X-MEN (1992年のアニメ)

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X-MENX-MEN: The Animated SeriesX-MEN:TAS もしくは XTAS)は、同名のコミック作品をベースとして描いたアメリカ合衆国テレビアニメ。オリジナルでは1992年10月31日から1997年9月20日からFox Kidsで放送された。本作が放送される前、1989年に「X-MEN: Pryde of the X-Men」(日本未公開)があり、これが2度目となる。日本では1994年4月7日から1995年3月27日までテレビ東京で第1話から第43話までが放送され[1]2005年12月3日から2008年までトゥーン・ディズニー(2009年にディズニーXDへ移行し、その後は閉局)のJETIXで全76話が放送された。テレビ東京版では音響監督・岩浪美和による独自の演出で、アドリブ満載の内容でキャラクターは暴走気味だった。

制作[編集]

1990年3月、マーガレット・ローシュがFox Kidsを運営するFoxチルドレン・ネットワーク(後にFoxキッズ・ネットワーク)の社長兼CEOになった。[2]1989年、「X-MEN: Pryde of the X-Men」の製作総指揮に関わっていたマーガレットは、すぐに本作であるX-MENの第13話を買った。[3]その後、サバン・エンターテイメントが本作の下儲けを担当することになったが、当時は自社制作をできるようなスタッフが不足していたため、子会社であるグラーツ・エンターテイメントにエピソード制作を依頼した。グラーツはクリエイティブ・スタッフを多く揃え、各エピソードの脚本とキャラクターを含むデザイン・絵コンテを担当した。声優はカナダのスタジオを起用し、エピソードのアニメーション作画はAKOM(韓国)が担当した。

X-MENはレイバー・デーの日に放送される予定だったが、制作遅延の関係により10月31日に延期された。AKOMが第1話のエピソードを提出した際、いくつかのシーンに問題があった。本作のスタッフ関係者はそれを修正するよう求めたが、AKOM側はその要求を断った。このエピソードは未完成まま放送されたが、1993年にFox Kidsで再放送された時には修正が多かった[4]。第2話は締め切り直前に提出されたが、全部のアニメーションのうち50枚が欠落し、それを編集するのに1日しか確保できなかった。2部構成の「Night of the Sentinels」というエピソードは当初、10月31日にスニークプレビュー(テスト放送)という形で放送された。

制作遅延と修正拒否を理由に、フォックスはAKOMとの契約を打ち切ろうと結論づけた。本作はシーズン1の時点で高視聴率を得ており、第13話からシーズン2に更新された。本作のプロデューサーは、放送期間内にコストを減らしたり、作品を子供向けの内容にしたり、この番組に向けた玩具を導入して宣伝する要求など、品質管理の問題に取り組んだ。[5]

この番組は第65話まで放送される予定だったが、視聴率は成功したものの、マーベル社が倒産したことで予算はさらに減らされ、サバンは残り11話分を資金提供した。

日本でのテレビ放送においては、テレビ東京版では全43話まで(シーズン1 - シーズン3、総集編・特別番組(一部を除く)を挟む)が放送され、残りのエピソードは未製作だった。2005年にトゥーンディズニーの放送でキャストを入れ替えた際、テレビ東京で放送された全43話分を含めて全話新録となった。なお、テレビ東京での視聴率は7%前後だった[6]

有料配信サービスDisney+では2019年11月12日から配信された(日本では2022年2月23日からシーズン1からシーズン3[7]、2022年7月6日からシーズン4・シーズン5を配信[8]、音声はトゥーン・ディズニー版を使用)、2024年3月には、リバイバル版となる「X-MEN '97」が配信される。[9][10]

キャラクター[編集]

