ゴジラvsモスラ

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ゴジラvsモスラ
Godzilla and Mothra : The Battle for Earth
監督 大河原孝夫 (本編)
川北紘一 (特撮)
脚本 大森一樹
原案 大森一樹
製作 林芳信(統括)
富山省吾(プロデューサー)
製作総指揮 田中友幸
出演者 別所哲也
小林聡美
村田雄浩
小高恵美
米澤史織
小林昭二
今村恵子
大沢さやか
大竹まこと
篠田三郎
宝田明
音楽 伊福部昭
主題歌 モスラの歌
コスモス
撮影 岸本正広 (本編)
江口憲一 (特撮)
大根田俊光 (特撮)
編集 米田美保 (本編)
児玉美納子 (特撮)
製作会社 東宝映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1992年12月12日
上映時間 102分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 22億2000万円[1]
前作 ゴジラvsキングギドラ
次作 ゴジラvsメカゴジラ
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ゴジラvsモスラ』(ゴジラたいモスラ、または、ゴジラ ブイエス モスラ)は日本特撮映画ゴジラシリーズの第19作である。

公開データ[編集]

公開日
上映時間
1992年 12月12日 日本 102分
サイズ カラービスタビジョンパナビジョン)、トルビーステレオ、7巻 2807m 映倫No.113746
キャッチコピー 極彩色の大決戦
観客動員数 420万人
配給収入 22億2千万円(1993年邦画第1位、平成ゴジラシリーズ第1位)
邦画興行収入 37億7千万円(邦画歴代46位、日本国内歴代147位)
受賞歴 第37回アジア太平洋映画祭 特殊効果賞(川北紘一)
第16回日本アカデミー賞 優秀音楽賞(伊福部昭)
新人俳優賞(今村恵子、大沢さやか)
優秀助演男優賞 村田雄浩
第47回毎日映画コンクール 俳優部門 助演男優賞
第38回キネマ旬報賞 助演男優賞
第17回報知映画賞
全国興行環境衛生同業組合連合会
第11回ゴールデングロス賞
日本映画部門 最優秀金賞
第2回東京スポーツ映画大賞 主演男優賞(ゴジラ)
助演女優賞(モスラ)
第5回東京国際映画祭 特別招待作品

概要[編集]

ゴジラVSシリーズ第3弾。正月興行の邦画としては、1973年(昭和48年)末公開の『日本沈没』が保持していた配収記録を19年ぶりに更新した。

登場する怪獣は、ゴジラモスラ(幼虫、成虫)、バトラ(幼虫、成虫)。

主要襲撃地点は、丹沢山地、横浜市横浜みなとみらい21、名古屋市。公開当時の開業直前の横浜ランドマークタワーが破壊されるシーンがあった。

丹沢でのゴジラ迎撃戦でメーサー攻撃機が初登場し、大規模な戦闘が繰り広げられる。

ファミリー層向けの対策として、人間ドラマは拓也と雅子の夫婦の復縁の物語を軸に展開し、観客の反応も良好であった。別所の主演も女性向け雑誌で特集が組まれるなど話題となった。また、平成ゴジラシリーズで初めて自然破壊を題材に取り上げ、「環境破壊」と「家族愛」をテーマとしている。同時に人類誕生以前の文明や地球の意志によって生み出された怪獣などファンタジー要素も本格的に取り入れた。

アメリカでは長い間『モスラ対ゴジラ』が“Godzilla vs. Mothra”のタイトルだったため、差別化を図るため本作のタイトルは“Godzilla and Mothra: The Battle for Earth”となった。

ラストのモスラ着陸シーンの舞台は大黒埠頭、横浜スタジアムなど検討されたが、脚本では羽田空港になった。結局許可が下りず、立川飛行場立川駐屯地)で撮影は行われた[注 1]。インファント島のロケは奄美大島で行われ、地主の好意で地滑りのカットなどが撮影できたという。吊り橋のカットは、福島県の飯坂で撮影された。

オープニングの隕石、ゴジラのシミュレーション画像のCG製作はナムコ社による。ナムコとのタイアップにより、ナムコ・ワンダーエッグにて『モスラ』の公開日である7月30日にエキストラを一般公募しての撮影が行われた[2]

製作経緯[編集]

