棋戦 (将棋)

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棋戦(きせん)は将棋のタイトルや優勝を争う争奪戦のこと。プロ(棋士女流棋士)のものを指すことが多く、女流棋士のものは特に「女流棋戦」という。

プロ棋戦のうち対局結果が記録(棋士や女流棋士の成績等)として残るものを「公式戦」あるいは「公式棋戦」と言う。公式戦はタイトル戦と一般棋戦とに分かれていて、現在プロ将棋界には8つのタイトル戦と6つの女流タイトル戦がある。他に記録として残らないプロ棋戦を「非公式戦」と言う。達人戦が主な例である。タイトル戦は将棋界では非常に重んじられていて、一般棋戦とは明確に差別化がされている。タイトル戦と一般棋戦とを分ける基準は公表されていないが、特徴として、前回のタイトル獲得者(現在のタイトル在位者)に挑戦者が挑戦する挑戦手合制と言う形式で行われ、またその勝負が番勝負(「シリーズ」と表現する[1][注釈 1]である。更に優勝者には称号があり、タイトル在位者にはタイトル称号が与えられ、在位中は段位ではなく称号を付して、あるいは称号そのもので呼称される[注釈 2]。しかし、王座戦はこれらの特徴を満たしていながら1982年まではタイトル戦ではなかった。2006年まで行われていた「朝日オープン将棋選手権」もこれらを満たしていながらタイトル戦ではなかった。

アマチュアのものは「将棋大会」「アマチュア大会」と呼ばれ、規模の大きいものは「アマチュア棋戦」と呼ばれることがある。

沿革[編集]

実力制名人[編集]

江戸時代から名人は家元制の終身名人として続いていたが、1935年(昭和10年)、関根金次郎十三世名人が名人位を退位し、実力名人制に改められた。第1期名人戦は「名人決定大棋戦」と呼ばれた八段リーグ戦で2年にわたって行われ、1937年(昭和12年)に木村義雄が初代名人となった。これが将棋のタイトル戦の始まりである。

1946年(昭和21年)からは、名人戦の予選として「順位戦」のシステムが始まった。

棋士のタイトル戦創設の歴史[編集]

(※以下の年度は、予選開始年ではなく番勝負が実施された年度。日本将棋連盟公式サイトでの表記も同様である)

1948年(昭和23年)創設の「全日本選手権戦」(読売新聞社主催)に1950年度(昭和25年度)から九段のタイトル贈与がされることとなり、「九段戦」の呼び名もついた。これが史上2つ目のタイトル戦である。また、1950年度創設の「王将戦」(毎日新聞社主催)が翌年の1951年度(昭和26年度)にタイトル戦となり、以降、タイトル戦の数が3つという時代が約10年続く。

1960年度(昭和35年度)に「王位戦」(ブロック紙3社連合主催)が始まり、タイトル戦は4つとなる。

1962年度(昭和37年度)に九段戦(全日本選手権戦)が「十段戦」に改称される。同年度に、史上初の1年度2期(前期・後期)のタイトル戦として棋聖戦産経新聞社主催)が開始された。以降、タイトル戦の数が5つ、年間のタイトル戦の回数が6回という時代が十余年続く。

1974年度(昭和49年度)創設の「棋王戦」(共同通信社主催)が翌年の1975年度(昭和50年度)にタイトル戦となり、タイトル戦は6つとなる。そして、1983年度(昭和58年度)には、「王座戦」(日本経済新聞社主催、1953年度(昭和28年度)に創設)がタイトル戦に昇格し、タイトル戦の数は7つとなり、年8回のタイトル戦が開催された。

1988年度(昭和63年度)には、十段戦が発展解消して、賞金額トップの「竜王戦」(読売新聞社主催)が誕生。棋戦としての序列で名人戦を上回る初のタイトル戦となった。竜王のタイトルと名人のタイトルは同格である。

1995年度(平成7年度)から、棋聖戦が他のタイトル戦と同じく1年度1期となり、7つのタイトル戦は全て年1回となる。

2017年度(平成29年度)に、「叡王戦」ドワンゴ主催、2015年度(平成27年度)に創設)がタイトル戦に昇格し、タイトル戦の数は8つとなった。叡王戦の序列は3位で、新聞社・通信社以外がタイトル主催者になるのは史上初。また、年8回のタイトル戦開催は23年ぶりとなる。

棋士の棋戦[編集]

日本将棋連盟の「棋士」(将棋棋士)の棋戦である。

女流棋士奨励会員、アマチュア選手の出場枠が設けられているものもある。女流棋士と奨励会の重籍者は、参加枠の適用が棋戦によって異なる[2][注釈 3]

タイトル戦[編集]

棋士のタイトル戦は、2017年現在8つある。

棋戦名 主催 開始年度 女流枠 奨励会枠 アマ枠 称号 永世称号 番勝負 日数 持ち時間 優勝賞金
竜王戦 読売新聞社 1988年 4名 1名 5名 竜王 永世竜王 七番 2日制 8時間 4,320万円[3]
名人戦 毎日新聞社
朝日新聞社
1937年 なし なし なし 名人 永世名人 七番 2日制 9時間 非公表
叡王戦 ドワンゴ 2017-18年[注釈 4][注釈 5] 1名 なし 1名 叡王 (未公表) 七番 1日制 1時間 / 3時間 / 5時間 / 6時間[注釈 6] 非公表
王位戦 新聞三社連合
神戸新聞社
徳島新聞社
1960年 2名 なし なし 王位 永世王位 七番 2日制 8時間 非公表[注釈 7]
王座戦 日本経済新聞社 1983年[注釈 8] 4名 なし なし 王座 名誉王座 五番 1日制 5時間 非公表[注釈 9]
棋王戦 共同通信社 1975年 1名 なし 1名 棋王 永世棋王 五番 1日制 4時間 非公表
王将戦 スポーツニッポン新聞社
毎日新聞社
1951年[注釈 10] なし なし なし 王将 永世王将 七番 2日制 8時間 非公表
棋聖戦 産業経済新聞社 1962年 2名 なし なし 棋聖 永世棋聖 五番 1日制 4時間 非公表[注釈 11]

上記の表の持ち時間は番勝負での持ち時間について示している。予選や本戦などでの持ち時間については「持ち時間」の項目を参照。 叡王戦のみチェスクロック使用で秒単位の消費を算入。その他はストップウォッチ使用で秒単位の消費は切り捨て。