チャールズ・フランシス・エグゼビア教授 / プロフェッサーX
声 - セドリック・スミス、吹 - 納谷六朗[11](テレビ東京版)、佐々木省三(トゥーン・ディズニー版)
X-MENのリーダーで、強力なテレパシーを持った教授。
スコット・サマーズ/サイクロップス
声 - ノーマン・スペンサー、吹 - 山寺宏一[12](テレビ東京版)、長嶝高士[13](トゥーン・ディズニー版)
ジェームズ・ローガン・ハウレット/ウルヴァリン
声 - カハル・J・ドッド、吹 - 江原正士[14](テレビ東京版)、丸山壮史[15](トゥーン・ディズニー版)
ジーン・グレイ
声 - キャサリン・ディッシャー安達忍[16](テレビ東京版)、紗川じゅん[17](トゥーン・ディズニー版)
本名は、ジーン・エレイン・グレイ。
オロロ・マンロー / ストーム
声 - イオナ・モリス(初代)、アリソン=シーリー・スミス(2代目)、吹 - 吉田理保子[18](テレビ東京版)、倉田葉子[19](トゥーン・ディズニー版)
ガンビット
声 - クリス・ポッター(初代)、トニー・ダニエルズ(2代目)、吹 - 安原義人[20](テレビ東京版)、ふくまつ進紗[21](トゥーン・ディズニー版)
ローグ
声 - レノア・ザン、吹 - 小林優子[22](テレビ東京版)、山戸恵(トゥーン・ディズニー版)
ビースト
声 - ジョージ・ブザ、吹 - 千葉繁[23](テレビ東京版)、吹 - 佐藤晴男[24](トゥーン・ディズニー版)
ジュビリー
声 - アリソン・コート、吹 - 平松晶子[25](テレビ東京版)、吹 - 世戸さおり(トゥーン・ディズニー版)
ビショップ
声 - フィリップ・エイキン、吹 - 郷里大輔[26](テレビ東京版)、佐藤晴男(トゥーン・ディズニー版)
ケーブル
声 - ローレンス・ベイン、吹 - 玄田哲章[27](テレビ東京版)、浦山迅(トゥーン・ディズニー版)
ハボック
声 - ノーム・スペンサー、吹 - 星野充昭(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
コロッサス
声 - リック・ベネット、吹 - 大塚明夫[28](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ジャガーノート
声 - リック・ベネット、吹 - 飯塚昭三[29](テレビ東京版)、長嶝高士(トゥーン・ディズニー版)
アイスマン
声 - デニーズ・アカヤマ、吹 - 関俊彦[30](テレビ東京版)、高木渉(トゥーン・ディズニー版)
ナイトクローラー
声 - ポール・アダッド、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
テレビ東京版では未登場。
クイックシルバー
声 - ポール・アダッド、吹 - 中原茂(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
バンシー
声 - ジェレミー・ラッチフォード、吹 - 安井邦彦(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
マグニートー
声 - デヴィッド・ヘンブレン、吹 - 大友龍三郎(テレビ東京版)、浦山迅(トゥーン・ディズニー版)
アポカリプス
声 - ジョン・コリコス、吹 - 内海賢二(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ミスター・シニスター
声 - クリストファー・ブリットン、吹 - 若本規夫(テレビ東京版)、長嶝高士(トゥーン・ディズニー版)
センチネル
声 - デビッド・フォックス、吹 - 三木眞一郎[31](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
マスターモールド
声 - デビッド・フォックス、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
セイバートゥース
声 - ドン・フランクス、吹 - 荒川太郎(テレビ東京版)、佐藤晴男(トゥーン・ディズニー版)
ミスティーク
声 - レイチェル・カーペンター、吹 - 佐々木優子[32](テレビ東京版)、松浦チエ[33](トゥーン・ディズニー版)
シャドウキング
声 - モーリス・ディーン・ウィン、吹 - 梁田清之[34](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
モーフ
声 - ロン・ルーベン、吹 - 小形満[35](テレビ東京版)、石上裕一(トゥーン・ディズニー版)
スノーバード
声 - メリッサ・スー・アンダーソン、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
グレイドン・クリード
声 - ジョン・ストッカー、吹 - 小室正幸[36](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
リーチ
声 - ジョン・ストッカー、吹 - 岩永哲哉[37](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ダークスター
声 - エリザベス・ルカヴィナ、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
サスカッチ
声 - ハリー・エイトケン、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
ヘンリー・ピーター・ギリッシュ
声 - バリー・フラットマン、吹 - 高木渉(テレビ東京版)
ヴィンディケーター
声 - バリー・フラットマン、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
イリアナ・ラスプーチン
声 - タラ・シャレンドフ、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
アバランシュ
声 - ロブ・コニーベア、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
アークエンジェル
声 - スティーヴン・ウィーメット、吹 - 中村大樹[38](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
フォージ
声 - マーク・ストレンジ、吹 - 小林清志[39](テレビ東京版)、佐々木省三(トゥーン・ディズニー版)
ダズラー
声 - 不明、吹 - 白石文子(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
スターボルト
声 - 不明、吹 - 三木眞一郎(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
スパイラル
声 - ターシャ・シムス、吹 - 岡村明美(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
デスストライク
声 - ターシャ・シムス、吹 - 弥永和子(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
メーコン
声 - 不明、吹 - 小形満(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
リース
声 - 不明、吹 - 荒川太郎(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ブラックトム
声 - 不明、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
ウィンガード
声 - 不明、吹 - 不明(トゥーン・ディズニー版)
オメガレッド
声 - 不明、吹 - 銀河万丈[40](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)、長嶝高士(トゥーン・ディズニー版)
カリスト
声 - スーザン・ローマン、吹 - 勝生真沙子(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
皇帝ディケン
声 - 不明、吹 - 加藤精三(テレビ東京版)、佐藤晴男(トゥーン・ディズニー版)
グラディエイター
声 - モーリス・ディーン・ホワイト、吹 - 梁田清之(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
マルチプルマン
声 - 不明、鈴木琢磨(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ミズ・マーブル
声 - ロスコー・ハンドフォード、吹 - 兵藤まこ[41](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
サラ
声 - 不明、吹 - 佐久間レイ[42](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ビートリー裁判官
声 - 不明、吹 - 糸博(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ケイザー
声 - 不明、吹 - 堀秀行(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
アドラー博士
声 - 不明、吹 - 原田一夫[43](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ラスティ
声 - 不明、吹 - 高山みなみ(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ローナ
声 - 不明、吹 - 篠原恵美(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
コルボー博士
声 - 不明、吹 - 大塚芳忠(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
カーリー
声 - 不明、吹 - 井上喜久子[44](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ルクル
声 - 不明、吹 - 安藤ありさ[45](テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
モジョー
声 - 不明、吹 - 梅津秀行(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
ドモ
声 - 不明、吹 - 峰恵研(テレビ東京版)、不明(トゥーン・ディズニー版)
グリード
声 - 不明、吹 - 西村知道(テレビ東京版)、浦山迅(トゥーン・ディズニー版)
シルバーサムライ
声 - デニス・アキヤマ 、吹 - 不明(テレビ東京版)、浦山迅(トゥーン・ディズニー版)
プロテウス
声 - スチュアート・ストーン、吹 - 板倉光隆(トゥーン・ディズニー版)
リランドラ
声 - 不明、吹 - 鵜飼るみ子[46](テレビ東京版)、松浦チエ(トゥーンディズニー版)
レッドスカル
声 - セドリック・スミス、吹 - 麦人(トゥーン・ディズニー版)
キーウォック
声 - 不明、吹 - 高木渉[47](テレビ東京版)、不明(トゥーンディズニー版)
スパイダーマン
カメオ出演。嵐の中で椅子が吹き飛ばされているのをクモの糸(クモ糸)で救った。

