけしばばあ)
声 - 鈴木れい子(第3作)、川浪葉子(第4作)
蝋燭や行灯の火を吹き消す老婆の妖怪。
「吹消婆」(アニメ化第3作80話)ではたい焼き機の様な装置で人間の手相を書き換えて運命を変える力を持つ。連敗中の女子プロレスラーを操り、勝たせて儲けるばかりか強盗までさせた。鬼太郎はレスラーにプロレス勝負を挑み、球体化しての体当たりで破り吹消婆に手相を戻させる。その後レスラーは自信回復し自力で勝てる様になった。
第4作50話では電灯ばかりになって火が吹き消せず、不満から遊園地の遊具を吹き飛ばそうとした。だが姥ヶ火との対決で鬼太郎のちゃんちゃんこの力を借りて吹き消し、百年分の不満が解消したと言って去る。ここでは若い美女の姿にもなれる。
針女(はりおなご)
声 - 渡辺美佐(第5作)
頭髪の先が釣針状の女妖怪。
原作「針女」では髪の針で魚を捕らえ魚屋を営む。少女を誘拐して召使にし、妖怪に改造しようとした。少女を助けに来た鬼太郎も地中から手を伸ばす「土中手長の術」で捕まり、髪の針を刺され傀儡と化した。目玉親父は猫娘が集めた猫に魚屋を荒らさせ、ねずみ男を通して「鬼太郎の指鉄砲で猫を撃たせるといい」との助言と猫の絵のエプロンを針女に贈る。命じられた鬼太郎はエプロンの猫ごと針女を撃ち、気絶した間に髪を全部切ると鬼太郎と少女は解放された。ねずみ男は髪の釣針を拾って売ろうとして針女に捕まり、新妖怪「針ねずみ」を作る実験台にされるが、結局この実験は失敗した模様。
アニメ初登場は第5作81話。髪の針は指鉄砲でも切れないほど強靭で、棲んでいる山に踏み込んだ麓の村民の影を奪い何年も甚振り続けていた。鬼太郎は左手の影だけ奪われた猟師・源五郎と協力して影を隠したり現して誘導したりの駆け引きの末、髪の針を鋳造した弾を針女の眉間に撃ち込み倒した。
ぬけ首(ぬけくび)
声 - 矢田耕司(第3作)
『ぬけ首』(アニメ化第3作94話)に登場した、頭と胴が分離する妖怪。分離後の頭は三千度以上の高熱を発し、胴はそれを抑えていた冷気を出す。妖怪ブームにもかかわらず自分が知られていない事に立腹、人気のある鬼太郎に襲い掛かり高熱で苦しめた。だがねずみ男が見世物にしようと胴を持ち去ったため、再結合できず過熱、自爆しそうになる。鬼太郎が探し出した胴をつるべ火達が頭に付けて間一髪助かり、文字通り“頭を冷やして”感謝、反省した。ねずみ男は胴の冷気で氷漬けにされたテレビ局員とぬけ首の両方から責められる。
壺仙人(つぼせんにん)
「壺仙人」に登場。小太りな風貌の仙人で、何でも入る空飛ぶ壺を持つ。美人の玉女(仙人の侍女)を欲して、母が病に伏せっている少女ユミに薬を与える代わり母が治ったら玉女になるよう要求した。化けガラスを通じて相談を受けた鬼太郎が対峙するも、壺と他の場所につながる仙人画を駆使してユミを連れ去る。追った鬼太郎は壺に吸い込まれるが、逆に壺を操って仙人を攻撃した末、壺に自壊命令して脱出。逃げ道の仙人画も目玉おやじにすり替えられ、仙人は降参した。
井守(いもり)
恐竜並に巨大なイモリの妖怪で、「井守」にて卑弥呼に操られる邪馬台国の守護神として登場。森の奥の古井戸にある時穴から邪馬台国に紛れ込んだねずみ男とシーサーが生贄の少女を連れ去ったため、小人の兵士に化けた多数のイモリを連れて奪回に現れた。鬼太郎ファミリーに組み付かれると電気を持つ球体を吐いて苦しめたが、チャンチャンコで電気を吸い取ると球体も井守も縮む。球体に卑弥呼の幻像が現れ負けを認め、時穴の秘密を厳守する条件で生贄の儀式を取りやめ少女は送り返された。
しょうけら
夜に窓から屋内を覗き込む、獣人の様な姿の妖怪。
漫画では1980年代『最新版』に登場。ケラの様に水中・地中・空中を自在に動き回る。妖怪刑務所からの脱獄犯で、人間界で適当な死体に乗り移り人間として暮らそうとした。だがねずみ男を利用して調達した死体は鬼太郎の手回しで極悪犯(しかも公式には死亡未確認)のものだったため、人間界でも追われる身となる。天狗ポリスにも追い詰められ、鳥目刑事によって「人間変身刑」宣告と共に先刻の極悪犯の姿にされ人間の警察に逮捕された。鬼太郎はしょうけらを「人間と妖怪の世界をぶらぶらするねずみ男とは逆で、どちらの世界からも拒まれた哀れな奴」と評した。
アニメでは第5作16話に登場。元は家々の安全を見守る善良な妖怪だが、人間の子供達が興じるゲームに関心を持ち彼らに挑戦する。だが寿命をチップにし勝つまで繰り返したため、寿命が尽きた子供達は昏睡に陥った。鬼太郎も一回戦では敗れたが、再戦で屋内の姿は影に過ぎず本体は窓にいると見抜いて取り押さえ、寿命を返させた。当初は漫画版同様に石燕画に沿ったデザインだったが、影との落差を出そうと決定稿の貧弱な姿に変更された。
以津真天(いつまでん)
声 - 真殿光昭(第5作)
戦乱や飢餓などで死んだ人間の野晒し死体の怨念から生まれた妖鳥。
漫画では1980年代『最新版』に登場。翼とは別に腕がある怪鳥の姿で、狙った獲物をいつまでも追い続ける。成績最下位を級友達に揶揄され恨んだ少年と「級友全員を食い殺し、その対価に少年は以津真天と同化する」と言う契約を結び、一人残し喰らった所で彼らが呼んだ鬼太郎と対峙。鬼太郎が匿った最後の一人を喰らい(実は爆弾入り蝋人形)同化にかかる寸前、鬼太郎に爆破される。小さな体に再生し鬼太郎の体内から攻撃しようとするが、逆に胃の中の蛇に捕まりいつまでも体内で扱き使われる事に。契約した少年は地獄流しになった。
アニメ初登場は第5作第12話「霊界からの着信音」。交通事故で壊れた公衆電話が、自身を使おうとしてその事故で亡くなった人間の女性の思いを伝えたいが為に変化した妖怪。何かの執着がある限り、何度でも復活する。今回の件では誕生の経緯が異なっていたため、伝承や漫画版とは違い翼の生えたナメクジのような姿になっており、目玉親父も初めは正体が分からなかった。最期は鬼太郎の手伝いで女性の思いを夫と娘に伝え、それで公衆電話が満足したため、浄化された。

アニメ第3作初出(味方としても登場した者)[編集]

がしゃどくろ
声 - 田中康郎(第3作)、佐藤正治(第5作)
惨めな最期を遂げた多数の人間の遺骨と怨念が集まって生まれた、巨大な骸骨の妖怪。
漫画初登場は1980年代『最新版』第1話「大妖怪がしゃどくろ復活」。青木ヶ原の自殺者の骨から生まれ、誤って遺骨に小便をかけた少年に祟っていじめ地獄に陥れる。気配を感じたシーサーに飛びかかられると正体を現し、町に出て暴れるが、少年や子泣き達が足止めした隙に妖怪ロープで動きを封じられ、火葬された。
地獄編の「閻魔危うし!白骨軍団」ではエネルギー源の「呪いの壺」をドラキュラ達に盗まれる。彼らが鬼太郎達に撃破された後に奪還に現れ拘束、地上に連行した。
アニメ初登場は劇場版「激突!異次元妖怪の大反乱」。怪気象の妖怪として現れるが野づち砲で吸い込まれた。
第3作71話では戦没者達が眠る妖花の森の番人。妖花の源を調べに来た鬼太郎達を墓荒らしと間違え攻撃、鬼太郎は止む無く頭蓋骨を遠くに投げ飛ばし、その隙に妖花の送り主である戦没者と対話した。
第4作では11話で毛羽毛現に操られ、霊山ハイウェイの自動車を襲った。道路を造ろうとする社長と大臣を懲らしめる作戦(怪奇温泉ツアーと2人を騙して招待)で、2人が温泉に入っている所を鬼太郎のオカリナの音を合図に脅かした。96話でヨナルデに操られたが、これは妖怪王になったぬらりひょんに作られた幻だった。
第5作2話では刑場跡のビルに現れ、ビルと一体化して中の人々を呑み込み生気を奪う。鬼太郎はわざと呑み込まれて頭蓋骨の内側から攻撃し、髪の毛槍でとどめをさして人間達に供養碑を建てさせる。47話の裁判ではねずみ男に霊体で呼び出され、鬼太郎に倒されたおかげで安眠を保証して貰ったと鬼太郎を弁護した。
雷獣(らいじゅう)
落雷と共に現れる動物型の電気妖怪。
初登場は1980年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎの巻」(アニメ化第3作108話)で、六足双尾の狐の様な姿。本所七不思議の妖怪の一体として鬼太郎を奇襲する。漫画では目玉親父をさらい逃走。アニメではリモコン下駄と髪の毛針で倒された。
アニメ第5作10話では太目の猫に似るが双尾で背には剣竜類の様な突起がある。その姿は存在を信じる者にしか見えない。昔、白神山の神によって「いかずち岩」にのみ落ちる事を許されたが、その岩が産廃処理場工事で除かれそうになり暴れた。それを鎮めようとした鬼太郎と戦っている姿が工事関係者にも見えたため、村人達は力を合わせて岩を元の位置に戻す。工事は見直し、いかずち岩は残す事になり、居場所を取り戻した雷獣は鎮まった。後に栃木県代表の妖怪四十七士として覚醒した。
キジムナー
またの名をキジムンといい、他にも様々な地方名がある。南方妖怪として登場することもあるが、本来の伝承では沖縄の妖怪。
本来は人型のような姿をしているとされるが、本作では鳥のような嘴に体毛におおわれた真ん丸の体と短い手足が特徴(原作と第4作のみで、第3作および第5作では頭以外は比較的人間に近い形をしている)。色は第3作では青か灰、第4作は白かクリーム色、第5作ではキウイフルーツに近い茶色となっている。第5作では嘴はないが唇と歯がある。
アニメシリーズでは第3作から頻繁に登場。第3作の劇場版ではぬらりひょんおよびチンポ配下、片や73話では島を荒らす鎧集団退治を鬼太郎に依頼して来た。何も特殊能力は持ち合わせてないようである。
劇場版『大海獣』ではアカマタ率いる南方妖怪軍団の戦闘員として登場。一回り大きくて言葉を話すリーダーに統率され、集団で火を吹いて攻撃してくる他に空を飛ぶこともでき、軍団の飛行用としてアカマタとやし落としを乗せて飛ぶこともある。アニメ第4作63話ではシーサーと共に沖縄のリゾートホテルに住み着いていた。こちらでは火は吐かないが変身能力を持っていた。
アニメ第5作では妖怪横丁にも多数住んでいる。こちらでは特に活躍は見られない。
蟹坊主(かにぼうず)
声 - 飯塚昭三(第4作)、小西克幸(第5作)
巨大なカニの妖怪。背の甲羅にヒゲを生やした人面がある。
アニメ3期では本編には出なかったが、エンディングの冒頭に登場している。
1980年代『最新版』では「地獄の妖怪なべ」に登場。山わろに食われそうな所を鬼太郎に助けられた。
アニメ4期では本編に登場し、蓬莱島を求めていた当時の徐福仙人と共に来日した上海蟹が妖怪化したとされ、そのため色も青黒くなっている。初登場の8話「妖怪かに坊主と河童」では、河童たちの住処を荒らして彼らを毒泡で操り、鬼太郎に上海蟹に戻されるが、その後改心し海で行動する際などに鬼太郎に協力した。第14話「蜃気楼海竜みずち」では、徐福と再会できたことに涙を流すほど慕っていた。仙人も、「あの時に食べなくてよかった」と述べている。なお、蓬莱島に欲まみれの者は連れていけないとし、ねずみ男を背に乗せることを拒絶した。その後、第98話「試練・妖魔城への道!」では西洋妖怪四天王の一角ブイイに襲われる鬼太郎たちを化け鯨など他の援軍と共に助け、共に化け鯨に乗ってぬらりひょんらの待つ妖魔城へと進軍した。
5期では敵(ぬらりひょん一味)として登場。最初は喋らなかったが次に登場した時には、普通に喋っており、泡爆弾という新技を編み出している。戦闘時はぬりかべと格闘になる事が多い。
新妖怪千物語では中国妖怪・上海カニ坊主として登場。中国最強を自負し、日本最強である鬼太郎に挑戦すべく人喰い島を操って近海の漁師達を人質に呼び出す。気泡コンクリートの様な泡で相手を固め、他の妖怪を剥製にして博物館を作ろうと計画していた。人喰い島に呑まれた人々を助けに行った鬼太郎を追って体内に入り、消化液で溶かされた。
金霊(かなだま / かねだま)
行いの良い者に富を授けると言う妖怪。
初登場はアニメ第3作65話。鬼太郎に呼ばれて巨大な金貨の姿で現れ、彼を乗せて飛び黄金の輝きで百目の目を眩ませた。
「国盗り物語」では十円硬貨の姿。現代人の金銭欲の毒気に当てられUFOの様に巨大・凶暴化し、ガイコツベビーに操られて人間や妖怪を金銭欲に狂わせる貨幣をばらまき争わせた。止めに入った鬼太郎も黄金光線で金塊に変えるが、胃液と毛槍ミサイルを喰らって元の鍋蓋サイズに戻る。正気に返るともう都会は懲り懲りだと言って山に帰った。
「妖怪千物語」では鬼太郎の頼みで、座敷童子が住み着いた家に金銀を贈る。
畑怨霊(はたおんりょう)
声 - 塩屋翼(第3作)、田中一成(第4作)、稲葉実(第5作)
凶作時に餓死した人間の怨霊とされる、巨大な一角の鬼の姿の妖怪。アニメ第4作では顔だけで描かれるが、第3,5作では体がある描写も見られた。後述の目玉おやじの発言から、複数の畑怨霊が発生する事が伺える。
初登場はアニメ第3作75話で、小豆の神と偽って小豆洗い達から多量の小豆を騙し取ろうとした。嘘がばれると彼らを喰おうと襲い掛かるが、図体の割にからきし弱く、一斉攻撃で一度転ばされただけで目を回し降参。
第4作13話ではねずみ男の妖怪屋敷にて、妖怪を侮る人間達を脅かすため鬼太郎達に協力した。劇場版『ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター』でも妖怪野球の観戦客の一人として鬼太郎に招集を掛けられていた。
第5作90話「新年暴走!鬼太郎火車」では浅草・雷門の地面に潜み、零れ落ちた餅を数百年ぶりに食って味をしめ、巨大な舌を地面から伸ばして町中の餅を奪い貪った。目玉おやじ曰くこれ程巨大化した畑怨霊は例がないらしく、土地に纏わる怨霊の強さが桁外れだった事と、生前は贅沢品だった餅を事故的ではあるが食べたことによって飢えが暴走しためとしている。ぬりかべ達を投げ飛ばす力と髪の毛攻撃で鬼太郎たちを苦しめたが、姿を消して逃げようとした所を白坊主の光線で見破られ、鬼太郎(魂は火車)の体内電気と火車(魂は鬼太郎)や輪入道の火炎攻撃で倒された。
豆腐小僧(とうふこぞう)
声 - 難波圭一(第3作)、阪口大助(第5作)
『豆腐小僧』(初アニメ化第3作106話)では山神の部下で、自然を破壊する人間に怒りカビ豆腐をばら撒いた。分身能力もあるが、豆腐(アニメでは舌)を撃たれると消えてしまった。
第5作では横丁の住民で豆腐屋を営む。拳銃の弾程度なら舌で受け止めてしまう。出番は少なめ。
新妖怪千物語でも横丁住民。10話で花見の喧嘩に巻き込まれて悲しい気持ちで作った豆腐料理がカビ豆腐になってしまう。カビ落とし豆腐を作る特別な大豆を得るために鬼太郎と隠れ山里に向かい、彼を利用しようとする骨女や番人妖怪の妨害を切り抜けて豆を持ち帰った。ここでは豆腐を賽の目切りにして分身を作る。
白溶裔(しろうねり)
声 - 宇垣秀成(第5作)
古い雑巾が変化した白い龍に似た妖怪。口から相手をカビだらけにする息を吐く。原作では群衆扱いのみだが、アニメでは以下の様な設定で登場した。
アニメ第3作劇場版『激突!! 異次元妖怪の大反乱』では、ぬらりひょん配下の一匹として登場。長い尻尾でカロリーヌを攫った。その後鬼太郎と対決するが、オカリナ剣で切裂かれてしまう。
第4作では、あかなめと共にねずみ男の家に住み着いた温厚な妖怪。ねずみ男のインチキ商売の協力をするが、鬼太郎達に諌められたねずみ男に捨てられてしまう。その後、都会の下水の汚れによって巨大化して暴れだしてしまった。
第5作では雑巾妖怪ギュギュが成長した姿として登場。小学生3人のペットとなった。初めは普通の雑巾に似た姿をしていたが、どんどん汚れを吸収して龍のような姿になり、しかも急激に成長したために力を制御できずに暴走してしまう。
第4作・第5作とも、最後は鬼太郎達によって体の汚れを落とされて元の姿に戻った。
雑巾妖怪ギュギュ
声 - 中山さら
アニメ第5作に登場。白うねりになる前の姿。
姥ヶ火(うばがび)
声 - 伊倉一恵(第4作)
老婆の顔をした火の妖怪。姥火と書かれる事もある。
原作では「妖怪危機一髪」でヒ一族と、「復活悪魔くん」で魔物と戦う際に呼び出された。
アニメ初登場の第3作では「炎の妖怪五人衆」の1人として登場(つるべ火の項を参照)。
第4作では男に捨てられた女性の情念が化けた妖怪として登場。クリスマスのカップルの姿に嫉妬、怒って暴れ出し放火を繰り返していた。そして遊園地にまで現れ、その場に居合わせた鬼太郎との戦いになる(その際に、怯えた猫娘が鬼太郎に寄り添い、手を握ったのを見て一層怒った)。強力な炎により鬼太郎の攻撃が一切効かない強敵だったが、霊毛ちゃんちゃんこで霊力を強化した吹消婆に吹き消された。106話『悪夢!妖怪地獄』で再登場を果たしているが、これは鬼太郎を「妖怪ノイローゼ」に陥れようとした百々爺の妖術で作られた幻だった。
家鳴り(やなり)
声 - 高塚正也森岳志(第5作)
伝承では古びた家を揺らし、ポルターガイスト現象を引き起こす妖怪。
初登場はアニメ第3作第92話「人喰い家と妖怪家鳴」。3体が登場し、山里にひっそりと暮らしていたが、ある日自分達のいる家が人間を食べて成長する人喰い家と言う事に気付き、その性質を利用して家鳴帝国を築こうと企み、骨女を配下にして餌になる人間を集めさせていた。だが、鬼太郎が夜行さんから借りた妖怪戦車で人喰い家を破壊され、逃げようとした所を野づち砲で吸い込まれた。
第5作72話にも登場。伝承の設定が忠実に取り入れられており、彼らが家を揺らすとその屋内の物が独りでに浮遊する怪現象が起きる。その際に生じる共鳴現象で妖怪城が命を吹き込まれたとされ、妖怪城覚醒の為にぬらりひょん一味に何体か捕らえられる。だが、超がつく頑固な性格で面白い事が無ければ進んで仕事をしないため、そのせいで初めは息が合わず作業は難航する。しかし、朱の盤が鬼太郎達にやられる姿が面白かった為、やる気になって妖怪城を覚醒させてしまった。その後は鬼太郎達に一匹残らず逃がされた。
夜道怪(やどうかい)
声 - 中田譲治(第5作)
旅装をした僧形の妖怪。
「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味。獣の様な顔で、杖から炎や電光を放って攻撃する。
アニメ初登場は第5作第52話「恐怖! 夜道怪」で、闇を操る力を持つ。一宿の恩に報いようとする義理堅い性格だが、人間の感覚とはズレがある。塾での成績が振るわない少年の家で雨宿りをし、その礼に「成績が一番になりたい」願いを、塾生を次々と闇の世界に引き込み「競争相手がいなくなる」形で叶えようとした。その能力で鬼太郎ファミリーをも苦戦させるが、最後は周りを闇一色にされて逃げ道を断たれネズミ男の屁で気絶、それに観念して子供達を解放。鬼太郎と和解し去って行った。
後に72話で、妖怪城の風竜の攻撃でピンチに陥った鬼太郎達を闇の世界に引き込んで救った。さらに79話では呼子の声を聞き、鬼太郎達の元へ駆けつけ埼玉県の妖怪四十七士として覚醒し、影を操り槌の子の動きを封じ、鬼太郎を勝利へ導いた。最終回では再び呼子に呼ばれ、水龍丸の水流の攻撃を闇に吸い込み多くの人々を救った。また「日本爆裂!」では横丁以外の四十七士で一番に駆けつけヤトノカミの攻撃から鬼太郎を救う。四十七士の折り紙付きの実力者。
霊界郵便配達夫(れいかいゆうびんはいたつふ)
妖怪ポストの手紙を鬼太郎に届ける存在。自転車で荒地を片腕で軽快に操り進む。妖怪画が上手い。
「月曜ドラマランド版」と「魔笛エロイムエッサイム」の東映製作の二作品のみに登場。原作者水木しげる本人がカメオ出演する時の役。月曜ドラマランド版では冒頭に鬼太郎の家に手紙を届けるのみであったが、魔笛エロイムエッサイムでは、エンディングで妖怪の画を描いており、立ち去る時に偶然カブトムシの姿で辛うじて生き延びていたぬらりひょんを踏み殺してしまい、結果的に(原作者自ら)引導をわたすという意味深なシーンがある。

