アイドルオンステージ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイドルオンステージ
ジャンル 音楽バラエティ番組
アイドル番組
出演者 中居正広
内海光司
TOKIO
KinKi Kids
CoCo
大村真有美
ジャニーズJr.
水野あおい
大阪パフォーマンスドール
ほか
製作
プロデューサー 筒井健
制作 NHK
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1993年10月10日 - 1997年3月30日
放送時間日曜 18:00 - 18:55
放送分55分
テンプレートを表示

アイドルオンステージ』(Idol on Stage)は、1993年10月10日から1997年3月30日までNHK BS2で放送された音楽バラエティ番組である。

概要[編集]

中居正広(当時 SMAP)・TOKIO(デビュー前[1])・KinKi Kids(デビュー前)・CoCo大村真有美をレギュラー陣に、男女問わずさまざまなアイドルが出演した若者向けの音楽バラエティ番組としてスタート。これまであくまでジャニーズのメイングループの裏方的な存在だったジャニーズJr.のメンバーを、初めて定期的にメインで出演させ始めた番組でもある。

本番組終了後、BS2日曜夕方の音楽番組は『ミュージック・ジャンプ』を経て、『ザ少年倶楽部』へと続いていく。

本番組はハイビジョン制作もされており、開始時期は不明だが、少なくとも1995年から番組終了までBSハイビジョン実用化試験放送にてハイビジョン放送されていた。

番組コンセプト
番組の制作発表の場にてプロデューサーより「“歌えるアイドルがこんなにもいる”ということを伝えたい。いずれは公開録画も目指す」と伝えられた[要出典]。実際に第1期途中からNHKホールでの収録もスタートしている。
放送開始初年の1993年は、1970年代から1980年代に隆盛を極めた民放の音楽番組はすでに軒並み終了を迎えており、いわゆるアイドル歌手の活躍の場が限られていた時代であった(「アイドル」ページ「アイドル冬の時代」参照)。

出演者[編集]

レギュラー出演者[編集]

シーズン 期間 ナビゲーター レギュラー出演者
1 1993年10月10日 - 1995年9月10日 中居正広[2] TOKIO・KinKi Kids、CoCo(1994年9月25日まで)、大村真有美
2 1995年9月17日 - 1996年3月3日 内海光司 KinKi Kids、大村真有美
3 1996年4月7日 - 1997年3月30日 神田うの[3][4](前半)
内海光司(後半)
KinKi Kids、忍者V6、ジャニーズJr.、T.P.D.(東京パフォーマンスドール)、B'dash、KANNA
その他レギュラー

ゲスト出演者[編集]

各期概要[編集]

第1期[編集]

当時、唯一歌をメインにしたアイドル番組だった。番組は、基本的にバンドによる生演奏。この番組で初めて生バンドで歌ったアイドルも多数いた[要出典]

1994年春から、NHKホールでの公開録画が開始。

アイドルメドレー
初期は、レギュラー陣のみによる「アイドルメドレー」が毎回披露された。「なんてったってアイドル」を軸に、過去のアイドルソングを各ユニットがメドレー方式で歌った。この企画のおかげで、生バンド演奏による持ち歌以外の曲を聴くことができるのが、番組の目玉の一つであった。
CoCo解散後の1994年10月からは男性歌手は参加せず、出演している女性アイドルがメインの「アイドルメドレー」に変更。
若手アイドルの出演だけではなく、少年隊・光GENJI(1995年解散)・SMAPWinkといったキャリアの長いアイドルや、河合奈保子工藤夕貴本田美奈子などの元アイドルが出演してオリジナルメドレーを披露することもあった。
備考
  • レギュラーだったCoCoは、番組内で解散スペシャルの回が設けられた。CoCoと同じステージに並び、中居が珍しく番組内でソロ曲を披露すると、出演者たちが涙する場面があった。
    また、1993年12月の放送では前年にグループを卒業した瀬能あづさがゲスト出演して5人での歌唱もあった(卒業後、テレビでは唯一歌での共演)。
  • Qlairは番組内で活動休止を告知。
  • ribbonは、グループとして最後に歌を披露した番組が「アイドルオンステージ」となる。