エピソード[編集]

話数はテレビ東京版、トゥーンディズニー版、アメリカ放送版でそれぞれ順番が異なる。

「Previously on X-Men(「前回のX-MENは・・・」、もしくは「これまでのX-MENは・・・」)」のナレーションは不明。テレビ東京版は不明だが、トゥーンディズニー版ではガンビット役のふくまつ進紗が担当している。次回予告では、サイクロプスの山寺宏一が担当している(テレビ東京版のみ)。

原語版# TX版# トゥーン版# サブタイトル
(テレビ東京版)
サブタイトル
(トゥーン・ディズニー版)
原題 放送日
アメリカ合衆国の旗
放送日
日本の旗
(テレビ東京版)
[49][50]
放送日
日本の旗
(トゥーン・ディズニー版)
1(S1) 1 1 恐怖のミュータント狩り 出撃!X-メン Night of the Sentinels Part 1 1992年10月31日 1994年4月7日 2005年12月3日
2 2 2 ジュビリー救出作戦!! センチネルを倒せ! Night of the Sentinels Part 2 1992年11月7日 1994年4月14日 2005年12月4日
3 3 3 磁界王マグニートーの野望 マグニートー登場! Enter Magneto 1992年11月27日 1994年4月21日 2005年12月7日
4 4 4 激突!Xメン対マグニートー 運命の再会 Deadly Reunions 1993年1月23日 1994年4月28日 2005年12月8日
5 5 5 謎の地底人類モーロック族 奪われた心 Captive Hearts 1993年1月30日 1994年5月5日 2005年12月12日
6 6 6 鋼鉄の牙セイバートゥース 冷たい復讐 Cold Vengeance 1993年2月6日 1994年5月12日 2005年12月13日
7 7 7 強制収容所からの脱出 囚われの島 Slave Island 1993年2月13日 1994年5月19日 2005年12月14日
8 8 8 超怪力! ジャガーノート 暴走!ジャガーノート The Unstoppable Juggernaut 1993年2月20日 1994年5月26日 2005年12月15日
9 10 9 悪魔の翼を持つ天使 仕組まれた罠 The Cure 1993年2月27日 1994年6月9日 2005年12月19日
10 9 10 魔神アポカリプスの影 アポカリプスの襲来 Come the Apocalypse 1993年3月6日 1994年6月2日 2005年12月20日
11 11 11 未来からの使者ビショップ デイズ・オブ・フューチャー パート1 Days of Future Past Part 1 1993年3月13日 1994年6月16日 2005年12月21日
12 12 12 裏切りのガンビット!? デイズ・オブ・フューチャー パート2 Days of Future Past Part 2 1993年3月20日 1994年6月23日 2005年12月22日
13 13 13 センチネル最終決戦! 最後の決断 The Final Decision 1993年3月27日 1994年6月30日 2005年12月26日
14(S2) 14 14 変幻自在!復讐のモーフ 死が我らを分かつまで 前編 Till Death Do Us Part Part 1 1993年10月23日 1994年7月7日 2005年12月27日
15 15 15 悪夢のハネムーン 死が我らを分かつまで 後編 Till Death Do Us Part Part 2 1993年10月30日 1994年7月14日 2005年12月28日
16 16 16 ストーム決死の飛行! 謎のアストラル空間 Whatever It Takes 1993年11月6日 1994年7月21日 2005年12月29日
17 17 17 紅の超人兵士オメガレッド 赤い夜明け Red Dawn 1993年11月13日 1994年7月28日 2006年1月2日
18 19 18 狙われたウルヴァリン レポマン Repo Man 1993年11月20日 1994年8月11日 2006年1月3日
19 20 19 ガンビット秘められた過去 永遠の想い X-Ternally Yours 1993年12月4日 1994年8月18日 2006年1月4日
20 21 20 世界消滅!謎の伝染病 時間の逃亡者 前編 Time Fugitives Part 1 1993年12月11日 1994年8月25日 2006年1月5日
21 22 21 死闘ケーブル対ビショップ 時間の逃亡者 後編 Time Fugitives Part 2 1993年12月18日 1994年9月1日 2006年1月9日
22 23 22 美しき暗殺者・ローグ ローグの過去 A Rogue's Tale 1994年1月8日 1994年9月8日 2006年1月10日
23 24 23 美女と野獣・ビーストの恋 ビーストの恋 Beauty & the Beast 1994年1月15日 1994年9月15日 2006年1月11日
24 29 24 電波大魔王 モジョー・宇宙視聴率戦争 モジョー・ワールド Mojovision 1994年2月5日 1994年11月7日 2006年1月12日
25 25 25 プロフェッサーXを救え! 密林の王者 前編 Reunion Part 1 1994年2月12日 1994年9月22日 2006年1月16日
26 26 26 決闘! サヴェッジランド 密林の王者 後編 Reunion Part 2 1994年2月19日 1994年9月29日 2006年1月17日
27(S3) 27 27 ウルヴァリン VS サイボーグ戦士 ユリコ 復讐する女 前編 Out of the Past Part 1 1994年7月29日 1994年10月17日 2006年1月18日
28 28 28 ジュビリー死す? 恐怖の巨大エイリアン 復讐する女 後編 Out of the Past Part 2 1994年8月5日 1994年10月24日 2006年1月19日
29 30 29 銀河からのメッセージ X-メン宇宙へ! フェニックスサーガ 犠牲 The Phoenix Saga, Part I: Sacrifice 1994年9月5日 1994年11月14日 2006年1月23日
30 31 30 理性崩壊!?プロフェッサーXのダークサイド フェニックスサーガ 闇のベール The Phoenix Saga, Part II: The Dark Shroud 1994年9月6日 1994年11月28日 2006年1月24日
31 32 31 フェニックス覚醒の覚醒! クリスタルを守れ フェニックスサーガ バンシーの叫び The Phoenix Saga, Part III: The Cry of the Banshee 1994年9月7日 1994年12月5日 2006年1月25日
