アタックゾイド

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アタックゾイドは、タカラトミー(旧トミー)より発売されている『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。製作はトミーだが、元は1987年に食玩として森永製菓より、旧バトルストーリー時代に第一弾・第二弾の16種類が発売されていた。

ゾイドシリーズと同じ1/72スケールで展開し、パイロット着脱、ハードポイントを介した通常ゾイドへの搭載などのギミックがある。

2000年にトミーの系列会社ユージンよりカプセルトイとして発売されていたが全て復刻されず、完全にコンプリートするには通販の特典としてしか手段が無かった(現在は特典は終了している)。

代わりに24ゾイドゴーレムバトルローバーが1/72スケールの新製品として混入されていた。復刻に際し各機の名称を新たに設定し、成型色変更(フレーム部は共和国:紺は濃い色に、帝国:赤は鮮やかな色に、装甲部は共和国はベージュからグレー、帝国はグレーからシルバー)、共和国側は一部部品にメタリックの銀塗装が施された。

種別も『コマンドゾイド』に変更され、帝国側機体の所属がゼネバス帝国からガイロス帝国へ変化したのに伴い、主に国章などの両軍共通シールが付属。帝国側の機体をアタックゾイドの赤フレームと、コマンドゾイドのシルバー装甲で組立てると、旧ゼネバスカラーが再現できる。

概要[編集]

前線での信用が厚い小型ゾイド群であり、整備には特殊な工具や環境を必要としない。1機あたりの攻撃力はより大きなゾイドに劣るため、集団戦、奇襲戦、偵察などで活躍する。コストも低く、アタックゾイドが挙げた戦果は24ゾイド開発の起因となっている。旧大戦(中央大陸戦争第一次大陸間戦争)時代においては基本設計の違いからアタックゾイドは24ゾイドと区分されていたが、第二次大陸間戦争時代においてはコマンドゾイドという総称が存在[1]。歩兵師団において共和国側で5万機、ガイロス帝国軍で12万機が運用されている[2]

共和国[編集]

ショットダイル[編集]

ショットダイル[注 1]
SHOTDYLE
番号 RAZ-01
所属 ヘリック共和国
分類 カンガルー型
全長 4.3m
全高 3.1m
全幅 不明
重量 3.2t
最高速度 210km/h
乗員人数 1名
主な搭乗者 フォッカー大尉[4]
武装 不明
第一弾として発売されたカンガルー型ゾイド。復刻時の名称はRZS-003ディノチェイス(DINOCHASE)。
情報収集を得意とし、そのジャンプ力から立体的な格闘戦も可能な機体。俊敏な機動力から偵察部隊に多く配備された。強靭な脚部を生かした格闘戦が得意。
キットは腕と足の付け根、首、尻尾が可動し、底面に凹型ジョイントがあり、他のゾイドとドッキング可能。復刻版は座席上部が銀塗装されている。


シーバトラス[編集]

シーバトラス[注 1]
SEABATTLES
番号 RAZ-03
所属 ヘリック共和国
分類 カブトガニ型
全長 4.5m
全高 0.9m
全幅 不明
重量 4.9t
最高速度 水上750kt
乗員人数 1名
主な搭乗者 シュルツ伍長[4]
武装 連装砲(名称不明)
第一弾として発売されたカブトガニ型ゾイド。復刻時の名称はRZS-001アサルトシーカー(ASSAULTSEEKER)。
水上を音もなく進み、低空飛行も可能。ウルトラザウルス艦載機としても活躍する。ステルス性に優れ、偵察行動にも多用される水陸両用機。装甲も厚く、対弾性も高い。
キットは爪と尻尾、2連砲が可動し、底面に凹型ジョイントがあり、他のゾイドとドッキング可能。復刻版は後部2連砲が銀塗装されている。


カマキラー[編集]

