ドクター・オクトパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ドクター・オクトパス
出版の情報
出版者 マーベル・コミック
初登場アメイジング・スパイダーマン』 3号(1963年7月)
クリエイター スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
作中の情報
フルネーム オットー・ギュンター・オクタビアス(Otto Gunther Octavius)
所属チーム シニスター・シックス
マスターズ・オブ・イーヴル
著名な別名 キャロライン・トレイナー(Carolyn Trainer)
能力 技術者・発明家としての才能
秀逸な知力
触手型アームの操作

ドクター・オクトパス(Doctor Octopus , Dr.Octopus)とは、マーベル・コミックの出版するアメコミに登場する人物である。スパイダーマンの代表的な宿敵の一人。ドック・オック、『アメイジング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン』では、オクトパス博士の愛称がある。名前の由来は、手足とアームを合わせて8本の手足があるから。日本語に直訳すると「タコ博士」である。おかっぱあたま髪形をしている。

初代[編集]

原作漫画[編集]

本名は、オットー・ギュンター・オクタビアス(Otto Gunther Octavius)。

物理学の天才的な頭脳の持ち主。4本のアダマンチウム合金製金属アームのついたコルセットを開発し、危険物を取り扱う実験をしていたが、その最中爆発事故を起こしてコルセットを一生外せない体になってしまった。それにより、制御盤を使わなくてもアームを手足のように自在に動かせるようになったが、自らが異形の存在になったことを悲観し、その力を使って悪事を行う犯罪者へと成り下がった。

1974年発行のアメイジング スパイダーマン130~131号のエピソードでは、ピーターの母親代わりであるメイおばさんと婚約。このエピソードは、スパイダーマンの生みの親であるスタン・リーが映画『スパイダーマン2』のDVDについている映像特典のインタビュー中で「ピーターはドック・オック(ドクター・オクトパス)の正体を知っていて、ドック・オック(ドクター・オクトパス)はピーターの正体を知らない。あれは最高だった」と語っているほどのお気に入りのエピソード。
  • 1994年発行のスペタキュラースパイダーマン221号で猛毒に侵され死の危機に瀕していたスパイダーマンを治療して命を救い、同時にスパイダーマンの正体を知るが、直後にケイン(ピーターのDNAから作られたクローンヴィラン)に殺されてしまった。
  • その後、数年間の間登場が無かったが1997年発行のアメイジング スパイダーマン426号で、悪の忍者組織ザ・ハンド(デアデビルの宿敵的な悪の組織)の秘術でスパイダーマンの正体などの一部の記憶を失った状態で復活をはたした。
  • ドック・オック(ドクター・オクトパス)をだまして技術を盗んだ詐欺師が、カーライルを名乗って活動したりしたが、カーライルがスパイダーマンによって敗れた直後に返り討ちにして技術を奪い返した。
  • また、グリーンゴブリン(ノーマン・オズボーン)三代目ヴェノムスコーピオン)によって組織された悪のヒーローチームシニスター・トゥエルブ(邪悪なる12人)や、JJJ(ピーターの雇い主である新聞社の編集長)がかけた懸賞金に目がくらんだS.H.I.E.L.D.に追われていたスパイダーマンを助ける等の活躍を見せ、完全なる悪役とはいえない存在になりつつある。
  • 後にピーターの身体を乗っ取り、ピーターのふりをしながら「スーペリア・スパイダーマン」としてヒーロー活動を行う一方、宇宙開発・軍事などの技術開発を行う「パーカー・エンタープライズ」を設立・CEOとなる。強引なやり方が、彼に反発したグリーンゴブリンに街を支配されかけるという事態を招き、一旦ピーターに身体を返す。この時期に恋人だったアナ・マリア・マルコーニは、後で「ピーターの身体を乗っ取ったオットー」だったと知ってしまったが、自身の身体を取り戻したピーターとの交流は続く。オットー(オットー・ギュンター・オクタビアス)はパーカー・エンタープライズを取り戻そうと会社のシステムを狙うが、ピーターが当時の新発明と会社のシステムを破壊するワームを使って、結果としてパーカー・エンタープライズは存続不能になり[1]解体された[2]
  • スパイダーバース』では、過去の時間軸から来たスーペリア・スパイダーマンとして登場する。現在の時間軸では故人扱いになっている[3]

映画[編集]

