金沢流

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金沢流(かねさわりゅう、かねざわりゅう)

  1. 金沢流北条氏
  2. 将棋の奇襲戦法のひとつ。本項にて。

金沢流(かねざわりゅう、かなざわりゅう[1])は将棋の戦法のひとつ。

△持ち駒 なし
Shogi zhor 22.png
91 81 71 61 51 41 31 21 11
92 82 72 62 52 42 32 22 12
93 83 73 63 53 43 33 23 13
94 84 74 64 54 44 34 24 14
95 85 75 65 55 45 35 25 15
96 86 76 66 56 46 36 26 16
97 87 77 67 57 47 37 27 17
98 88 78 68 58 48 38 28 18
99 89 79 69 59 49 39 29 19
Shogi zver 22.png
▲持ち駒 なし
図 金沢流基本図

初手より▲7六歩△3四歩に▲6六角と指す「3手目▲6六角」として知られる力戦誘導型の奇襲戦法で、金沢孝史西尾明との王位戦予選(2014年)で登場させた[2]

後手版は、初手▲7六歩に△3四歩▲2六歩もしくは▲6六歩に、△4四角。

角頭歩戦法の変化で、相手に角交換拒否の角道止めをされた際に、同じような向飛車にする含みがあるが(▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲6六角~8八飛)、飛香落ちの上手が指す「トンボ指し」という嵌め手で同様の指し方がある[3]

以下、△4四歩ならば▲6六角で、▲8八飛にタイミングをみて▲8六歩△同歩▲8四歩など。

角交換から△6七角には、▲7七桂とし、以下△7六角成には▲6五桂△6二銀▲5五角が狙い。

ただし、森内俊之は▲6五桂には△6六馬とし、以下▲5三桂成(もしくは不成)△9九馬で後手よしとみており、佐藤康光飯塚祐紀は △6七角には▲7八飛で[4][5]、以下△4五角成▲3八金△6二銀で先手難しいとしている。

脚注[編集]

  1. ^ 金沢孝史の発案なので正しくは「かねざわりゅう」だが、「かなざわりゅう」と呼ばれる場合もある。元々は「かねさわ」だった「金沢(かなざわ)文庫」の用例と同じ。
  2. ^ 将棋世界編集部/編、将棋戦法事典100+王道 流行 珍戦法 完全網羅!、 マイナビムック 将棋世界Special、日本将棋連盟/発行、マイナビ出版/販売発行:2019年9月、ISBN:978-4-8399-7090-1
  3. ^ 佐藤庄平、飛香落ち必勝法、王将ブックス DELUXE版―駒落ちシリーズ(2)、北辰堂:1988年6月、ISBN:4-89287-052-8
  4. ^ 青島たつひこ「佐藤康光&森内俊之の何でもアタック」 将棋マガジン1996年6月号
  5. ^ 飯塚祐紀、奇襲振り飛車戦法~その狙いと対策~、マイナビ将棋BOOKS、マイナビ出版:2014年12月、ISBN:978-4-8399-5372-0