Melody (アイドルグループ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Melody
出身地 日本の旗 日本
ジャンル アイドル歌謡
活動期間 1993年 - 1997年
レーベル ポニーキャニオン
事務所 メロディハート
共同作業者 平賀和人NSP
メンバー 田中有紀美ボーカル
望月まゆ(ボーカル
若杉南(ボーカル
BYR color wheel.svg この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

Melody(メロディ)は、田中有紀美望月まゆ若杉南による3人組の音楽グループ1993年10月21日デビュー、1997年12月31日解散。メロディハート所属(フォスターの前身)。

メンバー[編集]

名前 プロフィール ニックネーム イメージカラー 特技 キャッチフレーズ
田中有紀美
(たなか ゆきみ)
(1977-04-07) 1977年4月7日(40歳)、A型東京都出身 ゆきどん     右手4拍子・左手3拍子、エレクトーン 有紀美のあどけなさ
望月まゆ
(もちづき まゆ)
(1977-01-06) 1977年1月6日(40歳)、A型愛知県出身 まゆちん、まゆっちょ     新体操(県大会2位) まゆのさわやかさ
若杉南(リーダー)
(わかすぎ みなみ)
(1975-12-06) 1975年12月6日(41歳)、A型愛知県出身 みなみん     剣道ジョギング 南の少女の香り

経歴[編集]

活動[編集]

  • おっとりとした田中、同性のファンも多かった望月、明るい笑顔の若杉と、バラバラな3人の個性が特徴。いわゆる「アイドル冬の時代」の最中であったものの、「ハウス食品」「Kodak」「ブルボン」などのCM出演、ニッポン放送でのレギュラー番組、東名阪(東京・名古屋・大阪)ライヴツアーを成功させるなど、SPEEDモーニング娘。が台頭する1990年代後半までの女性アイドルシーンを支え続けた。この時期のアイドルにしては健闘、と評価される。[1][2]
  • また、元々は個別での活動をスタートしていたメンバーだけに、同時期のアイドルグループに比べると、CM・映画テレビ出演などにおけるソロ活動が活発であった。
  • 1993年のデビュー当時から、各種イベント学園祭に多数出演。男性ファンだけでなく、女性ファンも少なからず存在し、シングルリリースに合わせたイベントでは、安定した集客力を解散時まで保持していた。
  • グループ名のMelodyは所属事務所の「メロディハート」に由来する。ファンクラブ名は「Oh My Melody」。

テレビ出演[編集]

  • フジテレビ系の番組を紹介する『赤丸チェック』が、Melodyとして初のテレビレギュラー番組。
  • 歌番組『アイドルオンステージ』(BS2)では準レギュラー。番組の放映期間とMelodyの活動期間がほぼ同時期であり、デビューシングルからラストシングルまでの全曲で出演を果たしている。また、シングル曲だけではなくカップリング曲・ソロ曲・カバー曲を歌う機会も与えられていた。シングル「Oh Please!」の時期に1度司会も務める。

音楽活動・パート割り[編集]

  • デビューから解散までの間に、清純派アイドルソング・軽快なPOPS・ダンスミュージック・洋楽のカバーまで、幅広いレパートリーの曲を歌った。
  • 1st〜2ndシングルまでは、田中若杉望月の順でソロパートを担当することが多く、比較的均等な割り振りがされていた。
  • ポニーキャニオン移籍後の3rdシングルでは、ソロパート無しの、ユニゾン・ハーモニーのみ。全編を通して3人のコーラス。
  • 4thシングル以降は、3人のメンバー均等にソロパートを振り分けることは少なく、楽曲によってメインのメンバーが変動。望月田中のどちらかがソロパートを担当することが多く、若杉は主にハーモニーを担当。ハーモニーの担当は、若杉が下のパート。上のパートは主旋律を歌うメンバーによって変動したが、望月が担当することが多く、田中はメインパートを主に歌っていた。
  • アイドルポップスにしては珍しく、ほぼ全曲に下のパートのハーモニーが存在し、他のアイドルの楽曲にはない厚みを感じさせることに成功している。

楽曲制作[編集]

  • 活動を続けるにつれ、メンバーの楽曲制作に対する意識も高まった。
  • 田中は「Oh Please!」の歌入れ前の楽曲(オケ)制作中のスタジオを見学。若杉は自身の詞が基となり、楽曲「青空をあげたい」が完成。当初、若杉のソロによるアルバム曲の予定であったが、後に8thシングルとしてリリースされた。望月はライヴの楽しさに生きがいを感じ、熱く語るその様子はライヴビデオに収められている。

ソロ活動[編集]