当初の企画案は『モスラVSバガン』というモスラが主役の映画だった。この企画は1990年を公開予定とし、大森一樹によって脚本が準備された。しかし『ゴジラvsビオランテ』の評判を見て、次企画はゴジラ主役の映画『vsキングギドラ』となり、その次回作として『ゴジラVSギガモス』[3]や先の『モスラVSバガン』を原案に、敵怪獣をバガンからゴジラに変更し、『ゴジラvsモスラ』に落ち着いた[4]

ストーリー[編集]

太平洋小笠原沖に巨大隕石が落下したことにより、メカキングギドラとの戦いで海底で眠りについていたゴジラが目覚め、インファント島では発生した巨大な嵐と乱開発の影響で、地中より巨大な謎の物体の出現が衛星写真から判明する。

トレジャーハンターの藤戸拓也はアユタヤでの窃盗と遺跡破壊行為の免罪を条件に、インファント島への調査へ向かう元妻の手塚雅子、島の開発を行なっている丸友観光の社員・安藤健二に同行する。そして、彼らがそこで目にしたものはモスラの卵だった。丸友観光の社長である友兼は、モスラの卵を日本へ輸送することを決定する。

しかし、コスモスと名乗る島の2人組の小美人は、バトラの復活による危機を警告する。そんな中、北の海の氷河からバトラが目覚め日本に侵入、名古屋に現れ街を破壊し地中へと消える。一方、モスラの卵の輸送船「ありあけ丸」は太平洋フィリピン沖を航行中にゴジラの襲撃を受ける。卵からはモスラの幼虫が孵化し、口から糸を吐いて応戦する。そこにバトラも現れ、三つ巴の戦いが始まった。ゴジラとバトラが海中に沈んで戦いを続けるさなかに海底火山が爆発。両者はマグマの中に消える。

コスモスは拓也たちと同行していたが、安藤によって拉致され、友兼は彼女らを社のイメージキャラクターにしようと画策する。一方、モスラはコスモスを追って東京に上陸。国会議事堂に繭を作り、やがて成虫へと変化を遂げる。時を同じくして富士山が噴火。噴出する溶岩の中からゴジラが出現した。

飛び立つモスラの前に成虫となったバトラも出現。両者が横浜みなとみらいで激突しているところにゴジラも現れ、再び三つ巴の戦いが始まる。

主な登場人物[編集]