32 33 32 宇宙盗賊の反乱!潜入シャイア巨大戦艦 フェニックスサーガ スタージャマーズ The Phoenix Saga, Part IV: The Starjammers 1994年9月8日 1994年12月19日 2006年1月26日
33 34 33 ジーン宇宙に散る! 不死鳥フェニックス最後の飛翔 フェニックスサーガ ジーンよ永遠に The Phoenix Saga, Part V: Child of Light 1994年9月9日 1995年1月9日 2006年1月30日
35 35 34 怒りの翼アークエンジェル 魔神アポカリプスに死を! 死の天使 Obsession 1994年9月24日 1995年1月16日 2006年1月31日
38 36 ? サベッジランド再び 捕らわれのストーム! サベッジランドの戦い 前編 Savage Land, Strange Heart - Part One 1994年9月10日 1995年1月23日 2006年
39 37 ? 恐るべき太陽神 2大巨人の対決! サベッジランドの戦い 後編 Savage Land, Strange Heart - Part Two 1994年9月17日 1995年1月30日 2006年
40 38 37 帰ってきたフェニックス 愛と憎しみの再会 ダークフェニックス1 眩惑 The Dark Phoenix, Part I: Dazzled 1994年11月12日 1995年2月20日 2006年
41 39 38 悪夢! 破壊神ダークフェニックス降臨 ダークフェニックス2 インナーサークル The Dark Phoenix, Part II: The Inner Circle 1994年11月12日 1995年2月27日 2006年
42 40 39 X-メン対ダークフェニックス 宿命の戦い ダークフェニックス3 ダークフェニックス The Dark Phoenix, Part III: The Dark Phoenix 1994年11月19日 1995年3月6日 2006年
43 41 40 最後の死闘ジーン フェニックス月面に死す!? ダークフェニックス4 フェニックスの運命 The Dark Phoenix, Part IV: The Fate of the Phoenix 1994年11月26日 1995年3月13日 2006年
37 43 41 Xパワー大激突! Xメン対Xファクター アイスマン登場! Cold Comfort 1995年2月4日 1995年3月27日 2006年
44 42 再会 Orphan End 1995年2月25日 2006年
46(S4) 43 復活!ジャガーノート The Juggernaut Returns 1995年5月6日 2006年
61 44 ウエポン計画 Weapon X, Lies, and Video Tape 1995年6月11日 2006年
53 45 悲劇のナイトクローラー Nightcrawler 1995年5月13日 2006年
54 46 価値のある男 前編 One Man's Worth Part 1 1995年9月9日 2006年9月2日
55 47 価値のある男 後編 One Man's Worth Part 2 1995年9月16日 2006年9月2日
51 48 勇気 Courage 1995年9月23日 2006年9月3日
56 49 プロテウス 前編 Proteus (Part 1) 1995年9月30日 2006年9月10日
57 50 プロテウス 後編 Proteus (Part 2) 1995年10月7日 2006年9月17日
48 51 神聖な場所 前編 Sanctuary (Part 1) 1995年10月21日 2006年9月24日
49 52 神聖な場所 後編 Sanctuary (Part 2) 1995年10月28日 2006年
63 53 善と悪を超えて 第1章 Beyond Good and Evil (Part 1): The End of Time 1995年11月4日 2006年
64 54 善と悪を超えて 第2章 Beyond Good and Evil (Part 2): Promise of Apocalypse 1995年11月11日 2006年
65 55 善と悪を超えて 第3章 Beyond Good and Evil (Part 3): The Lazarus Chamber 1995年11月18日 2006年
66 56 善と悪を超えて 第4章 Beyond Good and Evil (Part 4): End and Beginning 1995年11月25日 2006年
62 57 天使のクリスマス Have Yourself a Morlock Little X-Mas 1995年12月23日 不明
60 58 心の故郷 Lotus and the Steel 1996年2月3日 2006年
45 59 むなしい愛 Love in Vain 1996年2月10日
52 60 暴かれた秘密 Secrets, Not Long Buried 1996年2月17日
50 61 エグゼビアの記憶 Xavier Remembers 1996年4月27日
58 62 家族の絆 Family Ties 1996年5月4日
67(S5) 63 ファランクスの契約 前編 The Phalanx Covenant (Part 1) 1996年9月7日
68 64 ファランクスの契約 後編 The Phalanx Covenant (Part 2) 1996年9月7日
47 65 悪魔との取引 A Deal with the Devil 1996年9月14日
34 42 66 Xメン秘話・悲しみのサイクロプス 悲しき子どもたち No Mutant Is an Island 1996年9月21日 1995年3月20日
36 67 モジョーの逆襲 Longshot 1996年10月5日
59 68 運命 Bloodlines 1996年10月26日
69 69 ポラメカスの女神 前編 Storm Front Part 1 1996年11月2日
70 70 ポラメカスの女神 後編 Storm Front Part 2 1996年11月9日
72 71 ジュビリーのおとぎ話 Jubilee's Fairytale Theatre 1996年11月16日
71 72 フィフス・ホースメン The Fifth Horseman 1997年2月8日
73 73 戦火のかなた Old Soldiers 1997年2月22日
75 74 悪魔の誕生 Descent 1997年9月13日 2007年5月6日
74 75 秘められた計画 Hidden Agendas 1997年9月6日 2007年5月13日
76 76 さらば、Xメン! Graduation Day 1997年9月20日 2007年5月20日

