飯島三智

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
いいじま みち
飯島三智
生誕 (1958-02-20) 1958年2月20日(59歳)
住居 日本の旗 日本
職業 芸能マネージャー
著名な実績 SMAPを育成[1]

飯島 三智(いいじま みち、1958年2月20日 - )は、日本実業家芸能マネージャー。株式会社CULEN取締役。株式会社ジェイ・ドリームの元取締役[2][3]ジャニーズ事務所のチーフマネージャーとして男性アイドルグループSMAPを担当していた[4]

略歴[編集]

ジャニーズ事務所黎明期から事務所と関係の深い酒井政利の推薦により、同事務所に入社[5]。SMAPがデビューした当時は事務職として勤務していた[6]大学卒業したばかりだった飯島はたまたまSMAPのデビューに関わり、自ら希望してマネージャーとなった[7]。最初は売れずに苦労したが、バラエティー番組など新たな活躍の場を開拓し、彼らの成長に精魂をこめた。その後20年以上に渡り彼らを担当し、SMAPを国民的アイドルに育て上げた。2011年からはNEWS脱退後の山下智久Kis-My-Ft2のマネジメントも担当[8]マネジメント担当のタレント以外にもジャニー喜多川社長がプロデュースを担当していたタレントのテレビ出演のブッキングも任されていた(退社時前はSexy ZoneA.B.C-ZジャニーズJr.[9]。同年、中華人民共和国温家宝国務院総理の要請で実現した北京講演のために訪中したSMAPが人民大会堂で対日外交担当者の唐家センと会見した際にはメリー喜多川とともに立ち会った[10]

2016年1月12日にジェイ・ドリームの取締役を辞任し[11]、同月中にジャニーズ事務所からも退社することが明らかとなった[12]。SMAPの解散は、飯島の退社と大きな関連があるとされている。

ジャニーズ事務所退社後、『週刊現代』(同年7月25日発売)の突撃取材を受け、その後の予定について「何も決まっていません。でも、芸能(の仕事)はないです」「普通に生活したいので。ホント静かにしていたんです」などと回答した[13]

その後、同年12月21日にラオックスの関係者が設立した新会社の代表取締役に就任した[14]

2017年9月22日、元SMAPの稲垣吾郎草彅剛香取慎吾の3人が活動をともにする「株式会社CULEN」の代表取締役であることなどが明かされた[15]

エピソード[編集]

SMAPがデビューした当時、すでに光GENJIのブームは終焉。芸能界全体が"アイドル氷河期"に突入しており、バーターでブッキングしてもらえるような先輩もいなかった。SMAPもCDは鳴かず飛ばず、途中からはジャニーズ出版に所属を移され、マネージャーもつけてもらえない状態だった[16]

飯島はそんなSMAPの売り込みに際して、バラエティ番組に目をつけ、『夢がMORI MORI』のレギュラーを獲得[17]。 『SMAP×SMAP』などのバラエティ番組や、トレンディドラマへの出演等、さまざまな新機軸を打ち出していく[18]。SMAP売り出しに用いた新機軸が、ジャニーズアイドルの新たな市場を開拓し、その後のアイドルの有り様を激変させた[12]

SMAP以前のアイドルは、特定のメンバーだけが成功するスタイルのグループが多かったが[19]、SMAPは誰か1人だけを売り出すのではなく、メンバー5人5様のカラーを打ち出し、それぞれの個性が世間から認知されるグループを作り上げていった[20]

それまでジャニーズのアイドルの寿命はせいぜい4 - 5年で、25歳くらいになったころから人気が衰え徐々にテレビから消えて行くいうのがパターンだったが、バラエティーアイドル俳優への道が広がり、商品性が高まったことで、結果論として、2016年にSMAPが解散するまで、アイドルの寿命を延ばすことにもつながった。

また、クリエイティブディレクター佐藤可士和や多田琢がそれぞれ別の広告代理店から独立した際に声を掛けタッグを組ませるなど、SMAPの作品や広告などを手掛けるのに、新進気鋭のクリエイターたちに積極的に声を掛け、新しいプロジェクトに挑戦し続けてきた[21]

飯島がメリーと対立して以降、国分太一がジャニーズのアイドルグループに暗黙の了解として課せられていた「1グループに既婚者は1人だけ」という制限を破り[22]、それ以降ジャニーズでは結婚ラッシュが見られている。さらにSMAP解散後、ジャニーズのグループメンバーによる恋愛スキャンダルが続出するなどしていた。つまりそれだけ飯島のマネジメント能力が優れていたということである[23]

映画製作[編集]