永世称号の条件および該当者は「永世称号」の項目を参照。

タイトル戦の結果およびタイトル在位者は次の項目を参照。

一般棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始年度 女流枠 奨励会枠 アマ枠 (称号)[注釈 12] 持ち時間 考慮時間 優勝賞金
朝日杯将棋オープン戦 朝日新聞社 2007年 3名 なし 10名 なし 40分 なし 750万円[4]
銀河戦 囲碁・将棋チャンネル 1991年 2名 なし 4名 (銀河) 15分 10回 非公表[注釈 13]
NHK杯テレビ将棋トーナメント 日本放送協会 1951年 1名 なし なし (NHK杯選手権者) 10分 10回 非公表[注釈 14]
将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 日本たばこ産業 1980年 なし なし なし (JT杯覇者) 10分 5回 500万円[5]
新人王戦 しんぶん赤旗 1970年 4名 あり 1名 (将棋新人王) 3時間 なし 非公表[注釈 15]
上州YAMADAチャレンジ杯 ヤマダ電機 2016年 なし なし 1名[6] なし 20分 なし 非公表
加古川青流戦 加古川市
加古川市ウェルネス協会
2011年 2名 あり 3名[注釈 16] (青流) 1時間 なし 非公表

休止中の棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始年度 女流枠 奨励会枠 アマ枠 持ち時間 考慮時間 優勝賞金
富士通杯達人戦(非公式戦)[注釈 17] 週刊朝日
富士通
1993年 なし なし なし 3時間[注釈 18] なし[注釈 19] 非公表

終了した棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始年度 終了年度 女流枠 奨励会枠 アマ枠 持ち時間 考慮時間 優勝賞金 対局料
九段戦(全日本選手権戦) 読売新聞社 1948年 1961年
十段戦 1962年 1987年
大和証券杯ネット将棋・最強戦 大和証券グループ 2007年 2012年 なし なし なし 30分 なし
全日本プロ将棋トーナメント 朝日新聞社 1982年 2000年 2名 なし 2名 3時間 なし
朝日オープン将棋選手権 2001年 2006年 2名 なし 10名 3時間 なし
オールスター勝ち抜き戦 日刊ゲンダイ 1978年 2003年 3時間 なし
東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦 東京新聞社 1956年 1966年
六、五、四段戦 共同通信社 1955年 1956年
古豪新鋭戦 1957年 1973年
名棋戦 1974年 1980年
九、八、七段戦 1954年 1956年
日本一杯争奪戦 1957年 1960年
最強者決定戦 1961年 1973年
産経杯争奪トーナメント戦 産業経済新聞社 1951年 1953年
早指し王位決定戦 1954年 1959年
東西対抗勝継戦 大阪新聞社 1951年 1966年
日本将棋連盟杯争奪戦 十社 1968年 1984年
天王戦 1985年 1992年
三社杯B級選抜トーナメント ブロック紙3社連合 1953年 1958年
早指し将棋選手権 テレビ東京 1972年 2002年 5分 3回
早指し新鋭戦 1982年 2002年 1名 なし なし
名将戦 週刊文春 1973年 1987年
若獅子戦 近代将棋 1977年 1991年
近将カップ 2002年 2004年
若駒戦 大阪新聞社 1978年 1992年
将棋電王戦(非公式戦) ドワンゴ 2012年 2017年 なし なし なし 5時間[注釈 20] なし なし 非公表

女流棋戦[編集]

日本将棋連盟が運営・主催する女流棋戦[編集]

女流タイトル戦[編集]

女流タイトル戦は、日本将棋連盟が運営し、所属(日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会)にかかわらず、全ての女流棋士が参加する[注釈 21]。奨励会に在籍する女流棋士も参加し、オープン棋戦またはエントリー制の棋戦(2017年1月現在、マイナビ女子オープンリコー杯女流王座戦が該当)には女性奨励会員も参加できる[7]。女性アマチュア選手などの出場枠が設けられているものもある。

2011年に女流王座戦が創設され、女流タイトル戦は6つとなった。番勝負は全て1日制。「将棋のタイトル在位者一覧 (女流棋戦)」も参照。

棋戦 タイトル 主催・協賛 開始年 番勝負(持ち時間 女流棋士・女性奨励会員以外の女性参加枠
マイナビ女子オープン 女王 マイナビ日本将棋連盟 2007年 五番勝負(3時間[f 1] アマチュアも予選から参加可能
リコー杯女流王座戦 女流王座 リコー日本経済新聞社 2011年 五番勝負(3時間) 引退者・退会者・アマチュアも予選から参加可能
岡田美術館杯女流名人戦 女流名人 報知新聞社ユニバーサルエンターテインメント 1974年 五番勝負(3時間) なし
女流王位戦 女流王位 新聞三社連合、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会 1990年 五番勝負(4時間) なし
霧島酒造杯女流王将戦 女流王将 囲碁将棋チャンネル霧島酒造 1978年 三番勝負(25分[f 2] 選抜されたアマチュアも参加
大山名人杯倉敷藤花戦 倉敷藤花 倉敷市、倉敷市文化財団、山陽新聞社 1993年 三番勝負(2時間[f 1] 選抜されたアマチュアも参加
  1. ^ a b 対局時計使用で切れたら1手1分未満。
  2. ^ 対局時計使用で切れたら1手40秒未満。2008年までは五番勝負で持ち時間は3時間であった。

その他の女流棋戦[編集]

- 女流棋士、女性アマチュアなどから選抜された者が出場。棋士(男性)が角落ちの上手番として参加する場合がある。
- 女流棋士から選抜された者が出場。女流名人戦と同じ会場の敷地内で並行して開催される。

日本女子プロ将棋協会(LPSA)が主催する女流棋戦[編集]

日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の女流棋士とツアー女子プロが参加し、女性アマチュア選手なども出場する。

休止中の女流棋戦[編集]

終了した女流棋戦[編集]

- 選抜された16名が出場する棋戦で、LPSA所属の女流棋士も招待選手として出場している。

永世称号[編集]

永世称号は、同一タイトルを一定の期数獲得、あるいは同一棋戦で一定回数優勝した者に与えられる称号であり、叡王戦を除く7タイトル戦とNHK杯戦及び棋戦が終了した2タイトルに設けられている。各棋戦には永世称号獲得のために必要な、連続または通算タイトル獲得期数あるいは優勝回数が規定されている。永世棋王だけが連続獲得のみの規定である[注釈 22]

永世称号の名称はタイトル名に「永世」または「名誉」を冠したものである。「名誉」を冠するのはタイトル戦では王座戦日本経済新聞社主催)のみである。また、永世名人の場合は資格を得た順に番号が付き「○○世名人」と呼称される(名人 (将棋)を参照)。そのほかにNHK杯戦で「名誉NHK杯選手権者」の称号の規定がある。

