トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー
トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | ハズブロ |
監督 | 亀井隆(総監督) |
脚本 | F.J. デサント ジョージ・クリスティック、他 |
音楽 | アレクサンダー・ボーンスタイン |
アニメーション制作 | ポリゴン・ピクチュアズ |
製作 | ルースター・ティース ポリゴン・ピクチュアズ オールスパーク・アニメーション(シージ) エンターテインメント・ワン(アースライズ) |
配信サイト | Netflix |
発表期間 | 2020年7月30日[注 1](シージ) 2020年12月30日(アースライズ) - |
話数 | 全6話(シージ) 全6話(アースライズ) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』(原題:Transformers: War for Cybertron Trilogy)は、2020年7月30日にNetflixで配信されたWebアニメ。
概要[編集]
ルースター・ティースとNetflix、ハズブロが共同制作する3DCGロボットアニメ。アニメーション制作はポリゴン・ピクチュアズが担当。3部作構成になっており、第1章『シージ』は2020年7月30日よりNetflixにて独占配信された。第2章『アースライズ』も同年12月30日より世界同時配信される[2][3]。また、『シージ』のキャラクターアート内にサイバトロン文字の暗号として第3章のタイトルが隠されており、玩具シリーズに先駆け、第3章が『キングダム』となることが明かされた[4]。
アニメに先行して発売された玩具「トランスフォーマーシージ」「トランスフォーマーアースライズ」シリーズのデザインが取り入れられ、CGモデルは玩具を忠実に再現している。また、アニメと連動してアニメ版の姿を再現した「ウォーフォーサイバトロン」シリーズも発売されている[5]。
ストーリー[編集]
第1章 シージ / Siege[編集]
長きにわたるオートボットとディセプティコンの内戦によって両軍とも疲弊しきっており、サイバトロン星は荒廃の一途をたどっていた。ディセプティコンのリーダー、メガトロンは戦いを終結させるためにオールスパークを使い、全てのトランスフォーマーをディセプティコン化しようとする。オートボットは反撃を試みるが、オートボットのリーダー、オプティマスプライムは、メガトロンの手に渡さないために、スペースブリッジへとオールスパークを投げ入れ、自身も部下と共に戦艦アークに乗り込みスペースブリッジでサイバトロン星をあとにした。
第2章 アースライズ / Earthrise[編集]
自らの行いを後悔したオプティマスプライムは、オールスパークをサイバトロン星へ持ち帰るために捜索を続ける。メガトロンは傭兵からもたらされた情報を基に、住民を犠牲に建造した戦艦ネメシスでアークを追跡する。傭兵を裏から操っていたクインテッサンのディシアスを交えた三つ巴の戦闘によって各戦艦はオールスパークが存在する惑星へと墜落する。
第3章 キングダム / Kingdom[編集]
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登場人物[編集]
所属は初登場時点のもの。声は英語版の声優、括弧内は日本語吹き替え。
オートボット / Autobots[編集]
- オプティマスプライム / Optimus Prime
- 声 - ジェイク・ファウシー[6](玄田哲章[7])
- 役職 - 総司令官[7]
- ウルトラマグナス / Ultra Magnus
- 声 - エドワード・ボスコ[6](井上和彦[7])
- 役職 - シティーコマンダー[7]
- 長く続く戦いに対し徹底抗戦を主張するオプティマスプライムとは口論で衝突し、単身ディセプティコンに投降する。投降後もメガトロンによるオートボット抹殺作戦をオプティマスプライムに知らせるが、通信がバレてしまい拷問される。オートボットの基地を吐くが偽の情報であった為、メガトロンによって処刑された。
- ラチェット / Ratchet
- 声 - ラファエル・ゴールドスタイン[6](郷田ほづみ)
- オートボットの戦士だったが離反し中立の立場としてオートボット、ディセプティコンの重傷者を治療し続けていた。オプティマスプライムからのスペースブリッジ修復の依頼も断っていたが協力する事に。
- ミラージュ / Mirage
- 声 - ショーン・ホーキンス[6](松浦義之[10])
- レッドアラート / Red Alert
- 声 - トッド・ハバーコーン(中村和正[11][12])
- アイアンハイド / Ironhide
- 声 - カイザー・ジョンソン[6]
- アークの通信および、操舵を担当する。
- アーシー / Arcee
- 声 - ソフィア・イザベラ[6](木村涼香[15][16])
- バンブルビーとコグと共にサウンドブラスターから生エネルゴン[注 2]を盗むため、サウンドブラスターのドームへ向かう。盗みがバレた際には、コグを装備し戦った。
- コグ / Cog
- 声 - ブライアン・ロバート・バーンズ(新祐樹[19])
- 自らの体を分割し他のトランスフォーマーに合体、装備させることができる。
- ウルトラマグナスがディセプティコンに投降した際には、行動への怒りをあらわにし、ディセプティコンがオールスパークを探しているという情報に対しても懐疑的だった。オールスパークの捜索中、ディセプティコンの待ち伏せに会い重傷を負う。復帰後はアークを発進させるエネルゴンを盗むため、バンブルビーとアーシーと共にサウンドブラスターのドームへ向かう。盗みがバレた際には、アーシーに自身を装備させ戦った。スペースブリッジ防衛戦では、アークに乗り込み、スペースブリッジを通じてサイバトロンを後にした。
- ムーンレーサー / Moonracer
- 声 - エリー・メイン
- 錆の海でオールスパークを捜索するオプティマスプライムの部隊の一員。スパークレスに襲われ死亡する。
- クリフジャンパー / Cliffjumper
- 声 - マイルズ・ルナ[6]
- バンブルビーと同型のオートボット。前哨基地よりシステムがショックウェーブのウイルスに感染したことを報告するが、通信が途絶してしまう。
- テレトラン1 / Teletraan-1
- 声 - マイルズ・ルナ[6]
- アークのシステムコンピューター。
- スチールジョー / Steeljaw
- 声 - 台詞なし
ディセプティコン / Decepticons[編集]
- インパクター / Impactor
- 声 - ブルック・チャルマース[6](拝真之介[21])
- ディセプティコンによる欺瞞作戦でオートボットを迎え討つも建物の下敷きになり死亡したかに見えたがラチェットによって助けられ彼に協力する事に。オートボットによるスペースブリッジ修復の際にはラチェットと同行し修理を手伝う。スペースブリッジ防衛戦にてラチェットを庇い死亡する。
