W44K

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au W44K・W44K II・W44K II Z
キャリア au
製造 京セラ
発売日 W44K2006年11月23日
W44K II2007年5月30日
W44K II Z(カメラなし)2007年10月25日
概要
OS REX OSKCP
CPU Qualcomm MSM6550
225MHz
音声通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xMC)
800MHz[1]/2GHz
データ通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xEV-DO Rel.0)
形状 折りたたみ型
サイズ 103 × 51 × 15.3 mm
質量 118 g
連続通話時間 190分
連続待受時間 260時間
(移動と静止の組合せ)
外部メモリ microSD(2GB)
日本語入力 Advnced Wnn V2 Ex
FeliCa なし
赤外線通信機能 IrDA
Bluetooth なし
放送受信機能 FM放送対応
備考 1.メイン・サブ画面にコーニング社製の「ゴリラガラス」を使用
2.本体背面にステレオスピーカーを搭載
3.W44Kのスティルネスシルバー、W44K IIのフォーミーホワイトにビジネスソリューション専用のアプリがプリインストールされた法人向け仕様が存在する。なお法人向け仕様は一般ユーザーは入手することはできない。
4. SAR値:0.207W/kg(W44K)
0.210W/kg(W44K II)[2]
メインディスプレイ
方式 TFT全透過型ASV液晶
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.4インチ
表示色数 26万色
サブディスプレイ
方式 白色有機ELディスプレイ
解像度 96×39ドット
サイズ 0.76インチ
表示色数
メインカメラ
画素数・方式 201万画素CMOS
機能 オートフォーカス
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
スティルネスシルバー
(Stillness Silver)
(W44K)
フレグラントピンク
(Fragrant Pink)
(W44K)
ラストラスブラック
(Lustrous Black)
(W44K)
ブレイシングブルー
(Bracing Blue)
(W44K II)
フォーミーホワイト
(Foamy White)
(W44K II)
プレシードブラウン
(Placid Brown)
(W44K II)
クリアシルバー
(Clear Silver)
(W44K IIカメラなし)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

W44K(だぶりゅーよんよんけー)ならびにW44K II(だぶりゅーよんよんけーつー)は、京セラが開発したKDDIおよび沖縄セルラー電話auブランドで販売されていたCDMA 1X WIN(後のau 3G)対応携帯電話である。

特徴[編集]

厚みは15ミリで、2006年10月当時の時点で最薄。この薄さは京セラが独自にユーザーが使いやすい薄さを調べ上げた「ベストスリムゾーン思想」に基づいている。「ベストスリムゾーン思想」の範囲は薄さ14ミリ~16ミリである。

音楽などのWINの標準サービスに対応している。「おサイフケータイ(EZ Felica)」や「LISMOビデオクリップ」には対応していない。

発売以来常にケータイ売り上げランキングの上位を維持していた。また、2007年5月30日よりそのセカンドモデルにあたる「W44K II」が発売され、同年10月25日には法人をターゲットとした「W44K IIカメラなしモデル」(正式型番:W44K II Z)が発売された。「W44K IIカメラなしモデル」の場合本体色はクリアシルバーのみとなる。「W44K」とは、ワンタッチ発信機能の搭載とキーデザイン、アドレス帳保存件数が700件から1000件に増加した点が異なる。

沿革[編集]

  • 2006年(平成18年)8月28日 - KDDI、および京セラより公式発表。
  • 2006年11月23日 - 順次発売。
  • 2007年(平成19年)5月30日 - W44K IIが全国にて一斉発売。
  • 2007年6月 - W44K販売終了。
  • 2007年10月25日 - W44K IIカメラなしモデルが全国にて一斉発売。
  • 2007年11月 - W44K II販売終了。
  • 2008年(平成20年)3月 - W44K IIカメラなしモデル販売終了。
  • 2012年(平成24年)7月22日 - L800MHz帯(旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3)エリアによるサービスの停波。それ以降は2GHz(CDMA Bandclass 6)帯エリアのサービスのみの利用となる。


対応サービス[編集]

W44K/K IIからの発展機種[編集]

  • A5526K
    • 「W44K/K II」をベースにコストを削り本体を更に薄くし、CDMA 1X向けに特化した。事実上「W44K/K II」のCDMA 1X版にあたる。
  • W53K
  • W61K
    • 主に女性ユーザーを対象とする端末で「W44K/K II」をベースに本体の奥行に少し厚みを持たせてコンパクト化し、LISMOビデオクリップやEZ Felica、オープンアプリプレイヤー、EZケータイアレンジに対応するものの、先行発売されたW53K同様EZ・FMやHello Messenger等のサービスには対応しておらず、本体の奥行が17.8mm(最厚部は18.0mm)もあるため、同社の「ベストスリムゾーン思想」には含まれない。
  • W64K
    • 「W53K」の後継およびそのマイナーチェンジ版にあたる端末。
  • W65K
    • 「W61K」の後継でワンセグや日常生活防水に対応した端末。同キャリア向けとしてはmicroSDHCカードに初めて対応。最大4GBまで。

関連項目[編集]

[編集]

  1. ^ 2012年(平成24年)7月23日より利用不可
  2. ^ カメラなしモデルを含む。

外部リンク[編集]