アメリカ版の第34話(テレビ東京版では第42話、トゥーン・ディズニー版では第66話)においては、無修正版と修正版が存在する[51]。日本語吹き替え版においてもテレビ東京版(無修正版、ポリグラム発売時にも収録)とトゥーン・ディズニー版(修正版)が存在する。ビデオマーケット配信時では修正版が配信されていたが、ディズニープラスでは無修正版が全米共通ながら配信されている(日本語音声も全話が含まれている)。

ミニコーナー[編集]

シリーズ前半
メンバー2人が登場し、かけあいをしながら登場キャラクターの解説などを行っていた。
シリーズ後半
「X-FIGHT」というウルトラファイトのパロディ企画があり、「エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム」の対戦動画を見ながら、ビーストが実況、プロフェッサーXが解説を行った。内容はかなりコミカルで、シャイアが登場した回の「X-FIGHT」ではプロフェッサーがリランドラと再会し、ハイテンションになっていた。

特別番組[編集]

エックスメン・スペシャル エックスパワーの秘密!
1994年8月4日にテレビ東京系で放送された本作の総集編[52]
登場するミュータントたちをエントリーナンバーで紹介。また、サイクロプスとジーンのキスシーンも流れた。
X-MEN 全米コミックヒーロー 最新情報

1994年10月10日にテレビ東京で放送された特別番組[53]クリス・ペプラーRibbonが、X-MENの最新情報をお届けるという内容。デーブ・スペクターがコメンテーターとして出ていたことがある。

岡本夏生のX-MEN大好きスペシャル
1994年12月にテレビ東京系で放送された特別番組。当時、Xメンのファンだった岡本夏生が視聴者にもっと知ってもらうための特別番組。オープニング及びエンディング映像にも本人が登場する演出も流れた。
  • 日本語版スタッフ
    • 脚本・演出 - 四辻たかお
    • スーパーバイズ・マーヴル・エンターテイメント・グループインク - 鈴木徹也、石川裕人、中村重喜
    • カメラ - 谷内正吾
    • VE - 川口利之
    • 照明 - 大谷浩
    • 演出補 - 長江俊和、一丸拓之、小野寺春佳
    • 音響効果 - 小関尚考
    • EED - 遠藤毅
    • MAV - 森司朗
    • 協力 - マーベル・エンターテイメント・グループ、Aeon-、小学館プロダクション
    • プロデューサー - 小林教子(テレビ東京)、関口哲
    • 製作 - テレビ東京、ニューテレス
  • エンディングテーマ『ルシール』(作詞・作曲・歌 - ピーター&ゴードン

スタッフ[編集]

日本語版スタッフ[編集]

テレビ東京版[編集]

トゥーン・ディズニー版[編集]

    • 翻訳:辺見真起子、中沢志乃、町田敦夫、渡邊貴子
    • 演出:乃坂守蔵
    • 録音製作:ACクリエイト[54]
    • 配給:ブエナ・ビスタ・インターナショナル・テレビジョン

主題歌[編集]

オリジナル版[編集]

『X-Men Main Theme』
作曲 - ロン・ワッサーマン
オリジナル版主題歌。トゥーン・ディズニー版で使用(Disney+でも同じ)。

テレビ東京版[編集]

『RISING』(第1話 - 第??話)
作詞 - 北川浩 / 作曲 - 篠根晃彦、遠藤修平 / 編曲・歌 - AMBIENCE
テレビ東京版前期オープニングテーマ。総集編『Xパワーの秘密』でも流れた。
『抱きしめたい誰よりも…』(第??話 - 第43話)
作詞 - 北川浩、遠藤修平 / 作曲 - 篠根晃彦 / 編曲・歌 - AMBIENCE
テレビ東京版後期オープニングテーマ。特別番組『大好きスペシャル』でも流れた。
『BACK TO YOU』
作詞・作曲 - 遠藤修平 / 編曲・歌 - AMBIENCE
テレビ東京版エンディングテーマ、左側にアメコミの図版となるイラストが使われている。

放送局[編集]

