セルリアンタワー
セルリアンタワー Cerulean Tower | |
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情報 | |
用途 | オフィス、ホテル、公益施設、公衆浴場、観覧場、駐車場[1] |
設計者 | 観光企画設計社・東急設計コンサルタント設計監理共同企業体[1] |
構造設計者 | 構造計画研究所[1] |
施工 | 東急建設[1] |
建築主 | 東京急行電鉄[1] |
構造形式 | S造、一部SRC造、RC造[1] |
敷地面積 | 9,408.86 m² [1] |
建築面積 | 5,242.46 m² [1] |
延床面積 | 106,000 m² [2] |
階数 | 地上41階、地下6階、塔屋2階[2] |
高さ | 184m[2] |
エレベーター数 | 38台[1] |
駐車台数 | 375台 [1] |
着工 | 1997年11月[1] |
竣工 | 2001年3月[1] |
所在地 |
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号 |
座標 | 北緯35度39分23.29秒 東経139度41分58.09秒 / 北緯35.6564694度 東経139.6994694度座標: 北緯35度39分23.29秒 東経139度41分58.09秒 / 北緯35.6564694度 東経139.6994694度 |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1 |
設立 | 1999年12月13日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 |
2011001033416 ![]() |
事業内容 | ホテル事業等 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 350名(2018年2月現在) |
セルリアンタワー(Cerulean Tower)は、東京都渋谷区桜丘町26-1にある超高層複合ビル。
概要[編集]
1950年から1992年まで東京急行電鉄本社があった土地に建設され、2001年4月、オープンした超高層複合ビルである[3]。渋谷は1990年代に入ると、ガングロやコギャルといった若者文化の発信地として持て囃されたが、その一方で、家族連れや年配の人などにとっては、以前と比べ訪れにくい所となり、地元も「購買力の高い客層を他の地域に奪われている」と危機感を募らせていた。そうした声も踏まえ、新宿や品川に比べて、圧倒的に少ないホテルやオフィスを作り、「幅広い年代の集まる渋谷に変えていこう」との構想に則り[4]、セルリアンタワーは建設された。
名称の「セルリアン」は”青空色の”という英語で「青空のように、爽やかで快い空間でありたい」「世界の人々が空を共有するように、グローバルに日本と世界を繋ぐ国際交流の拠点でありたい」という願いが込められ、「美しい生活環境を創造する」という東急グループの企業理念を反映させた[5]。
地下6階・地上41階、高さ184m、延床面積106,000㎡で構成され、2019年11月に開業する渋谷スクランブルスクエアが完成するまで、渋谷における最高層建築だった[6]。
外観は高層部はオフィス、ホテル基準階ともに正方形から渋谷駅に面する三角形を切り取った平面形から成り立ち、全体を単一窓のベーシックなデザインとし、駅側のファサードを横連層の窓で強調することで、渋谷駅への軸線を強調するととともに、副都心渋谷のシンボルとしてふさわしい独自性のあるデザインとした。低層部は町並みに調和し、歩行者に圧迫感を与えないスケールでデザインされている[7]。
中層4階~16階はオフィスおよびレストラン、低層B2階~3階、高層19階~40階は客室数411室の東急ホテルズのフラッグシップであるセルリアンタワー東急ホテルが入居している[2]。
かつて、渋谷インフォスタワーと共に渋谷ビットバレー界隈の一翼としてよばれていたオフィスには、GMOインターネットグループ、マスターカードインターナショナル日本法人など本社オフィスが入る。
低層階には、セブン-イレブンがある。また、成田空港・羽田空港間のリムジンバス(東京空港交通)もホテル車寄せから発着している。
セルリアンタワー東急ホテル[編集]
2001年5月24日に、東急ホテルのラグジュアリークラスとして開業[2]。東急ホテルズが100%出資するセルリアンタワー東急ホテルが運営する。
地下2階に「能楽堂」があり、日本伝統芸能を楽しめるほか、2階にはライブ演奏が楽しめるジャズスポット「JZ・Brat」、3階にプールとジムのついたフィットネスクラブ・エステティックサロン等も設けた[8]。国際予約システムは、コンコルド・ホテル・アンド・リゾーツに加盟。
- Check-in-out:14:00/12:00
- 部屋数・収容人員:411室[2]・744名
- 施設:料飲施設 8店舗、宴会場、結婚式場、会議室、美容・着付室、衣裳室、写真室、フィットネス、エステティックサロン、能楽堂、ジャズクラブ、キッズルーム、ティースケアサロン、ビジネスサロン、エグゼクティブサロン、リムジンバスのりば(羽田空港行き、成田空港行き)
沿革[編集]
受賞歴[編集]
- ミシュランガイド日本語版
- 2007年(平成19年)11月20日発売。2008年版の「東京2008」の快適なホテル格付け順で、「黒い家マーク4つ」を獲得
- 2008年(平成20年)1月21日発売。2009年版の「東京2009」の快適なホテル格付け順で、「黒い家マーク4つ」を獲得
- 2009年(平成21年)11月20日発売。2010年版の「東京2010」の快適なホテル格付け順で、「黒い家マーク4つ」を獲得
- 2010年(平成22年)11月27日発売。2011年版の「東京・横浜・鎌倉2011」の快適なホテル格付け順で、「黒い家マーク4つ」を獲得
- 2011年(平成23年)12月2日発売。2012年版の「東京・横浜・湘南2012」の快適なホテル格付け順で、「黒い家マーク4つ」を獲得
- エクスペディア
- 「エクスペディア・インサイダーズ・セレクト2008」で、世界6位(国内1位)
- 「エクスペディア・インサイダーズ・セレクト2011」で、世界13位(国内2位)
ギャラリー[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l 『近代建築』2001年8月号 p.85
- ^ a b c d e f g h “セルリアンタワー完成 全面オープンは来月24日”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2001年4月18日)
- ^ 『都市再開発』 2001年3月号 p.46
- ^ 「東京・新空間 21 セルリアンタワー 大人の街復権へ」『読売新聞』都民版 2001年9月27日
- ^ 『都市再開発』 2001年3月号 p.46 - 47
- ^ “東急など、渋谷「スクランブルスクエア」11月開業”. 日本経済新聞. (2019年4月10日) 2019年7月15日閲覧。
- ^ 『都市再開発』 2001年3月号 p.47 - 48
- ^ 『都市再開発』 2001年3月号 p.49
外部リンク[編集]
- セルリアンタワー 公式ウェブサイト
- 東急電鉄オフィスビル・インフォメーション セルリアンタワー
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