コンテンツにスキップ

つばさ (本田美奈子の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本田美奈子. > 本田美奈子.のディスコグラフィ > つばさ (本田美奈子の曲)
「つばさ」
本田美奈子シングル
初出アルバム『JUNCTION
B面 ポジティブに愛して
リリース
規格 8cmCD
ジャンル J-POP
時間
レーベル マーキュリー
作詞 岩谷時子
作曲 太田美知彦
チャート最高順位
本田美奈子 シングル 年表
SHANGRI-LA
(1990年)
つばさ
(1994年)
ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて
(1995年)
EANコード
JAN 4988011505706
テンプレートを表示

つばさ」は、本田美奈子の19枚目のシングル。1994年5月25日にマーキュリー・ミュージックエンタテインメントから発売された。

解説

[編集]

前回のシングル「SHANGRI-LA」から3年7ヶ月ぶり、ミュージカル女優として活躍してから初、また東芝EMIからマーキュリー(現・ユニバーサルミュージック)への移籍第1弾シングル。本人が熱唱しながら出演したオッペン化粧品の企業CMソングとして親しまれているが(2008年にTVCMを再開させた同社のCMにも再び使用されている)、埼玉県「魅力いっぱい彩の国」のCMソングでもある(関東ローカルもしくはテレビ埼玉で放映)。

本田作品の中では「アメイジング・グレイス」と双璧をなす人気を誇り、ベストアルバムにも収録されている。没後に制作されたアルバム『心を込めて...』にはテレビ出演時の音源がボーナストラックとして収録されている。

超ロングトーン

[編集]

間奏部分で大きく伸ばす超ロングトーンは、10小節強、時間にして28秒にも及ぶ(この部分の間奏で、歌がかかっていない部分はわずか3小節弱しかない)。1994年9月18日放送の『ミュージックフェア'94』出演時に番組内で歌われている。

しかし、2003年5月25日放送の『題名のない音楽会21』出演時には、さらに1小節長い11小節半(時間にして30秒)のロングトーンを披露しており、曲の途中でありながら観客から大拍手が起こったほどの反響があった上、本田の死後『題名のない音楽会21』や『ミュージックフェア21』で追悼特集が組まれた際に、この曲が取り上げられた。特に『題名のない音楽会21』追悼特集では「伝説の名唱」「驚異のハイトーン」と評されていた。

セルフカヴァー

[編集]

その後、製作者である太田美知彦も自身のライブでこの楽曲を取り上げるようになった。本田バージョンのようなロングトーンは披露されていないものの、アレンジは全体的にアコースティック系の落ち着いたものとなっている。ホームページで公開されているスタジオバージョンの試聴版ではコーラスが際立つようなアレンジに仕上がっている。最近では自身の七夕ライブのトリをかざる曲としても披露している。2008年11月5日にスタジオバージョンがインディーズリリースされた。

収録曲

[編集]
  1. つばさ
    作詞:岩谷時子、作曲:太田美知彦、編曲:佐橋俊彦
  2. ポジティブに愛して
    作詞・作曲:I.cano、日本語詞:岩谷時子、編曲:見岳章
  3. つばさ(inst.)

収録アルバム

[編集]

本田美奈子(.)名義

[編集]
  • JUNCTION(1994年9月24日発売)
  • LIFE -Minako Honda. Premium Best-(2005年5月21日発売)
  • 心を込めて...(2006年4月20日発売) 
    『ミュージックフェア'94』出演時の録音を収録。テレビ用に短縮されているが、ロングトーンは際立っている。
  • クラシカル・ベスト〜天に響く歌〜(2007年4月20日発売)
    付属DVDに1996年に阿蘇ファームランドで行われたジョイントコンサートの映像を収録。フルコーラスで収録されている。

企画アルバム

[編集]
  • 名曲発掘!ジュエル・バラッズ(2005年10月19日発売)
    間奏のロングトーンを際立たせるなど、全体にドラマティックに聞こえるように大幅にリマスタリングされている。

TV

[編集]

岩崎宏美によるカバー

[編集]

生前に本田と公私共に親交のあった岩崎宏美が、アルバム『Dear Friends III』制作にあたって収録曲へのリクエストを募ったところ、リクエストがもっとも多かった楽曲が「つばさ」であった。アレンジは全体的に落ちついたものとなっている。岩崎は、超ロングトーンについて、2006年11月17日の『たけしの誰でもピカソ』出演時に「聴かせどころでもあるので、自分に歌えるかどうか…と思った」と述べている。この半年後の2007年4月、プラハでのチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演したアルバム『PRAHA』(同年9月26日発売)にも「つばさ」を収録した。

