5筋位取り

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5筋位取り(ごすじくらいどり)とは、将棋における戦法の一つである。現在では単に「5筋位取り」という時には以下に記すように、居飛車振り飛車対抗策の一つとして5筋に位を取る戦法のことを指す。まれに中央位取り(ちゅうおうくらいどり)とも呼ばれる。 中飛車、特にゴキゲン中飛車の変化で振り飛車側が5筋の位を取る時には多く5筋位取り中飛車と称する。

概要[編集]

Shogi zhor 22.png
91 81 71 61 51 41 31 21 11
92 82 72 62 52 42 32 22 12
93 83 73 63 53 43 33 23 13
94 84 74 64 54 44 34 24 14
95 85 75 65 55 45 35 25 15
96 86 76 66 56 46 36 26 16
97 87 77 67 57 47 37 27 17
98 88 78 68 58 48 38 28 18
99 89 79 69 59 49 39 29 19
Shogi zver 22.png
右銀型の一例

天王山」ともいわれる5五の位を取り、敵陣を圧迫していく対振り飛車戦法の一つ。昭和後期には代表的な対振り飛車対策の一つであった。特に持久戦型を大山康晴が愛用していたことでも名高い[1]。しかし、振り飛車側の対策の進歩もあり、現在のプロ棋戦での採用率はかなり下がっている。 トッププロの一人藤井猛が、「有力な戦法であり、更に研究すれば勝率五割を越えることも可能」と分析しているように、戦法自体は優秀なのだが、定跡の研究が余り進んでいないことも余り指されない要因の一つであろう。

5六に右銀を展開するタイプと左銀を展開するタイプに大別される。

左銀型[編集]

左銀型は急戦策で、▲5七銀左型の急戦からこの形になる。引き角から▲4五歩と仕掛けていくのが攻め筋の一つである。

右銀型[編集]

右銀型にも準急戦策があるが、持久戦になることが多い。4筋からの開戦や、6筋の歩交換などが狙いとなる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 田丸昇「振り飛車破りユニーク戦法」(創元社)による。尚、田丸は現在でも5筋位取りを用いる数少ない棋士の一人。