- バリケード / Barricade
- 声 - アレクサンダー・ディラロ(田所陽向[22])
- スピニスター / Spinister
- 声 - グレー・ハドック
- スカイトレッド / Skytread
- 声 - フィリップ・バーチェ
- リフレクター / Refraktors
- 声 - フランク・トダーロ
- アストロトレイン / Astrotrain
- 声 - 台詞なし
- アークを襲撃したディセプティコンの一人。
- ガルバトロン / Galvatron
- 声 - ジェイソン・マルノチャ(大友龍三郎)
シーカーズ / Seekers[編集]
- ジェットファイヤー / Jetfire
- 声 - キース・シルバースタイン[6](乃村健次[20][24])
- 役職 - 航空防衛戦士[20]
- シーカーズのリーダーでスタースクリームとは嫌悪の仲。メガトロンのオートボット抹殺に対し許容できなくなり離反。
- スカイワープ / Skywarp
- 声 - マーク・ウィッテン[6](佐々木祐介[26])
- ジェットファイヤーと共にパトロール中、オートボットの基地を発見する。意見の相違により、ジェットファイヤーから攻撃され致命傷を負うも、スタースクリームのもとに向い、ジェットファイヤーの裏切りを伝え死亡する。
傭兵 / Mercenary[編集]
- サウンドブラスター / Soundblaster
- 声 - ラファエル・ゴールドスタイン(多田野曜平[27])
- 自身のドームでエネルゴン取引の闇市場を開いており、バンブルビーとはよく取引を行っていた。ショックウェーブの実験により誕生したサウンドウェーブのクローンの失敗作で、そのことを気にしている。
- ダブルディーラー / Doubledealer
- 声 - マイケル・シュワルべ
- エグゾースト / Exhaust
- 声 - ケン・ロジャース
- バグバイト / Bug Bite
- 声 - アレックス・テイバー
- スラスト / Thrust
- 声 - マイケル・ジョーンズ
- ダージ / Dirge
- 声 - ジェイ・サンフォード
- ラムジェット / Ramjet
- 声 - 台詞なし
その他[編集]
- オメガスプリーム / Omega Supreme
- 声 - キース・シルバースタイン
- ガーディアンズ[注 3]の一員。ガーディアンズは戦争に介入しない方針だが、自身の考えによりサイバトロン星のため、オートボットに加勢する。
- ディシアス / Deseeus
- 声 - リンゼイ・ルソー(疑問の顔)、ジョリーン・アンダーセン(怒りの顔)、キース・シルバースタイン(死の顔)、ジェイ・サンフォード(機転の顔)、ジョセフ・ホートン(知恵の顔)
- クインテッサンの判事。
- スコルポノック / Scorponok
- 声 - マイケル・ダン
- ユニクロン / Unicron
- 声 - ジョナサン・リポフ(田中美央[28])
用語[編集]
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- オールスパーク / Allspark
- アルファトライオン・プロトコル / Alpha Trion protocol
スタッフ[編集]
制作スタッフ[編集]
- 原作 - ハズブロ[6]
- ショーランナー・製作総指揮 - F.J. デサント[6]
- 製作総指揮 - テッド・ビアセリ、小原康平、ヨルグ・バクマイヤー、バーニー・バーンズ、マット・ハラム、塩田周三
- 共同製作総指揮 - ゲイリー・キング、ジョージ・クリスティック、ヴィンセント・タレンティ
- 総監督 - 亀井隆[29]
- ストーリー - F.J. デサント、ジョージ・クルスティック
- アートディレクター - 齋藤芳充
- デザイナー - 岡本洋二
- CGスーパーバイザー - 柳瀬教宏[29]
- モデリング&テクスチャリングスーパーバイザー - 阿尾茂樹、新津仁志、チュア・ペイ・サン
- トランスフォームアニメーション - 河野秀一[29]
- ラインプロデューサー - 齋藤奈沙[29]
- プロデューサー - ジャック・リヤン[29]
- アニメーション製作 - ポリゴン・ピクチュアズ[6]
- ポストプロダクション - テクニカラー
- 録音監督 - フィリップ・バチェ
- 音楽 - アレクサンダー・ボーンスタイン[30]
- プロデュース - ルースター・ティース[6]
- 製作 - ルースター・ティース、ポリゴン・ピクチュアズ、オールスパーク・アニメーション(シージ)、エンターテインメント・ワン(アースライズ)
日本語版スタッフ[編集]
- 日本語字幕 - 土居恵理
- 翻訳 - 矢田恵子(シージ)、竹本浩子、川又勝利(アースライズ)
- 演出 - 三好慶一郎
- 録音・調整 - 佐々木彰(シージ)、池田裕貴(アースライズ)
- 制作 - (株)東北新社
各話リスト[編集]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 各話監督 |
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1 | エピソード1 | ジョージ・クリスティック | 亀井隆 | N/A |
2 | エピソード2 | F.J. デサント ギャビン・ハイナイト |
岡本稔 | 清水和真 |
3 | エピソード3 | ジョージ・クリスティック | 島村大輔 | こうじ |
4 | エピソード4 | ブランドン・イーストン ギャビン・ハイナイト |
杉山正樹 | 清水和真 |
5 | エピソード5 | 前園文夫 | こうじ | |
6 | エピソード6 | 島村大輔 | 清水和真 |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 各話監督 |
---|---|---|---|---|
1 | エピソード1 | ギャビン・ハイナイト | 亀井隆 | こうじ 亀井隆 |
2 | エピソード2 | ティム・シェリダン | 杉山正樹 | 清水和真 |
3 | エピソード3 | ギャビン・ハイナイト | 福島宏之 | こうじ 亀井隆 |
4 | エピソード4 | ティム・シェリダン | 島村大輔 | 清水和真 |
5 | エピソード5 | ギャビン・ハイナイト | 鹿住朗生 | こうじ 亀井隆 |
