工芸茶

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工芸茶は、1980年代-90年代の中国で考案された再加工茶。ジャスミン茶の一形態としても分類できる。福安市や福鼎市など福建省北部の茶葉加工工場を中心に生産される。白茶緑茶をベースに、千日紅や百合、ジャスミンなど、茶葉の中に乾燥した花を糸で編み入れる。手の込んだものは、ジャスミンのつぼみで香りづけが行われる。 日本では花の咲くお茶としてTV番組等で知られ、特にカーネーションの咲く工芸茶が、母の日で人気となっている。ただし、2010年以降は、福建省でのジャスミンの花の生産減少、白茶の高騰化、生産者の茶業離れなどが原因で、年々品質の良い工芸茶の生産が難しくなっている。福建省の福安市や福鼎市などでも、高品質の白茶は、その多くが中国内で高騰している工夫紅茶の原材料として使われる傾向にある。 中国では、工芸茶(gongyicha)や工芸花茶(gongyihuacha)と呼ばれるが、中国国内での人気はなく、主に輸出用や、観光地での外国人向けのお土産として消費されている。中国でお茶好きの人も、工芸茶の存在自体を知らないことも多い。工芸茶の生産には手間や時間がかかるにも関わらず、今や加工の工程を経ないそのままの白茶のほうが中国内で高値で捌けるケースもあるので、現在、品質にこだわる工芸茶の加工業はすでに産業として成立しなくなっている。ただし、福建省福州市などにおいては、歴史のあるジャスミン茶は、国の文化遺産として伝統的技術の一つとして保護しようとする動きもある。