藤戸 拓也
本編の主人公格。トレジャーハンター、元東都大学・考古学教室助手。30歳。知識を活かして世界中の遺跡で盗掘を行っていた。その際にタイ警察に逮捕され収監されていたところを、国家環境計画局からの依頼で、釈放を交換条件にインファント島への巨大物体調査に参加、一連の事件に関わる。
フィリピン沖を航行中に遭遇したゴジラから乗船しているありあけ丸を守るために、自身を止めにかかった安東を殴り飛ばしてまでモスラの卵が乗ったドックをありあけ丸から切り離すなど根は善良で熱い心を持つ。ただし別れた妻子とよりを戻すため、丸友観光から保護したコスモスを国外の研究機関に売り渡して大金を得ようとする強欲に駆られてしまうが、雅子と愛娘のみどりの説得で自分の間違いに気付き、コスモスをモスラに返すことを決意する。クライマックスでは三大怪獣の死闘を雅子たちとともに声援を送りながら最後まで見守る。
手塚 雅子
本編のヒロイン格。拓也の元妻、東都大学環境情報センター所員。28歳。娘のみどりの親権を持つ。国家環境計画局に出向している。
インファント島の調査で拓也達と同行することとなり、強気で勝気な性格から口ゲンカばかりを繰り広げたが、お互いに未練があったため少しずつ関係を深め直すこととなる。
安東 健二
丸友観光社長秘書。28歳。インファント島が自らの会社の地所であるため、調査に赴く拓也と雅子に同行する。
社長・友兼の命令で、インファント島から大金をつぎ込んでモスラの卵を運び出す手続きを行ったり、それに失敗すると代わりにコスモスを誘拐し友兼の下へと差し出すなど日和見主義的なサラリーマンだが、拓也たちやコスモスとの交流を経て、会社や自分の行為に対して疑問も抱いていく。
最終的には手段も犠牲も厭わずに会社の利益ばかりを上げようとする友兼と決裂し、友兼に捨てぜりふをたたきつけて会社を去る。
ラストシーンでは拓也達と共に宇宙に旅立つモスラを見送る。
三枝 未希
国家環境計画局Gルーム所属の超能力者。21歳。探知能力を使い、行方不明になったコスモスを雅子やみどりと共に探しあてる。
手塚 みどり
拓也と雅子の幼い娘。6才。両親の離婚後は雅子と共に暮らしている。
雅子からは拓也が国際警察の警察官だと伝えられていたが、実はトレジャーハンターであることを知っていた。涙を流しながらも、コスモスにモスラを説得するように頼む健気な少女。
土橋 竜三
内閣安全保障室室長。50歳。本作では未希と同様に国家環境計画局へ出向している。拓也へのインファント島調査を自ら依頼する。
冷静に対ゴジラ作戦を執り行っていた前作とは別人のように、うろたえたり声を荒らげることが多い。
コスモス
かつて太古の時代に地球を支配していた先住民族の生き残りである、身長18センチほどの2人の小美人。
インファント島にやって来た拓也達を信じ、現代人類へ地球環境に対する警告を発するため日本へ向かうが、丸友の手に落ち、「モスラの歌」でモスラを呼び寄せる。雅子達に保護され、モスラがゴジラに勝利した後、バトラとの約束を果たすためモスラと共に宇宙へ旅立つ。
「コスモス」という名詞はこの2人だけでなく、太古の時代に地球を支配していた先住民族の総称である。
深沢 真由美
雅子の姉で、深沢の妻。35歳。雅子がインファント島へモスラの卵を調査するため日本を離れていた際、みどりを預かっている。
ラストでも宇宙へ旅立つモスラとコスモスを見送る。
友兼 剛志
丸友観光社長。35歳。
政府との強大なパイプを持ち、富士の樹海やインファント島の乱開発を進めていた。安東が誘拐したコスモスを会社のイメージガールにしようとしたり、モスラに破壊される東京を前に「俺が新しく造り直す!」と絶叫するなど、自分勝手で野心に満ちているが、最後は安東に裏切られ大きな報いを受けて動揺する。
大前 実
丸友観光常務取締役、富士山麓ゴルフ場開発プロジェクト主任。50歳。友兼の前で非常に低姿勢な常務。
深沢 重樹
真由美の夫、雅子の上司であり義兄でもある、東都大学地質学教授兼同大学環境情報センター主任。45歳。
雅子と同様に国家環境計画局にゴジラ研究と環境破壊対策の両面で協力する。理知的で物静かな第一印象だが、噴火を始めた富士山の山麓に倒れていた母娘を自衛隊員と共に救出する勇敢さも持ち合わせる。
南野 丈二
国家環境計画局局長。55歳。本業の環境問題と、今回の対ゴジラ作戦の責任を同時に請け負う高級官僚。温厚かつ冷静な人物。
次作『ゴジラvsメカゴジラ』でも現職であり、深沢と雅子を中心に調査チームを編成、ゴジラの襲撃を受けた関西近辺の環境被害調査を実施する(劇中の新聞記事より)。

登場兵器[編集]

架空[編集]

92式メーサー戦車
93式自走高射メーサー砲
93式メーサー攻撃機
61式改戦車
はつゆき型護衛艦「もりゆき」
艦番号DD-134。架空のはつゆき型護衛艦。モスラ(幼虫)の迎撃に参加するも撃沈される。

実在[編集]

設定[編集]

