宙船/do! do! do!
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「宙船(そらふね)/do! do! do!」 | ||||
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TOKIO の シングル | ||||
初出アルバム『Harvest』 | ||||
B面 | リプライ(通常盤) | |||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
録音 |
2006年![]() | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | ユニバーサルミュージック | |||
作詞・作曲 |
中島みゆき(#1) TAKESHI(#2) HIKARI(#3) | |||
プロデュース | 斎藤滋 | |||
ゴールドディスク | ||||
チャート最高順位 | ||||
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TOKIO シングル 年表 | ||||
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「宙船(そらふね)/do! do! do!」(そらふね/ドゥー! ドゥー! ドゥー!)はTOKIOの35枚目のシングル。2006年(平成18年)8月23日にユニバーサルミュージックから発売された。
概要[編集]
TOKIOに提供される経緯として、中島みゆきが自身のオリジナルアルバム『ララバイSINGER』の主柱にする曲としてレコーディングしようとしていたところ、ジャニーズ事務所より「TOKIO(長瀬)に合う曲は無いか」という提供の依頼があり、「(TOKIOに委ねることによって)派手な柱になって帰って来るのも悪くないと思った」と自身のツアーのMCで語っている。「宙船」は後に中島みゆきのアルバム『ララバイSINGER』(2006年11月22日発売)にセルフカバー曲として収録された。
今作は2006年(平成18年)9月4日付のシングルオリコンチャートで初登場首位を獲得した[1]。TOKIOのシングルとしては5作目である。6週連続TOP5入り、9週連続TOP10入りを記録。また、今作と2月8日リリースの「Mr.Traveling Man」と合わせ、同じ年にシングル2作がオリコンチャート初登場1位になったのはTOKIOにとって初である。
チャートイン数は62回を記録し[2]、それまでの最長記録であった『AMBITIOUS JAPAN!』の記録(32回)を大幅に更新、TOKIOの作品(シングル・アルバム・DVD)では最長記録である。2006年の年間オリコンチャートでは15位となった[3]。翌年の2007年の年間チャートでも85位となり、自身初の同一作品で2年連続のトップ100入りを果たした。
売上の面では前作「Get Your Dream」を初動のみで、同年にオリコン首位を獲得した「Mr.Traveling Man」を2週目で、2003年にオリコン首位を獲得した「AMBITIOUS JAPAN!」を3週目でそれぞれの累計売上を上回った。また、2006年のNHK紅白歌合戦で披露されたことにより追加注文が殺到。出荷数は60万枚を突破した。TOKIOのシングルとしては、1994年(平成6年)9月発売のデビュー曲「LOVE YOU ONLY」に次いで、2番目の売上である(但しユニバーサルミュージック在籍時では1番の売上)。「宙船」の着うたダウンロード件数は100万件を突破[4]、ジャニーズ事務所所属アーティストの楽曲で着うたダウンロードがミリオンを突破したのはこの曲が初となる。
今作は、初回盤A・初回盤B・通常盤初回プレス・通常盤の4形態で発売された。
宙船(そらふね)[編集]
中島みゆきはこの楽曲の作詞が評価され、第48回日本レコード大賞の作詞賞を受賞した。
長瀬智也がTOKIOシングル初のソロボーカルを取った。ドラマのイメージに合わせてアレンジされたロックナンバーである。また、歌謡曲の要素も取り入れられている。 今作(通常盤初回プレス)収録のアコースティック、TOKIOのアルバム『Harvest』(通常盤初回プレス)のオーケストラバージョンなど、複数のヴァージョンを有する。
2007年(平成19年)3月に開催された第79回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲になった。関根勤はこの曲の歌詞に感動しており、「この曲は武士道で、中島みゆき風に仕上がっているから歌いやすく、良い」「やっぱオールは人に任せちゃいけないよね」などと発言し、ノリノリで聞いている。また、得意の大滝秀治のモノマネで、2006年の「笑っていいとも!特大号笑っていいとも!年忘れ特大号!」の「ものまね歌合戦」で宙船を歌った(実際には歌うのではなく歌詞の朗読)。
2019年(令和元年)9月23日~9月29日放送のKBS京都「京都・時の証言者」の2006年のBGMでも使用。
編曲を担当した船山によると、「編曲」は船山のクレジットだが、製作には長瀬も大きく関わっていたという。作詞作曲を担当した中島みゆきからは「みゆきからは「あまり私のイメージじゃなくて、TOKIOのイメージでやって欲しい」とのリクエストがあり、船山が悩んでいたところ、長瀬が船山の元に自分で演奏しボーカルまで収録したデモテープを持参してきた。それを聞いた船山は衝撃を受け、「このまま発表しても何の問題ないくらいの完成度だと思った」そうだが、レコード会社や事務所の意向もあって、より派手な曲になるようにアレンジを施した。またレコーディングもほとんど長瀬に任せきりの状況だったそうで、長瀬の強いこだわりが編曲に生かされているそうである[5]。
収録曲[編集]
CD[編集]
通常盤・初回盤A[編集]
※「リプライ」以降、通常盤のみ収録。
- 宙船(そらふね)
- 長瀬智也主演 日本テレビ系ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』主題歌
- do! do! do!
- リプライ
- 宙船(Acoustic version)
- 編曲:KAM
- 本作の1曲目のアコースティックバージョン
- 通常盤初回プレスのみ収録。
- 宙船(Backing Track)
- do! do! do!(Backing Track)
初回盤B[編集]
- do! do! do!
- 宙船(そらふね)
DVD[編集]
初回盤A[編集]
- 「宙船(そらふね)」Video Clip & Making
初回盤B[編集]
- 「do! do! do!」Video Clip
- 「Xbox 360™」TV-CM
収録アルバム[編集]
『宙船』のカバー[編集]
セルフカバー[編集]
中島みゆき - 2006年11月22日発売のアルバム『ララバイSINGER』に収録。
- TOKIO版と異なり、フェードアウトで終わる。
- 2016年11月16日発売のベスト・アルバム『中島みゆき・21世紀ベストセレクション『前途』』および2020年12月2日発売のベスト・アルバム『ここにいるよ』にも同音源を収録。
中島みゆき - 2008年6月11日発売のライヴDVD『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』にライヴ映像を収録(ただし、同時発売の同名のCDには非収録)。
- 宮下文一と共演した(宮下が前半を歌った)。
カバー[編集]
- 堀井英明 - 2007年12月26日発売のアルバム『こどもヒット!ヒット!ソング〜おしりかじり虫・千の風になって〜』に収録。
- 工藤静香 - 2008年8月20日発売のアルバム『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』に収録。
脚注[編集]
- ^ “2006年09月第1週の邦楽シングルランキング情報”. 2012年2月12日閲覧。
- ^ “宙船(そらふね)/do! do! do!/TOKIO”. 2012年2月12日閲覧。
- ^ “年間ヒットチャート特集『2006年 年間シングルチャート大発表!』”. 2012年2月12日閲覧。
- ^ “レコード協会調べ 1月度有料音楽配信認定”. 2012年2月12日閲覧。
- ^ “日本を代表する編曲家・船山基紀が驚いた「TOKIO長瀬の才能」”. 女性自身. 光文社 (2019年10月17日). 2020年10月12日閲覧。
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