ハトムギ

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ハトムギ
Coix lacryma-jobi1.jpg
ハトムギ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
: ジュズダマ属 Coix
: ジュズダマ C. lacryma-jobi
変種 : ハトムギ var. ma-yuen
学名
Coix lacryma-jobi var. ma-yuen
和名
ハトムギ
英名
Job's tears; Adlay
ハトムギ:ヨクイニン抽出用に薬草園で栽培されているもの
ハトムギ[1]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 1,506 kJ (360 kcal)
72.2 g
食物繊維 0.6 g
1.3 g
飽和脂肪酸 0 g
一価不飽和脂肪酸 0 g
多価不飽和脂肪酸 0 g
13.3 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
0 μg
(0%)
0 μg
チアミン (B1)
(2%)
0.02 mg
リボフラビン (B2)
(4%)
0.05 mg
ナイアシン (B3)
(3%)
0.5 mg
(3%)
0.16 mg
ビタミンB6
(5%)
0.07 mg
葉酸 (B9)
(4%)
16 μg
ビタミンB12
(0%)
0 μg
ビタミンC
(0%)
0 mg
ビタミンD
(0%)
0 μg
ビタミンE
(1%)
0.1 mg
ビタミンK
(0%)
0 μg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
1 mg
カリウム
(2%)
85 mg
カルシウム
(1%)
6 mg
マグネシウム
(3%)
12 mg
リン
(3%)
20 mg
鉄分
(3%)
0.4 mg
亜鉛
(4%)
0.4 mg
他の成分
水分 13 g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
100g中の食物繊維[1]
項目 分量
炭水化物 72.2g
食物繊維総量 0.6g
水溶性食物繊維 0g
不溶性食物繊維 0.6g

ハトムギ鳩麦Coix lacryma-jobi var. ma-yuen)はイネ科ジュズダマ属の穀物ジュズダマとは同種で、栽培化によって生じた変種である。ハトムギ粒のデンプンは糯性であり、ジュズダマは粳性である。

中国南部からインドシナ半島にかけての原産とされる。系統分類学上はキビ亜科 Panicoideae ウシクサ連 Andropogoneae に属し、イチゴツナギ亜科 Pooideae の狭義の麦類よりもトウモロコシモロコシススキに近縁である。生育期間は160日前後で、そのうち登熟に30日程度必要。花期は8〜10月、9月〜10月に果実を採取し、果皮と種皮を取り除き日干しする。

日本での栽培[編集]

日本への伝播には諸説あり、奈良時代とも江戸時代とも言われている。享保年間には薬用として栽培されていた。牧野富太郎によると、日本へは中国から伝播したとされるが、形態的、生態的に朝鮮半島原産に類似しており、DNA分析によっても日本と韓国在来品種の違いはほとんどなく[2]、朝鮮半島を経由して伝播したと考えられる。[3]

C4植物であるが、耐湿性があり、1981年水田利用再編対策の特定作物として認められた事をきっかけとして、水田転作作物として栽培されている。安定的な品質と収量を確保するためには、圃場の水はけが悪かったり、潅水できないため土が乾燥する条件は適さない。10a当たり収量は200Kg〜300Kg。

各地で系統の比較検討が行われ、「岡山在来」と名付けられた系統が最初に全国的に栽培された。主な産地は、岩手県奥州市衣川区花巻市栃木県鹿沼市小山市茂木町広島県三原市福岡県久留米市青森県中泊町富山県氷見市などである。

  • 主要栽培種と適地[4]
中里在来 北東北以南
岡山在来 温暖地
はとちから 関東以西
はとむすめ 関東以西
はとひかり 関東以西
はとじろう 東北中・山間地
オホーツク1号 北海道中部以南

利用[編集]

漢方民間療法では、皮を剥いた種子を薏苡仁(よくいにん)と呼んで薬用に用いられ、いぼ取りの効果、利尿作用、抗腫瘍作用などがあるとされる。漢方では薏苡仁湯などに使われる。また、ハトムギ茶シリアル食品などにも利用される。 ハトムギエキスは皮膚に塗布すると、保湿作用、美白作用があることが知られており、基礎化粧品に配合されることも多い。

  • 注意点 妊娠中は、禁忌とされる[5]。ハトムギを含む飲料、食品の摂取は避けるのが望ましい。

脚注[編集]

  1. ^ a b 五訂増補日本食品標準成分表
  2. ^ 「特産種苗」第3号 2009.7 【特集】《ハトムギ》 日本のハトムギ栽培 (PDF)”. 財団法人 日本特産農作物種苗協会. 2012年6月28日閲覧。
  3. ^ 原貴洋、手塚隆久、松井勝弘「東アジア地域のハトムギ(Coix lacryma-jobi L.)遺伝資源の形態的形質の変異」、『日本作物學會紀事』第76巻第3号、日本作物学会、2007年7月5日、 459-463頁、 doi:10.1626/jcs.76.459NAID 110006345371
  4. ^ [社団法人 農林水産技術情報協会]
  5. ^ 日産婦誌53巻9号 産科領域における漢方薬の使用 日本産科婦人科学会 (PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

ハトムギ栽培のポイント[リンク切れ]Wayback Machineのログ