国家環境計画局/Gルーム
東京都内の超高層ビルを本拠とする国際的機関。二酸化炭素による温暖化・オゾン層の破壊、森林伐採、さらに隕石の激突で引き起こされた大気の異常、海水面の上昇、海底プレートへの影響など、地球全土の環境問題全般に関する業務を請け負う。
メインルームにはGルームが編成され、前作『ゴジラvsキングギドラ』のGルーム同様に幕僚長らが出向し、自衛隊の指揮所となる。また、ゴジラが日本に現れた際などの厳戒態勢時には、大型のメインスクリーンを展開する。このメインスクリーンには、探査衛星が捉えたデータを基に、あらゆる角度からの映像を表示できる「ゴジラ・サーチ・システム」を試験的に搭載している。
丸友観光
東京都内に本社屋を持つ観光会社。社員研修にはサバイバル体験を開いている。日本政府から資金援助を受け、インファント島にリゾート地を、富士山麓にはゴルフコースをそれぞれ建設するために乱開発を行うが、後者は地元の環境保護団体から猛抗議を受けている。
しかし、最終的に隕石によって引き起こされたインドネシアの異常気象や富士山の火山噴火で、それぞれの工事現場が再開のメドが立たないほど潰されてしまい、大損害を被る結果となる。
アユタヤの遺跡
冒頭に登場した太古の地下式寺院。ここで拓也が深部の壁に隠されていた秘宝のガネーシャ像を盗むが、その直後に罠が作動。壁が崩れ、床が抜け落ち、寺院内部は完全に崩壊。拓也は命からがら脱出に成功したものの、同時に地元警察に逮捕されてしまう。
インファント島
インドネシア諸島にあり、先住民コスモスの末裔たちが住む島。現在は全島が丸友観光の所有地になっている。丸友のリゾート開発と隕石によって引き起こされた異常気象の影響で島の森林は大きく荒れ、岩山が崩れ、埋まっていたモスラの卵が露出してしまう。また、滝の奥に洞窟があり、モスラとバトラらしき壁画が描かれている。
12,000年前の伝説
地球の先住民であるコスモスは、モスラを守り神と崇め、差別も争いも無い高度な文明社会を築き上げていた。しかし、一部の科学者が気象コントロール装置を開発し、気象を操ろうとしたことで、自身の危険を感じた地球生命は怒り、バトラを生み出してコスモスを攻撃させた。モスラはコスモスを守るためにバトラと戦い、北の氷の海に沈めたが、バトラが気象コントロール装置を破壊したため大洪水が発生し、モスラと高い山に避難した一部のコスモスたちのみが難を逃れ、彼らの大陸は滅亡してしまった。

キャスト[編集]


※クレジット表記なし

スタッフ[編集]

本編[編集]

製作総指揮 田中友幸[7]
製作統括 林芳信[7]
原案、脚本 大森一樹
音楽監督 伊福部昭
撮影 岸本正広
美術 酒井賢
録音 斉藤禎一
照明 望月英樹
編集 米田美保
チーフ助監督 三好邦夫
製作担当者 森知貴秀
製作チーフ 前田光治
音楽プロデューサー 岩瀬政雄
音楽ミキサー 大野映彦
監督助手 手塚昌明本間和彦黒川礼人
撮影助手 脇屋隆司青木洋史宝田武久
録音助手 池田昇影山修渡辺宸彬
照明助手 蝶谷幸士川井稔川越和見横道将昭田部谷正俊大沢暉男鹿毛剛
照明機材 山崎惣一郎
特殊機械 宮川光男鹿山和男
特殊繰演 鳴海聡
美術助手(チーフ) 清水剛
美術助手 新垣博人田中俊広小岩理絵
装置 丸山勝治川口茂
組付 西田忠光
装飾 田代昭男遠藤雄一郎山内康裕
電飾 稲畑秀男河原正高
衣装 多勢美智子
コスモスコスチューム 出川淳子
コスモス振付 浦井典子
ヘアーメイク 下鍋良江
スチール 石月美徳
調音 多良政司
音響効果 佐々木英世
音響効果助手 丹雄二小川広美岡瀬晶彦
スプリクター 石山久美子
編集助手 佐藤康雄斉藤美津子
ネガ編集 青木千恵
宣伝プロデューサー 伊勢伸平
宣伝係 大野浩
宣伝顧問 堀内實三
ポスターイラスト 生頼範義
擬斗 森岡隆見
キャスティング 田中忠雄
製作係 北川裕章後藤弘樹
プロデューサー 富山省吾
監督 大河原孝夫

特殊技術[編集]

特技監督 川北紘一
撮影 江口憲一大根田俊光
美術 大澤哲三
照明 斉藤薫
特殊効果 渡辺忠昭
ゴジラ担当造型チーフ 小林知巳
モスラ担当造型チーフ 村瀬継蔵
バトラ担当造型チーフ 大神考
繰演 松本光司
チーフ助監督 鈴木健二
製作担当者 小島太郎
監督助手 千葉英樹神谷誠近藤孔明秀平良忠
協力撮影 桜井景一
撮影助手 佐々木雅史有田勝美真塩隆英大川藤雄仲田眞二香取泰浩
照明助手 入口正平瀬尾伸幸山本眞生佐熊槇一壱岐尾りつ子川辺隆之
照明機材 棚網恒夫
繰演助手 鈴木豊白石雅彦三池敏夫三橋和夫金子ゆう大神亮
特殊効果助手 久米攻岩田安司榎本浩士宇田川幸夫鉄谷大地
美術助手(チーフ) 高橋勲
美術助手 寺井雄二林谷和志春日佳行三池敏夫
造形助手(ゴジラスーツ修理担当) 村上修一
造形助手(ギニョールゴジラ製作) 丸山真也
造形助手(3分の1ゴジラ制作) 小川正
造形助手(モスラ担当) 村瀬直人棟方利幸小松秀則
造形助手(バトラ担当) 江久保暢宏長峰圭介高柳祐介
装置 野村安雄
組付 小笠原禎
背景 小島耕司長島章志三輪智章
大道具 鉄谷大地尾崎和人
スプリクター 黒河由美
スチール 中尾孝
編集 児玉美納子
製作係 柴田誠
デザインワークス 吉田穣宮田秀実杉田篤彦青井邦夫西川伸司隅谷和夫

