長岡裕也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
 長岡裕也 五段
名前 長岡裕也
生年月日 (1985-08-18) 1985年8月18日(31歳)
プロ入り年月日 2005年4月1日(19歳)
棋士番号 256
出身地 東京都八王子市
師匠 米長邦雄
段位 五段
戦績
2014年3月25日現在

長岡 裕也 (ながおか ゆうや、1985年8月18日 -) は、将棋棋士米長邦雄永世棋聖門下。棋士番号は256。東京都八王子市出身。

棋歴[編集]

少年時代は、羽生善治も通っていた八王子将棋クラブにて腕を磨く。

第36回(2004年度後期)三段リーグにおいて広瀬章人に次ぐ14勝4敗の成績で四段昇段(プロ入り)。

初参加となる第64期(2005年度)順位戦において2勝8敗で降級点を喫する。これは第70期順位戦が終わった2012年3月時点では、降級点取得の史上最年少記録(20歳)である(過去には21歳が3名[1])。また、B級2組以下の順位戦が1期あたり10戦に定着した第27期(1972年度)以降の、初参加期順位戦における最少勝数記録(熊坂学竹内雄悟と並ぶタイ記録)でもある。

第16期(2008年度)銀河戦の本戦(ブロック戦)で4連勝(瀬川晶司阪口悟塚田泰明阿久津主税に勝利し、平藤眞吾に敗れる)。それにより進出した決勝トーナメントでは1回戦で佐藤康光棋王(当時)と対戦し敗退。

第22期(2009年度)竜王戦6組で決勝進出。決勝で稲葉陽に敗れ本戦進出を逃すが、準優勝により5組へ昇級。続く第23期(2010年度)竜王戦5組では準決勝と3位決定戦で敗れたものの、4組欠員補充のための5位決定戦(2010年11月2日)で小倉久史に勝ち、4組へ昇級。連続2回昇級により同日付で五段に昇段。なお、同日時点での通算成績は178局89勝89敗で、ちょうど5割。

C級2組に留まったまま迎えた第70期(2011年度)順位戦では3勝7敗と振るわず2つ目の降級点を喫した[2]。以降、フリークラス降級の危機に瀕した状態が続いたものの、第73期(2014年度)で6勝4敗と6期ぶりに勝ち越し、降級点を1つ抹消[3]

第21期(2013年度)銀河戦の本戦(ブロック戦)で8連勝(安西勝一阪口悟中村亮介菅井竜也日浦市郎村山慈明安用寺孝功戸辺誠に勝利し、藤井猛に敗れる)。それにより進出した決勝トーナメントでは豊島将之と対戦し敗退。ブロック戦での8連勝は、現行制度では第14期の北島忠雄と並ぶ最多タイ記録である。

棋風[編集]

振り飛車党で、特に三間飛車四間飛車を好んで指す。特に三間飛車については、「後手番での石田流を成立させる」というコンセプトに基づいた2手目△3二飛戦法を2007年12月11日の竜王戦6組で佐藤天彦を相手に公式戦で初めて採用し、後述の棋書を出した程である。しかし、奨励会時代は居飛車党だった。 デビュー当時は上記のように振り飛車党であったが、現在では横歩取り角換わりなどの最新形を好んで指す居飛車党である。

序盤の戦術に精通しており、羽生善治も一目置く程である。

人物[編集]

  • 奨励会在籍中は、タイトル戦の記録係を務めることが多く、丁寧な文字と正確な仕事ぶりから「名記録係」と評されたこともある。しかしこれは四段昇段にもたついていたことを意味するため、「定着したくない」と発奮したのが飛躍のきっかけとなった。[4]
  • 妹はイラストレーター絵本作家こころ絵作家みどりである。
  • 序盤の知識を買われて、2013年3月1日の順位戦A級最終日のニコニコ生放送中継、2013年11月2日に行われた将棋電王トーナメント予選リーグ(ニコニコ生放送で中継[1])では、タブレット端末を片手に進行・実況解説を務めた。

昇段履歴[編集]

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 1997年 6級 = 奨励会入会
  • 2001年 初段
  • 2002年10月 三段(2003年度前期より三段リーグ)
  • 2005年4月1日 四段 = プロ入り
  • 2010年11月2日 五段(竜王戦連続2回昇級)

主な成績[編集]

在籍クラス[編集]

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。

著書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 第24期(1969年度)のC級2組で滝誠一郎、第47期(1988年度)のC級2組で中田功、第55期(1996年度)のC級1組で北浜健介がそれぞれ記録。ちなみにこの3名は後に昇級を果たした
  2. ^ 26歳になる年度でC級2組において2つ目の降級点を喫したのは、熊坂学と並ぶ最年少記録である
  3. ^ 29歳になる年度でC級2組における2つ目の降級点を抹消したのは、池田修一の30歳(第29期、1974年度)を上回る最年少記録である。
  4. ^ [第25回朝日オープン将棋選手権予選第7局]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]