アニメ第4作初出[編集]

大口(おおぐち)
『鬼太郎国盗り物語』第3話に登場。ゲゲゲハウス周辺にムーが送り込んだ怪植物が大気に放った妖気により発生した、ぬり壁を丸呑みできるほど巨大な頭のみの空飛ぶ妖怪。食べた妖怪をところてんにしてしまう。ネズミ男がそれを売り一儲けした。最後は鬼太郎によって口中に清浄ガスボンベを入れられ火を点けられ爆死。
おどろ砂(おどろすな)
『国盗り物語』第4話に登場。時間を操る砂状の妖怪。地下のモグラ人間村の神社にある砂時計に封じられていたが、ねずみ男がガイコツベビーの指示で壊したため復活、周りから時を奪い始めた(被害者は時間が急速に進む)。立ち向かった鬼太郎親子にも約1万年時を進め、肉体はおろか下駄やちゃんちゃんこまで塵と化す。だが塵になった彼らに混入されたことで支配され、時間を元に戻された上に力尽きた所を砂かけの砂袋に封じられた。
旧鼠(きゅうそ)
声 - 曽我部和恭(第4作)、高戸靖広(第5作)
歳を経たネズミが化けた妖怪。
アニメ第4作103話では廃寺の不浄霊がネズミに憑いて変化。ねずみ男を操って妖気を帯びたハツカネズミを配らせ、人間をネズミに変えてしまう。その妖気は猫娘もネズミ化するほど。ねずみ男が自分の妖気を注いだネズミの知らせで乗り込んできた鬼太郎と戦い、一度は彼をネズミに変えるも、失敗。次にネズミ化した猫娘を差し向けたが、鬼太郎の攻撃によって元のネズミに戻され、激怒した猫娘に引っ掻き攻撃を喰らう。その後、廃寺の不浄霊も岩魚坊主によって払われた。
アニメ第5作ではぬらりひょん配下として8話から登場。小さめの人間サイズで、体内に多種の毒素や病原体を持ち鬼太郎に噛み付いて弱らせた。ぬらりひょん達が投獄されていた時は蟹坊主と共に刑務所を攻めたり、かまいたちに大金を積んで応援を頼んだりした。
旧鼠王(きゅうそおう)
『国盗り物語』第5,6話に登場した、大小取り混ぜたネズミの大群を率いる熊並の巨大ネズミ。巨体から繰り出す怪力と毛を使った呪い、部下を使っての集団戦術とペスト菌を駆使して地上制覇を企む。天敵である猫達には呪いで動きを封じ、鬼太郎を捕らえて自分の毛や目玉を移植して部下にすることで妖怪達を抑え、東京の占拠に成功。だが長期戦になればいずれ人間に敗れると考え、日本銀行の金塊や宝石を地下に持ち去ろうとした矢先、協力者だった毒娘に猫いらずを盛られ死亡。
凶王(きょうおう)
『国盗り物語』第9,10話に登場。
数万年前に地上支配を企み、当時の妖怪たちと百年に渡る争いの末に封じられた。長いヒゲを蓄えた頭部だけの様な姿。ムーの軍事評論家が妖怪壊滅のために復活させ、鬼太郎たちの籠る妖怪箱根城を攻めさせる。ぬらりひょんですら妖怪全体の敵と認識して鬼太郎との共闘を選んだほど。多数の埴輪軍団やひとだま爆弾を駆使し、ねむり光線や攻撃を反転させる霊力で鬼太郎たちを追い詰める。だが唯一の弱点である「白い炎」が込められた火炎土器を寝太郎と目玉おやじが見つけ出し、体を潰された鬼太郎は手首だけで白い炎を操って凶王を焼き払い倒した。
ボゼ
トカラ列島に伝わる来訪神。
『国盗り物語』第12 - 21話ではムーの手先として登場。最初はゴーストカーに化けて少女たちを誘拐、鬼太郎に取り押さえられて被害者を解放し去る。13話以降は女性の姿をとり、多額の金を使ってねずみ男や、役行者三十世、狒々やバックベアードなどを買収して鬼太郎を抹殺しようと暗躍した。だが21話でムーの進出を快く思わぬタコ神に捕まり、彼をも買収しようとしたが容赦なく絞殺された。そのやりとりを油すましたちが聞いたことで、鬼太郎たちはムーへの通路を知ることができた。
ガジュマルの精
『国盗り物語』第15話に登場。水木画の「松の精霊」の様な小坊主の姿。鬼太郎ファミリーが自分の本体である樹に泊まったため宿賃を要求し、断られると居酒屋のふりをして寝太郎たちに樹液を飲ませ樹に変える。立ち向かう鬼太郎たちにも攻撃を先読みする「他心通」や分身「無敵十人衆」、妖怪殺しの魔剣「雷光剣」を駆使して追い詰めるが、目玉おやじが向かわせたねずみ男の、ゴミ箱漁りや食糞などの不潔な思考に堪えかねて他心通を止めた隙に鬼太郎の指鉄砲で倒された。同時に樹に変えられた寝太郎たちも還元、鬼太郎ファミリーは精を埋葬した。
くびれ鬼
声 - 鈴木れい子江川央生(第4作)、岩田光央(第5作)
伝承では通行人に首を括れと迫る悪霊とされる。
初登場はアニメ第4作第19話「恐怖!妖怪くびれ鬼」。現世で疲れた人間を黄泉の世界に連れ込み、その者の魂を徐々に奪い、最期には死に至らしめる凶悪な妖怪で、足の無い幽霊のような身体に巨大な顔が特徴的な姿をしている。ある男性を黄泉の世界に連れ込みその魂を奪っていたが、その男性の娘の相談を受け、その存在を知った鬼太郎の霊毛ちゃんちゃんこで取り押さえられ、目玉親父と砂かけ婆に「偉い坊さんのいる山」に封じられた。その後第46話妖怪大裁判で原告側として登場し、鬼太郎に不利な証言をした。
アニメ第5作第62話では、疲れた人間の気配をかぎつけてはその者が「死にたい」と呟いた途端に自分の世界に引き込む。神出鬼没で鬼太郎は寸前の所で取り逃していたが、人気アイドルAYA(声:ゆかな)とアマビエを引き込んだ際、彼女達の活躍で居場所がバレ、乗り込まれる。そして鬼太郎と戦うも、ちゃんちゃんこと下駄を合わせた武器に圧倒されて逃げようとするが、追い討ちで倒され、引き込まれていた人間達も解放された。
鬼髪(きはつ)
人間の女性の怨念が、その髪に宿って生まれた妖怪。
初登場はアニメ第4作第112話。300年前に人間を手当たり次第に襲い(生み出す元になった女性をも取り込んだ)、他の髪の毛妖怪からも危険視されて黒髪切によって人形に封じられ、髪の大社に奉納されていた。だがねずみ男が人形を盗んだために復活、再び人間を襲い始める。髪の妖怪なので毛針やちゃんちゃんこも通じない。再び黒髪切が挑み、彼は鬼髪から被害者を分離した後、自分ごと鬼髪を「清めの炎」で焼き払わせた。
アニメ第5作第37話では、貧しさゆえに髪を売った女性の無念から生まれた以下2体の鬼髪が登場。
黒鬼髪(くろきはつ)
声 - 富沢美智恵
髪を売った女性の「怨み」から生まれた。白鬼髪と共に黒髪神社に奉納されていたが、妹・加奈の髪を自慢していた女性・里奈が、髪美人コンテストにご利益があると信じて盗み出し、彼女にとりついて女性を襲い髪を切る。鬼太郎たちの用意した封じ札も通じなかったが、姉の妄執を断つべく加奈が自ら髪を切ったために隙が生じ、白鬼髪が里奈を分離して自分が一体化することで封じた。
白鬼髪(しろきはつ)
声 - 金月真美
髪を売った女性の「悲しみ」から生まれた。黒鬼髪を宿主の里奈ごと封じることで止めようとしたが、加奈が自ら髪を切った隙に里奈を解放した上で封じることができた。両者は一房の髪の毛に戻り再び黒髪神社に奉納された。
如意自在(にょいじざい)
三眼の如意の様な顔の妖怪。笠をかぶっている。
アニメ第4作113話でぬらりひょんに雇われた「三匹の刺客」の1名。自分によく似た「みさこ」という妻と「ゆうた」という息子がいる。普段はゴルフ場でゴルフボールを盗んでいる。腕が伸縮自在で、それを使って鬼太郎に飛びかかろうとしたが途中の木に激突し自滅。

アニメ第5作初出[編集]

沼御前(ぬまごぜん)
声 - 葛城七穂(第5作)
伝承では美女に化けて人を襲うとされる妖怪。
初登場はアニメ第5作第5話「呪われた映画」。昔は沼に住んでいたが、その沼に映画の撮影所が築かれ、しかもその撮影する映画「クメール遺跡の亡霊」の内容が彼女の身の上と重なったために、現代に蘇った者であり、20年前にも同様の理由で出現した。上半身は美女で、下半身は三匹の白蛇になっており、これで撮影所の人々を襲った。最後は蛇で鬼太郎を呑み込むも、体内電気で内側から攻撃された後、霊毛ちゃんちゃんこで締め付けられて退散したが、完全に倒されていない。鬼太郎は40年前に第1作が製作された際に人間に撮影を中止するよう頼むが失敗。20年前には助手を失った木村(声 - 乃村健次)を助け同じことを頼むが、木村は誘拐容疑で逮捕された(証拠不十分で釈放されたが、撮影所には戻らなかった)。現在で戦いを撮影した木村と小林(声 - 阪口大助)に同じことを再び頼むが、信じてもらえず「自主製作した特撮映画」として退けられ小林は撮影所をクビにされた。その後、大久保(声 - 竹本英史)と千絵(声 - 池田千草)の二人は襲われたが鬼太郎は怒りをあらわにし助けずに見捨てた。
うわん
声 - 遠近孝一(第5作)
伝承では人を両手を振り上げて怒鳴りつけて脅かす妖怪。
初登場はアニメ第5作第20話「闇からの声!幽霊スポット」。大柄で長い腕の人型の妖怪。悪戯好きで人気のない古い屋敷などに住みついてそこにやって来る人間を「うわん」という大きな声で脅かす。温厚な性格で人に危害を加えたりはしない。「うわん」という声しか発する事が出来ない。人間に見られたら永遠の闇に封じられてしまうという定めを持っており常に声だけで姿を決して見せる事はなく特に人間の前には絶対に姿を見せない。ライターの蛭田(声 - 一条和矢)がインチキで雑誌に載せた幽霊スポットに人間が訪れる様になりそれが原因で黒坊主が現れ人間を襲うのを防ぐ為に訪れた人間を脅かして追い返していた。正体を露わにし、鬼太郎達や蛭田を襲うとした黒坊主を止める為に姿を見せた。しかし、その事で蛭田に姿を見られてしまい、自身と共に黒坊主を永遠の闇に引き込み自らを犠牲にする事で鬼太郎達を救った。
狂骨(きょうこつ)
声 - 麻生智久(第5作)
伝承では井戸から現れる白髪を生やした幽霊と骸骨を合わせた様な姿の妖怪。
初登場はアニメ第5作第29話「ネコ娘の妖怪バスツアー」。周囲の人間を襲い自身の邪魔をする相手にも容赦なく攻撃するなど残忍な性格で髪の毛針やリモコン下駄ぐらいの攻撃なら簡単に再生してしまう。さらに死人の魂の集合体の為、チャンチャンコをもすり抜けてしまう。ネコ娘がアルバイトのバスガイドとして小学校の修学旅行で訪れた観光地の古井戸で眠っていたが生徒の一人が悪戯で井戸に石を入れた事で目を覚ました。いろはの順番に準えて生徒達を次々に襲ったが駆け付けた鬼太郎に阻まれ、体内電気を喰らい再生不能になった所を封印の札を張られ完全に浄化された。
古椿
声 - 三田ゆう子(第5作)
伝承では人間を餌にして長い時を生き続ける樹木の妖怪。
初登場はアニメ第5作45話「ネコ娘騒然!?妖怪メイド喫茶」。妖怪メイド喫茶でメイドの店員として働く花たちに人間たちを誘惑させ、催眠状態で異空間にいる自らのもとへ連れてこさせ、虫に変えて食べてエネルギーとし、長寿を保ってきた。その催眠効果は妖怪に対しても有効なほど強力で、ねずみ男は食べられる寸前で逃走し、鬼太郎も餌食になりかかった。しかし、鬼太郎は分身の花の一つである蕾によって元に戻される。そのまま鬼太郎と戦闘になり、その際に鬼太郎を庇った蕾に鋭い枝により致命傷を負わせる。そのことに激怒した鬼太郎に体内電気を喰らわされて倒され、虫に変えられた人間はすべて解放された。
声 - 中原麻衣(第5作)
古椿の分身の花の一つ。初登場はアニメ第5作45話「ネコ娘騒然!?妖怪メイド喫茶」。表の顔はメイド喫茶の店員の一人。しかし、心優しい性格のため獲物である人間たちを古椿のもとへ送り届けずに客として帰してしまうため、他の花たちに「落ちこぼれ」と罵られていた。自らを古椿のもとへ案内させようとした鬼太郎とデートをするも、本人は落ちこぼれゆえにそろそろ切り捨てられる頃だろうと覚悟し、思い出作りとしてデートを楽しむ。しかし、デートの終了直後に古椿の支配下に置かれ、鬼太郎を古椿のもとへ連れていく。しかし、虫に変え食べられる直前に自らの意思を取り戻し、鬼太郎を元の姿に戻す。そして鬼太郎を庇って古椿の枝に貫かれ致命傷を負い、鬼太郎に感謝の意を述べて消滅した。その後は彼女の種が残り、鬼太郎は彼女を想いながらそれを地面に埋めた。
川男(かわおとこ)
声 - 小西克幸鈴木琢磨(第5作)
伝承では川沿いにいる大柄な人の様な姿の妖怪。
初登場は第5作第42話「オベベ沼の妖怪かわうそ!」。その後第82話「命カラカラ!赤舌温泉」にも登場。二人組で一人は大きな鼻髭と顎髭を生やした中年姿でもう一人は顎に無精ひげを生やした青年姿でいずれも長髪で両手足に鰭の様な物がある。常に飄々とした雰囲気で沼や川の近くに座り込んで話をしている。基本的に会話は青年の方が話して中年の方が答える形で始まる。自身達の目の前の川が干からびても「水のない川って川って言うのかな?」と相手に訪ねたり自身達の先祖の水妖怪の残した大事な水神石がなくなっても「気配を感じないからなくなっているかもね」と言うなどかなり無頓着な性格でねずみ男から「呑気な連中」と評されている。登場した話は必ずラストの方で事件解決に関する彼らの会話が入る。42話のみラストに「総理大臣の支持率、微塵も上がらないね」という現実的な会話をした。
舞首(まいくび)
声 - 増谷康紀(火首)、川津泰彦(風首)、服巻浩司(雷首)
伝承では喧嘩の末に首を斬り合った3人が、首だけになっても海上で争い続けている妖怪。
初登場は第5作第41話「打倒鬼太郎!ねずみ男大逆襲」。元々はとても仲の悪い三人組の首が集まって生まれた巨大な妖怪で常に喧嘩しているがそれぞれの首が火首、風首、雷首と呼ばれ口から吐くを自在に操り天変地異をも巻き起こす程の力を持っており二つの首だけが目覚めた状態でも鬼太郎を追い詰める程の力を持っている。骨女曰く「三日もあれば日本を滅ぼせる」。洞窟の奥底に睡眠状態で封印されていたのを骨女が発見し計略の為にねずみ男と協力して魂を百人分食べさせる事で目覚めさせた。通常は三つの首が協力し合う事はないが愛する二人のリズムでのみコントロールが可能で骨女とねずみ男が骨を打ち鳴らす事で操った。鬼太郎を火首と風首が目覚めた直後に撃破し、完全に三つの首が目覚めた状態で横丁の妖怪達を追い詰めたが、操るための骨を鬼太郎に破壊されコントロールを失い喧嘩を始め、その隙を攻撃され最終的に目玉おやじに封じ札を貼られ石化封印された。
七人ミサキ(しちにんミサキ)
伝承では海沿いを常に七人で徘徊する人間の死霊。
アニメ第5作第49話「あの世の七人ミサキ」に登場。今作のミサキは以下の7人がそれぞれ漢数字の書かれた札を身に付けている。
一 日朗 - 着物姿で長い白髪と髭を生やした小柄な老人。一番古いミサキで他のミサキから「親分」と呼ばれている。声 - 伊井篤史
二 月雄 - ミサキ達のNo.2。口髭を生やした着物姿の中年男性。声 - 浜田賢二
三 火出丸 - 袴姿の細目の若い長髪の男性。声 - 私市淳
四 水恵 - 前髪で目が隠れた長髪の着物姿の女性。本人曰く300年ミサキをやっている。声 - 進藤尚美
五 木久松 - 物静かだがミサキの中で一番の巨漢で力もぬりかべと組み合えるほど強い。声 - 高戸靖広
六 金吉 - 日朗と同じ様に小柄な体格。旧日本軍のパイロットのような恰好をしている。声 - 阪口大助
七 土史蔵 - ミサキの中で一番の若手でリーゼントにサングラス姿が特徴。他のミサキと比べて言葉遣いが悪い。声 - 小西克幸
常に七人で行動しており、一人が歩くと他のメンバーも一緒に歩き、一人が止まると他のメンバーも一緒に止まってしまう。一人がやられてもすぐに復活するので、倒すには七人同時に倒さねばならない。新しい仲間を引き入れると一番古いミサキがあの世に行き、新入りに七の札が付き他の6人は札の数字が1つずつ減る。彼らにとってあの世はとてもいい所で死への執着心が高い。七人の人間を仲間にする為、手始めにアルバイト中だったねずみ男と呼子を呼び出しねずみ男を仲間にする事で日朗をあの世に旅立たせた。その後、人間の町に出向こうとした所を鬼太郎達に阻まれた。ねずみ男が仲間にいた為、七人同時に倒す事が出来ずさらに海中での戦闘により鬼太郎達を追い詰めたが彼らの七人での結束を逆手に取った目玉おやじと蒼坊主の策略であの世に向かっている途中の日朗を呼子の能力で呼び戻した事で八人ミサキになってしまい動きが封じられた所でねずみ男が抜け、元の七人に戻った隙を体内電気を喰らい敗れた。日朗はあの世に向かう途中、一人でいる事がとても寂しく七人でいる事の大事さに気付いた事で改心し、人間を二度と襲わない事と破った場合は閻魔大王への引き渡し(地獄行き)を受けると鬼太郎に約束して和解した。
赤えい(あかえい)
声 - 西原久美子
島と勘違いしてしまう程の巨大なエイの妖怪。
第5作51話「ネコ娘の東京妖怪見物」に子供が登場。目立った力はないが目玉だけで鬼太郎たちの倍以上という圧倒的な巨体を持っている。海底で永い間、静かに眠っていたが自身の周りの海を人間の突貫工事で埋め立てられさらにその上にショッピングモールを建てられた事で完全に身動きが出来なくなってしまった。その苦しみから時折、暴れて大地震を起こしていた。偶然、鬼界ヶ島から東京見学に来ていたミウ達とネコ娘がショッピングモールを訪れている時に、地下でインチキ霊媒していたねずみ男の屁で驚き建物が崩壊するほど暴れた。逃げ遅れた子供を助けようとしたミウをさらい後を追って地下にやって来た鬼太郎たちと一時交戦するが、ミウによって建物の下敷きになっていた事実が知らされる。鬼太郎は妖怪横丁の仲間を多数招集し、一同でつるべ火を灯した松明を持ってショッピングモールを囲み彼らの転送能力で赤エイを無事に海上へ解放した。
化け灯籠(ばけどうろう)
声 - 大友龍三郎
伝承では何度火を灯してもすぐ消えてしまうという灯篭。
第5作57話「伝説の大妖怪鵺!!」に登場。灯篭の支柱の両側に火が灯り火袋に一つ目のある姿。何らかの形で雷の能力を宿した特別な個体で、雷撃を自在に操る他、人間に化ける、強力な妖怪を簡単に封じ込めるほどの封印術、陰陽師を利用した式神の行使(捕獲した妖怪を、妖力を糧に燃える燈篭に変える)、大規模な人間操作術など幅広い能力を持つ強力な妖怪であった。世を支配せんと陰陽頭として陰陽師たちを操って妖怪狩りを決行し、当時の京から百鬼夜行を夜の闇共々失くさせた。千二百年前の平安京を支配し、大妖怪鵺を策略に嵌めて妖力を奪って封じ込め、鵺の悪評を当時と後世の人間・妖怪共々に、誤った姿(広く知られるキメラ型)とともに広めさせたが、鵺が残り少ない妖力を使って時空を超えた言伝を鬼太郎に届け、京都の鵺寺から千年前の京に召喚させたことで状況が一変する。最後は、自身の雷撃を上回る鬼太郎に電力で競り負け、ちゃんちゃんこで支柱部分を締め砕かれた。
樹木子(じゅぼっこ)
声 - 宝亀克寿
戦乱の跡地に生えるとされる、人間の血を吸い取る木の妖怪。
野寺坊(のでらぼう)
声 - 塩屋浩三
廃寺で鐘を鳴らすという、鋭い爪を生やしぼろ服を纏っている僧形の妖怪。
初登場は『朧車』(アニメ化第1作第58話)でぐわごぜ率いる怪気象の妖怪の一員だが、大臣の1名として呼称されただけで能力や性格などは不明。
明確なキャラクターを持っての登場は第5作84話「野寺坊!夜の闇に響く鐘」。山村の古寺に住む心優しい妖怪で、動物や人間の子供たちを温かく見守ってきた。動物たちにも妖力を分け与え、人語を話せるようにするなど施しも行っているので、動物たちからの尊敬と信頼は厚い。人前には殆ど姿を見せないが時節、寺の鐘を夕暮れ時についており、近隣の村々では住民からも存在を信じられてきた。また、夜中に鐘を突きながら子供達の健やかな成長を願っていた。
音を操る能力を持っており子供達を鐘の音で催眠状態にしたり鬼太郎さえ命の危険を感じるほどの強力な超音波を口から吐く。言葉は自由に話す事ができないようで呻き声の様な声を出す。
人間の開発により動物たちの住処が奪われるため、責任者に遣いを送ったが無碍に追い払われ、警告のために村の子供たちの一部に術をかけて失踪させた。この時、騒動の最中に同じ山に妖怪昆虫を捕獲しに小旅行で訪れていた鬼太郎とねずみ男が遭遇した。鬼太郎や村民の説得にも応じない責任者は、あげくの果てに野寺坊の古寺まで破壊してしまった。あまりの強情ぶりに温厚な野寺坊も激昂、我を忘れて責任者の息子含め、村の子供全員を失踪させ、責任者をおびき寄せた上で大きな釜に放り込み、子供たちに火を付けさせてから煮て食おうとした。間一髪のところを、子供たちの集団に紛れ込んでいた鬼太郎が止めて交戦し、超音波を鬼太郎の「共鳴反射の術」に利用されて敗北。その後、開発責任者も開発の規模を縮小し、破壊した森林に苗木を植え、古寺も修復したので再び子供達の成長を願って鐘を突くようになり騒動は治まった。
プロットの流れは、ドイツの民間伝承である「ハーメルンの笛吹き男」と共通した部分を持つ。
槌の子
巨大な1つ目を持つ大蛇の妖怪。人間たちが知っている姿は人間たちの空想で出来たもの。全身に強力な猛毒を持っている。
寝太り
声 - 釘宮理恵
驚異的な食欲を持ち、寝てしまうと脂肪の塊に変化してしまう妖怪。自身は妖怪であることを知らず、普段は遥という女性の姿で生活をしている。
いそがし
声 - 山口勝平
第5作89話「師走の奇跡!鬼太郎大いそがし」に登場。一つ目で顔の横に鼻があり常に舌を出した小柄な妖怪。人間の忙しオーラが好きでそれを赤い輪っかのような物を人の頭に巻き付け、それによって人が忙しくなり興奮する様を楽しんでいる。しかし、忙しオーラを出し続けると人間は我を忘れ命を削る事になり完全に出し尽くすといそがしの言いなりになってしまう。師走の大忙しに乗じて姿を現した。動きも忙しく素早く動きを止められる事やゆっくりやのんびりが嫌い。
経凛々(きょうりんりん)
声 - 佐藤正治
第5作91話「妖怪筆師!一つ目小僧」にて登場した妖怪。経典で出来た竜の様な姿を持つ。体の表面には、取り込んだ人々の顔が蠢き、一つ目小僧の文字の具現化能力を弾く強さを持つ。
一つ目小僧が、妖怪を知らない人間が一つ目小僧を人間と見えるように生活空間に「信」の文字の術をかけて働いていた会社(古文書や芸術作品などの解析やデジタルでの復元作業も取り扱う)のコンピューターに潜伏し、一つ目小僧同様に経文字で人間を操って騒動を引き起こした。キーボードでコンピューターの画面に文字を打ち出させる事でも経文字の術を発動させられる。元来、経凛々は良経より生まれた存在だが、経文が不完全な状態で不適当に復元されたために、己の姿を完全にすべく人間を取り込んで行動していた。囚われた人間のために攻撃が躊躇されたが、人間に正体が暴かれ追放される事を覚悟で変化を解いた一つ目小僧が「経凛々」と描いて経凛々用の新しい体を作り出し、そこに元の経凛々を同化させる事で人間たちを解放した。攻撃可能になったところを鬼太郎の合わせ技(髪の毛槍に「炎」の文字で火を灯した)で倒し、水晶となって事態は収束した。だが、経凛々対策で多大な妖力を使用した為に周囲にかけた術が解かれた事で、一つ目小僧は正体が暴かれてしまった。経凛々は決して悪の妖怪ではなかったため、その後は一つ目小僧の管理下に置かれ、経凛々の正しい復元がされるように原典を調べる旅に出た。
文車妖妃(ふぐるまようび)
声 - 松井菜桜子(第5作)/ 演 - 中川翔子
文車の付喪神である女妖怪。その出自から書物に造詣が深い。
初登場は実写映画「千年呪い歌」。妖怪図書館の司書で猫娘の妹分。
アニメは第5作98話に登場。退屈すると老いて楽しいと若返る。子供達がコンピュータゲームに興じて本を読まなくなったことを不満に思い、人気ゲームソフトに乗り移って「フグル姫」と「魔女マヨウ」の二役を演じて子供達をソフト中の世界に引き込んだ。捜索に入った鬼太郎達もゲームのルールに沿った行動しかできず苦戦するが、チート技で介入した目玉親父が妖妃を追い詰める。そして一反木綿の朗読に関心が移り、彼に懐いて幼女の姿に若返った。
亀姫(かめひめ)
声 - 井上喜久子
福島県の猪苗代城の主である強力な女妖怪。金髪に厚化粧を施した派手な雰囲気の美女の姿をしている。
アニメ第5作99話に登場。通常の妖怪よりも高位の存在であり、圧倒的な妖力を持つ。式神侍女を多数従えている。自分の城に番犬としてケルベロスを飼っている。長壁姫と二百年おきに派手な妖術を競い合う「雅(みやび)比べ」を行っている。今回は長壁姫に城跡のビルから集めた人間の魂の炎をぶつけたり、人魂を提灯に閉じ込めてビルをイルミネーションで飾った。その妖力は強く、一都市を両腕を広げるだけで一瞬で全て停電させたり、巨大な天守閣を強固な炎の結界に収めて透明にしたり、止めに入ろうとした鬼太郎を一瞥し目を赤く光らせただけで金縛りにするほどだった。しかし、仲間たちの協力を得て巨大化チャンチャンコで包み込んだ鬼太郎の技に長壁姫と共に感服し、褒美として「雅比べのために人間や動物を犠牲にしないでください」という鬼太郎の頼みを聞き入れる。その代わり鬼太郎を何日も続けて遊びに付き合わせ、その最中に二人は四十七士に覚醒した。
途中でデザインが変更されたキャラクターであり、四十七士が公開された時は緑の髪の熟女の姿だったが、本編に登場した時は現在のデザインで登場した(ただし、劇場版では変更前のデザインで登場している)。
長壁姫(おさかべひめ)
声 - 勝生真沙子
兵庫県の姫路城の主である強力な女妖怪。紫の髪に赤い目を持ち、白塗りを施した熟女の姿をしている。
アニメ第5作99話で亀姫と共に登場。亀姫同様に高位の存在であり、非常に強力な力を持つ。彼女と二百年おきに派手な妖術を競い合う「雅比べ」を行っている。前回は瀬戸内海の島を一つ消し去って亀姫に勝ち、今回は琵琶湖の水を丸ごと吸い上げて作った水の竜巻を福島に持って来て亀姫にぶつけた。そして、上記の亀姫と同様に鬼太郎達に阻止される。その技に亀姫と共に感服し、褒美として「雅比べの為に人間や動物を犠牲にしないで下さい」と言う鬼太郎の頼みを聞き入れる。その代わり亀姫と共に鬼太郎を何日も続けて遊びに付き合わせ、その最中に二人は四十七士に覚醒した。
ヤトノカミ
声 - 藤田淑子(少年体)、小杉十郎太(青年体、完全体)
伝承では、その姿を見た者は一族もろとも滅んでしまうとされる蛇神。
アニメ第5作劇場版「日本爆裂!!」のボス敵で、日本を滅ぼす凶悪な蛇神。妖怪を超えた敵として登場。はるか昔に一度姿を現したが、閻魔大王の渾身の力で肉体は大霊山に封印され、二度と復活できないように八つある魂のうち一つを人間の心の中に隠された。人間の強い絆がある限り絶対安全の隠し場所のはずだったが、現在はその絆が弱くなっていた。現在は華の魂が復活の鍵を握る。華の本来存在しない弟である京夜の姿になり、風祭家に忍び込んでいた。少年体は下半身が蛇に近い姿。青年体(不完全体)は手が蛇だが、体は人間に近い姿。完全体はヤマタノオロチに近い姿。
性格は極めて凶暴で、殺すことと奪うことしか考えない。不完全体(作り物の体)でも鬼太郎を死の寸前まで追い込むほどの力を持つ。自身の体内にある無限毒はくらったが最後、永遠に苦しみ続ける恐ろしい毒で、鬼太郎を苦しめた。青年体は少年体から脱皮、腕が蛇になっている。鬼太郎の地獄の鍵以外の攻撃は通用しないほど強い。自身の分身である大蛇女が手に入れた華の魂により復活した完全体は大きさが尋常ではなく、一瞬で都市を滅ぼし、山も一撃で砕く。閻魔大王によれば3日もあれば世界も滅ぼせる強大な力を持つ。吐く紫色の息は生きとし生ける者全てを石にしてしまう。最期は、地獄究極奥義の頂点、烈闘星覇で倒され石になって砕け散った。
大蛇女(おろちおんな)
声 - 半場友恵
アニメ第5作劇場版「日本爆裂!!」で登場。ヤトノカミが封印される際の牙の一部から生まれ、七つの魂の欠片を守りながら、孤独に生きていた。口から吐く溶解液が武器。ピンチになっても脱皮して逃亡する。華の担任教師・日比野マヤに化けて、華を孤立させていた。ヤトノカミに絶対の忠誠を誓っている。最後は華の魂を取り出すと、「全てをお滅ぼしくださいヤトノカミ様!!!」と言い残し、魂の欠片を抱えてヤトノカミ本体が眠る深淵へ落ちていった。