2004年公開の映画『スパイダーマン2』で、メインヴィラン(悪役)として登場。役を演じたのは、アルフレッド・モリーナ。吹き替えでは銀河万丈が声を担当。
原作と同じく天才物理学者で、ピーターの親友であるハリーが代表をつとめるオズボーン社の援助を得て、核融合による新エネルギーの研究をしていたが、公開実験中に原作同様爆発事故を起こしてアームが取り外せない体になった。
映画版のアームは原作の円筒状の凹凸の少ないアームではなく、より機械的な凹凸のある機械アームとしてデザインをリニューアルされていた。このアーム自体が自我を持っており、首筋にある制御チップでその自我を押さえつけていた。しかし爆発事故でチップが壊れてしまい、ドック・オック(ドクター・オクトパス)自身がアームからの自我の影響を受け、失敗した実験をもう一度成功させる狂気に取り付かれてしまう。その為の資金や素材を集める為に銀行強盗やMJの誘拐等の犯罪行為を行う悲劇の人物としての側面が強調されて描かれていた。
最終的には、ピーターの説得により自我を取り戻し、暴走する実験装置を水中に沈め自らも海の底へと沈んでいった。

アニメ[編集]

本作ではシリーズを通じて容姿が変わっており、第3シーズンまではを伸ばしていたが、第4シーズン(シーズン4)の第79話「ヒドラの攻撃パート1」でスウォームを利用した結果、スキンヘッドに近い髪型になったが、第93話、第94話、第95話(第91話、第92話、第93話)「カーネイジの脅威 パート1~パート3」で、モービウスの仕返しとして、DNAを改変したシンビオートに取りつかれて、カーネイジと分離した結果、元の容姿に戻った。その後、第101話(第100話)「スパイダースレイヤーズ パート2」でヒドラアイランドに乗り込んださいに盗まれた自身の技術を取り込みパワーアップを果たし、原作に近い容姿に変わった。
第4シーズン(シーズン4)ではヒドラと手を組んでおり第79話「ヒドラの攻撃パート1」でわざとスパイダーマンたちに捕まり、自身を強化改造し、ナノボットを使ってトライキャリオンをヒドラアイランドに作り替えた。第4シーズン(シーズン4)最終話である第104話「卒業の日」では、シールドアカデミーの卒業式の来場者たちを特殊なバリアで覆って監禁した。
第4シーズン(シーズン4)第96話、第97話、第98話、第99話(第94話、第95話、第96話、第97話)「異世界のスパイダーマン、再び パート1~パート4」では様々な世界のドク・オック(ドクター・オクトパス)が登場。様々な立場でスパイダーマンとマイルス・モラレス/スパイダーマン/キッド・アラクニッドに敵対する。
なお、本作のドクター・オクトパスという名前は本名の「オクタビアス(オットー・ギュンター・オクタビアス)」をもじってピーターが命名したもので(略して「ドック・オク」あるいは「ドク・オック」)、本人はオクトパス(ドクター・オクトパス)と呼ばれるのを嫌がっている。

ゲーム[編集]

アトラクション[編集]

アメイジング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン

パット・フラリーが声を担当。吹き替えは池田勝が担当した。犯罪組織シニスター・シンジケートを結成し、その頭脳を生かしリーダーとしてエレクトロホブゴブリンハイドロマン英語版スクリームen)らと共にゲストを襲撃する。

二代目[編集]

本名は、キャロライン・トレイナー(Carolyn Trainer)。

ドクター・オクトパスに師事していた女性科学者で、ケインによって殺されたドック・オック(ドクター・オクトパス)をスパイダーマンによって殺されたと思い込み、跡を継ぎ二代目ドクター・オクトパスになった。

  • 1995年発行のアメイジング スパイダーマン406号で初登場し、初代が復活するまでの2年の間に自らがドクター・オクトパスを名乗って活動していた。
  • ドック・オック(ドクター・オクトパス)がザ・ハンドによって復活した後は、レディ・オクトパス(Lady Octopus)に改名した。
  • 以降、ドクター・オクトパスの助手として活動していたが、シークレット・ウォーに参戦していた様子が少し描かれていただけで、以降は目立った活動が見られない。

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Amazing Spider-Man Vol 4 #31,2017
  2. ^ Avengers Vol 7#11,2017
  3. ^ 『エッジ・オブ・スパイダーバース』日本版単行本(2016年、ヴィレッジブックス)別冊解説より。