タイトル永世称号を呼称され始めることを「永世(または名誉)○○に就位する」あるいは「永世(または名誉)○○を名乗る」と言う。ただし、永世名人の場合は「○○世名人を襲位する」と言う。

なお、タイトルの実績とは無関係に贈られた名誉称号(例:名誉名人、名誉九段)も存在する。塚田正夫は十段を獲得したことはないが、十段戦の前身棋戦である九段戦で永世九段を獲得し、逝去後に名誉十段が贈られている。

棋士のタイトル永世称号は引退後に名乗るのが原則とされているが、実際には、塚田正夫は永世称号に基づいて「九段」を称しており[注釈 23]、また、大山康晴(永世王将、のちに十五世名人も)、中原誠(永世十段、のちに名誉王座・十六世名人・永世棋聖・永世王位も)、米長邦雄(永世棋聖)と、いずれも現役のまま永世称号を名乗っており、木村義雄が引退と同時に十四世名人を襲位した1952年以降、引退してから初めてタイトル永世称号を名乗った例は一つもない。なお名誉王座については、囲碁の名誉称号と同じく現役でも満60歳に達すると名乗ることができる[8]。また、名誉NHK杯選手権者については達成直後に称号が贈られている[9]

永世称号一覧[編集]

※襲位(就位)年が現役時代の場合は太字で表記
※叡王戦は永世称号・条件ともに未発表

永世称号
永世称号 条件 該当者 資格獲得年 襲位(就位)年 備考
永世竜王 連続5期または通算7期 渡辺明 2008年 (現役棋士)
永世名人 通算5期 木村義雄 1952年[注釈 24] 1952年 十四世名人
大山康晴 1956年 1976年 十五世名人
中原誠 1977年 2007年 十六世名人
谷川浩司 1997年 (現役棋士) 十七世名人資格者
森内俊之 2007年 (現役棋士) 十八世名人資格者
羽生善治 2008年 (現役棋士) 十九世名人資格者
永世九段[注釈 25] 連続3期 塚田正夫 1954年 [注釈 26] 逝去後の1978年に名誉十段が追贈される。
永世十段[注釈 25] 通算10期[注釈 27] 大山康晴 1988年[注釈 28] 1992年[注釈 29]
中原誠 1988年[注釈 30] 1994年
永世王位 連続5期または通算10期 大山康晴 1964年 1992年[注釈 29]
中原誠 1977年 2008年
羽生善治 1997年 (現役棋士)
名誉王座 連続5期または通算10期[注釈 31] 中原誠 1996年[注釈 32] 2007年
羽生善治 1996年 (現役棋士)
永世棋王 連続5期 羽生善治 1995年 (現役棋士)
渡辺明 2017年 (現役棋士)
永世王将 通算10期 大山康晴 1965年 1973年
羽生善治 2007年 (現役棋士)
永世棋聖 通算5期 大山康晴 1964年 1992年[注釈 29]
中原誠 1971年 2008年
米長邦雄 1984年 1998年
羽生善治 1995年 (現役棋士)
佐藤康光 2006年 (現役棋士)
名誉NHK杯選手権者 通算10回優勝 羽生善治 2012年

クイーン称号[編集]

女流棋戦において永世称号に相当するのは「クイーン称号」である[注釈 33]

タイトル名「女流○○」について、クイーン称号「クイーン○○」となるのが基本であるが、タイトル名が「女流○○」でない「女王」・「倉敷藤花」については、それぞれ「永世女王」・「クイーン倉敷藤花」となる。

なお、クイーン称号については、棋士の永世称号とは異なり「原則として引退後に就位」という規定は発表されていない。

クイーン称号
クイーン称号 条件 該当者
永世女王[15] 連続5期または通算7期[15] なし
クイーン王座[13] 通算5期[13] なし
クイーン名人 中井広恵清水市代里見香奈
クイーン王位 清水市代
クイーン王将 清水市代・里見香奈
クイーン倉敷藤花 清水市代・里見香奈
  • 上記のほか、林葉直子が1985年にクイーン王将となったが、1995年に連盟を退会したため称号を名乗る資格を失っている。

記録[編集]

タイトル獲得記録[編集]