外国妖怪[編集]

西洋[編集]

ヨーロッパアングロアメリカラテンアメリカ中東が含まれることもある)出身とされる妖怪(怪物)達。

バックベアード
西洋妖怪の首領。略称ベアード。アメリカの妖怪で、黒い球体に巨大な一つ目と多数の触手を備えた姿をしている。その巨大な目で睨まれると催眠術にかかりベアードの言いなりになってしまう。原作後期では眩暈を起こすものとして描かれている。アニメでは金縛りの術や破壊光線を使う事もある。また場合によっては手足を生やしての行動も可能。『妖怪大戦争』では日本を支配しようと他の西洋妖怪を従えて上陸したが、目玉親父の「針」により急所を突かれ敗れている。
各シリーズでの活躍や配役は、リンク先のページを参照。

吸血鬼[編集]

ドラキュラ
声 - 杉浦宏策(第1作)、村越伊知郎(第3作)、塩沢兼人(第4作)、大塚明夫(異聞妖怪奇譚)
吸血鬼。西洋妖怪や吸血妖怪を率いて鬼太郎に幾度も挑戦して来る。
貸本『下宿屋』にてドラキュラ四世(後述)として初登場する古参の宿敵。
『妖怪大戦争』ではバックベアード率いる西洋妖怪軍団の副将ポジションで登場。
『血戦小笠原』(アニメ第1作第52話『吸血妖怪団』など)では妖怪医学の権威であるドラキュラ博士が登場、アササボンサン、ランスブイル、ペナンガランら南方の吸血妖怪を引き連れて恐山の妖怪血液銀行を襲撃した。
原作『鬼太郎の世界お化け旅行』シリーズでは世界中の妖怪を束ねるドラキュラ親分が登場。
原作『鬼太郎地獄編・閻魔危うし!白骨軍団』ではエイズ流行で食糧難になった為、地獄の血を狙って多数の吸血鬼を率いて侵略を企てた(この時デーモン小暮を地上に派遣していると語る)。
アニメ第4作の劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では、単に吸血鬼と呼称された。マントや帽子を武器に使う。鬼太郎を妖怪石炭に変え汽車の燃料にするが、汽車の力を逆用して元に戻った鬼太郎に逆襲され敗退。
PS2版ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではビジネスに失敗し増えた借金を帳消しにしてくれたギーガ(後述)の傘下の元、西洋妖怪総大将としてエリート、ラ・セーヌ、魔女ロンロン、カリーカ、フランケンシュタイン、オオカミ男らを率いて鬼太郎と戦った。作中では先述の原作を織り交ぜ、性格設定がより確固たるものになっており、鬼太郎のライバル的な位置づけだった。妖怪医という側面も持ち合わせている。
『妖怪千物語』では、西洋妖怪軍団の幹部級の妖怪として登場。その実力は本物で鬼太郎を殺してワインにし、日本妖怪を全滅に追い込んだ。しかしねずみ男がワインを飲んでしまい、着ていたちゃんちゃんこの霊力で鬼太郎が復活する。最期は苦手とする太陽光の中に投げ出され消滅した。
何代目か明らかにされている者については、下に別記しておく。
ドラキュラ四世
上記の通り、貸本『下宿屋』に登場。詳細は、墓場鬼太郎の登場人物を参照。
ドラキュラ三世
声 - 小西克幸(第5作)
アニメ第5作のヤングジェネレーションとして、第32話から登場。同話にてリングアナウンサーの如く、西洋側幹部を紹介した。性格は冷酷非情で、日本を「何もかもが辛気臭くて好きになれない」と見下している。しかし、美男子である反面、美女を見ると見境無く手を出そうとする悪い癖があり、魔女ザンビアやゴーゴンといった女性妖怪にはバカにされ、どこか実力不足で頼りない三枚目を演じてしまっている。初登場の際にも、ミウに手を出そうとしてバルモンドに力尽くで諌められ「節操が無い」と評されるという情けない有様だった。
伝説の西洋妖怪とまで言われた祖父・初代ドラキュラ伯爵には、憧れと敬意を抱いており、87話では二世に稽古をつけて貰う。だが100話終了までにその成果を披露する機会は得られなかった。
ドラキュラ二世
声 - 小西克幸(第5作)
三世の先代で、アニメ第5作32話の12年前に鬼太郎達と対戦した、68話で地獄への総攻撃作戦の際に登場。鬼太郎達の前に立ち塞がる。なお、この時の二世は32話での回想と髪の色が異なり、顔にも若干シワが出来ている。
初代ドラキュラ伯爵
声 - 井上倫宏(第5作)
「伝説の西洋妖怪」と呼ばれ、全ての吸血鬼の祖であり頂点に立つ男。親友バックベアードの頼みを受け、数十年前から地獄に潜入して宋帝王になりすましていた。しかしねずみ男に鏡に姿が映らなかった事(吸血鬼の特性)で正体を怪しまれる。血の池地獄の力を吸収し続けた事でより強力な再生能力を得て、使役する蝙蝠も凶暴な怪物にまで成長。鬼太郎の髪の毛針、体内電気、指鉄砲などの一切がまるで通用せず、地獄の鍵を開いた状態の鬼太郎すらも圧倒的に追い詰めたが、復活した閻魔大王による本家本元の獄炎乱舞を受け、更には鬼太郎の武頼針の攻撃も喰らい、ようやく倒される。その後は棺桶の中で眠っている。
ラ・セーヌ
声 - 内海賢二
日本人の血を吸う為にフランスから来た気障な吸血鬼。ラ=セーヌとも表記される。
初登場は鬼太郎のマガジン版第1話『手』とアニメ化第1作第4話「吸血鬼ラ・セーヌ」。容姿はシルクハット蝶ネクタイ姿と紳士然として、パリでは社交界などに出没して美女を襲った。いつも用心棒として人間の殺し屋ザ・マンモス(声:はせさん治)を引き連れる。高度な吸血術(原作では方法は明確にされていないが、アニメ第1作では手の指先から血を吸う設定になっている)を身につけていて、人間が気付かぬ間に吸血ができ、フランスでは血なし病という新種の病気と誤認されてきた。日本でも次々に女性を襲うとするも、いずれ鬼太郎が自分の正体に気付くと考え、先に鬼太郎を誘き出してマンモスにマシンガンで撃たせ、手首だけ残ったのを見て殺害に成功したと思った。しかし、その手(第1作では下駄に変更されている)に付き纏われ、恐怖心を抱き、マンモスと共に山奥のホテルに逃げ込むも、煙突を通って来る手を焼こうとした火を部屋に逆流され焼死した。
また新編の原作『吸血鬼ラ・セーヌ』でもフランスから来た吸血鬼として登場(ただし『手』のものとは別設定)。千人の美女の生き血を吸って更に千年の生を得ようと企み、その千人目を日本人にすべく来日した。秘密兵器のシルクハット型の超音波瞬間移動装置を頭にかぶり、エッフェル塔から東京タワーまでを瞬時に移動が可能。また巨大なコウモリに変身も出来る。日本のコウモリ達の協力を得て、一度は鬼太郎も倒し大コウモリに血を全部吸わせた。鬼太郎は急遽人間の血を輸血するが力も性格もねずみ男並になってしまう。千人目の獲物に普通の女性と勘違いして猫娘を選ぶも、彼女が化け猫だったことから、妖怪の血が混じってしまった為に一からやり直しとなる。腹いせに力を無くした鬼太郎を東京タワーから突き落とそうとしたが、頭にかぶっていた装置をリモコン下駄で破壊され、その衝撃で自分が転落し重傷を負った。治療を受ける代償に鬼太郎の血を返した為に日本のコウモリの信用を失い、かつ鬼太郎達からも二度と日本に来るなと言われ、飛行機で渋々と帰国していった。
吸血鬼エリート / 吸血鬼ジョニー
声 - 杉浦宏策(第1作)、佐野史郎(第4作)、石田太郎(第5作)
貸本時代に執筆された『霧の中のジョニー』(兎月書房・1962年)に登場する吸血鬼が、『週刊少年マガジン』連載時に改作『吸血鬼エリート』で登場したもの。なお同作品はさらに後年、原作者水木自身が構成し挿絵も新たに起した「児童小説版ゲゲゲの鬼太郎」で小説化されたが、このときは「吸血鬼チャランポラン」と改題され、エリートの名はチャランポランと変更されていた。
ギターの音色で催眠術をかける音響催眠術(第1作では音楽催眠術)を武器とする。大きな口に鋭い歯が並ぶ他は普通の人間と変わらない風貌をしているが、その正体は巨大な吸血コウモリで、部下の何万もの吸血コウモリ達もギターによって自由に操れる。目玉おやじは終戦のどさくさに紛れて日本にやってきたと推測したが、実際は霧が岳山中の館に150年以上前(原作執筆時期から数えると黒船来航より前)から別荘として住んでいた。
20年間、美女の血を求めて世界中を旅行していたが、帰国後、日本中の有名人の血を吸うために吸血プランを立てる。まずは国防大臣(貸本で池田総理・第1作では花菱コンツェルン会長だが、モデルはいずれも池田勇人)を狙う。秘書として雇ったねずみ男の協力で、大臣の護衛についた鬼太郎を捕らえ、溶解液を注射して溶かしてしまう。しかし目玉おやじと寝返ったねずみ男により、部下や館ごと焼かれ倒された。
アニメ初登場は第1作第15話『吸血鬼エリート(前編)』。コウモリの正体を現したのは原作では倒されてからだったが、ここではその姿で焼けた館から飛び上がり、復活した鬼太郎と空中戦を展開した。
実写の月曜ドラマランド版にも登場したが外観はむしろドラキュラに似ていた。ここでは、ぬらりひょんの配下として鬼太郎を砂に変えて溶かした他に、吸血された者の心を幼児化させ、マントを被せた相手を別の場所へ飛ばしたり、杖から電撃を放つ術を使った。
アニメ第2、3作ではアニメ化されず、カラーアニメ初登場となった第4作では、水木ファンである佐野史郎が声およびイメージソングを担当した。ここでは長寿のために美女の血、能力向上のために有能者の血を求め、即ち才色兼備の女性を標的とした。また目的も妹コウモリ「ティナ」を自分と同じエリート吸血鬼にするためだった。最後は鬼太郎に敗れて力を失い、コウモリに戻って妹と去った。
第5作では、同時期に放送されていた墓場鬼太郎とのタイアップか、貸本時代同様ジョニーの名前で登場(国務大臣宛に差出人を「霧の中のジョニー」として予告状を送っている)。ギターで相手を催眠状態にかけ操るのを得意としており、その実力の高さから、同じ西洋の吸血鬼からも恐れられている強豪妖怪である。肉体を溶かす薬「コロリポン(原作の同シーンで放った擬態語「ころりぽんですよ」のパロディ)」で鬼太郎を倒すが、ねずみ男の活躍で復活した鬼太郎の逆襲を受け、ギターを破壊される。今度はコウモリ人間の姿に変身し、燃える屋敷の屋根で戦ったが、持っていた「コロリポン」の瓶を鬼太郎に割られた事で自身の肉体が溶け、最後は屋敷の炎によって蒸発した。
モデルとなったのは、水木しげるの貸本漫画家仲間のつゆきサブローこと杉本五郎である。

魔女[編集]

