服部慎一郎
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服部慎一郎 四段 | |
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名前 | 服部慎一郎 |
生年月日 | 1999年8月2日(22歳) |
プロ入り年月日 | 2020年4月1日(20歳) |
棋士番号 | 322 |
出身地 | 富山県富山市 |
所属 | 日本将棋連盟(関西) |
師匠 | 中田章道七段 |
段位 | 四段 |
棋士DB | 服部慎一郎 |
戦績 | |
一般棋戦優勝回数 | 1回 |
2021年9月26日現在 |
服部 慎一郎(はっとり しんいちろう、1999年8月2日 - )は、日本将棋連盟所属の棋士。中田章道七段門下。棋士番号は322。 富山県富山市出身[1]。
棋歴[編集]
小学校3年生の夏、担任の先生にJTこども大会の案内をもらい、新潟で開催された大会で負けてくやしかったので強くなろうと思って本格的に将棋を始める[2]。小学校4年生まで魚津市立道下小学校に通い[3]、道下公民館の主催する将棋サークルに通っていた縁で、同公民館はInstagramやTwitterで服部を応援している[4]。
2019年、奨励会三段時代に出場した第9期加古川青流戦では決勝まで駒を進め、池永天志四段に敗れたものの準優勝の結果を残した。
三段リーグでは初参加となる2017年第62回奨励会三段リーグで14勝4敗の好成績をあげるも、順位差から次点に留まり1期抜けとはならなかった(14勝をあげながら昇段とならなかったのは2006年第39回の豊島将之・伊藤真吾(2度目)以来5人目、6例目)。しかしその後も11勝、10勝、12勝とコンスタントに成績を残し続け、2019年第66回奨励会三段リーグで再び14勝4敗を記録。今度は順位差によって同じく14勝4敗だった西山朋佳をかわして2020年4月1日付での四段昇段プロ入りを決めた[1][5]。同期昇段は谷合廣紀、同日付でのプロ入りに編入試験合格者である折田翔吾がいる。
2020年度、初参加の第79期順位戦C級2組では8勝2敗と健闘。勝敗数では3位タイであったものの、順位の差から昇級次々点のリーグ5位に留まり、三段リーグに続き初参加ゆえの順位の低さが響く形となった。
2021年度、第10期の中止を挟んで2年ぶりの開催となった第11期加古川青流戦では、第9期決勝敗退後に残した「また来年、四段になってこの舞台に戻ってきたい」[6]の言葉通り、四段となって再び決勝まで進出。井田明宏四段との三番勝負を2勝1敗で制し、一般棋戦で初優勝した。
第80期順位戦C級2組では開幕7連勝と好調なスタートを切りながら終盤3局で2敗を喫したことで8勝2敗のリーグ4位に終わり、昇級を逃す結果となった。
第7期叡王戦では四段予選を勝ち抜き本戦トーナメントへ出場。八代弥七段、豊島将之九段、船江恒平六段を破り、同棋戦の四段予選勝ち抜き者としては初めて挑戦者決定戦へと進出したが、出口若武五段に敗れタイトル挑戦とはならなかった。
人物・棋風[編集]
- 定跡にとらわれない力戦の将棋を好む。
- 同様の棋風で知られる山崎隆之には奨励会の頃から多くの練習将棋を指すなど目をかけられており、服部自身もプロ入りに際して対局したい棋士に山崎の名前を挙げている(2021年の朝日杯二次予選で公式戦初対局、結果は服部の勝ち)。
- 「第4回ABEMAトーナメント」では藤井聡太と糸谷哲郎からのドラフト指名を受け、抽選の結果山崎とともにチーム糸谷「FREESTYLE」の一員となった。
- 苗字にかけた「忍者」の異名で呼ばれることがあり、自身もTwitterでは「忍者服部」のアカウント名を用いている。
- 趣味はランニング。
昇段履歴[編集]
主な成績[編集]
棋戦優勝[編集]
- 加古川青流戦 1回(第11期 2021年)
在籍クラス[編集]
竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。
出典[編集]
- ^ a b c “新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟” (日本語). 日本将棋連盟 (2020年3月7日). 2020年6月9日閲覧。
- ^ 「盤上の風景/40 将棋 服部慎一郎四段 得意戦法は居飛車の乱戦/兵庫」『毎日新聞』、2020年4月27日。
- ^ 『魚津ロータリークラブ会報誌』2020年3月27日 。
- ^ 『道下将棋サークルからプロ棋士が誕生しました‼️』 。
- ^ a b “昇段・引退棋士のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟” (日本語). 日本将棋連盟 (2020年4月1日). 2020年6月9日閲覧。
- ^ “池永四段が初V 将棋の加古川青流戦、愛称「てんてん」:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル. 2021年9月23日閲覧。