カッコ内は登場回数。タイトル数の黄色は永世称号資格。太字は在位中のタイトル。

- 棋士名 合計 竜王 十段 九段 名人 王位 王座 棋王 王将 棋聖
1 羽生善治 98(132) 6(13) - - 9(16) 18(23) 24(26) 13(17) 12(18) 16(19)
2 大山康晴 80(112) - 8(14)
[注釈 34]
6(8)
[注釈 34]
18(25) 12(15) - -(2) 20(26) 16(22)
3 中原誠 64(91) - 11(15) - 15(18) 8(11) 6(8) 1(3) 7(13) 16(23)
4 谷川浩司 27(57) 4(6) - - 5(11) 6(11) 1(6) 3(7) 4(7) 4(9)
5 米長邦雄 19(48) -(1) 2(6) - 1(8) 1(6) - 5(7) 3(8) 7(12)
5 渡辺明 19(26) 11(12)
[注釈 35]
- - - - 1(3) 5(6) 2(3) -(2)
7 佐藤康光 13(37) 1(5) - - 2(3) -(5) -(3) 2(6) 2(8) 6(7)
8 森内俊之 12(25) 2(5) - - 8(12) - -(1) 1(3) 1(2) -(2)
9 加藤一二三 8(24) - 3(7) - 1(4) 1(3) - 2(3) 1(5) -(2)
9 木村義雄 8(11) - - - 8(10) - - - -(1) -
11 升田幸三 7(23) - -(3) 2(3) 2(10) - - - 3(5) -(2)
11 南芳一 7(16) - - - - - - 2(5) 3(5) 2(6)
13 郷田真隆 6(18) - - - -(2) 1(4) - 1(3) 2(3) 2(6)
13 久保利明 6(12) - - - - - -(2) 3(5) 3(5) -
13 塚田正夫 6(10) - - 4(5) 2(3) -(1) - - - -(1)
16 二上達也 5(26) - -(3) -(2) -(3) -(1) - - 1(5) 4(12)
16 高橋道雄 5(10) - 1(1) - -(1) 3(5) - 1(3) - -
18 内藤國雄 4(13) - - - - 2(5) -(1) -(1) -(1) 2(5)
18 桐山清澄 4(10) - -(1) - -(1) - -(1) 1(2) - 3(5)
20 丸山忠久 3(10) -(3)
[注釈 35]
- - 2(3) - -(1) 1(2) - -(1)
20 深浦康市 3(8) - - - - 3(5) - - -(1) -(2)
20 藤井猛 3(7) 3(4) - - - -(1) -(2) - - -
20 屋敷伸之 3(7) - - - - -(1) - - - 3(6)
24 森雞二 2(8) - - - -(1) 1(2) -(1) - -(1) 1(3)
24 山田道美 2(6) - - - -(1) - - - -(1) 2(4)
24 中村修 2(5) - - - - - - - 2(3) -(2)
24 佐藤天彦 2(4) - - - 2(2) - -(1) -(1) - -
24 福崎文吾 2(4) - 1(2) - - - 1(2) - - -
29 有吉道夫 1(9) - - - -(1) -(2) - - -(3) 1(3)
29 島朗 1(6) 1(2) - - - - -(2) - -(1) -(1)
29 森安秀光 1(6) - - - -(1) - -(1) -(2) - 1(2)
29 三浦弘行 1(5) -
[注釈 35]
- - -(1) - - -(1) - 1(3)
29 大内延介 1(4) - - - -(1) -(1) - 1(2) - -
29 糸谷哲郎 1(3) 1(2) - - - - -(1) - - -
29 広瀬章人 1(3) - - - - 1(3) - - - -
29 中村太地 1(3) - - - - - 1(2) - - -(1)
29 塚田泰明 1(2) - - - - - 1(2) - - -
29 田中寅彦 1(2) - - - - - - - - 1(2)
29 菅井竜也 1(1) - - - - 1(1) - - - -
- 棋士名 合計 竜王 十段 九段 名人 王位 王座 棋王 王将 棋聖
- 森下卓 -(6) -(1) - - -(1) - - -(2) -(1) -(1)
- 木村一基 -(6) -(1) - - - -(3) -(1) - - -(1)
- 花村元司 -(4) - - -(2) -(1) -(1) - - - -
- 丸田祐三 -(4) - - - -(1) -(1) - - -(2) -
- 松田茂役 -(3) - - -(2) - - - - -(1) -
- 豊島将之 -(3) - - - - - -(1) - -(1) -(1)
- 鈴木大介 -(2) -(1) - - - - - - - -(1)
- 行方尚史 -(2) - - - -(1) -(1) - - - -
- 高島一岐代 -(2) - - - -(1) - - - -(1) -
- 勝浦修 -(2) - - - - -(1) - - - -(1)
- 西村一義 -(2) - - - - -(1) - - - -(1)
- 真田圭一 -(1) -(1) - - - - - - - -
- 阿部隆 -(1) -(1) - - - - - - - -
- 板谷四郎 -(1) - - -(1) - - - - - -
- 南口繁一 -(1) - - -(1) - - - - - -
- 土居市太郎 -(1) - - - -(1) - - - - -
- 神田辰之助 -(1) - - - -(1) - - - - -
- 灘蓮照 -(1) - - - -(1) - - - - -
- 稲葉陽 -(1) - - - -(1) - - - - -
- 佐藤大五郎 -(1) - - - - -(1) - - - -
- 中田宏樹 -(1) - - - - -(1) - - - -
- 青野照市 -(1) - - - - - -(1) - - -
- 山崎隆之 -(1) - - - - - -(1) - - -
- 千田翔太 -(1) - - - - - - -(1) - -
- 加藤博二 -(1) - - - - - - - -(1) -
- 村山聖 -(1) - - - - - - - -(1) -
- 関根茂 -(1) - - - - - - - - -(1)
- 本間爽悦 -(1) - - - - - - - - -(1)
- 淡路仁茂 -(1) - - - - - - - - -(1)
- 永瀬拓矢 -(1) - - - - - - - - -(1)
- 斎藤慎太郎 -(1) - - - - - - - - -(1)
- 棋士名 合計 竜王 十段 九段 名人 王位 王座 棋王 王将 棋聖

(2017年10月11日王座戦終了現在)

女流タイトル[編集]

カッコ内は登場回数。タイトル数の黄色は永世称号(クィーン称号)資格。太字は在位中のタイトル。

- 女流棋士名 合計 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花
1 清水市代 43(70) - -(1) 10(20) 14(20) 9(15) 10(14)
2 里見香奈 27(31) 1(2) 2(2) 8(8) 4(5) 5(6) 7(8)
3 中井広恵 19(43) - - 9(18) 3(8) 4(12) 3(5)
4 林葉直子 15(23) - - 4(7) -(2) 10(12) 1(2)
5 加藤桃子 8(10) 4(4) 4(6) - - - -
6 甲斐智美 7(12) 1(3) - - 4(6) - 2(3)
6 蛸島彰子 7(11) - - 4(7) - 3(4) -
8 矢内理絵子 6(18) 2(3) - 3(4) 1(4) -(2) -(5)
9 斎田晴子 4(12) - - 1(4) - 2(5) 1(3)
9 山下カズ子 4(6) - - 4(5) - -(1) -
11 石橋幸緒 3(12) - - - 2(6) 1(5) -(1)
12 千葉涼子 2(9) - - -(3) -(2) 2(3) -(1)
12 上田初美 2(8) 2(5) - -(2) - -(1) -
12 香川愛生 2(4) - - - - 2(4) -
- 女流棋士名 合計 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花
- 関根紀代子 -(4) - - -(3) - -(1) -
- 岩根忍 -(3) -(1) - - -(1) - -(1)
- 中村真梨花 -(3) - - -(1) - -(1) -(1)
- 室谷由紀 -(2) -(1) - - - - -(1)
- 伊藤沙恵 -(2) - -(1) - -(1) - -
- 森安多恵子 -(2) - - -(1) - -(1) -
- 長沢千和子 -(2) - - -(1) - -(1) -
- 山田久美 -(2) - - - - -(1) -(1)
- 長谷川優貴 -(1) -(1) - - - - -
- 本田小百合 -(1) - -(1) - - - -
- 西山朋佳 -(1) - -(1) - - - -
- 寺下紀子 -(1) - - -(1) - - -
- 多田佳子 -(1) - - -(1) - - -
- 植村真理 -(1) - - - -(1) - -
- 谷川治恵 -(1) - - - - -(1) -
- 竹部さゆり -(1) - - - - - -(1)
- 女流棋士名 合計 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花

(2017年5月27日女流王位戦終了現在)

タイトル連覇記録[編集]