魔女
声 - 坪井章子(第1作)、三輪勝恵(第3作)、佳友七絵、クロ(第4作)
鬼太郎作品には頻繁に登場する西洋妖怪の成員。初登場は原作『妖怪大戦争』およびアニメ第1作第10話『妖怪大戦争(前編)』。
バックベアードやドラキュラの手下の内の一人として描かれることもあるが、原作『魔女人形』『魔女サーカス』『復活悪魔くん』『招かざる客』など、単独または魔女の一団での活躍も多い(それぞれ別個体であるが)。
原作『妖怪大戦争』では、一反木綿に巻きつかれた際に心臓に針を刺すという鮮やかな方法で殺害した。呪文を唱え、神秘の箒を自在に操る事もできる。最後はチャンチャンコによって窒息死させられる。
『妖怪ラリー』ではフランス代表として出場。そのアニメ第3作版では、事故にあった自分と狼男を救った鬼太郎と和解し、勝負の結果にケチを付けて鬼太郎を襲った(事故の一因でもある)ベアードを石化する。
原作およびアニメ第2作『死神』では死神と組んで、鬼太郎の母に化けて、鬼太郎を亡き者にしようと毒を盛るが、鬼太郎にとどめを刺そうと吸血した際に、血液中に混じっていた毒(自ら盛ったもの)によって死亡した(一方で、鬼太郎は全く中毒症状を起こさず、ケロっとしている)。
アニメ第4作の劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では爪がハサミのように変化する。ねずみ男に惚れるが、一週間溜め込んだ屁でダウン。
名の判明している魔女などを以下に挙げる。
ロンロン
声 - 麻生美代子(異聞妖怪奇譚)
初登場は原作『魔女ロンロン』。80年代当時の好景気に便乗して金を儲けようと来日。人間や妖怪の複製人形を操り窃盗をさせ、罪を本物に被せた。嗅ぎ付けて来た鬼太郎には天候操作の魔法で応戦するが、一反木綿に杖を切られて封じられる。降参を装って鬼太郎を「魔女の箒流し」で空中に葬ろうとするが、これまた砂かけ達の不意討ちで破られ、棺桶小包に詰められ欧州に送還された。約150年前に目玉親父と会ったと言う。
『妖怪千物語』では西洋妖怪軍最終兵器の生贄として、11時11分まで起きていた子供達をさらった。杖による電撃攻撃や体当たりを繰り出す。ベアードの光線によって不死身の力を得たが、唯一頭部だけが目玉親父の影になって不死身エネルギーを受けていなかった。最後はそれを見抜いた鬼太郎の電撃を受け倒れた。
ジニヤー
声 - 富沢美智恵
『魔女ジニヤー』(アニメ化第3作102話)に登場した、80年代(放映当時)風のお転婆魔女っ子でアラビアの魔王(ジン)の娘。
不良高校生を従えて銀行強盗を働くが、鬼太郎達に見つかって乱戦の末に取り押さえられ、術具の「精霊煙草」を没収された。捜しに来た父に告げ口してけしかけるが彼も敗れ、屈辱の内に降参。だが溶けた父を恐山妖怪病院で治して貰えると聞いて感謝、反省した。
アニメでは病気の父達を救う為に倉ぼっこら妖怪病院医師の拉致を企み、煙草ではなく召使いを召喚する指輪を使った。鬼太郎も魔法で一時ネズミにされる。父の攻撃に巻き込まれた彼女を鬼太郎が身を挺して救った事で和解、妖怪病院から薬を分けて貰う。
グルマルキン
声 - 伊倉一恵
アニメ第4作97〜99話に登場。ベアード配下の四天王の一人。双尾の猫に化けて恐山妖怪病院に潜入し、こうもり猫たちに妖気を吸われ干からびて入院した鬼太郎の拉致を企む。だが逆に鬼太郎は彼女から妖力を奪い復活。続いて箒に付いた笛でゴーレムを操って襲うが、鬼太郎のオカリナの音で制御を乱され敗れた。その後、99話でこうもり猫たちと共にぬらりひょんの魔鏡に妖気を吸い尽くされて消滅。その能力はぬらりひょんに受け継がれることとなった。
ザンビア
声 - 野中藍
アニメ第5作で西洋妖怪のヤングジェネレーションとして登場した、現代風の魔女っ子キャラクター。ベアード配下では一番の若手で、バックベアードに恋愛感情を持っている。バックベアードのお気に入りを自称して横暴な振る舞いが目立つため、先輩妖怪から嫌われており、無謀にも実力も年季も違うゴーゴンやぬらりひょんにまで生意気な口を叩いてそのたびに酷い目にあっている。また、黒鴉からは「下品」と評価され、猫娘と比較された。自分の利益にならない者は同じベアード配下でも平気で攻撃するヤングジェネレーションで最も傲慢で非道な性格。魔法の知識と攻撃力に関してはそれなりのセンスを持っているが、経験不足の上に戦術が稚拙で、いつも負けている。犬猿の仲である狼男ワイルドとは逆に格闘戦に弱い。
猫娘とは初対面時に「しょぼい女」呼ばわりしたのを初め、ひでり神を操った際に操縦機ごと蹴られたり、パンサーに裏切られた際に一時共闘したりと、何かと因縁があり、冷酷な一方で完全な悪に徹しきれない部分もある。
ザンビアの祖母 / 先代魔女
声 - 上村典子(第5作)、中友子(第5作第68話のみ)
第5作の12年前に鬼太郎たちと対戦したザンビアの祖母である先代魔女。アマミ一族カイを襲った際に鬼太郎に敗れて負傷し、一時前線から退く。直後のザンビアとの会話から引退したかに思われたが、地獄への総攻撃作戦の際にドラキュラ二世や先代狼男と共に復帰。鬼太郎たちの前に立ち塞がった。他の先代メンバーと違い、12年前と外見上の変化が見られない。

狼男[編集]

狼男
声 - 北川国彦(第1作)、大竹宏(第3作)、島田敏(第4作)
伝承では人と狼の姿を使い分けるが、本作では半人半狼の姿で固定されている事が多い。
貸本『顔の中の敵』にてロンドンの人狼として初登場(詳細は墓場鬼太郎の登場人物参照)。
『妖怪大戦争』(初アニメ化第1作10話)以降、西洋妖怪軍団の一員としてバックベアードやドラキュラと共に現れることが多い。原作『妖怪大戦争』では人食いおおかみと自ら名乗っていたが、『妖怪ラリー』(イギリス代表として出場)以降は狼男と呼ばれるようになる。
以後も『死神大戦記』『ねらわれた雪姫ちゃん』『鬼太郎地獄編・閻魔危うし!白骨軍団』など、原作ではよく姿を現す割に活躍は極めて少ない。地獄編の内容では吸血鬼の一種である。原作『鬼太郎の世界お化け旅行』シリーズではルーマニアに住み、宝石が好きで薬の知識があり、ゴーゴンの呪縛を解く薬の処方を知っている。アニメ版では鋭い爪を使った攻撃を得意としている。
アニメ第3作『世界妖怪ラリー』では、事故にあった自分を救った鬼太郎のフェアプレーを魔女と共に讃えた。
アニメ第4作の劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では夜になると変身。目だった活躍なしのまま、鬼太郎のリモコン下駄でたんこぶだらけに。
『妖怪千物語』では敏捷性に優れ、人間の姿を取っての騙し討ちを得意とする。更に満月の下では不死身だが、銀の武器だけには弱く、鬼太郎の指鉄砲で猫娘の銀リングを撃ち込まれ倒れた。
名の判明している狼男などを以下に挙げる。
狼男ワイルド
声 - 高戸靖広(第5作)
アニメ第5作で登場。ヤングジェネレーションのオカマキャラクター。ドラキュラ三世や魔女ザンビア同様実力は今一つだが格闘能力だけはかなり高く、五官王と互角に戦える。妖術はまったくの不得手らしい。ネイルアートが趣味。ザンビアとは犬猿の仲で、「変態で本物の馬鹿」「獣臭い」と罵られる。命乞いをするねずみ男にあっさり「殺しちゃお」と言うなど、性格は極めて残虐である。
しかし、後半からは間抜けな失態を演じる事が多くなり、父親の先代からもその情けなさを嘆かれていた。87話にて、移送中のゴーレムを面白半分に操ろうとした結果、制御不能になって船ごとゴーレムとその操縦装置である魔火の宝玉を落としてしまい、ザンビアと共に宝玉を回収したが、今度は二人で勝手にゴーレムを使って鬼太郎を倒そうとして、ゴーレムと魔火の両方を失うという更なる大失態を犯し、父とヨナルデパズトーリの怒りを買った。
先代狼男
声 - 高戸靖広(第5作)
ワイルドの父で、12年前に鬼太郎達と戦った。68話で地獄への総攻撃作戦の際に鬼太郎達の前に立ちふさがった。なお、この時の先代狼男は32話の回想(原作とほぼ同じ外見)に比べ年老いた顔付きに変化している。この事から、12年の間に年を取った事が伺える。ワイルドの情けない有様には、頭を抱えており、二世と共に訓練を始めたドラキュラ三世の姿を見て、「見習って欲しいものだ」と、愚痴をこぼしている。

西洋妖怪[編集]

フランケンシュタイン
声 - 今西正男(第1作)、西尾徳(第3作)、増谷康紀(第4作)、竹本英史(第5作)
ドイツ出身の人造人間。西洋妖怪軍団の一員として数えられる。本来ならフランケンシュタインの開発した怪物となるのだろうが、鬼太郎作品ではこの怪物の事をフランケンシュタインと呼ぶ。略称フランケン。初登場は原作『妖怪大戦争』およびアニメ第1作第54話『妖怪ラリー』。
狼男や魔女などと同じく西洋妖怪の絡む話では大抵登場しているが、狼男と同様に活躍の場が少ない。アニメ版では怪力だが頭の悪い妖怪として描かれている場合が多い。
劇場版アニメにおいては『妖怪大戦争』では虫が苦手、『妖怪特急! まぼろしの汽車』では牛乳好きという面も見せた。
『妖怪千物語』では、体が妖怪筋肉の集合体で強敵に会うほど強化される。怪力だが頭は悪く、ゴーゴンの目を見てしまい、石になる。凄まじく強力な戦闘能力と破壊から鬼太郎から「こいつは妖怪ではなくバケモノ」と言わしめるほど。
第5作32話では西洋側幹部で唯一、12年前と今回の鬼界ヶ島争奪に連続参加。子泣き爺と因縁めいた雰囲気の一騎討ちを展開した。その後、地獄への総攻撃作戦の際に、ドラキュラ二世、先代狼男、先代魔女と共に復帰。鬼太郎たちの前に立ち塞がる。再戦の度に不死身と豪語している。
こうもり猫
声 - 矢田耕司(第3作)、松野太紀(第4作)
アメリカ出身、蝙蝠の翼を生やした大猫の妖怪。初登場は『妖怪大統領』(初アニメ化第1作53話)。
普段は角付きの変な帽子を被った中年男に化けている。アメリカの妖怪大統領選に敗れて日本へ亡命、葬頭河婆と組んで日本の妖怪大統領になろうとした。
吸血象の幻影を見せたり、妖怪催眠術を使い敵を操ったりできる。
アニメ第3作46話ではバックベアードに大統領選で敗れた(こうもり猫の得票は1)恨みがあり、報復も考えていた。
アニメ第4作ではベアード配下の四天王の一体。命をベアードに預けている為不死身であり、体内に吸血小妖怪ウーストレルを多数飼っている他、ポルターガイストを格納している。四天王で最初に登場し、ウーストレルで鬼太郎の妖気を奪った。その後、99話でグルマルキン達と共にぬらりひょんの魔鏡に妖気を吸い尽くされ、消滅してしまった。
同じ水木しげる作品の『悪魔くん』に登場するこうもり猫とは全くの別物。
グレムリン
声 - はせさん治(第3作)、平井啓二粕谷雄太高戸靖広(第5作)
初登場は原作『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)で、ソ連代表としてラリーに出場。
悪魔の様な外見ではあるものの、戦う姿や能力は見せず、姿の写るコマもわずかである。
妖怪ラリーでは中国の水虎と、燃料を抜き合う激走を繰り広げ、鬼太郎に次ぐ2位と好成績を収める。
アニメ第1作のラリーではタイヤがパンクした際、アメリカ代表のバックベアードに助けてもらうという、「米ソ友好の感動シーンの一コマ」が描かれた。第3作では逆にベアードの光線を喰らって脱落。
第5作59話ではベアードの指揮で大軍を為してテレビ局を襲撃。放送機材で地獄への転送装置を作り、何体かが地獄に侵入する。だが蒼坊主の幻覚に騙されて装置を壊してしまい、ベアードの怒りを買う。最期は鬼太郎の獄炎乱舞で1匹残らず焼き尽くされる。地獄に侵入した方も五官王達により捕らえられるが、宋帝王に化けた初代ドラキュラ伯爵の計らいで逃がされ、今度は巨大な時空トンネルを作って西洋妖怪軍団を地獄に侵入させた。その際の戦いにも参加していた。機械に強いが個々の戦力は弱く、完全に雑兵扱いとなっている。
ミイラ男
エジプト出身の西洋妖怪。
『死神大戦記』でドラキュラの先輩として登場。相手を永遠の眠りに誘う妖術「ファラオの呪い」を使い、一度は鬼太郎を倒す。だがメキシコの秘術で復活した鬼太郎との再戦で呪いを返されて倒された。
『鬼太郎のお化け旅行』第4話では双頭のミイラ妖怪が登場。ドラキュラ親分の配下。右頭の口から冷気、左頭の口から炎を吐いて鬼太郎達を苦しめるが、鬼太郎に両頭の目を潰され互いに息をかけ合って自滅。
『妖怪千物語』では体が肉食性のスカラベで出来た妖怪として登場。包帯を操り、パンチとキックで攻撃。鬼太郎を追い込むも虫なので火には弱く、つるべ火の炎とねずみ男の屁の合体火炎放射で焼き尽くされた。
アニメ初登場の第5作では、第32・33話にバルモンドと言うミイラ男が登場(詳細は後述)。また、地獄への総攻撃作戦の際に、バルモンドの配下と同じ姿をしたミイラ達の軍団が西洋妖怪軍団の中にいた。
バルモンド
声 - 森田成一
アニメ第5作の第32・33話に登場。妖怪王家の末裔で、最強のミイラ男。バックベアードを「歴史の浅い奴」と言って罵ったり、ドラキュラ達から妖力を奪ったり、地獄の鍵を得て世界制圧を企んだりと荒い行動が目立つ。包帯攻撃(絡み付くだけでなく刃やドリルにもなる)や部下ミイラの召喚、更に不死身で、巨大化までして鬼太郎達を苦しめたが、最後は地獄の鍵を得た鬼太郎の新技「獄炎乱舞」で焼き尽くされた。後にチーがエジプト妖怪の反物を着てバルモンドと同じ包帯攻撃を繰り出している。
ゴーゴン
声 - 川上とも子
髪の毛一本一本が蛇になっているギリシアの女怪。その目を見た者は石に変えられてしまう。
初登場は『鬼太郎のお化け旅行』第9話。1回戦は餌となる子供を買収したねずみ男にさらわせ鬼太郎と対決、睡眠薬付き髪の毛針で眠らされ地下に幽閉。第10話での2回戦は住民を石化した街に誘い鬼太郎を石化するが、ベラドンナ液で復元した彼に誘導され、鏡に反射した自分の眼力で石化した。
『鬼太郎国盗り物語』ではゴルゴーンの名でムーに雇われた妖怪として登場。予知本能を持つ妖怪「くだん」を利用して鬼太郎達の戦意を喪失させた。ここでは石化は使わず、幻術(くだんに化け偽りの予知映像を見せた)や、相手の妖力を水晶に封じたり、体内で砲弾を作ったりする能力を持つ。
『妖怪千物語』ではフランケンと共に鬼太郎達を襲ったが、フランケンを石にしてしまい、その石に倒れかかられ圧死。
アニメ初登場の第5作46話では三姉妹の末娘が鬼太郎と対戦した。人間界で「綱島瑞希」と名乗り、グルメビルのオーナーとなっていた。天狗ポリスの一隊をあっさりと全滅させ、石にした人間の邪心を吸い取って街に落として滅ぼそうと企んだ。隠れている妖怪の存在を見破るほどの抜群の感知能力を持つ。普段は髪も普通の容姿端麗な姿で上品な言葉遣いだが、魔力が強くなると髪の毛が蛇と化す。さらに魔力が全開になると美顔のメッキがはがれ、蛇のような顔(舌も蛇のようになる)を曝け出し、声のトーンが低くなる(「石化」をやり終えると美顔に戻り、声のトーンも上品になる)。子泣き爺いわく「メッキがはがれるととても下品」。前述の石化能力を応用して頭の蛇に移すことで死角を減らしている。また、髪の毛の蛇は魔力の源であり、剣と化す、石化の魔力を防ぐために瞼を閉じている者の瞼をこじ開ける、などの技を新たに持っている。ベアードからの依頼もあって、晩餐会に鬼太郎を招待し倒そうと計画。鬼太郎ファミリーのほぼ全員を石化するが、自ら石になって凌いだ子泣き爺に敗れて妖力を封じられ、最後は鬼太郎の獄炎乱舞によって邪心もろとも燃え尽きた。第二夜オープニングにも登場。
ヨナルデパズトーリ
声 - 田の中勇(第5作)
ラテンアメリカにて死者の魂を管理する地獄の妖怪、若しくは神。略称ヨナルデ
初出は「最新版ゲゲゲの鬼太郎」の「地獄の妖怪獣出現!!の巻」。ぬらりひょんの破壊活動により日本の地獄で亡者が増加し、それに対応すべく派遣されてきた。しかしねずみ男によって地上に放たれ、ぬらりひょんに操られ巨大化し暴れ回る。鬼太郎は閻魔から預かった霊波遮断剣をヨナルデの脳天に刺して正常に戻す。
アニメ初登場は第4作96話。ベアード配下としてぬらりひょんに協力、がしゃどくろを操り魔鏡の欠片を探し出した。
第5作では、68話で倒された初代ドラキュラに代わり地獄侵略の任に就く。発明家だがその発明品は壊れやすく、若手妖怪を実験台にする。100話終了まで日本勢との直接対面はなかった。
ブイイ
声 - 川津泰彦(第4作)
ロシア出身。手を使わなければ開けられないほど大きな瞼を持ち、モウリョウの項で記した土精のモデルとされる。
原作初登場は「妖怪実力選手権大会」でソ連代表として出場。太平洋横断の競泳で大魚に化け魔女やケルピイを呑み込んだが、続いてマーメイドを襲った際、逆に水ノコギリで両断され倒れた。
80年代『最新版』の「恐怖の地獄童子の巻」では大瞼ではなく、歯を剥いて笑う小鬼の姿。少年達を「あの世は楽園だ」と唆して自殺に追いやり(実は自殺すれば地獄に落ちる)、その魂を地獄童子に売っていた。地獄童子が鬼太郎の説得で契約破棄したと知ると仲間を呼び寄せまとめて葬ろうとするが、吐いた炎をちゃんちゃんこで返され倒れた。
アニメ初登場は第4作第98話。ベアード配下の四天王の一人で、妖魔城に向かう鬼太郎の前に現れた。冷気を吐く他、吸い込み攻撃を仕掛けて鬼太郎を苦戦させるも、鬼太郎の知らせで駆けつけた化け鯨や蟹坊主など巨大な日本妖怪達の猛攻を受け、その隙に他の雪女やつらら女など、他の妖怪たちも到着する。それでもなお、鬼太郎や援軍たちを苦戦させるが、最後は目玉および前歯にリモコン下駄を食らい退散する。四天王の中で唯一顛末が描かれていない。
ジャイアント
声 - 増谷康紀(第4作)
アニメ第4作98・99話に登場した、禿頭に長い白ヒゲ、腰布一枚というスタイルの巨人。ベアード配下四天王最強の妖怪で、優れた五感と幻術(無限に続く「妖怪坂」、分身、幻の人食い花など)で鬼太郎たちを苦しめる。だが鬼太郎に妖力の源であるヒゲを切られて力を失い、こうもり猫やグルマルキン同様にぬらりひょんの魔鏡に妖気と能力を吸収されてしまう。ぬらりひょんはその後ねずみ男の屁を喰らい、ジャイアントの五感を取り込んだことが仇となって苦悶した。
ゴーレム
声 - 大友龍三郎(第5作)
魔法で命を吹き込まれた、土(または石)で作られた巨人。
初登場はアニメ第4作97話で、グルマルキンに操られる。彼女の能力を奪ったぬらりひょんにも使われたが、最後は妖魔城の崩壊と共に埋もれた。
第5作87話ではチェコ出身。本来は優しい心を持つがヨナルデによって魔火が乗り移って操れる様に改造された。日本の霊場への攻略兵器として運ばれるが、狼男ワイルドのミスで暴れて輸送船が沈み日本に漂着。指の破片が変化した子ゴーレムが呼んだぬりかべ一家に助けられて打ち解けるが、操縦装置(魔火の宝玉)を回収した魔女ザンビアに操られて暴れ、子ゴーレムまで砕いてしまう。「自分を失って暴れたら壊してでも止めてくれ」と約束したぬりかべにより、手当て中に見付けた生命の素の呪文を砕かれ、彼に感謝して崩れた。
子ゴーレム
声 - 中山さら(第5作)
ゴーレムの手の指が変化した小さいゴーレム。ぬりかべ一家と仲良くなるが、魔火に操られた親に砕かれてしまった。
魔火(まび)
声 - 田中一成(第5作)
第5作87話に登場する、フランス出身の火の玉妖怪で、フランス語交じりのノリの言い言葉で会話をする。宝玉に宿り、ゴーレムの頭を乗っ取って操る。この状態で魔火だけ倒すのは不可能。ゴーレムが倒されると宝玉に逃げ戻ったが、最後は鬼太郎の指鉄砲で加速した髪の毛槍に宝玉ごと貫かれ爆破された。
パンサー
声 - 子安武人(第5作)
アニメ第5作95話に登場。顔立ちは美形、首から下は鳥人のような姿をしている。強豪妖怪と言われるほどの実力者で、自身から甘い匂いを発し、おびきよせた人間を飴玉にする力を持つ。ベアードの為に百年鍋を作ろうとしたザンビアに協力して人間の女の子を飴玉にして集めていたが、真の目的はその百年鍋でベアードを超える存在になる事だった。
正体は巨大化した黒いグリフォンのような妖怪で、ネコ娘はおろかザンビアまでも飴玉にしてしまい、それらで作った百年鍋を食べ力を付け鬼太郎たちを圧倒する。しかし、鬼太郎に止めを刺そうとした所で胃の中で食べられた猫娘たちが暴れた為全て吐き出し力を失ってしまう。最後は、鬼太郎の体内電気で倒された。
ヴォジャーイ
『鬼太郎のおばけ旅行』に登場するソ連出身の水の精の妖怪で、水死した人間たちの霊魂の化身とも言われている。水を自由に操る能力を持ち、鬼太郎とねずみ男を油断させ、料理しようとした。しかし最終的にフライにして食べた目玉おやじに心臓をやられて死亡し、ねずみ男の手によってカツレツにされた。
『異聞妖怪奇譚』ではドラキュラ、チーの仲間として登場。
カリーカ
『鬼太郎のおばけ旅行』に登場。フランスの森に中世から生きている人間の姿をした妖怪。黒魔術を使い、人間の魂を奪って蝋人形に入れ、操ることができる。彼自身も普段は彼そっくりの蝋人形の影武者を動き回らせており、本物は館の振り子時計の形をした呪文コンピューターの中に隠れている。マリーという少女の家族を誘拐する。最終的に子泣き爺に呪文コンピューターを破壊され逆上し火を放つが、砂かけ婆の砂で見えないため、方向を見失い焼け死ぬという最後を遂げ、マリーの家族は解放された。