林原めぐみによるカバー

[編集]
「つばさ」
林原めぐみシングル
初出アルバム『Fifty〜Fifty
B面 アメイジング・グレイス
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POPアニメソング
時間
レーベル スターチャイルド
作詞 岩谷時子
作曲 太田美知彦
プロデュース 大月俊倫
チャート最高順位
林原めぐみ シングル 年表
集結の運命
(2010年)
つばさ
(2012年)
サンハーラ 〜聖なる力〜
(2015年)
Fifty〜Fifty 収録曲
「サンハーラ 〜聖なる力〜」
(7)
つばさ
(8)
薄ら氷心中
(9)
試聴
つばさ - YouTube
キングレコード提供のYouTubeアートトラック)
EANコード
JAN 4988003427733
テンプレートを表示

林原めぐみの39枚目のシングル。2012年9月29日にスターチャイルドから発売された(KICM-1414)。

概要

[編集]

2012年、アニメ映画『マルドゥック・スクランブル 排気』の主題歌として、主人公ルーンを演じる林原めぐみが本曲をカヴァーしている。ちなみに劇場版『マルドゥック・スクランブル』はこれまでに2作アニメ映画化されており、主題歌は本田の楽曲で、第1作『圧縮』(2010年公開)では「アメイジング・グレイス for Balot」が、第2作『燃焼』(2011年公開)では「アヴェ・マリア for Balot」が使われている。映画公開初日に合わせて土曜日の発売となった[2]。表題曲「つばさ」及びカップリングの「アメイジング・グレイス」はいずれも本田美奈子.の同名の楽曲のカバー。楽曲のアレンジは、「マルドゥック・スクランブル」シリーズの劇伴担当のConischが担当している[3]

映画『排気』公開初日の舞台挨拶において林原も本曲についてコメントしており、本田が支えてきたこの作品を、主人公だからと言って歌っていいのか、それが本当に作品のためなのかと迷った時に、著者の冲方丁より「命のバトンタッチをしてほしい」という助言をもらい、迷いが晴れて歌わせてもらったという[4]

カップリングの「アメイジング・グレイス」も本田美奈子.の同名の楽曲のカバー。劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル 排気』の挿入歌に使用された。

林原が劇場作品の主題歌を歌い、CDを発売するのは、『スレイヤーズぷれみあむ』の主題歌シングルだった「feel well」(2001年12月)以来約11年ぶりである。また、カバー曲を表題曲としてシングルを発売するのは「A Happy Life」(2007年2月)以来5年半ぶり2度目となる。

前作シングル「集結の運命」からは約2年2か月のブランクがあり、出産と育児のために仕事を抑えていた「負けないで、負けないで…」(2003年9月)と「Meet again」(2006年7月)間の約2年10か月に次ぐリリース期間の長さだった。 なお、2024年現在では、「今際の死神」(2017年2月)と、次作「Soul salvation」(2021年4月)との4年2ヶ月間が最長となっている。

収録曲

[編集]
  1. つばさ [5:58]
    歌:林原めぐみ
    作詞:岩谷時子、作曲:太田美知彦、編曲:Conisch
    • 劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル 排気』主題歌
  2. アメイジング・グレイス [5:44]
    歌:林原めぐみ、本田美奈子.
    作詞:ジョン・ニュートン/日本語詞:岩谷時子、作曲:Traditional、編曲:Conisch
    • 劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル 排気』挿入歌
  3. つばさ(off vocal version) [5:57]
  4. アメイジング・グレイス(off vocal version) [5:42]

収録アルバム

[編集]
曲名 収録アルバム 発売日 規格品番
つばさ Fifty〜Fifty[5] 2018年3月30日 KICS-3693
アメイジング・グレイス マルドゥック・スクランブル 排気 オリジナルサウンドトラック[6] 2012年9月29日 KICA-3198
DUO[7] 2016年2月3日 KICS-3346〜3348

その他カバー

[編集]

外部リンク

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ つばさ - 林原めぐみ”. ORICON NEWS. 2023年5月11日閲覧。
  2. ^ 林原めぐみが歌う『マルドゥック・スクランブル 排気』主題歌のジャケ写&アー写が完成! さらに『圧縮』のニコニコ生放送も決定!”. OKMusic. 2021年4月11日閲覧。
  3. ^ 林原めぐみ「マルドゥック・スクランブル」主題歌を担当”. 音楽ナタリー. 2021年4月11日閲覧。
  4. ^ 『マルドゥック・スクランブル』完結編の初日に林原めぐみらが駆け付けた![リンク切れ] アニカンジェイピー 2012年10月17日閲覧。
  5. ^ Fifty〜Fifty - 林原めぐみ”. ORICON NEWS. 2023年5月11日閲覧。
  6. ^ マルドゥック・スクランブル 排気 オリジナルサウンドトラック”. ORICON NEWS. 2023年5月11日閲覧。
  7. ^ DUO - 林原めぐみ”. ORICON NEWS. 2023年5月11日閲覧。
  8. ^ 元宝塚トップスター蘭寿とむ、CDデビュー”. CD Journal (2015年8月24日). 2015年8月25日閲覧。