佐々木大地 (棋士)
ナビゲーションに移動
検索に移動
佐々木大地 五段 | |
---|---|
名前 | 佐々木大地 |
生年月日 | 1995年5月30日(25歳) |
プロ入り年月日 | 2016年4月1日(20歳) |
棋士番号 | 306 |
出身地 | 長崎県対馬市 |
所属 | 関東 |
師匠 | 深浦康市九段 |
段位 | 五段 |
戦績 | |
2019年2月26日現在 |
佐々木 大地(ささき だいち、1995年5月30日 - )は、将棋棋士。深浦康市九段門下。棋士番号は306。長崎県対馬市出身。
棋歴[編集]
- 3歳のとき、父に教わったことをきっかけに将棋を始める[1]。
- 2004年、対馬市立鶏鳴小学校3年の第3回全国小学生倉敷王将戦・低学年の部で優勝[2][3]。
- 2007年、同小学6年の第32回小学生将棋名人戦[4]で近藤誠也に敗れベスト4[5]。同年12月、奨励会に入るために家族ともども神奈川県に転居する[6]。
- 2008年9月、6級で奨励会入り。2011年8月に初段に昇段し[7]、2013年5月に三段昇段[8]。
- 三段リーグには、2013年度後期の第54回から参加し、11勝7敗を上げる[9]。
- 2014年度前期の第55回は、最終日連勝で他力ながらも昇段の可能性があったが1勝1敗に終わり、13勝5敗が6名となり順位差で増田康宏、黒沢怜生が昇段し次点に終わる[10]。
- 2015年度後期の第58回は最終日連勝で他力ながら昇段の可能性があったが、1勝1敗に終わる。14勝4敗の都成竜馬が昇段を決め、続く12勝6敗が4名となったが順位差で最上位の井出隼平が昇段し、大橋貴洸らより順位が上であったことから2つ目の次点を獲得し[11]、フリークラス編入の資格を得たことからその権利を行使し、2016年4月にプロ入りした[1]。次点2回でのフリークラス入りは、伊奈祐介・伊藤真吾・吉田正和・渡辺大夢に続く5人目。
- 2016年度の第2期叡王戦では1枠しかない四段予選を勝ち抜き本選進出。9月7日に行われた本選の公開抽選会において、1回戦で佐藤天彦名人と対戦することが決まり、フリークラスの棋士が名人と公式戦で対戦することになった。結果は佐藤天の勝ち(そのまま優勝)。
- 2017年2月17日のNHK杯戦予選で勝利し、直近28局で20勝8敗(勝率.714)となり、フリークラスから順位戦C級2組昇級の条件である「良い所取りで連続30局以上の勝率が6割5分以上」を満たすことが確定したため、プロ入りからわずか10ヶ月半でC級2組への昇級が決まった[12](フリークラスでのプロデビュー後1年以内にC級2組へ昇格したのは史上初[13])。
- 第67回(2017年度)NHK杯将棋トーナメント予選の決勝で中川大輔八段に勝ち、初の予選参加にもかかわらず、本戦トーナメントに出場が決定。開幕戦となる丸山忠久九段戦は、4月2日に放送され、佐々木が勝利した(対局は2016年度の年度内に収録済み)。2回戦では、斎藤慎太郎七段に敗れた。
- 2017年10月、第48期新人王戦決勝三番勝負に進出。増田康宏四段に0勝2敗で敗れる[14]。
- 第59期(2018年度)王位戦で予選を勝ち抜き、挑戦者決定リーグに進出。リーグ戦白組では1勝4敗に終わった。
- 第60期王位戦の予選決勝で広瀬章人竜王を破り、2期連続で挑戦者決定リーグに進出。リーグ戦紅組では3勝2敗と勝ち越すも陥落となった。
- 2019年2月20日、規定の成績を挙げたとして五段に昇段した[15]。この日行われた第32期竜王戦6組ランキング戦3回戦で山本博志に勝ち、通算100勝に到達しての勝数規定が事由である。しかしこの時点で佐々木は第27期銀河戦本戦Fブロック5回戦まで勝ち進んでいたが6回戦の佐藤秀司戦での勝利(2018年12月14日収録、3月7日放映)と7回戦で千田翔太に敗れた(2019年2月8日収録、4月4日放映)結果[16]までは放映されておらず、この事情のため詳細公表はなされなかった。