悪魔[編集]

ベリアル
声 - 内海賢二(第1作) 大木民夫(第3作)、沢木郁也(第4作)
『悪魔ベリアル』(初アニメ化第1作30話)に登場。その魔力は「脳を持つ水爆」(子泣き談)に例えられる西洋悪魔。
明治元年にポルトガル商人に紛れて来日。だが到着早々に鞍馬山烏天狗に見抜かれ、魔力を封じられて人間の老人同然の姿と能力で日本各地を放浪する破目になる。
百年以上経った後、ねずみ男が封印を解いてしまい、魔力が復活(この話でもねずみ男は敵に協力しているが、騙された上術で操られてのことであり、寝返ったわけではない)。烏天狗を地中に封じる報復をしたが鬼太郎に気付かれ、その挑発に乗り鬼太郎達が陣取る建物を各器官(目・耳・口・手・足など)が分裂した百倍ずつの塊に化けて包囲。が、鬼太郎に本物の器官を指鉄砲で撃たれて倒れた。他には物(貨幣や食物など)を出したり天候(霧や雷など)を操ったりする魔法や、妖気アンテナに似た能力を使っていた。
アニメ第3作では来日は安政元年で、当時の烏天狗一族との戦いが安政の大地震の原因とされる。破った妖怪の妖力を自分に取り込む魔力を持ち、子泣きの岩石化能力とぬりかべの身体伸縮能力を奪って岩石巨人になる術も見せた。自分の弱点が記された「悪魔の書」を狙って妖怪図書館を襲撃したが、それを解読した鬼太郎によって唯一つの心臓を剣で貫かれ倒れた。
アニメ第4作ではねずみ男の屁を偶然本物の目に浴び苦悶して本物の器官を見抜かれ、それを撃たれて人間型に戻った所をちゃんちゃんこ包みで倒された。
週刊実話版では後日譚として以下の2話が存在。
「透明人間」ではまたも魂を封じた塚をねずみ男が弄って復活。彼の姿を買って実体を得たが、透明になったねずみ男が女子大生寮で悪戯した為に鬼太郎に発覚。再び魂になって鬼太郎に憑こうとしたが逆に魂を滅ぼされた。
続く「悪魔博士」ではベリアルの子孫を名乗る博士が復讐すべく登場。ものを変化させる光線を発明し、ねずみ男と組んで金庫破りを働いて鬼太郎を誘き出す。光線で鬼太郎を半ば石化したものの、完全に石化させるつもりがねずみ男が照射装置を誤操作して還元してしまい、蜘蛛に化け逃げようとした博士は鬼太郎に呑み込まれた。
ブエル
声 - 森山周一郎(第2作)、槐柳二(第3作)、島田敏(第4作)
悪魔五十個軍団を指揮する大物悪魔。初登場は『悪魔ブエル』(初アニメ第2作33話)。
日本の荒れ寺に住み着き、一般人に「悪魔の手」を貸し付け悪事をさせていた。普段は気味の悪い人間のような姿に化けている。正体は丸い毛むくじゃらの体に、放射状に馬の脚が生えている不思議な姿をしている。手下の悪魔たちを召喚することができ、大軍勢で鬼太郎を苦戦させた。最後は天の岩戸より蘇ったヤカンズルによって軍勢共々食べられてしまう。アニメでは後から呑まれた鬼太郎と胃の中で格闘するが、胃液で溶かされた。
第2作のみ正体のデザインが異なり、マントを着た小悪魔のような外見に変更されていた(配下の悪魔の中に、本来のブエルのような姿をした悪魔がいる)。関西弁をしゃべる。
第4作ではぬらりひょんに同盟を持ちかけられるが拒否、彼の手も悪魔の手にしてしまう(手術で移植していた過去作品と違い、相手の手に触るだけで悪魔の手にできる。その被害者に触られた者の手も変えてしまう)。ねずみ男は最初、彼を朱の盆(この回では登場せず)だと勘違いしていた。
ベルゼブブ
悪魔12使の1柱であり、羽に髑髏の模様が入った巨大なハエといった風貌をしている。
原作「死神大戦記」で地獄を占領した9柱の大悪魔の一員として初登場。衆合地獄を支配し、地獄の異変を探りに来た少年達を無数の小さな毒蝿に分身して襲う。その後少年達の用意した蝿捕り紙の罠にかかり焼き殺された。
原作「UFOの秘密」では鬼太郎の味方として登場。鬼太郎が地下人にミイラにされた際、目玉親父が中近東へSOS信号を送って招き、治癒方法など色々と知恵を借りた。相手をコンクリートを使って動きを封じる「金縛りコンクリート詰め法」なる捕縛方法を使う。
プルトー
元来はギリシア神話ローマ神話の冥界を治める神。本作では枯木の様に逆立った頭部と鷲鼻が特徴。
原作「死神大戦記」で地獄を占領した9柱の大悪魔の一員として登場。叫喚地獄を支配し亡者を食べていた。ドラキュラや狼男を伴い、鬼太郎の持つ封印のひょうたんを奪おうとしたが、逆にその中に吸い込まれた。
妖怪千物語の西洋妖怪編では、悪魔総統デビルプルトーの名で登場。ベアードら西洋妖怪軍の儀式で降臨、絶望を植え付けられて妖怪樹の実と化した子供たちの魂を食べて完全復活し地上を地獄と化そうとした。腹中は地獄につながっており、その中の炎の山で食べた魂は消化される。だが一緒に食べられた鬼太郎が子供たちの魂に、心配する家族友人のことを呼び掛けて希望を取り戻させたため、希望の光に溶け地上から消えた。
ルキフェル
かつては天使長だったが、神に反逆して大悪魔となったとされる。サタンと同一視される場合も、彼に次ぐ別存在とされる場合もある。
原作「死神大戦記」で地獄を占領した9柱の大悪魔の一員として初登場、サタンの前に控えていた。鬼太郎と対決し、猛毒ヘドロの下駄を食わされ死亡。
「地上絵の秘密」では多数の悪魔を率いる総大将。インカ人が築いた空中の楽園を占領した上、地上に光る船を飛ばして「天使として天国に招致する」と騙して美女を千人誘拐、夜ごと弄んだ。乗り込んで来た鬼太郎たちにも人質を盾に奴隷契約書を突きつけるが、隙を突かれて目玉おやじに脳を占領され「奴隷を解放する」発言に部下は混乱、その隙に鬼太郎たちは人質を解放。部下たちは地上へ逃げたものの、ルキフェル自身は拘束された。
リニュー
「国盗り物語」に登場。

中国[編集]

チー(九尾の妖狐
声 - 富田耕生(第2作)、宮川洋一(第3作)、野本礼三(第4作)、島田敏(第5作)
中国妖怪軍団首領。飲んだ妖怪を反物に変える秘薬を持ち、その反物で作った服を着た人間を支配するという反物魔法を使う。他にも幻術や紙に描いた怪物を実体化させる術、毒気などを使う。普段は老人の姿だが、その正体は那須高原に封じられた玉藻前の弟である。姉を封印された事で日本に対して憎悪を抱いている。毛並は白(第3作劇場版では、正体発現時は黒だった)でかなり大柄。
初登場は『妖怪反物』およびそのアニメ化である第2作第2話。紅衛兵により山西省の妖怪パラダイスを襲われたため、手下を率いて来日し、手下や反物魔法によって操られた人間達を使い、瞬く間にチー城を建設してしまう。日本占領を着々と進めるものの、反物にした鬼太郎を日本妖怪勢に奪回・復元されたことから形勢逆転。チー城を燃やされた事により、毒気に変化して日本妖怪に襲い掛かった。最後はねずみ男に盗まれた秘薬で自らが反物化してしまう。その後、姉と同じく那須高原の殺生石に封じられた。
アニメ第2作では、首にあった秘薬入りの袋を鬼太郎に奪われ、袋ごと口に入れられ反物化した。なお、第2作では「中国妖怪」という表現は無く(「チー妖怪」と言い換え)、それに関するエピソードも無い。
原作やアニメ第2作では配下の妖怪に名前はついていなかったが、アニメ第3作劇場版『最強妖怪軍団!日本上陸!!』に登場した際にその内の3体に天狗妖犬山魈と言う名前が与えられた(第4作も同様)。また、同作品ではこの3体に加え、水木しげるの妖怪画を元にデザインされた画皮黒怪物くしゃみの精角端獣、他に甲冑と矛で武装した兵士妖怪が配下として登場している(第4作では孫悟空風の妖猿)。
アニメ第4作79話と80話「中国妖怪襲来!」にも前後編で登場。玉藻前の弟君ではあるものの、九尾の妖狐族の最後の末裔であることが井戸仙人によって暴かれた。前作よりは陽気で飄々とした性格をしている。丸薬は干し苺に変更。人間態では拳法を使い、紙を使った妖術(紙魔法)や雷撃、広範囲に威圧、瞬間移動、部下の強化など様々な術に長け、戦略でも罠を用意するなど周到だった。反物にした妖怪を城から吊り下げ、その妖力を張り巡らせてそれらを吸い込み、後述の妖神を誕生させるなどのことも行った(これには部下たちも最初は引いていた)。なお、紙を丸めて除くと望遠鏡にもできた。妖狐の正体発現後は尾で攻撃と格闘する場面が目立ったが、炎の術や青い狐火の集団は切り札として使っていた。尻尾を高速回転させて飛ばすこともできる。似た攻撃は天狐の部下、空狐も使っていた。最後の毒ガス攻撃は、今作では緑色。ガスの正体は長大に伸びた己の体で、炎を自身に灯す。ガスの状態でも、煙の輪を吐いて攻撃できる。丸薬を喰わされても行動できるが、尾の部分は脆くなり、毛針が決め手になるほど。
アニメ第5作では63話から登場。三節根状の如意棒で妖怪を圧延する様に反物にし、それを着物にして着る事でその妖怪の能力を使う事ができる。一度は鬼太郎らに敗れ退却するも、次は入念に準備をして鬼太郎を反物にすると宣言する。5期においてぬらりひょん、バックベアードに次ぐ鬼太郎の宿敵扱いとなる予定だったが、100話終了までの出番はたったの2回で、九尾狐の正体を現す事もなく未決着。
妖犬(ようけん)
妖力を持つ黒い。2種類登場している。
チーの部下
声 - 戸谷公次(第3作)
「妖怪反物」に登場。直立して衣服を着た犬だが、牛の様な2本角もある。原作ではチーが鬼太郎を反物にした際、日本勢に無条件降伏を迫る書状を送り付ける。最後は反物を盗んだねずみ男を天狗達と共に追って来た際、鬼太郎達に倒された。妖犬の名はアニメ第3,4作におけるもので、原作や第2作では名が出ない。第4作ではより大柄で、力も強く火を吐く。正確なコントロールで武器を投げつける。文武ともに前作よりも優れた部下のようである。棍棒を扱い、より牛に似た姿を持つなど、黒怪物の意匠も含まれている。
仙人の化身
声:清川元夢
「妖犬」(アニメ化第3作88話)に登場。見た目は変哲も無い小型犬。ある少女に拾われ、親は最初飼う事を反対したが紛失物を見つけてくれたことで許可、クロと名付けられる。しかしそのうち両親は犬が妖しい力を使う様子を不気味がって鬼太郎に調査を依頼する。だが犬には鬼太郎達の術がまるで通用せず、何度も挑む彼らの前に仙人の正体を現す。仙人は人の姿より犬の姿の方が無欲で幸福に生きられると考え犬に化けていたが、飼い主達にも正体を知られた以上別の地でやり直す事にし、「戦うばかりが全てではない」と鬼太郎に言い残して去った。
アニメではユメコに拾われタローと名付けられる。鬼太郎はユメコを狙う悪妖怪と誤解して戦いを挑んだ。正体を現した後、弟子の怪物を鬼太郎に差し向ける。だが実はその怪物はただの岩であり、戦いの強さに慢心しつつあった鬼太郎を諌め、戦う前に相手の本質を見抜くことを教えるために目玉親父の頼みでしたことだった。
天狗(てんぐ)
声 - 若本規夫(第3作)
「妖怪反物」に登場するチーの部下。日本の烏天狗に似た顔をしているが別物であり、空を飛ぶ描写は無い。名はアニメ第3、4作におけるもので、原作や第2作では名が出ない。第4作では若干だが山伏風の、日本の烏天狗により似た風貌をしている。大団扇で風を起こす。部下の数と戦力の規模が第3作より明らかに小さい第4作では、妖犬や山魈と並んでチーの優秀な戦力となっている。
山魈(さんしょう)
声 - 小宮山清(第3作)
「妖怪反物」に登場するチーの部下。3本角の鬼の姿。名はアニメ第4作におけるもので、原作や第2作では名が出ない。
第3作劇場版では甲冑を纏い矛を持った小男の姿。角端獣に乗って出陣する。体が非常に硬く、猫娘の爪攻撃はおろか天邪鬼に岩で殴られても平気だった。最後は鬼太郎の攻撃を受けた黒怪物が落とした棍棒の下敷きになる。
紙の精(かみのせい)
「妖怪反物」でチーが紙の絵を実体化させて呼び出した。
原作やアニメ第2作では数種類の妖怪が空中から襲い掛かる。
原作では日本の妖怪が描かれており、それぞれ一本ダタラ磯女海女房金山様の姿をしている。アニメ第2作では恐竜、人面魚、鳥頭蛇身、1眼の毛の塊といった姿。
アニメ第3作・第4作では巨大な空飛ぶ竜・妖神(ようじん)として登場。
原作やアニメ2〜4作ではいずれも紙ゆえに火で燃やされた。第3作では飲み込んだ毛針を敵に撥ね返す能力を持つ強敵。鬼太郎だけでは歯が立たず、援軍として呼ばれた火の妖怪勢(海月の火の玉、姥ヶ火、天火、つるべ火)をちゃんちゃんこに灯して竜に点火、そこに突っ込んだ画皮ともつれ合い(画皮を完全に絡みつき覆っていた)、共々チーの拠城に突っ込んだ。
第4作でも登場したが、夜行さんら日本妖怪の援軍が連れてきた輪入道たち(妖怪自動車の車輪)によって瞬時に燃やされてしまった。
アニメ第5作では画皮が鬼太郎の複製を3体作り出す。能力までも複製して本物を袋叩きにするが、猫娘に水を掛けられ溶けた。その他に、第二期オープニングや劇場版の宣伝ポスターで妖神に似た緑色の中国竜が登場するが、作中に登場することはなかった。
画皮(がひ)
声 - 松井菜桜子(第5作)
聊斎志異」に登場する、皮を被って美女に化けて男を誑かし食う妖怪。本作では巨大な空飛ぶ頭だけの姿。
初登場はアニメ第3作の劇場版『最強妖怪軍団!日本上陸!!』で、中国妖怪軍団の一体として登場。言葉を話さないがチーの命令には従順で、黒風の息やその巨体で日本妖怪達を苦戦させた。火に弱い妖神のサポートに回ったが、鬼太郎と火の妖怪達の連携攻撃によって妖神竜もろとも燃えたままチーの妖怪城に突入してしまった。ここでは変身しない。
アニメ第5作ではチャイナドレスを着た美女に化けて登場。「ミンメイ」と名乗りねずみ男や南方妖怪5人衆(アカマタは除く)に近づき、彼らを惑わせ鬼太郎を倒すように唆した。また、色気だけでなく眼力で洗脳する術も持っている模様。なお、猫娘に化けの皮を剥がされると正体に幻滅した南方妖怪の洗脳が解けた。その後は自ら突風の息や紙に描いた絵を実体化させる術で戦うが、最後には鬼太郎のチャンチャンコ旋風に敗れる。その直後、戦いを傍観していたチーによって反物に変えられた。
黒怪物(くろかいぶつ)
声 - 塩屋浩三
アニメ第3作劇場版に登場するチーの配下。黒い毛皮に覆われ牛のような顔をした巨体の獣人。意のままに巨大化することが可能。棍棒を振り回して暴れるが、復活した鬼太郎の毛針で目を潰され倒された。原作では城を燃やされる時チーが見せた幻影の中に黒怪物と似た顔がある。第5作では、二期オープニング中で黒怪物のような敵が登場する。
くしゃみの精
声 - 丸山裕子
アニメ第3作劇場版に登場するチーの配下。バックベアードを小さくして手足と2本角を付けた様な姿。口が付いた4つの塊に分離して噛み付く攻撃を得意とし、分離した際に1体がスカートの上から猫娘のお尻に噛み付くなどして彼女を悩ませた(噛み付かれた際に猫娘はパンチラもしている)。最後は分離中に砂かけ婆の砂を浴びて再結合できなくなり消滅。
角端獣(かくたんじゅう)
アニメ第3作劇場版に登場するチーの配下。伝承では麒麟の一種。ユニコーンの様な1本角を生やした黒い狼の様な姿で、その角でかまいたちの攻撃も跳ね除ける。最後は子泣き爺に潰された。
虎男
アニメ第5期に登場したチーの配下で、黄虎と白虎の毛色をした二人組の獣人。チーによって妖怪を反物に変える如意棒を与えられており、ねずみ男と取引をして妖怪横町の妖怪達を次々と反物に変えたが、最後は反物の鬼太郎で作られた着物を纏ったかわうそに敗北。特殊な武器を与えられていたとはいえ、鬼太郎ふくめ多数の日本妖怪を短時間で撃破した猛者。
夜叉(やしゃ)
中国から来た妖怪。何種類か登場しているが、大きく2つに分けられる。
髪の毛型
声 - 杉浦宏策(第1作)、槐柳二(第3作)、橋本晃一(第4作)、大友龍三郎(第5作)/ 演:ソ・ジソブ
本体は長い毛髪の塊で、他者の魂を抜き取る能力と音楽による催眠術を使う。
初登場は貸本「下宿屋」(墓場鬼太郎の登場人物参照)。こちらでは魂ではなく血を吸う。
雑誌連載(少年マガジン)初登場「夜叉」(初アニメ化第1作2話)では人形を操って人間に化けて(アニメ第3,5作ではスランプ中の音楽家を唆し憑依して)ギター(アニメ5作ではバイオリン)の音色で獲物を誘い寄せ、抜いた魂を食べようとした。ギター催眠術は鬼太郎すら操ることができ、鬼太郎からも魂を奪ったが、火に弱い。なおマガジン版で操っていた人形は「墓場鬼太郎」の夜叉が相打ちになったドラキュラ四世そのもののデザインであった。アニメ第4作ではなぜか「死霊ども」と共生していたが、最後はその死霊どもに食い殺された。
1980年代『最新版』ではマガジン版の夜叉の甥や姪が登場。レンタルビデオ店を経営し、見た者の魂を抜くビデオを貸し出して魂集めを企んだ。
「千年呪い歌」ではぬらりひょんの客分。楽器は二胡で、弓を剣として使ったり破壊音波を放ったりする。
女夜叉(おんなやしゃ)型
声 - 津田延代(第3作)
頭(額から上)が大きく猪の様な顔をした、水木の妖怪画で「女夜叉」とされている型。
初登場は「血戦小笠原」で地中を移動できる吸血妖怪「支那夜叉」として登場。欲張って大量の血を吸って動けなくなった所に吸血妖怪綿を被せられ、倒れた。その初アニメ化第1作52話「吸血妖怪団」では呼称「吸血夜叉」で男性。牙を伸ばして突進攻撃を仕掛けたが海に落ち、吸血妖怪綿の餌食になった。
「妖怪危機一髪」(アニメ化第3作91話)では「女夜叉」の名で登場。妖力に強い抵抗力を持つ「ヒ一族」を作り出し、日本妖怪を料理した(アニメではぬいぐるみ化した)店を出させ日本妖怪絶滅と金儲けの一挙両得を計画。鬼太郎をも加工させたが、ヒ一族を作る際に利用した毒虫を目玉親父らが解放し、それに噛まれて死亡。
アニメ第5作では第二夜オープニングに登場していたが本編に登場することはなかった。
長江の水虎
初登場は『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)。中国代表として妖怪ラリーに出場。
ラリー自体の勝敗にはあまり興味が無く、毛沢東語録(アニメ第1作では論語に変更)の通りにレースを行えれば満足であるらしい。
原作ではレース序盤でビリになっても毛沢東語録を読みふける程だが、毛沢東語録に「グレムリンには負けるな」と書いてあるのを見て、相手の燃料を抜くという荒業に出る。レースでの最終的な成績には触れられていない。
アニメ第1作と『妖怪千物語』では『水虎』に登場した同名の妖怪同様、水状の体を持っていた。第1作では他の選手と共に鬼太郎を妨害する際にその能力を使ったが、ガソリンの炎で焼かれる。『妖怪千物語』では液体を体に取り込んだり再分離したりする能力があり、グレムリンの車から抜いたガソリンで爆弾を作って鬼太郎に投げ付ける。最後はベアードの妨害で崖に激突した。
第4作第64話「激争!妖怪ラリー」でも登場。こちらでは特にクローズアップされる事もなく、殆どの話のあらすじは第1作と一緒だが、ぬらりひょんの凶悪な策略に乗せられて、世界中の半数以上の妖怪共々凶悪粉(凶悪静電気の粒子)によって凶暴化させられていた。が、レース中では特に鬼太郎と敵対するような行動は見られなかった。
第5作ではアトラクション映像『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D』に登場。ナルシストで「美しい」を連発。氷雪地帯コースで体が凍結してリタイヤした。
花魄(かはく)
第5作第96話「怪奇ロマン!妖花の誘い」に登場。巨大な花の妖怪で、妖花に誘われた少女を触手で捕らえようとした。
竜仙人
雷虎仙人

