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夢の中へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

夢の中へ」(ゆめのなかへ)は、シンガーソングライター井上陽水の楽曲。1973年3月1日ポリドールからリリースされた。

オリジナル・シングル

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「夢の中へ」
井上陽水シングル
初出アルバム『GOOD PAGES
B面 いつのまにか少女は
リリース
ジャンル フォークニューミュージック
レーベル ポリドール
作詞・作曲 井上陽水
プロデュース 多賀英典
チャート最高順位
井上陽水 シングル 年表
傘がない
(1972年)
夢の中へ
(1973年)
心もよう
(1973年)
ミュージックビデオ
「夢の中へ」 - YouTube
EANコード

不明(EP版)

EAN 4988005050366(CD版)
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井上陽水のシングルとしてはオリコンチャートで初めて20位以内にランクインし、同チャートの集計では20万枚近いセールスを記録。井上にとって代表曲の一つとなった。東宝映画『放課後』の主題歌であった。多くのテレビ番組やCMソングに使用されている他、多くの歌手によってたびたびカバーされている。なお、オリジナルレコードの品番はDR1751である。ASIN B01BER5DN6

収録曲2曲は、共にオリジナルアルバムには未収録である(ただし1988年リリースのボックスセット『YOSUI 4 ORIGINAL ALBUMS』には、『氷の世界』の1曲目にボーナスとして収録)。

1989年5月25日8cmCDシングル版がリリースされた(品番:H00P-40025)。ASIN B00PC58HKS

収録曲

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  1. 夢の中へ
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:星勝
  2. いつのまにか少女は
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:星勝

リマスター盤

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「夢の中へ」
井上陽水シングル
初出アルバム『UNITED COVER 2
B面 女神
瞬き
リリース
ジャンル J-POP
フォーク
レーベル ユニバーサルミュージック / ZEN MUSIC
作詞・作曲 井上陽水
チャート最高順位
井上陽水 シングル 年表
Love Rainbow
(2009年)
夢の中へ(リマスター版)
(2017年)
care
(2018年)
EANコード
EAN 4988031214640(初回盤)EAN 4988031214657(通常盤)
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ユニバーサルミュージック(ポリドール)移籍後初のシングル。収録曲はすべて既存曲であるが、シングルとしては約7年半ぶりのリリースとなった。

『夢の中へ』はスターリングサウンドのエンジニアであるテッド・ジェンセンによってリマスター化され、日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』のオープニング曲として使用された。カップリング曲にはNHKバラエティ番組『ブラタモリ』のオープニング曲『女神』とエンディング曲『瞬き』がそれぞれ収録されている。また、ライブ音源を収録した初回盤も発売された。

リマスターバージョンの収録曲

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初回盤(UPCH-7245)

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  1. 夢の中へ
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:星勝
  2. 女神
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:相川等
  3. 瞬き
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:相川等
  4. ミス コンテスト(ライブ・パフォーマンス 井上陽水 コンサート2016秋 「UNITED COVER 2」より)(Bonus Track)
    作詞・作曲:井上陽水
  5. Make-up Shadow(ライブ・パフォーマンス 井上陽水 コンサート2016秋 「UNITED COVER 2」より)(Bonus Track)
    作詞・作曲:井上陽水
  6. バレリーナ(ライブ・パフォーマンス 井上陽水 コンサート2016秋 「UNITED COVER 2」より)(Bonus Track)
    作詞・作曲:井上陽水
  7. 氷の世界(ライブ・パフォーマンス 井上陽水 コンサート2016秋 「UNITED COVER 2」より)(Bonus Track)
    作詞・作曲:井上陽水
  8. 海へ来なさい(ライブ・パフォーマンス 井上陽水 コンサート2016秋 「UNITED COVER 2」より)(Bonus Track)
    作詞:井上陽水/作曲:星勝
  9. 夏の終りのハーモニー (ライブ・パフォーマンス 井上陽水 コンサート2016秋 「UNITED COVER 2」より) (Bonus Track)
    作詞:井上陽水/作曲:玉置浩二

ASIN B01N4IU4CD

通常盤(UPCH-5902)

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  1. 夢の中へ
  2. 女神
  3. 瞬き

ASIN B01N5K9XAH

カバー

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斉藤由貴バージョン

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「夢の中へ」
斉藤由貴シングル
B面 あなたの存在
リリース
ジャンル ハウス・ミュージック
シンセポップ[1]
レーベル ポニーキャニオン
作詞・作曲 井上陽水
プロデュース 崎谷健次郎
チャート最高順位
斉藤由貴 シングル 年表
Christmas Night
(1988年)
夢の中へ
(1989年)
Ave Maria〜Who
(1989年)
試聴
夢の中へ - ポニーキャニオン提供のYouTubeアートトラック
EANコード

EAN 4988013074231(CD版)
EAN 4988013032118(EP版)