カマキラー[注 1]
KAMAKILLER
番号 RAZ-05
所属 ヘリック共和国
分類 蟷螂型
全長 4.3m
全高 2.8m
全幅 不明
重量 3.0t
最高速度 150km/h
乗員人数 1名
主な搭乗者 ビッグフット・ジョン軍曹[4]
武装 鎌(名称不明)
第一弾として発売されたカマキリ型ゾイド。復刻時の名称はRZS-005ライトスパイカー(LIGHTSPYKER)。
スパイカーのコンセプトを超小型ゾイドに落とし込んだ格闘専用機種。両手のでの格闘戦を得意とする。森林戦の他、市街地での破壊活動にも威力を発揮。
キットは腕と足の付け根、首、上半身が可動し、底面に凹型ジョイントがあり、他のゾイドとドッキング可能。復刻版は鎌部分が銀塗装されている。


キャノッサ[編集]

キャノッサ[注 1]
番号 RAZ-07
所属 ヘリック共和国
分類 鳥型
全長 3.9m
全高 1.4m
翼長 5.8m
重量 2.8t
最高速度 M1.5
乗員人数 1名
主な搭乗者 オズベルト中尉[4]
武装 二連装ビーム砲
第一弾として発売された型ゾイド。復刻時の名称はRZS-007ソルディス(SORDIS)。
飛行能力に優れた超小型戦闘機。飛行ゾイド補佐の他、連絡機としても使用される。超小型の軽戦闘機として航空基地には必ずといって良いほど配備されている傑作機。
キットは翼、首と足の付け根、座席が可動し、着陸状態が再現できるが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。復刻版は頭部2連砲が銀塗装されている。


ハイパーシザース[編集]

ハイパーシザース[注 1]
HYPERSCISSORS
番号 RAZ-09
所属 ヘリック共和国
分類 ザリガニ型
全長 5.8m
全高 1.0m
全幅 不明
重量 3.8t
最高速度 90km/h
乗員人数 1名
武装 連装ビーム砲

シザー(名称不明)

第二弾として発売されたエビザリガニ)型ゾイド。復刻時の名称はRZS-009エイビー(ABIE)。
川や沼などの湿地戦に向いた機体であり、バリゲーターと共にゲリラ戦を得意とする。連装ビーム砲と、鋼鉄をも切り裂くシザーを備え、また水中だけでなく水上を航行する能力も有する。格闘戦を得意とした水陸両用の超小型ゾイドで、帝国軍クラブラスターのライバル。
キットは腕と足の付け根、尻尾が可動するが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。復刻版は連装ビーム砲が銀塗装されている。


クロスウィング[編集]

クロスウィング[注 1]
CROSSWING
番号 RAZ-11
所属 ヘリック共和国
分類 トンボ型
全長 5.9m
全高 1.5m
全幅 不明
重量 2.5t
最高速度 M0.9
乗員人数 1名
武装 パルスビーム砲
第二弾として発売されたトンボ型ゾイド。復刻時の名称はRZS-011ブロラバーン
垂直離着陸も出来、低速度での飛行も可能なため、物資の空輸や偵察に威力を発揮。良好な空中停滞能力を誇り、主に地上攻撃に多用された軽戦闘機。
雑誌てれびくん掲載のストーリーでは無数のクロスウイング航空隊がデスザウラーを絨毯爆撃し、その進撃を遅らせ共和国部隊を救うなど大金星を挙げている。その他、6機のクロスウイングでシールドライガーを空輸し、帝国基地を奇襲したこともあり、機体サイズから考えると驚異的な積載量を誇る事もあり、アタックゾイドの中ではかなり抜きん出た能力を示す機体だと思われる。
キットは翼と足の付け根、尻尾が可動し、翼は後方に畳む事も、X字を描くこともできるが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。復刻版はパルスビーム砲が銀塗装されている。
デザインは24ゾイド用に描き起されたものを転用したもの[5]


ウォータースパイダー[編集]

ウォータースパイダー[注 1]
WATERSPIDER
番号 RAZ-01
所属 ヘリック共和国
分類 アメンボ型
全長 5.3m
全高 1.9m
全幅 不明
重量 2.7t
最高速度 水上600km/h
乗員人数 1名
武装 パルスビーム砲
第二弾として発売されたアメンボ型ゾイド。復刻無し。
水上を高速移動でき、一撃離脱戦法を得意とする特殊ゾイド。
キットは足の付け根、足首が可動し、背部装甲は大きく開くことが出来るが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。