南方[編集]

東南アジアオセアニアアフリカ中南部などの熱帯亜熱帯地方出身とされる妖怪達。日本妖怪でも亜熱帯である南西諸島小笠原諸島の者が属している場合がある。

チンポ / ポ
声 - 滝口順平(第3作)、古川登志夫(第4作)、岸尾だいすけ(第5作)
水木しげるオリジナルの南方妖怪。三連の陰茎から出すジェット噴射並みの小便とガス爆発級のが武器。
原作での登場は「鬼太郎の世界おばけ旅行」にて。ドラキュラ親分の依頼で眼の移植用に目玉親父をさらうが、鬼太郎側にドラキュラの約10倍報酬(2万円)を払うと約束されて寝返った。気のいい田舎者の妖怪。
アニメ初登場は1985年の劇場版。アカマタら南方妖怪のリーダー格で、日本征服のためにぬらりひょんと同盟を組んだ。最後は鬼太郎の反撃で蛟龍の激突で大型船を沈められ、ぬらりひょんと共にモーターボートで脱出を図るが、仲間割れをしたために岩礁に激突し、飛んで逃亡(一方、ぬらりひょんの生死は不明)。
90年代劇場版『大海獣』にも登場。上記の映画とは逆にアカマタの手下となっているが、相変わらず三連の陰茎を用いた能力を持っており、この作品では謎の物体をマシンガンのように連射する技を披露している。最後はリーダーのアカマタが降参したため、彼と共に島へ帰った。第3作の劇場版の者より肌の色が黒ずんでいる。三連の陰茎が最大の弱点。
アニメ5期では南方妖怪5人衆の一員として、「」と改称されて登場。屁で空を飛び、口から超音波の様な物(自称「ポービーム」)を出して攻撃する。語尾に「〜ポ」と付けるのが特徴で、ボケキャラクターとして描かれた。他のシリーズと違い、三連の陰茎を使うといった下品な描写はなくなったが、人質にした一反木綿をふんどし代わりに捲いたことがある。
フジテレビ系『トリビアの泉』にて「ゲゲゲの鬼太郎には恥ずかしい名前の妖怪がいる」と紹介されたことがある。
NHKで放送されたドラマ『鬼太郎が見た玉砕 〜水木しげるの戦争〜』では、原作の設定に近いチンポのイラストが出てくる。
アカマタ
声 - 北川国彦(第1作)、宮内幸平(第3作)、古谷徹(第4作)、立木文彦(第5作)
原作『妖怪軍団』、初アニメ化第1作第39話、アニメ第3作劇場版に南方妖怪として登場。日本征服のためやし落としと共に来日。老人の姿で登場するが、死体に憑いているに過ぎず、他のものに寄生して活動する魂だけの妖怪。口から粘液を吐き、触れたものから生気や妖力を吸収する。鬼太郎に粘液を逆用されて固められたが、それをいじったねずみ男に寄生。鬼太郎の生気を吸いにかかるが吸収し切れず爆死した。その際に宿主のねずみ男も腹が裂けたが、砂かけの縫合で命を取り留めている。
90年代劇場版『大海獣』では大海獣(ゼオクロノドン)を祭る南方妖怪リーダー格。不老不死の秘薬として大海獣を探す人間を憎み、鬼太郎にエキスを飲ませ大海獣にする。鬼太郎の戦いで負けを認めた。鬼太郎と和解し、手下と共に島に帰った。その後も人間への警戒は続けている。
アニメ5作では、伝承通りの沖縄の蛇妖怪として描かれた(一見原作よりやや若い人間形だが、舌や服に隠れた下半身が蛇)。第25話の運動会で南日本の選手として登場。他のシリーズと違い、運動会などで鬼太郎にライバル意識を持っているが命を狙うような敵ではなく、第30話で夜行さんから送られた応援要請の手紙を受け取っている。だが、同じように手紙を送られた、大天狗、雪女郎、河童たちはちゃんと駆けつけたのに対し、彼だけ応援には駆けつけなかった。一応南方妖怪5人衆だが、上記の出来事から鬼太郎と戦うことは望んでおらず、妖怪樹脂で固められた鬼太郎たちを自力で妖怪横丁に運んで助けたり、南方妖怪5人衆を帰らせるための助言をしたりした。第94話では命がけでシーサーや沖縄の人々を守るために鬼太郎と共闘したことで妖怪四十七士の沖縄代表に覚醒した。その際は、鬼太郎の体内電気と四十七士の力を融合させた光輝く巨大な蛇を使用、吸血樹を一撃で噛み砕いた。覚醒後は南方妖怪と別れ、再び沖縄でシーサーやキジムナーたちと暮らす。
やし落とし
声 - 山下啓介(第3作)、郷里大輔(第4作)、山本圭子(第5作)
原作『妖怪軍団』、初アニメ化第1作第39話、アニメ第3作劇場版、アニメ第4作劇場版に南方妖怪として登場。アカマタと共に登場する南方妖怪の一員。ヤシの木を頭から生やした奇妙な顔の妖怪。ヤシの木に擬態し、木陰に来た人に実を落とし気絶させる。植物を操る力も持つ。植物の妖怪なので炎に弱く、つるべ火の攻撃に耐えられず正体を現す。正体はヤシの木の根元に目が付いたような姿をしている。
第4作劇場版では弱点はそのままで、上記のような正体は存在しておらず、最後はアカマタが降参したため彼と共に島へ帰った。
第5作では南方妖怪5人衆の一員。落としたヤシの実をすぐに樹へ成長させる能力を持つ。しかもこの樹には周囲を温暖化させる上に、実の果汁にも強力な回復効果がある。この温暖化の機能によって71話では北海道から東京の太平洋方面にかけて南国ムードへ変え、76話ではグアムを猛暑で包み込み鬼太郎をバテさせており、南方妖怪が目標の地を制圧する為に欠かせない存在。他シリーズと違い、木の部分以外は子供の様に小さな(あごヒゲがあるが)妖怪として描かれている。これは5人衆が並んだ構図のバランスを考慮したため。
妖怪樹(ようかいじゅ)/吸血樹(きゅうけつじゅ)
声 - 山崎草介[5](第1作)、郷里大輔(第3作)、川浪葉子(第5作)
『血戦小笠原』(初アニメ化第1作52話「吸血妖怪団」)に登場する、意志を持った吸血樹木。籠状に絡んだ枝の中央に一眼がある姿で、枝や根を伸ばして血を吸う。南の島(原作では小笠原の母島)のジャングルに住む。樹齢は数千年に及び、妖怪血液の不足で体調が低下したため、ドラキュラ博士と組んで恐山妖怪血液銀行の血液を奪う。それで若返って全盛期の力を取り戻し太平洋を征服しようとした。実を結ぶまでに至るが、鬼太郎達によって焼き払われた(アニメ第3作では仲間達の妖力を集めた鬼太郎の体内電気で粉砕された)。
アニメ第4,5作では呼称「吸血樹」で、「妖怪樹」は別の話に登場(第4作はぬらりひょんの妖怪植物兵器で、「悪魔くん」の「なんじゃもんじゃ」が原型。第5作は運動会の障害物)。
第4作104話では吸血島に住み、ぬらりひょんに利用される。本来の部下であるランスブイルやアササボンサンの血まで吸って実を結ぶが、原作同様焼き払われた。
『妖怪千物語』では西洋妖怪軍団の兵器。さらわれた子供達の絶望を植え付けられた魂を吸収し、それで生った果実が悪魔総統デビルプルトーへの捧げ物にされた。
第5作94話では沖縄に住み、千年前に封印されていたがザンビアが復活させた。キジムナーを人質にしてシーサーに毒を打って操り、四十七士のフリをさせて鬼太郎達を襲わせ血を吸った。だがアカマタの生気を分与された鬼太郎の髪の毛剣で粉砕された。
妖怪樹 / 吸血樹の芽
親株が焼けた灰の中の種子(アニメ第3作は破片)から大量に発芽し鬼太郎一行を包囲した。上半身は1眼の人間型で下半身は根。地上部を何度切ってもすぐ再生したが、目玉親父が呼び集めた根切り虫に根を食われ(第4作では化け鯨に海水をかけられ)枯れた。その後の第4作106話では、「妖怪ノイローゼ」に冒した鬼太郎の恐怖心から生まれた幻影妖怪軍団の1人として再登場している。
第1作では発芽しなかった。
第5作では親株が健在なうちに手駒として生み出す。原作の様な個々の再生力はないものの、次々に発芽して鬼太郎達を追い詰めた。
ペナンガラン
声 - 風間信彦(第4作)
マレーシア出身、頭部と胃だけの空を飛ぶ吸血妖怪。伝承ではお産の途中で死んだ妊婦が変じる妖怪、すなわち元人間だが、本作ではその面影はない。
初登場は『血戦小笠原』(初アニメ化第1作52話)。ドラキュラに率いられて恐山の妖怪血液銀行を襲った吸血妖怪の一体で、根菜の様な胴体の蛇といった外観。子泣き爺らに捕縛され、盗んで胃に入れていた妖怪血液を、吸血妖怪綿に血を吸い尽くされていた鬼太郎の復活に使われた。
第4作では「アジアの最強吸血妖怪三人衆」の一員。ぬらりひょんに騙され、吸血樹を守る為に鬼太郎を助けに来た妖怪達を襲う。だが、原作同様捕まり、吸血なまこに食われた鬼太郎の復活に使われた。妖怪血液を盗んだと言う設定は無く、始めから体内に詰まっていた(目玉親父によれば、他の妖怪を襲ったらしい)。
『ペナンガラン』(アニメ化第3作第87話)では被った者を踊り狂わせた獅子頭・鏡獅子(かがみじし)に憑いていた寄生妖怪。旧家の倉に封印されていたが泥棒に封じ札を剥がされ復活、その家の娘を取り込んで強盗を働いた。鬼太郎にも手足を操ったり火を放ったりして苦しめたが、ちゃんちゃんこ竜巻に巻かれ娘を分離した所で獅子頭を撃ち割られる。そこで正体を現し(『血戦小笠原』のものと違い、毛の塊に大きな口が付いた外観)鬼太郎に飛びかかったが、リモコン下駄で敢え無く失神、再封印された。
アササボンサン
声 - 中井和哉(第4作)、竹本英史(第5作)
西アフリカに伝わる吸血妖怪(原語に近い表記はアサンボサム又はササボンサム)。初登場は『血戦小笠原』(初アニメ化第1作52話)。ドラキュラに率いられて恐山の妖怪血液銀行を襲った吸血妖怪の一体で、全身に縞模様が走った派手な姿をしている。粘り気のある樹液ガムを常に噛んでおり、戦闘時にはそれを吐いて攻撃してくる。小笠原のジャングルで鬼太郎一行を襲ったが、塗り壁の体内に塗りこまれた。
第4作では「アジアの最強吸血妖怪三人衆」の一員。
第5作では「南方妖怪5人衆」の一員で、5人の中で最も大柄。樹液ガムはより強力な「妖怪樹脂」となり、鬼太郎の動きを封じ、砂かけ婆の砂を煎じた熱湯風呂でようやく溶かされた。
ランスブィル / ランスブイル
声 - 坪井章子(第1作)、江川央生(第4作)、千葉一伸(第5作)
お産の為に死んだ女性が変化したとされる南方の吸血妖怪(原語に近い表記はラングスィル)。本来は女性の妖怪なのだが、アニメではシリーズによっては男性になっているものがある。
初登場は『血戦小笠原』(初アニメ化第1作52話)。ドラキュラに率いられて恐山の妖怪血液銀行を襲った吸血妖怪の一体で、ギョロっとした目に口から生えている牙が特徴。その牙は竹槍をも噛み砕くが、子泣き爺の石頭には折れてしまった。また第1作では長い舌を槍の様に刺す。原作では呑み込んだ目玉親父に胃を攻撃されて降参し、第1作ではぬりかべに覆いかぶさられて倒される。
第4作では「アジアの最強吸血妖怪三人衆」の一員。
第5作では「南方妖怪5人衆」のリーダー格。舌を用いた攻撃が得意で、巨大な氷の塊をも瞬時に粉々に切り刻んだ。一味の突っ込み役もまかなっている。『異聞妖怪奇譚』では南方から来た魔女として登場。
妖花(ようか)
「妖花」(初アニメ化第1作32話)に登場。一人暮らしの若い女性・花田花子の部屋にひとりでに咲いた蔦状植物の花で、人間界でも知られている種類だが本来は南方のもので日本では育たない。調査を依頼された鬼太郎は妖気と種を運ぶ風から親株の場所を探り、「私も行かねばならない気がする」と言う花子と共に船出、太平洋戦争で戦場だった孤島に辿り着く。親株の根元からは花子の戦死した父(アニメ第1作では両親)の遺骨が見付かり、彼(ら)の思いが花子を見守るために花を咲かせていたことがわかった。
アニメ第3作以降のリメイクでは、その都度戦争からの経年が増しているため、妖花の送り主と花子の間柄等は変更されている(第3作ではおじ、第4作では祖父母、児童小説「水木しげるのふしぎ妖怪ばなし」では曾祖父、第5作では戦争と無関係に船舶事故で亡くなった父)。
原作「妖花」やアニメ第4作では妖怪戦はないが、第1作では小鬼の集団、第3作ではがしゃどくろ、第5作ではアグリ、森の霊、グハが妖花の森の番人として鬼太郎や花子の前に立ち塞がった。
吸血鬼ピー
声 - 矢田耕司(第2作)、大竹宏(第3作)、屋良有作(第4作)、茶風林(第5作)
南方の吸血妖怪。『まぼろしの汽車』(初アニメ化第2作25話)で初登場。
ワニが反り返ったような体に二本の足が生え、尾の先に手の平が付いているというシャチホコに似た奇妙な姿をしている。鐘の音が嫌いという性質がある。祖先の血で作られたシルクハットと靴を着用。
女吸血鬼モンローを従えて来日。ねずみ男に祖先の血を飲ませて吸血鬼化させてしまい、吸血鬼を媒介し日本を征服しようと企んだ。鬼太郎をも吸血鬼にしてしまうが、目玉親父の呼び出したまぼろしの汽車によって計画は総崩れとなり、あっさり自分の負けを認めて南方へ帰る。
アニメ第3作では尾の先に付いた手から破壊光線を撃ちだしたり、肉団子になった鬼太郎に噛付いて吸血鬼化させるという能力を持った荒々しいキャラクターになっている。鐘の音に対しては吸血鬼化したねずみ男たちと違い抵抗力を持つ。最後はまぼろしの汽車の罐の中で鬼太郎と水上スキーのような対決をして倒され、モンローと共に棺に入れられ川に捨てられた。
第4作・第5作ではまぼろしの汽車は登場せず、逆にピー達が獲物を集める手段として列車を動かす。
第4作では吸血鬼化は土中に埋めると解ける設定で(フグ毒に関する迷信がモデル。)、列車ごと山に埋もれて元に戻った鬼太郎に取り押さえられ、モンローと共に首だけ出して土に埋められた。
第5作ではミステリートレインの企画で人間を引き寄せ生気を吸い、美貌を保とうと企んでいた。生気を吸われた人間はマネキンのようになって操られてしまい、鬼太郎もマネキンにされてしまう。チャンチャンコを奪って猫娘たちを追い詰めるが、取り戻したチャンチャンコの霊力によって鬼太郎が復活。列車の上へと逃げて鬼太郎と戦うが、自ら投げた帽子のブーメランを受け損ね自滅。かわうそいわく「すげぇ弱い」。その後、吸血鬼エリートの話で再登場したが旅行の最中らしく敵意はまったくなく、鬼太郎たちに混じってトマトジュースをモンローと2人で飲んでいた。そしてエリートに関する情報を話した後、そのエリートが現れたため2人は逃げ去った。5作目のピーとモンローは南方妖怪ではなく西洋妖怪と設定されたがベアードの配下ではない模様。
モンロー
声 - 山本圭子(第2作)、向井真理子(第3作)、百々麻子(第4作)、川浪葉子(第5作)
ピーの妻(アニメ第3作では側近)であるマリリン・モンロー似の女吸血鬼。原作ではマリリン・モンロー当人の血を吸ったのでそっくりになったと語った。
原作やアニメ2、3作では魔法医だと偽って重傷の鬼太郎をピーの元へ運び吸血鬼にさせ、4、5作はウェイトレスなどを演じて列車の乗客に吸血鬼化(5作はマネキン化)の薬を飲ませる。5作では爪を伸ばして猫娘と対決している。
アグリ / 森の霊 / グハ
それぞれ第5作第96話「怪奇ロマン!妖花の誘い」に登場。孤島のジャングルに出没する。森の霊は南方の原住民族の仮面や伝統の装いを模した姿で、毒の吹き矢を大量に放ってくる。島の番人であるグハは沼に住む巨大な妖怪(赤舌や蛟竜、水木しげるの描いた川越城の守護神(龍)ヤナに似た姿をしている)。
ラグレシア
『国盗り物語』に登場する、巨大な吸血花の妖怪。

外国の死神[編集]

パシャ
声 - 鈴木泰明
アニメ第2作45話に登場する最後の敵。スフィンクス王に仕えるアラビアの死神(原作「涙ののるま」ではトルコ出身)。昔は砂漠の遭難者から魂を取り、ノルマを超えた分を干物にして保管していた。だが交通発達で遭難者が減り干物も尽きてきたので日本に来て42号に協定を持ちかける。ツアーと称して集めた客を砂嵐に巻き込んで魂を奪おうとした。伊豆大島の砂地で実行に移す寸前に鬼太郎達と対決、猫娘の作った蟻地獄に呑まれ地下深く埋もれた。
マヒマヒ
声 - 檜山修之
アニメ第5作第35話に登場。ハワイの死神。自称エリート。ねずみ男と組んで、骨太に魂の回収を手伝わせる。鬼火を操って催眠術をかけ、ツアーに集まった客の魂を抜く。かわうそともみ合って急流に落ち降参した。

この他、「妖怪千物語」では黒衣の骸骨姿の死神達が西洋妖怪軍の一員として登場。

その他・不明[編集]

ラクシャサ
声 - 塩沢兼人(第4作)
男性の羅刹天とされるインド出身の妖怪。仏教では護法善神ともされるが、今作では帰依していない悪鬼として扱われている。
初登場はアニメ第4作89話。「妖怪は人間を苦しめてこそ、人間界で存在する価値がある」と言う意思の下、人間達と親しくする鬼太郎ファミリーを倒しに来日、喫茶店「銀十字」の店員に化けて潜伏していた。相手の一番会いたい者の姿に化け、油断したところを元の姿に戻って攻撃すると言った戦法を取り、鬼太郎とねずみ男以外の妖怪に対しては、分身の髪の毛にこの能力を使わせて次々と襲い、鬼太郎とねずみ男に対しては猫娘の体を乗っ取り(その際に猫娘は大人の姿になった)、利用して追い詰める。そして目玉親父が連れて来たインドの行者によって、猫娘から分離し正体を現す(猫娘は元の少女の姿に戻った)。リモコン下駄が効かないどころか、霊毛ちゃんちゃんこを引き裂いてしまうと言った異常な程の強さを見せたが、行者が描いた円陣と、怒りに燃える鬼太郎のちゃんちゃんこによって銀十字ごと焼き払われ、倒される。
第5作には劇場版の予告の中にその姿があったが登場しなかった。
ギーガ
PS2版ゲーム『異聞妖怪奇譚』オリジナルキャラクター。突如出現し、ぬらりひょん、バックベアード、ドラキュラ、チーなど各国の強力な妖怪たちを瞬く間に自らの傘下におさめた謎の妖怪。赤い地肌に紫色の豪毛の巨大な一つ目の怪物で、角のついた兜と翼のようなマントに身を包む。
ネットの情報に介入する能力を持ち、情報を操り人間と妖怪を陽動して鬼太郎を戦意喪失にするまで苦しめた。また相手の情報を取り込むことで相手のコピーを作り出すことができる。物語の真の黒幕とされ、その正体は味方にも明かされず謎に包まれている。
ボスにふさわしい実力と頭脳を備えており、非常に傲慢で冷酷無比な性格の持ち主で、人間たちや妖怪たちの争いや鬼太郎たちの戦いをただ自分が楽しむための遊びとしか思っていない。また、ドラキュラたちは仲間ではなく道具としか思っておらず、不要となれば平気で始末する。
その正体はネットに渦巻く人間の想念が生み出した妖怪で、最初は種子の様な物だったが、偶然ネットをのぞいたグレムリンと同調・融合してこの姿になった。