タイトル連覇記録(8連覇以上)
順位 記録者 タイトル 連覇数 獲得年度 備考
1 羽生善治 王座 19 1992 - 2010  
2 大山康晴 名人 13 1959 - 1971  
3 大山康晴 王位 12 1960 - 1971  
3 羽生善治 棋王 12 1990 - 2001  
5 大山康晴 九段・十段 10 1958 - 1967  
5 羽生善治 棋聖 10 2008 - 2017 継続中
7 大山康晴 王将 9 1963 - 1971  
7 中原誠 名人 9 1972 - 1981 1977年は実施せず
7 羽生善治 王位 9 1993 - 2001  
7 渡辺明 竜王 9 2004 - 2012  
女流タイトル連覇記録(4連覇以上)
順位 記録者 タイトル 連覇数 獲得年度 備考
1 林葉直子 女流王将 10 1981 - 1990  
2 清水市代 女流王位 9 1998 - 2006  
3 里見香奈 女流名人 8 2009 - 2016 継続中
4 清水市代 倉敷藤花 7 1994 - 2000  
5 清水市代 女流名人 5 1995 - 1999  
5 里見香奈 倉敷藤花 5 2008 - 2012  
7 山下カズ子 女流名人 4 1978 - 1981  
7 清水市代 女流王位 4 1993 - 1996  
7 加藤桃子 女王 4 2014 - 2017 継続中

タイトル同時在位[編集]

竜王および名人は、他のタイトルに同時に在位しているか否かによらず、以下のように呼称する。

  1. 竜王に在位し、名人に在位していない者は「竜王」
  2. 名人に在位し、竜王に在位していない者は「名人」
  3. 竜王と名人の両方に在位している者は「竜王・名人」

「竜王・名人」で呼称された棋士は、羽生善治(1994竜王獲得 - 1996竜王失冠、2003名人獲得 - 2003竜王失冠)、谷川浩司(1997名人獲得 - 1998名人失冠)、森内俊之(2004名人獲得 - 2004竜王失冠、2013竜王獲得 - 2014名人失冠)の3人である。

また、竜王と名人以外のタイトルのうち2つ以上に在位した場合には肩書きが長くなりすぎるため、「五冠」「四冠」「三冠」「二冠」と呼称することがある。羽生善治は1993年度の竜王失冠から1994年度の名人獲得まで棋聖・王位・王座・棋王の四冠であったが、肩書は「棋聖」であった。1997年度の名人失冠後は同じ4つのタイトルに在位していたが、肩書は「四冠」であった。二冠の場合、「二冠」と呼称することが多いが、NHK杯では羽生善治「王座・王将」(2008年の名人獲得前)の表現も見られる。

竜王と名人については、タイトル喪失後1年間(次の竜王戦・名人戦の七番勝負終了まで)は「前竜王」「前名人」の称号を名乗ることができる。ただし他のタイトルに在位する場合はその称号で呼ばれる。しかし、谷川浩司が1998年に名人と竜王を失冠した際に「前竜王・前名人」の称号を辞退して以来、「前竜王」「前名人」を名乗った例はない。

複数のタイトルに同時に在位した棋士(最高獲得時)
タイトル数 棋士名 タイトル 開始 終了 在位期間 備考
7 羽生善治 竜王・名人・棋聖・王位・
王座・棋王・王将
1995王将 1996棋聖 167日[注釈 36] 全冠独占
5 大山康晴 名人・十段・棋聖・王位・王将 1962棋聖(後) 1962王将 約60日 全冠独占
1963王将 1966棋聖(前) 約870日
1966棋聖(後) 1967棋聖(前) 195日
1970棋聖(前) 1970十段 147日
中原誠 名人・十段・棋聖・王位・王将 1977棋聖(後) 1978王将 367日  
4 米長邦雄 十段・棋聖・棋王・王将 1984十段 1984王将 56日  
谷川浩司 竜王・棋聖・王位・王将 1991王将 1992王位 194日  
3 升田幸三 名人・王将・九段 1957名人 1957王将 261日 全冠独占
森内俊之 竜王・名人・王将 2004名人 2004竜王 200日  
渡辺明 竜王・棋王・王将 2012棋王 2013竜王 250日  
2 加藤一二三 棋王・王将 1978王将 1978棋王 54日  
名人・十段 1982名人 1982十段 142日  
高橋道雄 王位・棋王 1986棋王 1987王位 158日  
十段・棋王 1987十段 1987棋王 131日  
南芳一 棋聖・王将 1987王将 1988棋聖(前) 126日  
1991棋聖(前) 1991棋聖(後) 163日  
棋王・王将 1988棋王 1989王将 367日  
1990王将 1990棋王 5日  
佐藤康光 棋聖・王将 2002棋聖 2002王将 196日  
棋聖・棋王 2006棋王 2008棋聖 478日
久保利明 棋王・王将 2009王将 2011王将 722日  
複数のタイトルに同時に在位した女流棋士(最高獲得時)
タイトル数 棋士名 タイトル 開始 終了 備考
5 里見香奈 女王・女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花 2013女王 2013女流王位
女流王座・女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花 2016女流王座 継続中
4 清水市代 女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花 1996女流王将 1997女流王将 全冠独占
1998女流王位 1999女流王将
3 中井広恵 女流名人・女流王将・倉敷藤花 2002女流王将 2003女流名人  
2 林葉直子 女流名人・女流王将 1982女流名人 1985女流名人 全冠独占
1990女流名人 1991女流王将  
矢内理絵子 女王・女流名人 2008女王 2008女流名人
甲斐智美 女王・女流王位 2010女流王位 2011女王
女流王位・倉敷藤花 2013倉敷藤花 2015女流王位
加藤桃子 女王・女流王座 2014女流王座 2016女流王座

その他のおもな記録[編集]