製作[編集]

エグゼクティブ・プロデューサー[編集]

企画[編集]

音楽製作[編集]

プロデュース[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ “SMAP飯島マネージャーの素顔とは”. 日刊サイゾー ((株)サイゾー). (2016年1月19日). http://www.cyzo.com/2016/01/post_26078.html 
  2. ^ “SMAPマネージャー漏らした別れの言葉「5人を応援して…」”. 女性自身DIGITAL ((株)光文社). (2016年1月26日). http://jisin.jp/serial/johnnys/johnnysinfo/22713 
  3. ^ “キムタク残留には打算も SMAPクーデター解散の全真相”. 日刊ゲンダイDIGITAL ((株)日刊現代). (2016年1月13日). http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/173233/1 
  4. ^ “SMAP解散、独立の中居らは干される”. Business Journal ((株)サイゾー). (2016年1月13日). http://biz-journal.jp/2016/01/post_13275.html 
  5. ^ [論点:SMAPが残したもの](毎日新聞2016年12月23日付東京朝刊 13面)
  6. ^ “事務員から敏腕マネジャーに SMAPブレイクにI氏の存在”. 週刊女性PRIME ((株)主婦と生活社). (2016年1月19日). http://www.jprime.jp/johnnys/smap/22892 
  7. ^ [論点:SMAPが残したもの](毎日新聞2016年12月23日付東京朝刊 13面)
  8. ^ SMAP解散危機 中居、草なぎ、稲垣、香取 独立検討”. 中日スポーツ. 2016年2月11日閲覧。
  9. ^ 山下智久「独立しません」SMAP解散騒動で飛び火”. 日刊スポーツ. 2016年2月29日閲覧。
  10. ^ “SMAP、唐家セン元国務委員と会見 人民大会堂”. 中国網. (2011年9月16日). http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2011-09/16/content_23429705.htm 2017年6月27日閲覧。 
  11. ^ SMAP分裂危機!“育ての親”退社に4人同調、キムタクは残留(Sponichi Annex/スポニチ 2016年1月13日付)
  12. ^ a b “飯島マネ今月退職決定!”. リテラ ((株)サイゾー). (2016年1月17日). http://lite-ra.com/2016/01/post-1896.html 
  13. ^ 明石家さんま、「飯島さんは?」発言で非難轟々! 「黙ってろ」とSMAPファン怒り心頭,サイゾーウーマン,2016年7月26日
  14. ^ SMAP独立? 飯島元マネジャーが新会社代表に就任,ライブドアニュース,2017年1月19日
  15. ^ 稲垣、草なぎ、香取 元マネジャーと再出発! 初の公式ファンサイト「新しい地図」開設” (2017年9月23日). 2017年9月24日閲覧。
  16. ^ “マネ不在は原点 かつては「メンバー同士で予定確認して仕事に」”. スポニチアネックス (スポーツニッポン新聞社). (2016年1月20日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/01/20/kiji/K20160120011896910.html 
  17. ^ “SMAP分裂回避の鍵は“絆” 確執なく「グループへの思い一緒」”. スポニチアネックス (スポーツニッポン新聞社). (2016年1月13日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/01/13/kiji/K20160113011849180.html 
  18. ^ “「視聴率がとれないジャニーズ」を変えた飯島マネージャーが考えていたSMAPの将来”. InfoSeek楽天News (メディアゴン). (2016年1月20日). http://news.infoseek.co.jp/article/mediagong_14601/ 
  19. ^ “さんま、たけし、タモリらがSMAPへ賞賛のメッセージ「前代未聞のアイドルグループ」”. リアルライブ. (2014年7月28日). http://npn.co.jp/article/detail/00812006/ 
  20. ^ “酒井政利氏 SMAP女性マネジャーは「品のいいお嬢さん」”. 東スポWeb. (2016年1月14日). http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/494701/ 
  21. ^ “2014夏季特別短期セミナー『信也のまんま 3』多田琢さんレポートUP!|映像編集・広告を学ぶ学校【映像・広告クリエイター科/映像テクノアカデミア】”. 映像テクノアカデミア. (2016年4月9日). https://www.vta.tfc.co.jp/creator_topics/2014/09/2014-3up.html 
  22. ^ 例外として男闘呼組は1993年の解散前に岡本健一成田昭次の2人のメンバーが結婚していたが、当時の男闘呼組は人気が下降していたため話題にならなかった。
  23. ^ 「噂の真相」を究明する会『決定版! 「都市伝説」大全 超タブーDX』(2017年5月8日、宝島社)pp.178-181.

関連項目[編集]