地底の勢力[編集]

UFO人[編集]

『UFOの秘密』に登場した地底人。ここではUFOは彼らが地上偵察の為に飛ばしているとされている。不老不死で全員が共通の意志を持ち、地底で楽園を築いている。地上の住人が平和になると地底を侵略に来ると考え、太古から地上の住人同士で争うように画策し、絶滅寸前に追いやられた種族(現生人類から見た妖怪や悪魔)もあった。

ムー帝国[編集]

創造主
雨で地中に染み込んだ科学工場の毒素が科学反応して誕生した巨大妖怪。様々な妖怪を率いて地下のムー帝国を占領、本来の王を牢に閉じ込め、地上の世界も支配しようとした。姿は「おばけナイター」に登場した審判に酷似している。誕生直前に体の一部になる予定だった物が王家に献上されたため不完全体で、常に冷却水を取り込まねばならず堀に浸かっている。最期は体内に侵入した鬼太郎達によって冷却水タンクを爆破され倒されたが、現状の様な環境汚染が続く限りいつか復活するとも限らないと言われた。
ムー国総理大臣
シャチホコのような頭をしている。地上侵略に邪魔な鬼太郎達を殺そうとしたが、鬼太郎との一騎討ちに敗れる。
その正体は創造主の術にかかったアンコウに似た魚であった。
歯痛殿下
骸骨のような姿をした妖怪で総理大臣の側近のひとり。うちわヘリコプターで空を飛ぶ。ヤドカリマンモスは歯痛殿下の所有物である。創造主が現れたときに瓦礫に挟まれ、創造主が口から出したビームを浴びて消滅した。
ヤドカリマンモス
歯痛殿下に飼われた巨大生物。地下マンモスともいう。
骸骨船長
空飛ぶ幽霊海賊船の船長。総理大臣に空軍として雇われて鬼太郎達を襲った。鬼太郎に腕を切り落とされるが、最後は和解した。会話の内容から、本来は人間であったと見られる節がある。
軍事評論家
ムー帝国出身の軍事評論家。洞窟に現れて凶王を復活させたり、埴輪軍団の指揮をとったりしたが、埴輪軍団が全滅して以降は行方不明になった。
ガイコツベビー
ムーの大臣。赤ちゃんながらしっかりとしている。文字通り骸骨のような容姿。当初は総理大臣の手先として、鬼太郎たちを苦しめていたが、金霊事件の際、鬼太郎たちに捕縛。その後は改心し、鬼太郎たちの仲間になる。ムーの地下帝国ではヤドカリマンモスの襲撃にあい、死んだと思われたが奇跡的に生き延び、さらには地下牢に閉じ込められたムーの国王と王妃を救い出すことに成功。創造主との最終決戦の際は、時限爆弾を抱えて単身突入するなど勇敢な行動を取った。

鬼太郎と敵対した人間[編集]

にせ鬼太郎(にせきたろう)
山田秀一(やまだ しゅういち)
声 - 小宮山清(第1作)、塩屋翼(第3作)、森久保祥太郎(まんがビデオ)
大海獣調査隊に参加した天才科学者。生物学(サラマンドラの粉の研究など)をはじめあらゆる分野に長ける反面、野心家で大海獣の研究から不老不死の秘密を解明し、その名誉を得ようとしていた。母親と妹・啓子(けいこ)と3人暮らし(アニメ3作では啓子との2人暮らし)。
非科学的なものを信じず、一緒に探検隊に参加した鬼太郎を馬鹿にしていた。ニューギニアの奥地で、大海獣の襲撃を受け、探検隊は山田と鬼太郎を除き全滅。採血した大海獣の血を独占するため大海獣の血を鬼太郎に注射し、海に放逐する。凱旋帰国したものの、大海獣に変身した鬼太郎も日本に帰ってきたことで、悪事の露見を恐れ、鬼太郎を抹殺しようと企む。政府を言いくるめ、大海獣そっくりのロボットを開発、鬼太郎に挑むも、啓子と母親を手に取られ、攻撃できずに逃してしまう。
実は鬼太郎は山田家を以前幾度も救っており、啓子たちは争いを止めようと出向いたもので、ビルの倒壊から守るため、鬼太郎は彼女らを連れて逃げたのだった。山田は再度鬼太郎に挑戦するが敗北、海の藻屑になるところを助けられ、母の説得などで自分の間違いに気づき、大海獣の血を分離して鬼太郎を元の姿に戻した。第3作では簡単に許されず、怒りの鬼太郎に容赦なく殴られる。
初登場は原作『大海獣』およびそのアニメ化作品第1作第5話『大海獣(前編)』。原型となった貸本時代の作品『ないしょの話』(東考社)には「山田一郎(やまだ いちろう)」とライバルの「村岡花夫(むらおか はなお)」が登場しており、こちらでは採血から変身までの鬼太郎の危難は一郎に降りかかり、秀一の卑劣な立ち回りは村岡が行っている。
鉄の大海獣(てつのだいかいじゅう)
大海獣と化した鬼太郎を殺すため、5億円かけて山田が開発した大海獣そっくりの巨大なロボット。ラジコン大海獣とも呼ばれる。初登場は原作『大海獣』、およびそのアニメ化作品第1作第6話『大海獣(後編)』。
眼がライトになっていて光を放つ。目に虹彩に当たるものが原作中では確認できる。また両手がハサミになっており、大海獣の光線によって生えた毛を刈っていった。この手と鋼鉄の牙が武器で、大海獣となった鬼太郎を苦しめた。しかし、海中戦では大海獣に敵わず沈没していった。
アニメ第3・4作には未登場(第3作では山田はロボットを作らず、第4作では山田自身未登場)。
怪獣にそっくりなロボット怪獣で対抗する発想は、水木の貸本漫画『怪獣ラバン』(1958年)でも登場しており、東宝映画『キングコングの逆襲』(1967年)のメカニコングより早く、作者本人も著書『続・妖怪画談』において最初に考えたのは自分であることを述べている。
鬼道衆(きどうしゅう)
『鬼道衆』(アニメ化第3作100話)に登場した、葛城山に住む妖怪狩りの専門家集団。女頭領以外は山伏の様な服装。幹部には人魚の肉を食べて何百年も生きている者もいる。
原作では人間として育った女王人魚・山田海姫(やまだ みき)を狙い、居合わせた鬼太郎と対立。妖力封じと透明になる術で鬼太郎を打ちのめして海姫を拉致、副頭領の如雲斎(じょうんさい)は鬼太郎の妖力を絵馬に封じて焼き殺そうとするがちゃんちゃんこの力で返り討ちにされた。鬼太郎一派は海姫を救いに葛城山に攻め込み、鬼太郎は女頭領・鬼巫女(おにみこ)の妖力封じと火術に苦戦するが人魚になることを決意した海姫の水術に助けられ、鬼道衆の霊力の源である鬼面を打ち割った。
アニメでは女頭領・八百比丘尼の寿命切れが近く、延命の為に半魚人と結婚した女王人魚を狙う。鬼太郎と親しいユメコに目を付け、拉致・洗脳して鬼巫女に仕立て上げ鬼太郎の妖力を奪わせる。だが仲間達の尽力で復活した鬼太郎の懸命な説得でユメコの洗脳は破れ、八百比丘尼の寿命は尽き彼女の術で命を保っていた部下達も全滅した。
実写映画版では1000年前に悪霊退治の旅をしていた集団として登場。村人の頼みで濡れ女を封印した。比良本楓は頭目の子孫だった。
一刻堂(いっこくどう)
声 - 京極夏彦
陰陽道いかるが流の当主。言霊使いで、妖怪の天敵。憑物落としの拝み屋と称する。赤い襦袢、黒の羽織、赤い裏地のある黒の着流し、黒い手甲、黒足袋と赤い鼻緒の黒下駄
そもそも妖怪など存在しないと言い放ち、言葉一つで、その伝承を生んだモノや現象に変えてしまう力を持つ。砂かけ婆→つむじ風と砂山、一反木綿→一反の布、ぬりかべ→朽ちた岩壁、子泣き爺→かぼちゃ、半妖怪のねこ娘→猫を抱いた少女、朱の盆→古い朱色のお盆など。変えられずに済んだが、ぬらりひょんはタコだとのことである。式神として瀬戸大将、護法童子などを操る。
ぬらりひょんから500年前に先祖が交わした契約を突きつけられ、彼の依頼で鬼太郎達の始末にかかる。鬼太郎達を金縛りにする五芒星の秘術と言霊の力で鬼太郎の仲間たちを次々にただのモノに変えていく圧倒的な力を見せるが、ぬらりひょんと朱の盆が思わず鬼太郎の名前を叫んだことで術が解けて失敗してしまう。元々は不本意であったことを理由に契約を破棄し、鬼太郎達と和解。鬼太郎達の存在とその価値を元来認めていた[6]
水木の弟子筋を自称する小説家、京極夏彦脚本のアニメ第4作・第101話に登場。キャラクターデザイン、声も京極本人によるものである。京極堂の主要登場人物・中禅寺秋彦とは別のキャラクターながら、素性・言動等が非常に似通っている。京極もこの脚本依頼をイベントとして捉え、「マジンガーZ対デビルマン」などのVSものを意識して執筆したと特集ムックなどで述べている。
阿部の奉連想(あべのほうれんそう)
『鬼太郎霊団 阿部の奉連想』に登場。陰陽師・阿部の晴明の血を引く天才少年。
ジンバブエで発掘された古代の財宝を基に霊文化を研究するというプロジェクトの日本代表に選ばれるが、「子供だから」という理由で取り消されてしまう。その仕打ちに対する抗議として、陰陽道における最高の術である「屍の法」を用い仮死状態となる。表向きは自殺したということにして葬儀もあげている。しかし、首相らに反省の色が見えなかったため強硬手段を取る。
式神を用いて人々を襲い、襲った人間を次々と妖怪に変えていくことで社会を混乱させるも村山田首相(当時の内閣総理大臣である村山富市に似せて描かれてある)の要請を受けた水木しげるがねずみ男を介して呼んだ鬼太郎霊団と戦い、敗れる。
その後、首相らと和解し、晴れて日本代表に選ばれた。
ギャング団
声 - 永井一郎(政吉)、大竹宏(豆蔵)(第1作)、徳丸完(大黒)、田中亮一(二郎)(第4作)、山野井仁(正岡)、太田真一郎(豆村)、高塚正也(吉川)(第5作)
『地獄流し』(初アニメ化第1作第13話)にて警察に追われて鬼太郎の家に侵入した2人の悪人。黒ずくめの服の男・政吉(まさきち)と黒眼鏡に出っ歯の男・豆蔵(まめぞう)の2人組で、それぞれ殺し屋と前科12犯のやくざ(アニメ1作では銀行強盗犯、そして銀行の非常ベルを鳴らした銀行員2人を射殺している)。自分の家に勝手に侵入された上、カラスまで殺された鬼太郎の怒りを買い地獄に流されてしまう。
アニメ4作では悪質な土地転がしとして登場。黒ずくめが大黒(おおぐろ)、出っ歯が二郎(じろう)に改称された。鬼太郎に銃弾を何発も撃ちこんでダメージはなかったものの怒らせてしまい、砂漠と無人の街が広がった世界に送られてしまった。そこで2人は水や食料を手に入れるために「笑顔」と「若さ」を売り渡し、最後に猫娘が勤めるホテルで「母親の思い出」を要求されたが、母親のことを思い出した二郎はそれを断って夜の砂漠に出て行ってしまう。その後、大事な思い出を手放さなかった二郎は改心して現世に戻れたが、大黒は暗闇に突き落とされたままで鬼太郎が最終的にどう処置したか不明。
アニメ5作では黒ずくめが「正岡」、出っ歯が「豆村(まめむら)」に改称され、冴えない雰囲気の男「吉川(よしかわ)」を加えた柄の悪い3人組。宝石強盗をして、近くにいたねずみ男を人質にして逃走する。その際にろくろ首とデートしていた鷲尾をひき逃げしてしまう。宝石に目がくらんだねずみ男と取引をし妖怪横丁に案内させたが、取引を破棄、横丁で拳銃を発砲、妖怪をいじめる、化けカラスを射殺するなどやりたい放題した。しかし、横丁の住民の攻撃によって妖怪の恐ろしさを味わわされ、最後は鬼太郎によって地獄に落とされた。アニメの次回予告で唯一妖怪以外で次回登場するキャラクターとして紹介された。

その他[編集]

ろくろ魔羅(ろくろまら)
『ろくろ大合戦』に登場、男性器が異様に伸びる男。鬼太郎に依頼され、老婆のろくろ首と戦い絞殺するが自らも性器を食いちぎられ死亡。
死霊(しりょう)軍団
『死霊軍団』に登場。あの世と現世をつなぐ非常口を塞ぐ霊石・鯰地蔵(なまずじぞう)を、ねずみ男が売ろうと取り去ったため、その穴を見つけたギャング団を初め三途の川から閻魔庁へ向かう途中の亡者たちが集団脱走、死霊軍団をなして現世を占領しようとした。善人しか来なくて異変に気付いた閻魔庁からの知らせでゲゲゲの森の妖怪たちが迎え撃つが、死霊軍団は妖怪以上に不死であり、どんなに殴ろうが炎で焼き払おうが1分とかからず復活。だが死霊はあの世から流出する霊気がないと現世に存在できず、一反木綿に見つかったねずみ男が霊石を戻すと死霊軍団は霊気ごとあの世に送還された。
アニメでは第5作27話がこの話に相当するが、そちらの亡者は既に地獄に落ちた者たちなので理性や知性はほとんどなく、生前からの欲望を突いた簡単な罠で捕えられる。その代わり五官王によって課された時間制限と邪魅の脱走が鬼太郎たちに障害となった。

総称[編集]

以下の記述は、各メディア共通の総称から1話限定の総称やそのシリーズ限定の総称まである。メディアごとに含まれる妖怪がバラバラで総括が難しい総称や含まれる妖怪の人数があまりにも多い場合は、節を設けている。

天狗ポリス
総称の登場:原作・アニメ第2作・アニメ第4作・アニメ第5作
大天狗に仕え、妖怪界の警察官「妖怪ポリス」として働くカラス天狗の集団。空も飛べる。悪い妖怪を取り締まり、牢屋の監視や処刑執行も行う。
初登場は『妖怪大裁判』(初アニメ化第2作3話)。漫画版はアニメよりもリアルになっている。
百々爺(第4作と妖怪千物語ではぬらりひょん、実写劇場版では空狐)に騙されて、鬼太郎を逮捕し処刑しようとするが、鬼太郎が無実だとわかると、真犯人は処刑され、嘘の証言をしたねずみ男は牢屋に入れられている。
アニメ第5作では妖怪大裁判以外にも登場。飛騨山脈に本部(天狗大本堂)を構える。悪事を企んだぬらりひょんらを捕えて妖怪刑務所に入れたり、百々爺に騙されて鬼太郎を逮捕したこともある。
地獄の十三王(じゅうさんおう)
総称の登場:アニメ第5作
アニメ第5作に登場する地獄の裁判官達。閻魔大王を筆頭に、以下12柱(五官王ごかんおう)、宋帝王そうだいおう)、秦広王しんこうおう)、都市王としおう)、平等王びょうどうおう)、初江王しょこうおう)、変生王へんじょうおう)、泰山王たいざんおう)、五道転輪王ごどうてんりんおう)、祇園王ぎおんおう)、蓮華王れんげおう)、慈恩王じおんおう))を加えた計13柱から成る。十三仏信仰に由来するが、姿や性格付けは今作独自のもの。五官王と宋帝王は閻魔大王に代わって地獄を支える特殊な能力を与えられており、二柱で協力することで発動できる。劇場版にも登場しており、五官王と宋帝王以外の10柱は池澤春菜、高戸靖広、小西克幸、丸山優子の4人が声を担当した。
炎の妖怪五人衆
総称の登場:アニメ第3作
つるべ火つるべび)、化け火ばけび)、姥ヶ火うばがび)、海月の火の玉天火てんか/てんぴ)という5体の火の玉妖怪からなる。合体すれば赤舌ほどの強大な水妖怪でも蒸発させる火力を得る。5体揃ったのは第35話のみ。
南方妖怪
南方の妖怪。#南方を参照。
各メディアによって含まれる妖怪は異なる。
アジアの最強吸血妖怪三人衆
総称の登場:アニメ第4作
アニメ第4作104話に登場したランスブイルアササボンサンペナンガランから成るチーム。原作『血戦小笠原』で恐山を襲ったメンバーから西洋のドラキュラと中国の夜叉を除いた構成。
吸血島に住み、妖怪樹復活を企むぬらりひょんに騙され、鬼太郎を助けに来た妖怪達を襲う。だが、返り討ちに遭ってペナンガランは捕まり、ランスブイルとアササボンサンは吸血樹の下に逃げ帰るが、吸血樹に血を吸われミイラと化した。
南方妖怪5人衆
総称の登場:アニメ第5作
アニメ第5作の準レギュラーとして登場。メンバーの原作からの由来は、『妖怪軍団』からアカマタやし落とし、『血戦小笠原』からランスブイルアササボンサン、『鬼太郎のお化け旅行』からチンポ)となっている。性格はアカマタ以外は非常にタフで強く、鬼太郎達の攻撃を何度受けても立ち上がったほど(ダメージにも気づいていないだけのような気も)だが、バカンス好きな陽気でおバカで単純な能天気揃い。ゆえにどこか憎めない所もある別名「最強おバカ軍団」。鬼太郎達は不毛な戦いを終わらせるため、わざと降参する「負けるが勝ち」作戦を執った。世界征服の野望を唱えているが、その活動内容は気ままな船旅の先で宴会をしたり強そうな妖怪と勝負したりといった悪辣さのないもので、根は悪い妖怪たちではない。アカマタは四十七士沖縄代表に覚醒後は沖縄に残った。

種族[編集]