  • Melody活動中にも、3人各々が個性を生かした活動を展開。
  • 若杉は司会のアシスタント等、バラエティ番組に多数出演。『新春かくし芸大会』にも一員として出演し、後に自身がナビゲーターをつとめる『パワーギャング』など、トーク部分を活かせる活動が目された。
  • 望月はドラマ『東京大学物語』をはじめ、ドラマ出演が多かったが、単独で『M-STAGE』『アイドルオンステージ』といった歌番組に出るなどのソロ活動もあった。
  • 田中は「レモンスカッシュ」のCMに出演後、『逸見政孝物語』『奇跡のロマンス』といったドラマ出演を多数経験。映画「嵐の季節」や単発ドラマでは主演も務め、女優業を中心にその魅力を発揮していた。

解散[編集]

  • デビュー4年目の1996年には、赤坂BLITZでのライヴも成功。ライヴビデオ、PV集、(二か月連続で)シングル、と精力的に作品をリリース。インストアライヴを行ったタワーレコード渋谷店では、「Boom Boom My Heart」が(当時の同店舗の)1日のCD売り上げ記録を更新。すべてが順調に上昇気流に乗り始めた、と思われていたが、突然の活動休止状態となる。
  • 同年秋、既に一部CD店にて予約を受け付けていたシングルのリリース予定が白紙になる。
  • 翌1997年、ファンクラブ会報にて解散が正式発表された。解散宣言後、ファンクラブバスツアー開催。この時、望月「私はMelodyが解散するとは思ってなかった…」という言葉を残した。
  • 同年暮れに、新宿NSビルのラストアルバム発売記念イベントを最後に解散。ちなみに、この時期(1990年代中盤)のアイドルグループで、解散宣言を行ったのはCoCoとMelodyだけである。
  • 発売されなかった2ndオリジナルアルバムの一部の曲は、ラストアルバム『fine〜フィーネ〜』に収録されている。

解散後[編集]

  • 解散後は、若杉が「どうぶつ奇想天外!」のレギュラーレポーターをはじめタレント業を続けるも、地元・愛知県に戻り、ファンに祝福されながら結婚・引退
  • 望月は大きなプロジェクトの噂もあったようだが、休養→引退。結婚し、現在は二児の母。
  • 田中は解散後、いち早く女優・歌手としてソロ活動を開始。シングルとビデオクリップ集をリリース。一時、牧原菜美に改名するも、現在は田中有紀美として女優業を中心に活動中。自身が監督・脚本を務めた短編映画も公開された。また音楽活動にも力を入れている。定期的にライヴを行っており、2008年には全楽曲を作詞作曲したアルバムをリリース。本格的に女優業と音楽活動に没頭する傍ら、アイドルグループの一員であったことを否定しない姿勢に、Melody時代からのファンの支持も得ている。
  • 解散後もメンバー同士の関係は良好の様子。田中ブログTwitterにて若杉望月の近況が伺えることもある。名古屋で行われた田中のライヴに、2008年は若杉が、2013年は若杉望月ゲスト出演した。

再評価[編集]

  • 少しずつではあるが楽曲に対する再評価が増えはじめ、雑誌の名盤カタログ等での推薦、配信リリースでの高売上など、度々Melodyの名前を紹介される機会に恵まれる。
  • 雑誌『オリコン・ウィーク The Ichiban』の企画「21世紀に残したいアイドル名盤」にて、アルバム『Love Bomb!』と『fine〜フィーネ〜』の2枚が名盤として選出。[3]
  • 別冊宝島100万人のアイドルポップス』の企画「ときめきの名曲150(1978-1993)」では、シングル「素直に言えない」が1993年の名曲の一つとして選出。[4]
  • デビューから10年後の2003年、シングルコンプリートベスト『Melody BEST』がリリースされる。
  • 2009年3月、ポニーキャニオンの配信新サービスCD COOKIEにてアルバム『Love Bomb!』が累計購入ランキングで第1位を記録。同年8月までの約5ヶ月間、連続第1位を保持した。
  • 書籍『ラグジュアリー歌謡 (((80s))) パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538』では、シングル「GET LOVE」が名盤の一つとして選出され、カップリング曲「You are only my love」が紹介された。[5]書籍『アイドル楽曲ディスクガイド』では、シングル「運命'95」が1990年代前半の名曲の一つとして紹介されている。[6]

リリース作品[編集]

田中有紀美の作品は同項目を参照のこと。

シングル[編集]