6 | エピソード6 | ティム・シェリダン | 杉山正樹 | 清水和真 |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “I wish I knew. It was supposed to be June but due to the quarantine they didn’t finish the foreign dubs for the show.” (英語). Instagram. linsayrousseau. 2020年7月13日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/tf_pr/status/1331042264978575360” (日本語). Twitter. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/netflixjp_anime/status/1331039836698931200” (日本語). Twitter. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “秘密の暗号は解読できた?” (日本語). Twitter. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “ウォーフォーサイバトロン|トランスフォーマーオフィシャルサイト|タカラトミー” (日本語). トランスフォーマーオフィシャルサイト|タカラトミー. 2020年7月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v “『トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン トリロジー:シージ(原題)』 のティーザートレーラーが解禁!”. Polygon Pictures Inc.. 2020年7月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “オートボットの吹替声優、解禁” (日本語). Twitter. Netflix Japan Anime. 2020年7月14日閲覧。
- ^ “出演報告です!” (日本語). Twitter. 2020年7月30日閲覧。
- ^ “祝!” (日本語). Twitter. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “『トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー:シージ』がNetflixにて配信開始致しました” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “Netflixにて遂に配信スタート!” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “おー! 遂に第2章、開幕です!” (日本語). Twitter. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “『トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』ハウンドの吹替えをしております。” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “Netflixで配信されました” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “【出演情報】” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “【出演情報】” (日本語). Twitter. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “【出演情報】” (日本語). Twitter. 2020年7月30日閲覧。
- ^ “【出演情報】” (日本語). Twitter. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “「トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」がNetflixにて配信され始めました。” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ディセプティコンの吹替声優、続々解禁” (日本語). Twitter. Netflix Japan Anime. 2020年7月14日閲覧。
- ^ a b “自分もサウンドウェーブとインパクターの声で参加させていただいてます。” (日本語). Twitter. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “『トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー:シージ』こちらの作品にバリケードの吹替えで出演しております!” (日本語). Twitter. 2020年7月30日閲覧。
- ^ “お久しぶりにトランスフォーマー!!” (日本語). Twitter. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “本日から、配信スタートですってよ!!” (日本語). Twitter. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “トランスフォーマー第2章” (日本語). Twitter. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “【出演情報】” (日本語). Twitter. 2020年8月1日閲覧。
- ^ “サウンドブラスターだったかな?” (日本語). Twitter. 2020年8月2日閲覧。
- ^ haiyuza. “田中美央が海外アニメ『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン: アースライズ』にて吹き替え出演!” (日本語). 劇団俳優座映画放送部. 2021年1月30日閲覧。
- ^ a b c d e フィギュア王No.270. ワールド・フオト・プレス. (2020年7月29日)
- ^ “ALEXANDER BORNSTEIN - COMPOSER” (英語). Alexander Bornstein. 2020年7月14日閲覧。
外部リンク[編集]
- トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー:シージ - Netflix 日本(日本語)
- トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー:アースライズ - Netflix 日本(日本語)
- Transformers: War for Cybertron - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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