テレビ東京系列は5局同時ネット[55]。テレビ愛知のみ遅れネットだが、1994年10月の放送以降は不明。

放送地域 放送局 放送期間 放送時間 備考
関東広域圏 テレビ東京 1994年4月7日 - 9月29日
1994年10月17日 - 1995年3月27日
木曜 18:30 - 19:00
月曜 19:00 - 19:30
北海道 テレビ北海道
愛知県 テレビ愛知 1994年4月8日 - 9月30日
1994年10月 - 1995年3月
金曜 7:35 - 8:05
不明
大阪府 テレビ大阪 1994年4月7日 - 9月29日
1994年10月17日 - 1995年3月27日
木曜 18:30 - 19:00
月曜 19:00 - 19:30
岡山県・香川県 テレビせとうち
福岡県 TXN九州
沖縄県 琉球放送 不明 月曜 16:00 - 16:30 [56]

クロスオーバー作品[編集]

1994年にFox Kidsで放送されたスパイダーマンで、ネオジェニック・ナイトメアのエピソードに登場。日本ではカートゥーンネットワーク放送された。

  • 第17話「第4章 悩めるミュータント(Chapter IV: "The Mutant Agenda")」(アメリカ放送日;1995年9月30日、日本放送日:2004年7月21日)
  • 第18話「第5章 ミュータントのリベンジ(Chapter V: "Mutants' Revenge")」(アメリカ放送日:1995年10月7日、日本放送日:2004年7月22日)

この他に、アベンジャーズ:ユナイテッド・ゼイ・スタンドに登場するアベンジャーズのチームと共演される予定もあったが白紙となっている。[57]

映像ソフト化[編集]

日本では1992年からポリグラム株式会社(現・ユニバーサル ミュージック合同会社)からをテレビ東京版を収録した全14巻のVHSが発売された(現在は廃盤)。

現時点ではDVD・BDでの発売の発表は無い。

メディアミックス展開[編集]

X-MEN '97[編集]

2019年にマーベルを傘下に持つウォルト・ディズニー・カンパニーがX-MENの映像化権利を持つ21世紀フォックスを買収したことで映像配信サービス「Disney+」でもX-MEN関連のタイトルが配信されるようになった[58]。2021年11月に新作アニメーション『X-MEN'97』がDisney+独占で配信されることが発表され、当初の2023年予定からやや遅れた2024年3月より配信開始。

本作の直接の続編となり、本作最終エピソード「さらば、Xメン!」で起きたプロフェッサーXの暗殺事件(第1話で映った死亡証明書によれば1996年11月11日)の翌年から始まる新たな物語が繰り広げられる。担当声優は一部変更となるが、本作からの続投も含まれる。制作はマーベル・アニメーションが担当するが、マーベル・シネマティック・ユニバースとは直接の関係は無い[59][60]

コミック[編集]

アメリカ版[編集]

X-MEN Adventures

アメリカで1992年11月から1997年3月まで発売されたコミック、アニメシリーズのスピンオフにあたる[61]。最初はこのタイトルだったが、最後は『Adventures of X-MEN』となった。このコミックはアニメの放送が終了するまで続いた。

  • X-MEN Adventures Vol.1(1992-1994、15号)[62]
  • X-MEN Adventures Vol.2(1994-1995、13号)[63]
  • X-MEN Adventures Vol.3(1995-1996、13号)[64]
  • X-MEN Adventures of X-MEN(1996-1997、12号)[65]

他にも、1994年3月と1997年3月に発売されたスパイダーマンのコミック「Spider-Man Magazine」(19号)に出ている。

X-MEN '92
2015年、マーベルのシークレット・ウォーズのイベントで発売された[66]。2016年初頭には通常版として第2巻が発売された[67]

日本版[編集]

邦訳コミック版
小学館集英社プロダクション(小学館プロダクション集英社)から1994年11月から1996年5月まで発売された。
  • X-MEN 1 X-MEN VS MAGNETO(1994年11月1日、ISBN:978-4796840019)
  • X-MEN 2 超人兵士オメガ・レッド(1994年12月1日、ISBN:978-4796840026)
  • X-MEN 3 炎の怪人ゴースト・ライダー(1995年1月1日、ISBN:978-4796840033)
  • X-MEN 4 異次元人モジョ(1995年3月1日、ISBN:978-4796840040)
  • X-MEN 5 美しき決闘者(1995年3月1日、ISBN:978-4796840057)
  • X-MEN 6 ジェノーシャの死闘(1995年5月1日、ISBN:978-4796840064)
  • X-MEN 7 エクスティンクションアジェンダ(1995年5月1日、ISBN:978-4796840071)
  • X-MEN 8 魔人マグニートの復活(1995年6月1日、ISBN:978-4796840088)
  • X-MEN 9 銀河帝国シャイアからの生還(1995年6月1日、ISBN:978-4796840095)
  • X-MEN 10 アストラル空間の魔王(1995年8月1日、ISBN:978-4796840101)
  • X-MEN 11 エクシキューショナーズソングⅠ 魔弾の射手(1995年10月1日、ISBN:978-4796840118)
  • X-MEN 12 エクシキューショナーズソングⅡ 戦慄の銀仮面(1995年11月1日、ISBN:978-4796840125)
  • X-MEN 13 エクシキューショナーズソングⅢ 悪夢の鏡像(1995年12月1日、ISBN:978-4796840132)
  • X-MEN 14 エクシキューショナーズ・ソングⅣ 時の渦の彼方に(1996年2月1日、ISBN:978-4796840149)
  • X-MEN 15 フェイタル・アトラクションⅠ 嵐の予感(1996年2月1日、ISBN:978-4796840156)
  • X-MEN 16 フェイタル・アトラクションⅡ 最期の闘争(1996年3月1日、ISBN:978-4796840163)
  • X-MEN 17 フェイタル・アトラクションⅢ 失われし絆(1996年5月1日、ISBN:978-4796840170)
バンブーコミックス版

