C100M

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au C100M
キャリア au
製造 モトローラ
発売日 2000年8月上旬
概要
音声通信方式 cdmaOne
(800MHz)
データ通信方式 無し
形状 折りたたみ型
サイズ 88 × 47 × 24 mm
質量 90 g
連続通話時間 180分
連続待受時間 約130時間
外部メモリ なし
赤外線通信機能 なし
テザリング なし
Bluetooth なし
外部接続 不明
メインディスプレイ
方式 モノクロ液晶
解像度 不明
サイズ 不明
表示色数 不明
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
なし
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
ブラック
ホワイト
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

C100Mモトローラ社 (現・モトローラ・モビリティ) の製造によって、携帯電話サービスブランドauを展開していたIDODDIセルラー (いずれも現・KDDI) より発売された第二世代携帯電話(cdmaOne)端末である。

概要[編集]

当時、IDOとDDIセルラー共同で既に全国統一ブランドとして展開していたauブランドからの発売となった。

デザインはTACS対応端末としてラインナップされていたstarTac英語版 シリーズ[1]を彷彿とさせるコンパクトでシンプルな折りたたみ型のスタイルが特徴。

機能面では、当時発売の端末群では標準化が進められていたEZwebPacketOne (データ通信)、Cメール、といった機能が非対応で、音声通話のみというシンプルさが特徴。[2]

着信音は、トーンが4種類・メロディが6曲使用でき、自作曲が10曲登録可能だった。

2012年7月22日、本機の対応するcdmaOneサービス終了に伴い、携帯電話としての使用が出来なくなった。

幻の「C306M」[編集]

C100Mの発売前後、C306Mという型番の端末の存在が主にインターネット上で囁かれていた。 実際、C100Mの電気通信端末機器審査協会(JATE)認定[3]のおよそ4ヶ月前の2000年2月頃、C306Mという型番の端末がJATEの認定を受けている [4]。 C100Mとの関係については、筐体を共有する機能違いの端末と思われる[5]。 結局この端末は発売されず、auの端末ラインアップにおいても「306」番は欠番となっている。

発売されなかった理由についてはメーカー及びキャリアからの公式発表は無いが、「C306Mとして企画された端末の開発が上手く行かなかったため、EZwebなどのデータ通信機能を廃しTACS利用者のcdmaOne移行用の端末として再企画されたのがC100M」などと噂されている[6]。 ただ、メーカーの手によってTVCMまで作られている[7]ため、少なくともかなりの段階まで発売の準備が進んでいただろう事が窺える。

脚注[編集]

  1. ^ IDOでは「T217」、DDIセルラーでは「HP-40M」として発売された。
  2. ^ 端末名の元にもなった「C100」番台はcdmaOne初期のEZweb非対応の端末にも付与されていた。
  3. ^ 2000年6月1日〜2000年6月15日認定 電気通信端末機器審査協会(JATE)ウェブサイト
  4. ^ 2000年2月16日〜2000年2月29日認定 電気通信端末機器審査協会(JATE)ウェブサイト
  5. ^ 「C300」番台の端末名から当時のau端末の型番ルールに当てはめると、EZwebに対応していたと考えられる。
  6. ^ Auの主な携帯電話端末納入メーカー#モトローラ(モトローラ・モビリティ)
  7. ^ http://www.adforum.com/creative-work/ad/player/6709/hippo/motorola-japan-ltd "HIPPO" MOTOROLA JAPAN LTD - adforum

関連項目[編集]

外部リンク[編集]