No. タ イ ト ル 発 売 日 作者 備 考
1st 素直に言えない〜もっとそばにいたいけど〜 1993年10月21日 作詞: 三浦徳子
作曲: 清岡千穂
編曲: 樫原伸彦
デビュー曲。スターランドよりリリース。
C/W : シブヤへ行こう!
作詞:横山武/作曲:樫原伸彦/編曲:樫原伸彦(SIDN-9)
イベントでは若杉南のメインヴォーカルによる3番の歌詞が歌われた。(未商品化)
2nd いちばん好きと言って 1994年2月23日 作詞: 岩里祐穂
作曲: 井上日穂
編曲: 井上日穂
初回特典/ステッカー
C/W : I say“Yes”!
作詞:森浩美/作曲:前田克樹/編曲:鶴由雄(SIDN-12)
3rd 少し自惚れて 1994年11月2日 作詞: 黒部真弓
作曲: 松本俊明
編曲: 鈴木雅也
ポニーキャニオン移籍第1弾シングル。本作よりディレクターは元NSPの平賀和人。
テレビ朝日リングの魂』オープニング曲。
C/W : 唇がふれあえば
作詞:天野滋/作曲:野下俊哉/編曲:鈴木雅也(PCDA-00665)
作曲はRABBITの野下俊哉。
4th 世界中の微笑み集めてもかなわない 1995年4月21日 作詞: 天野滋
作曲: 日置達
編曲: 鈴木雅也
ライオン「Ban16」CM曲。
「アイドルオンステージ」3月期・今月の歌。
C/W : シルバーリングに口づけを
作詞:黒部真弓/作曲:清岡千穂/編曲:鈴木雅也(PCDA-00700)
テレビ北海道「月刊パワーギャング」エンディング曲。
5th 運命'95 1995年8月19日 作詞: 森若香織
作曲: 黒沢健一
編曲: 新川博
Kodak「長野オリンピック編」CM曲。
作詞に元GO-BANG'Sの森若香織と作曲にL⇔Rの黒沢健一を迎えた意欲作。
オムニバス盤『まちぶせ~アーティストからの贈りもの』(PCCA-1032)・『Myこれ!クション 秘蔵アイドルユニット16』(PCCA-1845)、ミックスCD『申し訳ないとフロム赤坂 アイドルMIX』(PCCA-2663)収録。
L⇔Rのアルバム『Let me Roll it!』にセルフカバーが収録されている(作詞は黒沢健一、タイトルは「MAYBE BABY」)。
C/W : フラレタ気分
作詞:天野滋/作曲:羽田一郎/編曲:鈴木雅也(PCDA-00758)
6th GET LOVE 1995年12月16日 作詞: 黒部真弓
作曲: 増本直樹
編曲: 鈴木雅也
メインボーカルは望月まゆ。
C/W : You are only my love
作詞:大森祥子/作曲:M Rie/編曲:鈴木雅也(PCDA-00803)
ミディアムテンポのクリスマスソング。
7th Oh Please! 1996年5月2日 作詞: 中山加奈子
作曲: 増本直樹
編曲: 鈴木雅也
メインボーカルは田中有紀美。
作詞はプリンセス・プリンセスの解散を直前に控えた中山加奈子。
C/W : Let Me Cry
作詞:大森祥子/作曲:松尾比呂良/編曲:松尾比呂良・鈴木雅也(PCDA-00848)
ライヴツアー「Oh Please!」赤坂BLITZ公演にてバク転を披露。
8th 青空をあげたい 1996年7月19日 原案: 若杉南
作詞: 黒部真弓
作曲: 松尾ゆきえ・松尾比呂良
編曲: ROD ANTOON
Kodak「長野オリンピックバージョン」CM曲。二か月連続シングルリリースの第1弾。
詞の原案は若杉南。
C/W : Cherish
作詞:森若香織/作曲:羽田一郎/編曲:鈴木雅也(PCDA-00880)
9th Boom Boom My Heart(RADIO MIX) 1996年8月21日 作詞・作曲: B.A.S.P(A.White、A.Lee)
日本語詞: 黒部真弓
編曲: 鈴木雅也
ブルボン「シュガーレスガム」CM曲、「東京ゲームショウ」CM曲。
スウェーデンPOPのカバー曲。
タワーレコード渋谷店シングルチャート1位。
ミックスCD『申し訳ないとフロム赤坂 アイドルMIX』(PCCA-2663)収録。
C/W : Boom Boom My Heart(SELFISH MIX)
作詞・作曲: B.A.S.P(A.White、A.Lee)/日本語詞: 黒部真弓/編曲:大坪直樹Selfish)(PCDA-00888)


アルバム[編集]

