出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名棋戦(めいきせん)とは1974年(第1回)~1980年(第7回)まで開催されていた、共同通信社主催のプロ将棋の公式棋戦。棋王戦の予選としての役割も兼ねB級2組以下の棋士が参加[1]。1981年以降は棋王戦と統合された。前身は、1957年(第1回)から1973年(第17回)まで行われた古豪新鋭戦(C級棋士、三段が出場[2])、さらにその前身は1955年(第1回)から1956年(第2回)まで行われた六、五、四段戦である。前身の2つの棋戦にはC級の棋士が参加し、同時期に同じ共同通信社主催で行われた九、八、七段戦、日本一杯争奪戦、最強者決定戦の下位ランクの棋戦としての扱いだった。1959年度からは三段の参加も認められた。
優勝者一覧
回
|
年度
|
優勝者(段位・称号等は当時)
|
1
|
1955
|
加藤一二三五段
|
2
|
1956
|
神田鎮雄六段
|
- ^ 『将棋八大棋戦秘話』(河出書房新社)P.149
- ^ 『将棋八大棋戦秘話』(河出書房新社)P.147
- ^ 後に「田中魁秀」に改名。
|
---|
六、五、四段戦優勝者 | |
---|
古豪新鋭戦優勝者 | |
---|
名棋戦優勝者 | |
---|
関連項目 | |
---|
B級2組以下の棋士が参加。名棋戦は棋王戦の予選として行われた。1980年(第7回)で終了。 |