サラディン[編集]

サラディン[注 1]
SALADIN
番号 RAZ-01
所属 ヘリック共和国
分類 アルマジロ型
全長 5.5m
全高 1.8m
全幅 不明
重量 6.5t
最高速度 120km/h
乗員人数 1名
武装 連装砲(名称不明)
第二弾として発売されたアルマジロ型ゾイド。復刻無し。
全身を特殊合金の装甲で覆い、敵の攻撃を跳ね返す防御力に特化した機体。
キットは首、頭部先端の銃が可動する他、足の付け根も前後に可動。底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。

帝国[編集]

シルバーコング[編集]

シルバーコング[注 1]
SILVERKONG
番号 EAZ-02
所属 ゼネバス帝国
分類 ゴリラ型
全長 2.6m
全高 2.4m
全幅 不明
重量 4.4t
最高速度 100km/h
乗員人数 1名
武装 不明
第一弾として発売されたゴリラ型ゾイド。復刻時の名称はEZS-002アタックコング(ATTACKKONG)。
装甲擲弾兵師団の格闘戦用超小型ゾイド。クラス最強のパワーを誇る。格闘戦に優れ、そのコンセプトは24ゾイドのゴーレムに受け継がれる。
キットは腕の付け根、肘、手首が可動。足の付け根、首も可動する。底面に凹型ジョイントがあり、他のゾイドとドッキング可能。


ゴリアテ[編集]

ゴリアテ[注 1]
GOLIATH
番号 EAZ-04
所属 ゼネバス帝国
分類 カタツムリ型
全長 3.1m
全高 2.9m
全幅 不明
重量 5.0t
最高速度 120km/h
乗員人数 1名
武装 二連装ビーム砲
第一弾として発売されたカタツムリ型ゾイド。復刻時の名称はEZS-004ランディングシェル(LANDINGSHELL)。
マルダーの超小型版、その厚い装甲と砲撃力の高さから砂漠戦を得意とする。完全装甲下に置かれた機体構造は生存性も高く、兵士たちの人気も高い。
キットは可動ポイントはまったくないが、底面に凹型ジョイントがあり、他のゾイドとドッキング可能。


グラップラー[編集]

グラップラー[注 1]
GRAPPLER
番号 EAZ-06
所属 ゼネバス帝国
分類 カブトムシ型
全長 5.8m
全高 1.6m
全幅 不明
重量 3.4t
最高速度 110km/h
乗員人数 1名
武装 角(名称不明)
第一弾として発売されたカブトムシ型ゾイド。復刻時の名称はEZS-008サイカーチ(SAICURTI)。
サイカーチスの超小型版。陸上での巨大な角を使った格闘戦が得意だが、飛行能力も持っている。森林戦や山岳地帯での砲撃戦にも対応する
キットは足の付け根と角の付け根が可動し、底面に凹型ジョイントがあり、他のゾイドとドッキング可能。


ビーシューター[編集]

ビーシューター[注 1]
BEESHOOTER
番号 EAZ-08
所属 ゼネバス帝国
分類 蜂型
全長 4.5m
全高 1.8m
全幅 不明
重量 2.8t
最高速度 M1.9
乗員人数 1名
主な搭乗者 ハンナ・ハンナ(機獣新世紀ZOIDS)
武装 ビームニードル
第一弾として発売されたハチ型ゾイド。復刻時の名称はEZS-006キャリービー(CARRIEBEE)。
空中での機動力に優れた高機動攻撃機。尾のビームニードルによる一撃離脱戦法を得意とし、その威力は中型ゾイドをも仕留める。
キットは足と羽の付け根、胴体後部付け根が可動するが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。


クラブラスター[編集]