日本では1994年5月から12月にかけてバンブー・コミックス(竹書房)から全13巻が発売された。全巻にはキャラクターによるオリジナル・シールが付属している。

1巻 恐怖のミュータント狩りの巻・ジュビリー救出作戦の巻(ISBN:978-4884757090)
2巻 磁界王マグニートーの野望の巻・激突!Xメン対マグニートーの巻(ISBN:978-4884757106)
3巻 謎の地底人類モーロック族の巻・鋼鉄の牙セイバートゥースの巻(ISBN:978-4884757304)
4巻 強制収容島からの脱出の巻・超怪力-ジャガーノートの巻(ISBN:978-4884757311)
5巻 魔神アポカリプスの影の巻・悪魔の翼を持つ天使の巻(ISBN:978-4884757328)
6巻 未来からの使者ビショップの巻・裏切りのガンビットの巻(ISBN:978-4884757380)
7巻 センチネル 最終決戦!の巻・変化自在!復讐のモーフの巻(ISBN:978-4884757397)
8巻 悪夢のハネムーンの巻・ストーム決死の飛行(ISBN:978-4884757403)
9巻 紅の超人兵士オメガレットの巻・狙われたウルヴァリンの巻(ISBN:978-4884757410)
10巻 ガンビット秘められた過去・美しき暗殺者ローグ(ISBN:978-4884757427)
11巻 世界消滅!謎の伝染病の巻・死闘ケーブル対ビショップの巻(ISBN:978-4884757434)
12巻 美女と野獣・ビーストの恋の巻・電波大魔王モジョーの巻(ISBN:978-4884757441)
13巻 プロフェッサーを救え!の巻・決闘!サベッジランドの巻(ISBN:978-4884757458)

イラスト集[編集]

1995年、竹書房からXメンのイラスト集が発売された。これはA4用紙でX-MENのキャラクターが描かれた永久保存版となっており、ジム・リージョン・バーンニール・アダムスなどといった歴代アーティストが担当した。

  • X-MEN ART COLLECTION 1995年4月1日(ISBN:978-4884759827)

テレビゲーム[編集]

X-Men Cartoon Maker(日本未発売)
1996年にアメリカで発売されたMicrosoft Windows 3.xのソフトウェアで、ウルヴァリンとストームが家庭教師として登場している。
エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム
マーベル VS CAPCOMのひとつ。キャラクターの声は本作を担当した声優が再演している。
Ultimate Marvel vs. Capcom 3
2011年にアメリカでPlayStation 3Xbox 360(2011年11月15日に同時発売)、PlayStation Vita(2012年2月22日に発売)、PlayStation 4(2016年12月3日に発売)で発売されたゲーム。2017年3月7日にはWindowsXbox Oneでもリリースされた。日本では2011年11月17日からPlaystation 3版、Xbox 360版が発売され、2016年12月4日にPlaystation 4版が発売され、Playstation Vita版は2011年12月17日にアメリカとヨーロッパより先行で発売された。
Marvel vs. Capcom 3
Fate of Two Worlds
2011年2月15日にアメリカで発売されたPlaystation 3とXbox 360のゲーム。日本では2011年2月17日に発売された。

フィギュア[編集]

アメリカでは1990年代にトイ・ビズ社から本作のオリジナル・フィギュアが発売された。そのフィギュアにはチャールズ・エグゼビア教授を含む仲間のミュータントたちや本作に登場するヴィランたちも勢揃いだった。2003年にはトイ・ビズ社対アメリカ合衆国事件もあった。

日本ではタカラ(現:タカラトミー)が「Xパワーシリーズ」として輸入し販売された[68]。『ミュータント・タートルズ』の成功を受け、国外キャラクター商品の販売に必死で取り組んでいた[68]

映画[編集]

2000年に公開された同名の映画では、この作品をきっかけに作られたと言われている。20世紀フォックスは本作の大ヒットに感動し、プロデューサーのローレン・シューラーが1994年に映画化権を取得している。

この映画の成功を受けてディズニーディズニーによる21世紀フォックスの買収によりシリーズが終わり、キャラクターの著作権がマーベル・スタジオに戻る2020年までの20年間、一連の続編、前作、スピンオフを含む映画シリーズが次々と出てきた。

2022年に公開されたマーベル・スタジオ製作のマーベル・シネマティック・ユニバースの映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、チャールズ・エグゼビア教授(演 - パトリック・スチュワート)が最初に登場する際、本作のテーマソング(ダニー・エルフマンによるオーケストラ、「X-MEN '97 Theme」とクレジット)が流れる。2000年の映画で登場したX-MENシリーズ(X-MEN2も含む)でスチュワートが演じたエグゼビアとは異なり、緑色のスーツ、青色と黒色のネクタイ、黄色のホバーチェアといったアニメのようなデザインで登場していた[69]

テレビドラマ[編集]

ミズ・マーベルのエピソード「ノーノーマル(No Normal)」では、カマラ・カーン自身がミュータントであることに気づいたとき、本作のテーマソングが流れている。[70]

訴訟[編集]

