都成竜馬

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 都成竜馬 四段
名前 都成竜馬
生年月日 (1990-01-17) 1990年1月17日(27歳)
プロ入り年月日 2016年4月1日(26歳)
棋士番号 304
出身地 宮崎県宮崎市
師匠 谷川浩司
段位 四段
戦績
一般棋戦優勝回数 1回
2016年4月1日現在

都成 竜馬(となり りゅうま、1990年1月17日 - )は、将棋棋士[1]谷川浩司門下。棋士番号は304。宮崎県宮崎市出身[1]

棋歴[編集]

将棋を始めたきっかけは、父と兄が指しているのを見て自然に覚えたことであった[1]

2000年、小学5年の時に出場した第25回小学生将棋名人戦で優勝。決勝戦の相手は一年上の中村太地で、奨励会の同期でもある。

同年9月、6級で関西奨励会に入会。しかし、入会当初は成績が振るわず、5級に昇級するまで1年9ヶ月、また5級から4級の昇級も1年3ヶ月費やした。その後は調子を上げ、4級から初段まではおよそ2年でかけ上がった。2007年7月、17歳で三段に昇段し、2007年度後期(第42回)より奨励会三段リーグに参加。リーグ戦では12勝6敗の成績を4回経験し、第45回と第52回でそれぞれ4位となるものの、直後のリーグ戦で良い成績が残せない等で三段リーグを抜けられずにいた。

三段在籍中に出場した第44期新人王戦で、奨励会三段として3人目となる決勝三番勝負進出。その決勝で藤森哲也に2勝1敗で勝利し、史上初の奨励会員による一般棋戦優勝を果たした。この快挙を受け日本将棋連盟は、「新人王戦で奨励会三段が優勝した場合、進行中の三段リーグ終了時に次点[2]をつける」という規定を設け、第55回奨励会三段リーグより適用することになった[3]

2015年1月22日に行われた第46期新人王戦2回戦、対牧野光則戦は、先手玉が入玉したが後手番の都成は攻め続け、先手玉を後方に追いやったものの、最終的には343手という長手数で敗れた。この対局で、第42回将棋大賞の名局賞特別賞を受賞した[4][5]

2015年度後期(第58回)の三段リーグでは前半戦から好調を維持し、最終日の2局を残して2位以下に3勝差をつけて1位を確定し、四段昇段を決定させた。三段リーグ17期目、26歳の年齢制限で指し分け(9勝9敗)以下の場合、退会となる状況での昇段であった。宮崎県出身の将棋プロ棋士は高崎一生以来二人目[6][7]

棋風[編集]

振り飛車党で中飛車を得意とする。ただし、優勝した新人王戦では一手損角換わり相掛かり等の居飛車も指している。

『都成流』と呼ばれる後手番の新戦法を編み出しており、同じ関西所属の糸谷哲郎西遊棋のイベントで紹介している。

人物[編集]

実家は宮崎市で「有限会社 白水舎乳業」という乳業会社を営む[6][8]

従兄弟に俳優の松崎悠希がいる。四段昇段が決まった際には松崎が自身のFacebookにて祝福メッセージを寄せた[9]

昇段履歴[編集]

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

2007年度後期(第42回)より三段リーグ参加
  • 2016年4月1日 四段(第58回奨励会三段リーグ優勝) = プロ入り

主な成績[編集]

一般棋戦優勝[編集]

将棋大賞[編集]

  • 第42回(2014年度) 名局賞特別賞(第46期新人王戦2回戦・牧野光則戦)

在籍クラス[編集]

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。

出演[編集]

ウェブテレビ[編集]

  • 「藤井四段に『2度負けた男たち』の証言」(2017年6月14日、AbemaTV)[10][11]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 新四段誕生のお知らせ - 日本将棋連盟
  2. ^ 三段リーグ3位相当となり、その後の三段リーグで3位になれば次点2回となり、フリークラスでの四段昇段の権利が得られるメリットがある。ただし、新人王戦を2回優勝しても四段昇段が出来ない制限がある。
  3. ^ 新人王戦における奨励会三段優勝者の規定について - 日本将棋連盟。
  4. ^ 第42回将棋大賞が決まる! - 日本将棋連盟。
  5. ^ 奨励会員の将棋大賞受賞は、第35回(2007年度)の今泉健司、第38回(2010年度)の星野良生(いずれも升田幸三賞)に次いで3人目。名局賞特別賞は史上初。
  6. ^ a b 県内出身のプロ棋士11年ぶり誕生 大阪市の都成三段、狭き門奨励会を突破「タイトル目指して頑張る」/宮崎 - 毎日新聞・2016年3月31日
  7. ^ 宮崎県出身プロ棋士誕生 05年以来県内2人目 - 宮崎日日新聞・2016年2月22日
  8. ^ https://twitter.com/kansaishogi/status/731670531884257284
  9. ^ https://www.facebook.com/matsuzaki.yuki/posts/1034434536622453
  10. ^ 2度負けた棋士すら“ファン”にする藤井聡太四段の魅力 先輩3人が証言”. Abema TIMES (2017年6月14日). 2017年6月14日閲覧。
  11. ^ 将棋・藤井聡太四段、2度負けた棋士3人が座談会「マンガのような強さ」”. Abema TIMES (2017年6月14日). 2017年6月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]