2017年10月11日現在。年は年度で記載[注釈 37]。すでに上述した記録は記さない。

通算記録
  • 通算優勝回数:羽生善治 153回(タイトル戦98・一般棋戦44・非公式戦11)
  • 通算公式戦優勝回数:羽生善治 142回(タイトル戦98・一般棋戦44)
  • 通算非タイトル戦優勝回数:羽生善治 55回(一般棋戦44・非公式戦11)
  • 通算一般棋戦優勝回数:大山康晴・羽生善治 44回
  • 通算非公式戦優勝回数:羽生善治 11回
個人の連続記録
  • 一冠以上連続在位:羽生善治 26年超(1990棋王獲得(1991/3/18) - )※継続中
  • 全タイトル戦に渡る連続獲得:大山康晴 19期(1963名人戦 - 1966名人戦)
  • タイトル戦連続登場:大山康晴 50期(1956王将戦 - 1967十段戦)
  • タイトル戦連続挑戦:佐藤康光 5期(2006王位戦 - 2006棋王戦)
  • 同一タイトル戦連続登場:羽生善治 26期(1992 - 2017王座戦)※継続中
  • 同一タイトル戦連続ストレート獲得:羽生善治 6期(2005 - 2010王座戦)
  • 同一タイトル戦連続挑戦:3期 升田幸三(1962 - 1964十段戦)・二上達也(1965 - 1967十段戦)・大山康晴(1971 - 1973十段戦)・羽生善治(2012 - 2014名人戦)
個人以外の連続記録
  • タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:17期(1974棋聖戦(後) - 1977十段戦)(第1期棋王戦を含まず)
  • タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:11期(1987王位戦 - 1988棋聖戦(後))(第1期竜王戦を含まず)
  • 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1996 - 2002棋聖戦)
最年少記録
  • タイトル最年少挑戦:屋敷伸之(17歳10か月・棋聖戦)
  • タイトル最年少奪取:屋敷伸之(18歳6か月・棋聖戦)
  • タイトル最年少防衛:屋敷伸之(19歳0か月・棋聖戦)
  • タイトル最年少失冠:屋敷伸之(19歳6か月・棋聖戦)
    • 名人最年少挑戦:加藤一二三(20歳3か月)
    • 名人最年少奪取:谷川浩司(21歳2か月)
    • 名人最年少防衛:谷川浩司(22歳1か月)
    • 名人最年少失冠:谷川浩司(23歳1か月)
    • 竜王最年少挑戦:羽生善治(19歳1か月)
    • 竜王最年少奪取:羽生善治(19歳3か月)
    • 竜王最年少防衛:渡辺明(21歳7か月)
    • 竜王最年少失冠:羽生善治(20歳2か月)
  • 公式戦優勝:羽生善治(16歳11か月・若獅子戦)
  • 新人棋戦を除く公式戦優勝:加藤一二三(17歳0か月・高松宮賞争奪選手権戦)
最年長記録
  • タイトル最年長挑戦:大山康晴(66歳11か月・棋王戦)
  • タイトル最年長奪取:大山康晴(56歳11か月・王将戦)
  • タイトル最年長防衛:大山康晴(59歳0か月・王将戦)
  • タイトル最年長失冠:大山康晴(59歳11か月・王将戦)
    • 名人最年長挑戦:大山康晴(63歳2か月)
    • 名人最年長奪取:米長邦雄(49歳11か月)※「50歳名人」
    • 名人最年長防衛:大山康晴(48歳3か月)
    • 名人最年長失冠:米長邦雄(50歳11か月)
  • 非タイトル戦優勝:大山康晴(60歳11か月・NHK杯)
同一カード
  • タイトル戦通算 22期(谷川浩司-羽生善治、羽生善治-佐藤康光)
  • タイトル戦連続 6期(升田幸三-大山康晴 1956王将戦 - 1958九段戦)
  • 同一タイトル戦通算 9期(升田幸三-大山康晴 名人戦、羽生善治-森内俊之 名人戦)
  • 同一タイトル戦連続 6期(大山康晴-中原誠 1970 - 1975十段戦)

女流棋戦[編集]

通算記録
  • 通算優勝回数・通算公式戦優勝回数:清水市代 54回(タイトル戦43・一般棋戦11)
  • 通算非タイトル戦優勝回数・通算一般棋戦優勝回数:清水市代 11回
個人の連続記録
  • 一冠以上連続在位:清水市代 18年7か月(1991女流王将獲得(1992/3/24) - 2010女流王将失冠(2010/10/28))
  • タイトル戦連続登場:清水市代 22期(1995女流王位戦 - 2000倉敷藤花戦)
  • タイトル戦連続挑戦:中井広恵 4期(2001女流王位戦 - 2002女流王将戦)
  • 同一タイトル戦連続登場:清水市代 19期(1993 - 2011女流王位戦)
  • 同一タイトル戦連続挑戦:中井広恵 3期(1995 - 1997女流名人位戦)
個人以外の連続記録
  • タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:6期(1978女流王将戦 - 1980女流名人位戦・2002女流王位戦 - 2003倉敷藤花戦)
  • タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:5期(2013マイナビオープン - 2013女流王座戦)
  • 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1994 - 2000女流王将戦)
最年少記録
  • タイトル最年少挑戦:中井広恵(13歳・女流王将戦)
  • タイトル最年少奪取:林葉直子(14歳・女流王将戦)
  • タイトル最年少防衛:林葉直子(15歳・女流王将戦)
  • タイトル最年少失冠:林葉直子(18歳・女流名人位戦)
最年長記録
  • タイトル最年長挑戦:山田久美(47歳8か月・倉敷藤花戦)
同一カード
  • タイトル戦通算 20期(中井広恵-清水市代)
  • タイトル戦連続 2期(多数)
  • 同一タイトル戦通算 10期(中井広恵-清水市代 女流名人位戦)
  • 同一タイトル戦連続 4期(中井広恵-清水市代 1994 - 1997女流名人位戦、清水市代-石橋幸緒 2006 - 2009女流王位戦)

主な取り決めなど[編集]

先後の決定[編集]

先後(先手後手)は振り駒によって決定される。ただし、順位戦王位戦王将戦女流名人戦女流王位戦リーグでは、対局順決定時に先後も決定するため振り駒は行われない。ただし、挑戦者決定プレーオフや残留決定戦などの同率戦では振り駒が行われる。

最強戦女流最強戦などのネット棋戦では、コンピュータがランダムに先後を決定する。

タイトル戦などの番勝負では1局目にのみ振り駒を行い、2局目以降は毎局先後を入れ替えるが、最終局については再度振り駒を行い先後を決定する。棋王戦の挑戦者決定戦(変則二番勝負)は厳密な意味での番勝負ではないため、2局目も振り駒を行う。

叡王戦のタイトル戦では変則持ち時間制のため、第一局当日ではなく、事前に振り駒を行う。

千日手持将棋になると先後を入れ替えて即日指し直しとなる。タイトル戦での千日手・持将棋は後日指し直しとなることもある。

番勝負において、千日手・持将棋となり即日指し直しで勝負がついた場合の次局の先後については、千日手・持将棋となった緒局から先後を入れ替える。つまり、指し直し局を手番上1局と見ず、千日手・持将棋による先後の入れ替えは後続局に持ち越されない(一局完結方式)。

服装[編集]

正式な規定ではないが、タイトル戦の番勝負では両対局者は和服を着用するのが慣例である。あくまで慣例ではあるので、タイトル戦で対局者が洋服を着用した例も加藤一二三森けい二島朗谷川浩司羽生善治佐藤康光村山聖など少なからずある。

竜王戦・名人戦では、記録係も和服を着ることになっている[注釈 38]