幽霊族
総称の登場:ほぼ全てのメディア
主人公である鬼太郎の種族。妖怪世界の名門で、人間が生まれる前から栄えていた。没落後、ゴミを漁るなど浮浪する姿を見た人間族によって「幽霊」と間違われたり「人間モグラ」とも呼ばれた(鬼太郎の父も自ら使った呼称である)。死ぬ時に霊毛と呼ばれる生きた髪の毛を一本残して子孫に託す。霊力を帯びたこの毛髪は、束ねることでさらに強力な力を発揮する(鬼太郎のちゃんちゃんこを参照)。人間が生まれてからは洞穴に隠れ住むようになり、餓死するものが増え、ついには鬼太郎の両親を残して滅んだ。一般に鬼太郎は最後の生き残りとされるが、彼やその両親以外の幽霊族が登場したこともある。繁栄期には絶大な栄華と力を謳歌していたが、その歴史に関する詳細(地上を掌握できる程の力を有した手段・情勢や、どのような経緯で人間に浸食され衰退していったのか)は明らかにされていない。末裔の鬼太郎と両親が特に有名で、特に鬼太郎は非常に強力な妖怪として描かれているが、他の幽霊族の面々も妖怪として強力であったのかは言及がされていない。共に妖怪一族の末裔の親類に下記のアマミ一族がおり、その他にも目玉おやじの親類という設定が原作であった毛目玉や、お岩さんもアニメ第3作の「地獄篇」にて、鬼太郎の母・岩子と親類とされた。
アマミ一族
総称の登場:アニメ第5作
鬼界ヶ島に住む妖怪の一族(奄美群島と何らかの関係が示唆される名称だが、作中で由来の解説はされていない)。幽霊族とは互いに近縁で、青い髪が特徴である。妖怪の中でも比較的人間族に近いため、外見は人間と変わらず同等の早さで年を取る。幽霊族と共通の祖先を持っているかは分かっていない。回想シーンには西洋妖怪軍団に襲われる一族の姿が複数見られることから、ミウ、カイ姉弟を残して西洋妖怪共により族滅に等しい打撃を受けた模様。
アニメ第5作32話『上陸!脅威の西洋妖怪』から登場。閻魔大王から秘宝「地獄の鍵」を託された一族で、現在鬼界ヶ島にはミウとカイの姉弟のみが存命している(姉弟の母は12年前の西洋妖怪の侵攻で死亡)。鬼太郎の幽霊族と友好関係にあり、体質もよく似ている。少なくともミウ、カイ姉弟は島の外にはあまり出ないので世情には疎い。なぜ、妖怪からも不気味と称され、植物もほとんど生えていないような絶海の孤島の鬼界ヶ島にのみ住み続けるのか、その理由は『地獄の鍵』との関連性があること以外は何も判明していない。
彼らには触れた者と心を通わせる能力がある。身体能力は常人よりは高く、たとえばミウは猫娘と同等である。だが、精神的な抑圧から解放されると元来の力を目覚めさせ、幽霊族の鬼太郎に勝るとも劣らない霊力・戦闘力を発揮する。この時、たとえば肉体能力が大幅に強化され、鬼太郎の体内電気は通じず、重傷はおろか破損した物質や鬼太郎のちゃんちゃんこまでも一瞬で治す強力な治癒力が発現する。また、海棲の種族である故、元来の高い水中能力と広い海原を自在に泳ぎ渡る体力も特徴である。どのような経歴で『地獄の鍵』を閻魔大王から託されたかは明らかになっていないが、「鍵」の継承後の鬼太郎の地獄との関係から、少なくとも地獄との信頼関係が重要視されていること、そして第85話にてのぬらりひょんの発言から、強力な霊力を有していたなどのことが理由の一部になっている。
ミウが姉弟を代表して黄色と青の霊界符を猫娘から受け取っている。
似たような存在に、1980年代の『最新版』第22話に遺品のみ登場した海の幽霊族がいる。
半妖怪
総称の登場:ほぼ全てのメディア
ねずみ男や猫娘が属する(種族と言うより)分類で、人間と妖怪の混血。
必ずしも直接の親が人間と妖怪の組み合わせとは限らず、原作『地獄篇』ではねずみ男は半妖怪一族の一員とされている。またそこでは鬼太郎もまた幽霊族の父と人間の母との間に生まれた半妖怪である。
貸本『ボクは新入生』のみの設定では、純粋な妖怪はブリガドーン現象の中にのみ存在し、それ以外の妖怪は半妖怪であるとガモツ博士が語っている。
吸血鬼
総称の登場:ほぼ全てのメディア
生血を糧とする妖怪の総称。本作ではその多くは西洋か南方に属するが、まれに中国(夜叉の一部)や日本(おどろおどろ、モモコ)出身者も登場する。
八百八狸
総称の登場:ほぼ全てのメディア
四国山中の化け狸一族。#八百八狸を参照。
ヒ一族(ヒいちぞく)
声 - 塩屋浩三(父)、川島千代子(母)、荘真由美(娘、以上第3作)、勝生真沙子(第4作)
総称の登場:原作・アニメ第3作・アニメ第4作
「妖怪危機一髪」(アニメ化第3作91話)で妖怪の天敵として登場した、特殊な能力を持った謎の一族。その実態は中国の妖怪女夜叉が育てたが特殊な毒虫「金蚕虫」の糞で変化したもの。夫婦と幼い娘の3人家族で、妖怪達を次々に襲って食肉(アニメではぬいぐるみ)に変えてしまうが、女夜叉が倒されると元の蛭に戻った(アニメではちゃんちゃんこ竜巻で海に落とされ、海水で萎れた)。
アニメ第4作最終話「絶体絶命!死神の罠」では、かつて妖怪界を乗っ取ろうとした一族とされており、一族の巫女が死神を唆して共に鬼太郎たちを葬り、今度こそ妖怪界を乗っ取ろうと企む。原作「死神」の魔女と同じ役回りで鬼太郎の母親に化けて毒を盛り、毒殺を図ろうとするが、アゲハ蝶(の姿を借りた鬼太郎の母親)が地獄にある解毒草を持って来たために失敗する。原作、3作目と違いその正体は白蛇の化身で、正体を現して鬼太郎を追い詰めるも、アゲハ蝶の攻撃を受けて巫女の姿になった所を霊毛ちゃんちゃんこで倒された。
半村良の著書などに同名の一族が登場しているが、誕生経緯や行動目的などは異なり関連は不明。
悪魔
総称の登場:ほぼ全てのメディア
主に聖書グリモワール等に悪魔として名を連ねる者達が呼ばれ、「西洋の地獄の住人」と解釈されている。原作「UFOの謎」では、元々妖怪同様、太古の地球上にいた『第一人類』の一種で、地底人に滅ぼされかかった者達とされている。一般の西洋妖怪(バックベアードやドラキュラなど、他シリーズでの大将格も含む)と同時に登場する場合、大抵彼らより格上の存在として描かれる。
正しい手続きにより召喚した召喚者との契約により命令に従うルールがあり、命令を達成しない限り悪魔の世界には戻れないこととなっている。
大海獣(だいかいじゅう)
太古よりニューギニアの湿地帯に棲息する神秘の生物。
ヒゲクジラのような頭部と人間状の手足、体に比較すると小さな尾をもつ非常に巨大な怪獣のような生物で、3億年もの時を生き長らえてきた。クジラの祖先であるゼオクロノドンで、悠久の時を形変えずそのまま生きているとされる。大きさなどは分かっていないが、2足歩行時の身長は高層ビルを遥かに超える。水木しげるの描くクジラたちに特徴の、波打つ口唇も見て取れる。
実際のバシロサウルス(ゼウグロドン)とは全く異なる外見を持つが、第4作劇場版でのみ実物の原鯨類の骨格に酷似した白骨体が登場し、これを南方妖怪たちは神として崇めている。このため、第4作では生前の本物のゼオクロノドンが登場しないこともあり、白骨体のプロポーションと鬼太郎が化けた大海獣の容姿に大きな差がある(なぜ人間がゼオクロノドンと判別できたのかは謎である)。見た目は媒体によって若干の差があり、毛並みは茶色(原作および第1作)、青と黒(第3作)、緑色(第4作)である。目の色も黄や赤などのバリエーションがあり、頭部や尻尾の形、歯、手、腹部、尾の毛の有無、大きさやプロポーションにも違いが見られる。アニメ第1作では人間のそれと非常によく似た掌を持つ。第4作でのみ、片目の鬼太郎の設定を生かして海獣化した後も片目であった。また、いくつかのシーンで鬼太郎に似た目元が見られる。
その血液には不思議な力があり、血液が他の生物の体内に入り込むと血液と細胞を同化させ、血液が入り込んだ生物は全身に毛が生えながら変身し、同じ姿の大海獣が誕生する。よって、ニューギニアで確認された大海獣が本当の意味での大海獣なのか別の生物が海獣化したなれの果てであるのかも不明瞭である。
血液を注射された鬼太郎は非常に苦しみ、数日後、全身の痒みと共に皮膚の下から毛が生えてきた後、洗面所で顔を洗い始めた直後に全身の皮膚が剥がれ落ちると同時に変身しながら巨大化した(アニメ第1作では、注射された直後に苦しみながら毛が生えて来て変身し、第3作では注射された数日後全身から産毛が生えてきて、その様子を見ていた山田の目の前で怒りと共に毛むくじゃらになった直後に変身し、船の一部を壊しながら海に転落した後に巨大化した)。
変身した鬼太郎は、人語は話せないが口から鉄を捻じ曲げ、有機物・無機物問わず対象を毛だらけにする光線を吐く。オリジナルの大海獣はこの能力を使用しておらず、アニメでは3期でのみ未披露。激しく吠える時も口中や吐息が発光する。また、巨体に見合った怪力と水中での行動力が強みであり、山田の開発したロボット兵器をも圧倒した。近距離での核爆弾の爆発や放射能にも耐える頑強さも兼ね揃える。
初登場は原作『大海獣』、およびそのアニメ化作品第1作第5話『大海獣(前編)』と第6話『大海獣(後編)』。探検隊に採血機で血を抜かれた際大暴れし、探検隊を鬼太郎と山田を除いて全滅させた。後に変化させられた鬼太郎だが、最後は改心した山田によって、大海獣の血と鬼太郎の血を分離されて元に戻った。第3作(第67話「密林の大海獣」および第68話「大海獣怒りの逆襲」)での経緯も、ロボット大海獣の未登場や妖怪を取り巻く社会情勢、日本妖怪たちによる鬼太郎のサポートなど第3作オリジナルのくだり以外は共通する。
4期の劇場版『大海獣』では、南方妖怪たちによって「命の水」を飲まされた鬼太郎が変身した(変身シーンは原作と同様に全身の皮膚がゴム手袋のような形で剥がれ落ちながら毛むくじゃらになり変身)。また、当初は鬼太郎ではなくゼオクロノドンの白骨体に妖力を集め直接復活させようとしたが、クジラの形のシルエットが薄く浮かぶ時点で妖怪たちは疲弊してしまい、世界中の膨大な量の妖気を要するため断念した。井戸仙人の助言で「ココの実(胡桃によく似た実)」をすりつぶしたものと妖気を取り戻す薬草を煎じた薬で元に戻ると判明した。
大海獣の子孫であるシロナガスクジラの一群によって助けられる場面がある。海獣化が解けた鬼太郎をもエスコートしているので、少なくとも鬼太郎が正体であることは分かっていたようである。また、猫娘を運ぶカラスヘリコプターのカラスたちが、猫娘の制止を無視して大海獣を取り囲む描写もあった。
本作においてのみ、本来のゼオクロノドンの骨格と大海獣の姿に共通点が見られず、容姿(人型の要素や、全身の体毛、片目である事)や光線能力などが体現した原理は、少なくとも原作や以前の作品で確認されたものとは異なる。
貸本時代の『ないしょの話』に登場する「鯨神」が原型。こちらの鯨神は哄笑したりねずみ男が鋭い妖気を感じたりと、妖怪化していた模様。

敵となった妖怪軍団[編集]

ぬらりひょんの部下
#ぬらりひょんとその関係者を参照。
各メディアによって含まれる妖怪は異なる。
本所七不思議の妖怪達
総称の登場:原作・アニメ第3作
80年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎ」(アニメ化第3作108話)で、ぬらりひょん(漫画ではまだ正体を見せず「謎の妖怪総大将」とされる)が本所七不思議に配置し鬼太郎を連続で襲わせた。鬼太郎第3作の最後の敵軍団。
狸ばやし雷獣狐者異こわい)、おいてけ堀板鬼草かまいたち送り提灯おくりちょうちん)、足洗いあしあらい)から成るチーム。
狸ばやしと送り提灯は、漫画では七不思議の解説のみで本編ではアニメのみ登場。アニメの板鬼は七不思議の妖怪ではなく101話で百々爺の部下として登場した。
再生妖怪軍団 / 悪夢の軍団
80年代『最新版』の「再生妖怪軍団の反撃!」(アニメ化第3作86話)で、ぬらりひょんが妖怪香炉を使って復活させた、かつて鬼太郎に倒された妖怪達。
三匹の刺客
総称の登場:アニメ第4作
第4作ではぬらりひょん最後の出番となった第113話に登場。彼の命令を受けた朱の盆がねずみ男の協力で集めた、五徳猫如意自在山爺から成るチーム。先2名は食いつなぐためにボロ傘を作ったりゴルフ場からくすねたゴルフボールを無断転売するほど貧困に喘いでおり、もっぱらバイト料と食事のためだけに釣られた。前者は風が吹けば倒壊する程度の掘っ立て小屋住まい、後者は第三者からは識別が一切不可能なほどに瓜二つな見た目の妻子がいる。山爺に至っては、もはや何のために付いて来ているのか把握していないほどの呑気ぶりである。
ねずみ男は報酬を巻き上げる為に適当に紹介しており、3名の実力は大したことはない(山爺は常時ボーッとしており、他2名は雑魚と偽って教えられていた標的が実は鬼太郎と知って、雇い主の目を掻い潜って夜逃げするほど内心びびっていた)。しかし偶然と勘違いによりぬらりひょんは彼らの力を買い被って鬼太郎へ差し向ける。まず1名ずつ攻撃(五徳猫は強力だが射程が短い火炎放射、如意自在は伸縮自在の両腕を利用したパチンコ形式の頭突き、ただ木の実を投げて喜ぶだけの山爺)した後、3名合わせての「妖気合体(単に3段肩車しての体当たり)」を仕掛けたが、いずれも鬼太郎に届かず自爆に終わった。その後鬼太郎ファミリーに事情が知られ、土産の温泉饅頭を勧められると前二名は号泣していた。
#ぬらりひょんとその関係者に含まれていないぬらりひょんの部下
一部のメディアのみの設定のため、含まれていない妖怪たちも多い。ぬらりひょん (ゲゲゲの鬼太郎)#部下・協力者の一覧も参照。
西洋妖怪
西洋の妖怪。#西洋を参照。
各メディアによって含まれる妖怪は異なる。
西洋妖怪四天王
総称の登場:アニメ第4作
第97〜99話に登場したバックベアード配下の精鋭妖怪、こうもり猫グルマルキンブイイジャイアントから成るチーム。
ヤングジェネレーション
総称の登場:アニメ第5作
第32話から登場した、ドラキュラ三世魔女ザンビア狼男ワイルドから成るチーム。
12年前の鬼界ヶ島争奪で鬼太郎ファミリーを苦しめた強豪妖怪達の息子や孫娘で、親譲りの残忍な性格だが経験不足でまぬけな役として描かれる。
チーの部下(中国妖怪軍団)
#中国なども参照。
各メディアによって含まれる妖怪は異なる。アニメ第2作では紙の精以外はチーと同じ妖狐族の化身で、倒されると正体を現した。

妖怪四十七士[編集]

総称の登場:アニメ第5作

鬼太郎の仲間妖怪。日本列島の各都道府県47箇所に存在する地獄とつながる霊場[7]それぞれに対応して地獄から力を引き出せる選ばれた妖怪で、いわば都道府県を代表する「ご当地妖怪」である。

「地獄の鍵」を持つ鬼太郎を助ける使命を帯びており、四十七士の力が発動すると体のどこかに「四七」をデザイン化した紋章が現れ、鬼太郎に力を与えることが出来る。逆に四十七士の方が鬼太郎から力を分けて貰い、普段を遥かに超える力を発揮する事も可能。

2008年末公開の映画『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』に連動して登場した設定で、テレビシリーズでは同年9月(73話)より登場。映画の公式サイトでは四十七士を決めるためのご当地妖怪の人気投票が行われていた。子なき爺、砂かけ婆、ぬりかべといった従来の鬼太郎ファミリーの妖怪の中にも四十七士が含まれている。ねずみ男とねこ娘は閻魔大王より直々に日本各地の妖怪から四十七士を探し出す使命を与えられている。

四十七士として覚醒した妖怪は、その回のエンディングに目玉親父によって紹介され、本人が名乗りをあげる。番組の終了が急に決まったため伏線を回収しきれず、最終回までに登場した四十七士は24人と、全体の約半分だった。映画の出来事は最終回の後に起きた事件となっており、その時点で覚醒して鬼太郎の仲間になっていた四十七士に加え、全国各地に点在する未覚醒の四十七士が登場した。

名前は、赤穂四十七士47都道府県から。

詳細は鬼太郎ファミリーを参照。
奈良県代表:砂かけ婆(73話より覚醒) 徳島県代表:子泣き爺(73話より覚醒)
福岡県代表:ぬりかべ(73話より覚醒) 鹿児島県代表:一反木綿(73話より覚醒)
詳細はその他の仲間妖怪を参照。
石川県代表:かわうそ(73話より覚醒) 鳥取県代表:呼子(79話より覚醒) 熊本県代表:アマビエ(82話より覚醒)
岩手県代表:座敷童子(85話より覚醒) 岐阜県代表:岩魚坊主(92話より覚醒)
詳細はかつて敵だった仲間妖怪を参照。
山梨県代表:小豆洗い(83話より覚醒)
詳細はぬらりひょんと関係者を参照。
滋賀県代表:鉄鼠
詳細は1960年代マガジン版・アニメ第1作初出を参照。
愛媛県代表:隠神刑部狸
詳細はサンデー版・アニメ第2作初出を参照。
島根県代表:火車(90話より覚醒)
詳細は1972年以降初出を参照。
和歌山県代表:一本ダタラ
詳細は南方を参照。
沖縄県代表:アカマタ(94話より覚醒)
詳細はサンデー版・アニメ第2作初出を参照。
山形県代表:雪女(葵)(77話より覚醒) 青森県代表:赤舌(82話より覚醒) 埼玉県代表:夜道怪(79話より覚醒)
京都府代表:輪入道(90話より覚醒) 群馬県代表:天狗(黒鴉)(最終話(100話)より覚醒) 長崎県代表:磯女
岡山県代表:すねこすり
以下の妖怪の元ネタについてはリンク先のページの参照。
秋田県代表:なまはげ(85話より覚醒) 宮城県代表:タンコロリン(85話より覚醒) 大阪府代表:白坊主(90話より覚醒)
富山県代表:猫又(97話より覚醒) 佐賀県代表:ひょうすべ 高知県代表:山爺
栃木県代表:雷獣 大分県代表:セコ
北海道代表:ミンツチ 福島県代表:亀姫(99話より覚醒) 茨城県代表:わいら 千葉県代表:かぶきり小僧
東京都代表:一つ目小僧 神奈川県代表:みかり婆 新潟県代表:団三郎ムジナ 福井県代表:若狭の人魚
長野県代表:ヤカンズル 静岡県代表:浪小僧(92話より覚醒) 愛知県代表:松の精霊 三重県代表:一目連
兵庫県代表:長壁姫(99話より覚醒) 広島県代表:おさん狐 山口県代表:次第高 香川県代表:手洗い鬼 宮崎県代表:ヤンボシ

建造物など[編集]

ゲゲゲハウス[編集]

声 - 千葉繁

アニメ第5作48話『戦う! ゲゲゲハウス』に登場。井戸仙人が作った植物活性化液を、不注意から鬼太郎の家にこぼした事で生まれた。「ゲゲゲ〜」としか喋ることが出来ないが、言葉を理解することができるため、一応意思の伝達は可能である。始めは「家」と呼ばれていたが、目玉おやじによってゲゲゲハウスと名付けられる。チャンチャンコは一反木綿が、下駄猫娘が作ったもの。土転びとの対決で鬼太郎とともに戦い、最後には井戸仙人が作った、活性化した植物を元に戻す薬を自分にかけ、元の家に戻った。その場で元に戻ったため、ぬりかべが運ぶ羽目になった。

妖怪城[編集]

声 - 鈴木真仁(第5作)

たんたん坊を中心とした妖怪が棲む城。

原作『妖怪城』(初アニメ化第1作第3話)で初出。百年前に四国山中にて封印の注連縄で岩に変えられていたが、当時の経緯を石碑で読んだねずみ男が注連縄を外して復活させる。鬼太郎はちゃんちゃんこを奪ったねずみ男を締め上げて新しい注連縄を作らせ、城を再封印させた。

アニメ第3作1話では石碑によって新宿の地下に封じられていたが、それが工事で倒れたため復活。一反木綿がかまいたちを締め上げて石碑のことを聞き出し、立て直して再封印した。劇場版「最強妖怪軍団!日本上陸!!」での中国妖怪の城や58話でぬらりひょんと目目連が篭った城も妖怪城と呼ばれる。

第4作では「風雲!妖怪城」前後編に登場。城内の13の部屋に生贄の妖怪を捧げると永遠の夜が訪れるとされ、夜は無敵になれるたんたん坊達はさらった人間を妖怪に変え生贄にしようとした。昼間はたんたん坊達は弱くなるが、城外との往来は地下の隠し通路を除いて遮断され、封印の注連縄をかけるべき頂上部に至っては内外共に遮断される。鬼太郎は一時的に生贄の部屋を満たし、永遠の夜になり切る前に注連縄をかけ再封印した。

第5作では第61話から登場。たんたん坊たちが棲んでいたが、ぬらりひょんが制御装置を奪い、以降は彼の移動要塞となる。本作ではただの城ではなく妖怪の一種であるという設定で、地中を移動することができ、また周囲に立つ4つの塔には地水火風の4つの属性を司る土龍、水龍、炎龍、風龍の4体の龍が封印されている。家鳴りの起こす共鳴現象により強化されてからは言葉を話すようになり、ぬらりひょんを「父上」と呼んでいた。ぬらりひょんはさらにねずみ男を利用して東北地方の強力な妖怪たちを探させ、それらを吸収し妖力を高めてからは「無敵妖怪城」となり、ついに鬼太郎を取り込み「妖怪城完全体」へとパワーアップする。しかし、ねずみ男が適当に探し出した妖怪が四十七士として覚醒してしまい、彼らとアマミ一族・ミウの妖力を得た鬼太郎の獄炎乱舞を受けて内部を破壊され津軽海峡に沈没した。そのまま海底で長い眠りにつくことになった。

外国妖怪の城[編集]

チー城
チーのアジトとして登場する城。原作では妖怪反物で人間たちを操って建てさせたが、アニメ第3作では地中から出現。最期は切り札の紙の精もろとも焼き払われた。
ギーガ城
「異聞妖怪奇譚」に登場するギーガを初めとする世界妖怪たちのアジト。

妖怪の「味方」「敵」の分析[編集]

  • 『ゲゲゲの鬼太郎 少年マガジン/オリジナル版』(角川文庫)にある、村上健司による解説によると、「鬼太郎の味方の妖怪」は、柳田國男『妖怪談義』でとりあげられた妖怪が多いという。ただし、文章だけであるので、その姿は水木によるオリジナルである。「鬼太郎の敵の妖怪」は、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に登場するものが多く、石燕が描いた姿をほぼ踏襲しているという。ただし、石燕が描いた姿を先に別の妖怪に使い、姿が使われた妖怪が後に本作に登場した際に水木オリジナルの姿が描かれる場合もある(例えば、石燕画の百々爺の姿を鏡爺のモデルとしたため、後に本作に登場した百々爺は本作オリジナルの姿になっている)。

脚注[編集]

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  1. ^ 武良布枝『ゲゲゲの女房』によると、水木の母がこの妖怪を気に入り、「鬼太郎に登場させろ」と強く要望したため、登場することになったという。
  2. ^ エンディングでは、田中雪弥と誤表記されている。
  3. ^ ただし、雪姫にライターの説明をするときは訛っていなかった。
  4. ^ どのように懲らしめられたかは不明だが、鬼太郎すら戦慄させる程のやり方だったらしい。
  5. ^ 『ゲゲゲの鬼太郎 TVアニメ DVDマガジン』第24巻(講談社2014年)DVDパッケージのゲスト欄より(ただし、ノンクレジット)。
  6. ^ 第101話の脚本を書いた京極夏彦によると、当初は妖怪王編のラスト(第99話)でぬらりひょんは死ぬ予定だったのだが、それを知らなかった京極が書いた脚本にぬらりひょんが登場していたため、急遽生き残ることになったという。
  7. ^ 作中では先に霊場が存在し、(明治4年に施行された廃藩置県以降の合併で)人間が無意識に現在の都道府県としてそこを地域区分したと言う設定。