棒金

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91 81 71 61 51 41 31 21 11
92 82 72 62 52 42 32 22 12
93 83 73 63 53 43 33 23 13
94 84 74 64 54 44 34 24 14
95 85 75 65 55 45 35 25 15
96 86 76 66 56 46 36 26 16
97 87 77 67 57 47 37 27 17
98 88 78 68 58 48 38 28 18
99 89 79 69 59 49 39 29 19
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棒金

棒金(ぼうきん、: Climbing Gold[1])は将棋の戦法の一つ。石田流に対する居飛車側の戦法。後手石田流なら▲3八金〜▲2七金〜▲2六金とを前線に進めていく。普通の居飛車対振り飛車の他に、対ひねり飛車でも用いられる。

金は守りに使うという概念が強く、あまり前線に出ないのが常識であるが、この「棒金」は例外である。他にはひねり飛車に対するたこ金や、ツノ銀中飛車に対して5筋から金を繰り出す4六金戦法などでも、攻めに金が使われる。また阪田流向かい飛車では、振り飛車側が棒金での飛車先逆襲を狙う。

金を前線に出す戦法は、相手の捌きを封じてしまう狙いがある。石田流は攻撃的な構えのため、どうしても飛車が前に出ていて、退路の3三(後手の場合)が塞がれていることが多い。そのため飛車の逃げ道があまりなく、対処の仕方に困る。それならば棒銀でも構わないと思うかもしれないが、金の横に動けるという利点が利いてくる。

金を前線に出すのは他の戦法にも有効ではないか、また、なぜ一般化しないのかという疑問も出てくるが、リスクの問題がある。失敗すれば相手に金が渡るだけではなく、終盤に自分の囲いも金が1枚ない状況に陥る。また、金との初期配置から、右銀を囲いに用いるには手数が多くかかるため、右銀の活用法が難しく、ひどい場合にはばらばらの配置で終盤を迎えてしまうこともある。さらに金は斜め後ろには動けず、堅実ではあるが柔軟性が乏しく、銀はその逆と言える。そのため、臨機応変にしなければならない前線へ金を出すのは躊躇する。その点、石田流には飛車の退路が無く、速攻を常とする戦法に堅実な金が出てくるのは防ぎようも無く、また攻めようも無いので有効である。

以上の理由から石田流を衰退に追いやったが、振り飛車側も久保利明鈴木大介らが対策を考え出し、ほぼ均衡を保っている。

出典[編集]

  1. ^ Kawasaki, Tomohide (2013). HIDETCHI Japanese-English SHOGI Dictionary. Nekomado. p. 89. ISBN 9784905225089.