女流タイトル戦の番勝負では洋服着用での対局が普通だが、矢内理絵子は常に和服(対局の際は袴を着用)であった。矢内が甲斐智美を下して初代女王となったマイナビ女子オープンでは、2008年の第1期では4局とも矢内が和服、甲斐が洋服であったが、第2期以降に矢内に挑戦した岩根忍(第2期、0-3で敗退、第1局は洋服)と甲斐智美(第3期、3-0で奪取)が、いずれも矢内に合せて和服を着用した。矢内の失冠後の第4期(甲斐智美女王に上田初美が挑戦、3-0で奪取)でも引き続き両対局者が和服であった。マイナビ女子オープンでは和服の着用が定着している[16][注釈 39][注釈 40]

タイトル戦が終了した後の就位式(タイトルによって名称が異なる)には、主役たるタイトルホルダーは、棋士は紋付羽織袴、女流棋士は和服(対局時と異なり、袴は着用しない)で臨むことが多い。

公開対局[編集]

プロの棋戦において、多くは、対局者のほか記録係・立会人等の関係者のみが対局室に入室し対局が行われるが、観覧席を設けて対局者の様子を一般のファンに公開する公開対局の形式によることもある。対局開始時やその直後等のごく短時間の公開、インターネット・TV中継での公開だけのものは公開対局にあてはまらはない。タイトル戦で実施される場合は、午前は対局室(非公開)で午後から終局までが舞台上で公開対局となるケースが多い[1][2]

棋士の側においても基本的に公開対局は奨励されるものとしての見解が多い[17]が、タイトル戦のような長時間の対局においては疑問を呈する棋士もいる。

※以下は既に開催終了している棋戦も含む。

例年公開対局が実施されている棋戦
タイトル戦: 2017年現在はなし
一般棋戦: JT将棋日本シリーズ(全対局)、朝日杯将棋オープン戦(プロアマ戦、準決勝、決勝)、富士通杯達人戦(決勝)、上州YAMADAチャレンジ杯(準決勝、決勝)
女流棋戦: マイナビ女子オープン(予選全カード公開一斉対局)、大山名人杯倉敷藤花戦(第2局)、1dayトーナメント(全対局)、白瀧あゆみ杯争奪戦(1回戦)、世田谷花みず木女流オープン戦(決勝)、女子将棋YAMADAチャレンジ杯(準決勝、決勝)、岡山県湯原温泉杯湯原あったまるオープン戦(全対局)
しばしば実施される棋戦
タイトル戦: 棋王戦王将戦棋聖戦王位戦
女流棋戦: 日レスインビテーションカップ
実施されたことがある棋戦
タイトル戦: 十段戦(1975年の第14期第2局1日目午後の一部のみで、タイトル戦初の公開対局[18])、名人戦(2009年の第67期第2局1日目午後の一部のみ)、竜王戦(1989年の第2期第1局@川崎市民プラザ、2017年10月20・21日の第30期第1局@セルリアンタワー能楽堂:初手と封じ手、2日目開封と昼休憩後、終局後の感想戦が公開予定)
一般棋戦: NHK杯テレビ将棋トーナメント(1995年度第45回決勝、1999年度第49回決勝)
女流棋戦: きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦LADIES HOLLY CUP

アマチュアの棋戦[編集]

下記6大会(個人戦)は主要アマ6棋戦と呼ばれる。そのいずれかにおける優勝は奨励会三段リーグ編入試験の受験資格となる。

  • 全日本アマチュア名人戦
  • アマチュア竜王戦
  • 全国アマチュア王将位大会
  • 朝日アマ名人戦
  • しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)
  • 支部名人戦個人戦