- 第45期(2019年度)棋王戦で予選・本戦を勝ち抜きベスト4進出するも、敗者復活からの挑戦者決定二番勝負で本田奎に退けられ、タイトル挑戦はならなかった。
- 第61期王位戦の予選決勝で渡辺明三冠を破り、3期連続で挑戦者決定リーグに進出。リーグ戦紅組では3勝2敗と勝ち越すも、またもや陥落となった。
棋風[編集]
人物[編集]
- 9歳のときに拡張型心筋症を発症し、一時は酸素ボンベをつけながら小学校に通うほどの状態だった[6]。2019年現在も通院は続けているが「ほぼ完治している」という[6]。
- 将棋連盟のフットサル部で、渡辺明や師匠の深浦康市、佐藤天彦、佐々木勇気らとともに活動している[18]。
- 料理も趣味のひとつ。魯肉飯や小籠包など本格的なメニューを作るなど1日6時間を料理に費やしたことも。その腕前をTwitterで披露してファンを喜ばせている[19]。
昇段履歴[編集]
昇段規定は、将棋の段級 を参照。
- 2013年度後期(第54回)より三段リーグ参加
主な成績[編集]
在籍クラス[編集]
竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。
将棋大賞[編集]
- 第46回(2018年度) 最多勝利賞
- 第47回(2019年度) 最多対局賞
脚注[編集]
- ^ a b 新四段誕生のお知らせ 日本将棋連盟 2016年3月7日
- ^ 第3回全国小学生倉敷王将戦日本将棋連盟 2004年
- ^ 対馬市トピックス対馬市 2004年9月
- ^ “第32回小学生将棋名人戦【代表選手一覧】”. www.shogi.or.jp. 2020年12月6日閲覧。
- ^ 第32回小学生将棋名人戦日本将棋連盟 2007年
- ^ a b c “【インタビュー】【佐々木大地の感謝】師匠・深浦康市と一緒に歩む“全力”な生き方” (日本語). ライブドアニュース. ライブドア (2019年4月3日). 2020年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月1日閲覧。
- ^ 関東奨励会初段日本将棋連盟 2011年
- ^ 関東奨励会二段日本将棋連盟 2013年
- ^ 第54回奨励会三段リーグ戦日本将棋連盟 2013年
- ^ 第55回奨励会三段リーグ戦日本将棋連盟 2014年
- ^ 第58回奨励会三段リーグ戦日本将棋連盟 2015年
- ^ 佐々木大地四段、フリークラスからC級2組へ昇級日本将棋連盟 2017年2月17日
- ^ 「AbemaTV」将棋チャンネルのオリジナル番組第2弾 。『若手VSトップ棋士 魂の七番勝負』が2017年9月より放送決定。藤井聡太四段や佐々木勇気六段など若手7人がトップ棋士に指名挑戦 日本将棋連盟、2017年7月24日(2017年8月7日閲覧)。
- ^ 第48期新人王戦日本将棋連盟 2017年
- ^ a b “佐々木大地四段が五段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟” (日本語). www.shogi.or.jp. 2019年2月26日閲覧。
- ^ “銀河戦 | 将棋 | 囲碁・将棋チャンネル”. www.igoshogi.net. 2019年5月1日閲覧。
- ^ 「プロ棋士カラー名鑑2017」 (扶桑社)など
- ^ “熱き魂の九州男児・佐々木大地四段、将棋連盟フットサル部では愛されるいじられキャラ 【ABEMA TIMES】” (日本語). ABEMA TIMES. 2020年12月6日閲覧。
- ^ “師匠も「何目指してるの?」将棋・若手有望株“本気料理”で6時間の激闘 自己評価は「アマ15級くらい」 【ABEMA TIMES】” (日本語). ABEMA TIMES. 2020年12月6日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 日本将棋連盟プロフィール
- 深浦一門 (@Fukauraichimon) - Twitter
- チーム豊島 (@abT_toyoshima) - Twitter
|
|
|
|