第2期[編集]

番組の構成が、前半30分の「ガールズSIDE」と後半30分の「ジャニーズSIDE」になる[7]。前半・後半ともに司会は内海。

女性アイドルによる「アイドルメドレー」は継続。この時期になると、1人(1組)が数分間のメドレーを披露した。公開録画が少なくなり始めた。

TOKIOがレギュラー出演からは卒業。定期的に出演していたSMAP・Winkの出演が無くなった。

第3期[編集]

第3期は、前半と後半の収録は完全に別に行われた。

番組専属の生バンド演奏、バックダンサーのアイドルメイツ、女性アイドルによる「アイドルメドレー」が廃止された[いつ?]

この時期から、出演する女性アイドルがタレント活動に重点をおいている者だったり、CDをリリースしていない者であったりと、いわゆる王道の「アイドル歌手」[独自研究?]の出演が急激に減っていった。

番組スタート時からのレギュラー大村が卒業[いつ?]。ここ[どこ?]でのT.P.D.は、篠原涼子らフロントメンバーが一斉に卒業した後の、ライヴ活動をメインに行っていたメンバーのみのユニットである。

末期は、「リクエスト特集」などの総集編を数回行い最終回を迎えた。

前半「ガールズSIDE」

神田は、アイドル自体に興味を示さない[独自研究?]まま番組が進められた[8]

後半「ジャニーズSIDE」
V6がレギュラー出演しジャニーズJr.も本格的に番組でフィーチャーされ[独自研究?]、番組当初の形[要追加記述]は無くなっていたがユニットの人気と共に盛り上がりを見せていた[独自研究?][誰に?]

主なコーナー[編集]

第1期 - 第2期
  • アイドルメドレー
    レギュラー出演者(後に女性アイドルゲストのみ)が昔のアイドルヒット曲を歌う。振付は西条満。
  • アイドルパンチ
    番組冒頭のコーナー。視聴者からのお題に対してKinKi Kidsが解答する。判定は中居・内海。一度、KinKi Kidsの代わりに森田剛三宅健が務めた回があった。
第1期
  • マンスリーゲスト、今月の歌
    1か月を通して同一のゲストが歌を披露する企画。香取慎吾・Wink・佐藤アツヒロ木村拓哉酒井法子森且行Melody
  • CoCoだけの話
    解散の1994年9月末まで。CoCoのメンバーがいろんなことを語り合う。視聴者からの質問回答や中居、その他ゲストを交えた回もある。
  • Kinkiの話題
    KinKi Kids(当時はKinki Kids)のフリートークコーナー。相手役は中居。
第2期
  • アイドル探偵団
    女性アイドルの1人が、共演している他のアイドルから質問攻めに遭うコーナー。司会は内海。
ほか

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 1994年9月21日にデビュー。
  2. ^ 1995年8月6日から数回、中居のピンチヒッター内海光司が務めた。
  3. ^ 1996年4月7日 - 。
  4. ^ 1996年6月16日は神田欠席のため、Melodyが代理。
  5. ^ a b 第1期 - 第3期まで出演。
  6. ^ 出演当時の芸名は「浜あゆみ」。
  7. ^ 前半・後半に分かれたものの、オープニングは男女区別なく共演していた。
  8. ^ 出演歌手の名前を覚えずに進行する、台本をそのまま読み上げる、自らトークテーマを批判する、親交のある出演者と長時間話す故に全員には話す機会が与えられない、などの様子が見られた[誰に?]。ゲスト出演している雛形やMelody・若杉南が話をまとめる機会がたびたび見られた[誰に?]

外部リンク[編集]

NHK BS2 サンデーヤングミュージック枠(日曜 18:00)
前番組 番組名 次番組
アイドルオンステージ
(ここから音楽番組枠)