アダム・ウィンガード

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アダム・ウィンガード
Adam Wingard
Adam Wingard
生年月日 (1982-12-03) 1982年12月3日(39歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー州オーク・リッジ
職業 映画監督脚本家編集技師俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2004年 -
主な作品
サプライズ
ザ・ゲスト
ゴジラvsコング
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アダム・ウィンガード(Adam Wingard, 1982年12月3日[1] - )は、アメリカ合衆国映画監督

経歴[編集]

1982年12月3日、テネシー州オーク・リッジに生まれる[2]。子供の頃から映画に親しんでおり、『ターミネーター』や『エイリアン』シリーズを観て漠然と映画監督になりたいという思いを抱くものの、"この夢は現実的じゃない"と考えを改め漫画家を目指していたという。その後、父親からカムコーダを買ってもらい実際に作品を撮り始め、次第に"やはり自分は映画監督になれる"と確信を抱き、その道を歩み始める。

高校で友人たちと何本もの短編を作った後、フロリダ州にある映画学校「フル・セイル大学」に入学し、本格的に映画制作を学び始める。しかし、実際には授業のほとんどで寝ており、ナンパばかりの日々を送っていたらしい。本格的に映画を学んだ場所は大学の近くにあったStardustというビデオ店だったという。そこで彼はジャン=リュック・ゴダール監督作品や石井隆三池崇史などの日本カルト映画群に触れ、多大なる影響を受けることとなる。またこの時期、彼は今後の製作上のパートナーとなるE・L・カッツと運命的な出会いを果たす。ジョン・ウー監督の『ワイルド・ブリット』や何十本ものホラー映画を観て意気投合した2人は、一緒に映画を作ろうと決める。

19歳で卒業した後、ウィンガードは離婚した父親や3人の兄弟と共にアラバマ州へと移住することになるのだが、その地で長編監督作『Home Sick』を作る経緯についてウィンガードはこのように語っている。

"全てはカッツがアラバマ州に来た時に始まりました。家から一番近い、1時間くらいで着く本屋に行った時、彼は雑誌の束とコーヒーを持ってどうしてスラッシャー映画にハマったかを聞いてきました。そしたらスラッシャー映画集中特訓として『暗闇にベルが鳴る』から始まるオールタイム・スラッシャー映画ベストを渡してきた、そこから少しずつこの作品が築かれていったんです。プロットが思い浮かんだのは、カッツが『悪魔のいけにえ2』を見せてくれた時のことで、"ビル・モーズリーみたいなジャンル俳優のために脚本を書けたらクールじゃないか?"となり、実際にやってみて全てがあるべき場所に収まっていった訳です。"

そしてカッツがモーズリーに脚本を送り出演を承諾されたのを皮切りに、ウィンガードは父に予算や住む場所を提供してもらいながら、2002年に19歳で初の長編監督作『Home Sick』を完成させる[3]2007年、『Pop Skull』がAFI映画祭にてプレミア上映される[4]2010年、『ビューティフル・ダイ』を手掛ける[5]2011年、『サプライズ』がトロント国際映画祭に出品される[6]2014年ダン・スティーヴンス主演の『ザ・ゲスト』がサンダンス映画祭で上映される[7]

フィルモグラフィー[編集]

長編映画[編集]

  • Home Sick (2007年) - 監督
  • Pop Skull (2007年) - 監督・脚本・撮影・編集・製作・出演
  • ビューティフル・ダイ A Horrible Way to Die (2010年) - 監督・編集
  • Autoerotic (2011年) - 共同監督・脚本・出演・編集
  • What Fun We Were Having (2011年) - 監督・脚本・撮影・編集
  • サプライズ You're Next (2011年) - 監督・編集
  • ザ・ゲスト The Guest (2014年) - 監督
  • ラスト・サバイバーズ The Last Survivors (2014年) - 編集
  • ブレア・ウィッチ Blair Witch (2016年) - 監督[8][9]
  • Death Note/デスノート Death Note (2017年) - 監督[10]
  • ゴジラvsコング Godzilla vs. Kong (2021年) - 監督[11]
  • 降霊会 -血塗られた女子寮- Seance (2021年) - 製作総指揮

短篇映画[編集]

  • ABC・オブ・デス The ABCs of Death (2012年) - 「Q Is for Quack」監督
  • V/H/S シンドローム V/H/S (2012年) - 「Tape 56」監督・出演
  • V/H/S ネクストレベル V/H/S/2 (2013年) - 「Phase I Clinical Trials」監督・出演

テレビ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ STAFF”. 『ザ・ゲスト』オフィシャルサイト. 2014年11月22日閲覧。
  2. ^ Adam Wingard”. AlloCiné. 2014年11月22日閲覧。
  3. ^ Exclusive Interview: Director Adam Wingard on A Horrible Way to Die”. Dread Central (2011年9月4日). 2014年11月22日閲覧。
  4. ^ AFI FEST '07 CRITICS NOTEBOOK - Sifting Through a Lack of Notable Debuts, One Doc Shines”. Indiewire (2007年11月7日). 2014年11月22日閲覧。
  5. ^ Guillén, Michael (2011年2月4日). “A HORRIBLE WAY TO DIE (2010): Interview With Adam Wingard, Simon Barrett, Joe Swanberg, AJ Bowen & Amy Seimet”. Twitch Film. 2014年11月22日閲覧。
  6. ^ Kit, Borys (2011年9月21日). “Toronto 2011: Horror Pic 'You're Next' Sells to Lionsgate”. The Hollywood Reporter. 2014年11月22日閲覧。
  7. ^ Harvey, Dennis (2014年1月20日). “Sundance Film Review: ‘The Guest’”. Variety. 2014年11月22日閲覧。
  8. ^ 森の奥深くからのびる2本の腕の正体は!? A・ウィンガードによるスリラー映画『ザ・ウッズ』公開へ”. リアルサウンド 映画部 (2016年7月21日). 2016年7月21日閲覧。
  9. ^ “「ザ・ウッズ」は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編だった!タイトルも急きょ変更に”. 映画.com. (2016年7月27日). http://eiga.com/news/20160727/13/ 2016年9月23日閲覧。 
  10. ^ “Netflixオリジナル映画「デスノート」撮影開始、主要キャスト明らかに”. 映画ナタリー. (2016年7月1日). https://natalie.mu/eiga/news/192866 2016年7月1日閲覧。 
  11. ^ 「ゴジラ対コング」監督にハリウッド版「デスノート」のアダム・ウィンガード”. 映画.com (2017年6月1日). 2017年6月18日閲覧。

外部リンク[編集]