千田翔太

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 千田 翔太 六段
名前 千田 翔太
生年月日 (1994-04-10) 1994年4月10日(22歳)
プロ入り年月日 2013年4月1日(18歳)
棋士番号 291
出身地 大阪府箕面市
師匠 森信雄七段
段位 六段
戦績
2017年3月27日現在

千田 翔太(ちだ しょうた、1994年4月10日 - )は、将棋棋士森信雄七段門下。棋士番号は291。大阪府箕面市出身。大阪府立刀根山高等学校卒業[1]

棋歴[編集]

5歳のときに近所の小学生に教わり、将棋を覚えた[1]

2006年9月に奨励会に入会。中学2年時に1級から初段に昇るのに1年を費やした以外はすこぶる順調に昇級・昇段を続け、 2010年3月、中学校卒業と同時期に三段昇段。三段リーグでは毎回コンスタントに勝ち越しを続け、6期目となる2012年度後期(第52回)では序盤から逃げ切り、最終局2局を残した時点で14勝2敗として1位の成績を確定させ、四段昇段を内定させた(最終成績は15勝3敗)。三段リーグ通算成績は69勝39敗・勝率.639。

奨励会三段として参加した第42期(2011年度)新人王戦で当時既にプロ四段となっていた菅井竜也らを破りベスト8(当期準優勝者の豊島将之に敗れる)[2]

初参加の第55期(2013-2014年度)王位戦では予選を勝ち抜くと、紅組リーグでは当時竜王・名人であった森内俊之を始め、行方尚史豊島将之など強豪棋士を破る大活躍を見せ、さらに広瀬章人とのプレーオフを制し挑戦者決定戦へと進出。木村一基との挑戦者決定戦では敗れるも挑戦者決定リーグ残留を果たした。同じくデビュー年の2013年には第3期加古川青流戦で決勝に進出するも、佐々木勇気との3番勝負に1勝2敗で敗れ準優勝。

順位戦では初参加の第72期(2013年度)に8勝2敗の成績を収め高順位に付けると、第73期(2014年度)でも好調を維持し、開幕から9連勝を収め1局を残してC級1組への昇級を決め、五段に昇段する。時期を同じくして、2014年末に開幕した第28期竜王戦でも6組ランキング戦で優勝し、5組昇級と本戦出場を果たした。

2015年度はNHK杯テレビ将棋トーナメントに初出場、1回戦で中村亮介、2回戦で阿久津主税、3回戦では竜王タイトルを保持していた糸谷哲郎を下す。準々決勝では昨年の当トーナメント準優勝者で順位戦A級の行方尚史を最後に自玉を行方が詰ますことができない位置まで逃がして勝利、準決勝では同じくA級の久保利明の攻めをかわしつつ久保の玉を追い込み勝利。決勝は村山慈明との対局となり、村山の上部からの銀桂歩による攻めに苦戦。結果、初出場初優勝を逃す。

2016年度は初開催となった上州YAMADAチャレンジ杯で決勝に進出するも、船江恒平に敗れ準優勝。第2期叡王戦でも決勝に進出したが、佐藤天彦九段(名人)[3]との決勝三番勝負に0勝2敗で準優勝。

同年の第42期棋王戦にて、挑戦者決定トーナメントで豊島将之広瀬章人、久保利明、森内俊之を破り、決勝戦・挑戦者決定戦で佐々木勇気に連勝し、渡辺明棋王への挑戦権を獲得し、六段に昇段した。 五番勝負は、第5局のフルセットまで進み、挑戦者の2勝3敗。千田のタイトル奪取は成らなかった。

棋風[編集]

  • 四段昇段の際のインタビューによると、居飛車党で力戦を得意としているという[1]
  • 2手目△3二金[4]など、意表を突いた戦法を試みることがある。

人物[編集]

  • 対局中に記録係の横に座って、盤面を横から眺める癖がある。同じ関西所属の菅井曰く「局面を客観的に見たいんでしょう」とのこと[5]
  • コンピュータ将棋の対局場であるfloodgateの棋譜を収集しており、各ソフトの棋風についても詳しい。「ソフト将棋の申し子[6]」の異名を取る。

昇段履歴[編集]

昇段規定は、将棋の段級 を参照。 2006年9月 6級 = 奨励会入会

  • 2009年4月 初段
  • 2009年7月 二段
  • 2010年3月 三段
2010年度前期より三段リーグ参加
  • 2013年4月1日 四段(奨励会三段リーグ優勝) = プロ入り
  • 2015年2月12日 五段(順位戦C級1組昇級)
  • 2016年12月16日 六段(タイトル挑戦) = 第42期棋王戦

主な成績[編集]

在籍クラス[編集]

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。

将棋大賞[編集]

  • 第42回(2014年度) 新人賞

脚注[編集]

  1. ^ a b c 日本将棋連盟ホームページ・お知らせ「千田翔太・新四段誕生のお知らせ」より。
  2. ^ 日本将棋連盟・第42期新人王戦トーナメント表
  3. ^ 叡王戦は「名人」などのタイトル保持者も段位での表記のため、佐藤天彦「九段」と表現される。
  4. ^ 第42期棋王戦挑戦者決定戦第2局・佐々木勇気戦、五番勝負第2局・渡辺明戦で採用。
  5. ^ 記録係がふたり? - 加古川青流戦中継ブログ・2013年10月26日
  6. ^ 大阪・毎日新聞公式web記事「盤上の風景」(2016年8月29日)
  7. ^ 「将棋観戦が身近になる プロ棋士名鑑 2015」(宝島社)ほか

関連項目[編集]

外部リンク[編集]