王家の呪い

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ツタンカーメンの、コブラの姿をした像(ウラエウス)。守り神ウアジェトを表している。
カーナヴォン卿がツタンカーメンの墓をあばいた6週間後に急死したため、当時の新聞にはそれは呪いだとする話がしばしば書かれ、現代まで語りつがれている

王家の呪い(おうけののろい、curse of the pharaohs)とは、エジプト王家の墳墓を発掘する者には呪いがかかる、という信仰である。ファラオの呪いツタンカーメンの呪いとも呼ばれる。

1920年代エジプトにおいて、王家の谷ツタンカーメン墳墓発掘ミイラをとりだしたカーナヴォン卿および発掘に関係した数名らが、発掘作業の直後次々と急死したとされる出来事からこうした伝説が生まれ、現在まで語り継がれているが、墓の開封に立ち会った人で実際に急死したのはカーナヴォン卿だけであり、そのカーナヴォン卿も発掘以前に髭を剃っていた時に誤って蚊に刺された跡を傷つけた事により熱病に感染し、肺炎を併発した事が死因である事が確認されている[1]

コナン・ドイルも新聞上でカーナヴォン卿の死の原因に関する見解を表明した

何らかのガスが墳墓に溜まっていて、墳墓をあばいた時にそれを吸った影響ではないか、と見なす人もいた。 たとえばコナン・ドイルシャーロック・ホームズシリーズの作家)もそれに類した見方を好んだひとりで、王の墳墓を荒らす墓荒らしどもを懲らしめるために致死性のカビのようなものが意図的に配置されていたのではないか、と見なした。 現在では古代エジプト墳墓の空気調査されているが、有毒なガス、カビの存在は確認されていない。

実際のところ、ツタンカーメンの墓の発掘に直接携わった者で1年以内に亡くなったのはカーナヴォン卿ただ一人だけである。そのカーナヴォン卿も死因が明確であるため、王家の呪いはでっち上げ、もしくは誇張であると考えられる[2]

王家の呪いが登場する作品[編集]

  • 王家の紋章
  • エジプト墳墓の呪い:アガサ・クリスティーが発表した短編でハヤカワ書房出版の「ポアロ登場」に収録されている。
  • シャーマンキング14巻、蓮がアナテルの使う死者の翼はファラオの呪いによってもたらされる攻撃だと示した。呪いの由来は壁に書かれた「王の墓を荒らす者は死者の翼によって葬られるであろう」と言った。


  1. ^ http://www.nazotoki.com/noroi.html
  2. ^ http://www.moonover.jp/bekkan/mania/thutan.htm