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「マーベル・コミック」の版間の差分

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2016年3月3日 (木) 03:04時点における版

マーベル・コミック
Marvel Comics
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市
設立 1939年(Timely Comicsとして)
業種 情報・通信業
売上高 US$125,700,000 (2007)
営業利益 US$53,500,000 (2007)
主要株主 Marvel Entertainment(ウォルト・ディズニー・カンパニー
外部リンク http://marvel.com/
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マーベル・コミックMarvel Comics) は、ニューヨークに本社を置くアメリカ合衆国漫画出版社である。DCコミックと並ぶ二大アメコミ出版社のひとつ。日本語表記については1990年代は「マーヴル」が公式とされていたが、揺れがあり「マーヴェル」「マーブル」と表記されることもある。なお本項では「マーベル」と表記する。

カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーMarvell社との関連は一切無い[1]

歴史

1939年にマーティン・グッドマンを社長として、またその甥であり当時まだ十代だったスタン・リーを編集に据え、「タイムリー・コミックス(Timely Comics)」として発足したのが始まりである。のちに「アトラス・コミックス(Atlas Comics)」と名を変え、1957年には今の「マーベル・コミックス」となる[2]。競合誌の「DCコミック」とともに、アメリカン・コミックを代表する著名なスーパーヒーローのほとんどを生み出した[3]1982年には、日本の漫画「AKIRA」の原版を反転しカラー化して出版している[4]1992年には、アメコミ界初のゲイのヒーローが登場する作品の連載も始めた[5]

1980年代後半から徐々に経営が悪化し、一時はマイケル・ジャクソンが買収に乗り出したこともあったが[6]1997年に倒産し、「マーベル・エンターテイメント」として再稼働するも振るわず、2009年ウォルト・ディズニー・カンパニーに買収された。

ディズニーによる買収

2009年8月31日、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、40億ドルでマーベル・エンタテインメントを買収し、マーベル株主に対し、1株当たり30ドルとディズニー株0.745株を支払うことにした[7] 。 ただし、買収される前の2001年にサバン・エンターテイメントがディズニーに買収されてから、ディズニーはマーベル系のアニメをつくってきた[8]。 株主投票は 2009年12月31日におこなわれ、数時間で[9]買収が決まった[10]

レイティングについて

2001年にコミックス倫理規定委員会を脱退して以来、マーベルは、自社レイティングを始めた。 レイティングはコミックスについている統一商品コードの上にある。

レイティングは以下の通り

ALL AGES
全年齢対象
A
9歳以上対象
T+ TEENS AND UP
13歳以上対象で、13歳未満の子供が読む場合は、保護者が一度眼を通しておく必要がある。
PARENTAL ADVISORY
15歳以上対象。T+よりも描写・テーマが大人向けである場合が多い。
MAX: EXPLICIT CONTENT
18歳以上対象。このマークがついている作品や成人向けの作品は、表紙に大きく"MAX: Explicit Content"と印刷されている。 MAX指定されているものは子供の目につかないよう、日用雑貨食料品店などで扱われることはない。

代表的な出版作品

クロスオーバー作品

同社のヒーローが一堂に会する、一大クロスオーバー作品のメジャータイトル。

映画化

マーベルキャラが出演するモバイルゲーム

  • ソーシャルゲーム

【マーベル ツムツム】(2016年、mixi)

マーベルキャラが出演するアーケードゲーム

特に表記のない物はカプコン製。

マーベルキャラが出演するパチンコ・パチスロ

玩具

かつてのマーベルの玩具展開はTOYBIZが行っており、日本ではやまと、レッズ、ハピネットが代理店となって販売していた時期もある。2006年でTOBIZがマーベルから撤退した後はハズブロが玩具展開を行っている。

東映との提携

マーベル・コミックス・グループMarvel Comics Group、略称MCG)として、東映副社長渡邊亮徳とスタン・リーとの間に作品の相互利用の契約を交わし日本においては1978年から1981年にかけて、『スパイダーマン』の実写化やスーパー戦隊シリーズなどの作品にも携わっていた。当時のほとんどの作品には「(C)(テレビ局名)・MCG・東映」と著作権表記されていたが、現在では版権切れに伴って表記が消えている。