クラブラスター[注 1]
CLUBLASTER
番号 EAZ-10
所属 ゼネバス帝国
分類 シオマネキ型
全長 2.8m
全高 2.0m
全幅 不明
重量 3.8t
最高速度 100km/h
乗員人数 1名
武装 ハイパーシザース
メルトバブル
第二弾として発売されたシオマネキ型ゾイド。復刻時の名称はEZS-010グライク(GLEICK)。
特殊な溶解液「メルトバブル」で敵の動きを止め、巨大な鋏で切り裂く特殊ゾイド。海辺での戦闘を得意とし、機動性と格闘能力に優れる水陸両用超小型機。
キットは腕と足の付け根、右のハサミが可動する他、座席が傾き直立モードにもなるが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。


ダムバスター[編集]

ダムバスター[注 1]
DAMBUSTER
番号 EAZ-12
所属 ゼネバス帝国
分類 コウモリ型
全長 2.9m
全高 2.9m
全幅 不明
重量 3.0t
最高速度 M0.8
乗員人数 1名
武装 ソニックブラスター
ハイパーファング
超音波レーダー
多目的ミサイル×2
第二弾として発売されたコウモリ型ゾイド。復刻時の名称はEZS-012ウォンバム(WONGBAM)。
超音波レーダーを装備し、夜間戦闘では無敵を誇る軽戦闘機。広範囲攻撃のソニックブラスターを搭載、格闘戦も得意な夜間攻撃機。
キットは座席部分と頭部が45度傾き降着形態になる他、翼と足の付け根も可動。飛行形態も再現可能。底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。


ヘルダイバー[編集]

ヘルダイバー[注 1]
HELDIVERS
番号 EAZ-14
所属 ゼネバス帝国
分類 シュモクザメ型
全長 6.6m
全高 2.0m
全幅 不明
重量 2.9t
最高速度 80kn
乗員人数 1名
武装 ヘッドカッター
超小型魚雷×2
第二弾として発売されたシュモクザメ型ゾイド。復刻無し。
高性能ソナーを搭載し、高威力の魚雷で敵を仕留める水中戦用超小型機。
キットはヒレの付け根、尻尾が2箇所可動するが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。


グランドモーラー[編集]

グランドモーラー[注 1]
GRANDMORA
番号 EAZ-16
所属 ゼネバス帝国
分類 モグラ型
全長 4.6m
全高 1.4m
全幅 不明
重量 6.8t
最高速度 90km/h
地中 40km/h
乗員人数 1名
武装 スピンドリル
パワーアーム×2
第二弾として発売されたモグラ型ゾイド。復刻無し。
先端に装備されたスピンドリルで地中へと潜行する特殊ゾイド。
腕と足の付け根、ドリルと爪が可動するが、底面ジョイントがなく、他のゾイドとドッキング出来ない。


レッドゴーレム[編集]

レッドゴーレム[注 1]
REDGOREM
番号 不明
所属 ガイロス帝国
分類 ゴリラ型
全長 不明
全高 不明
全幅 不明
重量 不明
最高速度 不明
乗員人数 不明
武装 不明
特殊部隊に配備されたスペシャルカラーのゴーレム。
キットは1/72版ゴーレムの成型色変更で、通常白い装甲部分が血のような赤色になっている。
月刊コロコロコミック誌2000年3月号ではガイロス帝国の偵察機として共和国基地に潜入、ストームソーダーブレードライガーの情報収集を行った。


脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 機体諸元は2008年に発売された「月刊ゾイドグラフィックス Vol.9 ゾイドハンマーロック」より[3]

出典[編集]

  1. ^ 『電撃ホビーマガジン』2002年6月号、メディアワークス、246頁。
  2. ^ 『ゾイド公式ファンブック2』小学館、2001年3月1日初版発行、78頁及び96頁。((ISBN 4-09-102863-2))
  3. ^ 『月刊ゾイドグラフィックス VOL.9 ゾイドハンマーロック』タカラトミー、2008年9月、付属冊子。
  4. ^ a b c d 『小学三年生』1987年5月号、小学館、86頁。
  5. ^ 『電撃ホビーマガジン』1999年4月号、メディアワークス。