EAN 4988013316652(カセット版)
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崎谷健次郎によるプロデュースにより、斉藤由貴は「夢の中へ」を自身13枚目となるシングルとしてカバーした。1989年4月21日にリリースされた。ハウス・ミュージックを採り入れ、往年の日本人シンガーソングライターの歌唱曲を、ポップス歌手がカバーする流行の先駆けとなった。

バックコーラスには、女性デュオのBaBeが参加した。また、デビュー以来ずっとロングだった髪をバッサリと切り、セミロングにしたCDジャケットのヴィジュアル・プロデュースも崎谷が手がけた。さらに斉藤は歌唱時に自身が考案したという、手足を前後にぶらぶら動かしながら歌唱する奇妙な振り付けのダンスを披露した[4]

本人も出演した日本テレビ系ドラマ『湘南物語』の主題歌であった。NECパーソナルコンピューターのCMソングとしても使用された。

CDシングル(S9A1007 ASIN B00005FWED)とアナログ盤(6A1095 ASIN B01HRILHF4)とカセット(9P10007 ASIN B00005L16R)の3媒体が発売された。オリコンの集計では、シングル売り上げ枚数が初めて40万枚を突破し、現時点では同曲が斉藤由貴の最大のセールスを記録している[4][5]

また、2007年11月28日にはリテイクされ、「悲しみよこんにちは (21st century ver.)」のカップリングとして「夢の中へ (21st century ver.)」がリリースされた。

斉藤由貴バージョンの収録曲

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  1. 夢の中へ
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:崎谷健次郎
  2. あなたの存在
    作詞:斉藤由貴/作曲・編曲:崎谷健次郎

※カセット版にはカラオケバージョンを収録。

メディアでの使用

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土曜グランド劇場『湘南物語』主題歌。

映画『ゴジラvsビオランテ』の劇中、ゴジラが大阪に上陸する直前に、斉藤由貴本人が大阪城ホールで歌おうとして中断し、観客へ避難を呼びかけるシーンがある。さらに峰岸徹演じる権藤吾郎が歌を口遊むシーンがある。

2007年のテレビ朝日スペシャルドラマ『生きる』で挿入歌として使用された。

『彼氏彼女の事情』バージョン

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「夢の中へ」
榎本温子鈴木千尋シングル
B面 S・O・S
リリース
レーベル スターチャイルドキングレコード
作詞・作曲 井上陽水
榎本温子鈴木千尋 シングル 年表
夢の中へ
(1998年)
-
EANコード
EAN 4988003223120
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テレビ東京系アニメ『彼氏彼女の事情』のエンディング主題歌として、主演声優の榎本温子鈴木千尋のデュエットによりカバーされた。2004年12月15日には「天使のゆびきり」と共にまとめられたマキシシングルが再発売されている。なお、オリジナル盤でのC/W曲(再発売盤にも収録)はピンクレディーの「S・O・S」のカバーである。

彼氏彼女の事情バージョンの収録曲

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  • 1998年版(KIDA-173)

ASIN B00005F8MY

  1. 夢の中へ
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:光宗信吉/歌:榎本温子・鈴木千尋
  2. S・O・S
    作詞:阿久悠/作曲:都倉俊一/編曲:光宗信吉/歌:渡邉由紀山本麻里安
  3. 夢の中へ(カラオケ)
  4. S・O・S(カラオケ)
  • 2004年再発売版(天使のゆびきり/夢の中へ)(KICM-3087)

EAN 4988003305444/ASIN B000657PHU

  1. 天使のゆびきり
    作詞:藤井フミヤ/作曲・編曲:有賀啓雄/歌:福田舞
  2. 夢の中へ
    作詞・作曲:井上陽水/編曲:光宗信吉/歌:榎本温子・鈴木千尋
  3. FUN^2
    作詞:藤井フミヤ/作曲・編曲:有賀啓雄/歌:福田舞
  4. S・O・S
    作詞:阿久悠/作曲:都倉俊一/編曲:光宗信吉/歌:渡邉由紀・山本麻里安

その他のカバー

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収録作品は初出のもののみ記載する。

使用例

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脚注

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出典

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  1. ^ 斉藤由貴 – 夢の中へ (1989, Vinyl)”. Discogs. 2023年5月20日閲覧。
  2. ^ 夢の中へ|斉藤由貴”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年5月20日閲覧。
  3. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.39.
  4. ^ a b 【1989年5月】夢の中へ/あの独特な振り付けで斉藤由貴最大のヒット曲に”. スポーツニッポン (2011年5月10日). 2024年1月3日閲覧。
  5. ^ 斉藤由貴のシングル売上TOP13作品”. ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月3日閲覧。
  6. ^ “依布サラサが父・井上陽水の「夢の中へ」をボサノバカバー”. 音楽ナタリー. (2016年9月9日). https://natalie.mu/music/news/201262 2016年9月9日閲覧。 
  7. ^ コミケの新ジングル決定 一斉点検ソングが……かわいい、ITmedia、2013年5月23日 14時41分。

外部リンク

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