殊視覚効果[編集]

オプチカルスーパーバイザー 小川利弘小野寺浩松本肇大屋哲男
オプチカルエフェクト 岸本義幸佐藤高典佐藤元
フォトエフェクト 藤下忠男泉谷修
エフェクトアニメーション 橋本満明吉沢一久西山明宏桜井文子渡辺義治田中貴志佐藤明
マットペイントカメラ 三瓶一信
マットペインター 木村俊幸
モーションコントロール 木下良仁
CG 大口孝之清野一道鈴木敬井内要内海邦男荒木史生檜皮勝久平岡一邦
細田伸明大舘隆司井上明美庄司久美子斉藤直宏船江世志保伊藤佳子永井雄一
ハイビジョン技術 鈴木昭男原田睦弘
ハイビジョン変換 尾又富雄細井孝能滝沢隆也諏佐佳紀石川智太郎
ビデオエフェクト 萩原賢治
タイミング 森吉隆
コーディネーター 西山勝麻生芳郎斉藤吉光
プロデューサー 山辺崇

制作会社[編集]

自衛隊指揮 防衛庁長官官房広報課
陸上自衛隊陸上幕僚監部東部方面航空隊富士学校富士教導団滝ヶ原駐屯地業務隊
海上自衛隊海上幕僚監部
航空自衛隊航空幕僚監部
協賛 日本衛星放送ナムコ西友コニカ東芝大島運輸
資料協力 東海大学情報技術センター
協力 NTTドコモ奄美シーサイドホテル飯坂温泉 吉川屋シード 五光
スタジオR チェルシー東京ファントム テリィレーン
ホテルアクシオン館山 東京プランネットポラックスヘレン ナイキジャパン ニチメングラフィックス
ホテルグリーンタワー幕張阪急交通社
収録協力 ナムコワンダーエッグ
美術制作会社 マーブリングファインアーツ
特殊効果制作 大平特殊効果
デザイン制作会社 スタジオOXユーメックス
モスラ造形製作所 ツエニー
バトラ造形製作所 レプリカ
メカ制作会社 オガワモデリング
オープニングCG ナムコCG事業部
CG制作会社 ソニーPCL島田プロダクション日本エフェクトセンターマリンポストライトハウス
録音スタジオ 東宝サウンドクリエイティブスタジオ
音響効果 東洋音響
音楽制作 東宝ミュージック
衣装 東宝コスチューム
現像 東京現像所
技術協力 森幹生
コンチネンタルファーイースト
スタジオ 東宝スタジオ
制作協力 東宝映像美術
製作 東宝映画
配給 東宝

劇中歌[編集]

主題歌[編集]

モスラの歌
作詞:田中友幸関沢新一本多猪四郎 / 作曲:古関裕而 / 編曲:高田弘 / 唄:コスモス(今村恵子大沢さやか

挿入歌[編集]

マハラ・モスラ
作詞・作曲・編曲:伊福部昭 / 唄:コスモス
聖なる泉
作詞・作曲・編曲:伊福部昭 / 唄:コスモス
エンディングには女声スキャットによるインスト版が使用された。

作品解説[編集]

スタッフ[編集]

大森一樹は新しい挑戦をするために、「モスラVSバガン」の脚本をゴジラものに変え、「継承盃」の監督に専念するため降板。その代打に監督となったのは「超少女REIKO」でデビューした大河原孝夫。デビュー作が不振に終わったため、復活委員会委員長の堀内實三は救いの手を求めるかのように大河原の起用を決定。これに合わせて本篇スタッフも一新された。音響効果会社も東洋音響に変更。

