VS.シリーズ
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VS.シリーズ(バーサスシリーズ)は、カプコンのキャラクターが、他社のキャラクター達と対戦する2D対戦型格闘ゲームの総称である。カプコン以外のメーカーが作成した、類似のコンセプトのゲームも併せて記述する。
大きく分けて2つのシリーズが存在する。
狭義のVS.シリーズとしては1.のみを指すこともあり、2.は区別のため「カプエスシリーズ」という通称も存在する。また、1.の流れを組む作品として、竜の子プロダクションのキャラクターとカプコンキャラクターが戦う作品も制作されている(VS. タツノコを参照)。
マーヴル
[編集]ゲームタイトル内の“マーヴル”は、発売当時の"MARVEL"のカナ表記による。
『エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム』や『マーヴル・スーパーヒーローズ』の後継作に当たり、システム上の特徴として、高さ数画面分にも及ぶ「スーパージャンプ」や空中で独特な連続技を決める「エリアルレイヴ」(国外版では「AIR COMBO」、また『エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム』ではブラックコンボと呼ばれていた)などを受け継いでいる。またハイパーコンボなど超必殺技のド派手な演出が売りの一つであり、シリーズを重ねるごとに演出も派手さを増していっている。
発売
[編集]※プラットフォームは『MARVEL VS. CAPCOM 3』『マーベル VS. カプコン:インフィニット』以外はすべてアーケードゲーム。()内はタイトル毎の主なシステムや特徴
- VS.マーヴルの原型となった作品
- エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム (豪鬼(『スーパーストリートファイターIIX』)がゲスト出演)
- マーヴル・スーパーヒーローズ (エリアルレイヴ、日本版のみアニタ(『ヴァンパイア ハンター』)がゲスト出演)
- X-MEN VS. STREET FIGHTER (タイトルにVS.がついた初の作品、ヴァリアブルアタック、ヴァリアブルカウンター、ヴァリアブルコンビネーション)
- マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター (イージーモード、ヴァリアブルアシスト、日本版のみ憲磨呂(日本テレビ『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』とのタイアップで木梨憲太郎(木梨憲武)がデザイン)がゲスト出演)
- MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES (ヴァリアブルクロス、スペシャルパートナー)
- MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES (それまでのCPS-2基板からNAOMI基板に移行、ドリームキャストとの連動、ディレイドハイパーコンボ)
- MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds
- ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3
- マーベル VS. カプコン:インフィニット
移植、再版ほか
[編集]- X-MEN VS. STREET FIGHTER EX EDITION(PlayStation)
- MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER EX EDITION(PlayStation)
- MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES EX EDITION(PlayStation)
- これら「EX EDITION」3作品は、PlayStationのメモリ性能の関係上、キャラクターの交代が基本的にできなくなっている代わりに、システムなどに細部のアレンジが施されている。
- MARVEL VS. CAPCOM 2 -New Age of Heroes- モデムパック(PlayStation 2)
- マーベルVSカプコン ファイティングコレクション アーケードクラシックス
- 『エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム』から『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』までの6作品の他、ベルトスクロールアクションのパニッシャーも収録。
SNK
[編集]「SNK VS. CAPCOM」および「CAPCOM VS. SNK」を参照
タツノコ
[編集]システムは主にVS.マーヴルシリーズのものを受け継いでいる。
「タツノコ VS. CAPCOM」を参照
ナムコ
[編集]- NAMCO x CAPCOM
- ナムコが発売した、カプコンとナムコのキャラクターがクロスオーバーする作品。ジャンルはシミュレーションRPGであるが、コンセプトは上記作品と同様である。
- ストリートファイター X 鉄拳
- ストリートファイターシリーズと鉄拳シリーズのキャラクターが共演する作品。カプコン側の発売となっている。同時にナムコからは「鉄拳 X ストリートファイター」が計画していたが、現段階で未定。2016年にバンダイナムコエンターテインメントからリリースされた『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』に豪鬼が参戦。ゲストキャラクターではなく、『鉄拳』の世界に深く関わる人物として登場している。
その他
[編集]- 対戦 ネットギミック カプコン&彩京オールスターズ
- 彩京の麻雀ゲーム『対戦ホットギミック』をドリームキャスト向けにアレンジしたもの。カプコンと彩京のキャラクターが共演する。カプコンと彩京の共同制作としては『ガンバード2』『ガンスパイク』に続く3作目となる。
- また、カプコンは他社と協力してアーケードタイトルをリリースする「パートナーシッププロジェクト」の一環として、上記以外にも『ギガウイング』『マーズマトリックス』(タクミ)、『グレート魔法大作戦』(エイティング)、『プロギアの嵐』(ケイブ)などを発売した。
脚注
[編集]- ^ “「レイトン教授」だけじゃない! カプコンがいろんなメーカーと戦いすぎな件”. 日々是遊戯 (2010年10月22日). 2013年1月18日閲覧。