ゾルタン・クリスコは2019年10月9日、本作のテーマソングがハンガリーで1984年から1990年までM1で放送されたテレビドラマ『Linda』の主題歌に酷似しているとして、マーベル・コミックスを相手取って著作権侵害の訴訟を起こした[71][72]

脚注[編集]

  1. ^ 1994年4月7日 - 1995年3月27日 朝日新聞日本経済新聞読売新聞
  2. ^ “Kids vet Margaret Loesch to run Hasbro-Discovery cable network”. Los Angeles Times. (2009年7月16日). https://latimesblogs.latimes.com/entertainmentnewsbuzz/2009/07/kids-vet-margaret-loesch-to-run-hasbrodiscovery-cable-network.html 2024-02-2511 May 2011閲覧。 
  3. ^ Mangels, Andy (1993年8月). “Scorching the Screen”. Wizard: X-Men Turn Thirty: pp. 70–73 
  4. ^ DRG4's Exclusive X-Men Cartoon Pilot Differences”. drp4.wariocompany.com. 2008年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月17日閲覧。
  5. ^ 'X-Men' at 25: The Unlikely Story of the Animated Hit No Network Wanted”. Hollywood Reporter (2017年10月30日). 2022年3月29日閲覧。
  6. ^ 『ヤノニュース』1994年11月5日号、33頁。NDLJP:2828950/17
  7. ^ DisneyPlusJPのツイート(1496349100278784006)
  8. ^ DisneyPlusJPのツイート(1544516524618416128)
  9. ^ Every Single X-Men Animated Appearance on Disney+, in Order”. Decider (2019年11月27日). 2019年11月29日閲覧。
  10. ^ X-Men, Spider-Man & More Animated Series Confirmed for Disney+ Launch Day”. Comic Book Resources (2019年10月14日). 2019年11月29日閲覧。
  11. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、222-223頁。ISBN 4-87376-160-3 
  12. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、312-313頁。ISBN 4-87376-160-3 
  13. ^ プロフィール”. アーツビジョン. 2023年9月28日閲覧。
  14. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、50頁。ISBN 4-87376-160-3 
  15. ^ プロフィール”. プロダクション・エース. 2023年9月28日閲覧。
  16. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、336頁。ISBN 4-87376-160-3 
  17. ^ プロフィール”. ケンユウオフィス. 2023年9月28日閲覧。
  18. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、567-568頁。ISBN 4-87376-160-3 
  19. ^ プロフィール”. エーエス企画. 2023年9月28日閲覧。
  20. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、301頁。ISBN 4-87376-160-3 
  21. ^ プロフィール”. マウスプロモーション. 2023年9月28日閲覧。
  22. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、401-402頁。ISBN 4-87376-160-3 
  23. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、187-189頁。ISBN 4-87376-160-3 
  24. ^ プロフィール”. アーツビジョン. 2023年9月28日閲覧。
  25. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、509-510頁。ISBN 4-87376-160-3 
  26. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、109-110頁。ISBN 4-87376-160-3 
  27. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、105-107頁。ISBN 4-87376-160-3 
  28. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、58頁。ISBN 4-87376-160-3 
  29. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、20頁。ISBN 4-87376-160-3 
  30. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、161頁。ISBN 4-87376-160-3 
  31. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、2808頁。ISBN 4-87376-160-3 
  32. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、413-414頁。ISBN 4-87376-160-3 
  33. ^ プロフィール”. マウスプロモーション. 2023年9月28日閲覧。
  34. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、304頁。ISBN 4-87376-160-3 
  35. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、69頁。ISBN 4-87376-160-3 
  36. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、75頁。ISBN 4-87376-160-3 
  37. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、42-43頁。ISBN 4-87376-160-3 
  38. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、217-218頁。ISBN 4-87376-160-3 
  39. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、115-116頁。ISBN 4-87376-160-3 
  40. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、99-100頁。ISBN 4-87376-160-3 
  41. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、507-508頁。ISBN 4-87376-160-3 
  42. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、99-100頁。ISBN 4-87376-160-3 
  43. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、241頁。ISBN 4-87376-160-3 
  44. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、350-351頁。ISBN 4-87376-160-3 
  45. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、340-341頁。ISBN 4-87376-160-3 
  46. ^ 小川ぴい『こだわり声優事典'97』徳間書店、1997年、22頁。ISBN 4-19-720012-9 
  47. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、166-167頁。ISBN 4-87376-160-3 
  48. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、145頁。ISBN 4-87376-160-3 
  49. ^ 1994年4月7日 - 1995年3月27日 朝日新聞・東京 縮刷版
  50. ^ X-MEN(テレビ東京版) - メディア芸術データベース”. 文化庁. 2023年9月27日閲覧。
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  65. ^ Adventures of the X-Men Comics checklist”. comics-db.com. 2013年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年2月13日閲覧。
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  71. ^ Marvel Sued for Allegedly Stealing X-Men: The Animated Series Theme Song”. Marvel. 2024年2月25日閲覧。
  72. ^ MARVEL SUED YOU CLAWED AWAY 'X-MEN' THEME SONG ...From Hungary Cop Show!!!”. TMZ. 2022年12月20日閲覧。

外部リンク[編集]

テレビ東京系 木曜18:30枠(1994年4月 - 1994年9月)
前番組 番組名 次番組
X-メン(アニメ版)
テレビ東京系 月曜19:00枠(1994年10月 - 1995年3月)
X-メン(アニメ版)