また、1980年には、マーベルの怪奇コミックス「The Tomb of Dracula」を原作として東映動画が制作したテレビアニメ特番『闇の帝王 吸血鬼ドラキュラ』が放送されている。

一方、米国においてはマーベルコミックスが『惑星ロボ ダンガードA』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』などの主役ロボットが宇宙で活躍するコミックス『ショーグン・ウォリアーズ (en:Shogun Warriors (toys)#Shogun Warriors Comics) 』を刊行している。

この提携契約終了後はほとんど縁がなかったマーベルと東映だが、2014年から放送開始となるマーベルの日本ローカライズアニメ作品『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』は東映アニメーションが制作することになった。

MCG提携による東映作品

マーベル75周年の軌跡 コミックからカルチャーへ!

マーベル75周年の軌跡 コミックからカルチャーへ!(原題:MARVEL75YEARS FROM PULP TO POP!)はアメリカ合衆国のドキュメンタリー作品。[11]スパイダーマンや、アイアンマンなどを生み出したマーベルが誕生して、75周年を記念して制作[11]され、ホストには「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に出演したエミリー・ヴァンキャンプが務め、マーベル関係者のインタビューを基に歴史をたどっていく内容である。[11]

日本ではDlifeで映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の日本公開を記念して、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン公開記念 マーベル75年の軌跡 コミックからカルチャーへ![12]として2015年7月5日 22:00 - 23:00(JST)に吹き替え版として放送された。[11][13]

参考文献

  • 『THE MARVEL ENCYCLOPEDIA マーベル・キャラクター大辞典』小学館集英社プロダクション、2010年

脚注

  1. ^ 両社名(略称)は綴りが似ているため稀に誤って表記されるが、社名の英語表記においてマーベル・コミックスは「Marvel」であり、前述の「Marvell」とは綴りが異なる。
  2. ^ スーパーヒーローとアメリカ社会森田匡、慶応大学『政治学研究』49号(2013)
  3. ^ アメリカン・コミックとアメリカ映画に見る原子力の姿 植竹大輔、日本大学工学部、国際文化表現学会東京大会シンポジウム「原子力をめぐる文化表象」2012年12月8日
  4. ^ ビジネスケース『ビズメディア〜北米マンガ市場の開拓者』一橋大学イノベーション研究センター、東洋経済新報社, 2014
  5. ^ ディズニーアニメにおけるマイノリティ表象と社会的影響神尾美咲、獨協大学、2013 年1月
  6. ^ MICHAEL JACKSON, INC.: マイケル・ジャクソン帝国の栄光と転落、そして復活へザック・オマリー・グリーンバーグ、Cccメディアハウス, 2014
  7. ^ Disney to Acquire Marvel Entertainment for $4B”. Marketwatch. 2009年8月31日閲覧。
  8. ^ “News Corp. and Haim Saban Reach Agreement to Sell Fox Family Worldwide to Disney for $5.3 Billion”. Saban.com press release. (2001年7月23日). http://www.saban.com/html/press/010723.html 2009年2月19日閲覧。 
  9. ^ Disney Completes Marvel Acquisition, Fox Business, December 31, 2009
  10. ^ Marvel Shareholders OK Disney Acquisition, Marketwatch, December 31, 2009
  11. ^ a b c d 「アベンジャーズ」最新作公開記念! 「エージェント・オブ・シールド」とマーベルのドキュメンタリー番組がDlifeにて7月放送”. TVグルーブ (2015年6月24日). 2015年9月27日閲覧。
  12. ^ 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン公開記念 マーベル75年の軌跡 コミックからカルチャーへ!」公式ページ”. Dlife. 2015年9月27日閲覧。
  13. ^ ホストのエミリー・ヴァンキャンプ御沓優子が吹き替え、関係者の部分を字幕での放送。

関連項目

外部リンク