トマホーク (将棋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
将棋 > 将棋の戦法 > 振り飛車 > 三間飛車 > トマホーク (将棋)

トマホークは、将棋の戦法の一つ。三間飛車の一種で、居飛車穴熊に対して用いられる。三間飛車藤井システムの変化の一つとして位置付けられることもある[1]

概要[編集]

△藤井聡太 持ち駒 なし
987654321 
    
     
  
      
    
       
   
     
     

5筋の歩を突かない居飛車穴熊を標的にしており、三間飛車側は角筋で相手玉を睨みながら端桂・玉頭銀を繰り出していき、端攻めなどを狙っていく。

アマチュアのタップダイスが考案者とされることもあるが、本人はプロ公式戦で四間飛車で端桂・玉頭銀を用いた例の「構想を応用したに過ぎない」としている[2]

実戦例[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 佐藤和俊『緩急自在の新戦法!三間飛車藤井システム』マイナビ出版、2018年。 
  2. ^ タップダイス 2017, p. 13
  3. ^ ““異端ルーキー”山本博志四段 三間飛車の使い手「通用しなかったら死ぬだけだ」”. スポーツ報知. (2018年12月4日). https://hochi.news/articles/20181203-OHT1T50138.html 2018年12月23日閲覧。 
  4. ^ 島田修二 (2017年10月13日). “本邦初公開!! 藤井聡太三段を破った「トマホーク」の破壊力”. 将棋情報局. 2019年2月18日閲覧。
  5. ^ 第59回奨励会三段リーグ戦”. 日本将棋連盟. 2018年12月23日閲覧。

参考文献[編集]

  • タップダイス、信玄m@ster(監修)『アブノーマル三間飛車』(Kindle)(4版)TOKIDA、2014年7月17日。ASIN B00LX6LWXYhttps://www.amazon.co.jp/dp/B00LX6LWXY 
  • タップダイス『続アブノーマル三間飛車』(Kindle)(3版)TOKIDA、2014年10月6日。ASIN B00O7WX43Mhttps://www.amazon.co.jp/dp/B00O7WX43M/ 
  • タップダイス、信玄m@ster『トマホーク解体新書』(Kindle)(2版)TOKIDA、2017年3月24日。ASIN B01MY91GM7https://www.amazon.co.jp/dp/B01MY91GM7/ 
  • 山本博志「第4章 ☖5筋不突き穴熊対☗トマホーク戦法」『三間飛車新時代』マイナビ出版、2017年10月17日。ISBN 978-4-8399-6273-9 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]