No. タ イ ト ル 発 売 日 備 考
1st Love Bomb! 1995年9月21日 オリジナルアルバム
ソロ曲「Knock Me ~あなたを越えたい~ 」「ねぇ、ダーリン!」「Your Song」も収録。(PCCA-00800)
2nd LOVE THANKS! 1997年1月8日 シングルスベスト&ライヴ盤(2枚組)
2万枚完全限定盤。32P写真集+セルフライナーノーツのブックレット付き。
ポニーキャニオン移籍後のシングルと、1stライヴ「Love Bomb!」の音源を収録。(PCCA-01058)
3rd fine〜フィーネ〜 1997年12月17日 ラストメモリアルアルバム(2枚組)
舛井功によるリミックス、未発表ソロ曲「PIECE OF THE CHANCE」「忘れないでね」を収録。曲間に詩の朗読入り(作詩は大森祥子)。(PCCA-01173)
4th Melody BEST 2003年5月21日 シングルコンプリートベスト
カップリングを含めたシングル曲を全曲オリジナルバージョンで収録。(PCCA-01890)

ビデオ[編集]

No. タ イ ト ル 発 売 日 収 録 曲
1st Live Bomb! 1996年3月21日 01.運命'95
02.シルバーリングに口づけを
03.GET LOVE
04.You are only my love
05.Knock Me 〜あなたを越えたい〜
06.Your Song
07.ねぇ、ダーリン!
08.フラレタ気分
09.季節だけ変わる
10.世界中の微笑み集めてもかなわない
ライヴビデオ。1995年12月20日 原宿クエストホールにて収録。(PCVP-51855)(PCLP-00600)
2nd I My Melody 1996年5月17日 01.Oh Please!
02.GET LOVE
03.運命'95
04.世界中の微笑みあつめてもかなわない
05.少し自惚れて
[ボーナストラック]メドレー(素直に言えない〜I Say "Yes!"〜いちばん好きと言って)
シングルクリップ集。ボーナストラックは前作『Live Bomb!』未収録のライヴ映像。(PCVP-51878)(PCLP-00606)

写真集[編集]

No. タ イ ト ル 発 売 日 備 考
1st Fair 1995年3月24日 撮影 : 細野晋司/発行 : 近代映画社(ISBN4-7648-1754-3)
近代映画社創立50周年記念。オールサイパンロケのファースト写真集。
2nd 楽園 -Heat Wave- 1997年3月27日 撮影 : 久保田昭人/発行 : フォレスト出版(ISBN4-89451-016-2)
タヒチにて撮影。写真集発売と同時期に「ヤングマガジン」にて、タヒチロケによる表紙+グラビア18Pが掲載される。「ランク王国」アイドル写真集月間売り上げ第1位(1997年4月26日オンエア)。

主なテレビ出演[編集]

Melody

田中有紀美の単独出演は同項目を参照のこと。

望月まゆ

若杉南

ドラマ[編集]

Melody

田中有紀美の単独出演は同項目を参照のこと。

望月まゆ

  • スキャンダル(1993年、フジテレビ系)
  • もう涙は見せない(1993年、フジテレビ系)
  • 女教師・沢木圭子2(1994年、フジテレビ系)- 準主演
  • 東京大学物語(1994年、テレビ朝日系)
  • 生きていてママ(1994年、TBS系)
  • リカちゃんの研修日誌(1995年、日本テレビ系)- 主演
  • ホームスイートホーム(1995年、テレビ朝日系)- 準主演
  • 東京SEX バレンタイン・スペシャル(1996年、フジテレビ系)

若杉南

映画[編集]

田中有紀美の単独出演は同項目を参照のこと。

望月まゆ

若杉南

舞台[編集]

田中有紀美の単独出演は同項目を参照のこと。

若杉南

  • FUNKY TOWN(1995年)- 池袋芸術劇場

ラジオ[編集]

CM[編集]

Melody

田中有紀美の単独出演は同項目を参照のこと。

望月まゆ

若杉南

  • エイブル「ちょっといいもの」(1995年)- ドラマCM

雑誌(表紙)[編集]

Melody

田中有紀美の単独表紙は同項目を参照のこと。

望月まゆ

グッズ[編集]

  • 「Melodyカレンダー」1995年 - 1997年版
  • 「メロピッチ」PHS端末機器

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「アイドル黄金時代大名鑑」グラフィック社、2002年3月25日発行
  2. ^ 日経エンタテインメント!」日経BP社、2013年11月号 No.200
  3. ^ 「オリコン・ウィーク The Ichiban」オリコン、1999年12月20日号
  4. ^ 「別冊宝島 100万人のアイドルポップス」宝島社、2002年10月30日発行
  5. ^ 「ラグジュアリー歌謡」disk union DU BOOKS、2013年3月1日発行
  6. ^ 「アイドル楽曲ディスクガイド」アスペクト、2014年3月11日発行

外部リンク[編集]