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ タイトル戦以外でも、竜王戦の挑戦者決定戦や新人王戦などで番勝負が行われる。
  2. ^ 2015年に創設された叡王戦では、予選が段位別で行われ、タイトル在位者も段位で呼称される。
  3. ^ 女流棋士と奨励会の重籍者が参加できる棋戦は、奨励会枠がある竜王戦・新人王戦・加古川青流戦と、重籍者の女流枠出場が認められているNHK杯戦である。なお、第29期と第30期の竜王戦は、奨励会員で女流タイトル保持者の加藤桃子が女流枠で6組ランキング戦に出場している。
  4. ^ 七番勝負の決着が年度をまたぐ
  5. ^ 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは2015年度
  6. ^ 第1・2局は、第1局の先手が1時間・3時間・5時間の中からいずれかを選択。第3・4局は、第1局の後手が先手が選ばなかったものの中からどちらかを選択。残ったものが第5・6局の持ち時間となる。第7局は6時間。
  7. ^ 日本棋院HPによれば、同じく新聞三社連合が主催する囲碁の棋戦である天元戦の賞金は2015年現在1300万円。
  8. ^ 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1953年度
  9. ^ 日本棋院HPによれば、同じく日経新聞が主催する囲碁の棋戦である囲碁王座戦の賞金は2015年現在1400万円。
  10. ^ 一般棋戦として創設されたのは1950年。翌年にタイトル戦に格上げされた。
  11. ^ 日本棋院HPによれば、同じ産経新聞が主催する囲碁の棋戦である囲碁十段戦の賞金は2015年現在700万円。
  12. ^ タイトル戦と異なり、通常は主催者以外の媒体で用いられることはない。
  13. ^ 日本棋院HPによれば、同じ囲碁・将棋チャンネル主催の囲碁の棋戦である竜星戦の賞金は2015年現在600万円
  14. ^ 日本棋院HPによれば、同じNHK主催の囲碁の棋戦であるNHK杯テレビ囲碁トーナメントの賞金は2015年現在500万円
  15. ^ 日本棋院HPによれば、同じ「しんぶん赤旗」主催の囲碁の棋戦である囲碁新人王戦の賞金は2015年現在200万円
  16. ^ 第6期は、第5期優勝した稲葉聡を含めた4名のアマチュアが出場。
  17. ^ 2015年の開催は見送り。2016年以降は未定。 達人戦のお知らせ”. 日本将棋連盟. 2015年6月23日閲覧。
  18. ^ 決勝戦のみ15分。
  19. ^ 決勝戦のみ10回。
  20. ^ 第3回・FINAL・第2期でのもの。第1回電王戦では3時間、第2回では4時間、第1期は8時間(2日制)。1分未満の消費時間は第2回まで切り捨て、第3回以降は消費時間に参入。
  21. ^ ただし、女流王将戦の第31期(2009年)は女流王将と選抜された8名のみの参加で行われた。また、第32期(2010年)ではLPSA所属女流棋士の出場が5名に制限されたため、LPSAは協会内で予選会を行い出場者を決定した。
  22. ^ 米長邦雄によれば、米長が通算5期目、連続4期目の棋王位を獲得しようとする防衛戦の最中に、「通算5期でも永世棋王は認められない」という判断を日本将棋連盟が下したことなどによる。詳細は「棋王戦」を参照。
  23. ^ 塚田正夫が段位としての九段を名乗ったのは、タイトルとしての九段を失冠した後の1956年であり、段位としての九段の昇段規定が新設されたのは、その2年後の1958年である。
  24. ^ 規定の名人5期は1945年に達成。
  25. ^ a b 終了棋戦。
  26. ^ 1956年に九段のタイトルを失冠後も段位としての九段を名乗り続けていた。
  27. ^ 十段獲得期数は、前身の九段戦における九段獲得期数も含む。
  28. ^ 規定の獲得期数は九段戦も含め1965年に達成。
  29. ^ a b c 大山は順位戦A級在籍で現役のまま逝去したため、年次は逝去年で表記。
  30. ^ 規定の獲得期数は1982年に達成。
  31. ^ 獲得期数は、非タイトル戦時代も含む。
  32. ^ 規定の獲得期数は1973年に連続5期を達成。
  33. ^ 2017年現在、日本将棋連盟の機関誌「将棋世界[10][11]、日本将棋連盟公式サイト[12][13]のいずれにおいても、「イ」を大きくする「クイーン」で表記している。同じく2017年現在、連盟公式サイトで「ィ」を小さくする「クィーン」で表記している例も見られるが[14]、表記ゆれとみなせる件数に留まる。
  34. ^ a b 大山は九段戦で3連覇しているが、九段昇段後であったため永世九段としては扱われておらず、九段戦の実績も含めて永世十段の称号が与えられている。
  35. ^ a b c 将棋ソフト不正使用疑惑を参照。
  36. ^ 七冠前後、連続して六冠以上、五冠以上だった期間はそれぞれ721日、1100日
  37. ^ 王将戦・棋王戦・女流名人位戦は1月 - 3月のため、対局が行われた西暦は年度に1を足したもの。竜王戦・女流王座戦が越年した場合も同様。
  38. ^ 『将棋世界』 2011年8月号付録「記録係は見た!」の66頁で、門倉啓太(2011年4月1日に四段)が「名人戦と竜王戦七番勝負では、記録係も和服を着ることになっています」と記している。
  39. ^ 田名後健吾( 『将棋世界』 編集長)は、「第4期マイナビ女子オープン五番勝負第1局-春の陣屋、1局の重み」 『将棋世界』 2012年6月号、100-107頁で、「マイナビ女子オープンは和服が楽しみな棋戦だが…」「(甲斐女王の着物がクリーム色だったことについて)主催者の毎日コミュニケーションズ鳴海広報部長の話では、事前の打ち合わせでは青系の色の予定だったそうだ。」と記している。
  40. ^ 第4期マイナビ女子オープンで女王を獲得した上田の記者会見での談話によると、将棋界と関わりの深い白瀧呉服店が、和服の提供、着付けなどに全面協力しているとのこと。2011年5月10日 20:27 マイナビ女子オープン中継ブログ 『記者会見』 「上田初美新女王誕生につき、感想戦終了後に記者会見が行われました。…上田「ここ数年でいろんな方に支えて頂いているなと実感しているのですが、目に見える形で言いますが第2局・第3局と鰻支部の方が昼食に鰻を持ってきて頂いたり、五番勝負すべて和服で戦うということで白瀧呉服店の方に着物から着付けからまで、ご協力頂いたり、いろんな方々に支えられてるなと感じました(後略)」

出典[編集]

  1. ^ 「第70期名人戦七番勝負第6局-堂々の防衛劇」 『将棋世界』 2012年8月号、7頁。
  2. ^ 里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格(2011年5月21日 日本将棋連盟)
  3. ^ 竜王ランキング戦・決勝トーナメントについて”. 日本将棋連盟. 2017年6月9日閲覧。
  4. ^ 朝日杯将棋オープン戦”. 日本将棋連盟. 2017年6月8日閲覧。
  5. ^ 「JTプロ公式戦」の概要 | 将棋日本シリーズ”. JTウェブサイト. 2013年5月21日閲覧。
  6. ^ 新棋戦「上州YAMADAチャレンジ杯」開催のお知らせ 更新: 2016年4月16日 10:00 - 日本将棋連盟
  7. ^ 「奨励会と女流棋士の重籍に関する件」について(2011年5月27日 日本将棋連盟)「奨励会と女流棋士の重籍に関する件」について”. 日本将棋連盟 (2015年12月31日). 2017年1月25日閲覧。
  8. ^ "中原 誠 永世十段・名誉王座"誕生へ”. 日本将棋連盟. 2015年4月8日閲覧。
  9. ^ 羽生善治二冠、名誉NHK杯に! 日本将棋連盟、2012年3月19日(2017年8月20日閲覧)。
  10. ^ 渡部壮大「里見、連勝でクイーン王将に」、『将棋世界』(2016年12月号)、日本将棋連盟 pp. 20-21
  11. ^ 「里見快走! 五冠に王手 第6期リコー杯女流王座戦第2局」、『将棋世界』(2017年1月号)、日本将棋連盟 pp. 26-27
  12. ^ 里見女流王将、クイーン王将の称号を得る”. 日本将棋連盟 (2016年10月11日). 2016年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月26日閲覧。
  13. ^ a b c 第6期リコー杯女流王座戦五番勝負 対局者およびスケジュールについて”. 日本将棋連盟 (2016年9月1日). 2017年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月26日閲覧。
  14. ^ リコー杯女流王座戦中継ブログ「明日 五番勝負開幕」”. 日本将棋連盟 (2016年10月24日). 2017年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月26日閲覧。
  15. ^ a b 第10期マイナビ女子オープン 女王就位式・祝賀会レポート”. 日本将棋連盟 (2017年7月24日). 2017年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月24日閲覧。
  16. ^ 盤上の風景 /9 将棋 長谷川優貴女流二段 シンデレラ物語はこれから /兵庫”. 毎日新聞 (2017年5月29日). 2017年5月30日閲覧。
  17. ^ 1993年8月19日 日経流通新聞
  18. ^ “36年前の11月17日の第1回「将棋の日」イベントは大相撲の会場で開催”. 田丸昇のと金横歩き. (2011年11月9日). http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/3611--17-c649.html 2012年4月9日閲覧。 “第1回「将棋の日」イベントでタイトル戦の十段戦(中原―大山)が土俵上で対局”. 田丸昇のと金横歩き. (2011年11月23日). http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-20a1.html 2012年4月9日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]