縁台将棋

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縁台将棋(えんだいしょうぎ)は、縁台将棋盤を出して将棋を指すこと。将棋大会や将棋クラブと異なり、気軽に指すことができることから庶民に人気があった。

指し手の棋力は低いことが多く、アヒル囲いなど特定の戦法・囲いが多用されるなどの特徴もあり今日ではあまり上手でない将棋の代名詞ともなっている。

おもに夏の夕方に縁台と将棋盤を庭先や路地に出して将棋を指す。ビールを飲みながら指すことも一般的であり、ほとんどの場合は夕涼みを兼ねている。路地で指す場合には通行人が観戦し、通行人をも巻き込んで熱中する姿も見られた。また銭湯で湯涼みを兼ねて指されることも多かった。

北京の街角でシャンチーの盤を囲む人たち

このような光景は昭和時代の映画や漫画、もしくは扱ったそれらでも描かれた(たとえば昭和30年代・40年代を扱った北見けんいちの『焼けあとの元気くん』、長谷川町子の『サザエさん』など)が、縁台が使用されなくなるとともに徐々に姿を消した。平成時代における今日では、都市部でこのような光景を見ることは稀である。一方で中国では今も中年男性が街角でシャンチー(中国象棋)を指す姿が見られる。