配役[編集]

監督交代のため、主要キャストには異色のキャスティングとなる。主役には別所哲也、ヒロインには大林宣彦監督作品の常連・小林聡美。生活に苦しむサラリーマンに村田雄浩。それを3作連続で三枝未希役の小高恵美がサポート。そしてモスラと常にセットで登場してきた小美人も登場。本作では先住民の末裔コスモスという名で、演じるのは今村恵子(第3回東宝シンデレラコンテスト・グランプリ)と大沢さやか(同・審査員特別賞)。映画出演後の一時期、今村・大沢の2人はアイドルユニット「コスモス」としても活動している。他にも前作に引き続き土橋竜三役の小林昭二をはじめ、欲の為なら自然も街も壊れてもいいと思う若社長に大竹まこと、自然環境を守ろうとする大学教授に篠田三郎。そして、1954年の「ゴジラ」の主役の宝田明が「緯度0大作戦」以来23年ぶりに登場。

カメオ出演[編集]

ゴジラVSビオランテ」のヒロインの田中好子はヒロインの姉及び教授の妻でゲスト出演。他にも常連の上田耕一は大竹まことの部下役で、「水戸黄門」の渥美格之進役で人気を博した大和田伸也はモスラの卵を運ぶ船長でそれぞれ出演。それ以外にも作曲家の本多俊之が自衛隊員役で特別出演している。大河原孝夫によると、本多が伊福部昭とゴジラ映画の大ファンだったことから依頼されてのことだという。また自衛隊の各幕僚長らも前作に引き続き黒部進らが演じている。

特撮[編集]

東宝特撮作品としては初めてハイビジョン合成を採用しており、コスモスの登場場面などに使用された[4]

ラストのみなとみらい21のセットは3,000個以上の電飾を使用し、製作費8000万円、製作日数1ヶ月をかけて製作された[8][4]。ランドマークタワーのミニチュアは高さ6メートルにおよぶ[4]。ランドマークタワーの位置がずれていたり、横浜赤レンガ倉庫がある新港地区が設置されていないなど現実とは異なる部分がある。

国会議事堂での羽化は1961年の『モスラ』の初期案を復活させたものである[9]。成虫の羽化シーンにはCG画像も製作されたが、これは未使用となった[4]

備考[編集]

映像ソフト化[編集]

  • DVDは2002年3月21日発売。
    • 2005年4月22日発売の「GODZILLA FINAL BOX」に収録されている。
    • 2008年5月23日発売のトールケース版「ゴジラ DVDコレクションV」に収録されており、単品版も同時発売。
    • 2014年5月14日には「ゴジラ60周年記念版」として期間限定の廉価版が発売。
  • Blu-rayディスクは2010年1月22日発売。

コミカライズ[編集]

関連グッズ[編集]

組立式SDゴジラ
ゴジラシリーズの歴代怪獣をディフォルメした組立式ミニフィギュア。全15種に各4色のカラーバリエーションが存在する[11]
入場者プレゼントとして配布されたほか、バンダイのガシャポン商品としても販売された[11]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1作目の『モスラ』と同じ場所である。
  2. ^ a b c 役名は小道具の名札に記載[5]

出典[編集]

  1. ^ 1993年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  2. ^ ゴジラ大辞典 2004, p. 205.
  3. ^ 平成ゴジラパーフェクション 2012, pp. 131 - 135 「幻の平成ゴジラストーリー」。
  4. ^ a b c d e f 東宝特撮映画大全集 2012, pp. 232 - 235.
  5. ^ 平成ゴジラパーフェクション 2012, p. 146, 「平成ゴジラバーニング・コラム」.
  6. ^ 『50th ANNIVERSARY GODZILLA SOUNDTRACK PERFECT COLLECTION BOX4』「ゴジラVSモスラ」ブックレットP.23。
  7. ^ a b 神を放った男 映画製作者田中友幸とその時代 & 田中文雄 1993, p. 8 - 9.
  8. ^ a b 劇場パンフレットより。
  9. ^ ゴジラ大辞典 2004, p. 341
  10. ^ 平成ゴジラパーフェクション 2012, p. 148 「平成ゴジラバーニング・コラム」。
  11. ^ a b 平成ゴジラパーフェクション 2012, p. 50 「Memories of ゴジラVSモスラ」。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]