土瓶

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陶器製の土瓶

土瓶(どびん)は、陶磁器製であり、日本の伝統的な食器の一種。を沸かしたり、薬草煎じたりする容器の一種。国際的には teapotティーポット)の一種と認識されている。

陶器製の物には直接火に掛けられる物がある。磁器製の物は火に掛けず急須のように使う。横手(よこで)の急須や後手(うしろで)のポットに比べると容量が大きく、肉厚の物が多い。

基本的な形状は湯(水)を溜める胴部に注ぎ口が付いており、その胴の肩の両側にをつけ、両耳の間に弦(つる)を掛け渡し、持ち手とする。胴部本体の上に持ち手がくるので、上手(うわで)という。持ち手は胴部と一体になった陶磁器製のこともあるが、熱を伝えにくい別材(材や材)が付いていることが多い。

蒸し料理土瓶蒸し(どびんむし)にも用いられる。高温の土瓶を台に置く際には、断熱効果のある土瓶敷き(どびんしき)が用いられることがある。

かつては欠かせない生活用具の一つとして平均的家庭に必須の食器であったが、現代における金属製(特にアルミ製ステンレス製)のやかんの普及や、昭和末期から平成時代にかけての魔法瓶電気ポットペットボトル入りの製品の普及によって、土瓶の需要は大幅に減じた。しかし、急須と同じ用途や先述の土瓶蒸しの容器として用いられることについては、昔と今でそれほど変化は無い。

土瓶の種類[編集]

ボーフラ
主に煎茶道で用いる、火に掛ける湯沸し。土瓶式の上手のもののほかに、横手のものも多い。
汽車土瓶
1877年明治10年)、神戸駅にて駅弁の販売が始められたが、弁当とともに供する茶の容器として陶器製の茶瓶が登場したのは1889年(明治22年)の静岡駅においてであった。これは「汽車茶瓶」と呼ばれ、同じ用途で土瓶の形をしたものは「汽車土瓶」と呼ばれた。別項「駅弁#汽車土瓶時代」も参照のこと。
千代香
焼酎を温めるために使用される土瓶の一種。

関連項目[編集]