スパイダーマン (映画)

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スパイダーマン
Spider-Man
監督 サム・ライミ
脚本 デヴィッド・コープ
原作 スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
製作 イアン・ブライス
ローラ・ジスキン
製作総指揮 アヴィ・アラッド
スタン・リー
出演者 トビー・マグワイア
ウィレム・デフォー
キルスティン・ダンスト
音楽 ダニー・エルフマン
撮影 ドン・バージェス
編集 ボブ・ムラウスキー
アーサー・コバーン
製作会社 コロンビア映画
ローラ・ジスキン・プロダクションズ
マーベル・エンタープライゼズ
配給 アメリカ合衆国の旗 SPE/コロンビア映画
日本の旗 SPE
公開 アメリカ合衆国の旗 2002年5月3日
日本の旗 2002年5月11日
上映時間 121分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $139,000,000[1]
興行収入 75億円[2] 日本の旗
$403,706,375[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
$821,708,551[1] 世界の旗
次作 スパイダーマン2
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スパイダーマン』(Spider-Man)は、2002年アメリカ映画第75回アカデミー視覚効果賞ノミネート。

概要[編集]

同名のアメリカン・コミックスパイダーマン』の実写映画化作品。監督は『死霊のはらわた』などのカルト映画で知られたサム・ライミが手掛け、突然超能力を手に入れた主人公のヒーローとしての苦悩に焦点を当てたストーリーとなっている。世界的ヒットとなり三部作が作られ、更に六作目までの製作が発表されたが、後に監督・キャストを一新した新シリーズを製作する事が決まった。

北米における大ヒット作の基準値である興行収入1億ドルを公開1週目のオープニング成績のみで達成した初めての作品であり、最終的には北米だけで4億ドルを記録した。

キャッチコピー[編集]

  • 運命を受け入れろ
  • 大いなる力には、大いなる責任が伴う
  • 誰もが世界を変えられるわけじゃない

ストーリー[編集]

両親を早くに亡くし、伯父夫妻に育てられたピーター・パーカー。ミッドタウン高校に通う彼は、科学好きで人一倍オクテ。隣に住む幼なじみのメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)にもなかなか思いを告げられず、学校でも酷いイジメを受ける、悶々とした毎日を送っていた。

ある日、ピーターは社会見学でコロンビア大学の研究室を訪れ、そこで遺伝子改良を施された「スーパースパイダー」に噛まれてしまう。激しい悪寒に襲われるピーターだったが、翌朝目覚めるとその体には驚異的な視力と体力が備わっていた。さらに手首からはクモの糸が飛び出し、指先だけで壁をよじ登れるようになっていた。

私利私欲のためにその力を使ったピーターだったが、愛するベン伯父さんを強盗に殺されてしまう。力の代償を深く受け止めたピーターは正義のために尽くすことを決意。高校を卒業した彼は「スパイダーマン」として、ニューヨークにはびこる悪と闘い、人命を救助する毎日を送ることになる。

そして同じ頃、軍事企業「オズコープ」の実験室でまたひとりの怪人が誕生しようとしていた。「オズコープ」の社長であり、ピーターの親友ハリーの父親であるノーマン・オズボーンが実験用のパワー増強剤を自ら服用したのだ。ライバル企業との競争や重役たちに追い詰められストレスを貯めていたノーマンは、薬の副作用で別人格が覚醒し「グリーン・ゴブリン」となり、自分の私利私欲の為に暴走を始める。

互いの正体を知らない2人の、摩天楼を巻き込んだ激しい対決が始まろうとしていた。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ピーター・パーカー
スパイダーマン
トビー・マグワイア 猪野学
ノーマン・オズボーン
グリーン・ゴブリン
ウィレム・デフォー 山路和弘
メリー・ジェーン・ワトソン キルスティン・ダンスト 岡寛恵
ハリー・オズボーン ジェームズ・フランコ 鉄野正豊
ベン・パーカー クリフ・ロバートソン 勝部演之
メイ・パーカー ローズマリー・ハリス 谷育子
J・ジョナ・ジェイムソン J・K・シモンズ 立川三貴
ジョセフ・"ロビー"・ロバートソン ビル・ナン 石住昭彦
ベティ・ブラント エリザベス・バンクス 満仲由紀子
ホフマン テッド・ライミ 飛田展男
フラッシュ・トンプソン ジョー・マンガニエロ 大森はじめ
ストローム博士 ロン・パーキンス 田村勝彦
スローカム将軍 スタンリー・アンダーソン 稲垣隆史
ヘンリー・バルカン ジャック・ベッツ 大塚周夫
マクシミリアン・ファーガス ゲリー・ベッカー 福田信昭
フィリップ・ワトソン ティム・デ・ザーン 後藤哲夫
マデリーン・ワトソン テイラー・ギルバート 竹村叔子
ボーン・ソー・マッグロー ランディー・ポッフォ(ランディ・サベージ 立木文彦
リングアナ ブルース・キャンベル 江原正士
受付嬢 オクタビア・スペンサー 一龍斎貞友
プロモーター ラリー・ジョシュア 石田圭祐
運転手 ピーター・アッペル 大西健晴
教師 シャン・オマー・ヒューイ 乃村健次
エンリケ ルー·トーレス
(ノンクレジット)
楠見尚己
デニス・キャラディン マイケル・パパジョン 斎藤志郎

スタッフ[編集]

作品解説[編集]

映画化の企画自体は以前からあったが、壁に張り付き、スパイダー・ウェブで街を縦横無尽に飛び回るスパイダーマンの姿を実写映像化するのは技術的に困難といわれていた。21世紀になりCGをはじめとする特撮技術が進歩した事により、映画化が可能となった。監督には当初ジェームズ・キャメロンの名が挙がっていた。

事故・トラブル[編集]

本作の制作は非常に困難を極めたという。撮影開始間もないころに、スタジオでの撮影中に機材が崩れるという事故が発生し、その事故でスタッフが1名死亡してしまうという惨事が起きた。更には、本作の舞台はニューヨークとなっているが、撮影の真っ只中に9.11が起きたため、既にカメラに映っていたワールドトレードセンターをすべて消去しなければならなくなり、完成も危ぶまれたという。TVCMも9.11が起きる前はワールドトレードセンターが映っていたが、事件後は別の映像のものに差し替えられた。

主題歌[編集]

  • チャド・クルーガー feat. ジョジー・スコット「ヒーロー」

ゲーム版[編集]

アメリカ合衆国では2002年4月15日にPC(Windows)版が発売された後、同年4月16日にPS2・GC・Xbox版が発売。日本では2003年2月13日にPS2・GC・Xbox向けタイトルとしてカプコンから発売された。

映画「スパイダーマン」を題材にした作品。
  • スパイダーマン/ピーター・パーカー(声 - トビー・マグワイア /猪野学
  • メリー・ジェーン・ワトソン(声 - キャット・オコナー / 岡寛恵
  • ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン(声 - ウィレム・デフォー / 山路和弘
  • スコーピオン(声 - マイク・マッコール / 梁田清之
  • ショッカー(声 - マイケル・ビーティ / 江原正士
  • ナレーター(声 - 千葉繁
  • クレイヴン(声 - ゲイリー・アンソニー・スタージス / 渡部猛)(Xbox版のみ)

脚注[編集]

  1. ^ a b c Spider-Man (2002)”. Box Office Mojo. 2009年9月25日閲覧。
  2. ^ 日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2002年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月8日閲覧。

外部リンク[編集]